JP2009185903A - センサ付き転がり軸受装置 - Google Patents
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- F16C2360/00—Engines or pumps
- F16C2360/44—Centrifugal pumps
- F16C2360/45—Turbo-molecular pumps
Abstract
【課題】センサが、着磁パルサーに対してより精密に位置決めされ、かつ、製造コストが低くてコンパクトなセンサ付き転がり軸受装置を提供すること。
【解決手段】外輪3の内周面に内嵌されて固定された金属製の環状のスリンガ50と、内輪2の外周面に外嵌されて固定された金属製の環状の芯金部材51との間を弾性部材52によって密封する。上記芯金部材51の外周面に、着磁パルサー41を固定する。
【選択図】図2
【解決手段】外輪3の内周面に内嵌されて固定された金属製の環状のスリンガ50と、内輪2の外周面に外嵌されて固定された金属製の環状の芯金部材51との間を弾性部材52によって密封する。上記芯金部材51の外周面に、着磁パルサー41を固定する。
【選択図】図2
Description
本発明は、センサ付き転がり軸受装置に関する。
従来、センサ付き転がり軸受装置としては、特開2006−183712号公報(特許文献1)に記載されている車輪用転がり軸受装置がある。
この車輪用転がり軸受装置は、外輪、内輪、複数の玉、ABSセンサ装置、環状の金属製の第1板材、環状の金属製の第2板材、環状の金属製の第3板材、および、環状の弾性部材を備える。
上記複数の玉は、外輪の軌道溝と内輪の軌道溝との間に、保持器によって保持された状態で、互いに間隔をおいて配置されている。
上記第1板材は、外輪の内周面に固定されている一方、上記第2板材は、内輪の外周面に固定されている。また、上記第3板材は、第1筒状部と、第1筒状部の径方向の外方に位置する第2筒状部とを有し、上記第1筒状部は、上記第2板材の外周面の一部に固定されている。
上記弾性部材は、上記第1板材に固着されている。上記弾性部材は、複数のシールリップを有し、各シールリップは、第2板材または第3板材に摺接するようになっている。
上記ABSセンサ装置は、ABSセンサと、着磁パルサーとを有している。上記ABSセンサは、外輪に対して静止している。上記着磁パルサーは、上記第3板材の上記第2筒状部の外周面に固定されている。上記ABSセンサは、外輪の径方向に上記着磁パルサーに重なる位置に配置されている。
このような背景において、ABSセンサを、着磁パルサーに対してより精密に位置決めし、回転速度をより正確に測定したいという要請がある。また、車輪用転がり軸受装置の製造コストを低減すると共に、車輪用転がり軸受装置をよりコンパクトにしたいという要請がある。
特開2006−183712号公報
そこで、本発明の課題は、センサが、着磁パルサーに対してより精密に位置決めされ、かつ、製造コストが低くてコンパクトなセンサ付き転がり軸受装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明のセンサ付き転がり軸受装置は、
外周面に軌道面を有する第1軌道部材と、
内周面に軌道面を有する第2軌道部材と、
上記第1軌道部材の上記軌道面と、上記第2軌道部材の上記軌道面との間に配置された複数の転動体と、
上記第1軌道部材の上記外周面に固定された金属製の環状の第1板材と、
上記第2軌道部材の上記内周面に固定された金属製の環状の第2板材と、
上記第1板材と上記第2板材との間を密封する弾性部材と、
上記第1板材の外周面に固定された着磁パルサーと、
上記第2軌道部材に対して静止していると共に、上記着磁パルサーに上記着磁パルサーの径方向に重なる位置に配置されたセンサと
を備えることを特徴としている。
外周面に軌道面を有する第1軌道部材と、
内周面に軌道面を有する第2軌道部材と、
上記第1軌道部材の上記軌道面と、上記第2軌道部材の上記軌道面との間に配置された複数の転動体と、
上記第1軌道部材の上記外周面に固定された金属製の環状の第1板材と、
上記第2軌道部材の上記内周面に固定された金属製の環状の第2板材と、
上記第1板材と上記第2板材との間を密封する弾性部材と、
上記第1板材の外周面に固定された着磁パルサーと、
上記第2軌道部材に対して静止していると共に、上記着磁パルサーに上記着磁パルサーの径方向に重なる位置に配置されたセンサと
を備えることを特徴としている。
本発明によれば、第2軌道部材に固定された第2板材との間を弾性部材によって密封され、かつ、第1軌道部材の外周面に固定された第1板材の外周面に、着磁パルサーを固定しているから、従来の構成、すなわち、内輪の外周面に固定された第2板材の外周面に固定された第3板材の外周面に着磁パルサーを固定する構成と比較して、内輪に対する着磁パルサーの相対位置を、一の板材の厚さの加工公差分だけ精密に位置決めできる。
したがって、このことに起因して、センサと、着磁パルサーとのクリスタルギャップを、より精密に設定できて、より精密に回転速度を検出できる。
また、本発明によれば、上記従来の構成と比較して、金属製の板材の数が一つ少ないから、製造コストが小さくなる。また、一の板材の厚さ分、径方向の寸法を小さくすることができて、配置スペースを小さくすることができる。
また、一実施形態では、
上記着磁パルサーは、上記第1板材において上記第1軌道部材の上記外周面に固定されている部分の外周面に固定され、
上記弾性部材は、上記着磁パルサーの軸方向の上記転動体側とは反対側に位置している。
上記着磁パルサーは、上記第1板材において上記第1軌道部材の上記外周面に固定されている部分の外周面に固定され、
上記弾性部材は、上記着磁パルサーの軸方向の上記転動体側とは反対側に位置している。
上記実施形態によれば、上記着磁パルサーが、上記第1板材において上記第1軌道部材の上記外周面に固定されている部分の外周面に固定されているから、上記第1軌道部材の外周面に対する着磁パルサーの相対位置を、更に、正確に位置決めすることができる。したがって、センサと、着磁パルサーとのクリスタルギャップを、更に精密に設定できる。
本発明のセンサ付き転がり軸受装置によれば、第1軌道部材の外周面に固定され、第2軌道部材の内周面に固定された第2板材との間を弾性部材によって密封される第1板材の外周面に、着磁パルサーを固定しているから、従来の構成、すなわち、内輪の外周面に固定された第2板材の外周面に固定された第3板材の外周面に着磁パルサーを固定する構成と比較して、内輪に対する着磁パルサーの相対位置を、一の板材の厚さの加工公差分だけ精密に位置決めできる。したがって、このことに起因して、センサと、着磁パルサーとのクリスタルギャップを、より精密に設定できて、より精密に回転速度を検出できる。
また、本発明のセンサ付き転がり軸受装置によれば、上記従来の構成と比較して、板材の数が一つ少ないから、製造コストが小さくなると共に、一の板材の厚さ分、径方向の寸法を小さくすることができて、配置スペースを小さくすることができる。
以下、本発明を図示の形態により詳細に説明する。
図1は、本発明のセンサ付き転がり軸受装置の第1実施形態である駆動輪用の車輪用転がり軸受装置の軸方向の断面図である。
この車輪用転がり軸受装置は、駆動輪用ハブ(以下単に、ハブという)1、内輪2、外輪3、転動体としての複数の第1の玉4、転動体としての複数の第2の玉5、および、シール一体型ABSセンサ装置10を備える。上記ハブ1および内輪2は、第1軌道部材を構成し、外輪3は、第2軌道部材を構成している。
上記ハブ1は、筒部材で、内周面の一部に雌スプライン14を有し、この雌スプライン14は、図示しない等速ジョイントのスプライン軸にスプライン嵌合するようになっている。
上記ハブ1は、小径軸部19と、大径軸部20とを有している。上記大径軸部20は、小径軸部19に段部18を介して連なると共に、小径軸部19の外径よりも大きい外径を有している。上記大径軸部20の外周面は、軌道面としてのアンギュラ型の軌道溝を有している。この軌道溝の外径は、小径軸部19から離れるにしたがって、大きくなっている。
上記ハブ1は、軸方向の大径軸部20側の端部に、ロータ(あるいは車輪)(図示せず)を取り付けるためのロータ取付用のフランジ(あるいは車輪取付用のフランジ)22を有している。
上記内輪2は、ハブ1の小径軸部19の外周面に外嵌されて固定されている。上記内輪2の軸方向の大径軸部20側の端面は、上記段部18に当接している。上記内輪2は、その外周面に軌道面としてのアンギュラ型の軌道溝を有している。この軌道溝の外径は、大径軸部20から離れるにしたがって、大きくなっている。
上記外輪3は、内軸1の小径軸部19および大径軸部20の径方向の外方に位置している。上記外輪3の内周面は、軌道面としてのアンギュラ型の第1軌道溝と、軌道面としてのアンギュラ型の第2軌道溝とを有している。上記第1軌道溝は、内輪2の軌道溝に径方向に対向し、上記第2軌道溝は、ハブ1の軌道溝に径方向に対向している。
上記複数の第1の玉4は、内輪2の軌道溝と、外輪3の第1軌道溝との間に、保持器によって保持された状態で、周方向に互いに間隔をおいて配置されている。また、上記複数の第2の玉5は、ハブ1の軌道溝と、外輪3の第2軌道溝との間に、保持器によって保持された状態で、周方向に互いに間隔をおいて配置されている。
上記シール一体型ABSセンサ装置10は、密封装置(シール装置)と、ABSセンサ装置と、樹脂材料の鋳物である樹脂モールド部とを有している。上記密封装置およびABSセンサ装置は、図1に25で示す領域、すなわち、シール一体型ABSセンサ装置10において、外輪3の軸方向のフランジ22側とは反対側の端部の内周面よりも径方向の内方に位置する領域に配置されている。上記密封装置は、外輪3と内輪2との間を密封している。
図2は、図1に25で示す領域25、および、その領域25の近傍の軸方向の断面図である。
図2を参照して、密封装置は、第2板材としての金属製の環状のスリンガ50と、第1板材としての金属製の環状の芯金部材51と、弾性部材52とを有する。また、上記ABSセンサ装置は、センサの一例としてのABSセンサ40と、着磁パルサー41とを有する。
上記スリンガ50は、第1筒部71、第2筒部72、第1円板部73および第2円板部74を有する。上記第1筒部71および第2筒部72は、略外輪3の軸方向に延在している一方、第1円板部73および第2円板部74は、略外輪3の径方向に延在している。
上記第1筒部71の外周面は、外輪3のフランジ22側とは反対側の端部の内周面76に、締まり嵌めにより内嵌されて固定されている。上記第1円板部73は、第1筒部71の軸方向のフランジ22側の端部から径方向の内方に延在している。上記第2筒部72は、第1円板部73の径方向の内方の端部から軸方向のフランジ22側とは反対側に延在している。上記第2筒部72の軸方向の寸法は、第1筒部71の軸方向の寸法よりも長くなっている。上記第2円板部74は、第2筒部72の軸方向のフランジ22側(第1円板部73側)とは反対側の端部から径方向の内方に延在している。
上記芯金部材51は、第1筒部81、第2筒部82、第1円板部83および第2円板部84を有する。上記第1筒部81および第2筒部82は、略外輪3の軸方向に延在している一方、第1円板部83および第2円板部84は、略外輪3の径方向に延在している。
上記第1筒部81の内周面は、内輪2のフランジ22側とは反対側の端部の外周面(内輪2のフランジ22側とは反対側の軌道肩部の外周面)に、締まり嵌めにより外嵌されて固定されている。上記第1円板部83は、第1筒部81の軸方向のフランジ22側とは反対側の端部から径方向の内方に延在している。上記第1円板部83の軸方向のフランジ22側の端面の大部分は、内輪2の軸方向のフランジ22側とは反対側の端面に当接している。
図2に示すように、上記内輪2のフランジ22側とは反対側の軌道肩部の外周面において、フランジ22側とは反対側に位置する角部は、面取りされている。このようにして、芯金部材51を、内輪2に容易かつ確実に固定するようにしている。
上記第2筒部82は、第1円板部83の径方向の内方の端部から軸方向のフランジ22側とは反対側に延在している。上記第1筒部81の軸方向の長さと、第2筒部82の軸方向の長さとの和は、スリンガ50の第2筒部72の長さよりも短くなっている。上記第2円板部84は、第2筒部82の軸方向のフランジ22側(第1円板部73側)とは反対側の端部から径方向の外方に延在している。
上記第2円板部84は、フランジ50の第2円板部74に対して、略平行な状態になっている。上記第2円板部84の径方向の外方の大部分は、フランジ50の第2円板部74に軸方向に重なっている。上記第2円板部84の径方向の外方の大部分と、フランジ50の第2円板部74とは、間隔をおいた状態で軸方向に対向している。
上記弾性部材52は、芯金部材51の第2円板部84の軸方向のフランジ22側とは反対側の端面の径方向の外方の部分、および、第2円板部84の径方向の外方の端面に固着されている。
上記弾性部材52は、第1ラジアルリップ90、第2ラジアルリップ91、および、アキシアルリップ92を有している。上記第1および第2ラジアルリップ90,91は、スリンガ50の第2筒部72の内周面に摺接する一方、アキシアルリップ92は、スリンガ50の第2円板部74の軸方向のフランジ22側の端面に摺接するようになっている。
図2に示すように、上記シール一体型ABSセンサ装置10の樹脂モールド部60は、スリンガ50における、第1筒部71、第1円板部73および第2筒部72に囲まれた領域に、隙間無く充填された部分であるスリンガ充填部94を有している。
上記ABSセンサ装置のABSセンサ40は、このスリンガ充填部94の内部に、センサ面を径方向の内方に向けた状態で、配置されている。上記ABSセンサ40は、外輪3に対して静止している。
上記ABSセンサ40のセンサ面は、内輪2の軌道肩部および芯金部材51の第1筒部81に径方向に重なっている。一方、上記ABSセンサ装置の着磁パルサー41は、環状部材であって、芯金部材51の第1筒部81の外周面に締まり嵌めにより外嵌されて固定されている。すなわち、上記着磁パルサー41は、芯金部材51において内輪2の外周面(詳しくは、内輪2の軌道肩部の外周面)に固定されている部分である第1筒部81の外周面に固定されている。上記着磁パルサー41の着磁面は、ABSセンサ40のセンサ面に径方向に対向している。
尚、詳述しないが、上記内輪2の軸方向のフランジ22側とは反対側の端面80には、図示しない等速ジョイントの一部が当接するようになっている。
上記第1実施形態のセンサ付き転がり軸受によれば、外輪3に固定されたスリンガ50との間を弾性部材52によって密封されていると共に、内輪2の外周面に固定された芯金部材51の外周面に、着磁パルサー41を固定しているから、従来の構成、すなわち、内輪の外周面に固定された金属製の環状の第2板材の外周面に外嵌固定された金属製の第3板材の外周面に着磁パルサーを固定する構成と比較して、内輪2に対する着磁パルサー41の相対位置を、一の板材の厚さの加工公差分だけ精密に位置決めできる。したがって、このことに起因して、ABSセンサ40と、着磁パルサー41とのクリスタルギャップを、より精密に設定できて、より精密に回転速度を検出できる。
また、上記第1実施形態のセンサ付き転がり軸受によれば、上記従来の構成と比較して、板材の数が一つ少ないから、製造コストが小さくなる。また、一の板材の厚さ分、径方向の寸法を小さくすることができて、配置スペースを小さくすることができる。
また、上記第1実施形態のセンサ付き転がり軸受によれば、上記着磁パルサー41が、芯金部材51において内輪2の外周面に固定されている部分の外周面に固定されているから、内輪2の外周面に対する着磁パルサーの相対位置を、更に、正確に位置決めすることができて、ABSセンサ40と、着磁パルサー41とのクリスタルギャップを、更に精密に設定できる。
尚、上記第1実施形態のセンサ付き転がり軸受装置では、弾性部材52が、内輪2に固定された芯金部材51に固着されると共に、外輪3に固定されたスリンガ50に対して摺動するようになっていたが、この発明では、弾性部材は、外輪にされた環状の芯金部材に固着されると共に、内輪に固定された環状のスリンガに対して摺動するようになっていても良い。
また、上記第1実施形態のセンサ付き転がり軸受では、転動体が玉4,5であったが、この発明では、センサ付き転がり軸受の転動体は、ころであっても良く、また、ころおよび玉を含んでいても良い。
また、上記第1実施形態のセンサ付き転がり軸受装置では、センサ付き転がり軸受装置が、駆動輪用の車輪用転がり軸受装置であったが、この発明のセンサ付き転がり軸受装置は、駆動輪用の車輪用転がり軸受装置に限らず、従動輪用の車輪用転がり軸受装置であっても良い。
図3は、本発明のセンサ付き転がり軸受装置の第2実施形態である従動輪用の車輪用転がり軸受装置の軸方向の一部の断面図であり、第2実施形態の従動輪用の車輪用転がり軸受装置における図2に対応する断面図である。
第2実施形態の車輪用転がり軸受装置では、第1実施形態の車輪用転がり軸受装置の構成部と同一構成部には同一参照番号を付して説明を省略することにする。また、第2実施形態の車輪用転がり軸受装置では、第1実施形態の車輪用転がり軸受装置と共通の作用効果および変形例については説明を省略することにし、第1実施形態の車輪用転がり軸受装置と異なる構成についてのみ説明を行うことにする。
第2実施形態の車輪用転がり軸受装置は、芯金部材51の第1筒部81でなくて、芯金部材51の第2筒部82を内輪102の軌道肩部の外周面に締まり嵌めにより外嵌して固定した点が、第1実施形態の車輪用転がり軸受装置と異なる。
従動輪用の車輪用転がり軸受装置においては、駆動輪用の車輪用転がり軸受装置と比較して、内輪102のフランジ側とは反対側の軌道肩部の外周面の軸方向の寸法が長い場合がある。
上記芯金部材51の第2筒部82を、内輪102の軌道肩部の外周面に固定するようにすると、このような場合においても、従来と比較して、内輪102に対して着磁パルサー41を、一の板材の厚さの加工公差分だけ精密に位置決めでき、また、板材を削減できて、製造コストを低減できる。尚、図3において、103は、外輪を示している。
上記第1および第2実施形態のセンサ付き転がり軸受装置では、センサ付き転がり軸受装置が、車輪用転がり軸受装置であったが、この発明のセンサ付き転がり軸受装置は、ターボ分子ポンプ等、車輪用転がり軸受装置以外の、回転速度が検出される如何なる軸受装置であっても良い。また、センサは、上記実施形態のように、車両のブレーキシステムと連動するABSセンサでなくても良く、着磁パルサーからの情報に基づいて回転速度を検出する機能を有しているセンサであれば、如何なるセンサでも良い。
1 ハブ
2,102 内輪
3,103 外輪
4,5 玉
10 シール一体型ABSセンサ装置
40 ABSセンサ
41 着磁パルサー
50 スリンガ
51 芯金部材
52 弾性部材
60 樹脂モールド部
2,102 内輪
3,103 外輪
4,5 玉
10 シール一体型ABSセンサ装置
40 ABSセンサ
41 着磁パルサー
50 スリンガ
51 芯金部材
52 弾性部材
60 樹脂モールド部
Claims (2)
- 外周面に軌道面を有する第1軌道部材と、
内周面に軌道面を有する第2軌道部材と、
上記第1軌道部材の上記軌道面と、上記第2軌道部材の上記軌道面との間に配置された複数の転動体と、
上記第1軌道部材の上記外周面に固定された金属製の環状の第1板材と、
上記第2軌道部材の上記内周面に固定された金属製の環状の第2板材と、
上記第1板材と上記第2板材との間を密封する弾性部材と、
上記第1板材の外周面に固定された着磁パルサーと、
上記第2軌道部材に対して静止していると共に、上記着磁パルサーに上記着磁パルサーの径方向に重なる位置に配置されたセンサと
を備えることを特徴とするセンサ付き転がり軸受装置。 - 請求項1に記載のセンサ付き転がり軸受装置において、
上記着磁パルサーは、上記第1板材において上記第1軌道部材の上記外周面に固定されている部分の外周面に固定され、
上記弾性部材は、上記着磁パルサーの軸方向の上記転動体側とは反対側に位置していることを特徴とするセンサ付き転がり軸受装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008026463A JP2009185903A (ja) | 2008-02-06 | 2008-02-06 | センサ付き転がり軸受装置 |
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JP2009185903A true JP2009185903A (ja) | 2009-08-20 |
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