JP2009185467A - 開閉補助機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】扉を、駆動手段に蓄積した駆動力により閉じる途中から閉位置まで引き込むとともに、閉位置から開方向へ押し出すことにより操作性及び外観を向上する。
【解決手段】本発明の開閉補助機構は扉Bを本体Aの開口を閉じる閉位置と開放する開位置とに切り換える構造に用いられる。機構特徴は、扉Bを閉じる途中で駆動力を蓄積し、該蓄積された駆動力の一部で扉を前記閉位置に引き込み可能にし、残りの駆動力で扉を前記閉位置から開方向へ押し出し可能にする駆動手段2と、扉Bを前記閉位置から開方向へ押し出すための駆動手段1の駆動力に抗して該扉を該閉位置に係止し、かつ扉の閉方向への押し操作により前記係止を解除する係止手段6とを備えている。
【選択図】図6

Description

本発明は、扉を開閉する開閉機構のうち、特に扉を閉じる途中から閉位置まで自動的に引き込むようにした開閉補助機構に関する。
特許文献1の開閉補助機構(ロック装置付きクローザー)は、扉(開き戸)の開閉方向へ向かって移動される移動部材と、扉を開方向に移動するときに弾性を蓄積し、該蓄積した弾性により前記移動部材を扉の閉方向へ移動させる弾性部材と、地震時に移動部材をロックすることで扉の開放を規制するロック手段と、前記移動部材に設けられて前記弾性部材に蓄積された弾性により扉を閉方向へ移動可能にするガイド部材とを備えている。作動特徴は、扉の開状態で弾性部材に弾性が蓄えられること、扉が閉じる途中から弾性部材に蓄えられた弾性により閉位置まで引き込まれること、該引き込み速度が制動されて扉をゆっくり閉位置に切り換えること、地震時にロック手段により扉の開放が規制されること、等にある。
特開2004−353417号公報
以上の開閉補助機構では、まず、ロック手段が地震時以外には作動しないため平時も扉を閉位置に係止(ロック)する場合はそのロック手段を別途必要となる。また、引き込み用弾性つまり駆動力を蓄えるため扉の開き時にばね力に抗して開操作しなくてはならず、また、駆動力の蓄積後の開操作時にはばね力が働かなくなるため操作感が大きく変化して、高級感に欠けたり違和感を与え易い。しかも、扉が閉位置から押し出されないため扉に操作用取ってが必要となる。なお、押し操作により扉を開方向へ押し出す機構としては、従来からマグネットラッチなどが知られているが、そのような機構は、扉を僅かに開き方向に押し出すだけであり、単に当該機構を追加しても、扉を引き込むための駆動力を蓄積できるものではない。
本発明の目的は、以上のような課題を解消して、扉を、駆動手段に蓄積した駆動力により閉じる途中から閉位置まで引き込むとともに、閉位置から開方向へ押し出すことにより操作性及び外観を向上することにある。他の目的は、通常時(及び地震時に共に)に作動する係止手段を標準装備することにより、高品質や高級感を経費を抑えて付与することにある。
上記目的を達成するため本発明の開閉補助機構は、扉を本体の開口を閉じる閉位置と開放する開位置とに切り換える構造に用いられるものであって、前記扉を閉じる途中で駆動力を蓄積し、該蓄積された駆動力の一部で前記扉を前記閉位置に引き込み可能にし、残りの駆動力で前記扉を前記閉位置から開方向へ押し出し可能にする駆動手段と、前記駆動手段の前記扉を前記閉位置から開方向へ押し出すための駆動力に抗して該扉を該閉位置に係止し、かつ前記扉の閉方向への押し操作により前記係止を解除する係止手段とを備えていることを特徴としている。
以上の開閉補助機構において、本体としては、収納本体、各種家具や棚などの収容部、各種装置本体などを含む。扉は、開き戸、リッド、カバーなどを含み、本体に対しヒンジ等を介して開口を閉じる閉位置と開口を開放する開位置とに切り換えられるものであればよい。駆動手段と係止手段は、作動連結ないしは連携されており、係止手段が扉を閉位置に係止し、該係止を扉の更なる閉方向への押し操作により係止解除すると、駆動手段に蓄積された駆動力のうち、該駆動力から引き込み用として使った残りの駆動力で扉を閉位置から開方向へ押し出すようにする。
以上の本発明は次のように具体化されることがより好ましい。すなわち、
(ア)請求項1において、前記駆動手段は、ハウジングと、前記ハウジングに回動可能に軸支されたキャッチャーと、前記ハウジング内に設けられた旋回溝と、前記キャッチャーの回動に連動して前記旋回溝に沿って摺動されるピン部材と、一端が前記ハウジング側に固定され他端が前記ピン部材に固定された付勢部材とからなる構成である(請求項2)。
(イ)請求項2において、前記係止手段は、前記ハウジング側に摺動可能に配置されているロック部材と、前記ロック部材を付勢する付勢手段とを有し、前記ロック部材が前記付勢手段の付勢力により前記旋回溝の対応部に突出した状態で前記ピン部材を介して前記扉Bを係止し、前記付勢手段の付勢力に抗して退避した状態で前記係止を解除する構成である(請求項3)
(ウ)請求項2又は3において、前記キャッチャーは、前記扉に設けられたストライカーを摺動自在に嵌合する連結溝を有しており、前記旋回溝は、前記ピン部材を誘導して、前記付勢部材に前記駆動力を蓄積可能にする第1溝部と、前記扉を前記閉位置に引き込み可能にする第2溝部と、前記扉を前記閉位置から開方向へ押し出し可能にする第3溝部とを有している構成である(請求項4)。
(オ)請求項1から4の何れかにおいて、前記扉を前記蓄積した駆動力の一部で前記閉位置に引き込む際の扉引き込み速度を制動する緩衝手段を有している構成である(請求項5)。
(カ)請求項1から5の何れかにおいて、前記扉が前記係止手段により係止されている閉位置で、前記係止手段の係止が振動により不用意に解除されないよう阻止する誤作動防止手段を有している(請求項6)。
請求項1の発明では、作動特徴として、駆動手段が扉を開から閉じる途中で駆動力を蓄えること、その蓄積された駆動力の一部で扉を閉位置まで引き込むこと、係止手段が扉を閉位置に係止し、該係止を扉の更なる閉方向への押し操作により係止解除すること、係止解除されると扉が残りの駆動力で開方向へ押し出される。これにより、本発明の開閉補助機構は、例えば、特許文献1に比べて機構の多機能化が実現されて扉の開閉操作性を向上し、扉の取ってが不要となり、通常時に作動する係止手段を標準装備しているため高品質や高級感などを付与できる。
請求項2の発明では、駆動手段がハウジング、キャッチャー、旋回溝、ピン部材、付勢部材にて構成されることから、簡明であり実施容易となる。これに対し、請求項3の発明では、係止手段がロック部材及び付勢手段からなることから簡明であり、またロック部材がピン部材を介して扉を係脱するため係止解除と同時に扉を押し出し可能となる。
請求項4の発明では、扉が駆動手段に対しストライカーのキャッチャー側連結溝への嵌合により確実に作動連結されること、旋回溝が第1溝部〜第3溝部で構成されて明確に役割分担されていること、等によって良好な作動を期待できる。
請求項5の発明では、扉が緩衝手段によりゆっくりと閉位置に引き込まれるため、扉の跳ね返りや衝突音をなくして高級感を付与できる。これに対し、請求項6の発明では、係止手段が地震等の振動を受けても誤作動防止手段によって不用意に係止解除しないため、安全性にも優れたものとなる。
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面を参照して説明する。図1〜図12は形態例の開閉補助機構を示している。このうち、図1は適用例を示し、図2から図5は開閉補助機構の全体構成を示し、図6はカバーを外した要部構成を示し、図7と図8はカバー側の構成を示し、図9〜図12は作動を示している。各図では分かり易くするため一部を省略したり簡略化している。例えば、図9〜図10ではカバーを外しかつ係止手段だけを示した。図11ではカバーを外しかつ係止手段を想像線で示した。図12ではカバーを外しかつ係止手段の一部を省いた。図13〜図17は変形例を示している。以下の説明では、形態例の機構特徴、その作動、変形例の順に詳述する。
(機構特徴)この形態の開閉補助機構は、図1に例示されるように、扉Bが不図示のヒンジ部を介して収納装置側本体Aに回動可能に取り付けられて、収納装置側本体Aの開口を閉じる閉位置と、該開口を開放する開位置とに切り換えられる構造に用いられるものであって、扉Bを閉じる途中で駆動力を蓄積し、該蓄積された駆動力の一部で扉Bを閉位置に引き込み可能にし、残りの駆動力で扉Bを閉位置から開方向へ押し出し可能にする駆動手段2と、駆動手段2の扉Bを閉位置から開方向へ押し出すための駆動力に抗して該扉を該閉位置に係止し、かつ扉Bの閉方向への押し操作により前記係止を解除する係止手段6とを備えている。
なお、この例では、前記開閉補助機構が本体Aの収納空間を区画している上壁の内面側に取り付けられている。扉Bには、その開閉補助機構に対応部してストライカー7が設けられている。ストライカー7は、保持部70の上面に立設されており、保持部70の取付部70aを介して扉Bの内面側に装着された状態で、扉Bから所定寸法だけ離れかつ上向きに突出されている。
ここで、駆動手段2は、偏平なハウジング1と、ハウジング1に対し回動可能に軸支されているキャッチャー3と、ハウジング1内に設けられた旋回溝4と、キャッチャー3の回動に連動して旋回溝4,4Aに沿って摺動されるピン部材5と、一端がハウジング1側に固定され他端がピン部材5に固定された付勢部材71とからなる。
ハウジング1は、図6に示されるように、底壁10の周囲が前壁11と後壁12及び左右の側壁13,14で区画された上開口の容器状をなし、上開口がカバー20により閉じられる。前壁11には、キャッチャー3を出没可能にする窓11aが設けられている。底壁10には、窓11aの一部から後側に向かって切り欠かれた開口10aと、側壁13の手前に突出されたばね係止用掛止部10bと、略中央部に突出された略三角形のレバー受け用リブ10cと、後壁12の手前で左右略中間に突出されたGセンサー用規制部10dとが設けられている。また、底壁10には、窓11aの一部と対向しかつ前壁11の手前に位置してキャッチャー3を取り付ける取付部15と、取付部15の中心の取付孔と同心円上に配置された縦断面略コ形のガイド部16と、規制部10dの近くに位置して後述する応動部材28を取り付ける取付部17と、取付部17の手前で左右方向に平行に延びているダンパー用挟持部18とが設けられている。更に、底壁10には、旋回溝4がガイド部16の内側にあって、窓11aの先端縁側に対応部を接近した状態に設けられている。なお、符号1aはハウジング1自体を本体B側に取り付ける複数の取付孔である。
すなわち、取付部15にはキャッチャー3が回動可能に取り付けられる。このキャッチャー3は、概略平板状をなし、基端側に設けられて止め具55を挿通する挿通孔30と、先端外囲部に設けられてガイド部16のコ形内に摺動自在に嵌合する段差部31と、先端外周部の後側に突設されて後述するピストン式ダンパー9に当接する嘴状の突当部32と、前側に設けられた略L形部分で区画されてストライカー7と摺動自在に嵌合する連結溝33と、後側に沿って設けられてピン部材5を摺動自在に嵌合しているガイド溝34と、突出部32手前の上面に突設された押圧用凸部35とを有している。そして、キャッチャー3は、取付部15に対し後述するカバー20の取付孔25aから挿通されるねじ等の止め具55により枢支され、段差部31をガイド部16に嵌合した状態で水平方向に回動される。
この状態から、ガイド溝34には、ピン部材5が片側の径大部から串差しかつ抜け止め状態に配置される。ピン部材5は、図5のごとくシャフト50と、シャフト50の上下部に係合されて対応する旋回溝4A,4に嵌合する上筒52及び下筒53と、シャフト50の軸周りに配置されて上筒52及び下筒53を離間方向に付勢しているスプリング51と、上筒52及び下筒53の外周部分に装着された胴部材54とからなる。胴部材54は、底壁10の旋回溝4とカバー20の旋回溝4Aとの間の寸法を保ち、かつガイド溝34に対する嵌合部を形成している。そして、以上のピン部材5には付勢部材71が接続される。付勢部材71は、コイルばねなどであり、一端部が掛止部10bに固定され、他端部がピン部材5に固定される。なお、ピン部材5は簡略化しても差し支えない。
取付部17にはGセンサ8の応動部材28が揺動自在に取り付けられる。つまり、Gセンサ8は、応動部材28と、応動部材28を一方向に付勢している付勢ばね73とからなる。応動部材28は、一端部に装着された錘29を有し、左右の略中間がねじ等の止め具56により枢支されるとともに、コイル形の付勢ばね73により逆時計回りの方向へ付勢されている。そして、通常時は、錘29側の一端部が挟持部18の側面に突出された突出部18aに当接した状態となっている。地震等の振動を受けた場合は、図12のごとく一端側が規制部10dに当たるまで付勢ばね73の付勢力に抗して時計回りの方向へ回動される。
挟持部18同士の間にはピストン式ダンパー9が配置されている。このダンパー9は、シリンダー9a及び該シリンダーに緩やかに出没されるピストンロッド9bを有し、ピストンロッド9bが対応壁に突き当てられ、かつ、シリンダー9aが挟持部18,18同士の間に摺動可能に挟持された状態に配置されている。そして、ダンパー9は、図11のごとくシリンダー9aがキャッチャー3で押されると、ピストンロッド9bがシリンダー35内に没しながらキャッチャー3の回動速度を制動して扉Bを緩やかに引き込むようにする。
一方、旋回溝4(4A)は、底壁10と共にカバー20にも対向して設けられ、略ハート形又は三角形の島40と該島40より一回り大きなハート形又は三角形のリブとの間に区画されており、手前側から逆時計回りに第1溝部41、第2溝部42、第3溝部43により構成されている。第1溝部41は、窓11aの先端縁側に接近しており、ピン部材5を誘導して、付勢部材71に駆動力(付勢力と同じ)を蓄積可能にする部分である。第2溝部42は、ピン部材5を誘導して、扉Bを付勢部材71に蓄積された駆動力の一部により閉位置に引き込み可能にする部分である。第3溝部43は、付勢部材71に蓄積された駆動力のうち、引き込みに使用した後の残りの駆動力により扉Bを閉位置から開方向へ押し出し可能にする部分である。
カバー20は、図7及び図8に示されるように、周囲から下設した複数の連結片21を有し、ハウジング1の上開口を覆った状態で各連結片21をハウジング1側の対応する係止部などに係合し取り付けられている。この係合構造は、図4(b)に例示されるごとくハウジング1側に設けられた爪部1bに対し連結片21の係合穴21aを係脱するものである。カバー20には、中央部に略矩形の開口22が設けられ、該開口21に対応して係止手段6が付設されているとともに、ハウジング側旋回溝4と対向して設けられた旋回溝4Aと、ハウジング側取付部15と対向して設けられた取付部25及び上記止め具55を挿通するに挿通孔25aと、レバー用取付部26とが設けられている。
このうち、係止手段6は、扉Bをピン部材5を介して閉位置に係止するもので、ピン部材5に係脱するロック部材60と、ロック部材60を付勢する付勢手段としての付勢ばね72と、ロック部材60を付勢ばね72の付勢力に抗して係止解除方向へ移動可能にするレバー65とからなる。ロック部材60は、矩形板部61と、板部61の下面中間部に設けられて板部から突出されている爪部62と、板部61のうち爪部62の突出方向と反対側の端面に突出されている軸部63と、板部61の下面側にあって軸部63の手前に設けられた凹部64とを有している。そして、ロック部材60は、板部61がカバー内面側にあって開口21の両側に設けられた断面コ形の受け部23に対し摺動可能に嵌合保持され、また、付勢ばね72が軸部63と開口21側に設けられた軸部24とに支持されるよう配置されることにより、通常は旋回溝4,4Aの第3溝部43方向に付勢されている。
一方、レバー65は、基端側に設けられた取付孔66と、先端側の上面に突設された軸部67とを有している。そして、レバー65は、取付部26に対し取付孔66から通通されるねじ等の止め具27を介して回動可能に枢支されている。レバー65は、その枢支状態で軸部67が凹部64に摺動可能に嵌合され、それによりロック部材60に対し作動連結されている。すなわち、レバー65は、図11のごとく扉Bが閉位置に係止されている状態から、更に閉方向へ押操作されると、同方向へ回動されるキャッチャー側の凸部35で時計回りの方向へ押され、その結果、ロック部材60を軸部67及び凹部64の作動連結を介し、かつ付勢ばね72の付勢力に抗して係止解除方向つまり後退させる。この場合、レバー65は、リブ10cの対応部に先端側を下から支持されながらスムースに回動される。
(作動)以上の開閉補助機構の動作を図1と図6及び図9〜図12により説明する。
(ア)この開閉補助機構において、ストライカー7がキャッチャー3に作動連結していない状態では、図6及び図9に示すごとくピン部材5がキャッチャー側ガイド溝34を通って旋回溝4(4A)のうち第1溝部41の基端側に嵌合し、その状態が付勢部材71の最小の付勢力で保たれている。キャッチャー3は、連結溝33を形成している手前側部分がハウジング側窓11aから外へ突出されている。係止手段6は、ロック部材60が付勢ばね72の付勢力で旋回溝側へ移行され、爪部62の先端が第3溝部43のうち、第2溝部42との境目付近に突出していて、仮にピン部材5が第1溝部41から第2溝部42を通って移行してきたとしても爪部62に当たって規制される係止状態となっている。Gセンサ8は、応動部材28が付勢ばね71の付勢力で回動されて、錘29側の一端部が挟持部側突出部18aに当接した非検知状態となっている。ダンパー9は、シリンダー9aからピストンロッド9bを最大まで突出した初期状態となっている。
(イ)扉Bが図9から更に閉方向へ押し操作されると、ストライカー7がキャッチャー側の対応端面から連結溝33内に移行してギャッチャー3と作動連結され、キャッチャー3の止め具55を支点とした逆時計回り方向への回動を伴って、ストライカー7が開口10aを通ってハウジング1内に入り込む。ピン部材5は、キャッチャー3の回動によりガイド溝34から反力を受けながら該ガイド溝34に沿って摺動するとともに、第1溝部41の基端から第2溝部42側に向かってトレースする。これにより、開閉補助機構の主要部である駆動手段2は、ピン部材5の変位量に応じて付勢部材71に駆動力を蓄積する。蓄積される駆動力は、図10のごとくピン部材5が第1溝部41のうち第2溝部42の手前に達したときに最大つまり付勢部材71の全寸が最も長くなる。
(ウ)扉Bが図10の位置まで押し操作されると、キャッチャー3の突当部32がダンパー側シリンダー9aの端部に当接するとともに、ピン部材5が第2溝部42に入る。すると、この駆動手段2では、図11のごとくピン部材5が付勢部材71に蓄積された駆動力の一部によりロック部材側の爪部62に当たって規制されるまでキャッチャー3の回動を伴って第2溝部42に沿ってトレースする。これにより、扉Bは、キャッチャー3の回動、及びストライカー7と連結溝33との作動連結を介して閉位置まで自動的に引き込まれ、その閉状態が爪部62に対するピン部材5の係止により保持される。この場合、扉Bは、キャッチャー側突当部32がシリンダー9aを押してダンパー9により制動されながらゆっくりと引き込まれることになる。このため、この開閉補助機構では、開から閉位置への切り換えに伴う扉Bのバウンドや衝突音を確実に解消できる。
(エ)扉Bを再び開く場合は図11の状態から扉Bを更に閉方向へ押す。すると、キャッチャー3は、その押圧力によりストライカー7と連結溝33との作動連結を介して更に同方向へ回動し、その結果、キャッチャー側凸部35が係止手段側のレバー65を時計回りの方向へ押す。すると、レバー65は止め具27を支点として時計回りの方向へ回動される。同時に、ロック部材60は、軸部67及び凹部64の作動連結を介して、付勢ばね72の付勢力に抗しながら旋回溝4Aから離れる方向へ摺動されてピン部材5に対する係止を解除する。ピン部材5は、係止解除されると、前記付勢部材71に蓄積された駆動力のうち、前記引き込み用として使用した残りの駆動力で引っ張られて図11の係止位置から第3溝部43に沿って、図9の初期状態である第1溝部41の基端までトレースする。これにより、扉Bは、キャッチャー3の回動、及びストライカー7と連結溝33との作動連結を介して図9の開角度まで自動的に押し出される。図9の押し出し状態では、ストライカー7が連結溝33から嵌合解除されており、以降は扉Bと本体Aとの間に形成される隙間を利用して扉Bを更に開方向へ回動操作することになる。このため、この開閉補助機構では、扉Bを閉位置への押し操作により係止手段6の係止を解除し、かつ扉Bを閉位置から開方向へ所定角だけ押し出すことから、使い勝手を向上できるとともに、扉Bの取っ手を省いて外観見栄えも向上できる。
(オ)図12は扉Bが図11の閉位置に係止されている状態で振動を受けたときの作動を示している。すなわち、この開閉補助機構では、地震等のごとく外部から予期しない振動、特に振動として扉Bを開く方向の荷重が加わると、上記したGセンサ8がその荷重を検出し、応動部材8が図11の状態から図12のごとく付勢ばね73の付勢力に抗して時計回りの方向へ回動される。そして、応動部材8は、一端側が規制部10dに当接し、他端がキャッチャー側の突当部32と対向した状態となり、上記したロック部材60の係止解除への切り換えを不能にする。具体的には、応動部材8がキャッチャー3の逆時計回りの方向への回動を阻止し、その結果、上記した凸部35によるレバー65の押圧回動を防いで、ロック部材6を係止状態に保つ。換言すると、この開閉補助機構では、扉Bが付勢部材71の駆動力の一部により閉方向への回動途中から閉位置まで引き込まれ、引き込み完了と同時に係止手段6により閉位置で不用意に開かないよう係止されることに加え、振動が加わったときGセンサ8により係止手段6の誤作動を防止して閉位置に保持されるため安全性からも優れている。
(変形例)この変形例は、図13〜図17に示したように、上記形態に対しハウジング形状及び各部材の配置を変更したり、ダンパー構成を変更したり、Gセンサを省略した一例である。また、図13は図2に対応して示し、図14は全体の概略構成を示し、図15〜図17は図9〜図11に対応して示している。以下の説明では、上記形態と作用的に同じ部材及び部位に同一符号を付し、上記形態と異なる部材に新たな符号を付けることで重複した記載を極力省くことにする。
変形例の開閉補助機構は、扉Bが収納装置側本体Aの開口を閉じる閉位置と、該開口を開放する開位置とに切り換えられる構造に用いられるものであって、扉Bを閉じる途中で駆動力を蓄積し、該蓄積された駆動力の一部で扉Bを閉位置に引き込み可能にし、残りの駆動力で扉Bを閉位置から開方向へ押し出し可能にする駆動手段2と、駆動手段2の扉Bを閉位置から開方向へ押し出すための駆動力に抗して該扉を該閉位置に係止し、かつ扉Bの閉方向への押し操作により前記係止を解除する係止手段6とを備えている。また、駆動手段2は、上開口がカバー20で閉じられるハウジング1と、ハウジング1に対し回動可能に軸支されているキャッチャー3と、ハウジング1内に設けられた旋回溝4,4Aと、キャッチャー3の回動に連動して旋回溝4,4Aに沿って摺動されるピン部材5と、一端がハウジング1側に固定され他端がピン部材5に固定された付勢部材71とからなる。また、係止手段6は、扉Bをピン部材5を介して閉位置に係止するもので、ピン部材5に係脱するロック部材60と、ロック部材60を付勢する付勢手段としての付勢ばね72と、ロック部材60を付勢ばね72の付勢力に抗して係止解除方向へ移動可能にするレバー65とからなる。これらは上記形態と同じである。主な変更点は次のような構成にある。
変形例の開閉補助機構では、ピストン式ダンパー9を有しているが、キャッチャー3に対し第1スライダー45及び第2スライダー46を介して制動する。このため、ハウジング1の底壁10は、図14に示されるように、ストライカー7をハウジング内に挿入可能にする開口10aと、付勢部材71の対応端部を掛け止める不図示のばね係止用掛止部と、キャッチャー3を取り付ける取付部15と、ダンパー用対の挟持部18aと、旋回溝4とに加え、挟持部18aと旋回溝4との間にあって両内側付近に立設されている支持部19,19と、両支持部19の内側に設けられている第1案内溝10e,10eと、第1案内溝10eと第1案内溝10eとの間に傾斜した状態に設けられている第2案内溝10fとを有している。
両第1案内溝10eには第1スライダー45が前後動自在に嵌合され、第2案内溝10fには第2スライダー46が対応する凸部46aを介して前後動自在に嵌合される。第1スライダー45及び第2スライダー46は、そのように対応する案内溝に配置された状態で、両側の支持部19,19に取り付けられる保護板47により抜け止めされる。なお、保護板47は、各支持部19に対する両側の取付部47aと、内面に設けられて第2案内溝10fと対向している案内溝47bとを有している。このため、第2スライダー46は、上下の凸部46aが第2案内溝10fと案内溝47bとに嵌合された状態で、前側から斜め後側へ摺動される。
そして、変形例の開閉補助機構でも、上記したGセンサ8に関連する作動を除いて、上記(ア)〜(エ)の作動が同様に当てはまる。但し、上記(ウ)では次のように変更される。すなわち、扉Bが図16の位置まで押し操作されると、キャッチャー3の突当部32aが第2スライダー46に当たった後、該第2スライダー46及び第1スライダー45の後方への摺動を伴ってダンパー側シリンダー9aの端部に当接するとともに、ピン部材5が第2溝部42に入る。すると、この駆動手段2では、図17のごとくピン部材5が付勢部材71に蓄積された駆動力の一部によりロック部材側の爪部62に当たって規制されるまでキャッチャー3の回動を伴って第2溝部42に沿ってトレースする。これにより、扉Bは、キャッチャー3の回動、及びストライカー7と連結溝33との作動連結を介して閉位置まで自動的に引き込まれ、その閉状態が爪部62に対するピン部材5の係止により保持される。この場合、扉Bは、キャッチャー側突当部32aが第2スライダー46及び第1スライダー45を介してシリンダー9aを押してダンパー9により制動されながらゆっくりと引き込まれる。
なお、以上のように本発明は、請求項で特定される要件を除き種々変形可能なものである。その一例としては、変形例を更に簡略化するためダンパー9に関連する構成を省略することである。
(a)は本発明の適用例を示す説明図、(b)は開閉補助機構を示す概略外観図である。 図1の開閉補助機構を上から見た平面図である。 図1の開閉補助機構を下から見た底面図である。 (a)は図2のA−A線断面図、(b)は図2の右側面図である。 (a)は図2のB−B線断面図、(b)は(a)のC部拡大図である。 (a)は図2のハウジングからカバーを外した状態での平面図である。 (a)は前記カバーを示す平面図、(b)は該カバーを反転したカバー裏面側を示す図である。 (a)と(b)は係止手段を構成しているレバー又はロック部材の概略斜視図、(c)は係止手段の作用を示す模式図である。 上記開閉補助機構に駆動力を蓄積する初期状態を示す模式作動図である。 図9の態様から駆動力を最大まで蓄積した状態を示す模式作動図である。 図10の態様から扉を駆動力で引き込んだ状態を示す模式作動図である。 図11の態様で振動が加わったときの状態を示す模式作動図である。 上記開閉補助機構の変形例を図2に対応して示す平面図である。 図13の開閉補助機構の部材関係を示す概略分解図である。 図13の開閉補助機構を図9に対応して示す模式作動図である。 図15の態様から駆動力を最大まで蓄積した状態を示す模式作動図である。 図16の態様から扉を駆動力で引き込んだ状態を示す模式作動図である。
符号の説明
1…ハウジング(20はカバー)
2…駆動手段
3…キャッチャー(33は連結溝、34はガイド溝)
4,4A…旋回溝(40は島、41は第1溝部、42は第2溝部、43は第3溝部)
5…ピン部材(50はシャフト、51はスプリング、54は胴部材)
6…係止手段(60はロック部材、65はレバー)
7…ストライカー(70は保持部、70aは取付部)
8…Gセンサ(誤作動防止手段、28は応動部材、29は錘)
9…ピストン式ダンパー(緩衝手段、9aはシリンダー、9bはピストンロッド)
71…付勢部材
72…付勢ばね(付勢手段)
73…付勢ばね
A…本体
B…扉

Claims (6)

  1. 扉を本体の開口を閉じる閉位置と開放する開位置とに切り換える構造に用いられるものであって、
    前記扉を閉じる途中で駆動力を蓄積し、該蓄積された駆動力の一部で前記扉を前記閉位置に引き込み可能にし、残りの駆動力で前記扉を前記閉位置から開方向へ押し出し可能にする駆動手段と、
    前記駆動手段の前記扉を前記閉位置から開方向へ押し出すための駆動力に抗して該扉を該閉位置に係止し、かつ前記扉の閉方向への押し操作により前記係止を解除する係止手段
    とを備えていることを特徴とする開閉補助機構。
  2. 前記駆動手段は、ハウジングと、前記ハウジングに回動可能に軸支されたキャッチャーと、前記ハウジング内に設けられた旋回溝と、前記キャッチャーの回動に連動して前記旋回溝に沿って摺動されるピン部材と、一端が前記ハウジング側に固定され他端が前記ピン部材に固定された付勢部材とからなることを特徴とする請求項1に記載の開閉補助機構。
  3. 前記係止手段は、前記ハウジング側に摺動可能に配置されているロック部材と、前記ロック部材を付勢する付勢手段とを有し、前記ロック部材が前記付勢手段の付勢力により前記旋回溝の対応部に突出した状態で前記ピン部材を介して前記扉を係止し、前記付勢手段の付勢力に抗して退避した状態で前記係止を解除することを特徴とする請求項2に記載の開閉補助機構。
  4. 前記キャッチャーは、前記扉に設けられたストライカーを摺動自在に嵌合する連結溝を有しており、前記旋回溝は、前記ピン部材を誘導して、前記付勢部材に前記駆動力を蓄積可能にする第1溝部と、前記扉を前記閉位置に引き込み可能にする第2溝部と、前記扉を前記閉位置から開方向へ押し出し可能にする第3溝部とを有していることを特徴とする請求項2又は3に記載の開閉補助機構。
  5. 前記扉を前記蓄積した駆動力の一部で前記閉位置に引き込む際の扉引き込み速度を制動する緩衝手段を有していることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の開閉補助機構。
  6. 前記扉が前記係止手段により係止されている閉位置で、前記係止手段の係止が振動により不用意に解除されないよう阻止する誤作動防止手段を有していることを特徴とする請求項1から5の何れからに記載の開閉補助機構。
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