JP2009179301A - 自動車のエネルギー吸収構造 - Google Patents

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栄 寺田
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Abstract

【課題】本発明は、車両前後方向に延びるフロントサイドフレームが前方から衝突荷重を受けた際に、横折れ変形するように構成した自動車のエネルギー吸収構造において、衝突等のバラツキがある場合であっても、確実にフロントサイドフレームに横折れ変形を生じさせて、確実に、衝突エネルギーを吸収させることができる自動車のエネルギー吸収構造を提供することを目的とする。
【解決手段】フロントサイドフレーム1のエンジンマウント6の設置位置(エンジンマウント支持部)下方には、突出部材たる締結ボルト20を設けている。具体的には、フロントサイドフレーム1の横ビード部15Aの下方に、締結ボルト20の先端ネジ部20aが、車幅内方側に所定長さS(例えば10cm)突出するように設けられている。
【選択図】図1

Description

この発明は、自動車のエネルギー吸収構造に関し、特に、車両前後方向に延びるフロントサイドフレームの変形挙動をコントロールして、衝突エネルギーを吸収するように構成した自動車のエネルギー吸収構造に関する。
従来より、自動車のエネルギー吸収構造においては、車両前後方向に延びるフロントサイドフレームを適切に座屈変形させることにより、衝突エネルギーを吸収して、ダッシュパネル後方の車室内に影響が生じないようにすることが知られている。
例えば、下記特許文献1では、フロントサイドフレーム内に補強部材を設けて、オフセット衝突等が生じた場合には、積極的にフロントサイドフレームを車幅方向内方側に横折れ変形させることで、衝突エネルギーを吸収する車体構造が開示されている。
特開2003−220977号公報
ところで、フロントサイドフレームにおいては、フロントサイドフレーム全てを軸圧縮で座屈変形させることが、衝突エネルギー吸収の観点から望ましい。
しかし、フロントサイドフレームには、一般にエンジンを支持するエンジン支持部等を設定する必要があり、フロントサイドフレーム全てを、軸圧縮で座屈変形させることは難しい。
そこで、例えば、フロントサイドフレームの前部を座屈変形させて、中間部から後部にかけては、積極的に横折れ変形させることで、衝突エネルギーを吸収させることが考えられる。
もっとも、このようにフロントサイドフレームの前部と後部で、フロントサイドフレームの変形状態を変える場合には、確実に前部の座屈変形が生じて、その後に後部の横折れ変形が生じるように設定しなければ、所望の変形挙動が得られず、衝突エネルギーを充分に吸収できない可能性がある。
仮に、前部の座屈変形が生じる前に、後部の横折れ変形が生じてしまうと、フロントサイドフレームの前端が車幅方向内方又は外方に倒れてしまい、前部の座屈変形が充分に生じず、エネルギー吸収量が半減してしまう。また、座屈変形と同時に横折れ変形が生じると、前部の座屈変形の変形挙動が不安定になり、適切な座屈変形が得られないおそれがある。
そこで、この対策としては、フロントサイドフレームの板厚を、前部で薄くすること、横折れ変形のきっかけとなる脆弱部の強度を高めること等により、できるだけ、前部を座屈変形しやすくして、後部を横折れ変形させないような構造を採用することが考えられる。
しかし、衝突自体のバラツキや、車体構造のバラツキ等があるため、フロントサイドフレームだけで、こうした変形タイミングを安定させるには限界があるという問題があった。
そこで、本発明は、車両前後方向に延びるフロントサイドフレームが前方から衝突荷重を受けた際に、横折れ変形するように構成した自動車のエネルギー吸収構造において、衝突等のバラツキがある場合であっても、確実にフロントサイドフレームに横折れ変形を生じさせて、確実に、衝突エネルギーを吸収させることができる自動車のエネルギー吸収構造を提供することを目的とする。
この発明の自動車のエネルギー吸収構造は、フロントサイドフレームに、車両前方から荷重を受けた際に車幅方向に横折れ変形する折曲部を形成した自動車のエネルギー吸収構造であって、前記折曲部を、車両前方からの荷重を受けた際に、車幅外方側に横折れ変形するように設定し、該折曲部の前方のフロントサイドフレーム側方には、所定の配設部品を配置して、前記折曲部前方のフロントサイドフレームに、車両前方から荷重を受けた際に前記所定の配設部品が後退する押圧力を受けて、前記折曲部に車幅外方側に向けた横折れを誘発させる突出部材を設けたものである。
上記構成によれば、フロントサイドフレームに所定の配設部品からの押圧力を受けて折曲部の折れを誘発させる突出部材を設けることで、前面衝突時には、突出部材がテコのように働き、折曲部に応力集中させることができるため、フロントサイドフレームには、折曲部で確実に車幅外方側に向けた横折れ変形が生じる。
このため、衝突等のバラツキがある場合でも、確実にフロントサイドフレームに横折れ変形が生じることになり、フロントサイドフレームに衝突エネルギーを確実に吸収させることができる。
この発明の一実施態様においては、前記フロントサイドフレームの前部に、車両前方から荷重を受けた際に、前後方向に座屈変形するエネルギー吸収部を設けたものである。
上記構成によれば、フロントサイドフレームの前部に、座屈変形するエネルギー吸収部を設けたことにより、フロントサイドフレームの前部では、エネルギー吸収性能の高い座屈変形で変形が生じることになる。
このため、フロントサイドフレームにおいて、前部と後部で座屈変形と横折れ変形を両立しながら、効率的にエネルギー吸収させることができる。
よって、前後方向に長いフロントサイドフレームを、効率的に変形させることで、衝突エネルギーを吸収させることができる。
この発明の一実施態様においては、前記突出部材の設置位置を、前記エネルギー吸収部の座屈変形後、該突出部材が所定の配設部品に当接するような位置に設定したものである。
上記構成によれば、突出部材が、エネルギー吸収部の座屈変形後に、所定の配設部品に押圧されることになる。
このため、必ず、初めにエネルギー吸収部で座屈変形が生じてから、その後に折曲部で横折れ変形が生じることになるため、フロントサイドフレームの変形タイミングを安定させることができる。
よって、フロントサイドフレームの変形挙動を確実に安定させることができ、フロントサイドフレームに衝突エネルギーの吸収をさせることができる。
この発明の一実施態様においては、前記折曲部のインナーパネルに、凹状の脆弱縦ビードを形成したものである。
上記構成によれば、凹状の脆弱縦ビードを、折曲部のインナーパネルに形成するだけで、折曲部の車幅外方側への横折れ変形のきっかけとすることができる。
よって、折曲部での横折れ変形を確実に生じさせることができ、また、比較的フレーム剛性を落とすことなく、折曲部で横折れ変形を生じさせることができる。
この発明の一実施態様においては、前記折曲部の後方位置のフロントサイドフレームに、上方且つ後方に向って延び、ヒンジピラーに連結される補強メンバーを結合したものである。
上記構成によれば、ヒンジピラーに連結される補強メンバーを、折曲部の後方位置のフロントサイドフレームに結合することで、衝突荷重が作用した際に、補強メンバーが前後方向の荷重を支えるため、折曲部に応力が集中して、折曲部で横折れ変形が生じやすくなる。
よって、折曲部の剛性を落とすことなく、折曲部の前後で剛性差を生じさせることができるため、より確実に、折曲部で横折れ変形を生じさせることができる。
この発明の一実施態様においては、前記突出部材を、フロントサイドフレームのインナーパネルとアウターパネルを貫通するように設けたものである。
上記構成によれば、突出部材がフロントサイドフレームのインナーパネルとアウターパネルを貫通して設けられるため、衝突時に、突出部材に作用する押圧力が、フレーム全体に作用することになる。
このため、折曲部のフレーム全体に、車幅外方側に横折れ変形するような変形挙動を誘発することができる。
よって、より確実に、折曲部の横折れ変形を生じさせることができる。
この発明の一実施態様においては、前記突出部材を、締結ボルトで構成したものである。
上記構成によれば、突出部材が、締結ボルトで構成されることで、フロントサイドフレームに突出部材を設ける際に、比較的容易に組付けや調整等を行なうことができる。
よって、フロントサイドフレームに突出部材を容易に組付けることができ、フロントサイドフレームに突出部材を設けたとしても、組付け作業性を悪化させることはない。
この発明の一実施態様においては、前記突出部材を、フロントサイドフレームのエンジンマウント支持部に設けて、該エンジンマウント支持部に設けたマウント補強ブラケットを、突出部材の補強ブラケットと兼ねたものである。
上記構成によれば、突出部材をエンジンマウント支持部に設けることで、フロントサイドフレームの座屈変形しない部分を有効に利用して、突出部材を設けることができる。また、マウント補強部材を、突出部材の補強ブラケットと兼ねることで、マウント補強部材を利用して、突出部材の押圧力を確実にフロントサイドフレームに伝達することができる。
よって、フロントサイドフレームの座屈変形領域を阻害することなく、突出部材を設けることができ、また、部品点数を増加させることなく、突出部材の取付け剛性を高めることができる。
この発明の一実施態様においては、前記所定の配設部品を、パワートレイン関連部品としたものである。
上記構成によれば、所定の配設部品が、パワートレイン関連部品であるため、パワートレインの後退量を、突出部材によって抑えることができる。
よって、フロントサイドフレームの横折れ変形の確実性の向上に加えて、パワートレインのダッシュパネル側への後退量を抑えることができるため、衝突安全性を、さらに高めることができる。
この発明の一実施態様においては、前記突出部材の先端に、所定の配設部品に係合する係合部を設けたものである。
上記構成によれば、突出部材の先端に係合部を設けることで、衝突時に所定の配設部品が後退する際に、確実に突出部材が係合することになり、所定の配設部品から押圧力を確実に受けることになる。
よって、確実に配設部品が突出部材に係合して、折曲部の横折れ変形を誘発させることができる。
この発明によれば、衝突等のバラツキがある場合でも、確実にフロントサイドフレームに横折れ変形が確実に生じることになり、折曲部で衝突エネルギーを確実に吸収させることができる。
よって、本発明は、車両前後方向に延びるフロントサイドフレームが前方から衝突荷重を受けた際に、横折れ変形するように構成した自動車のエネルギー吸収構造において、衝突等のバラツキがある場合であっても、確実にフロントサイドフレームに横折れ変形を生じさせて、確実に衝突エネルギーを吸収させることができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を詳述する。
図1は本発明の実施形態に係る自動車のエネルギー吸収構造を採用したフロントサイドフレームの前方斜視図、図2はフロントサイドフレームの後方斜視図、図3はエンジンルーム内方側のフロントサイドフレーム近傍の側面図、図4はフロントサイドフレームとの配置関係を示したエンジンの側面図、図5はフロントサイドフレーム近傍の平面図、図6は図5のA−A線矢視断面図、図7は係合ブラケットの斜視図である。なお、本実施形態では、右側のフロントサイドフレームだけを示している。
図1及び図2に示すように、本実施形態では、車体前部に、車両前後方向に延びる断面略矩形形状のフロントサイドフレーム1を設けている。このフロントサイドフレーム1の前端部には、平板状のセットプレート2を介して車両前後方向に延びるクラッシュカン3を設けている。また、そのクラッシュカン3の前端部には、車幅方向に延びて左右のクラッシュカン3(左側は図示せず)を掛け渡すバンパーレインメンバー4を設けている。
フロントサイドフレーム1の中央位置上方には、エンジン5(図4参照)を支持する円筒型のエンジンマウント6を載置している。このエンジンマウント6の前後位置には、エンジンマウント6をフロントサイドフレーム1に固定する脚部7,7をそれぞれ設けている。
フロントサイドフレーム1の後部には、下方に屈曲して傾斜する屈曲部8を形成している。そして、この屈曲部8の下端には、車体フロア(図示せず)下面で車両前後方向に延びるフロアフレーム9を結合固定している。
この屈曲部8の車幅内方側側面には、車幅内方側に、傾斜して延びる傾斜連結メンバー10を結合固定している。この傾斜連結メンバー10は、図3に示すようにダッシュパネル11下部に固定したダッシュクロスメンバー12に接合固定している。
また、屈曲部8の下面には、サスペンションクロスメンバー(図示せず)を締結固定するサスクロス取付けブラケット13を接合固定している。
さらに、屈曲部8の前方上面には、上方且つ後方に向って延び、図示しないヒンジピラーに連結される上部連結メンバー14を、接合固定している。
前述のフロントサイドフレーム1には、両側面に前端部から後方に向って延びる凹状の横ビード部15A,15Bを設けている。
この横ビード部15A,15Bは、車幅内方側側面では(15A)、エンジンマウント6の設置位置よりも車体後方側まで形成されており、車幅外方側側面では(15B)、エンジンマウント6の設置位置より車体前方側までで形成されている。
これは、後述するように、フロントサイドフレーム1を車幅外方側へ横折れ変形させるために、こうした設定にしている。
フロントサイドフレーム1の屈曲部8の前方の車幅内方側側面には、縦方向に延びる凹形状の第一縦ビード16を形成している。この第一縦ビード16も、後述するようにフロントサイドフレーム1を車幅外方側へ横折れ変形させるために形成している。この第一縦ビード16の凹み量は、比較的浅く設定されている。
フロントサイドフレーム1の屈曲部8後方の車幅内方側側面にも、縦方向に延びる凹形状の第二縦ビード17を形成している。この第二縦ビード17も、フロントサイドフレーム1を横折れ変形させるために形成している。
フロントサイドフレーム1のエンジンマウント6の設置位置(エンジンマウント支持部)下方には、突出部材たる締結ボルト20を設けている。具体的には、フロントサイドフレーム1の横ビード部14の下方に、締結ボルト20の先端ネジ部20aが、車幅内方側に所定長さS(例えば10cm)突出するように設けられている。
この締結ボルト20は、図3、図4に示すように、エンジン5側壁面に設けた係合ブラケット30に対応するように設けられている。
すなわち、エンジンルームER内には、クランク軸(図示せず)を車幅方向に延びるように配置した、いわゆる横置きエンジン5が配置されており、このエンジン5の側壁面50(エンジン5から見た場合には前端壁面)に、L字状の係合ブラケット30が取付けられており、この係合ブラケット30に対して、締結ボルト20が側面視で対応するように設けられている。
エンジン5の側壁面50には、図4に示すように、タイミングベルト51が巻き掛けられた複数の回転プーリーを設けている。このうち、エンジン5下部に設置されたクランクプーリー52と、エンジン5後方側に設置されたウォーターポンプ用プーリー53との間に、前述のL字状の係合ブラケット30を架渡すように取付けている。
このL字状の係合ブラケット30は、図7に示すように、断面略コ字状の金属製ブラケットで形成しており、上下方向に延びる縦片部31と前後方向に延びる横片部32とを備えている。
縦片部31の下端と横片部32の後端には、固定ボルト33を挿通するボルト挿通穴34,35を形成しており、この二つのボルト挿通穴34,35を介して、クランクプーリー52とウォーターポンプ用プーリー53に係合ブラケット30を締結固定している。
このL字状の係合ブラケット30と締結ボルト20の対応関係(位置関係)は、エンジン5が後退すると、係合ブラケット30が、締結ボルト20の先端ネジ部20aに係合するような位置関係に設定されている。
具体的には、図5に示すように、締結ボルト20の先端ネジ部20aが係合ブラケット30の縦片部31の後方側に位置するように設置されており、車幅方向で係合ブラケット30にオーバーラップするような位置に設置されている。もっとも、係合ブラケット30の縦片部31から前後方向に離間するように設置されている。
さらに、図6に示すように、上下方向においても、締結ボルト20の先端ネジ部20aは、係合ブラケット30のクランクプーリー52の締結部(34)とウォーターポンプ用プーリー53との締結部(35)との間に位置するように設定されている。すなわち、両持ち支持された係合ブラケット30の上下方向中間位置に、締結ボルト20の先端ネジ部20aが位置するように設置されているのである。
また、この図6に示すように、締結ボルト20は、フロントサイドフレーム1を車幅方向に貫通して、フロントサイドフレーム1に締結固定されるように構成している。
フロントサイドフレーム1は、車幅外方側に位置するアウターパネル1Aと、車幅内方側に位置するインナーパネル1Bとを、上部フランジ1Cと下部フランジ1Dとで接合することで構成している。そして、インナーパネル1Aとアウターパネル1Bとに、締結ボルト20を貫通固定している。
また、フロントサイドフレーム1内には、インナーパネル1A側に接合されるマウント補強ブラケット21を設けている。このマウント補強ブラケット21は、エンジンマウント6の下方位置に設置されており、エンジンマウント6の取付け剛性を高めている。
マウント補強ブラケット21には、締結ボルト20を挿通する挿通穴22が形成されている。そして、この挿通穴22と円筒状のスペーサ部材23を利用して、締結ボルト20の取付け剛性を高めている。
このように、マウント補強ブラケット21は、締結ボルト20の取付け剛性を高めることで、締結ボルト20の補強部材としても機能している。
次に、このように構成した前部車体構造の前面衝突時の変形挙動について、図8、図9を利用して説明する。図8、図9は、車体構造の前面衝突時の変形挙動を示した車体模式図であり、(a)は衝突前の模式図、(b)は衝突直後の模式図、(c)は座屈変形後の模式図、(d)は横折れ変形後の模式図である。
これらの模式図において、Fはフロントサイドフレームとクラッシュカンとからなるフロントフレーム体、Eはエンジン、Vは締結ボルト、Wは係合ブラケット、Xは第一縦ビード、Dはダッシュパネル、Mは連結補強メンバー、Uは上部連結メンバー、Q(ハッチング領域)はマウント補強ブラケット、R(ハッチング領域)はサスクロス取付けブラケット、Tはフロントタイヤをそれぞれ示している。
そして、フロントフレーム体Fには、変形挙動が分かり易いように、便宜上、複数のポイント(P1〜P7)を設定している。
第一ポイントP1はクラッシュカンの前端位置、第二ポイントP2はフロントサイドフレームの前端位置、第三ポイントP3は車幅外方側側面の横ビード部の後端位置、第四ポイントP4は車幅内方側側面の横ビード部の後端位置、第五ポイントP5は第一縦ビードの形成位置、第六ポイントP6はダッシュパネルの前端位置、第七ポイントP7はフロントサイドフレームの後端位置を、それぞれ示している。なお、図1にも各ポイントの位置を対応するように示している。
図8(a)に示すように、衝突前の車体構造では、フロントフレーム体Fを車両前後方向に略直線状に延びるように設置しており、この後部位置には、ダッシュパネルDと、連結補強メンバーMと、上部連結メンバーUを、それぞれ各方向に延びるように設置している。このように設置することで、フロントフレーム体Fに前方から衝突荷重が入力された場合に、この衝突荷重を、各方向に分散して支持できるようにしている。
エンジンEは、フロントフレーム体Fの側方であって、フレーム前端から所定距離α(例えば20cm)後方側に位置するように設置している。締結ボルトVは、係合ブラケットVから所定距離β(例えば5cm)後方側に位置するように設定している。このように各要素間の距離を設定することで、衝突時からタイムラグを持って、係合ブラケットWが締結ボルトVに係合するように設定している。
図8(b)に示すように、衝突直後には、フロントフレーム体Fの前部が座屈変形する。具体的には、クラッシュカン3とフロントサイドフレーム前部1Eが車体前後方向に座屈変形して、初期の衝突エネルギーを吸収する。
もっとも、第三ポイントP3後方のフロントフレーム体Fの後部は、フロントフレーム体Fの前部の座屈変形が終了するまで、横折れ変形しないように剛性を高めている。このため、フロントフレーム体Fの前部に軸方向の座屈変形を、確実に生じさせることができる。
図8(c)に示すように、フロントフレーム体Fの前部の座屈変形後には、第三ポイントP3で横折れ変形が生じる。この横折れ変形は、この第三ポイントP3において、車幅外方側側面の横ビード部15B(図2参照)がなくなることで剛性低下が生じ、車幅外方側の剛性が車幅内方側の剛性より低くなることで生じる変形である。
また、このとき、エンジンEも後退して、係合ブラケットWが締結ボルトVに引っ掛かる。これにより、エンジン5が後退することによって生じる押圧力を、締結ボルトVに与えることになるため、締結ボルトVがいわゆるテコのように作用して、図示するようにフロントサイドフレームに反時計回りの挙動を生じさせて、フロントフレーム体FにエンジンEからの押圧力が伝達されることになる。
よって、第五ポイントP5には、車幅外方側への横折れ変形を誘発するような力が作用して、第一縦ビードXに応力集中が生じることになる。
その後、図8(d)に示すように、第五ポイントP5において、車幅外方側への横折れ変形が生じる。この横折れ変形は、第一縦ビードXを設けていることや、上部連結メンバーUやサスクロス取付けブラケットRを設けたことで、フレーム前後位置で剛性差が生じたこと、さらには、前述した締結ボルトVによるテコの作用により生じる。
このように、横折れ変形を誘発する要素が複数あることで、第五ポイントP5での横折れ変形は、確実に生じることになる。
特に、締結ボルトVのテコ作用で、横折れ変形が誘発されることにより、第一縦ビードXの凹み量が比較的浅くても、横折れ変形が確実に生じるため、第一縦ビードXを形成したことによるフロントサイドフレーム1の剛性低下をできるだけ少なくすることができる。
また、第四ポイントP4や第六ポイントP6でも、横折れ変形が生じる。
この第四ポイントP4での横折れ変形は、第四ポイントP4で車幅内方側側面の横ビード部15A(図1参照)がなくなることで、車両前後剛性が低下し、車幅内方側の剛性が低くなることで生じる変形である。
また、第六ポイントP6での横折れ変形は、第二縦ビード17(図1参照)を設けたことや、ダッシュパネルDで支持されることによって、フレーム前後位置で剛性差が生じることで、生じる変形である。
このように、複数のポイント(P4、P5、P6)で横折れ変形(折れ曲り変形)が生じることで、座屈変形させることができないフロントサイドフレーム1の後部であっても、衝突エネルギーを吸収させることができ、ダッシュパネルDの後退量をできるだけ少なくすることができる。
特に、前述したように、締結ボルト20によるテコの作用により横折れ変形が誘発されることで、確実に第五ポイントP5で横折れ変形を生じさせることができる。
次に、このように構成された本実施形態の作用効果について説明する。
この実施形態の自動車のエネルギー吸収構造は、フロントサイドフレーム1に、車両前方から荷重を受けた際に、車幅外方側に横折れ変形する折曲ポイント(第五ポイントP5)を設定して、この折曲ポイント(P5)の前方のフロントサイドフレーム1側方に、エンジン5の係合ブラケット30を配置して、折曲ポイント(P5)の前方のフロントサイドフレーム1に、車両前方からの荷重を受けた際に、係合ブラケット30からエンジン5後退時の押圧力を受けて、折曲ポイント(P5)に車幅外方側に向けた横折れ変形を誘発させる締結ボルト20を設けている。
これにより、車両の前面衝突時には、係合ブラケット30に係合した締結ボルト20がテコのように働き、折曲ポイント(P5)に応力集中させることができ、折曲ポイント(P5)で確実に車幅外方側に向けた横折れ変形を生じさせることができる。
このため、衝突等のバラツキがある場合でも、確実にフロントサイドフレーム1に横折れ変形が生じることになり、座屈変形させることができない部分でも衝突エネルギーを吸収させることができる。
よって、車両前後方向に延びるフロントサイドフレーム1が前方から衝突荷重を受けた際に、横折れ変形するように構成した自動車のエネルギー吸収構造において、衝突等のバラツキがある場合であっても、確実にフロントサイドフレーム1に横折れ変形を生じさせて、確実に、衝突エネルギーを吸収させることができる。
また、この実施形態では、フロントサイドフレーム1の前部に、車両前方から荷重を受けた際に、前後方向に座屈変形するエネルギー吸収部たる座屈変形部(1E、図1、図8参照)を設けている。
これにより、フロントサイドフレーム1の前部では、クラッシュカン3と共に座屈変形部(1E)が、座屈変形することで衝突エネルギーを吸収することになる。
このため、フロントサイドフレーム1において、前部と後部で、座屈変形と横折れ変形を両立しながら、効率的に衝突エネルギーの吸収を図ることができる。
よって、前後方向に長いフロントサイドフレーム1を、効率的に変形させることで、衝突エネルギーを効率的に吸収させることができる。
また、この実施形態では、締結ボルト20の設置位置を、エネルギー吸収部たる座屈変形部(1E)が座屈変形した後に、締結ボルト20が係合ブラケット30に当接する位置関係に設定している。
これにより、締結ボルト20が、座屈変形部(1E)の座屈変形後に、係合ブラケット30に押圧されることになる。
このため、必ず、初めに座屈変形部(1E)で座屈変形が生じてから、その後に、折曲ポイント(P5)で横折れ変形が生じることになり、フロントサイドフレーム1の変形タイミングを安定させることができる。
よって、フロントサイドフレーム1の変形挙動を確実に安定させることができ、フロントサイドフレーム1の衝突エネルギーの吸収性能を向上させることができる。
また、この実施形態では、折曲ポイント(P5)のインナーパネル1Aに、凹状の第一縦ビード16を形成している。
これにより、凹状の第一縦ビード16を、折曲ポイント(P5)のインナーパネル1Aに形成するだけで、折曲ポイント(P5)の車幅外方側への横折れ変形のきっかけにすることができる。
よって、折曲ポイント(P5)で横折れ変形を確実に生じさせることができ、また、比較的フレーム剛性を落とすことなく、折曲ポイント(P5)で横折れ変形を生じさせることができる。
また、この実施形態では、折曲ポイント(P5)の後方位置に、上方且つ後方に向って延び、ヒンジピラーに連結される上部連結メンバー14を結合している。
これにより、衝突荷重が作用した際に、上部連結メンバー14が車両前後方向の荷重を支えるため、折曲ポイント(P5)に応力が集中して、折曲ポイント(P5)で横折れ変形が生じやすくなる。
よって、折曲ポイント(P5)の剛性を落とすことなく、折曲ポイント(P5)の前後で剛性差を生じさせることができるため、より確実に、折曲ポイント(P5)で横折れ変形を生じさせることができる。
また、この実施形態では、締結ボルト20を、フロントサイドフレーム1のインナーパネル1Aとアウターパネル1Bを貫通するように設けている。
これにより、締結ボルト20が、フロントサイドフレーム1のインナーパネル1Aとアウターパネル1Bを貫通して設けられるため、前面衝突時に、締結ボルト20に作用する押圧力が、フレーム全体に作用することになる。
このため、折曲ポイント(P5)のフレーム全体に、車幅外方側に横折れ変形するような挙動を誘発することができる。
よって、より確実に、折曲ポイント(P5)での横折れ変形を生じさせることができる。
また、この実施形態では、一般的な締結ボルト20で、係合ブラケット30を係止する突出部材を構成している。
これにより、フロントサイドフレーム1に組付ける際に、容易に組付けや調整等を行なうことができる。
よって、フロントサイドフレーム1に容易に突出部材を組付けることができ、フロントサイドフレーム1に突出部材を設けたとしても、組付け作業性を悪化させることはない。
また、この実施形態では、締結ボルト20を、フロントサイドフレーム1のエンジンマウント6の設置位置下方に設けると共に、エンジンマウント6を補強するマウント補強ブラケット21を、締結ボルト20の補強ブラケットと兼ねている。
これにより、締結ボルト20をエンジンマウント6の設置位置下方に設けることで、フロントサイドフレーム1の座屈変形しない部分を有効に利用して、締結ボルト20を設けることができる。
また、マウント補強ブラケット21を、締結ボルト20の補強ブラケットと兼ねることで、マウント補強ブラケット21を利用して、締結ボルト20の押圧力を確実にフロントサイドフレーム1に伝達することができる。
よって、フロントサイドフレーム1の座屈変形領域を阻害することなく、締結ボルト20を設けることができ、また、部品点数を増加させることなく、締結ボルト20の取付け剛性を高めることができる。
また、この実施形態では、前記係合ブラケット30を、エンジン5に固定されるクランクプーリー52とウォーターポンプ用プーリー53を利用して、エンジン5に固定している。
これにより、衝突時のエンジン5自体の後退も、締結ボルト20によって抑えられることになる。
よって、フロントサイドフレーム1の横折れ変形の確実性の向上に加えて、エンジン5のダッシュパネル側への後退量を抑えることができるため、衝突安全性を、さらに高めることができる。
なお、本実施形態では、クランクプーリー52とウォーターポンプ用プーリー53を利用して係合ブラケット30を固定したが、他の回転プーリー等を利用して、係合ブラケット30を固定してもよい。
また、係合ブラケット30の代わり、回転プーリー自体を利用して締結ボルト20に係合するように構成してもよい。
さらに、回転プーリーに巻き掛けられるタイミングベルトやタイミングチェーン等の無端伝動部材を利用して、締結ボルト20が係合するように構成してもよい。
次に、第二実施形態について、図10を利用して説明する。図10は、第二実施形態のフロントサイドフレーム101の前方斜視図である。第一実施形態と同一の構成要素については、同じ符号を付して説明を省略する。
この実施形態では、締結ボルト20の先端ネジ部20aに、係止ナット102を組付けることで、係合ブラケット30(図4参照)との係合が確実に生じるように構成したものである。
すなわち、締結ボルト20の先端ネジ部20aは、円柱のロッド形状であるため、衝突時に係合ブラケット30との係合が充分に生じない可能性がある。そこで、係止ナット102を設けることで、先端ネジ部20aをフック形状に構成して、衝突時に係合ブラケット30が後退してきた時に、確実に係合ブラケット30が係合するように構成しているのである。
この係止ナット102は、一般的なナットで構成しており、締結ボルト20をフロントサイドフレーム1に組付けた後に、エンジンルームER内方側から組付けるようにしている。
もっとも、係止ナット102をエンジン搭載後に組付けることが困難である場合には、エンジン搭載前に、フロントサイドフレーム1に締結ボルト20を途中まで締結して、その先端に係止ナット102を組みつけておき、エンジン搭載後に、改めて締結ボルト20を最後まで締結することで、エンジン5側に突出させるように組み付けてもよい。
このように、この実施形態では、締結ボルト20の先端ネジ部20aに、係合ブラケット30に係合する係止ナット102を組み付けている。
これにより、エンジンが後退する際に、確実に締結ボルト20が係合することになり、係合ブラケット30から押圧力を確実に受けることになる。
よって、確実に係合ブラケット30が締結ボルト20に係合して、確実に折曲ポイント(P5)の横折れ変形を誘発させることができる。
なお、本実施形態では、締結ボルト20で、突出部材を構成したため、係止ナット102で係合部を構成したが、例えば、単に、ロッド部材で突出部材を構成した場合には、先端部に、フック形状の係合部を形成してもよい。
次に、第三実施形態について、図11を利用して説明する。図11は、第三実施形態のフロントサイドフレーム1との配置関係を示したエンジン5の側面図である。この第三実施形態も、第一実施形態と同一の構成要素については説明を省略する。
この実施形態では、エンジン5のシリンダーブロック201に、フロントサイドフレーム1側に突出する突出ブラケット202を設けて、この突出ブラケット202を締結ボルト20に係合させるように構成したものである。
この突出ブラケット202は、上下方向長さを有する矩形形状部材によって構成しており、締結ボルト20に係合しやすい形状となっている。
この実施形態では、突出ブラケット202をクランクプーリー52の車両後側に設けたが、例えば、破線(203)で示すようにクランクプーリー52の車両後側に設けるようにしてもよい。
このように、エンジン5のシリンダーブロック201に突出ブラケット202を設けることで、回転プーリー等を介することなく、直接エンジン5から押圧力を受けるため、より確実にエンジン5からの押圧力を、締結ボルト20に伝達することができる。
このように、この実施形態では、締結ボルト20に係合する部材を、エンジン5のシリンダーブロック201に直接固定した突出ブラケット202で構成している。
これにより、エンジン5の後退時の押圧力が、確実に締結ボルト20に作用して、フロントサイドフレーム1に入力されることになる。
よって、フロントサイドフレーム1の折曲ポイント(P5)での横折れ変形を、より確実に生じさせることができ、フロントサイドフレーム1の衝突エネルギーの吸収性能を高めることができる。
以上、この発明の構成と前述の実施形態との対応において、
この発明の屈曲部は、実施形態の第五ポイントP5に対応し、
以下、同様に、
所定の配設部品は、エンジン5及び係合ブラケット30、突出ブラケット202に対応し、
突出部材は、締結ボルト20に対応し、
エネルギー吸収部は、座屈変形部(1E)に対応し、
脆弱縦ビードは、第一縦ビード16に対応し、
補強メンバーは、上部連結メンバー14に対応するも、
この発明は、前述の実施形態に限定されるものではなく、あらゆる自動車のエネルギー吸収構造に適用する実施形態を含むものである。
例えば、所定の配設部品については、エンジンだけでなく、変速機であってもよいし、また、バッテリーやエンジン補器であってもよい。
さらに、フロントサイドフレームについても、横ビード部を設けずに横折れ変形させるもの等も含むものである。
第一実施形態の自動車のエネルギー吸収構造を採用したフロントサイドフレームの前方斜視図。 フロントサイドフレームの後方斜視図。 エンジンルーム内方側のフロントサイドフレーム近傍の側面図。 フロントサイドフレームとの配置関係を示したエンジンの側面図。 フロントサイドフレーム近傍の平面図。 図5のA−A線矢視断面図。 係合ブラケットの斜視図。 車体構造の前面衝突時の変形挙動を示した車体模式図であり、(a)は衝突前の模式図、(b)は衝突直後の模式図。 車体構造の前面衝突時の変形挙動を示した車体模式図であり、(c)は座屈変形後の模式図、(d)は横折れ変形後の模式図。 第二実施形態のフロントサイドフレームの前方斜視図。 第三実施形態のフロントサイドフレームとの配置関係を示したエンジンの側面図。
符号の説明
1…フロントサイドフレーム
3…クラッシュカン
5…エンジン
6…エンジンマウント
14…上部連結メンバー
16…第一縦ビード
20…締結ボルト
21…マウント補強ブラケット
30…係合ブラケット
101…フロントサイドフレーム
102…係合ナット
202…突出ブラケット

Claims (10)

  1. フロントサイドフレームに、車両前方から荷重を受けた際に車幅方向に横折れ変形する折曲部を形成した自動車のエネルギー吸収構造であって、
    前記折曲部を、車両前方からの荷重を受けた際に、車幅外方側に横折れ変形するように設定し、
    該折曲部の前方のフロントサイドフレーム側方には、所定の配設部品を配置して、
    前記折曲部前方のフロントサイドフレームに、車両前方から荷重を受けた際に前記所定の配設部品が後退する押圧力を受けて、前記折曲部に車幅外方側に向けた横折れを誘発させる突出部材を設けた
    自動車のエネルギー吸収構造。
  2. 前記フロントサイドフレームの前部に、車両前方から荷重を受けた際に、前後方向に座屈変形するエネルギー吸収部を設けた
    請求項1記載の自動車のエネルギー吸収構造。
  3. 前記突出部材の設置位置を、前記エネルギー吸収部の座屈変形後、該突出部材が所定の配設部品に当接するような位置に設定した
    請求項2記載の自動車のエネルギー吸収構造。
  4. 前記折曲部のインナーパネルに、凹状の脆弱縦ビードを形成した
    請求項1〜3記載の自動車のエネルギー吸収構造。
  5. 前記折曲部の後方位置のフロントサイドフレームに、上方且つ後方に向って延び、ヒンジピラーに連結される補強メンバーを結合した
    請求項1〜4いずれかに記載の自動車のエネルギー吸収構造。
  6. 前記突出部材を、フロントサイドフレームのインナーパネルとアウターパネルを貫通するように設けた
    請求項1〜5いずれかに記載の自動車のエネルギー吸収構造。
  7. 前記突出部材を、締結ボルトで構成した
    請求項1〜6いずれかに記載の自動車のエネルギー吸収構造。
  8. 前記突出部材を、フロントサイドフレームのエンジンマウント支持部に設けて、
    該エンジンマウント支持部に設けたマウント補強ブラケットを、突出部材の補強ブラケットと兼ねた
    請求項1〜7いずれかに記載の自動車のエネルギー吸収構造。
  9. 前記所定の配設部品を、パワートレイン関連部品とした
    請求項1〜8いずれかに記載の自動車のエネルギー吸収構造。
  10. 前記突出部材の先端に、所定の配設部品に係合する係合部を設けた
    請求項1〜9いずれかに記載の自動車のエネルギー吸収構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108482285A (zh) * 2018-04-23 2018-09-04 深圳市乾行达科技有限公司 加强型抗偏载元件及吸能装置

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