JP2009181660A - 磁気ディスク装置及び同装置におけるヘッド浮上高キャリブレーション方法 - Google Patents

磁気ディスク装置及び同装置におけるヘッド浮上高キャリブレーション方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ヘッド浮上高キャリブレーションを高速に行えるようにする。
【解決手段】ヒータコントローラ153は、HDDの起動時には、ヘッド121の目標とする第1の浮上高Ftを設定するのに必要な予め定められた値の基準電力をヒータ122に供給する。ヘッド浮上高キャリブレーション回路280は、ヘッド121の浮上高を測定する。回路280内のDFHP算出回路282は、現時点において上記Ftを設定するのに最適な電力の上記基準電力に対する変化量を、上記基準電力がヒータ122に供給されている状態で測定される浮上高である第2の浮上高Fcと上記Ftとの差分に基づき算出する。CPU270は、ヒータコントローラ153によってヒータ122に供給されるべき電力の値を、上記算出された変化量だけ上記第1の電力の値に対して変化させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、浮上高調整体に供給される電力の量を制御することにより磁気ヘッドの浮上高(ヘッド浮上高)を調整する磁気ディスク装置に係り、特に起動時にヘッド浮上高のキャリブレーションを行うのに好適な磁気ディスク装置及び同装置におけるヘッド浮上高キャリブレーション方法に関する。
従来から、ヘッド浮上高(Dynamic Fly Height: DFH)の調整が可能なアクチュエータを備えた磁気ディスク装置が知られている。このアクチュエータは、ヘッド(磁気ヘッド)が搭載された磁気ヘッドスライダを有しており、当該スライダをディスク(磁気ディスク)の半径方向に移動可能に支持する。ヘッド浮上高とは、ヘッドとディスク(詳しくはディスクの表面、つまりディスク面)との距離を指すのが一般的である。
ヘッド浮上高の調整が可能なアクチュエータ(浮上高アクチュエータ)として、例えば特許文献1及び2に記載されているように、熱アクチュエータ、圧電アクチュエータ等が知られている。このようなアクチュエータを用いたヘッド浮上高の調整は、当該アクチュエータの一部を変形させることによって行われる。
例えば熱アクチュエータでは、熱膨張による磁気ヘッドスライダの変形が用いられる。この熱膨張のための熱源(浮上高調整体)にはヒータ(発熱抵抗素子)が用いられる。このヒータは、アクチュエータに含まれる磁気ヘッドスライダのヘッドに近い位置に配置される。熱アクチュエータでは、ヒータに供給される電力の量を制御して磁気ヘッドスライダ(ヘッドの部分)の熱膨張量(変形量)を可変することにより、ヘッド浮上高が調整される。
圧電アクチュエータでは、磁気ヘッドスライダ(または磁気ヘッドスライダを支持するサスペンション)に配置された圧電素子に印加される電圧を制御して、ヘッドの部分の変形量を可変することにより、ヘッド浮上高が調整される。つまり圧電アクチュエータでは、浮上高調整体として圧電素子が用いられる。
ヘッド浮上高を目標値に設定するための条件(例えば電力量、電流値または電圧値)は、磁気ディスク装置の例えば経時変化によっても変化する。そこで、例えば特許文献3は、ヘッド浮上高を目標値に設定する仕組みを開示している。この仕組みの特徴は、ヘッド浮上高を測定し、測定値が目標値から許容値を超えてずれているならば、上記条件(具体的には、印加電圧)を変更する動作を、測定値と目標値との差が許容値よりも小さくなるまで繰り返すことにある。
特開2007−293947号公報(段落0004) 特開2007−179723号公報(段落0004−0005) 特開2004−14092号公報(段落0022−0029)
上記特許文献3には、ヘッド浮上高を目標値に設定するための動作(以下、ヘッド浮上高キャリブレーションと称する)が、どのようなタイミングで行われるかについて記載されていない。しかし、ヘッド浮上高を目標値に設定するための条件が、磁気ディスク装置の例えば経時変化によって変化することを考慮するならば、ヘッド浮上高キャリブレーションは、当該ディスク装置の起動時に行われることが好ましい。
ところが、特許文献3に記載のヘッド浮上高キャリブレーションの手法では、ヘッド浮上高の測定と、測定値が目標値から許容値を超えてずれているかの判定とを、設定条件(印加電圧)を変更しながら繰り返す必要がある。このため、特許文献3に記載されているようなヘッド浮上高キャリブレーションを磁気ディスク装置の起動時毎に行うならば、起動時間が長くなる可能性がある。
本発明は上記事情を考慮してなされたものでその目的は、ヘッド浮上高キャリブレーションを高速に行うことができる磁気ディスク装置及び同装置におけるヘッド浮上高キャリブレーション方法を提供することにある。
本発明の1つの観点によれば、磁気ディスクへのデータの書き込み及び前記磁気ディスクからのデータの読み出しに用いられる磁気ヘッドを搭載した磁気ヘッドスライダであって、前記磁気ディスクの回転により当該磁気ディスク上で浮上する磁気ヘッドスライダを備えた磁気ディスク装置が提供される。この磁気ディスク装置は、供給される電力の大きさに応じて前記磁気ヘッドの浮上高を調整可能な浮上高調整体と、前記浮上高調整体に電力を供給する浮上高調整体コントローラであって、前記磁気ディスク装置の起動時には、前記磁気ヘッドの目標とする第1の浮上高を設定するのに必要な予め定められた値の基準電力を前記浮上高調整体に供給する浮上高調整体コントローラと、前記磁気ヘッドの浮上高を測定する浮上高測定器と、現時点において前記第1の浮上高を設定するのに最適な電力の前記基準電力に対する変化量を、前記基準電力が前記浮上高調整体に供給されている状態において前記浮上高測定器によって測定される浮上高である第2の浮上高と前記第1の浮上高との差分に基づき算出する電力変化量算出器と、前記浮上高調整体コントローラによって前記浮上高調整体に供給されるべき電力の値を、前記電力変化量算出器によって算出された変化量だけ前記第1の電力の値に対して変化させる主コントローラとを具備する。
本発明によれば、目標とするヘッド浮上高(第1の浮上高)を実現するのに最適な最新の電力量を設定するのに用いられる、基準電力に対する変化量を取得するための処理(ヘッド浮上高キャリブレーション処理)を、1回のヘッド浮上高測定だけで行うことができる。これにより、ヘッド浮上高キャリブレーションを高速に行うことができる
以下、本発明の実施の形態につき図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る磁気ディスク装置(HDD)の構成を示すブロック図である。このHDDは、大きく分けて、ヘッドディスクアセンブリ部(HDA部)100と、印刷回路基板部(PCB部)200とから構成される。
HDA部100は、HDDの本体部であり、磁気ディスク(ディスク)110と、スピンドルモータ(SPM)130と、アクチュエータ140と、ヘッドIC(HIC)150とを有する。ディスク110は上側と下側の2つのディスク面を有している。ディスク110の2つのディスク面の少なくとも一方のディスク面は、データが磁気記録される記録面をなしている。ディスク110の記録面には同心円状の多数のトラック(図示せず)が形成されている。ディスク110の記録面の内周側の所定数のトラックからなる領域は、システムのみが使用するシステムエリア111として割り当てられている。ディスク110はスピンドルモータ(SPM)130により高速に回転させられる。
アクチュエータ140は磁気ヘッドスライダ120を有する。スライダ120は、ディスク110の記録面に対応するように配置される。スライダ120は、ディスク110の回転により当該ディスク110上で浮上する。スライダ120は、ヘッド(磁気ヘッド)121及びヒータ122を含む。ヘッド121は、リードヘッド素子及びライトヘッド素子を有する複合ヘッドである。ヘッド121は、ディスク110へ/からのデータの書き込み/読み出しに用いられる。
ヒータ122は、抵抗性発熱素子から構成される。ヒータ122は、当該ヒータ122に電力(電流)が供給されることにより発熱する。ヒータ122は、発熱によってスライダ120の一部分(ここではヘッド121の部分)を熱膨張させることにより、ヘッド121とディスク110の記録面との距離、つまりヘッド121の浮上高(ヘッド浮上高)を調整するのに用いられる。
アクチュエータ140は熱アクチュエータである。アクチュエータ140はスライダ120に加えて、当該スライダ120を支持するサスペンションアーム141と、当該サスペンションアーム141を回転自在に支持するピボット軸142と、ボイスコイルモータ(VCM)143とを有する。VCM143はアクチュエータ140の駆動源であり、サスペンションアーム141にピボット軸142周りの回転トルクを発生させて、スライダ120をディスク110の半径方向に移動させる。これにより、スライダ120に搭載されたヘッド121は、目標トラック上に位置付けられる。
SPM130及びVCM143は、後述するモータドライバIC210からそれぞれ供給される駆動電流(SPM電流及びVCM電流)により駆動される。
ヘッド121及びヒータ122はHIC150と接続されている。HIC150は、例えばアクチュエータ140の所定部位に固定され、フレキシブル印刷回路基板(FPC)で、PCB部200側と電気的に接続されている。但し、図1では、作図の都合で、HIC150は、アクチュエータ140から離れた箇所に配置されている。なお、HIC150がPCB部200に固定された構成であっても良い。
HIC150は、リードアンプ(ヘッドアンプ)151、ライトドライバ152及びヒータコントローラ153を含む単一チップのICである。リードアンプ151は、ヘッド121により読み出された信号(リード信号)を増幅する。ライトドライバ172は、後述するリード/ライトチャネル230(詳細にはリード/ライトチャネル230内のライトチャネル232)から転送されるライトデータをライト電流に変換してヘッド121に出力する。
ヒータコントローラ173は、後述するCPU270によって指定された電力(以下、DFHパワーと称する)をヒータ122に供給する。本実施形態では、ヒータコントローラ173によってヒータ122に供給されるDFHパワーの値は、ヘッドIC17に設けられた専用レジスタ(図示せず)に、その値を示すパラメータ(DFHパワーパラメータ)を設定することによって指定される。この専用レジスタへのパラメータの設定は、CPU270によって後述するHDC240経由でシリアルインタフェースを介して行われる。
一方、PCB部200は、主として2つのLSI、即ちモータドライバIC210及びシステムLSI220を有している。モータドライバIC210は、SPM130及びVCM143を駆動する。即ちモータドライバIC210は、SPM130を一定の回転速度で駆動制御する。モータドライバIC210はまた、CPU270から指定されたVCM操作量を、電流値としてVCM143に与えることで、アクチュエータ140を駆動する。
システムLSI220は、リード/ライトチャネル230、ディスクコントローラ(HDC)240、フラッシュROM(FROM)250、RAM260及びCPU270が単一チップに集積されたSOC(System on Chip)と呼ばれるLSIである。
リード/ライトチャネル230は、リード/ライトに関連する信号処理を行う信号処理デバイスである。リード/ライトチャネル230は、HIC150と接続されている。
HDC240は、ホスト(ホストシステム)、リード/ライトチャネル230、RAM260及びCPU270と接続されている。ホストは、HDDを利用する、パーソナルコンピュータのようなデジタル機器である。HDC240は、ホストから転送されるコマンド(ライトコマンド、リードコマンド等)を受信すると共にホストと当該HDC240との間のデータ転送を制御するホストインタフェース制御機能を有する。HDC240はまた、リード/ライトチャネル230を介して行われるディスク110と当該HDC240との間のデータ転送を制御するディスクインタフェース制御機能を有する。
FROM250は、書き換え可能な不揮発性メモリである。FROM250は、制御プログラム(ファームウェアプログラム)を保存する。CPU270は、この制御プログラムに従ってHDDを制御する。FROM250の記憶領域の一部はヘッド浮上高管理エリア251として用いられる。ヘッド浮上高管理エリア251は、ヘッド121の浮上高(ヘッド浮上高)を制御するのに必要な、例えば3つの値Ft,k及びDFHPtを保存するのに用いられる。
Ftは目標とするヘッド浮上高(第1の浮上高)を表す。なお、本実施形態で適用されるヘッド浮上高は、絶対値ではなくて、絶対値に比例する相対値で表される。
kはDFHパワー(DFHP)を変化させた場合のヘッド浮上高の変化の度合いを表す係数(比例定数)である。つまり係数kは、DFHパワーの変化に対するヘッド浮上高変化の感度を表す。このkは、DFHパワーの変化量をΔDFHP、DFHパワーがΔDFHPだけ変化した場合のヘッド浮上高の変化量をΔFとすると、次式
k=ΔF/ΔDFHP (1)
で表される。
DFHPtは、目標とするヘッド浮上高Ftを実現するのに必要なDFHパワー(基準DFHパワー)を表す。k及びDFHPtは、HDDの製造工程で取得される。
RAM260は、書き換え可能な揮発性のメモリである。RAM260の記憶領域の一部は、HDC240を介してディスク110に書き込まれるべきデータ(ライトデータ)を一時格納するためのライトバッファとして用いられる。RAM260の記憶領域の別の一部は、リード/ライトチャネル230を介してディスク110から読み出されたデータ(リードデータ)を一時格納するためのリードバッファとして用いられる。RAM260の更に別の一部はレジスタファイル261として用いられる。レジスタファイル261はレジスタ261a乃至261eを含む。レジスタ261aは、最も最近に計測されたヘッド浮上高Fiを保持するのに用いられる。レジスタ261b,261c及び261dは、それぞれ上記Ft,k及びDFHPtを保持するのに用いられる。レジスタ261dは、現時点において上記Ftを実現するのに最適なDFHパワーを表す値(DFHPc)を保持するのに用いられる。
CPU270は、HDDの主コントローラとして用いられる。CPU270はFROM250に格納されている制御プログラムに従ってHDDを制御する。
本実施形態では、リード/ライトチャネル230及びHDC240にまたがってヘッド浮上高キャリブレーション回路280が設けられている。ヘッド浮上高キャリブレーション回路280は、ハーモニックセンサ回路(HSC)281及びDFHパワー算出器(DFHP算出器)282を含む。HSC281はリード/ライトチャネル230に設けられ、DFHP算出回路282はHDC240に設けられている。
図2は、図1に示されるヘッド浮上高キャリブレーション回路280とその周辺の構成を示すブロック図である。
リード/ライトチャネル230は、リードチャネル231及びライトチャネル232を含む。リードチャネル231は、ヘッド121によって読み取られてリードアンプ151によって増幅されたリード信号を処理するための周知の回路構成を有している。即ちリードチャネル231は、アナログフィルタ233、アナログ/ディジタル変換器(ADC)234、デジタルフィルタ235及びビタビ復号器236を有している。
アナログフィルタ233は、リードアンプ151によって増幅されたリード信号に含まれる高周波ノイズを除去するのに用いられる。ADC234は、アナログフィルタ233の出力信号(リード信号)をデジタルデータに変換する。デジタルフィルタ235は、ADC234の出力データに対してパーシャルレスポンス(PR)のクラスに合わせた波形等化(PR等化)を施す。ビタビ復号器236は、デジタルフィルタ235の出力から最尤のデータ系列(最も確からしい系列)を検出し、当該検出されたデータ系列をNRZコード等のデータに復号化する。
リードチャネル231は、HSC281を含む。HSC281は、例えばデジタルフィルタ235の出力から、ヘッド浮上高Fiを測定するのに必要な第1高調波振幅H1及び第3高調波振幅H3を検出する。
HDC240は、エラー訂正回路(ECC)241を含む。ECC241は、リードチャネル231内のビタビ復号器236によって復号化されたデータのエラーを当該データに付されているエラー訂正符号に基づき訂正する。
HDC240はまた、DFHP算出回路282を含む。DFHP算出回路282は、リードチャネル231内のHSC281と共にヘッド浮上高キャリブレーション回路280を構成する。なお、HSC281がHDC240に含まれていても構わない。
DFHP算出回路282は、ヘッド浮上高算出器(F算出器)283、DFHP変化量算出器(ΔDFHP算出器)284及び加算器285を含む。F算出器283は、HSC281によって検出された第1高調波振幅H1及び第3高調波振幅H3に基づき、ヘッド浮上高Fiを算出する。HSC281及びF算出器283はヘッド浮上高Fiを測定するためのヘッド浮上高測定器(F測定器)286を構成する。
ΔDFHP算出器284は、F算出器283(F測定器286)によって算出(測定)されたヘッド浮上高Fiを現在のヘッド浮上高(第2の浮上高)Fcとして用いて、当該Fcと目標とするヘッド浮上高Ftとの差分(ヘッド浮上高の変化量)に対応するDFHパワーの変化量(ΔDFHP)を算出する。このΔDFHPの算出には、Fc及びFtに加えて、係数kが用いられる。Ft及びkは、それぞれレジスタ261b及び261cに保持されている。
加算器285は、ΔDFHP算出器284によって算出されたΔDFHPをDFHPtに加算する。加算器285の加算結果は、現時点において目標とするヘッド浮上高Ftを実現するのに最適なDFHパワー(基準DFHパワー)の値DFHPcを表す。このDFHPcはレジスタ261eに保持される。ΔDFHP算出器284及び加算器285はDFHPcを算出するためのDFHパワー算出器(DFHP算出器)287を構成する。
次に、本実施形態の動作について、(A)基準DFHパワー決定処理、(B)ヘッド浮上高キャリブレーション処理を例に説明する。
(A)基準DFHパワー決定処理
まず、図1に示すHDDの製造工程(詳細には、ヒートラントテスト工程)において実行される基準DFHパワー決定処理について図3のフローチャートを参照して説明する。
CPU270は、HDC240を制御することにより、ディスク110上に確保されているシステムエリア111に、特許文献2に記載されているようなヘッド浮上高測定用の一定周波数のデータ(単一周波数基準パターン)をヘッド121によってライトする(ステップ301)。この一定周波数のデータは、システムエリア111内の予め定められているトラック(特定トラック)にライトされる。
次にCPU270は、スライダ120に搭載されているヒータ122にヒータコントローラ153によって供給されるDFHPiの値を変えながら、当該DFHPiに対応するヘッド浮上高FiをF測定器286によって測定させる(ステップ302)。ここでは、ヒータ122に値がDFHPiのDFHパワーが供給されている状態で、特許文献2に記載されているような調和比浮上高(HRF)方法を用いて、次のようにヘッド浮上高Fiが測定される。
まず、ヘッド121によって上記特定トラックから上記一定周波数のデータが読み出される。ヘッド121によって読み出されたデータ信号、つまりリード信号(リードバック信号)は、HIC150内のリードアンプ151によって増幅されて、リード/ライトチャネル230内のリードチャネル231に入力される。このリード信号は、アナログフィルタ233を介してADC234に入力されて、当該ADC234によってデジタルデータに変換される。このデジタルデータは、デジタルフィルタ235によって波形等化される。F測定器286内のHSC281は、この波形等化されたデジタルデータから、第1高調波振幅H1及び第3高調波振幅H3を検出する。なお、波形等化前のデジタルデータ(つまりADC234の出力)から、第1高調波振幅H1及び第3高調波振幅H3が検出される構成であっても構わない。
F測定器286内のF算出器283は、HSC281によって検出された第1高調波振幅H1及び第3高調波振幅H3に基づき、HRF方法を用いて、DFHPiに対応するヘッド浮上高Fiを算出する。ここでは、H1/H3の自然対数値を変数xとしてヘッド浮上高Fiを算出するための予め定められた関数f(x)が用いられる。つまりF算出器283は、
Fi=f{ln(H1/H3)} (2)
の演算によりDFHPiに対応するヘッド浮上高Fiを算出する。
F算出器283によって算出されたヘッド浮上高Fi(を示す値)はレジスタ261aに保持される。するとCPU270はレジスタ261aに保持されたヘッド浮上高Fiを読み出して、当該ヘッド浮上高Fiを、その時点においてヒータ122に供給されているDFHパワーの値DFHPiと対応付けて、例えばRAM260内に確保されているワークエリアに格納する。なお、CPU270にメモリが内蔵されているならば、当該メモリの記憶領域の一部をワークエリアとして用いることも可能である。
CPU270は、上記ステップ302において、以上の動作を、ヒータコントローラ153によってヒータ122に供給されるDFHパワーの値を変えながら、例えば予め定められた回数繰り返す。
次にCPU270は、ステップ302で測定されたDFHPi毎のヘッド浮上高Fiに基づき、DFHパワーの変化量ΔDFHPと、当該ΔDFHPに対応するヘッド浮上高の変化量ΔFとを取得(算出)する(ステップ303)。ここで、DFHパワーに対するヘッド浮上高の関係は、1次式で近似できることが知られている。そこでCPU270は、上記1次式の傾き(即ちDFHパワーを変化させた場合のヘッド浮上高の変化の傾き)を表す係数kを、ΔF及びΔDFHPに基づき、次式
k=ΔF/ΔDFHP (3)
に従って算出(決定)する(ステップ304)。
また、CPU270は、予め定められた目標とするヘッド浮上高Ftを実現するのに必要なDFHパワーの値DFHPtを決定する(ステップ305)。このDFHPtは、ステップ302で測定されたDFHPiに対するヘッド浮上高Fiの関係から決定される。CPU270は、Ft,k及びDFHPtを、FROM250のヘッド浮上高管理エリア251に保存する(ステップ306)。
(B)ヘッド浮上高キャリブレーション処理
次に、図1に示すHDDの起動(パワーオン)時において実行されるヘッド浮上高キャリブレーション処理について図4のフローチャートを参照して説明する。
HDDの起動時には、当該HDDを初期化する初期化処理が行われる。この初期化処理は、CPU270の制御によって行われるヘッド浮上高キャリブレーション処理を含む。まずCPU270は、RAM260内のレジスタファイル261を初期化する。ここではCPU270は、FROM250のヘッド浮上高管理エリア251に保存されているFt,k及びDFHPtを、レジスタファイル261のレジスタ261b,261c及び261dにロードする(ステップ401)。
次にCPU270はHDC240を介してヒータコントローラ153を制御することにより、レジスタ261dにロードされているDFHPtの示す値のDFHパワーを当該コントローラ153からヒータ122に供給させる(ステップ402)。この状態でCPU270は、DFHPtに対応するヘッド浮上高を現在のヘッド浮上高FcとしてF測定器286によって測定させる(ステップ403)。
もし、図1のHDDにおいて、ヘッド浮上高を目標値(つまりFt)に設定するためのDFHパワーの条件が経時変化していないならば、DFHPtに対応するヘッド浮上高である現在のヘッド浮上高Fcは、Ftに一致する。これに対し、上記DFHパワーの条件が経時変化しているならば、FcはFtからずれる。つまり、ヘッド浮上高Ftを実現するためのDFHパワーの値が、DFHPtからずれる。このずれの量(変化量)をΔDFHPで表す。また、DFHPtで示される値のDFHパワーがヒータ122に供給された状態におけるヘッド浮上高のFtからのずれの量(変化量)をΔF(ΔF=Fc−Ft)とする。するとΔDFHPは、上記(1)式から、次式
ΔDFHP=ΔF/k=(Fc−Ft)/k (3)
のように表される。
ΔDFHP算出器284は、F測定器286(F算出器283)によって測定(算出)されたヘッド浮上高Fcと、レジスタ261bにロード(保持)されている目標とするヘッド浮上高Ftと、レジスタ261cにロードされている係数kとを入力する。ΔDFHP算出器284は、入力されたFc,Ft及びkに基づき、上記(3)式に従ってΔDFHPを算出する(ステップ404)。
加算器285は、ΔDFHP算出器284によって算出されたΔDFHPと、レジスタ261dにロードされているDFHPtの値とを入力する。加算器285は、次式
DFHPc=DFHPt+ΔDFHP (4)
に示すように、DFHPtにΔDFHPを加算することによりDFHPcを算出する(ステップ405)。このDFHPcは、現時点において目標とするヘッド浮上高Ftを実現するのに最適なDFHパワーの値を表す。
加算器285によって算出されたDFHPcは、レジスタ261eに設定される(ステップ406)。これによりヘッド浮上高キャリブレーション処理は終了する。本実施形態においてCPU270は、レジスタ261eに設定されたDFHPcによって表される値のDFHパワーを、図1に示すHDDがパワーオフされるまでの期間、目標とするヘッド浮上高Ftを実現するのに最適なDFHパワーとして用いる。つまりCPU270は、ヒータコントローラ153によってヒータ122に供給されるべきDFHパワーの量を、ΔDFHP算出器284によって算出されたΔDFHPだけ、DFHPtに対して変化させる。
このように本実施形態においては、DFHPc(=DFHPt+ΔDFHP)を設定(決定)するのに必要なΔDFHP(DFHPtに対する変化量)を取得するためのヘッド浮上高キャリブレーション処理が、1回のヘッド浮上高測定(Fcの測定)だけで行える。即ち本実施形態によれば、ヘッド浮上高キャリブレーションを高速に行うことができる。
上記実施形態では、ヘッド浮上高の測定にHRF方法が適用されている。しかし、ヘッド浮上高を測定する方法は種々知られており、HRF以外の方法を適用しても構わない。例えば、上記特許文献2にも記載されているパルス幅方法を用いても構わない。また、上記実施形態では、アクチュエータ140として熱アクチュエータが用いられている。しかし、アクチュエータ140に、圧電アクチュエータまたは静電アクチュエータを用いても構わない。
また、HDC240にDFHP算出回路282を設ける代わりに、当該DFHP算出回路282内の、F算出器283、ΔDFHP算出器284及び加算器285での計算処理を、CPU270で行わせることも可能である。
更に、ヘッド浮上高管理エリア251がFROM250以外の不揮発性記憶手段の記憶領域内に確保されていても構わない。このような不揮発性記憶手段として、例えばディスク110を用いることが可能である。この場合、ヘッド浮上高管理エリア251を、ディスク110の例えばシステムエリア111上に確保するならば、当該エリア251に保存された情報がホスト(ユーザ)からのライト要求で書き換えられるのを防止できる。
[変形例]
上記実施形態では、目標とするヘッド浮上高Ftを実現するのに最適なDFHパワーの温度依存性については考慮されていない。もし、最適DFHパワーの温度依存性を考慮する必要があるならば、HDDの周囲温度を変えながら、上述の基準DFHパワー決定処理を繰り返せば良い。これにより、HDDの製造工程で、DFHPtの温度特性を取得することができる。一般に、温度Tに対するDFHPtの関係は、1次式で近似できることが知られている。したがって、上記DFHPtの温度特性として、DFHPtの温度特性を表す1次式の係数αを取得することができる。
ここで、ある温度(例えば基準の温度)をT0とし、その温度T0における最適DFHパワーの値をDFHPt(T0)と表現する。また、温度Tにおける最適DFHパワーの値をDFHPt(T)と表現する。このDFHPt(T)は、DFHPt(T0)、α、T0及びTの値から、次式
DFHPt(T)=DFHPt(T0)+ΔDFHPt
=DFHPt(T0)+α(T−T0) (5)
に従って算出(決定)することができる。よって、DFHPt(T0)、α及びT0の値を、Ft及びkと共にヘッド浮上高管理エリア251に保存しておけば良い。
もし、ヘッド浮上高キャリブレーション処理の実行時の温度がTであるならば、レジスタ261dにロードされるDFHパワーの値として、上記(5)式に従って算出されるDFHPt(T)を用いれば良い。必要ならば、上記実施形態で適用されたヘッド浮上高キャリブレーション処理に関する説明において、DFHPt及びDFHPcを、それぞれDFHPt(T)及びDFHPc(T)に読み替えられたい。
なお、本発明は、上記実施形態またはその変形例そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態またはその変形例に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態またはその変形例に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
本発明の一実施形態に係る磁気ディスク装置の構成を示すブロック図。 図1に示されるヘッド浮上高キャリブレーション回路とその周辺の構成を示すブロック図である。 同実施形態における基準DFHパワー決定処理の手順を示すフローチャート。 同実施形態におけるヘッド浮上高キャリブレーション処理の手順を示すフローチャート。
符号の説明
110…ディスク、111…システムエリア、120…スライダ(磁気ヘッドスライダ)、121…ヘッド、122…ヒータ(浮上高調整体)、130…SPM(スピンドルモータ)、140…アクチュエータ、150…HIC(ヘッドIC)、153…ヒータコントローラ(浮上高調整体コントローラ)、230…リード/ライトチャネル、231…リードチャネル、240…HDC(ディスクコントローラ)、250…FROM(フラッシュROM)、251…ヘッド浮上高管理エリア、260…RAM、261…レジスタファイル、261a〜261e…レジスタ、270…CPU(主コントローラ)、280…ヘッド浮上高キャリブレーション回路、281…HSC(ハーモニックセンサ回路)、282…DFHP算出器(DFHパワー算出器)、283…F算出器(ヘッド浮上高算出器)、284…ΔDFHP算出器(DFHP変化量算出器、電力変化量算出器)、285…加算器、286…F測定器(ヘッド浮上高測定器)、287…DFHパワー算出器。

Claims (10)

  1. 磁気ディスクへのデータの書き込み及び前記磁気ディスクからのデータの読み出しに用いられる磁気ヘッドを搭載した磁気ヘッドスライダであって、前記磁気ディスクの回転により当該磁気ディスク上で浮上する磁気ヘッドスライダを備えた磁気ディスク装置において、
    供給される電力の大きさに応じて前記磁気ヘッドの浮上高を調整可能な浮上高調整体と、
    前記浮上高調整体に電力を供給する浮上高調整体コントローラであって、前記磁気ディスク装置の起動時には、前記磁気ヘッドの目標とする第1の浮上高を設定するのに必要な予め定められた値の基準電力を前記浮上高調整体に供給する浮上高調整体コントローラと、
    前記磁気ヘッドの浮上高を測定する浮上高測定器と、
    現時点において前記第1の浮上高を設定するのに最適な電力の前記基準電力に対する変化量を、前記基準電力が前記浮上高調整体に供給されている状態において前記浮上高測定器によって測定される浮上高である第2の浮上高と前記第1の浮上高との差分に基づき算出する電力変化量算出器と、
    前記浮上高調整体コントローラによって前記浮上高調整体に供給されるべき電力の値を、前記電力変化量算出器によって算出された変化量だけ前記第1の電力の値に対して変化させる主コントローラと
    を具備することを特徴とする磁気ディスク装置。
  2. 前記電力変化量算出器は、前記浮上高調整体に供給される電力の変化量に対する前記磁気ヘッドの浮上高の変化の度合いを表す係数をkとすると、前記基準電力に対する変化量を、次式
    基準電力に対する変化量=(第2の浮上高−第1の浮上高)/k
    に従って算出することを特徴とする請求項1記載の磁気ディスク装置。
  3. 前記基準電力の値及び前記係数kが前記磁気ディスク装置の製造工程で取得されることを特徴とする請求項2記載の磁気ディスク装置。
  4. 前記主コントローラは、前記磁気ディスク装置の製造工程で、前記浮上高測定器による前記磁気ヘッドの浮上高の測定を、前記浮上高調整体コントローラによって前記浮上高調整体に供給される電力の量を変えながら行わせることにより、前記基準電力の値及び前記係数kを決定することを特徴とする請求項3記載の磁気ディスク装置。
  5. 前記基準電力の値及び前記係数kを保存する不揮発性記憶手段を更に具備することを特徴とする請求項4記載の磁気ディスク装置。
  6. 磁気ディスクへのデータの書き込み及び前記磁気ディスクからのデータの読み出しに用いられる磁気ヘッドを搭載した磁気ヘッドスライダであって、前記磁気ディスクの回転により当該磁気ディスク上で浮上する磁気ヘッドスライダを備えた磁気ディスク装置に適用される、前記磁気ヘッドの浮上高を調整するためのヘッド浮上高キャリブレーション方法において、
    前記磁気ディスク装置の起動時には、前記磁気ヘッドの目標とする第1の浮上高を設定するのに必要な予め定められた値の基準電力を前記浮上高調整体に供給するステップと、
    前記基準電力が前記浮上高調整体に供給されている状態における前記磁気ヘッドの浮上高である第2の浮上高を測定するステップと、
    現時点において前記第1の浮上高を設定するのに最適な電力の前記基準電力に対する変化量を、前記基準電力が前記浮上高調整体に供給されている状態において測定された前記第2の浮上高と前記第1の浮上高との差分に基づき算出するステップと、
    前記浮上高調整体に供給されるべき電力の値を、前記算出された変化量だけ前記第1の電力の値に対して変化させるステップと
    を具備することを特徴とするヘッド浮上高キャリブレーション方法。
  7. 前記浮上高調整体に供給される電力の変化量に対する前記磁気ヘッドの浮上高の変化の度合いを表す係数をkとすると、前記基準電力に対する変化量が、次式
    基準電力に対する変化量=(第2の浮上高−第1の浮上高)/k
    に従って算出されることを特徴とする請求項6記載のヘッド浮上高キャリブレーション方法。
  8. 前記基準電力の値及び前記係数kを前記磁気ディスク装置の製造工程で取得するステップを更に具備することを特徴とする請求項7記載のヘッド浮上高キャリブレーション方法。
  9. 前記取得するステップは、
    前記浮上高調整体に供給される電力の量を変えながら前記磁気ヘッドの浮上高の測定を繰り返すステップと、
    電力の量毎に測定された前記磁気ヘッドの浮上高に基づき、前記基準電力の値及び前記係数kを決定するステップと
    を含むことを特徴とする請求項8記載のヘッド浮上高キャリブレーション方法。
  10. 前記基準電力の値及び前記係数kを不揮発性記憶手段に保存するステップを更に具備することを特徴とする請求項9記載のヘッド浮上高キャリブレーション方法。
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