JP2009184532A - 運搬車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】荷台に積載した被運搬物を降ろす作業を行う際、運搬車両の後方に存在する車両等に対して前方に存在する運搬車両の発見を容易にすることにより、被運搬物を降ろす作業の安全性を向上させるとともに、重大事故の危険性を減少させることができる運搬車両を提供する。
【解決手段】運搬車両1は、運転者が乗車する運転室13と、被運搬物Wを積載するための荷台15とを備えている。荷台15は、運搬車両1の左右両側方に向って選択的に傾斜するように運搬車両1のシャシ10上に組み付けられている。運転室13の背面13aにおける左右両側には、警告表示部20がそれぞれ形成されている。警告表示部20は、三角停止表示板を表わす枠状の正三角形で構成されており、光を反射する赤色の反射性塗料によって描かれている。この警告表示部20は、荷台15が傾斜することにより出現し、運搬車両1の後方に向けて運搬車両1の存在を喚起する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、被運搬物を積載するための荷台を備えた運搬車両に関する。
従来から、被運搬物を荷台に積載して運搬する運搬車両がある。このような運搬車両の中には、荷台に積載した土砂などの被運搬物を運搬車両の側方に効率良く降ろすために、同運搬車両の側方に向って荷台が傾斜するように構成された所謂ダンプカーがある。例えば、下記特許文献1および下記特許文献2には、被運搬物を積載するための荷台が運搬車両の左右両側方および後方に向けて選択的に傾斜するように構成されたダンプカーが開示されている。
特開平05−170024号公報 特開2005−162162号公報
このような運搬車両において荷台に積載された被運搬物を降ろす場合においては、運搬車両のハザードランプ(非常点滅表示灯)を点滅させることにより運搬車両の後方を含む運搬車両の周囲の車両等に対して運搬車両の存在を知らせながら作業が行われる。これにより、積載した被運搬物を降ろす作業中における運搬車両に対する後続の車両等の追突などの事故を未然に防止している。
しかしながら、作業者が運搬車両のハザードランプを点滅し忘れた状態で被運搬物を降ろす作業を行っている場合には、運搬車両の後方から接近する車両の運転手による同作業中の運搬車両の発見が遅れて追突などの重大事故に繋がる危険性が増大するという問題がある。また、一般に、運搬車両におけるハザードランプは、車体後部における路面近くに配置されているため、作業者が運搬車両のハザードランプを点滅させている場合であっても運搬車両の後方から接近する車両の運転手が視認し難いという問題もある。さらに、運搬車両が軽自動車などのように小型車の場合には、運搬車両に設けられているハザードランプの大きさも小さいため、ハザードランプを点滅させた状態で作業を行った場合であっても運搬車両の後方から接近する車両の運転手が視認し難いという問題もある。
本発明は上記問題に対処するためなされたもので、その目的は、被運搬物を積載するための荷台を備えた運搬車両において、荷台に積載した被運搬物を降ろす作業を行う際、運搬車両の後方に存在する車両等に対して前方に存在する運搬車両の発見を容易にすることにより、被運搬物を降ろす作業の安全性を向上させるとともに、重大事故の危険性を減少させることができる運搬車両を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明の特徴は、被運搬物を運搬するための運搬車両において、運搬車両の運転者が乗車する運転室と、運転室に対して運搬車両の進行方向後側に配置され、被運搬物を積載するための荷台と、運転室の背面部に、運搬車両の進行方向後側に向けて同運搬車両の存在を示すための警告表示部とを備えたことにある。
このように構成した請求項1に係る発明の特徴によれば、運搬車両の運転者が乗車する運転室の背面部に、運搬車両の進行方向後側に向けて警告表示部が形成されている。このため、被運搬物を荷台から降ろす作業を行う際には、運転室の背面に形成された警告表示部によって運搬車両の後方に存在する車両等に運搬車両の存在を喚起することができる。すなわち、運搬車両の後方に存在する車両等は、前方に運搬車両が存在することを容易に発見することができる。この結果、荷台に積載した被運搬物を降ろす際の被運搬物を降ろす作業の安全性が向上するとともに、重大事故の危険性が減少する。
また、請求項2に係る発明の特徴は、前記運搬車両において、荷台は、運搬車両における少なくとも一方の側方に向けて傾斜可能な状態で設けられていることにある。これによれば、運転室の背面部が荷台または荷台に積載された被運搬物によって覆い隠されることにより運搬車両の後方から警告表示部材を視認できない場合であっても、同被運搬物を荷台から降ろす作業を行う際における荷台の傾斜によって運転室の背面部に形成された警告表示部が現れ、運搬車両の後方に向けて運搬車両の存在を喚起することができる。これにより、運搬車両の後方に存在する車両等は、前方に運搬車両が存在することを容易に発見することができ、荷台に積載した被運搬物を降ろす際の被運搬物を降ろす作業の安全性が向上するとともに、重大事故の危険性が減少する。
また、請求項3に係る発明の特徴は、前記運搬車両において、警告表示部は、荷台が傾斜する運搬車両の側方の反対側の側方側に形成されることにある。これによれば、荷台の傾斜時における同荷台の変位量が大きい側の運転室の背面部に警告表示部が形成される。この結果、運搬車両を後方から見た場合における警告表示部の視認性が向上し、運搬車両の後方に存在する車両等に対してより効果的に運搬車両の存在を喚起することができる。
また、請求項4に係る発明の特徴は、前記運搬車両において、警告表示部は、電光発光部材、蛍光部材、および反射部材のうちの少なくとも1つで構成されたことにある。これによれば、特に、夜間に被運搬物を降ろす作業を行う際、同作業中の運搬車両の発見が容易となる。すなわち、荷台から被運搬物を降ろす作業の安全性がより向上するとともに、重大事故の危険性がより減少する。なお、電光発光部材とは、電気エネルギーを光エネルギーに変換する機器(例えば、電球、LEDなど)である。このような電光発光部材を警告表示部材として用いれば、日中でも被運搬物を降ろす作業中の運搬車両の発見が容易となる。また、蛍光部材とは、ルミネセンス(luminescence)現象によって光を放出する部材や物質である。また、反射部材とは、照射された光の全部または一部を跳ね返す部材である。
以下、本発明に係る運搬車両の一実施形態について図面を参照しながら説明する。図1(A)は、本発明に係る運搬車両の外観を示した側面図であり、図1(B)は、同運搬車両の背面図である。なお、本明細書において参照する各図は、本発明の理解を容易にするために一部の構成要素を誇張して表わすなど模式的に表している。このため、各構成要素間の寸法や比率などは異なっていることがある。また、本実施形態において、「前後」の関係は、車両の前後を基準とする。すなわち、車両の運転席側が前であり、同運転席の反対側が後ろである。本実施形態に係る運搬車両1は、土砂を積載して運搬する自走式運搬車両である。
(運搬車両1の構成)
運搬車両1は、運搬車両1の前後方向(図示左右方向)に延びて形成されたシャシ10を備えている。シャシ10は、運搬車両の骨格となる図示しないフレームにエンジン、トランスミッション、ドライブシャフト、ディファレンシャル、サスペンションなどの一連の駆動系、制動装置、および操舵装置(ステアリング機構)(いずれも図示せず)などを備えて構成されている。シャシ10における運搬車両1の前部側(図示左側)および後部側(図示右側)には、運搬車両1が地上G上を走行するための左右一対のタイヤ11a,11bがそれぞれ設けられている。また、シャシ10における後端部には、運搬車両1の後方に向って発光する一対の尾灯12が運搬車両1の車幅方向に並んで設けられている。尾灯12は、運搬車両1の夜間運行時、後退時、および制動時に点灯させる一対の常灯ランプと、運搬車両1の右左折時および緊急停止時などに点滅させる図示しない一対の非常灯ランプとから構成されている。
シャシ10の前部上には、運転室13が設けられている。運転室13は、運搬車両1を運転する運転者が乗車する略箱状の部屋であり、運搬車両1を運転するためのハンドル等の各種操作子、運搬車両1の運行状態等を示す各種計器類、および運転者が着座する運転席などを備えている。この運転室13の外側前面には、運搬車両1の前方に向って発光する一対の前照灯14が運搬車両1の車幅方向に並んで設けられている(一方の前照灯14のみ図示)。前照灯14は、運搬車両1の夜間運行時に点灯させる図示しない常灯ランプと、運搬車両1の右左折時や緊急停止時などに点滅させる図示しない非常灯ランプとから構成されている。
シャシ10上における運転室13の後方には荷台15が設けられている。荷台15は、被運搬物W(二点鎖線で示す)である土砂を載置するためのものであり、上面が開放された略箱状に形成されている。この荷台15は、シャシ10上において水平状態と傾斜状態の2つの姿勢をとることができるように組み付けられている。具体的には、図2(A),(B)に示すように、荷台15は、シャシ10の中央部に組み込まれたダンプ機構16によって運搬車両1の左右両側方に向って選択的に傾斜するように組み付けられている。本実施形態においては、運搬車両1の左右両側方に向ってそれぞれ最大約45°ずつ傾斜するように構成されている。
荷台15の前端部に形成された門型の鳥居15aに対向する運転室13の側面、すなわち、運転室13の背面13aには、警告表示部20が形成されている。警告表示部20は、荷台15が運搬車両1の左右両側方のどちらか一方に傾斜した状態において、運搬車両1の後方に存在する車両等に対して運搬車両1の存在を知らせるための警告表示部材である。この警告表示部20は、三角停止表示板を表わす枠状の正三角形で構成されており、運転室13の背面13aにおける左右両側にそれぞれ1つずつ光を反射する赤色の反射性塗料によって描かれている。
シャシ10上における運転室13と荷台15との間には、荷台操作盤17が設けられている。荷台操作盤17は、シャシ10上の荷台15の姿勢を水平状態および傾斜状態に選択的に変化させるための操作レバーなどで構成されている。運搬車両1におけるその他の構成については、本発明に直接関係しないため、その説明は省略する。
(運搬車両の作動)
次に、このように構成された運搬車両1の作動について説明する。本作動説明においては、路上における工事現場において、荷台15に積載した土砂からなる被運搬物Wを路上に降ろす場合について説明する。まず、作業者は、荷台15に被運搬物Wが積載された運搬車両1における運転室13内に乗り込み、運搬車両1を操縦して被運搬物Wを降ろす工事現場に向う。この場合、運搬車両1は、図1(A),(B)に示すように、荷台15をシャシ10上において水平姿勢を維持した状態で走行する。
運搬車両1が被運搬物Wを降ろす工事現場に到着した場合には、作業者は、運搬車両1を停止させた後、ハザードランプを点滅させる。具体的には、作業者は、運転室13の前面に設けられた前照灯14の非常灯ランプと、シャシ10の後端部に設けられた尾灯12の非常灯点滅ランプとをそれぞれ点滅させる。これにより、運搬車両1の周囲に存在する車両等に対して運搬車車両1の存在を知らせることができる。
次に、作業者は、荷台15に積載された被運搬物Wを降ろす作業を開始する。本実施形態においては、運搬車両1を後方から見て右側に被運搬物Wを降ろす場合について説明する。具体的には、作業者は、荷台操作盤17を操作して荷台17を運搬車両1の後方視右側の側方に向って傾斜させる。これにより、図2(A)に示すように、荷台15が運搬車両1の後方視右側の側方に向って傾斜して、荷台15に積載された被運搬物Wが路上に降ろされる。
この被運搬物Wを降ろす作業においては、荷台15が傾斜することにより、運転室13の背面13aに形成された警告表示部20が現れて運搬車両1の後方から視認できるようになる。このため、運搬車両1の後方から運搬車両1に接近する車両等に対して運搬車両1の存在を示すことができるとともに、同運搬車両1に接近する車両は運搬車両1の存在を認識することができる。特に、被運搬物Wを降ろす作業を夜間に行う場合においては、運搬車両1の後方から運搬車両1に接近する車両の前照灯の光により警告表示部20が反射して発光するため、運搬車両1に接近する車両は運搬車両1の存在をより明確に認識することができる。
荷台15に積載されたすべての被運搬部物Wを降ろし終えた場合には、作業者は、荷台操作盤17を操作して荷台15を水平姿勢に復帰させる。これにより、運転室13の背面13aに形成されている警告表示部20は水平状態に復帰した荷台15によって覆い隠され、運搬車両1の後方から視認できない状態となる(図1(A),(B)参照)。そして、作業者は、運搬車両1のハザードランプの点滅を停止させる。これにより、荷台15に積載された被運搬物Wを降ろす作業が終了する。なお、本実施形態においては、運搬車両1を後方から見て右側に被運搬物Wを降ろす場合について説明したが、運搬車両1を後方から見て左側に被運搬物Wを降ろす場合も同様に行うことができる(図2(B)参照)。
上記作動説明からも理解できるように、上記実施形態によれば、運搬車両1の運転者が乗車する運転室13の背面13aに、運搬車両1の進行方向後側に向けて警告表示部20が形成されている。このため、被運搬物Wを荷台から降ろす作業においては、被運搬物Wを荷台13から降ろす作業を行う際における荷台13の傾斜によって運転室13の背面13aに形成された警告表示部20が現れ、運搬車両1の後方に向けて運搬車両1の存在を喚起することができる。この場合、警告表示部材20は、運搬車両1に設けられている尾灯12の非常灯点滅ランプよりも大きな形状で、同非常灯点滅ランプよりも高い位置に設けられている。これらにより、運搬車両1の後方に存在する車両等は、前方に運搬車両1が存在することを容易に発見することができ、荷台13に積載した被運搬物Wを降ろす際の被運搬物Wを降ろす作業の安全性が向上するとともに、重大事故の危険性が減少する。
さらに、本発明の実施にあたっては、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
例えば、上記実施形態においては、赤色の反射塗料によって警告表示部20を形成した。しかし、警告表示部20は、運搬車両1の周囲から視認可能な形態であれば、上記実施形態に限定されるものではない。すなわち、赤色以外の色によって警告表示部20を形成してもよいし、反射塗料以外の素材を用いて警告表示部20を構成してもよい。例えば、反射塗料に代えて、または加えて蛍光塗料を用いて警告表示部20を構成してもよい。この場合、蛍光塗料とは、ルミネセンス(luminescence)現象によって光を放出する物質で構成される塗料であり、暗所において発光するものである。また、塗料以外の素材、例えば、反射部材や蛍光部材で構成されるテープを運転室13の背面13aに貼り付けて警告表示部20を構成してもよいし、樹脂によって構成された三角停止表示板を運転室13の背面13aに貼り付け、または埋め込んで警告表示部20を構成してもよい。
さらに、警告表示部20を電球、LED、液晶パネル、またはプロジェクタなどの電気エネルギーを光エネルギーに変換する電光発光部材によって構成してもよい。これによれば、日中でも被運搬物Wを降ろす作業中の運搬車両1の発見が容易となり、より安全に積み降ろし作業を行うことができる。なお、プロジェクタを用いる場合には、運転室13の背面13aに警告表示部20が投影されるようにプロジェクタをシャシ10内に配置するとよい。これらによっても、上記実施形態と同様の効果が期待できる。
また、上記実施形態においては、警告表示部20を三角停止表示板を表わす枠状の正三角形状に形成した。しかし、警告表示部20は、運搬車両1の周囲に対して何らかの注意を喚起する形態であれば、上記実施形態に限定されるものではない。すなわち、正三角形以外の図形や記号であってもよいし、図3に示すように、「作業中」などの文字であってもよい。また、警告表示部20を形成する大きさや数も適宜決定して用いればよい。なお、この警告表示部20は、必ずしも何らかの意味を有するものである必要はなく、人目に付き易い形態であれば運搬車両1の存在を知らせることができ、本発明の目的を達成するものである。したがって、例えば、運転室13の背面13aの全面を反射塗料で塗り潰してもよいし、縞模様で構成してもよい。これらによっても、上記実施形態と同様の効果が期待できる。なお、図3において、上記実施形態と同様の構成部分に同上記実施形態と同一の符号を付している。
また、上記実施形態においては、運転席13の背面13aにおける左右両側に警告表示部20を形成した。これは、荷台15が運搬車両1の左右両側方に向って傾斜することに対応している。したがって、荷台15が運搬車両1の左右両側方のうちのいずれか一方にのみ傾斜する場合には、運転席13の背面13aに1つの警告表示部20を形成するようにしてもよい。この場合、警告表示部20は、荷台15が傾斜する運搬車両1の側方の反対側の側方側に形成するとよい。これによれば、荷台15の傾斜時における同荷台15の変位量が大きい側の運転室13の背面部13aに警告表示部20が形成される。このため、運搬車両1を後方から見た場合における警告表示部20の視認性が向上し、運搬車両1の後方に存在する車両等に対してより効果的に運搬車両1の存在を喚起することができる。
また、上記実施形態においては、運転室13の背面13aに警告表示部20を形成した。しかし、警告表示部20は、運搬車両1の後方から視認できるように運転室13の背面13aの周辺に形成されていればよく、必ずしも運転室13の背面13aに形成する必要はない。すなわち、本発明に係る運転室の背面部とは、運転室の背面の外に、同背面の周面部を含む。したがって、例えば、図4(A),(B)に示すように、運転室13と荷台15との間に板状のプレート18を設け、同プレート18における荷台15側の表面に警告表示部20を形成してもよい。これによれば、運転室13の背面13aに直接警告表示部20を形成することが好ましくない場合(例えば、背面13aに凹凸がある場合や、他の機器が取り付けられている場合など)であっても、警告表示部20を形成することができ、上記実施形態と同様の効果が期待できる。なお、図4(A),(B)において、上記実施形態と同様の構成部分に同上記実施形態と同一の符号を付している。
また、上記実施形態においては、荷台15が運搬車両1の左右の側方にそれぞれ傾斜する構成の運搬車両1に本発明を適用した。しかし、本発明は、荷台15が運搬車両1の左右の側方以外の方向に傾斜する構成の運搬車両1や、荷台15が傾斜しない構成の運搬車両1にも広く適用できるものである。例えば、運搬車両1の後方に向けて荷台15が傾斜する運搬車両1(すなわち、一般的なダンプカー)の場合、運搬車両1の真後ろからは運転室13の背面13aに形成された警告表示部20を確認することはできない。しかし、運搬車両1の斜め後方からであれば、運転室13の背面13aに形成された警告表示部20を確認することができる。すなわち、路肩などに停車して作業中の運搬車両1に対して後方の車道から接近する車両の運転者においては運搬車両1に形成された警告表示部20を確認することができる。したがって、運搬車両1の後方に向けて荷台15が傾斜する運搬車両1に警告表示部20を形成しても、上記実施形態と同様の効果が期待できる。
また、例えば、図5(A),(B)に示すように、荷台15がシャシ10上に固定された構成の運搬車両1にも本発明を適用することができる。これによれば、荷台15にコンテナなどの被運搬物Wを積載する前、および同荷台15から被運搬物Wを降ろした後、すなわち、荷台15に被運搬物Wが積載されていない状態において、運搬車両1の後方に存在する車両等に運搬車両1の存在を喚起することができ、被運搬物Wの積み降ろし作業の安全性を向上させることができる。
また、例えば、荷台15がシャシ10から着脱自在に構成された運搬車両1にも本発明を適用することができる。例えば、図6(A)〜(C)に示すように、上面が開放された箱型の荷台15がシャシ10から完全に分離できる構成の運搬車両1に本発明を適用することができる。これによれば、荷台15がシャシ10上から分離した状態、すなわち、荷台15が搭載されていない状態において、運搬車両1の後方に存在する車両等に運搬車両1の存在を喚起することができ、荷台15の積み降ろし作業の安全性を向上させることができる。
また、例えば、図7(A),(B)に示すように、シャシ10上に配置された荷台15が同シャシ10から外れて地上G上に配置することができる構成の運搬車両1(例えば、車両運搬用車両)にも本発明を適用することができる。これによれば、荷台15をシャシ10から分離して地上Gに配置させた状態において、運搬車両1の後方に存在する車両等に運搬車両1の存在を喚起することができ、被運搬物W(図7(A)において二点鎖線で示した車両)の積み降ろし作業の安全性を向上させることができる。なお、図5(A),(B)、図6(A)〜(C)、および図7(A),(B)において、上記実施形態と同様の構成部分に同上記実施形態と同一の符号を付している。
また、上記実施形態における荷台15を傾斜させるための機構や、荷台15に積載される被運搬物Wの種類なども、上記実施形態に限定されるものではなく、運搬車両1の用途に応じて適宜選定されるものである。
本発明の一実施形態に係る運搬車両の全体構成を模式的に示す図であり、(A)は同運搬車両の側面図であり、(B)は同運搬車両の背面図である。 図1に示す運搬車両において荷台が傾斜した状態を示す図であり、(A)は同運搬車両の荷台が図示左側に傾斜した状態を示す背面図であり、(B)は同運搬車両の荷台が図示右側に傾斜した状態を示す背面図である。 本発明の他の実施形態に係る運搬車両の全体構成を模式的に示す背面図である。 本発明の他の実施形態に係る運搬車両の全体構成を模式的に示す図であり、(A)は同運搬車両の側面図であり、(B)は同運搬車両の背面図である。 本発明の他の実施形態に係る運搬車両の全体構成を模式的に示す図であり、(A)は同運搬車両の側面図であり、(B)は同運搬車両の背面図である。 本発明の他の実施形態に係る運搬車両の全体構成を模式的に示す図であり、(A)は荷台を搭載した状態における同運搬車両の側面図であり、(B)は荷台を分離した状態における同運搬車両の側面図であり、(C)は荷台を分離した状態における同運搬車両の背面図である。 本発明の他の実施形態に係る運搬車両の全体構成を模式的に示す図であり、(A)は荷台を地上に配置した状態における同運搬車両の側面図であり、(B)は荷台を地上に配置した状態における同運搬車両の背面図である。
符号の説明
G…地上、W…車両、1…運搬車両、10…シャシ、11a,11b…タイヤ、12…尾灯、13…運転室、13…背面、15…荷台、16…ダンプ機構、17…荷台操作盤、20…警告表示部。

Claims (4)

  1. 被運搬物を運搬するための運搬車両において、
    前記運搬車両の運転者が乗車する運転室と、
    前記運転室に対して前記運搬車両の進行方向後側に配置され、前記被運搬物を積載するための荷台と、
    前記運転室の背面部に、前記運搬車両の進行方向後側に向けて同運搬車両の存在を示すための警告表示部とを備えたことを特徴とする運搬車両。
  2. 請求項1に記載した運搬車両において、
    前記荷台は、前記運搬車両における少なくとも一方の側方に向けて傾斜可能な状態で設けられた運搬車両。
  3. 請求項2に記載した運搬車両において、
    前記警告表示部は、前記荷台が傾斜する前記運搬車両の側方の反対側の側方側に形成された運搬車両。
  4. 請求項1ないし請求項3のうちのいずれか1つに記載した運搬車両において、
    前記警告表示部は、電光発光部材、蛍光部材、および反射部材のうちの少なくとも1つで構成される運搬車両。
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