JP2009178859A - 支持構造体、多段支持構造体、液滴吐出ユニット、及び画像形成装置 - Google Patents

支持構造体、多段支持構造体、液滴吐出ユニット、及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】簡素な機構で微小な位置調整を行う。
【解決手段】位置調整ステージ60は、ヘッドベース54に取付けられる支持プレート62と、支持プレート62から延出する互いに平行な可変板64と、可変板64の端部に固定される固定プレート66とを有している。固定プレート66の下面には、インクを吐出するサブヘッド56が取付けられている。ここで、可変板64は面内方向には変形しにくく、面外方向へは変形しやすい。これにより、固定プレート66を一方向へ微小位置調整できる(このとき他方向の変位は無視できるくらい小さい。)。
【選択図】図3

Description

本発明は、支持構造体、多段支持構造体、液滴吐出ユニット、及び画像形成装置に関する。
画像形成装置の一例として、インクジェットプリンタがある。インクジェットプリンタには、高速印字を行うために印字媒体である用紙の幅長に合わせて長尺ヘッドを構成し、連続搬送される用紙上に1パスで印字を行う紙幅印字タイプのものがある。長尺ヘッドは、生産性の観点から複数のサブヘッドを並べて構成されることが多く、各サブヘッドは、位置調整された後、プリンタ本体のベースに対して固定される。
各サブヘッドを位置調整可能にするために、ベースに支持構造体を設けて、該支持構造体に各サブヘッドを固定したものがある(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の支持構造体は、支持構造体として位置決めブロックを用いており、位置決めブロックを与負荷機構で弾性変形させて、隣接する位置決めブロックとの位置調整を行っている。
特開2005−288404
簡素な機構で微小な位置調整を行う。
本発明の請求項1に係る支持構造体は、被取付部材に取付けられる支持部材と、前記支持部材から延出する1又は互いに平行な複数の板材と、前記板材の端部に固定される固定部材と、を有することを特徴としている。
本発明の請求項2に係る支持構造体は、前記支持部材、前記板材、及び前記固定部材が一体成形されていることを特徴としている。
本発明の請求項3に係る支持構造体は、前記板材が、前記固定部材と前記支持部材に形成された溝部に挿入され固定されることを特徴としている。
本発明の請求項4に係る支持構造体は、前記支持部材には、前記固定部材に当たり、前記固定部材を前記板材の面外方向へ変位させる位置調整手段が設けられていることを特徴としている。
本発明の請求項5に係る支持構造体は、前記位置調整手段は、前記支持部材に設けられた第1ねじ受け部と、前記第1ねじ受け部に形成された雌ねじ部にねじ込まれた第1ねじ部材と、前記第1ねじ部材の端部に形成され前記固定部材の端部に当る第1傾斜面と、を備えていることを特徴としている。
本発明の請求項6に係る支持構造体は、前記位置調整手段は、前記支持部材に設けられた第2ねじ受け部と、前記板材の面外方向にある前記固定部材の端面に形成された第2傾斜面と、前記第2ねじ受け部に形成された雌ねじ部にねじ込まれ、端部が前記第2傾斜面に当たる第2ねじ部材と、を有することを特徴としている。
本発明の請求項7に係る支持構造体は、前記位置調整手段が、前記板材の面外方向にある前記支持部材の両端部に設けられていることを特徴としている。
本発明の請求項8に係る支持構造体は、前記板材を面外方向へ曲げた状態で、前記位置調整手段が、前記板材の面外方向にある前記支持部材の片側のみに設けられていることを特徴としている。
本発明の請求項9に係る多段支持構造体は、請求項1から請求項8に記載の支持構造体を、前記板材の変形方向が直交するように少なくとも2つ以上組合せたことを特徴としている。
本発明の請求項10に係る液滴吐出ユニットは、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の支持構造体、又は請求項9に記載の多段支持構造体と、前記支持構造体又は前記多段支持構造体が複数取付けられた台座と、前記固定部材に固定され液滴を吐出する液滴吐出手段と、を有することを特徴としている。
本発明の請求項11に係る画像形成装置は、請求項10に記載の液滴吐出ユニットと、前記液滴吐出手段を画像データに基づいて駆動して液滴を吐出させる駆動手段と、を有することを特徴としている。
請求項1の発明は、固定部材を一方向へ位置調整しても他方向の位置は実質的に変わらず、ほぼ独立した調整軸を得られる。
請求項2の発明は、本構成を有していない場合と比較して、使用する部品数を少なくすることができる。
請求項3の発明は、板材の固定部で座屈が生じない。
請求項4の発明は、本構成を有していない場合と比較して、固定部材の位置の微調整を行える。
請求項5の発明は、本構成を有していない場合と比較して、固定部材の位置の微調整が容易となる。
請求項6の発明は、本構成を有していない場合と比較して、固定部材の位置の微調整が容易となる。
請求項7の発明は、本構成を有していない場合と比較して、固定部材の位置の微調整が容易となる。
請求項8の発明は、本構成を有していない場合と比較して、簡易な構成で固定部材の位置の微調整を行える。
請求項9の発明は、本構成を有していない場合と比較して、固定部材の多方向への位置調整が行える。
請求項10の発明は、本構成を有していない場合と比較して、複数の液滴吐出手段の間の位置調整が可能となる。
請求項11の発明は、本構成を有していない場合と比較して、画像形成により得られる画像の乱れを抑えられる。
本発明の支持構造体、多段支持構造体、液滴吐出ユニット、及び画像形成装置の第1実施形態を図面に基づき説明する。図1には、画像形成装置としてのインクジェットプリンタ10の概略構成が示されている。
インクジェットプリンタ10の内部には、CPUやROM、RAM等で構成された制御部12が設けられている。制御部12は、予め設定されたプログラムに基づいて、インクジェットプリンタ10全体の各種駆動制御を行う。インクジェットプリンタ10の上部には、ユーザーに各種情報を表示すると共に、各種操作を行なうための操作パネル14が設けられている。
インクジェットプリンタ10の下部には、給紙トレイ16が設けられており、給紙トレイ16内には、記録用紙Pが積層され収納されている。給紙トレイ16上には、ピックアップロール18が配設されており、このピックアップロール18によって、給紙トレイ16から記録用紙Pが1枚ずつ取り出されるようになっている。給紙トレイ16から取り出された記録用紙Pは、所定の搬送経路22を構成する複数の搬送ローラ対20で搬送される。
給紙トレイ16の上方には、駆動ロール24及び従動ロール26に張架された無端状の搬送ベルト28が配置されている。搬送ベルト28の上方には、搬送ベルト28の平坦部分28Aと対向して、記録ヘッドアレイ30が設けられている。搬送ベルト28と記録ヘッドアレイ30が対向した領域が、記録ヘッドアレイ30から記録用紙Pへインク滴が吐出される吐出領域SEとなっている。
ここで、搬送経路22を搬送された記録用紙Pは、搬送ベルト28で保持されてこの吐出領域SEに至り、記録ヘッドアレイ30から画像情報に応じたインク滴が付着され画像形成される。記録ヘッドアレイ30による画像形成は、制御部12によって動作制御されている。
記録ヘッドアレイ30は、有効な画像形成(記録)領域が記録用紙Pの幅(搬送方向と直交する方向の長さ)以上の長さの長尺状とされ、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、サイアン(S)、及びブラック(K)の4色それぞれに対応した4つの記録ヘッド32で構成されている。4つの記録ヘッド32は、搬送方向に沿って並列配置されており、記録用紙P上にフルカラーの画像を記録可能となっている。なお、記録ヘッドアレイ30は、記録用紙Pの搬送方向であるY軸方向と直交するX軸方向(紙面奥から手前側に向かう方向)に不動とされていている(1パス印字方式)。
記録ヘッドアレイ30の両側には、各記録ヘッド32に対応した4つのメンテナンスユニット34が配置されている。記録ヘッド32のメンテナンスを行なうときには、記録ヘッドアレイ30が上方へ移動し、搬送ベルト28との間に構成された間隙にメンテナンスユニット34が移動して入り込む。そして、記録ヘッド32のインク吐出部であるサブヘッド56(図2(b)参照)と対向した状態で、所定のメンテナンス動作(バキューム、ダミージェット、ワイピング、キャッピング等)を行う。
記録ヘッドアレイ30の上流側には、インクジェットプリンタ10内部に設けられた電源(図示せず)に接続された帯電ロール36が配置されている。帯電ロール36は、従動ロール26との間で搬送ベルト28及び記録用紙Pを挟みつつ従動する。ここで、給電された帯電ロール36と接地された従動ロール26との間に電位差が生じるため、記録用紙Pは、搬送ベルト28上に静電吸着される。
記録ヘッドアレイ30の下流側には、剥離プレート(図示せず)が配置されており、記録用紙Pを搬送ベルト28から剥離させる。剥離された記録用紙Pは、剥離プレートの下流側で排出経路40を構成する複数の排出ローラ対42で搬送され、排紙トレイ44に排出される。
記録ヘッドアレイ30の上方には、各記録ヘッド32に対応したイエロー(Y)、マゼンタ(M)、サイアン(S)、及びブラック(K)の4つのインクタンク46が配設されている。各インクタンク46と各記録ヘッド32は、インク流路48によってつながれている。各インクタンク46に貯留されている各色のインクは、インク流路48を通って、フィルター装置(図示せず)でろ過されたのち、各記録ヘッド32に供給される。
なお、記録用紙Pの両面に画像形成するときは、表面に画像形成された記録用紙Pを、給紙トレイ16と搬送ベルト28の間の領域に配置された複数の両面搬送ローラ対50からなる両面用搬送経路52で搬送して、再度記録ヘッドアレイ30によって画像形成することにより行われる。
次に、記録ヘッド32について説明する。なお、記録用紙Pの搬送方向の軸をY軸、記録ヘッド32の長手方向でありY軸方向と直交する軸をX軸、X軸及びY軸と直交しインク滴が吐出される方向の軸をZ軸とする。
図2(a)及び図2(b)に示すように、記録ヘッド32の下部には、記録用紙Pの最大幅に対応する長さに設定された板状のヘッドベース54(54A、54B)が、記録用紙Pと略平行となるように配置されている。ヘッドベース54は、記録ヘッド32の本体を構成する保持部材(図示せず)によって固定支持されている。
ヘッドベース54Aの記録用紙P側の面には、X軸方向への位置調整が可能な位置調整ステージ60が、X軸方向に沿って所定間隔で5台並設されている。同様にして、ヘッドベース54Bの記録用紙P側の面には、位置調整ステージ60がX軸方向に沿って所定間隔で4台並設されている。ヘッドベース54A上の位置調整ステージ60と、ヘッドベース54B上の位置調整ステージ60は、X軸方向に沿って互いの間隔位置に配置されており、千鳥状配置となっている。なお、図2では、位置調整ステージ60の調整部の図示を省略している。
各位置調整ステージ60において、ヘッドベース54と反対側(記録用紙P側)には、記録用紙Pに向けてインクを吐出するサブヘッド56が取付けられている。サブヘッド56は、内部にインクが充填された圧力室(図示せず)を備えており、圧力室のインクを加圧するピエゾ等の加圧手段(図示せず)が設けられている。また、サブヘッド56は、記録用紙P側の面に、圧力室と連通した複数の開口からなるノズル58が設けられている。ここで、制御部12(図1参照)によって加圧手段が駆動され、圧力室のインクが加圧されると、ノズル58から記録用紙Pに向けて、インクが吐出される。
記録ヘッド32において、ヘッドベース54の位置調整ステージ60と反対側には、各色のインク毎に、インクを貯留する貯留部(図示せず)が設けられている。貯留部は、所定のインクタンク46(図1参照)につながれている。また、貯留部と各サブヘッド56の圧力室とが、配管(図示せず)によって連通している。ここで、貯留部は、各サブヘッド56の圧力室にインクを供給する供給ポンプを備えており、供給ポンプの駆動によって、各サブヘッドの圧力室にインクを供給する。
次に、位置調整ステージ60について説明する。
図3(a)及び図3(b)に示すように、位置調整ステージ60は、ヘッドベース54に接着剤等の固定手段で固定される1枚の支持プレート62と、支持プレート62から延出する互いに平行な2枚の可変板64と、可変板64の下端部に固定された1枚の固定プレート66とを有している。固定プレートの下面には、サブヘッド56が接着により固定されている。
可変板64は、鋼材又は銅系の金属からなる板厚の薄い板ばね(例えば板厚0.1mmのばね材)であり、上端が支持プレート62の下面側に形成された溝部62Bに嵌め込まれ、下端が固定プレート66の上面側で溝部62Bと対向する位置に形成された溝部66Aに嵌め込まれて固定されている。なお、可変板64を溝部62B、66Aに嵌め込んだ後、接着剤で固定してもよい。
また、可変板64は、面内方向がY軸方向(及びZ軸方向)、面外方向がX軸方向となっている。これにより、可変板64がX軸方向に撓み、固定プレート66が支持プレート62に対して相対移動可能となっている。
支持プレート62は、X軸方向において固定プレート66よりも面積が広く、支持プレート62と固定プレート66は、略平行の配置となっている。また、支持プレート62の下面側で固定プレート66と対向しない領域には、固定プレート66側へ延出する板状のアーム部62Aが設けられている。支持プレート62とアーム部62Aは、一体成形されている。
アーム部62Aは、面内方向がY軸方向(及びZ軸方向)、面外方向がX軸方向となっており、可変板64と略平行の配置関係となっている。アーム部62Aの下端部には、X軸方向に沿って貫通した雌ねじ穴68が形成されている。雌ねじ穴68には、雌ねじ穴68に合わせた雄ねじ部が外周面に形成された位置調整ねじ70がねじ込まれている。
一方、固定プレート66におけるアーム部62Aと対向する側面には、雌ねじ穴68の中心と中心位置が一致し、孔部72の内径よりも僅かに小さい外径を有する円柱状の支軸76が突設されている。支軸76の表面には、X軸方向の所定の位置に、孔部72の凸部が嵌め込まれる凹部が形成されている。
ここで、雌ねじ穴68に位置調整ねじ70をねじ込んだ状態で、位置調整ねじ70の孔部72に支軸76を挿入し、孔部72の内壁面の凸部と支軸76の外周面の凹部とを係合させることにより、X軸方向を中心軸方向として、位置調整ねじ70が、支軸76の周囲に回転可能となっている。
位置調整ねじ70と支軸76は凸部及び凹部で係合しているため、位置調整ねじ70を回転させても、位置調整ねじ70と支軸76の相対的な位置関係は変化しない。これにより、位置調整ねじ70を雌ねじ穴68にねじ込むと、前述の凸部及び凹部からなる係合部を介して支軸76がX軸方向に付勢されて、支持プレート62に対して固定プレート66が相対移動可能となっている。
なお、支軸76を中心として、位置調整ねじ70を時計方向、反時計方向、いずれの方向に回転しても、支持プレート62に対して固定プレート66は相対移動される。また、位置調整ねじ70の1回転あたりの固定プレート66及びサブヘッド56の移動量を予め測定しておくことにより、サブヘッド56の位置調整時における所望の移動量に対する位置調整ねじ70の回転量(回転角度)を逆算で求められる。
次に、本発明の第1実施形態の作用について説明する。
図3(b)に示すように、固定プレート66が位置調整ねじ70で付勢されておらず、可変板64が平行となっている状態において、X軸方向におけるサブヘッド56の特定のノズル58の位置を原点位置P0とする。
図4(a)に示すように、位置調整ねじ70を時計方向に回転させてねじ込むと、固定プレート66が矢印X+方向に付勢され、可変板64がX+方向に撓む。これにより、サブヘッド56及びノズル58の位置が原点位置P0からX+方向の位置P1に移動する。
一方、図4(b)に示すように、位置調整ねじ70を反時計方向(緩める方向)に回転させると、固定プレート66が矢印X−方向に引かれて可変板64がX−方向に撓む。これにより、サブヘッド56及びノズル58の位置が、原点位置P0からX−方向の位置P2に移動する。
このようにして、位置調整ステージ60によりサブヘッド56を移動させた後、インクジェットプリンタ10を作動させてテストパターンを印字し、所定の基準サンプルと比較する。この工程を繰り返すことにより、サブヘッド56の位置の微調整が行われる。
ここで、サブヘッド56の位置調整において、可変板64は、面内方向であるY軸、Z軸方向には変形しにくく、面外方向であるX軸方向には変形しやすい。これにより、固定プレート66をX軸方向へ位置調整しても、他の方向であるY軸方向及びZ軸方向の変位は実質的に無視できる程度の変位で、実質的に位置は変わらない。したがって、ほぼ独立した調整軸が得られる(調整軸間は、実質的に独立している)。このようにして、サブヘッド56の一方向の調整が行われる。
また、可変板64は、両端部がそれぞれ溝部62B、溝部66Aに嵌められて固定されているため、可変板64の変形可能な領域は、支持プレート62と固定プレート66の間に相当する領域のみの変形となる。
位置調整ステージ60の他の実施例として、例えば、図5(a)〜図5(e)に示す位置調整ステージ80、90、100、110、120を用いることができる。なお、位置調整ステージ80、90、100、及び110については、固定プレートを付勢して移動させる移動手段の表示を省略している。
図5(a)に示すように、位置調整ステージ80は、左右側面に雌ねじ孔81Aが形成された支持プレート81と、左右側面に雌ねじ孔82Aが形成された固定プレート82が平行配置されている。支持プレート81及び固定プレート82の左右側面には、貫通孔85が両端部に1カ所ずつ形成されたばね材からなる2枚の可変板84が、雌ねじ孔81Aと貫通孔85、及び雌ねじ孔82Aと貫通孔85をそれぞれ連通させた状態で、4本の固定ねじ86で締結されることにより固定されている。固定プレート82の下面には、サブヘッド56が接着により固定されている。
図5(b)に示すように、位置調整ステージ90は、左右側面に雌ねじ孔91Aが形成された支持プレート91と、左右側面に雌ねじ孔92Aが形成された固定プレート92が平行配置されている。また、支持プレート91の左右端部には、溝部91Bが形成されており、固定プレート92の左右端部で溝部91Bと対向する位置には、溝部92Bが形成されている。
溝部91B及び溝部92Bには、貫通孔96が両端部に1カ所ずつ形成されたばね材からなる可変板94の端部が、それぞれ挿入されている。溝部91B又は溝部92Bと可変板94との隙間には、孔のあいた図示しないスぺーサが挿入されている。ここで、雌ねじ孔91Aと貫通孔96、及び雌ねじ孔92Aと貫通孔96をそれぞれ連通させた状態で、4本の固定ねじ98が締結され、可変板94が固定されている。固定プレート92の下面には、サブヘッド56が接着により固定されている。
図5(c)に示すように、位置調整ステージ100は、下面に雌ねじ孔101Aが形成された支持プレート101と、上面に雌ねじ孔102Aが形成された固定プレート102が平行配置されている。雌ねじ孔101Aと雌ねじ孔102Aは対向する位置となっている。支持プレート101と固定プレート102の間には、コの字状に折り曲げられたばね材からなる2枚の可変板104が配置されている。
可変板104の上面及び下面には、それぞれ1カ所ずつ貫通孔104Aが形成されている。ここで、雌ねじ孔101Aと貫通孔104A、及び雌ねじ孔102Aと貫通孔104Aをそれぞれ連通させた状態で、4本の固定ねじ106で締結することにより、可変板104が固定されている。固定プレート102の下面には、サブヘッド56が接着により固定されている。
図5(d)に示すように、位置調整ステージ110は、支持プレートに相当する板状の支持部110Aと、固定プレートに相当する板状の固定部110Bと、可変板に相当する板状の可撓部110Cとが、一体成型によって形成されている。固定部110Bの下面には、サブヘッド56が接着により固定されている。
図5(e)に示すように、位置調整ステージ120は、ヘッドベース122に接着剤等の固定手段で固定され下面の2カ所に溝部124Aが形成された1枚の支持プレート124と、溝部124Aに一端が嵌め込まれた可変板64と、可変板64の下端部に固定された1枚の固定プレート66とを有している。固定プレート66の下面には、サブヘッド56が接着により固定されている。
ヘッドベース122の下面側には、固定プレート66側へ延出する板状のアーム部122Aが設けられている。ヘッドベース122とアーム部122Aは、一体成形されている。アーム部122Aは、面内方向がY軸方向(及びZ軸方向)、面外方向がX軸方向となっており、可変板64と略平行の配置関係となっている。アーム部122Aの下端部には、X軸方向に沿って貫通した雌ねじ穴68が形成されている。雌ねじ穴68には、位置調整ねじ70がねじ込まれている。これにより、固定プレート66が付勢されている。
位置調整ステージ80、90、100、110、及び120は、いずれもサブヘッド56を一軸方向(X軸方向)に移動可能となっている。なお、位置調整ステージ110は、一体成型されており、他の位置調整ステージと比べると、組立工数が短くて済む。
次に、本発明の支持構造体、多段支持構造体、液滴吐出ユニット、及び画像形成装置の第2実施形態を図面に基づき説明する。なお、前述した第1実施形態と基本的に同一の部品には、前記第1実施形態と同一の符号を付与してその説明を省略する。
図6(a)には、位置調整ステージ130が示されている。なお、本実施形態では、インクジェットプリンタ10(図1参照)の記録ヘッド32のヘッドベース54に換えて、複数の凸部149Aが形成されたヘッドベース149が設けられている。
位置調整ステージ130は、ヘッドベース149の凸部149Aに接着剤等の固定手段で固定され下面の2カ所に溝部132Aが形成された1枚の支持プレート132と、溝部132Aに上端部が嵌め込まれ所定間隔で平行に並んだ2枚のばね材からなる可変板64と、可変板64の下端部が嵌めこまれる溝部134Aが形成された1枚の固定プレート134とを有している。固定プレート134の下面には、サブヘッド56が接着により固定されている。
支持プレート132の左端部は、固定プレート134よりもX軸方向に延出したねじ受部137が形成されており、ねじ受部137の鉛直方向に、雌ねじ部138が形成されている。雌ねじ部138には位置調整ねじ140がねじ込まれている。
位置調整ねじ140は、固定プレート134側に延びる略円柱状の軸部144と、軸部144の一端に拡径したつまみ部142とで構成されている。軸部144の外周面には、雌ねじ部138に合わせて雄ねじ部が形成されている。また、軸部144の下端部の外周面には、所定の角度のテーパ面146が形成されている。
一方、固定プレート134の左端部には、軸部144と対向する位置に、軸部144のテーパ面146と等しい角度のテーパ面148が形成されている。ここで、位置調整ねじ140が、予め固定プレート134側に所定量でねじ込まれており、テーパ面146とテーパ面148が面接触している。固定プレート134は、位置調整ねじ140によってX−方向に付勢されており、可変板136がX−方向に撓んだ状態となっている。この状態が、固定プレート134及びサブヘッド56の原点位置となっている。
次に、本発明の第2実施形態の作用について説明する。
図6(b)に示すように、位置調整ねじ140を平面視にて時計方向に回転させてねじ込むと、固定プレート134がさらに矢印X−方向に付勢され、可変板64がX−方向に撓む。これにより、サブヘッド56の位置が原点位置からX−方向の位置に移動する。
一方、図6(c)に示すように、位置調整ねじ140を平面視にて反時計方向(緩める方向)に回転させると、固定プレート134に作用するX−方向の付勢力が減少すると共に、可変板136の弾性復元力によって、固定プレート134がX+方向に移動する。これにより、サブヘッド56の位置が、原点位置からX+方向の位置に移動する。なお、固定プレート134のX+方向の移動は、可変板136が直線状となったところで止まる。
このようにして、位置調整ステージ130によりサブヘッド56を移動させた後、インクジェットプリンタ10(図1参照)を作動させてテストパターンを印字し、所定の基準サンプルと比較する。この工程を繰り返すことにより、サブヘッド56の位置の微調整が行われる。
ここで、サブヘッド56の位置調整において、可変板136は、面内方向であるY軸、Z軸方向には変形しにくく、面外方向であるX軸方向には変形しやすい。これにより、固定プレート134をX軸方向へ位置調整しても、他の方向であるY軸方向及びZ軸方向の変位は実質的に無視できる程度の変位で、実質的に位置は変わらない。したがって、ほぼ独立した調整軸が得られる(調整軸間は、実質的に独立している)。このようにして、サブヘッド56の一方向の調整が行われる。
また、テーパ面146がテーパ面148に沿って連続的に(滑らかに)移動するので、サブヘッド56の調整位置も連続的に変化する。これにより、段階的にサブヘッド56を移動させるものよりも、移動の分解能が上がる。
次に、本発明の支持構造体、多段支持構造体、液滴吐出ユニット、及び画像形成装置の第3実施形態を図面に基づき説明する。なお、前述した第1、第2実施形態と基本的に同一の部品には、前記第1、第2実施形態と同一の符号を付与してその説明を省略する。
図7(a)には、位置調整ステージ150が示されている。位置調整ステージ150は、ヘッドベース149の凸部149Aに接着剤等の固定手段で固定され下面の2カ所に溝部152Aが形成された1枚の支持プレート152と、溝部152Aに上端部が嵌め込まれ所定間隔で平行に並んだ2枚のばね材からなる可変板156と、可変板156の下端部が嵌めこまれる溝部154Aが形成された1枚の固定プレート154とを有している。固定プレート154の下面には、サブヘッド56が接着により固定されている。
支持プレート152の左端部及び右端部は、それぞれ固定プレート154よりもX軸方向(X+、X−方向)に延出されたねじ受部151が形成されており、各ねじ受部151の鉛直方向に雌ねじ部158A、158Bが形成されている。雌ねじ部158A、158Bには、それぞれ位置調整ねじ140(140A、140B)がねじ込まれている。なお、位置調整ステージ150は、左右対称形となっているため、以後の説明では、左側の各部材の符号にA、右側の各部材の符号にBを付与して区別する。
一方、固定プレート154の左端部及び右端部には、軸部144A、144Bと対向する位置に、テーパ面148A、148Bが形成されている。ここで、位置調整ねじ140が予め固定プレート154側に所定量でねじ込まれており、テーパ面146A、146Bとテーパ面148A、148Bが面接触している。なお、固定プレート154が、位置調整ねじ140A、140Bによって付勢されていない状態を、固定プレート154及びサブヘッド56の原点位置としている。
次に、本発明の第3実施形態の作用について説明する。
図7(b)に示すように、位置調整ねじ140Aを平面視にて時計方向に回転させ、位置調整ねじ140Bを反時計方向に回転させると、軸部144Aによって固定プレート154がX−方向に付勢される。一方、軸部144Bによる固定プレート154への付勢力は減少する。これにより、可変板156がX−方向に撓み、サブヘッド56の位置が原点位置からX−方向の位置に移動する。
なお、軸部144Bは、引き続きテーパ面146Bとテーパ面148Bが接触しており、固定プレート154がさらにX−方向に移動するのを阻止しているため、X−方向のストッパーとして機能している。これにより、位置調整後のサブヘッド56の位置ずれが抑えられる。
図7(c)に示すように、位置調整ねじ140Aを平面視にて反時計方向に回転させ、位置調整ねじ140Bを時計方向に回転させると、軸部144Bによって固定プレート154がX+方向に付勢される。一方、軸部144Aによる固定プレート154への付勢力は減少する。これにより、可変板156がX+方向に撓み、サブヘッド56の位置が原点位置からX+方向の位置に移動する。
なお、軸部144Aは、引き続きテーパ面146Aとテーパ面148Aが接触しており、固定プレート154がさらにX+方向に移動するのを阻止しているため、X+方向のストッパーとして機能している。これにより、位置調整後のサブヘッド56の位置ずれが抑えられる。
このようにして、位置調整ステージ150によりサブヘッド56を移動させた後、インクジェットプリンタ10(図1参照)を作動させてテストパターンを印字し、所定の基準サンプルと比較する。この工程を繰り返すことにより、サブヘッド56の位置の微調整が行われる。
ここで、サブヘッド56の位置調整において、可変板156は、面内方向であるY軸、Z軸方向には変形しにくく、面外方向であるX軸方向には変形しやすい。これにより、固定プレート154をX軸方向へ位置調整しても、他の方向であるY軸方向及びZ軸方向の変位は実質的に無視できる程度の変位で、実質的に位置は変わらない。したがって、ほぼ独立した調整軸が得られる(調整軸間は、実質的に独立している)。このようにして、サブヘッド56の一方向の調整が行われる。
次に、本発明の支持構造体、多段支持構造体、液滴吐出ユニット、及び画像形成装置の第4実施形態を図面に基づき説明する。なお、前述した第1〜第3実施形態と基本的に同一の部品には、前記第1〜第3実施形態と同一の符号を付与してその説明を省略する。
図8(a)には、多段調整ステージ180が示されている。多段調整ステージ180は、サブヘッド56をX軸方向に移動可能な位置調整ステージ160と、サブヘッド56をY軸方向に移動可能な位置調整ステージ170を、それぞれの可変板の撓み(変形)方向が直交するように上下に組合せて構成されている。位置調整ステージ160は、位置調整ステージ170の上側に配置されている。なお、多段調整ステージ180は、複数の凸部149A上にそれぞれ配置されているが、ここでは1つの多段調整ステージ180について説明する。
位置調整ステージ160は、ヘッドベース149の凸部149Aに接着剤等の固定手段で固定された1枚の支持プレート162と、支持プレート162から下方側へ延出し所定間隔で平行に並んだ2枚のばね材からなる可変板164と、可変板164の下端部が固定された1枚の固定プレート166とを有している。
支持プレート162の左端部及び右端部には、固定プレート166よりもX軸方向に延出されたねじ受部169が形成されており、ねじ受部169の鉛直方向に、雌ねじ部168A、168Bが形成されている。雌ねじ部168Aには、位置調整ねじ172がねじ込まれている。
位置調整ねじ172は、略円柱状の軸部174を備えており、軸部174の固定プレート166側の端部には、軸部174よりも小径で略円柱状の接触部176が形成されている。また、軸部174の外周面には、雌ねじ部168Aに合わせて雄ねじ部が形成されている。
固定プレート166の左端部には、接触部176と対向する位置に、テーパ面178が形成されている。ここで、位置調整ねじ172が、予め固定プレート166側に所定量でねじ込まれており、接触部176とテーパ面178が接触している。なお、位置調整前の段階で、位置調整ねじ172によって固定プレート166がX軸の−方向に付勢されている。
一方、位置調整ステージ170は、位置調整ステージ160の固定プレート166を支持プレートとして兼用しており、固定プレート166から下方側へ延出し所定間隔で平行に並んだ2枚のばね材からなる可変板182と、可変板182の下端部が固定された1枚の固定プレート184とを有している。
固定プレート166のY軸方向における右端部及び左端部には、固定プレート184よりも延出されたねじ受部187が形成されており、ねじ受部187の鉛直方向に、雌ねじ部186A、186Bが形成されている。雌ねじ部186Aには、位置調整ねじ188がねじ込まれている。
位置調整ねじ188は、略円柱状の軸部190を備えており、軸部190の固定プレート184側の端部には、軸部190よりも小径で略円柱状の接触部192が形成されている。また、軸部190の外周面には、雌ねじ部186Aに合わせて雄ねじ部が形成されている。
固定プレート184の右端部には、接触部192と対向する位置に、テーパ面194が形成されている。ここで、位置調整ねじ188が、予め固定プレート184側に所定量でねじ込まれており、接触部192とテーパ面194が接触している。なお、位置調整前の段階で、位置調整ねじ188によって固定プレート184がY軸の−方向に付勢されている。
固定プレート184の下面には、板状のベースプレート196が接着固定され、固定プレート184と一体化されている。ベースプレート196の下面には、サブヘッド56が接着固定されている。なお、固定プレート166及び固定プレート184が、位置調整ねじ172、188によってX軸方向及びY軸方向に所定の付勢力で付勢されている状態を、サブヘッド56の原点位置としている。
次に、本発明の第4実施形態の作用について説明する。
図8(b)に示すように、位置調整ねじ172を平面視にて時計方向に回転させてねじ込むと、固定プレート166がさらにX軸の−方向に付勢され、可変板164がX軸の−方向に撓む。そして、位置調整ねじ188を平面視にて時計方向に回転させると、固定プレート184がさらにY軸の−方向に付勢され、可変板182がY軸の−方向に撓む。このようにして、サブヘッド56は矢印Aのように移動し、原点位置からX軸方向に−、Y軸方向に−の位置に配置される。
逆に、サブヘッド56を原点位置からX軸方向に+、Y軸方向に+の位置に移動させて配置するときは、位置調整ねじ172及び位置調整ねじ188を、それぞれ反時計方向に回転させればよい。なお、サブヘッド56のX+、Y+方向の移動は、可変板164、182が直線状となったところで止まる。
このようにして、多段調整ステージ180によりサブヘッド56を移動させた後、インクジェットプリンタ10(図1参照)を作動させてテストパターンを印字し、所定の基準サンプルと比較する。この工程を繰り返すことにより、サブヘッド56のX軸方向及びY軸方向の位置の微調整が行われる。
多段調整ステージ180の他の実施例として、例えば、図9及び図10に示す多段調整ステージ200、240を用いることができる。なお、多段調整ステージ200、240は、各固定プレートを付勢して移動させる位置調整ねじ等の移動手段の表示を省略している。
図9には、多段調整ステージ200が示されている。多段調整ステージ200は、サブヘッド56をZ軸方向に移動可能な位置調整ステージ210と、サブヘッド56をX軸方向に移動可能な位置調整ステージ220と、サブヘッド56をY軸方向に移動可能な位置調整ステージ230とを、それぞれの可変板の撓み(変形)方向が直交するように上下に組合せて構成されている。位置調整ステージ220が、位置調整ステージ230の上側に配置され、さらに位置調整ステージ210が、位置調整ステージ220の上側に配置されている。
位置調整ステージ210は、図示しないヘッドベースに固定された1枚のベースプレート202と直角方向に、支持プレート204が固定されている。支持プレート204の左側面からは、所定間隔で平行に並んだ2枚のばね材からなる可変板206が延出している。可変板206の左端部には、1枚の固定プレート208が固定されている。ここで、可変板206の面外方向がZ軸方向となっている。
位置調整ステージ220は、固定プレート208と直角方向に、支持プレート212が固定されている。支持プレート212の下面からは、所定間隔で平行に並んだ2枚のばね材からなる可変板214が延出している。可変板214の下端部には、1枚の固定プレート216が固定されている。ここで、可変板214の面外方向がX軸方向となっている。
位置調整ステージ230は、固定プレート216を支持プレートとして兼用している。固定プレート216の下面からは、所定間隔で平行に並んだ2枚のばね材からなる可変板218が延出している。可変板218の下端部には、1枚の固定プレート222が固定されている。ここで、可変板218の面外方向がY軸方向となっている。
多段調整ステージ200は、図示しない位置調整ねじ等の手段を用いて、固定プレート208、216、222をそれぞれZ軸、X軸、Y軸方向に移動させることにより、サブヘッド56のX軸、Y軸、Z軸方向のほぼ独立した位置調整を可能としている。
一方、図10には、多段調整ステージ240が示されている。多段調整ステージ240は、前述の位置調整ステージ210、220、及び230に加えて、サブヘッド56をXZ面内で移動可能とする位置調整ステージ250と、サブヘッド56をYZ面内で移動可能とする位置調整ステージ260と、サブヘッド56をXY面内で移動可能とする位置調整ステージ270とを有している。
位置調整ステージ230の下側に位置調整ステージ250が配設され、位置調整ステージ250の下側に位置調整ステージ260が配設されている。さらに、位置調整ステージ260の下側に、位置調整ステージ270が配設されている。
位置調整ステージ250は、固定プレート222を支持プレートとして兼用しており、固定プレート222の下面からは、1枚のばね材からなる可変板242が延出している。可変板242の下端部には、1枚の固定プレート244が固定されている。ここで、可変板242の面外方向がX軸方向となっている。
位置調整ステージ260は、固定プレート244を支持プレートとして兼用しており、固定プレート244の下面からは、1枚のばね材からなる可変板246が延出している。可変板246の下端部には、1枚の固定プレート248が固定されている。ここで、可変板246の面外方向がY軸方向となっている。
位置調整ステージ270は、固定プレート248と直角方向に、支持プレート252が固定されている。支持プレート252の右面からは、1枚のばね材からなる可変板254が延出している。可変板254の右端部には、1枚の固定プレート256が固定されている。ここで、可変板254の面外方向がX軸方向となっている。また、固定プレート256には、直角方向に1枚のベースプレート258が固定されている。さらに、ベースプレート258の下面には、サブヘッド56が固定されている。
ここで、多段調整ステージ240は、図示しない位置調整ねじ等の手段を用いて、固定プレート208、216、222をそれぞれZ軸、X軸、Y軸方向に移動させることにより、サブヘッド56のX軸、Y軸、Z軸方向のほぼ独立した位置調整を可能としている。
さらに、多段調整ステージ240は、可変板242、246、254がそれぞれ1枚のため、各可変板の固定部を支点として、固定プレート244、248、256が円弧状に移動可能となっている。これにより、サブヘッド56のXZ面内の傾きθXZ、YZ面内の傾きθYZ、及びXY面内の傾きθXYをそれぞれほぼ独立して調整可能としている。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されない。
サブヘッド56の形状は矩形状に限定されず、各多角形状(例えば平行四辺形状)であってもよい。また、サブヘッド56及びノズル58の数は、複数個であればいくつであってもよい。さらに、ノズル58の配置は、碁盤目状、平行四辺形状、ランダム配置等、各種の配置が可能である。
各位置調整ステージにおける固定プレートの付勢は、位置調整ねじによるものの他に、別途付勢を行う調整治具を配置して行ってもよく、作業者が手で行ってもよい。また、各位置調整ステージにおいて、可変板の数は1枚であってもよく、2枚以上の複数枚であってもよい。
多段調整ステージ180において、雌ねじ部168B、186Bに位置調整ねじ172、188をねじ込んで、両側で位置調整するようにしてもよい。また、多段調整ステージにおける各位置調整ステージの積み重ねの順番は、X軸、Y軸、Z軸のいずれの方向を組合わせてもよい。
本発明の第1実施形態に係るインクジェットプリンタの構成図である。 本発明の第1実施形態に係る記録ヘッドにおけるサブヘッド及び位置調整ステージの取付け状態を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る位置調整ステージの斜視図及び断面図である。 本発明の第1実施形態に係る位置調整ステージによるサブヘッドの位置調整状態を示す断面図である。 本発明の第1実施形態に係る位置調整ステージの他の実施例を示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係る位置調整ステージの断面図である。 本発明の第3実施形態に係る位置調整ステージの断面図である。 本発明の第4実施形態に係る多段調整ステージの斜視図である。 本発明の第4実施形態に係る多段調整ステージの他の実施例を示す斜視図である。 本発明の第4実施形態に係る多段調整ステージの他の実施例を示す斜視図である。
符号の説明
10 インクジェットプリンタ(画像形成装置)
12 制御部(駆動手段)
32 記録ヘッド(液滴吐出ユニット)
54 ヘッドベース(被取付部材)
56 サブヘッド(液滴吐出手段)
60 位置調整ステージ(支持構造体)
62 支持プレート(支持部材)
62A アーム部(位置調整手段)
62B 溝部(溝部)
64 可変板(板材)
66 固定プレート(固定部材)
66A 溝部(溝部)
68 雌ねじ穴(位置調整手段)
70 位置調整ねじ(位置調整手段)
130 位置調整ステージ(支持構造体)
137 ねじ受部(第1ねじ受け部)
140 位置調整ねじ(第1ねじ部材、位置調整手段)
146 テーパ面(第1傾斜面、位置調整手段)
149 ヘッドベース(被取付部材)
150 位置調整ステージ(支持構造体)
151 ねじ受部(第1ねじ受け部)
169 ねじ受部(第2ねじ受け部)
172 位置調整ねじ(第2ねじ部材、位置調整手段)
178 テーパ面(第2傾斜面、位置調整手段)
180 多段調整ステージ(多段支持構造体)
187 ねじ受部(第2ねじ受け部)
188 位置調整ねじ(第2ねじ部材、位置調整手段)
194 テーパ面(第2傾斜面、位置調整手段)
200 多段調整ステージ(多段支持構造体)
240 多段調整ステージ(多段支持構造体)

Claims (11)

  1. 被取付部材に取付けられる支持部材と、
    前記支持部材から延出する1又は互いに平行な複数の板材と、
    前記板材の端部に固定される固定部材と、
    を有することを特徴とする支持構造体。
  2. 前記支持部材、前記板材、及び前記固定部材が一体成形されていることを特徴とする請求項1に記載の支持構造体。
  3. 前記板材が、前記固定部材と前記支持部材に形成された溝部に挿入され固定されることを特徴とする請求項1に記載の支持構造体。
  4. 前記支持部材には、前記固定部材に当たり、前記固定部材を前記板材の面外方向へ変位させる位置調整手段が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の支持構造体。
  5. 前記位置調整手段は、
    前記支持部材に設けられた第1ねじ受け部と、
    前記第1ねじ受け部に形成された雌ねじ部にねじ込まれた第1ねじ部材と、
    前記第1ねじ部材の端部に形成され前記固定部材の端部に当る第1傾斜面と、
    を備えていることを特徴とする請求項4に記載の支持構造体。
  6. 前記位置調整手段は、
    前記支持部材に設けられた第2ねじ受け部と、
    前記板材の面外方向にある前記固定部材の端面に形成された第2傾斜面と、
    前記第2ねじ受け部に形成された雌ねじ部にねじ込まれ、端部が前記第2傾斜面に当たる第2ねじ部材と、
    を有することを特徴とする請求項4に記載の支持構造体。
  7. 前記位置調整手段が、前記板材の面外方向にある前記支持部材の両端部に設けられていることを特徴とする請求項4から請求項6のいずれか1項に記載の支持構造体。
  8. 前記板材を面外方向へ曲げた状態で、前記位置調整手段が、前記板材の面外方向にある前記支持部材の片側のみに設けられていることを特徴とする請求項4から請求項6のいずれか1項に記載の支持構造体。
  9. 請求項1から請求項8に記載の支持構造体を、前記板材の変形方向が直交するように少なくとも2つ以上組合せたことを特徴とする多段支持構造体。
  10. 請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の支持構造体、又は請求項9に記載の多段支持構造体と、
    前記支持構造体又は前記多段支持構造体が複数取付けられた台座と、
    前記固定部材に固定され液滴を吐出する液滴吐出手段と、
    を有することを特徴とする液滴吐出ユニット。
  11. 請求項10に記載の液滴吐出ユニットと、
    前記液滴吐出手段を画像データに基づいて駆動して液滴を吐出させる駆動手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
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