JP2009184432A - ランプ装置、及び車両用ランプ装置 - Google Patents

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JP2009184432A JP2008024184A JP2008024184A JP2009184432A JP 2009184432 A JP2009184432 A JP 2009184432A JP 2008024184 A JP2008024184 A JP 2008024184A JP 2008024184 A JP2008024184 A JP 2008024184A JP 2009184432 A JP2009184432 A JP 2009184432A
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Abstract

【課題】駆動源が負荷となることを回避しながら、ランプを第1の軸中心で回動させる制御とランプを第1の軸と直交する第2の軸中心で傾動させる制御とを、それぞれ容易且つ確実に行うことができるランプ装置を提供する。
【解決手段】車両のランプボディ100には、第1の軸A中心で第1出力部20を回動駆動する第1のモータと第1の軸Aと直交する第2の軸Bとねじれの位置となる第3の軸C上で第2出力部21を直線駆動する第2のモータとを有するアクチュエータ1が固定される。第1出力部20とランプ2とは、それらを第1の軸A中心で一体回動可能としながらランプ2を第2の軸B中心で傾動可能に支持する複軸連結機構を介して連結され、第2出力部21とランプ2とは、ランプ2の第1の軸A中心での回動を許容しながら第2出力部21の直線駆動力を伝達可能とする許容伝達機構を介して連結される。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、照射する光の向きを調整可能なランプ装置、及び車両用ランプ装置に関するものである。
従来、照射する光の向きを調整可能なランプ装置としては、例えば、車両の走行状況に応じて、アクチュエータの駆動によってランプを第1の軸中心で回動(第1駆動)させて光の向きを略水平方向に沿って変化(調整)させ、同アクチュエータの駆動によってランプを第1の軸と直交する第2の軸中心で傾動(第2駆動)させて光の向きを略鉛直方向に沿って変化(調整)させる車両用ランプ装置がある(例えば、特許文献1参照)。
しかし、上記(特許文献1参照)のような車両用ランプ装置では、アクチュエータに前記第1駆動を行うための第1の駆動源と前記第2駆動を行うための第2の駆動源とが備えられ、そのアクチュエータが前記第2駆動時にランプと一体的に傾動する構成であるため、第2駆動時にアクチュエータ(第1及び第2の駆動源含む)が負荷となってしまう。尚、この負荷は、第2の駆動源の体格、ひいては車両用ランプ装置の体格を大きくしてしまうことや、消費電流を多くしてしまうといった原因となる。
これに対して、例えば、特許文献2に開示されたアクチュエータは、車両のランプボディに対して固定されており、第1の方向に直線的にスライド移動可能に支持されるとともに前記第1の方向と直交する軸中心に回動可能とされた出力軸を備え、出力軸を第1の方向にスライド駆動可能で、且つ、出力軸を回動駆動可能とされている。そして、ランプは、前記アクチュエータの出力軸に連結され、出力軸の前記第1の方向のスライド移動によって照射する光の向きが鉛直方向に沿って変化し、前記出力軸の回動によって照射する光の向きが水平方向に沿って変化するように構成されている。よって、このような車両用ランプ装置では、アクチュエータが負荷となることが回避されつつ、光の向きを鉛直方向及び水平方向に沿って調整することが可能となっている。
特開2005−186731号公報 特開2007−128856号公報
しかしながら、上記した車両用ランプ装置において車両のランプボディに対して固定されるアクチュエータは、2つの駆動源によってそれぞれ移動される2つの移動部を、同位相で移動させることによって前記出力軸をスライド移動させ、逆位相で移動させることによって前記出力軸を回動させるものであるため、それぞれの制御で2つの駆動源を同時制御する必要があり、その制御が困難であった。詳しくは、例えば、光の向きを鉛直方向に沿って調整する場合、2つの移動部を同位相で移動させるべく2つの駆動源を同時制御する必要があるとともに、その移動が完全な同位相でないと、光の向きが水平方向に沿って変わってしまうという問題がある。又、逆に、光の向きを水平方向に沿って調整する場合、2つの移動部を逆位相で移動させるべく2つの駆動源を同時制御する必要があるとともに、その移動が完全な逆位相でないと、光の向きが鉛直方向に沿って変わってしまうという問題がある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その第1の目的は、駆動源が負荷となることを回避しながら、ランプを第1の軸中心で回動させる制御とランプを第1の軸と直交する第2の軸中心で傾動させる制御とを、それぞれ容易且つ確実に行うことができるランプ装置を提供することにある。
又、第2の目的は、駆動源が負荷となることを回避しながら、光の向きを略水平方向に沿って変化(調整)させるための制御と光の向きを略鉛直方向に沿って変化(調整)させるための制御とを、それぞれ容易且つ確実に行うことができる車両用ランプ装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明では、支持体に対して、ランプを第1の軸中心で回動させる第1駆動可能で、且つ、前記ランプを前記第1の軸と直交する第2の軸中心で傾動させる第2駆動可能なランプ装置であって、前記支持体に対して固定され、前記第1の軸中心で第1出力部を回動駆動するための第1の駆動源と、前記支持体に対して固定され、前記第2の軸とねじれの位置となる第3の軸上で第2出力部を直線駆動するための第2の駆動源とを備え、前記第1出力部と前記ランプとは、それらを前記第1の軸中心で一体回動可能としながら前記ランプを前記第2の軸中心で傾動可能に支持する複軸連結機構を介して連結され、前記第2出力部と前記ランプとは、前記ランプの前記第1駆動を許容しながら前記第2出力部の直線駆動力を伝達可能とする許容伝達機構を介して連結された。
同構成によれば、第1の駆動源によって第1出力部が第1の軸中心で回動駆動されると複軸連結機構を介してランプが一体回動、即ち第1駆動される。又、第2の駆動源によって第2出力部が前記第1の軸と直交する第2の軸とねじれの位置となる第3の軸上で直線駆動されると、その直線駆動力が許容伝達機構を介してランプに伝達され、複軸連結機構によって前記第2の軸中心で傾動可能に支持されたランプが第2の軸中心で傾動、即ち第2駆動される。尚、第2出力部とランプ間の許容伝達機構は、ランプの前記第1駆動を許容しながら第2出力部の直線駆動力を伝達可能とするため、ランプが前記第1駆動されても、第2駆動を行うことができる。そして、第1及び第2の駆動源は支持体に対して固定されるため、それらの全て又はいずれか一方が第1駆動時又は第2駆動時に負荷となってしまうことがない。又、このようにすると、第1駆動を行うための制御が第1の駆動源のみの制御となり、第2駆動を行うための制御が第2の駆動源のみの制御となるため、それぞれの制御を容易且つ確実に行うことができる。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載のランプ装置において、前記許容伝達機構は、前記第2出力部及び前記ランプのいずれか一方側に設けられ、前記第1の軸を中心とした円弧状に形成された円弧部と、前記第2出力部及び前記ランプのいずれか他方側に設けられ、前記円弧部の円弧に沿って該円弧部と相対移動可能とされるとともに前記円弧上の任意の位置で前記円弧部と前記直線駆動の駆動方向に係合可能とされた対円弧係合部とを有する。
同構成によれば、ランプが前記第1駆動されても、対円弧係合部が円弧部の円弧に沿って該円弧部と相対移動するだけであって、対円弧係合部は円弧上の任意の位置で円弧部と前記直線駆動の駆動方向に係合可能であるため、ランプの前記第1駆動が許容されながら第2出力部の直線駆動力が伝達可能とされる。このようにすると、簡単な構成で具体的に請求項1に記載の発明の効果を得ることができる。
請求項3に記載の発明では、請求項1又は2に記載のランプ装置において、前記第1の駆動源と前記第2の駆動源とは、同一のケースに収容された。
同構成によれば、第1の駆動源と前記第2の駆動源とは、同一のケースに収容され、それらが1つのアクチュエータとされるため、その取り扱い、例えば、支持体に対する第1及び第2の駆動源の固定作業等が容易となる。
請求項4に記載の発明では、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のランプ装置において、前記支持体には、前記第2の軸中心で前記ランプを傾動可能に支持する前記複軸連結機構における支持軸の前記第1の軸中心での回動を許容しながら、前記支持軸を前記第1の軸方向に沿って支持する補助支持部が設けられた。
同構成によれば、支持体の補助支持部によって、第2の軸中心でランプを傾動可能に支持する複軸連結機構における支持軸の第1の軸中心での回動が許容されながら、前記支持軸が第1の軸方向に沿って支持される。よって、例えば、支持軸、ひいてはランプの第1の軸方向に沿った振動等を低減することができる。
請求項5に記載の発明では、請求項1乃至4のいずれか1項に記載のランプ装置を備えた車両用ランプ装置であって、前記支持体は車両のランプボディであって、前記第1駆動は、前記ランプが照射する光の向きを略水平方向に沿って変化させ、前記第2駆動は、前記ランプが照射する光の向きを略鉛直方向に沿って変化させるものである。
同構成によれば、第1及び第2の駆動源は車両のランプボディに対して固定されるため、それらのいずれか一方が第1駆動時又は第2駆動時に負荷となってしまうことがない。又、このようにすると、光の向きを略水平方向に沿って変化(調整)させるための制御が第1の駆動源のみの制御となり、光の向きを略鉛直方向に沿って変化(調整)させるための制御が第2の駆動源のみの制御となるため、それぞれの制御を容易且つ確実に行うことができる。
請求項1〜4に記載の発明によれば、駆動源が負荷となることを回避しながら、ランプを第1の軸中心で回動させる制御とランプを第1の軸と直交する第2の軸中心で傾動させる制御とを、それぞれ容易且つ確実に行うことができるランプ装置を提供することができる。
又、請求項5に記載の発明によれば、駆動源が負荷となることを回避しながら、光の向きを略水平方向に沿って変化(調整)させるための制御と光の向きを略鉛直方向に沿って変化(調整)させるための制御とを、それぞれ容易且つ確実に行うことができる車両用ランプ装置を提供することができる。
(第1の実施の形態)
以下、本発明を具体化した第1の実施の形態を図1〜図3に従って説明する。
図1(a)(b)に示すように、車両用ランプ装置は、支持体としての車両のランプボディ100に対して固定されるアクチュエータ1と、該アクチュエータ1に対して連結されるランプ2とを備える。尚、図1(a)は、車両に設けられた車両用ランプ装置を水平方向の側方(車両の走行方向に対して左側方)から見た模式図であって、図1(b)は、車両に設けられた車両用ランプ装置を上方から見た模式図である。
図2に示すように、アクチュエータ1は、ランプボディ100(図1(a)参照)に対して固定されるケース11と、ケース11内に収容された第1及び第2の駆動源としての第1及び第2のモータ12,13と、ケース11内に収容された第1〜第6の歯車14〜19と、ケース11外部に露出する第1及び第2出力部20,21とを備える。
前記第1のモータ12は、鉛直方向に沿った第1の軸A中心で第1出力部20を回動駆動すべく、その回転軸12aが第1〜第4の歯車14〜17を介して第4の歯車17と一体的に設けられた第1出力部20に連結されている。
前記第2のモータ13は、第1の軸Aと直交する(本実施の形態では、水平方向に沿った)第2の軸Bとねじれの位置となる(本実施の形態では、車両の後方側で鉛直方向に沿った)第3の軸C上で第2出力部21を直線駆動すべく、その回転軸13aが第5及び第6の歯車18,19を介して第2出力部21に連結されている。尚、本実施の形態では、第6の歯車19の内周に雌ねじが形成され、その雌ねじに第2出力部21の外周に形成された雄ねじが螺合され、第2出力部21が回転不能とされることで第6の歯車19の回転運動によって第2出力部21が直線駆動する構成とされている。
そして、第1出力部20とランプ2とは、それらを前記第1の軸A中心で一体回動可能としながらランプ2を前記第2の軸B中心で傾動可能に支持する複軸連結機構を介して連結されている。詳しくは、第1出力部20には、前記第2の軸Bに沿って一対並設される突出壁20aが前記第1の軸A方向(図2中、紙面手前方向)に突設され、それら突出壁20aには前記第2の軸B方向に貫通する支持孔20bが形成されている。一方、図1(a)に示すように、ランプ2の前後方向の重心位置における下部には、一対の突出壁20a間に介在される被支持部2aが設けられ、前記支持孔20b(図2参照)及び被支持部2aにピン22が挿通されることで前記複軸連結機構が構成されている。即ち、本実施の形態では、一対の突出壁20a、支持孔20b、被支持部2a、及びピン22によって複軸連結機構が構成されている。
又、第2出力部21とランプ2とは、ランプ2の前記第1の軸A中心での回動を許容しながら第2出力部21の直線駆動力(前記第3の軸C上での直線駆動力)を伝達可能とする許容伝達機構を介して連結されている。詳しくは、第2出力部21の先端(上端)には、図2及び図3に示すように、前記第1の軸Aを中心とした円弧状に形成された円弧部21aが設けられている。本実施の形態の円弧部21aには、前記第1の軸A方向に開口した係合口21bが形成されている。一方、図1(a),(b)に示すように、ランプ2の後方における下部には、前記係合口21bに挿入され、円弧部21aの円弧に沿って該円弧部21aと相対移動可能とされるとともに前記円弧上の任意の位置で円弧部21aと前記直線駆動(前記第3の軸C上での直線駆動)の駆動方向に係合可能とされた対円弧係合部2bが設けられている。即ち、本実施の形態では、円弧部21a(係合口21b)及び対円弧係合部2bによって許容伝達機構が構成されている。
上記のように構成された車両用ランプ装置では、第1のモータ12によって第1出力部20が第1の軸A中心で回動駆動されると複軸連結機構(特に一対の突出壁20a及び被支持部2a)を介してランプ2が一体回動(第1駆動)される。これにより、ランプ2の前方から照射される光の向きが水平方向に沿って変化(調整)される。
又、第2のモータ13によって第2出力部21が第1の軸Aと直交する第2の軸Bとねじれの位置となる第3の軸C上で直線駆動されると、その直線駆動力が許容伝達機構(円弧部21a(係合口21b)及び対円弧係合部2b)を介してランプ2に伝達される。すると、複軸連結機構によって前記第2の軸B中心で傾動可能に支持されたランプ2が第2の軸B中心で(第2の軸Bを支点として)傾動(第2駆動)される。これにより、ランプ2の前方から照射される光の向きが鉛直方向に沿って変化(調整)される。尚、第2出力部21とランプ2間の許容伝達機構(円弧部21a(係合口21b)及び対円弧係合部2b)は、ランプ2の前記第1駆動を許容しながら第2出力部21の直線駆動力を伝達可能としているため、ランプ2が前記第1駆動されても、第2駆動を行うことができる。
次に、上記第1の実施の形態の特徴的な作用効果を以下に記載する。
(1)第1及び第2のモータ12,13は(ケース11を介して)車両のランプボディ100に対して固定されるため、前記第1駆動時又は前記第2駆動時に負荷となってしまうことがない。又、第1駆動を行うための制御が第1のモータ12のみの制御となり、第2駆動を行うための制御が第2のモータ13のみの制御となるため、それぞれの制御を容易且つ確実に行うことができる。即ち、車両用ランプ装置としては、光の向きを水平方向に沿って変化(調整)させるための制御が第1のモータ12のみの制御となり、光の向きを鉛直方向に沿って変化(調整)させるための制御が第2のモータ13のみの制御となるため、それぞれの制御を容易(単純)且つ確実に行うことができる。
尚、本実施の形態では、光の向きを水平方向に沿って変化(調整)させるための制御と、光の向きを鉛直方向に沿って変化(調整)させるための制御とを、それぞれ独立して容易(単純)且つ確実に行うことができるため、例えば、第1及び第2のモータ12,13の内のいずれか一方が故障した際のフェールセーフ動作も容易(単純)に行うことができる。具体的には、例えば、第1のモータ12が故障した際には、第2のモータ13によって光の向きを鉛直方向に沿って対向車の搭乗者等がまぶしくないように(例えば地面方向に)変化させることができる。又、例えば、第2のモータ13が故障した際には、光の向きを水平方向に沿って対向車(左側通行の場合、右側前方)の搭乗者等がまぶしくないように(例えば車両前方の正面に)変化させることができる。
(2)許容伝達機構を上記構成とすると、ランプ2が前記第1駆動されても、対円弧係合部2bが円弧部21aの円弧に沿って該円弧部21aと相対移動するだけであって、対円弧係合部2bは円弧上の任意の位置で円弧部21aと前記直線駆動の駆動方向に係合可能であるため、ランプ2の前記第1駆動が許容されながら第2出力部21の直線駆動力が伝達可能とされる。よって、上記構成の許容伝達機構によって、簡単な構成で具体的に上記効果(1)を得ることができる。
(3)第1のモータ12と第2のモータ13とは、同一のケース11に収容され、それらが1つのアクチュエータ1とされるため、その取り扱い、例えば、車両のランプボディ100に対する第1及び第2のモータ12,13の固定作業等が容易となる。
(第2の実施の形態)
以下、本発明を具体化した第2の実施の形態を図4〜6に従って説明する。尚、本実施の形態では、第1の実施の形態と略同様の部材については同様の符号を付してその詳細な説明を省略し、第1の実施の形態と異なる点について説明する。
本実施の形態の複軸連結機構は、第1の実施の形態と異なり、前記一対の突出壁20a、支持孔20b、被支持部2a、及びピン22がない構成であって、第1出力部20には、図4(a),(b)及び図5に示すように、保持部材31が固定されている。保持部材31は、第1出力部20から前記第2の軸Bに沿って両側に延びる台座部31aと、台座部31aの両端から第1の軸Aに沿って(上方に)延びる一対の支持柱部31bとを有し、各支持柱部31bの先端側(上端側)には前記第2の軸B方向の両方向に突出する支持軸としてのピン32が固設されている。そして、各支持柱部31bから相対向する側に突出したピン32がランプ2の挿入穴2c(図4(b)参照)に相対回転可能に挿入されることで複軸連結機構が構成されている。即ち、本実施の形態では、保持部材31、ピン32、及び挿入穴2cによって複軸連結機構が構成されている。
又、車両のランプボディ100には、図6に示すように、ピン32における各支持柱部31bから相反する側に突出した外側部分32aの前記第1の軸A中心での回動を許容しながら、ピン32の外側部分32aを第1の軸A方向に沿って支持すべく、前記第2の軸B方向に切り欠かれた補助支持部としての切り欠き支持部100aが形成されている。
以上のように詳述した第2の実施の形態では、上記第1の実施の形態の効果(1)〜(3)と同様の効果を得ることができるとともに、以下に記載する効果を得ることができる。
(1)車両のランプボディ100の切り欠き支持部100aによって、第2の軸B中心でランプ2を傾動可能に支持するピン32の第1の軸A中心での回動が許容されながら、ピン32が第1の軸A方向に沿って支持される。よって、例えば、保持部材31(台座部31a及び支持柱部31b)の板厚等を厚くすることなく、言い換えると、ピン32が支持されない場合では保持部材31の板厚を増厚する等の必要があるがこれを回避しながら、ピン32、ひいてはランプ2の第1の軸A方向に沿った振動等を低減することができる。
上記各実施の形態は、以下のように変更してもよい。
・上記各実施の形態の許容伝達機構(円弧部21a(係合口21b)及び対円弧係合部2b)は、ランプ2の前記第1駆動を許容しながら前記第2出力部21の前記直線駆動力を伝達できれば、他の構成に変更してもよい。
例えば、円弧部をランプ2側に設け、対円弧係合部を第2出力部21側に設けてもよい。
又、上記各実施の形態では、車両用ランプ装置に具体化し、第2駆動でランプ2を例えば5°の範囲内で傾動させるだけでよいといった構成であるため、ランプ2と共に傾動する対円弧係合部2bと円弧部21a(係合口21b)との関係についてはガタなどにより問題なく動作することとし、特に記載しなかったが、特に大きな範囲で傾動させるランプ装置とした場合等では、ランプ2と共に傾動する対円弧係合部2bの傾動を、円弧部21a(係合口21b)が許容する(傾動に追従する)機構を備える等の必要がある。例えば、係合口21bの上下の内壁に半円凸部を対向配置して該半円凸部で対円弧係合部2bを挟む構成として、円弧部21aに対する対円弧係合部2bの傾動を許容するようにしたり、第2出力部21に対して円弧部21aを対円弧係合部2bの傾動に追従して傾動可能に連結するといった構成が考えられ、そのように変更してもよい。
・上記各実施の形態では、第1のモータ12と第2のモータ13とは、同一のケース11に収容され、それらが1つのアクチュエータ1とされたが、これに限定されず、それらを2つのアクチュエータに分けて車両のランプボディ100に固定してもよい。例えば、第1のモータ12、第1〜第4の歯車14〜17及び第1出力部20を収容したケースを備えたアクチュエータと、第2のモータ13、第5、第6の歯車18,19及び第2出力部21を収容したケースを備えたアクチュエータとを車両のランプボディ100にそれぞれ固定するようにしてもよい。
・上記第2の実施の形態の切り欠き支持部100aは、ピン32の前記第1の軸A中心での回動を許容しながら、ピン32を前記第1の軸A方向に沿って支持することができれば、他の構成の補助支持部に変更してもよい。
・上記各実施の形態の第1出力部20を回動駆動するための構成や、第2出力部21を直線駆動するための構成は、同様の動作を達成できれば、他の構成に変更してもよい。例えば、第1のモータ12と第1出力部20間の歯車(第1〜第4の歯車14〜17)や、第2のモータ13と第2出力部21間の歯車(第5及び第6の歯車18,19)の数(段数)や種類等を変更してもよい。
・上記各実施の形態では、本発明を車両用ランプ装置に具体化したが、これに限定されず、車両以外のものに用いられるランプ装置に具体化してもよい。尚、この場合、前記第1の軸Aを鉛直方向と略一致させたり、前記第2の軸Bを水平方向(車両の左右方向)と略一致させるといった必要はない。
(a)第1の実施の形態における車両用ランプ装置を水平方向の側方から見た模式図。(b)同じく車両用ランプ装置を上方から見た模式図。 第1の実施の形態におけるアクチュエータの模式図。 第1の実施の形態における円弧部21aを説明するための部分斜視図。 (a)第2の実施の形態における車両用ランプ装置を水平方向の側方から見た模式図。(b)同じく車両用ランプ装置を上方から見た模式図。 第2の実施の形態におけるアクチュエータの模式図。 第2の実施の形態における切り欠き支持部を説明するための部分斜視図。
符号の説明
2…ランプ、2a…複軸連結機構の一部を構成する被支持部、2b…許容伝達機構の一部を構成する対円弧係合部、2c…複軸連結機構の一部を構成する挿入穴、11…ケース、12…第1のモータ(第1の駆動源)、13…第2のモータ(第2の駆動源)、20…第1出力部、20a…複軸連結機構の一部を構成する突出壁、20b…複軸連結機構の一部を構成する支持孔、21…第2出力部、21a…許容伝達機構の一部を構成する円弧部、22…複軸連結機構の一部を構成するピン、31…複軸連結機構の一部を構成する保持部材、32…複軸連結機構の一部を構成するピン(支持軸)、100…車両のランプボディ(支持体)、100a…切り欠き支持部(補助支持部)、A…第1の軸、B…第2の軸、C…第3の軸。

Claims (5)

  1. 支持体に対して、ランプを第1の軸中心で回動させる第1駆動可能で、且つ、前記ランプを前記第1の軸と直交する第2の軸中心で傾動させる第2駆動可能なランプ装置であって、
    前記支持体に対して固定され、前記第1の軸中心で第1出力部を回動駆動するための第1の駆動源と、
    前記支持体に対して固定され、前記第2の軸とねじれの位置となる第3の軸上で第2出力部を直線駆動するための第2の駆動源と
    を備え、
    前記第1出力部と前記ランプとは、それらを前記第1の軸中心で一体回動可能としながら前記ランプを前記第2の軸中心で傾動可能に支持する複軸連結機構を介して連結され、
    前記第2出力部と前記ランプとは、前記ランプの前記第1駆動を許容しながら前記第2出力部の直線駆動力を伝達可能とする許容伝達機構を介して連結されたことを特徴とするランプ装置。
  2. 請求項1に記載のランプ装置において、
    前記許容伝達機構は、
    前記第2出力部及び前記ランプのいずれか一方側に設けられ、前記第1の軸を中心とした円弧状に形成された円弧部と、
    前記第2出力部及び前記ランプのいずれか他方側に設けられ、前記円弧部の円弧に沿って該円弧部と相対移動可能とされるとともに前記円弧上の任意の位置で前記円弧部と前記直線駆動の駆動方向に係合可能とされた対円弧係合部と
    を有することを特徴とするランプ装置。
  3. 請求項1又は2に記載のランプ装置において、
    前記第1の駆動源と前記第2の駆動源とは、同一のケースに収容されたことを特徴とするランプ装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のランプ装置において、
    前記支持体には、前記第2の軸中心で前記ランプを傾動可能に支持する前記複軸連結機構における支持軸の前記第1の軸中心での回動を許容しながら、前記支持軸を前記第1の軸方向に沿って支持する補助支持部が設けられたことを特徴とするランプ装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載のランプ装置を備えた車両用ランプ装置であって、
    前記支持体は車両のランプボディであって、
    前記第1駆動は、前記ランプが照射する光の向きを略水平方向に沿って変化させ、
    前記第2駆動は、前記ランプが照射する光の向きを略鉛直方向に沿って変化させるものであることを特徴とするランプとする車両用ランプ装置。
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