JP2009183800A - 純水製造方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】製造した処理水(純水)の温度を精度良く一定に安定化することができ、しかも、エネルギー消費量が小さい純水製造方法及び装置を提供すること。
【解決手段】原水槽1から取り出して前処理槽2で前処理をした原水を、供給ポンプ3で第1乃至第4加熱用熱交換器41、42、43、44に順次通した後、脱気装置5と冷却用熱交換器52に通して受水槽6で受水し、RO装置7に供給して純水の分離処理を行い、処理後の処理水をリソグラフィー工程等に送給する。制御部20により、原水槽1内の原水の温度と、受水槽6内の原水の温度に基づいて、RO装置7から第1加熱用熱交換器41に供給するブラインの流量と、冷凍装置101から第2加熱用熱交換器42に供給する熱媒体の流量と、コンプレッサー装置102から第3加熱用熱交換器43に供給する熱媒体の流量と、ボイラー装置103から第4加熱用熱交換器44に供給する熱媒体の流量と制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、原水を逆浸透膜分離装置に通して純水を製造する純水製造方法及び装置に関するものである。
従来、逆浸透膜分離装置(以下、RO装置と記す)を用いて純水を製造する純水製造装置としては、図2に示すように、原水槽201の20℃〜25℃の原水を、熱回収用熱交換器202に通すことで30℃〜35℃に予熱してから加熱用熱交換器203に通して40℃〜45℃に加温し、供給ポンプ204にて逆浸透膜にて純水の分離処理を行うRO装置205に供給し、RO装置205で処理した処理水を脱気装置206で脱気処理した後、上記熱回収用熱交換器202に通すことで熱回収して30℃〜35℃の処理水とし、イオン交換設備207にてイオン交換して処理水(純水)を製造するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。処理水は、例えば、リソグラフィー工法でのフォトレジストの現像液を作成するための希釈水等として随時に取り出して使用される。
この純水製造装置は、原水の温度を加熱用熱交換器203で40℃〜45℃と比較的高くすることにより、RO装置205でのスライム汚染による透過水量の低下を防止するとともに、熱効率の向上とイオン交換樹脂の熱劣化の防止を図るようにしている。
特開平10−309575号公報
しかしながら、特許文献1に記載の純水製造装置においては、RO装置205に入る原水の温度が40℃〜45℃と高いので、上記のようにスライム汚染を防止できるが、逆浸透膜の標準設計温度は25℃であり、水温が変われば当然のように透過水量、水質等が変動する。また、膜の許容温度は一般に45℃と言われているが、劣化の観点から30℃程度以下に抑えるのが良いとされているのに加えて、処理水の温度を精度良く一定に安定させることができないという問題がある。
また、原水の温度を40℃〜45℃にする加熱用熱交換器203の熱源におけるエネルギー消費量が大きいという問題がある。
また、イオン交換設備207により原水中のイオン成分は除去できるものの、原水に溶存する二酸化炭素及び酸素の除去が不十分であるため、リソグラフィー工法でのフォトレジストの現像液を作成するための希釈水として用いた場合、炭酸塩が生じてフォトレジストの現像不良を招く場合があるという問題がある。
本発明は、上記従来の問題点に鑑み、製造した処理水(純水)の温度を精度良く一定に安定化することができ、しかも、工場等の空調機用冷凍装置、空気圧縮装置、ボイラー装置等の廃熱を利用することで、エネルギー消費量が小さい純水製造方法及び装置を提供することを目的とする。さらに、原水に溶存する二酸化炭素及び酸素を除去することができる純水製造方法及び装置を提供することを目的とする。
本発明の純水製造方法は、複数の熱交換器を通して温度制御した原水をRO装置に通して純水を製造する純水製造方法であって、原水槽及び受水槽内の原水の温度を検出し、その検出温度に応じて、複数の熱交換器の熱出力を制御して受水槽内の原水の温度を所定値に制御し、受水槽からRO装置に原水を送給するものである。
この構成によると、複数の熱交換器の前段に設けた原水槽内及びRO装置の前段に設けた受水槽内の原水温度に応じて、複数の熱交換器の熱出力を制御して受水槽内の原水の温度を所定値に制御することで、RO装置の効率を最適に保ち、透過水(処理水)量・水質などを安定化させると共に、RO装置にて製造された処理水(純水)の温度を精度良く一定に安定化することができる。
また、複数の熱交換器に、RO装置のブライン廃熱、冷凍廃熱、コンプレッサー廃熱及びボイラー廃熱のうちの少なくとも一つを供給するようにすると、専ら原水を制御するための熱源を設ける場合と比較して、エネルギー消費量を削減することで省エネルギー化を図ることができ、地球温暖化の原因の一つである二酸化炭素の発生量削減にも寄与することができる。
また、本発明の純水製造装置は、複数の熱交換器を通して温度制御した原水をRO装置に通して純水を製造する純水製造装置であって、原水槽と、熱媒体の供給量を調整する調整弁が夫々設けられた複数の熱交換器と、受水槽と、RO装置とをこの順に接続し、原水槽内の原水の温度を検出する第1水温センサと、受水槽内の原水の温度を検出する第2水温センサとに応じて複数の熱交換器の調整弁を制御する制御部を設けたものである。
この構成によると、制御部にて複数の熱交換器の調整弁を制御して上記純水製造方法を実施することで、RO装置の効率を最適に保ち、透過水(処理水)量・水質などを安定化させると共に、逆浸透膜分離装置にて製造された処理水(純水)の温度を精度良く一定に安定化することができる。
また、複数の熱交換器に、RO装置のブライン廃熱、冷凍廃熱、コンプレッサー廃熱及びボイラー廃熱(蒸気)で加熱された熱媒体のうちの少なくとも一つを供給することで、専ら原水を制御するための熱源(ヒーター、ボイラー等)を設ける場合と比較して、エネルギー消費量を削減することができる。
また、複数の熱交換器の下流側に、ボイラー廃熱を熱源として原水を脱気する脱気装置を設けたことで、新たに熱源を設けることなく、エネルギー消費量を削減しながら、原水に溶存する二酸化炭素及び酸素を除去することができる。
本発明の純水製造方法及び装置によれば、複数の熱交換器の前段に設けた原水槽内及びRO装置の前段に設けた受水槽内の原水温度に応じて、工場等の空調機用冷凍装置、空気圧縮装置、ボイラー装置等の廃熱を利用して複数の熱交換器で熱交換させて、受水槽内の原水の温度を所定値に制御することで、RO装置の効率を最適に保ち、透過水(処理水)量・水質などを安定化させると共に、RO装置にて製造された処理水(純水)の温度を精度良く一定に安定化することができる。
以下、本発明の純水製造方法及び装置の一実施形態について、図1を参照して説明する。
図1において、本実施形態の純水製造装置は、原水槽1から原水を取り出して前処理槽2にて逆浸透膜ヘのスライムの付着を防止するため等の所要の前処理を行い、前処理後の原水を供給ポンプ3にて第1乃至第4加熱用熱交換器41、42、43、44に順次通した後、脱気装置5に通し、所定の温度に加温された原水をRO装置7の前段に設けた受水槽6を介してRO装置7に供給し、RO装置7の逆浸透膜にて純水の分離処理を行い、処理後の処理水(純水)をリソグラフィー工程等に送給するように構成されている。
原水槽1には、原水の水温を検出する第1水温センサ11が配設され、検出した第1水温検出信号t1が制御部20に入力されている。また、受水槽6には、原水の水温を検出する第2水温センサ12と原水の水位を検出する水位センサ13とが配設され、検出した第2水温検出信号t2及び水位検出信号hが制御部20に入力されている。また、使用水量信号wも制御部20に入力される。この使用水量信号wは、リソグラフィー工程等の利用側への流出流量を流量センサ(図示せず)にて検出することができる。
制御部20は、供給ポンプ3を駆動するインバータ31に制御信号i1を出力し、供給ポンプ3を作動制御するように構成されている。
第1加熱用熱交換器41は、RO装置7の逆浸透膜の洗浄に用いられるブライン(洗浄水)の廃熱によって原水を加熱するものであり、RO装置7からブラインが供給されるブライン配管111に接続されている。ブライン配管111には、ブラインの流量を調整して第1加熱用熱交換器41の熱出力を調整する調整弁121が介設されている。調整弁121には、弁体を駆動する弁制御部131が接続されている。RO装置7から供給されるブラインの温度は、例えば25℃である。
第2加熱用熱交換器42は、このRO装置7が設置された工場に存在する冷凍装置101の廃熱によって原水を加熱するものであり、冷凍装置101の廃熱を受け取った熱媒体が供給される熱媒体配管112に接続されている。第2加熱用熱交換器42に導かれる熱媒体は、冷凍装置101の冷凍サイクルの蒸発器によって加熱された熱媒体である。熱媒体配管112には、熱媒体の流量を調整して第2加熱用熱交換器42の熱出力を調整する調整弁122が介設されており、調整弁122には、弁体を駆動する弁制御部132が接続されている。冷凍装置101から供給される熱媒体の温度は、例えば28℃である。熱媒体としては、冷却装置101からの加熱された廃水、工水、井水、市水、冷媒等を用いることができる。
第3加熱用熱交換器43は、このRO装置7が設置された工場に存在するコンプレッサー装置102の廃熱によって原水を加熱するものであり、コンプレッサー装置102の廃熱を受け取った熱媒体が供給される熱媒体配管113に接続されている。熱媒体配管113には、熱媒体の流量を調整して第3加熱用熱交換器43の熱出力を調整する調整弁123が介設されており、調整弁123には、弁体を駆動する弁制御部133が接続されている。コンプレッサー装置102から供給される熱媒体の温度は、例えば32℃である。熱媒体としては、コンプレッサー装置102からの加熱された廃水、工水、井水、市水、冷媒等を用いることができる。
第4加熱用熱交換器44は、RO装置7前段での原水の温度が所定の温度以下である場合に、RO装置7が設置された工場に存在するボイラー装置103によって原水を加熱するものであり、ボイラー装置103の廃熱を受け取った熱媒体が供給される熱媒体配管114に接続されている。熱媒体配管114には、熱媒体の流量を調整して第4加熱用熱交換器44の熱出力を調整する調整弁124が介設されており、調整弁124には、弁体を駆動する弁制御部134が接続されている。ボイラー装置103から供給される熱媒体の温度は、例えば120℃である。熱媒体としては、ボイラー装置103からの加熱された工水、井水、市水、冷媒等を用いることができる。また、熱媒体に代えて、ボイラー装置の余剰スチームを第4加熱用熱交換器44に供給してもよい。
また、脱気装置5は、原水に溶存する二酸化炭素及び酸素を脱気するものであり、RO装置7の寿命を延ばすため、予めRO装置7の前段に脱気装置5を設けることで、原水に溶存する二酸化炭素及び酸素を所定の溶存濃度以下に脱気することができる。
制御部20は、第1乃至第4加熱用熱交換器41、42、43、44の弁制御部131、132、133、134に制御信号v1、v2、v3、v4を出力し、第1乃至第4加熱用熱交換器41、42、43、44の熱出力を夫々制御するように構成されている。
以上の構成において、原水槽1内の原水が、前処理槽2で所要の前処理が行われた後、供給ポンプ3にて第1乃至第4加熱用熱交換器41、42、43、44に送給されて加温され、脱気装置5に供給されて溶存二酸化炭素及び溶存酸素が脱気され、受水槽6に送給される。受水槽6では、貯留されている原水の水位が水位センサ13にて検出され、その水位検出信号hが制御部20に入力される。制御部20は、水位検出信号hに基づいてインバータ31を作動制御し、供給ポンプ3を駆動することで、上記受水槽6ヘの原水の送給量が制御され、受水槽6の水位が常に一定に維持される。
また、原水槽1の原水の水温が第1水温センサ11で検出され、その第1水温検出信号t1が制御部20に入力される。また、受水槽6の原水の水温が第2水温センサ12で検出され、その第2水温検出信号t2が制御部20に入力される。これらの水温検出信号t1、t2に基づいて、制御部20は、弁制御部131、132、133、134、135を作動制御する。
例えば、冬季において、原水槽1の原水の水温が5℃であることが検出されると、制御部20は、全ての弁制御部131、132、133、134に弁体の全開を指令する制御信号v1、v2、v3、v4を出力し、第1乃至第4加熱用熱交換器41、42、43、44への熱媒体の供給量を最大にする。これにより、第1乃至第4加熱用熱交換器41、42、43、44の熱出力が最大となり、第1加熱用熱交換器41で加熱された原水の温度が6.5℃となり、さらに第2加熱用熱交換器42で加熱された原水の温度が14℃となり、さらに第3加熱用熱交換器43で加熱された原水の温度が25℃となり、さらに第4加熱用熱交換器44では補助的に原水の温度が25℃を維持するように構成されており、これにより、受水槽6を経たRO装置7の入口での原水の温度が25℃±0.5℃となる。
また、例えば、春季又は秋季において、原水槽1の原水の水温が15℃であることが検出されると、制御部20は、第1、第2及び第4加熱用熱交換器41、42、44の弁制御部131、132、134に弁体の全閉を指令する制御信号v1、v2、v4を出力する一方、第3加熱用熱交換器43の弁制御部133に弁体の全開を指令する制御信号v3を出力する。こうして、第1、第2及び第4加熱用熱交換器41、42、44の熱出力を停止する一方、第3加熱用熱交換器43の熱出力を最大にする。これにより、第3加熱用熱交換器43で加熱された原水の温度が25℃となり、受水槽6を経たRO装置7の入口での原水の温度が25℃±0.5℃となる。
また、例えば、夏季において、原水槽1の原水の水温が29℃であることが検出されると、制御部20は、全ての弁制御部131、132、133、134に弁体の全閉を指令する制御信号v1、v2、v3、v4を出力し、第1乃至第4加熱用熱交換器41、42、43、44への熱媒体の供給量を停止する。これにより、第1乃至第4加熱用熱交換器41、42、43、44の熱出力が零となり、第1乃至第4加熱用熱交換器41、42、43、44での熱交換を不要とする。
以上のように、制御部20により、原水槽1の水温に応じて第1乃至第4加熱用熱交換器41、42、43、44の熱出力を制御することにより、原水の温度を安定して所定の温度に制御することにより、所定の温度に加温された原水をRO装置7の前段に配設された受水槽6を介してRO装置7に供給することができる。なお、第1乃至第4加熱用熱交換器41、42、43、44の熱出力は、使用水量信号w又はインバータ31に対する作動制御値に応じて適宜調整してもよい。
このように、第1加熱用熱交換器41の熱出力にRO装置7のブラインの廃熱を利用し、第2加熱用熱交換器42の熱出力に冷凍装置101の廃熱を利用し、第3加熱用熱交換器43の熱出力にコンプレッサー装置102の廃熱を利用し、予備的に第4加熱用熱交換器44の熱出力を利用することにより、熱出力を専用の熱機器で生成する場合と比較して、大幅なエネルギー消費量を削減することができる。表1は、本実施形態の純水製造装置が動作する際、各廃熱を使用する廃熱使用エネルギーと、原水の加熱に必要な必要エネルギーとを併せて示した表である。表1には、定常時と、回収NG時とにおける使用エネルギー及び必要エネルギーを示している。ここで、定常時とは、原水の加熱に必要な量の加温された工水等の排水を回収できる場合をいう。また、回収NG時とは、原水の加熱に必要な量の加温された工水等の排水を回収できない場合をいう。
Figure 2009183800
表1から明らかなように、定常時と回収NG時のいずれにおいても、ROブライン廃熱、冷凍装置廃熱、コンプレッサー廃熱及びボイラー廃熱により、原水の加熱に必要な全てのエネルギーを賄うことができる。例えばコンプレッサーの廃熱を利用する場合、必要エネルギーを都市ガス及び電力で得る場合と比較して、1年間で2,318tの二酸化炭素の排出を削減することができる。また、冷凍装置としてターボ冷凍装置の廃熱を利用する場合、必要エネルギーを都市ガス及び電力で得る場合と比較して、1年間で700tの二酸化炭素の排出を削減することができる。すなわち、コンプレッサーの廃熱とターボ冷凍装置の廃熱との利用により、約3,000tの二酸化炭素の排出を削減でき、その結果、1.3%の省エネルギー効果を奏することができる。
脱気装置5で溶存二酸化炭素及び酸素が除去され、25℃に加温された原水は、受水槽6に送給される。こうして、受水槽6内の原水の温度が25℃±0.5℃の所定温度に精度良く維持される。
このように受水槽6内の原水は、その水位及び温度が高精度に一定に制御されており、その受水槽6内の原水が、R〇装置7に取り出されて逆浸透膜にて純水が分離処理され、その処理水(純水)は、例えばリソグラフィー工法におけるフォトレジストの現像液を作成するための希釈水等として使用するためリソグラフィー工程等に送給される。その際に、処理水(純水)の温度が高精度に一定に管理されているので、上記現像液などの濃度を精度良く一定に管理することができ、効率的にて精度の良い処理を行うことができる。また、処理水(純水)の溶存二酸化炭素及び溶存炭素が高度に除去されているので、炭酸塩に起因するフォトレジストの現像不良を生じることなく、フォトレジストを高精度に現像して高品質の処理を行うことができる。
なお、純水製造装置には、脱気装置5は必ずしも設置しなくてもよく、この場合、第4加熱用熱交換器44からの原水を受水槽6に直接流入させるように構成すればよい。この場合において、制御部20により、第1水温検出信号t1及び第2水温検出信号t2に対応して第1乃至第4加熱用熱交換器41、42、43、44の熱出力を制御し、受水槽6内の原水の温度を所定値になるように制御すればよい。
また、純水製造装置には、第1乃至第4加熱用熱交換器41、42、43、44を必ずしも全て設置しなくてもよく、原水を加熱する熱交換器の数は、必要エネルギーに応じて適宜変更することができる。また、冷凍装置101、コンプレッサー装置102及びボイラー装置103の全ての廃熱を利用しなくてもよく、冷凍装置101、コンプレッサー装置102及びボイラー装置103の少なくとも一つの廃熱を利用してもよい。また、他の熱機器の廃熱を利用してもよい。
本発明の純水製造方法及び装置は、複数の熱交換器の前段に設けた原水槽内及びRO装置の前段に設けた受水槽内の原水温度に応じて、複数の熱交換器の熱出力を制御して受水槽内の原水の温度を所定値に制御することで、RO装置の効率を最適に保ち、透過水(処理水)量・水質などを安定化させると共に、RO装置にて製造された処理水(純水)の温度を精度良く一定に安定化することができる。
本発明の一実施形態の純水製造装置の概略構成図。 従来例の純水製造装置の概略構成図。
符号の説明
1 原水層
6 受水槽
7 RO装置(逆浸透膜分離装置)
11 第1水温センサ
12 第2水温センサ
20 制御部
41 第1加熱用熱交換器
42 第2加熱用熱交換器
43 第3加熱用熱交換器
44 第4加熱用熱交換器

Claims (4)

  1. 複数の熱交換器を通して温度制御した原水を逆浸透膜分離装置に通して純水を製造する純水製造方法であって、原水槽及び受水槽内の原水の温度を検出し、その検出温度に応じて、複数の熱交換器の熱出力を制御して受水槽内の原水の温度を所定値に制御し、受水槽から逆浸透膜分離装置に原水を送給することを特徴とする純水製造方法。
  2. 複数の熱交換器に、逆浸透膜分離装置のブライン廃熱、冷凍廃熱、コンプレッサー廃熱及びボイラー廃熱のうちの少なくとも一つを供給することを特徴とする請求項1記載の純水製造方法。
  3. 複数の熱交換器を通して温度制御した原水を逆浸透膜分離装置に通して純水を製造する純水製造装置であって、原水槽と、熱媒体の供給量を調整する調整弁が夫々設けられた複数の熱交換器と、受水槽と、逆浸透膜分離装置とをこの順に接続し、原水槽内の原水の温度を検出する第1水温センサと、受水槽内の原水の温度を検出する第2水温センサとに応じて複数の熱交換器の調整弁を制御する制御部を設けたことを特徴とする純水製造装置。
  4. 複数の熱交換器に、逆浸透膜分離装置のブライン廃熱、冷凍廃熱、コンプレッサー廃熱及びボイラー廃熱で加熱された熱媒体のうちの少なくとも一つを供給することを特徴とする請求項3記載の純水製造装置。
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