JP2009183970A - レーザ溶接方法、レーザ溶接装置、および溶接部材 - Google Patents

レーザ溶接方法、レーザ溶接装置、および溶接部材 Download PDF

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Abstract

【課題】レーザビームの出力エネルギーを制御することなく、溶接箇所の任意の位置における溶接部材間の溶接強度を向上させるとともに、溶接不良を防止し得る、レーザ溶接方法、レーザ溶接装置、および溶接部材を提供する。
【解決手段】レーザ溶接方法は、重ね合わせられた複数の部材70、80を溶接する溶接軌跡27に沿う第1の走査方向27にレーザビームを走査しつつ、部材に対して相対的にレーザビームLを移動して第1の走査方向と交差する第2の走査方向28にレーザビームを走査することによって第1の走査方向に沿って形成される溶接ビード35の少なくとも一部に、第2の走査方向に拡大された溶接ビードの拡大部39を形成する。
【選択図】図3

Description

本発明は、レーザ溶接方法、レーザ溶接装置、および溶接部材に関するものである。
レーザビームを照射して複数の溶接部材を溶接するレーザ溶接方法が知られている。一般に、レーザ溶接方法では、溶接箇所に線状にレーザビームを走査して溶接部材同士を溶接している。
溶接強度を向上させるためには、ループ状にレーザビームを走査して、溶接長を長くする手法が提案されている(特許文献1参照)。
特開2000−145450号公報
しかしながら、溶接長を必要以上に長くするため、溶接作業が非効率化してしまう。
本発明の目的は、溶接箇所の任意の位置における溶接部材間の溶接強度を向上させるとともに、溶接不良を防止し得る、レーザ溶接方法、レーザ溶接装置、および溶接部材の提供を目的とする。
本発明は、重ね合わせられた複数の部材を溶接する溶接軌跡に沿う第1の走査方向にレーザビームを走査しつつ、前記部材に対して相対的に前記レーザビームを移動して前記第1の走査方向と交差する第2の走査方向に前記レーザビームを走査することによって前記第1の走査方向に沿って形成される溶接ビードの少なくとも一部に、前記第2の走査方向に拡大された溶接ビードの拡大部を形成するレーザ溶接方法である。
また、本発明は、重ね合わせられた複数の部材を溶接する溶接軌跡に沿う第1の走査方向にレーザビームを走査する第1の走査手段と、
前記レーザビームが前記第1の走査方向に走査された状態において、前記部材に対して相対的に前記レーザビームを移動させて前記第1の走査方向と交差する第2の走査方向に前記レーザビームを走査することにより、前記第1の走査方向に沿って形成される溶接ビードの少なくとも一部に、前記第2の走査方向に拡大された溶接ビードの拡大部を形成する第2の走査手段と、を有するレーザ溶接装置である。
また、本発明は、重ね合わせられた複数の部材を溶接する溶接軌跡に沿う第1の走査方向に沿って形成された溶接ビードの少なくとも一部に、前記第1の走査方向と交差する第2の走査方向に拡大して形成された溶接ビードの拡大部を有する溶接部材である。
本発明によれば、溶接軌跡に沿う第1の走査方向に沿って形成される溶接ビードの少なくとも一部に、第1の走査方向と交差する第2の走査方向に拡大された溶接ビードの拡大部を形成して溶接部材の溶ける量を増加させるため、溶接箇所の任意の位置における溶接強度を向上させるとともに、溶接不良が生じることを防止できる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の実施形態に係るレーザ溶接装置100を示す概略図、図2は、光学スキャナ10に備えられた第1の走査手段を構成する駆動軸20、および第2の走査手段を構成する駆動軸21を示す概略斜視図である。図3は、本実施形態に係るレーザ溶接方法によって、C字状の溶接軌跡27に沿って形成された溶接ビード35の外形を示す平面図である。図4(A)は、略円型の形状に形成された溶接ビードの始端部36を拡大して示す平面図、図4(B)は、直線状に形成された溶接ビードの始端部36を拡大して示す平面図である。図5は、S字状の溶接軌跡27に沿って形成された溶接ビード35の外形を示す平面図である。図6は、丸型の形状の溶接軌跡27に沿って形成された溶接ビード35の外形を示す平面図である。
本実施形態においては、本発明のレーザ溶接方法を、レーザ溶接装置100によって、鋼板70、80を溶接するレーザ溶接方法に適用している(図1参照)。
図1〜6を参照して、レーザ溶接方法を概説すれば、重ね合わせられた鋼板70、80(複数の部材、金属製の板材に相当する)を溶接する第1の走査方向27(溶接軌跡27)に沿ってレーザビームLを走査しつつ、鋼板70、80に対して相対的にレーザビームLを移動して第1の走査方向27と交差する第2の走査方向28にレーザビームLを走査することによって第1の走査方向27に沿って形成される溶接ビード35の少なくとも一部に、第2の走査方向28に拡大された溶接ビードの拡大部39を形成する。溶接軌跡27は、溶接開始点25からレーザビームLを走査して形成される溶接ビードの始端部36と、溶接終了点26までレーザビームLを走査して形成される溶接ビードの終端部37とが重ならない溶接軌跡である。拡大部39を、溶接ビード35の始端部36および終端部37に形成する。光学ミラー15は、第1の走査方向27にレーザビームLを走査しつつ、第2の走査方向28にレーザビームLを走査する。なお、本明細書中においては、レーザ溶接が開始される位置を溶接開始点25とし、レーザ溶接が終了する位置を溶接終了点26とする。溶接は、溶接開始点25から溶接終了点26に至る溶接軌跡27に沿って、レーザビームLを走査して行う。溶接作業中は、レーザビームLの出力エネルギーを制御することなく照射して行う。溶接開始点25から溶接終了点26まで溶接作業が進行する方向および経路を溶接軌跡27(以下、「第1の走査方向27」とも記す)とし、溶接軌跡27と交差する走査方向を第2の走査方向28とする。第1の走査方向27と第2の走査方向28に沿ったレーザビームLの走査軌跡を合成したものを走査軌跡31とする。レーザビームLを走査することにより溶接開始点25の周辺部に形成される溶接ビードを溶接ビードの始端部36とし、溶接終了点26の周辺部に形成される溶接ビードを溶接ビードの終端部37とする(図3参照)。溶接ビードは、レーザビームによって溶けた溶接部材の一部が凝固して形成される溶接痕である。以下、詳述する。
図1を参照して、レーザ溶接装置100は、レーザビームLの照射、および走査方向を調整する光学スキャナ10を備える光学ヘッド60と、光学ヘッド60を移動させるロボットハンド55と、レーザビームLを供給するためのレーザ発振器50とを有している。クランプ手段90によって重ね合わせられて配置された鋼板70、80上にレーザビームLを照射、および走査してレーザ溶接を行う。
図2を参照して、光学スキャナ10について説明する。
光学スキャナ10は、入射されたレーザビームを反射させる光学ミラー15と、光学ミラー15を移動させて第1の走査方向27に沿ってレーザビームLを走査させる駆動軸20と、光学ミラー15を移動させて第2の走査方向28にレーザビームLを走査させる駆動軸21とを有している。駆動軸20、21の両方を同時に制御することにより、例えば、曲線形状の溶接軌跡に沿ってレーザビームLを走査することができる。
各駆動軸20、21は、サーボモータやガルバノモータなどの駆動部29、30によって高速に駆動回転(移動)させることが可能である。駆動軸20によって光学ミラー15を矢印a、a’方向に回転させて、第1の走査方向27にレーザビームLを走査することができる。駆動軸21によって光学ミラー15を矢印b、b’方向に回転させて、第2の走査方向28にレーザビームLを移動させて走査することができる。そのため、溶接作業時には、駆動軸20、21により、第1の走査方向27にレーザビームLを走査しつつ、第2の走査方向28にレーザビームLを移動させて走査することができる。レーザビームLを第1の走査方向27に走査させる第1の走査手段23は、駆動部29、光学ミラー15、および駆動軸20から構成される。レーザビームLを第2の走査方向28に走査させる第2の走査手段24は、駆動部30、光学ミラー15、および駆動軸21から構成される。駆動軸21の回転量を制御することにより、拡大部39の振幅32を調整することができる(図4(A)および(B)参照)。
なお、各駆動軸20、21と、レーザビームLの移動および走査方向の組み合わせは特に限定されるものではない。例えば、駆動軸21を回転させて第1の走査方向27にレーザビームLを走査しつつ、駆動軸20を回転させてレーザビームLを第2の走査方向28へ走査することができる。
次に、レーザ溶接方法について説明する。
図3〜図6を参照して、鋼板70上において、レーザビームLを走査することにより、溶接軌跡27に沿って溶接ビード35が形成される。
まず、溶接開始点25にレーザビームLを照射した直後に、第1の走査方向27にレーザビームLを走査しつつ、第2の走査方向28にレーザビームLを移動させて走査する。この際、第2の走査方向28に複数回折り返してレーザビームLを走査する。溶接ビードの始端部36には、溶接軌跡27に沿って形成される溶接ビード(以下、「一般部38」とする)よりも、第2の走査方向28に拡大された溶接ビードの拡大部39(以下、「拡大部39」とする)が形成される。
次に、溶接ビードの始端部36からレーザビームLを溶接軌跡27に沿って走査して鋼板70、80を溶接していく。図示されるように、例えば、C字状(ループ状)の溶接軌跡27に沿ってレーザビームLを走査する。
溶接終了点26周辺までレーザビームLを走査し終えたら、第1の走査方向27にレーザビームLを走査しつつ、再び第2の走査方向28にレーザビームLを移動させて走査する。溶接ビードの始端部36と同様に、溶接ビードの終端部37に拡大部39を形成することができる。引き続きレーザビームLを、溶接終了点26まで走査して溶接作業を終了する。以上のようにして、鋼板70上に、始終端部36、37に拡大部39を有する溶接ビード35が形成される。拡大部39を形成することにより、鋼板70を溶かす量、つまり溶接量を増加させることができる。
レーザ溶接において、溶接箇所の一部の溶接強度を向上させる場合や、溶接部材間の溶接不良を防止する場合には、レーザビームの出力エネルギーを上げて、溶接部材の溶ける量を増加させる方法が考えられる。しかしながら、レーザビームの出力エネルギーを上げることにより、余分なエネルギーを消費する必要が生じる。さらに、レーザビームの出力エネルギーを制御するため、溶接作業が煩雑化するという問題が生じる。
それに対して、本実施形態にあっては、拡大部39を形成することにより、溶接量を増加することができるため、レーザビームの出力エネルギーを制御することなく、溶接部材間の溶接強度を向上させるとともに、溶接不良を防止することができる。
図4(A)および(B)を参照して、拡大部39は、第2の走査方向28におけるレーザビームLの振幅32を調整することにより、その形状を変化させることができる。例えば、振幅32を変化させて、略丸型の形状の拡大部39を形成することができる(図4(A)参照)。振幅32とピッチ33を一定にすることにより、直線形状の拡大部39を形成することができる(図4(B)参照)。
拡大部39を形成する際に、第1の走査方向27の移動速度に対して、第2の走査方向28への移動速度を速くすることにより、拡大部39に与える熱量を調節することができる。ピッチ33を変化させることにより、走査軌跡31間に与える熱量を調節することができる。
溶接開始時および終了時には、レーザ発振器から供給されるレーザビームの出力エネルギーが不安定な状態になる。そのため、溶接開始点および終了点の周辺部において溶接強度の低下や溶接不良が生じるおそれがある。溶接開始点および終了点は、外部から応力が作用する際に最も応力が集中しやすい部位であるため、他の部位よりも大きな溶接強度を有していることが望ましい。そこで、レーザビームの出力エネルギーを制御して、溶接開始点および終了点の周辺部における溶接強度の低下を防止する方法が考えられる。その場合、制御手段を設けてレーザビームの出力エネルギーを制御する必要が生じ、溶接作業が煩雑化する。
それに対して、本実施形態にあっては、溶接ビードの始終端部36、37に拡大部39を形成して溶接部材の溶ける量を増加させているため、レーザビームの出力エネルギーを制御することなく、溶接開始点および終了点の周辺部における溶接強度を向上させることができる。
一般に、レーザ溶接では、溶接開始点および終了点においてクレータ(くぼみ)が生じる。そのため、溶接ビードの始終端部36、37を重ねて溶接することにより溶接部材の割れや、溶接不良が生じることがある。
前述のように、本実施形態にあっては、溶接ビードの始終端部36、37が重ならないC字状の溶接軌跡27に沿ってレーザ溶接を行う。そのため、溶接ビードの始終端部36、37における割れや、溶接不良を防止することができる。さらに、直線状にレーザ溶接を行った場合と比較して、鋼板70、80に対して溶接する面積を大きくすることができるため、溶接強度を向上させることができる。
図5および図6を参照して、C字状以外にも、例えば、S字状(図5参照)や、丸型の形状(図6参照)の溶接軌跡27に沿ってレーザ溶接を行うことができる。前述した場合と同様に、割れや、溶接不良を防止するとともに、溶接強度を向上することができる。
上述したように、本実施形態にあっては、第1の走査方向27に沿って形成される溶接ビード35の一部に、第1の走査方向27と交差する第2の走査方向28に拡大部39を形成して鋼板70の溶ける量を増加させているため、レーザビームの出力エネルギーを制御することなく、溶接箇所の任意の位置における溶接強度を向上させるとともに、溶接不良が生じることを防止することができる。
溶接ビードの始終端部36、37が重ならない溶接軌跡27(例えば、C字状、S字状、丸型の形状)に沿ってレーザ溶接を行うため、溶接ビードの始終端部36、37における割れや、溶接不良を防止することができる。さらに、直線状にレーザ溶接を行った場合と比較して、鋼板70、80に対して溶接する面積を大きくすることができるため、溶接強度を向上させることができる。
溶接ビードの始終端部36、37に拡大部39を形成して鋼板70の溶ける量を増加させているため、レーザビームの出力エネルギーを制御することなく、溶接開始点25および溶接終了点26の周辺部における溶接強度を向上させることができる。
光学ミラー15により、第1の走査方向27にレーザビームLを走査しつつ、第2の走査方向28にレーザビームLを高速で移動させて拡大部39を形成することができる。
レーザビームLの出力エネルギーを制御せずに、鋼板70、80間の溶接強度を向上させることができる。
第1の走査方向27に沿って形成される溶接ビード35の一部に、第1の走査方向27と交差する第2の走査方向28に拡大して形成された拡大部39を有する鋼板70、80を形成することができる。
本実施形態にあっては、溶接軌跡27は、C字状、S字状、丸型の形状となっているが、これらに限定されるものではなく、例えば、直線状の溶接軌跡に沿って溶接を行うことができる。
溶接部材は、金属製の板材70、80に限定されるものではなく、レーザ溶接により溶接が可能な部材を用いることができる。
(第2の実施形態)
図7は、光学スキャナ10に設けられた第2の走査手段24を構成する圧電素子22を示す概略斜視図である。図1〜6に示した部材と共通する部材には同一の符号を付し、その説明は一部省略する。
本実施形態にあっては、光学ミラー15、および圧電素子22を第2の走査手段に用いている。圧電素子22をc、c’方向に振動させることにより、光学ミラー15に振動を付与して第2の走査方向28にレーザビームLを走査する。
圧電素子22の種類や形態は特に限定されないが、光学ミラー15の軽量化の観点から、小型で軽量化されたものが望ましい。また、圧電素子22を設ける位置は、レーザビームLの入射および反射を妨げないように、例えば、光学ミラー15の裏面に設けるのが望ましい。さらに圧電素子22とともに、駆動部29、30、および駆動軸20、21を併用してレーザビームLを走査することができる。
第2の走査手段21には、例えば、鋼板70、80自体を移動させて相対的に第2の走査方向28へレーザビームLを走査する方法を用いることができる。その他にも、例えば、駆動軸20、21を振動させる方法や、光学ミラー15を高速で回転させる方法によって光学ミラー15に振動を付与する方法を用いることができる。
(第3の実施形態)
図8(A)および(B)はそれぞれ、平面において溶接ビード35の外形を示すとともに鋼板70、80の断面を示す図である。図9(A)には、クランプされた鋼板間の隙間が生じている部位40に拡大部39を形成しない場合の対比例が示され、図9(B)には、隙間が生じている部位40に拡大部39を形成する場合が示される。図1〜7に示した部材と共通する部材には同一の符号を付し、その説明は一部省略する。
拡大部39は、溶接ビードの始終端部36、37以外に設けることができる。例えば、クランプして配置された鋼板70、80間に隙間が生じている場合、鋼板70における隙間が生じている部位40に拡大部39を形成して、溶接不良を防止することができる。以下、鋼板70、80間に生じている隙間を隙間部41とする。
図8(A)を参照して、鋼板70、80間に隙間部41が生じている場合には、隙間が生じている部位40に合わせて拡大部39を形成する。前述のように、拡大部39を形成することにより、鋼板70を溶かす量、つまり溶接量を増加させることができるため溶接不良を防止することができる。
図8(B)を参照して、鋼板70、80の中心線42から両端(図中左右方向)にかけて隙間部の高さhが次第に大きくなるように鋼板70、80を配置している。このような場合であっても、隙間部の高さhが次第に大きくなるのに合わせて振幅32を変化させて拡大部39を形成することにより鋼板70、80間に溶接不良が生じることを防止できる。
図9(A)を参照して、隙間が生じている部位40に拡大部39を形成しない場合の対比例では、隙間部の高さhに対して、レーザビームLによって溶けた鋼板43が不足するため、鋼板70、80間に溶接不良が生じる。
図9(B)を参照して、本実施形態に示されるように、隙間部が生じている部位40に拡大部39を形成する場合には、鋼板70を溶かす量を増加させることができるため、溶接不良が生じることを防止できる。なお、図7(B)中の矢印は、第2の走査方向28へのレーザビームLの走査を意味する。
上述したように、本実施形態にあっては、拡大部39を形成することにより、隙間が生じている部位40において鋼板70を溶かす量を増加させることができるため、溶接不良が生じることを防止できる。
直線状の溶接軌跡27に沿ってレーザ溶接を行う実施形態を示したが、前述のC字状、S字状、丸型の形状の溶接軌跡に沿って溶接を行うこともできる。
隙間が生じている部位40以外に拡大部39を形成して、溶接強度を向上させることができる。
(第4の実施形態)
図10は、隙間部の高さhを次第に大きくして配置された鋼板70、80を示す概略斜視図である。図1〜9に示した部材と共通する部材には同一の符号を付し、その説明は一部省略する。
本実施形態にあっては、意図的に隙間部41を生じさせ、その隙間部の高さhを次第に大きくして鋼板70、80を配置している。
図10を参照して、図示しないクランプ装置によって、図中右手方向に向かって隙間部の高さhを次第に大きくして鋼板70、80を重ね合わせている。隙間部の高さhが大きい箇所に溶接開始点25を設けると、鋼板70に割れが生じやすいおそれがある。それに対して、鋼板70、80同士が接触する接触箇所44の周辺部45では、溶接開始時においても割れが生じることのない範囲の高さで隙間部41が生じている。そのため、溶接開始点25を接触箇所の周辺部45に設けることにより、溶接開始時に割れが生じることを防止できる。レーザビームLを、溶接開始点25から隙間部の高さhが大きい方に向かう溶接軌跡27に沿って走査する。レーザビームLによって溶かされた鋼板70が、隙間部の高さhが小さい方から徐々に周囲を溶かしていくため、隙間部の高さhが大きい箇所においても、割れを生じさせずに溶接を行うことができる。
図示されるように、溶接ビードの始終端部36、37、および一般部38に拡大部39を形成している。そのため、溶接開始点25や溶接終了点26の周辺部、および一般部38における溶接強度を向上させることができる。さらに、溶接ビードの始終端部36、37が重ならないC字状の溶接軌跡27に沿って溶接を行うため、割れや、溶接不良を防止するとともに、溶接強度を向上させることができる。
上述したように、本実施形態にあっては、隙間部の高さhを次第に大きくして配置した鋼板70、80同士の溶接であっても、割れが生じることのない範囲の高さで隙間部41が生じている部位(接触箇所の周辺部44)に溶接開始点25を設け、隙間部の高さhが大きい方に向かう溶接軌跡27に沿って溶接を行うことにより、割れを生じさせることなく、レーザ溶接を行うことができる。
溶接軌跡27は、C字状以外でもよく、例えば、前述のS字状や丸型の形状、直線状の溶接軌跡に沿って溶接することができる。
拡大部39を形成する箇所は、特に限定されるものではなく、溶接強度を向上させることが必要な位置や溶接不良を防止させる位置に適宜形成することができる。
図1は、本発明の実施形態に係るレーザ溶接装置を示す概略図である。 図2は、光学スキャナに備えられた第1の走査手段を構成する駆動軸、および第2の走査手段を構成する駆動軸を示す概略斜視図である。 本実施形態に係るレーザ溶接方法によって、C字状の溶接軌跡に沿って形成された溶接ビードの外形を示す平面図である。 図4(A)は、略円型の形状に形成された溶接ビードの始端部を拡大して示す平面図、図4(B)は、直線状に形成された溶接ビードの始端部を拡大して示す平面図である。 S字状の溶接軌跡に沿って形成された溶接ビードの外形を示す平面図である。 丸型の形状の溶接軌跡に沿って形成された溶接ビードの外形を示す平面図である。 図7は、光学スキャナに設けられた第2の走査手段を構成する圧電素子を示す概略斜視図である。 図8(A)および(B)はそれぞれ、平面において溶接ビードの外形を示すとともに、鋼板の断面を示す図である。 図9(A)は、隙間が生じている部位に拡大部を形成しない場合の対比例を示す図、図9(B)は、隙間部が生じている部位に拡大部を形成する場合を示す図である。 図10は、隙間部の高さを次第に大きくして配置された鋼板を示す概略斜視図である。
符号の説明
10 光学スキャナ、
15 光学ミラー、
20、21 駆動軸、
22 圧電素子、
23 第1の走査手段、
24 第2の走査手段、
25 溶接開始点、
26 溶接終了点、
27 溶接軌跡(第1の走査方向)、
28 第2の走査方向、
29、30 駆動部、
31 走査軌跡、
32 振幅、
33 ピッチ、
35 溶接ビード、
36 溶接ビードの始端部、
37 溶接ビードの終端部、
38 一般部、
39 拡大部、
40 隙間が生じている部位、
41 隙間部、
42 鋼板の中心線、
43 溶けた鋼板、
44 接触箇所、
45 接触箇所の周辺部、
50 レーザ発振器、
55 ロボットハンド、
60 光学ヘッド、
70、80 鋼板(複数の部材、金属製の板材)、
90 クランプ手段、
100 レーザ溶接装置、
L レーザビーム、
h 隙間部の高さ。

Claims (10)

  1. 重ね合わせられた複数の部材を溶接する溶接軌跡に沿う第1の走査方向にレーザビームを走査しつつ、前記部材に対して相対的に前記レーザビームを移動して前記第1の走査方向と交差する第2の走査方向に前記レーザビームを走査することによって前記第1の走査方向に沿って形成される溶接ビードの少なくとも一部に、前記第2の走査方向に拡大された溶接ビードの拡大部を形成するレーザ溶接方法。
  2. 前記溶接軌跡は、溶接開始点から前記レーザビームを走査して形成される溶接ビードの始端部と、溶接終了点まで前記レーザビームを走査して形成される溶接ビードの終端部とが重ならない溶接軌跡である請求項1に記載のレーザ溶接方法。
  3. 前記溶接ビードの前記始端部および前記終端部に前記拡大部を形成する請求項2に記載のレーザ溶接方法。
  4. 前記第1の走査方向に前記レーザビームを走査する光学ミラーを移動させることによって、前記第2の走査方向に前記レーザビームを走査する請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載のレーザ溶接方法。
  5. 前記レーザビームの出力エネルギーを制御することなく照射する請求項1〜4のいずれか1つに記載のレーザ溶接方法。
  6. 前記溶接軌跡は、C字状、S字状、丸型の形状である請求項2に記載のレーザ溶接方法。
  7. 前記部材は金属製の板材であり、前記拡大部を形成する位置は、前記板材間に隙間が生じている部位である請求項1〜請求項6のいずれか1つに記載のレーザ溶接方法。
  8. 前記部材は金属製の板材であり、一方の板材が他方の板材に対して接触した接触箇所から両板材間の隙間を次第に大きくして重ね合わせられており、前記接触箇所の周辺部に設けられた溶接開始点から前記隙間の大きい方に向かう溶接軌跡を有する請求項1〜請求項6のいずれか1つに記載のレーザ溶接方法。
  9. 重ね合わせられた複数の部材を溶接する溶接軌跡に沿う第1の走査方向にレーザビームを走査する第1の走査手段と、
    前記レーザビームが前記第1の走査方向に走査された状態において、前記部材に対して相対的に前記レーザビームを移動させて前記第1の走査方向と交差する第2の走査方向に前記レーザビームを走査することにより、前記第1の走査方向に沿って形成される溶接ビードの少なくとも一部に、前記第2の走査方向に拡大された溶接ビードの拡大部を形成する第2の走査手段と、を有するレーザ溶接装置。
  10. 重ね合わせられた複数の部材を溶接する溶接軌跡に沿う第1の走査方向に沿って形成された溶接ビードの少なくとも一部に、前記第1の走査方向と交差する第2の走査方向に拡大して形成された溶接ビードの拡大部を有する溶接部材。
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