JP2008302613A - 流体噴射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】両面同時に印刷する流体噴射装置において、各流体噴射ヘッドにおける流体の噴射制御を容易にするとともに、被流体噴射材の両面への流体噴射品質を均一化できる流体噴射装置を提案する。
【解決手段】搬送経路2中を移動する被流体噴射材Pに対して複数のノズルから流体を噴射する流体噴射ヘッド31,32を有する流体噴射装置100において、前記搬送経路2は、略鉛直に設けられた鉛直搬送路2aを有し、前記流体噴射ヘッド31,32は、前記被流体噴射材Pの表面p1に前記流体を噴射する表側ヘッド31と、裏面p2に前記流体を噴射する裏側ヘッド32とからなり、前記表側ヘッド31及び前記裏側ヘッド32は、前記鉛直搬送路2aを挟んで配設されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、流体噴射装置に関するものである。
従来の流体噴射装置は、両面印刷にあたっては、一方の面を印刷した後に他方の面を印刷することが多いが、例えば下記特許文献1のように、用紙の搬送経路を挟んで相対向する一対の印字ユニットを設け、用紙の両面に同時に印刷するようにしているものがある。
特開2002−11864号公報
上記特許文献1では、一対のヘッドを上下に配設している。このため、各ヘッドで噴射するインクが受ける重力の影響が逆になってしまう。
したがって、各ヘッドでインクの噴射制御を異ならせる必要があり、制御ロジックを個々に作成することとなってしまうので、好ましくない。
また、インクの噴射制御を調整しても、上下に配設されたヘッドから用紙へのインクの噴射状態を全く一致させることは困難であるため、用紙の表面と裏面とで画質に差が出てしまうおそれがある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、両面同時に印刷する流体噴射装置において、各流体噴射ヘッドにおける流体の噴射制御を容易にするとともに、被流体噴射材の両面への流体噴射品質を均一化できる流体噴射装置を提案することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る流体噴射装置では、以下の手段を採用した。
本発明では、まず、搬送経路中を移動する被流体噴射材に対して複数のノズルから流体を噴射する流体噴射ヘッドを有する流体噴射装置において、前記搬送経路は、略鉛直に設けられた鉛直搬送路を有し、前記流体噴射ヘッドは、前記被流体噴射材の表面に前記流体を噴射する表側ヘッドと、裏面に前記流体を噴射する裏側ヘッドとからなり、前記表側ヘッド及び前記裏側ヘッドは、前記鉛直搬送路を挟んで配設されていることを特徴とするものを採用した。
これによれば、流体噴射ヘッドを構成する表側ヘッド及び裏側ヘッドは、鉛直搬送路を挟んで配設されているので、表側ヘッド及び裏側ヘッドとから噴射される流体は、同様の重力の影響を受けるので、表側ヘッドの制御ロジックと裏側ヘッドの制御ロジックとを共通にすることができるため、流体の噴射制御を容易にすることができる。また、被流体噴射材の両面への流体噴射条件が同じになるので、被流体噴射材の両面への流体噴射品質を均一化することができる。
次に、上記流体噴射装置において、前記表側ヘッド及び前記裏側ヘッドは、前記鉛直搬送路を挟んで相対向するよう配設されているものを採用した。
これによれば、被流体噴射材の両面に略同時に流体を噴射できるので、例えば流体がインク、被流体噴射材が紙である場合等に、被流体噴射材の一方の面が流体で塗れてうねった後に他方の面に流体を噴射することで該他方の面への流体噴射精度が悪化するという不都合を回避することができる。
また、上記流体噴射装置において、前記表側ヘッドの流体噴射面と前記裏側ヘッドの流体噴射面との間に電位差を発生させる電圧印加部を有するものを採用した。
これによれば、表側ヘッドの流体噴射面と裏側ヘッドの流体噴射面との間に電位差を発生させることができ、更に、各ヘッドから噴射される流体が帯電する。これにより、各ヘッドが流体を噴射すると、流体に鉛直搬送路に略直交する方向の力が働くため、流体への重力の影響を低減させ、被流体噴射材に対して水平に近い状態で流体を噴射することができるので、流体噴射品質を向上させることができる。
更に、上記流体噴射装置において、前記表側ヘッド及び前記裏側ヘッドの両方又は一方を、該表側ヘッドと該裏側ヘッドとの流体噴射面同士が接離する方向に移動させるヘッド移動機構を備えるものを採用した。
これによれば、非印字時には、ヘッド移動機構により、表側ヘッド及び裏側ヘッドの互いの流体噴射面を接触させることができるので、両ヘッドの流体噴射面を相互に覆うことができるため、流体噴射面に配設された噴射口及びその周囲に付着した流体が乾燥して固着することを防止することができる。
また、上記流体噴射装置において、前記表側ヘッド及び前記裏側ヘッドは、前記鉛直搬送路に沿ってずらして配設されているものを採用した。
これによれば、各ヘッドのメンテナンスを容易に行うことができる。
そして、上記流体噴射装置において、前記鉛直搬送路を挟んで前記表側ヘッドに対向する位置に配設される表面用印加部材と、前記鉛直搬送路を挟んで前記裏側ヘッドに対向する位置に配設される裏面用印加部材と、前記表側ヘッドと前記表面用印加部材との間に電位差を発生させる第1電圧印加部と、前記裏側ヘッドと前記裏面用印加部材との間に電位差を発生させる第2電圧印加部と、を備えるものを採用した。
これによれば、表側ヘッドの流体噴射面及び裏側ヘッドの流体噴射面と、各ヘッドに対向する表面用印加部材及び裏面用印加部材との間に電位差を発生させることができ、更に、各ヘッドから噴射される流体が帯電する。これにより、各ヘッドが流体を噴射すると、流体に鉛直搬送路に略直交する方向の力が働くため、流体への重力の影響を低減させ、被流体噴射材に対して水平に近い状態で流体を噴射することができるので、流体噴射品質を向上させることができる。
以下、本発明に係る流体噴射装置の第1の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするため、各部材の縮尺を適宜変更している。本実施形態では、本発明に係る流体噴射装置として、インクジェット式のプリンタを例示する。
図1は、本実施形態におけるインクジェット式のプリンタ(以下、インクジェットプリンタ100という)の概略構成を示す図である。
図1に示すように、本実施形態に係るインクジェットプリンタ100は、給紙部1、搬送経路2、印刷部3、ヘッド移動機構4、電圧印加部5、制御部6及び排紙部7を備えている。
給紙部1は、給紙トレイ1a及び給紙ローラ1bを備えている。
給紙トレイ1aには、記録紙P(被流体噴射材)が載積される。給紙ローラ1bは、最も上に位置する記録紙P(最上位紙)を給紙トレイ1aから繰り出して搬送経路2へと送り出す。
搬送経路2は、記録紙Pが搬送される経路であって、一部分が、略鉛直に設けられた鉛直搬送路2aとされている。鉛直搬送路2aには、印刷部3が配設されている。
搬送経路2には、適当な間隔で、複数対の搬送ローラ対(一部を図示する)21,22が配設されている。特に、印刷部3手前の搬送ローラ対21は、印刷前の記録紙Pの蛇行修正や、印刷部3との印刷タイミング合わせにも用いられる。
印刷部3は、一対のライン型プリントヘッド31,32(流体噴射ヘッド)を有している。これらのライン型プリントヘッド31,32は、鉛直搬送路2aを挟んで配設され、各々のノズル面31a,32a(流体噴射面)を相対向させている。ノズル面31a,32aについては、後述する。
ライン型プリントヘッド31(表側ヘッド)は、記録紙Pの表面p1にインク(流体)を噴射するものである。ライン型プリントヘッド32(裏側ヘッド)は、記録紙Pの裏面p2にインクを噴射するものである。
図2(a)は、ノズル面31a,32aを示す図である。ライン型プリントヘッド31,32は、各々のノズル面31a,32aに、インクジェットプリンタ100が対象とする最大サイズの記録紙Pの少なくとも一辺を越える長さ(最大記録紙幅W)に亘ってノズルNが多数配列されたものであり、いわゆる「一体型」のものである。
一方、図2(b)は、いわゆる「千鳥型」のライン型プリントヘッドであって、複数の単位ヘッドThを千鳥格子状に組み合わせたものである。実施にあたっては、こちらのライン型プリントヘッドを採用してもよい。
ライン型プリントヘッド31,32は、上記のようなノズルNからインク滴を噴射する。
本実施形態では、ノズルNは、少なくとも、Yellow、Magenta、Cyan、黒1、黒2の各色に対応して、5種類のノズル群に分類されて整列され配置されている。そして、各ノズル群には、各色のインクタンク(図示せず)よりインクが供給される。
次に、図3を参照してライン型プリントヘッド31の構成について詳述する(ライン型プリントヘッド32も同様である)。図3は、ライン型プリントヘッド31の一部の構成を示す断面図である。
ライン型プリントヘッド31は、合成樹脂製の筐体300内に、流路形成ユニット310、収容空間320、駆動ユニット330及び内部流路340を収納して、構成されている。
流路形成ユニット310は、振動板311、流路基板312及びノズル基板313を積層し、接着剤等で接合して一体としたものである。
また、流路形成ユニット310は、共通インク室314、インク供給口315及び圧力室316を備えている。これらの共通インク室314、インク供給口315及び圧力室316は、上記振動板311、流路基板312及びノズル基板313によって形成されている。
共通インク室314は、内部流路340に連通している。インク供給口315は、共通インク室314に接続されている。圧力室316は、インク供給口315と接続されている。また、圧力室316は、各ノズルNに対応するように複数設けられており、各ノズルNに接続されている。
振動板311は、例えばステンレス鋼等の金属製の支持板上に弾性フィルムをラミネート加工したものである。
振動板311の圧力室316に対応する部分には、圧電素子331(後述する)の一端と接合される島部311aが形成されている。そして、振動板311の少なくとも一部は、圧電素子331の駆動に応じて弾性変形する。
流路基板312は、シリコンを異方性エッチングすることにより、共通インク室314、インク供給口315及び圧力室316が形成されたものである。
ノズル基板313は、例えばステンレス鋼等の金属で形成された板状の部材であって、外側の一面が上述のノズル面31aとされ、ノズルNが所定方向に所定間隔(ピッチ)で複数形成されたものである。
収容空間320は、筐体300内に形成された空間であって、駆動ユニット330を収容している。
駆動ユニット330は、複数の圧電素子331、固定部材332及びケーブル333を備えている。
圧電素子331は、各ノズルNに対応させて設けられている。固定部材332は、重ねられた複数の圧電素子331の一端を支持するものである。ケーブル333は、柔軟な素材で形成され、駆動信号を圧電素子331に供給するものである。
内部流路340は、筐体300内に形成された流路であって、インクタンク(図示せず)から供給されたインクを共通インク室314へ排出する流路である。
図1に戻って他の部分の説明を続ける。
一方のライン型プリントヘッド32は、他方のライン型プリントヘッド31に対して接離する方向に移動自在に構成されている。この移動自在なライン型プリントヘッド32の位置決めは、ヘッド移動機構4が行う。
ヘッド移動機構4は、ソレノイドにより構成されている。
ソレノイドは、周知のように、筐体4aから鉄心4bを出し入れするものであって、通電時と非通電時とで、筐体4aからの鉄心4bの突出長さが、短状態から長状態へ、或いは長状態から短状態へ、変化するものである。
本実施形態においては、鉄心4bの突出長さが、通電時に短状態(図1参照)、非通電時に長状態(図4参照)となるソレノイドでヘッド移動機構4を構成し、鉄心4bの先端をライン型プリントヘッド32に固定する。
そして、印刷時にはソレノイドに通電して鉄心4bを短状態にし、これによりライン型プリントヘッド32をもう一方のライン型プリントヘッド31から離れる方向に移動させて、両ヘッド31,32間に搬送経路2が開放されるようにする。
また、非印刷時にはソレノイドへの通電を停止して鉄心4bを長状態にし、これによりライン型プリントヘッド32をもう一方のライン型プリントヘッド31に接する方向に移動させて、両ヘッド31,32を密着させる。
電圧印加部5は、ライン型プリントヘッド31,32の各ノズル面31a,32a間に電位差を発生させるものであって、各ノズル面31a,32aに異なる極性の電極を接続されている。
制御部6は、印刷すべき画像を印刷するために、他の各部、即ち、搬送ローラ対21,22、印刷部3、ヘッド移動機構4及び電圧印加部5を統括的に制御する。
排紙部7は、印刷部3により印刷されて排出された記録紙Pを、載積し保持するものである。
次に、上記構成のインクジェットプリンタ100の動作について説明する。
各インクタンクから供給されたインクは、内部流路340に流入し、内部流路340を流れた後、共通インク室314に供給される。
共通インク室314に供給されたインクは、インク供給口315を介して、複数の圧力室316のそれぞれに分配されるように供給される。
制御部6は、印刷すべき画像に基づいて、ケーブル333を介して圧電素子331に駆動信号を入力する。
ケーブル333を介して制御部6から圧電素子331に駆動信号が入力されると、圧電素子331が伸縮する。これにより、振動板311が圧力室316に接近する方向及び離れる方向に変形(移動)する。
振動板311の変形に伴い、圧力室316の容積が変化し、インクを収容した圧力室316の圧力が変動する。この圧力の変動によって、ノズルNから、インクが噴射される。
そして、ノズルNから噴射されたインクによって、記録紙Pに所望の画像が形成される。
インクジェットプリンタ100において、上記の如き印刷時には、制御部6は、図1に示すように、ヘッド移動機構4を構成するソレノイドに通電して鉄心4bを短状態にし、これによりライン型プリントヘッド32をもう一方のライン型プリントヘッド31から離れる方向に移動させて、両ヘッド31,32間に搬送経路2が開放されるようにする。
また、印刷時、制御部6は、電圧印加部5により、ノズル面31a,32aに電位差を発生させると共に、各ライン型プリントヘッド31,32から噴射されるインクを帯電させる。これにより、各ライン型プリントヘッド31,32から噴射されるインクは、対向するライン型プリントヘッド32,31に引き寄せられるので、移動軌跡への重力による影響が軽減されて、水平に近い状態で記録紙Pへ噴射される。このため、精度よく画像形成することができる。
非印刷時には、制御部6は、図4に示すように、ヘッド移動機構4を構成するソレノイドへの通電を停止して鉄心4bを長状態にし、これによりライン型プリントヘッド32をもう一方のライン型プリントヘッド31に接する方向に移動させて、両ヘッド31,32を密着させる。
これにより、各ライン型プリントヘッド31,32の両ノズル面31a,32aが外気から断絶されるので、ノズルN及びその周囲に付着したインクが乾燥して固着することが防止される。
なお、非印刷時には、制御部6は、電圧印加部5によるノズル面31a,32aへの電圧印加を停止する。
本実施形態によれば、印刷部3を構成する両ライン型プリントヘッド31,32を鉛直搬送路2aに配設したので、各ライン型プリントヘッド31,32から噴射されるインクの移動軌跡への重力の影響を同じにすることができたので、の制御ロジックを共通にすることができるため、インクの噴射制御を容易に実現することができる。
次に、第2の実施形態について、図5により説明する。本実施形態は、第1の実施形態の変形例である。なお、図5に示す本実施形態のインクジェットプリンタ200において、図1に示す第1の実施形態のインクジェットプリンタ100の各部材と同じ部材については、同じ符号を用いるとする。
本実施形態のインクジェットプリンタ200において、第1の実施形態のインクジェットプリンタ100と異なる部分は、印刷部203及び電圧印加部205である。また、インクジェットプリンタ200は、第1の実施形態におけるヘッド移動機構4を備えない。
印刷部203は、ライン型プリントヘッド31,32と、プラテン41,42とを有している。
まず、ライン型プリントヘッド31とライン型プリントヘッド32とは、鉛直搬送路2aに沿って上下にずらして配設されており、ライン型プリントヘッド31には、鉛直搬送路2aを挟んでプラテン41(表面用印加部材)が対向し、ライン型プリントヘッド32には、鉛直搬送路2aを挟んでプラテン42(裏面用印加部材)が対向している。
電圧印加部205(第1電圧印加部、第2電圧印加部)は、ライン型プリントヘッド31のノズル面31aとプラテン41との間と、ライン型プリントヘッド32のノズル面32aとプラテン42との間とに、電位差を発生させるものである。
上記のように構成しても、第1の実施形態と同様に、印刷時に、制御部6による制御の下に、電圧印加部5が、ノズル面31aとプラテン41との間と、ノズル面32aとプラテン42との間とに、電位差を発生させると共に、各ライン型プリントヘッド31,32から噴射されるインクを帯電させることにより、各ライン型プリントヘッド31,32から噴射されるインクが、各々対向するプラテン41,42に引き寄せられるので、移動軌跡への重力による影響が軽減されて、水平に近い状態で記録紙Pへ噴射される。
このため、精度よく画像形成することができる。
なお、上記の第1及び第2の実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ、或いは動作・操作手順等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
上記の第1及び第2の実施形態では、搬送経路2の通紙方向を下から上へとしたが、実施にあたってはこれに限らず、逆に上から下としてもよい。
また、上記の第1及び第2の実施形態では、流体噴射ヘッドをライン型プリントヘッド31,32に具現化したが、実施にあたってはこれに限らず、流体噴射ヘッドは、例えば、キャリッジにより被流体噴射材の幅方向に移動しながら流体を噴射するシリアル型のヘッドであってもよい。
更に、上記の第1の実施形態では、ヘッド移動機構4は、裏側ヘッドであるライン型プリントヘッド32を移動させているが、実施にあたってはこれに限らず、ヘッド移動機構4が、表側ヘッドを、或いは表側ヘッド及び裏側ヘッドの両方を移動させることにより、表側ヘッドと裏側ヘッドとを接離させるように構成されていてもよい。
また、上記の第1の実施形態では、ヘッド移動機構4は、ソレノイドにより構成されているが、実施にあたってはこれに限らず、他の構成とされていてもよい。
更に、上記の第1及び第2の実施形態では、流体噴射装置として、インクジェットプリンタ100,200に具体化したが、この限りではなく、インク以外の他の流体(機能材料の粒子が分散されている液状体、ジェルのような流状体)を噴射したり吐出したりする流体噴射装置に具体化することもできる。
例えば、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ及び面発光ディスプレイの製造などに用いられる電極材や色材などの材料を分散または溶解のかたちで含む液状体を噴射する液状体噴射装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する流体噴射装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を噴射する流体噴射装置であってもよい。
また、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する流体噴射装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する流体噴射装置、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する流体噴射装置、ジェルを噴射する流状体噴射装置であってもよい。更に、トナー等の粉体を例とする固体を噴射するトナージェット式記録装置であってもよい。
そして、これらのうちいずれか一種の流体噴射装置において、本発明を適用することができる。
本発明に係る流体噴射装置の第1の実施形態であるインクジェットプリンタの概略構成を示す図である。 上記実施形態におけるノズル面を示す図である。 上記実施形態におけるライン型プリントヘッドの一部の構成を示す断面図である。 上記実施形態におけるインクジェットプリンタの非印刷時のライン型プリントヘッドの状態を示す図である。 本発明に係る流体噴射装置の第2の実施形態であるインクジェットプリンタの概略構成を示す図である。
符号の説明
100,200…インクジェットプリンタ、 2…搬送経路、 2a…鉛直搬送路、 4…ヘッド移動機構、 5,205…電圧印加部、 31,32…ライン型プリントヘッド(流体噴射ヘッド)、31…表側ヘッド、32…裏側ヘッド、 31a,32a…ノズル面(流体噴射面)、 N…ノズル、 P…記録紙(被流体噴射材)、p1…表面、p2…裏面

Claims (6)

  1. 搬送経路中を移動する被流体噴射材に対して複数のノズルから流体を噴射する流体噴射ヘッドを有する流体噴射装置において、
    前記搬送経路は、略鉛直に設けられた鉛直搬送路を有し、
    前記流体噴射ヘッドは、前記被流体噴射材の表面に前記流体を噴射する表側ヘッドと、裏面に前記流体を噴射する裏側ヘッドとからなり、
    前記表側ヘッド及び前記裏側ヘッドは、前記鉛直搬送路を挟んで配設されていることを特徴とする流体噴射装置。
  2. 前記表側ヘッド及び前記裏側ヘッドは、前記鉛直搬送路を挟んで相対向するよう配設されていることを特徴とする請求項1に記載の流体噴射装置。
  3. 前記表側ヘッドの流体噴射面と前記裏側ヘッドの流体噴射面との間に電位差を発生させる電圧印加部を有することを特徴とする請求項2に記載の流体噴射装置。
  4. 前記表側ヘッド及び前記裏側ヘッドの両方又は一方を、該表側ヘッドと該裏側ヘッドとの流体噴射面同士が接離する方向に移動させるヘッド移動機構を備えることを特徴とする請求項2又は3に記載の流体噴射装置。
  5. 前記表側ヘッド及び前記裏側ヘッドは、前記鉛直搬送路に沿ってずらして配設されていることを特徴とする請求項1に記載の流体噴射装置。
  6. 前記鉛直搬送路を挟んで前記表側ヘッドに対向する位置に配設される表面用印加部材と、前記鉛直搬送路を挟んで前記裏側ヘッドに対向する位置に配設される裏面用印加部材と、前記表側ヘッドと前記表面用印加部材との間に電位差を発生させる第1電圧印加部と、前記裏側ヘッドと前記裏面用印加部材との間に電位差を発生させる第2電圧印加部と、を備えることを特徴とする請求項5に記載の流体噴射装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018168211A (ja) * 2017-03-29 2018-11-01 理想科学工業株式会社 水性インクジェットインクおよびインクジェット記録方法

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