JP2009178847A - 記録装置 - Google Patents

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JP2009178847A JP2008017145A JP2008017145A JP2009178847A JP 2009178847 A JP2009178847 A JP 2009178847A JP 2008017145 A JP2008017145 A JP 2008017145A JP 2008017145 A JP2008017145 A JP 2008017145A JP 2009178847 A JP2009178847 A JP 2009178847A
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Abstract

【課題】吐出面を密封するための構造を簡素化しつつ吐出面を確実に封止する。
【解決手段】ヘッドフレームからインク吐出面が露出している。環状突起及びこれを支持する底板部76bを有するキャップとガイド62a、62bと位置決めピン61a、61bとがトレイ75に配置されている。底板部76bの側面76d、76eがガイド62a、62bのガイド面63a、63bに対してインク吐出面を含む平面に直交する摺動方向に摺動自在となっている。ヘッドフレームに形成された位置決め孔に位置決めピン61a、61bが挿入されるように、環状突起をヘッドフレームに当接させる。その後、ヘッドフレームにキャップをさらに押圧することによって、キャップがガイド62a、62bにガイドされて摺動方向に導かれる。
【選択図】図5

Description

本発明は、液滴を吐出して記録媒体に画像を記録する記録装置に関する。
記録用紙等の記録媒体にインク滴を吐出して画像を記録するインクジェットプリンタとして、記録媒体にインク滴を吐出する複数のノズルが開口するインク吐出面が形成されたインクジェットヘッドを有するものがある。このようなインクジェットヘッドにおいては、ノズル内に紙粉が侵入したりノズル内のインクが増粘したりすることによって、ノズルが吐出不良を起こすことがある。そこで、ノズルの吐出不良を防止するため、休止時においては、キャップによってインク吐出面を封止する技術が知られている(例えば、特許文献1)。
特開2004−122423号公報(図6)
特に、上述した技術に示されるような、ライン式のインクジェットプリンタにおいては、大型のインクジェットヘッドが用いられる。この場合、インク吐出面を封止するためのキャップが大型化するため、キャップの位置決め精度が低下する。さらに、キャップがバネなどの弾性部材によって支持されている場合、キャップをインク吐出面に対して押圧したときに、キャップが位置ズレを起こすことがある。このため、キャップを正確に位置決めしてインク吐出面を確実に封止することが難しい。他方、高精度な位置決め制御によってキャップの位置決めを行う場合は、キャップを移動させるための移動機構の構造が複雑になる。
そこで、本発明は、吐出面を封止するための構造を簡素化しつつ吐出面を確実に封止することができる記録装置を提供することを目的とする。
本発明の記録装置は、複数のノズルが開口する吐出面を有する記録ヘッドと、穴が形成されており、前記吐出面が前記穴の一方の開口から露出するように前記記録ヘッドを支持するヘッドフレームと、前記吐出面を含む平面に当接して前記複数のノズルを囲む環状突起及び前記環状突起を支持する支持部材を含むキャップと、前記キャップを、前記吐出面を含む平面に向かって付勢する弾性部材と、前記弾性部材を介して前記キャップを支持する支持トレイと、前記環状突起が前記吐出面を含む平面に当接した封止状態と、前記環状突起が前記吐出面から離隔した開放状態とを選択的に取り得るように、前記記録ヘッドフレーム及び前記支持トレイの少なくともいずれかを移動させる移動機構とを備えている。前記支持トレイには、前記キャップを前記吐出面を含む平面と直交する方向に導く1又は複数のガイド部材と、前記キャップを前記吐出面に対して所定の位置に配置する位置決めピンとが設けられており、前記ヘッドフレームには、前記環状突起が前記封止状態にあるときに、前記位置決めピンが挿入される位置決め孔が形成されている。
本発明によると、開放状態から封止状態に移行する過程において、キャップの環状突起が吐出面を含む平面に当接するように、記録ヘッドフレーム及び支持トレイの少なくともいずれかを移動させる。さらに、キャップの気密性を高めるため、環状突起が吐出面を含む平面に当接した状態から、キャップが吐出面を含む平面に押圧されるように、記録ヘッドフレーム及び支持トレイの少なくともいずれかを移動させる。これにより、弾性部材が圧縮されつつキャップと支持トレイとの距離が短くなる。このとき、キャップがガイドによって導かれるため、キャップが安定した状態で摺動方向に沿って移動する。さらに、キャップが位置決めピンによって位置決めされているため、キャップが位置ズレを起こすことなく吐出面を確実に封止する。このように、高精度な位置決め制御を行うことなく吐出面を確実に封止することができるため、吐出面を封止するための構造を簡素化できる。
本発明においては、前記支持部材が複数の側面を有しており、前記ガイド部材は、前記キャップを導くとき、前記支持部材の少なくとも2つの前記側面に対して、前記吐出面を含む平面と直交する摺動方向に摺動自在なガイド面を有しており、前記位置決めピンは、前記摺動方向に延在していることが好ましい。これによると、吐出面を封止するための構造をさらに簡素化することができる。
また、本発明においては、前記ヘッドフレームが複数の前記記録ヘッドを支持しており、前記支持トレイが各記録ヘッドの配置位置に対応して複数の前記キャップを支持していることが好ましい。これによると、複数の吐出面を封止することができる。
このとき、前記複数のキャップのうち互いに隣接する少なくとも2つの前記キャップに係る配置位置の中心に前記位置決めピンが配置されていることが好ましい。これによると、位置決めピンを中心とする少なくとも2つのキャップに係る位置ズレが均一化される。
また、このとき、前記複数の記録ヘッドが、前記記録ヘッドの長手方向と直交する方向に関して千鳥状に配置されており、前記支持トレイは、前記複数のキャップのうち互いに隣接する少なくとも2つの前記キャップに係る配置位置の中心から最も近い位置にある2つの前記側面に対して摺動自在な前記ガイド面を有する前記ガイド部材が形成されていることがより好ましい。これによると、1つのガイド部材で支持部材の2つの側面をガイドするため、複数の吐出面を封止するための構造をさらに簡素化することができる。
さらに、このとき、前記支持トレイは、前記支持部材の長手方向に延びる前記側面に対して摺動自在な前記ガイド面を有する前記ガイド部材がさらに形成されていることがより一層好ましい。これによると、キャップがさらに安定した状態で導かれる。
本発明においては、前記封止状態にあるときに、前記ガイド部材の先端が、前記吐出面を含む平面から離隔していてもよい。これによると、キャップが吐出面を封止したときに、ガイド部材の先端が吐出面に接触するのを防止することができる。
または、前記ヘッドフレームは、前記封止状態にあるときに、前記ガイド部材の先端が挿入される凹部が形成されていてもよい。これによると、封止状態におけるガイド部材の剛性を高くすることができる。
本発明においては、前記支持トレイに複数の前記位置決めピンが形成されており、前記ヘッドフレームは、前記封止状態にあるときに、各位置決めピンが挿入される複数の位置決め孔が形成されていることが好ましい。これによると、キャップをさらに正確に位置決めすることができる。
このとき、複数の前記位置決めピンが、点対称となる位置に配置されていることが好ましい。これによると、温度環境の変化によって支持トレイの形状が変化しても、位置決めピンの位置ズレが均一化されるため、キャップが位置ズレを起こすのを抑制することができる。
さらに、本発明においては、前記開放状態において、前記位置決めピンの先端が、前記環状突起の先端より前記吐出面を含む平面に近い位置にあることが好ましい。これによると、キャップの位置決めが完了した後に、環状突起が吐出面を囲うことになるため、環状突起が吐出面を囲った後にキャップが位置ズレを起こすのを防止することができる。
加えて、本発明においては、前記位置決め孔が、前記吐出面を含む面内において、前記吐出面に隣接していることが好ましい。これによると、吐出面をより確実に封止することができる。
さらに、本発明においては、前記位置決めピンの硬度が、前記環状突起よりも高いことが好ましい。これによると、キャップを正確に位置決めしつつ、環状突起を所定の押圧力で当接させることができるので、その分確実に吐出面を封止することができる。
加えて、本発明においては、前記封止状態において、前記位置決めピンと前記位置決め孔との間隙を封止する封止部材が、前記位置決めピン及び前記位置決め孔の少なくともいずれかに取り付けられていてもよい。これによると、位置決め孔を介してヘッドフレームに係る記録ヘッドの本体側に液体が侵入するのを防止することができる。
また、本発明においては、前記位置決めピンが、前記ガイド部材上に形成されていてもよい。これによると、省スペース化を図ることができる。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の一実施形態によるインクジェットプリンタの概略側断面図である。図2は、本発明の一実施形態によるインクジェットプリンタ要部の概略平面図である。図3は、図2に示すIII−III線に沿った断面図である。図4は8つのインクジェットヘッドを下方から見たときの図である。
インクジェットプリンタ1は、図1に示すように、8つのインクジェットヘッド2を有するカラーインクジェットプリンタである。このインクジェットプリンタ1には、図1中左方に給紙機構11が、図1中右方に排紙部12が、それぞれ構成されている。
インクジェットプリンタ1の内部には、給紙機構11から排紙部12に向かって記録媒体である用紙が搬送される用紙搬送経路が形成されている。給紙機構11には、用紙トレイ21内に収納された複数の用紙のうち、最も上方に位置する用紙を送り出すピックアップローラ22が設けられている。ピックアップローラ22によって用紙は図1中左方から右方へ送られる。用紙搬送経路の中間部には、二つのベルトローラ6、7と、両ローラ6、7間に架け渡されるように巻回されたエンドレスの搬送ベルト8とが配置されている。搬送ベルト8の外周面、すなわち搬送面8aにはシリコーン処理が施され粘着性を有している。給紙機構11のすぐ下流側には、搬送ベルト8と対向する位置に押さえローラ5が配置されており、給紙機構11から送り出された用紙を搬送ベルト8の搬送面8aに押さえ付けている。これにより、搬送面8aに押さえ付けられた用紙は、搬送面8aの粘着力により保持されながら、下流側に向かって搬送される。このとき、用紙搬送方向下流側のベルトローラ6は、図示しない駆動モータから駆動力が与えられ、図1中時計回り(矢印A方向)に回転している。
用紙搬送経路の中間部における、インクジェットヘッド2と対向する領域が、用紙に画像が形成される画像形成領域となっている。さらに、用紙搬送経路に沿って搬送ベルト8のすぐ下流側には、剥離プレート13が設けられている。剥離プレート13は、搬送ベルト8の搬送面8aに保持されている用紙を搬送面8aから剥離して、右方の排紙部12へ向けて送るように構成されている。
搬送ベルト8によって囲まれた領域内には、インクジェットヘッド2と対向する位置において、搬送ベルト8の内周面と接触することによって、搬送ベルト8を支持するほぼ直方体形状のプラテン9が配置されている。これによって、搬送される用紙がインクジェットヘッド2と所定の間隙を介して対向することになり、所望の画品質の画像が形成される。
8つのインクジェットヘッド2は、図2に示すように、用紙搬送方向(図2中下方から上方に向かう方向)Bに千鳥状に配置されている。そして、用紙搬送方向Bの上流側から順に現れる2つずつのインクジェットヘッド2が、それぞれインクジェットヘッド組を形成している。これにより、4つのインクジェットヘッド組が用紙搬送方向Bに配列されている。これら4つのインクジェットヘッド組は、互いに異なる4色のインク(マゼンタ、イエロー、シアン、ブラック)に対応しており、各インクジェットヘッド2は、対応する色のインク滴を吐出する。また、各インクジェットヘッド組の2つのインクジェットヘッド2は、用紙搬送方向Bに関して一部がオーバーラップするように固定されているとともに、用紙搬送方向Bに直交する主走査方向に関して互いに隣接している。つまり、このインクジェットプリンタ1は、ライン式プリンタである。インクジェットヘッド2は、図2に示すように、用紙搬送方向Bに直交した方向に長尺な細長い直方体形状となっている。また、インクジェットヘッド2の下端には、図1及び図3に示すように、ヘッド本体(圧力室を含むインク流路が形成された流路ユニットと、圧力室のインクに圧力を与えるアクチュエータとが貼り合わされた積層体)3を有している。
ヘッド本体3の上面には、カバー14によって部分的に覆われた、インクを一時的に貯溜するリザーバユニット10が固定されている。リザーバユニット10の内部には、図示しないインクタンクから供給されたインクを貯溜するインク溜まりが形成されている。リザーバユニット10のインク溜まりに貯溜されたインクは、ヘッド本体3の図示しないインク流路に供給される。ヘッド本体3の底面には、図4に示すように、インク流路に連通する微小径のノズル3bの開口が多数並べて形成されており、この底面が搬送面8aと対向するインク吐出面3aとなっている。このインク吐出面3aの表面には図示しない撥水膜が形成されている。この撥水膜が、ノズル3bの開口の周囲に余分なインクが付着するのを防止している。
ヘッド本体3は、インク吐出面3aと搬送ベルト8の搬送面8aとが平行となり、且つこれらの面の間に少量の隙間が形成されるように配置されている。この隙間部分が用紙搬送経路の一部として構成されている。この構成で、搬送ベルト8上を搬送される用紙が8つのヘッド本体3のすぐ下方側を順に通過する際に、この用紙の上面すなわち印刷面に向けてノズル3bから各色のインクが吐出されることで、用紙上に所望のカラー画像が印刷される。
図2及び図4に示すように、用紙搬送方向Bに配列された4つのヘッドフレーム4aがフレーム4に固定されている。各ヘッドフレーム4aは、矩形状の板部材であり、対応するインクジェットヘッド組に係る2つのインクジェットヘッド2を支持する。ヘッドフレーム4aにおける各インクジェットヘッド2の配置位置には、主走査方向に延在した矩形状を有する2つの穴4bが形成されている。2つの穴4bは、用紙搬送方向Bに関して一部がオーバーラップするように形成されているとともに、主走査方向に関して互いに隣接している。また、ヘッドフレーム4aは、各インク吐出面3aが穴4bの下方側の開口からそれぞれ1つずつ露出するように、対応する2つのインクジェットヘッド2を支持している。そして、本実施形態においては、各インク吐出面3aとヘッドフレーム4aの下面とが同一平面に配置されている。これにより、インク吐出面3a間の隙間がヘッドフレーム4aによって塞がれている。
なお、ヘッドフレームが2つのインクジェットヘッド2を所定の位置関係に支持してインクジェットヘッド組を構成する点は同じであるが、インクジェットヘッド組をフレーム4に組み付けた場合、インク吐出面3aとヘッドフレーム及びフレーム4の下面とが、必ずしも同一平面にある必要はない。このとき、インクジェットヘッド組を含む密閉空間が、後述のキャップ76によって形成されることが重要である。例えば、インクジェットヘッド2とフレーム4間に生じる隙間や段差を埋める板部材(フィラープレート)を別途配置する構成とし、フィラープレートをキャップが当接する位置に配置してもよい。このフィラープレートは、フレーム4と一体であってもよいし、インクジェットヘッド組側に固定されていてもよい。
また、ヘッドフレームが、ヘッドフレームの下面のさらに下方にインク吐出面3aが位置するように各インクジェットヘッド2を支持し、インク吐出面3a間の隙間を、別途準備した板部材(フィラープレート)で塞ぐように構成してもよい。
ヘッドフレーム4aには、後述するキャップ動作において、キャップ76を位置決めするための位置決めピン61a、61bがそれぞれ挿入される1つの位置決め孔41a及び2つの位置決め孔41bが形成されている。位置決め孔41aは、インクジェットヘッド組に係る各インク吐出面3aの中心同士を結ぶ線分の中心であるヘッドフレーム4aの中心、言い換えれば、互いに隣接する2つのインク吐出面3aの配置位置に係る中心に円形の開口を有する貫通孔である。位置決め孔41aの内壁面にはOリング41cが配置されている(図6参照)。位置決めピン61aが位置決め孔41aに挿入されたとき、Oリング41cの内周面と位置決めピン61aの外周面とが接触する。これにより、位置決め孔41aが封止される。
2つの位置決め孔41bは、ヘッドフレーム4aの主走査方向に関する両端近傍における用紙搬送方向Bに関する中央であって、インク吐出面3aを含む面内においてインク吐出面3aに隣接する位置に形成されている。また、各位置決め孔41bは、ヘッドフレーム4aの中心(位置決め孔41a)から離隔する方向(主走査方向)に細長い長孔となっており、その上面は封止されている(図6参照)。このように、位置決め孔41a、41bは、ヘッドフレーム4aの中心を通過して主走査方向に延在する同一直線上に配置されている。また、2つの位置決め孔41bは、ヘッドフレーム4aの中心を基準として互いに点対称に配置されている。
図2及び図3に示すように、フレーム4は、インクジェットプリンタ1に設けられたフレーム移動機構51により、上下に移動可能に支持されている。フレーム移動機構51は、図2に示すように、8つのインクジェットヘッド2に係る並びの外側(図2中上下)に配設されている。各フレーム移動機構51は、フレーム4を上下動する駆動源としての駆動モータ52と、各駆動モータ52の軸に固定されたピニオンギヤ53と、各ピニオンギヤ53と噛合されるようにフレーム4に立設されたラックギヤ54と、ピニオンギヤ53とでラックギヤ54を挟む位置に配置されたガイド56とを含んでいる。
2つの駆動モータ52は、用紙搬送方向Bに関して互いに対向して配置されたインクジェットプリンタ1の本体フレーム1aに固定されている。2つのラックギヤ54は、上下方向に延在しており、下端部がフレーム4の側面にそれぞれ固定されている。また、ラックギヤ54のピニオンギヤ53とは反対側の側面は、ガイド56と摺動可能に接している。ガイド56は、本体フレーム1aに固定されている。
この構成において、2つの駆動モータ52を同調させて各ピニオンギヤ53を正及び逆方向に回転させると、ラックギヤ54が上下方向に移動する。このラックギヤ54の上下動に伴ってフレーム4が、ヘッドフレーム4a及び8つのインクジェットヘッド2とともに上下方向に移動する。
また、ガイド部59が、インクジェットヘッド2の長手方向の両側に配設されている。各ガイド部59は、棒状部材58とこれを挟む一対のガイド57とから構成されている。このうち、一対のガイド57は、図3に示すように上下方向に延在し、用紙搬送方向Bと直交する方向に関して、互いに対向する本体フレーム1bにそれぞれ固定されている。一方、棒状部材58は、ガイド57と同様に上下方向に延在し、本体フレーム1bと平行に対向配置されたフレーム4の側面にそれぞれ固定されている。さらに、棒状部材58は、一対のガイド57間にそれぞれ摺動可能に挟まれている。このガイド部59により、フレーム移動機構51によってフレーム4が上下方向に移動したときに、インクジェットヘッド2のインク吐出面3aが搬送面8aに対して傾くのを防ぐことができる。
通常、フレーム4は、8つのインクジェットヘッド2が用紙に対してインク滴を吐出する印刷位置(図3に示す位置)に配置されており、インクジェットヘッド2のメンテナンス時にだけ、フレーム移動機構51によって移動されて、8つのインクジェットヘッド2が印刷位置よりも上方にあるヘッドメンテナンス位置に配置される。
次に、インクジェットヘッド2に対してメンテナンスを行うためのメンテナンスユニット70について説明する。インクジェットプリンタ1には、図2及び図3に示すように、ヘッド本体3に対するメンテナンスを行うためのメンテナンスユニット70がインクジェットヘッド2の左側に配置されている。メンテナンスユニット70は、図3に示すように、水平移動可能な2つのトレイ71、75を有している。このうち、トレイ71は、図2及び図3に示すように、上方に開口したほぼ方形の箱形状を有し、トレイ75を内包可能に構成されている。トレイ71とトレイ75とは、後述の係合手段によって着脱可能に結合されている。両者は、メンテナンス処理の内容に応じて着脱される。
図3に示すように、トレイ71は、インクジェットヘッド2とは反対側の側面が開放されており、例えばパージ動作時のように両者の係合が解かれているとき、内包するトレイ75を残して、トレイ71のみが移動可能となる。また、係合手段の係合状態に係わらず、メンテナンスユニット70が後述のように水平移動する際には、予めフレーム4が上方(図3中矢印C方向)のヘッドメンテナンス位置まで移動され、8つのインク吐出面3aと搬送面8aとの間にメンテナンスユニット70用のスペースが確保される。この後、メンテナンスユニット70が、図3中矢印D方向に水平移動されることになる。
また、図3に示すメンテナンスユニット70のすぐ下方には、廃インク受けトレイ77が配置されている。この廃インク受けトレイ77は、平面視でトレイ71を内包するサイズを有し、トレイ71が図2において右端まで移動したときでも、トレイ71のインクジェットヘッド2と反対側の辺縁部が重なるように固定されている。廃インク受けトレイ77のインクジェットヘッド2側の端部には、上下方向に貫通したインク排出孔77aが形成されている。インク排出孔77aは、廃インク受けトレイ77上に流れ込んだインクを図示しない廃インク溜めに流通させる。
トレイ71内には、インクジェットヘッド2に近い側から順に、ワイパー72、インク受け取り部材73及びトレイ75が配置されている。トレイ75内には、図2に示すように、8つのキャップ76が各インクジェットヘッド2(の配置位置)とそれぞれ対応するように用紙搬送方向Bに2列の千鳥状に配列されている。そして、用紙搬送方向Bの上流側から順に現れる2つずつのキャップ76が、それぞれキャップ組を形成している。これにより、4つのキャップ組が各インクジェットヘッド組と対応するように用紙搬送方向Bに配列されている。
キャップ76は、バネ75a(図3及び図6(b)参照)によってトレイ75の底面に支持されつつ上方に付勢されており、環状突起76aと環状突起76aを下方から支持する矩形状の底板部76bとを有している。環状突起76aは、底板部76bの上面から上方に突出している。これにより、環状突起76a及び底板部76bが一体となって上方に開口した凹部76cを画定している。凹部76cは1つのインク吐出面3aを包含する平面形状を有している。また、環状突起76aは、後述するキャップ動作により、ヘッドフレーム4aのみと当接する。このとき、対応するインクジェットヘッド2のインク吐出面3aが、凹部76cによって覆われることによって封止される(封止状態:図7参照)。このように、インク吐出面3aがキャップ76の凹部76cに覆われることによって、インク吐出面3aのノズル3bからパージされたインクを受けることができるとともにノズル3b内のインクの乾燥を防止することができる。なお、環状突起76aは、ゴムなどの弾性材料で構成されている。そのため、ヘッドフレーム4aと環状突起76aとが密着しやすく、ヘッドフレーム4aと環状突起76aとが当接したときに凹部76cの気密性を保持することができる。
トレイ75内には、さらに図2に示すように、4つの位置決めピン61a及び8つの位置決めピン61bと、4つのガイド62a及び8つのガイド62bとが配置されている。図5をさらに参照しつつ、位置決めピン61a、ピン61b及びガイド62a、62bについて説明する。図5は、1つのキャップ組に係る2つの底板部76b、位置決めピン61a、61b及びガイド62a、62bの位置関係を示す斜視図である。図2、図3及び図5に示すように、キャップ組毎に、1つの位置決めピン61a及び2つの位置決めピン61bと、1つのガイド62a及び2つのガイド62bとが配置されている。以下、1つのキャップ組に関して説明する。
ガイド62aは、トレイ75の底面からインク吐出面3aを含む平面と直交する方向である上方に突出したブロック体であり、各キャップ組に係る2つのキャップ76に挟持されるように配置されている。ガイド62aは、平面視でクランク状に折れ曲がっている。具体的には、ガイド62aは、各底板部76bに係る長手方向に延びる側面76dと接触するように当該長手方向に延在しているとともに、当該長手方向に関する両端において、互いに異なる底板部76bの短手方向に延びる側面76eと接触するように互いに反対の方向に直角に曲がっている。このとき、底板部76bの側面76d、76e(各キャップ組に係る2つのキャップ76の配置位置の中心同士を結ぶ線分の中心から最も近い位置にある2つの側面)と接触しているガイド62aの側面が、側面76d、76eに対してインク吐出面3aを含む平面と直交する摺動方向(図5中矢印参照)に摺動自在なガイド面63aとなっている。
2つのガイド62bは、トレイ75の底面から上方に突出した直方体形状を有するブロック体であり、ガイド62aにおける底板部76bの長手方向に関する両側にそれぞれ配置されている。また、ガイド62bは、各底板部76bに係る側面76dと接触するように当該長手方向に延在している。このとき、底板部76bの側面76dと接触しているガイド62bの側面が、側面76dに対して摺動方向に摺動自在なガイド面63bとなっている。このように、キャップ組における2つの底板部76bが、ガイド62a、62bによって摺動方向に沿ってガイドされることによって、各キャップ76が摺動方向に導かれる。
位置決めピン61aは、上方から観て、各キャップ組に係る2つのキャップ76の配置位置の中心同士を結ぶ線分の中心に配置されており、ガイド62aの上面からガイド面63aに係る摺動方向に延在しているとともに円柱形状を有している。2つの位置決めピン61bは、ガイド62bの上面からガイド面63bに係る摺動方向にそれぞれ延在しているとともに円柱形状を有している。位置決め孔(後述)への係合のしやすさから、位置決めピン61a、61bの各先端は先細りとなっている。位置決めピン61a、61bは、主走査方向に延在する同一直線上に配置されている。また、2つの位置決めピン61bは、位置決めピン61aを基準として互いに点対称に配置されている。
位置決めピン61a、61bの各先端が、キャップ76に係る環状突起76aの先端より、底板部76bから離れた位置、すなわち上方に位置している。そして、後述するキャップ動作において、位置決めピン61aがヘッドフレーム4aの位置決め孔41aに、位置決めピン61aがヘッドフレーム4aの位置決め孔41bにそれぞれ挿入される。これにより、キャップ76の位置決めがなされる。
なお、キャップ76は、環状突起76aが弾性材料で、位置決めピン61a、61bが硬質の樹脂材料でそれぞれ構成されている。これにより、位置決めピン61a、61bの硬度が、環状突起76aよりも高くなっている。本実施形態では、キャップ76が硬質樹脂製の底板部76bとともに二色成型により形成されている。
トレイ71のインクジェットヘッド2側には、図2に示すように、ワイパー72及びインク受け取り部材73が保持された保持部材74が固定されている。保持部材74は、図2に示すように、平面形状がU字形状となっており、保持部材74の用紙搬送方向Bに沿う部分にワイパー72及びインク受け取り部材73が保持されている。一方、保持部材74の用紙搬送方向Bと直交する方向に延在した部分の端部には、係合手段を構成する凹部74aが形成されている。
インク受け取り部材73は、図2及び図3に示すように、用紙搬送方向Bに配列した8つのインクジェットヘッド2全体の長さよりも若干長い複数の薄板73aを備えている。各薄板73aは、インクに対する毛管力に合わせた間隔で互いに平行に配置されている。各薄板73aは、ステンレス製である。
ワイパー72は、薄板73aと同様に、用紙搬送方向Bに配列した8つのインクジェットヘッド2全体の長さよりも若干長く、その長手方向が用紙搬送方向Bに平行となるように配置されている。保持部材74には、図2に示すように、溝72aが用紙搬送方向Bの両端間に延びて形成されており、ワイパー72が溝72aの底面部に固定されている。ワイパー72によって拭き取られたインクは、溝72aからトレイ71を介して廃インク受け廃インク受けトレイ77に流れ落ちることになる。なお、ワイパー72は、ゴムなどの弾性材料からなる。
トレイ71とトレイ75とは、上述したように係合手段によって着脱可能に係合されている。図2に示すように、係合手段は、トレイ71、75の図中上下の各辺近傍にそれぞれ設置され、主には、トレイ71の保持部材74に設けられた凹部74aと、トレイ75に回動可能に支持された引っ掛け部材83とから構成されている。引っ掛け部材83は、用紙搬送方向Bと直交する方向に延在しており、中央において回動可能に支持されている。また、引っ掛け部材83のインクジェットヘッド2側の端部には、凹部74aに係合する引っ掛け部83aが形成されている。メンテナンスユニット70の上方には、各引っ掛け部材83のインクジェットヘッド2と最も離れた端部83bに当接可能な当接部材84がそれぞれ回動可能に支持されている。当接部材84が回動し、端部83bに当接すると、引っ掛け部83aと凹部74aとの係合が解除される。一方、当接部材84が端部83bから離れると、引っ掛け部83aが凹部74aと係合し、図3に示す状態に戻る。
メンテナンスユニット70は、後述のメンテナンスが行われないとき、図3に示すように、インクジェットヘッド2から離れた「退避位置」(図2において、インクジェットヘッド2と対向しない左側位置)にて静止している。そして、メンテナンスが行われるときに、この退避位置からメンテナンスユニット70がインクジェットヘッド2のインク吐出面3aに対向した「メンテナンス位置」へ水平移動される。このとき、インクジェットヘッド2はヘッドメンテナンス位置に配置されているので、ワイパー72、環状突起76a及び位置決めピン61a、61bの先端が、インク吐出面3aに接触しない。さらに、インク受け取り部材73は、ワイパー72がインク吐出面3aに当接した状態において、インク吐出面3aとの間に僅かな隙間(例えば、0.5mm)が常に形成されるようになっている。
インク吐出面3aをキャップ76の各凹部76cで封止するときには、トレイ71とトレイ75が係合手段によって結合されて、メンテナンス位置に移動されることになる。各トレイ71、75は、図2に示すように、用紙搬送方向Bに直交する方向に延びた一対のガイド軸96a、96bに移動可能に支持されている。トレイ71には、2つの軸受け部材97a、97bが設けられており、保持部材74の上下両側面から突出している。トレイ75には、2つの軸受け部材98a、98bが設けられており、トレイ75の上下両側面から突出している。また、一対のガイド軸96a、96bは、それぞれの両端が本体フレーム1b、1dに固定されており、両フレーム1b、1d間に互いに平行に配置されている。ここでは、それぞれネジで固定されている。このような構成で、各トレイ71、75がこのガイド軸96a、96bに沿って図中左右方向(矢印D方向)に移動される。
ここで、トレイ71、75を水平移動させる水平移動機構91について説明する。水平移動機構91は、図2に示すように、モータ92、モータプーリ93、アイドルプーリ94、タイミングベルト95、及び、ガイド軸96a、96b等を有する。モータ92は、用紙搬送方向Bに平行に延びる本体フレーム1bの端部に形成された取り付け部1cにネジなどで固定されている。モータプーリ93は、モータ92に接続されており、モータ92の駆動に伴って回転する。アイドルプーリ94は、図2中最も左側の本体フレーム1dに回転可能に支持されている。タイミングベルト95は、ガイド軸96aと平行に配設され、モータプーリ93とこれと対になったアイドルプーリ94との間に架け渡されるように巻回されている。また、タイミングベルト95は、保持部材74に設けられた軸受け部材97aが接続されている。
この構成において、モータ92を駆動すると、モータプーリ93が正又は逆方向に回転するに伴ってタイミングベルト95が走行する。このタイミングベルト95の走行により、タイミングベルト95に軸受け部97aを介して接続されたトレイ71が、図2左又は右方向に、即ち退避位置又はメンテナンス位置に向かう方向に移動する。なお、保持部材74の凹部74aと引っ掛け部83aとが係合しているときは、トレイ71内のワイパー72及びインク受け取り部材73と、トレイ75内のキャップ76とが一緒にメンテナンス位置又は退避位置に移動する。一方、引っ掛け部83aが凹部74aから離隔しているときは、トレイ71内のワイパー72及びインク受け取り部材74がメンテナンス位置又は退避位置に移動する。
次に、メンテナンスユニット70の動作について、図6〜図8を参照しつつ以下に説明する。インクジェットヘッド2に対するメンテナンスは、主には、ノズル3bへの異物付着やノズル3b近傍のインクの増粘によって生じる吐出不良を改善・回復するために行われる。このとき、所定量のインクがノズル3bから強制的に排出(パージ)される。また、メンテナンスは、このような吐出不良を予防するためにも行われる。このときには、所定数のインク滴がノズル3bから吐出(フラッシング)される。本実施形態では、パージ時に廃棄されるインクをキャップで受ける構成とされている。
図6(a)はメンテナンスユニット70全体がメンテナンス位置に移動したときの状況図であり、図6(b)はキャップ76の環状突起76aとヘッドフレーム4aとが接しているときの状況図である。図6(c)は図6(b)の状態からヘッドフレーム4aをさらに下方に移動させたときの状況図である。図7は、キャップ76の環状突起76aとヘッドフレーム4aとが当接しているときのヘッドフレーム4aと環状突起76aとの位置関係を示す平面図である。図8(a)はインクジェットヘッド2が印刷位置からヘッドメンテナンス位置に移動しメンテナンスユニット70のトレイ71がメンテナンス位置に移動したときの状況図であり、図8(b)はインク受け取り部材73及びワイパー72によりインク吐出面3aに付着したインクを払拭しているときの状況図である。
吐出不良などに陥っていたインクジェットヘッド2を回復させるパージ動作を行う場合は、最初に、フレーム移動機構51によりフレーム4を上方に移動させる。このとき、2つの駆動モータ52を同調させて駆動し、各ピニオンギヤ53を正方向(図3中時計回り方向)に回転させる。これにより、ラックギヤ54がピニオンギヤ53の回転に伴って上方に移動する。ラックギヤ54に固定されたフレーム4は8つのインクジェットヘッド2とともに上方に移動する。そして、フレーム4及びインクジェットヘッド2が、ヘッドメンテナンス位置に到達したときに駆動モータ52の回転を停止する。こうして、インク吐出面3aと搬送ベルト8との間にメンテナンスユニット70が配置可能なスペースが形成される。このようにヘッドメンテナンス位置にあるインクジェットヘッド2のインク吐出面3aを含む平面は、メンテナンスユニット70がメンテナンス位置に移動してきたときに、ワイパー72、環状突起76a及び位置決めピン61a、61bの先端と接触しない位置となっている。
そして、インク吐出面3aをキャップ76の凹部76cで封止するキャップ動作を行う。図6(a)に示すように、キャップ動作においては、トレイ71とトレイ75とが引っ掛け部材83によって連結された状態で、トレイ71及びトレイ75を水平移動機構91によりメンテナンス位置に移動させる。このとき、図7に示すように、キャップ76が対応するヘッドフレーム4aと対向する位置に配置される(開放状態)。さらに、このとき、各キャップ組に関する位置決めピン61a、61bが、当該キャップ組に対応するヘッドフレーム4aの位置決め孔41a、41bとそれぞれ対向している。
次に、図6(b)に示すように、フレーム移動機構51によりヘッドフレーム4a(フレーム4)を下方に移動させることによって、まず、位置決めピン61a、61bの先端が、対向する位置決め孔41a、41bにそれぞれ挿入される。このとき、キャップ76に若干の位置ズレが生じていても、位置決めピン61a、61bの先端が先細りとなっているため、位置決めピン61a、61bの先端が位置決め孔41a、41bと対向していれば、位置決めピン61a、61bが位置決め孔41a、41bによってガイドされて、当該位置ズレが補正される。また、このとき、トレイ75が温度環境の変化によって変形したとしても、位置決め孔41bが位置決め孔41aから離隔する方向に細長い長孔になっているため、位置決め孔41aに対する位置決めさえできていれば、位置決めピン61bが位置決め孔41bに確実に挿入される。これにより、キャップ76がヘッドフレーム4aに対して高精度に位置決めされる。そして、フレーム移動機構51によりヘッドフレーム4aをさらに下方に移動させることによって、環状突起76aがヘッドフレーム4aに当接してインク吐出面3aを囲む。
さらに、図6(c)に示すように、キャップ76の気密性を高めるため、環状突起76aがヘッドフレーム4aに当接した状態から、ヘッドフレーム4aをさらに下方に移動させる。これにより、キャップ76がヘッドフレーム4aに押圧されて、バネ75aが圧縮されつつキャップ76とトレイ75との距離が短くなる。このとき、底板部76bの側面76d、76eがガイド62a、62bのガイド面63a、63bにガイドされるため、キャップ76が安定した状態でトレイ75に向かって移動する。これにより、各インク吐出面3aが封止され、キャップ動作が完了する。なお、このとき、ガイド62a、62bの先端が、ヘッドフレーム4a(インク吐出面3aを含む平面)から離隔している。
キャップ動作が完了した状態で、インクタンク内のインクをインクジェットヘッド2へ強制的に送るポンプ(ともに図示せず)を駆動し、インクジェットヘッド2のノズル3bから対向する凹部76c内にインクを吐出するパージ動作を行う。このパージ動作によって、吐出不良に陥っていたノズル3bの詰まりやノズル3b内のインクの増粘が解消される。凹部76c内に吐出されたインクは、図示しない排出流路を介してトレイ71内に流れ込み、さらに、トレイ71の底面に沿って図6中左側に移動し、廃インク受けトレイ77に流れ込む。そして、廃インク受けトレイ77のインク排出孔77aからパージされたインクが排出される。しかし、一部のインクは、インク滴となってインク吐出面3aに残留する。
次に、ワイプ動作を行う。なお、ワイプ動作を行うときは、図8(a)に示すように、当接部材84を引っ掛け部材83の端部83bに当接させて引っ掛け部83aを凹部74aから離隔させ、凹部74aと引っ掛け部83aとの係合を解除させることによって、トレイ71とトレイ75との連結を解除し、トレイ71のみをメンテナンス位置に移動させてから開始してもよい。つまり、上述のパージ動作後、トレイ71、75を退避位置に戻し、両トレイ71、75を切り離した後に、改めてトレイ71をメンテナンス位置に移動する。この間、インクジェットヘッド2は、トレイ71やトレイ75の往復移動を可能とするヘッドメンテナンス位置に移動している。
ワイプ動作においては、少なくともトレイ71がメンテナンス位置に移動された状態で、フレーム移動機構51によってインクジェットヘッド2を下方に移動させる。このとき、インクジェットヘッド2は、トレイ71が左側(すなわち、退避位置)に移動するときに、ワイパー72の先端がインク吐出面3aと当接可能な位置であって、インク吐出面3aとインク受け取り部材73の薄板73aの上端との間に、例えば、0.5mmの隙間が形成されるような位置に配置される。そして、図8(b)に示すように、水平移動機構91によってトレイ71を、左側に移動させる。
このとき、インク受け取り部材73の各薄板73aの上端は、インク吐出面3aに接触せずに所定の微小な間隔をおいて近接している。これより、インク吐出面3aに付着しているインクのうち比較的大きな液滴は、インク受け取り部材73の各薄板73a間に毛管現象によって移動する。また、このとき、ワイパー72は、その上端がインク吐出面3aより上側にあるので、インク吐出面3aと撓みながら接触し、パージによってインク吐出面3aに付着したインクを拭き取る。
こうして、インク吐出不良などに陥っていたインクジェットヘッド2をパージで回復し、パージによってインク吐出面3aに付着したインクを拭き取るメンテナンス動作が終了する。なお、上述したように、メンテナンス動作が終了したのちに、再びキャップ動作を行って、インク吐出面3aをキャップ76で密封することが好ましい。これにより、ノズル3b内のインクの乾燥を防止することができる。
以上のような本実施の形態によるインクジェットプリンタ1によると、キャップ動作において、位置決めピン61aによって、環状突起76aがインク吐出面3aを囲むように、キャップ76がヘッドフレーム4aに対して正確に位置決めされる。さらに、キャップの環状突起が吐出面を含む平面に当接した状態から、ヘッドフレーム4aをさらに下方に移動することによって、キャップ76がヘッドフレーム4aに押圧されて、バネ75aが圧縮されつつキャップ76とトレイ75との距離が短くなる。このとき、底板部76bの側面76d、76eがガイド62a、62bのガイド面76cにガイドされるため、キャップ76が安定した状態で摺動方向に導かれる。これにより、キャップ76が位置ズレを起こすことなくインク吐出面3aを確実に封止する。このように、高精度な位置決め制御を行うことが可能な移動機構を用いることなくインク吐出面3aを確実に封止することができるため、インク吐出面3aを封止するための構造を簡素化できる。
また、ガイド62a、62bは、底板部76bの2つの側面に対して、インク吐出面3aを含む平面と直交する摺動方向に摺動自在なガイド面63a、63bを有しており、位置決めピン61a、61bは、ガイド面63a、63bに係る摺動方向に延在しているため、インク吐出面3aを封止するための構造をさらに簡素化することができる。
さらに、位置決めピン61aが、上方から観て、各キャップ組に係る2つのキャップ76の配置位置の中心同士を結ぶ線分の中心に配置されているため、位置決めピン61aを中心とするキャップ組の2つのキャップ76に係る位置ズレが均一化される。
加えて、ガイド62aが、上方から観て、キャップ組に係る2つのキャップ76の配置位置の中心同士を結ぶ線分の中心から最も近い位置にある2つの側面76d、76eをガイドするため、インク吐出面3aを封止するための構造をさらに簡素化することができる。
また、ガイド62bが、底板部76bに係る長手方向に延びる側面76dをさらにガイドするため、キャップ76がさらに安定した状態で導かれる。
さらに、キャップ動作によってキャップ76がインク吐出面3aを封止したとき、ガイド62a、62bの先端が、ヘッドフレーム4aから離隔しているため、ガイド62a、62bの先端が位置ズレを起こしたとしてもインク吐出面3aに接触するのを防止することができる。
また、2つの位置決めピン61bは、位置決めピン61aを基準として互いに点対称に配置されているため、温度環境の変化によってトレイ75の形状が変化しても、位置決めピン61bの位置ズレが均一化されるため、キャップ76が位置ズレを起こすのを抑制することができる。
加えて、位置決めピン61bが挿入される位置決め孔41bが、位置決め孔41aから離隔する方向に細長い長孔になっているため、温度環境の変化によって位置決めピン61bの位置が変化しても、位置決めピン61bを位置決め孔41bに確実に挿入させることができる。
また、長孔(位置決め孔41b)については、内側領域の中心を基準とした位置決めピン61bの変位量に対応して決めればよく、基準位置を他の部位に設定した場合に比べて、その長さを短くすることができる。また、長孔はこの中心位置に関して対象に配置されているので、形状とサイズとを同じに形成すればよく、加工が簡略化される。
加えて、位置決めピン61a、61bの先端が、環状突起76aの先端より、トレイ75から離れた位置にあるため、キャップ動作において、環状突起76aの位置決めが完了したのちに、環状突起76aがヘッドフレーム4aに当接することになる。これにより、環状突起76aが、ヘッドフレーム4aに当接した後に位置ズレを起こすのを防止することができる。
また、位置決め孔41bが、インク吐出面3aを含む面内においてインク吐出面3aに隣接しているため、インク吐出面3aに対するキャップ76の位置決めがさらに正確になり、インク吐出面3aをより確実に密封することができる。
さらに、位置決めピン61a、61bの硬度が、環状突起76aよりも高いため、環状突起76aを正確に位置決めしつつ、環状突起76aをヘッドフレーム4aに所定の押圧力で当接することができるので、その分確実にインク吐出面3aを封止することができる。
また、当接状態において、位置決めピン61aが位置決め孔41aに挿入されたとき、Oリング41cの内周面と位置決めピン61aの外周面とが接触し、位置決め孔41aが封止されるため、位置決め孔41aを介してインクジェットヘッド2の本体側にインクが侵入するのを防止することができる。
さらに、位置決めピン61a、61bが、ガイド62a、62bの上面に形成されているため、省スペース化を図ることができる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な変更が可能なものである。例えば、上述した実施形態では、トレイ75において、キャップ組毎に、各位置決めピン61aを基準とした互いに点対称となる位置に2つの位置決めピン61bが形成される構成であるが、位置決めピン61a、61bは、任意の位置に形成されていてもよいし、位置決めピン61a、61bの少なくともいずれかが形成されない構成であってもよい。
加えて、上述の実施形態においては、位置決めピン61a、61bが円柱形状を有する構成であるが、位置決めピンが任意の断面形状を有していてもよい。例えば、三角形や四角形など断面形状を有していてもよい。なお、この場合、ヘッドフレームに形成される位置決め孔は、対応する位置決めピンの断面形状に合わせて形成されることが好ましい。
さらに、上述の実施形態においては、位置決めピン61bが挿入される位置決め孔41bが、位置決め孔41aから離隔する方向に細長い長孔となる構成であるが、当該位置決め孔が円形の開口を有していてもよい。
さらに、上述の実施形態においては、位置決めピン61a、61bの先端が、環状突起76aの先端より、トレイ75から離れた位置にある構成であるが、位置決めピン61a、61bの先端が、環状突起76aの先端よりトレイ75に近い位置にあってもよいし、これらがトレイ75から同じ距離にあってもよい。
また、上述の実施形態においては、位置決めピン61a、61bの硬度が、環状突起76aよりも高くなっているが、位置決めピン61a、61bの硬度が、環状突起76aよりも低くなっていてもよいし、両者の硬度が同じであってもよい。
加えて、上述の実施形態においては、位置決め孔41aを封止するためのOリング41cが位置決め孔41a内に配置されている構成であるが、このような封止部材が位置決めピンに取り付けられていてもよいし、封止部材を用いない構成であってもよい。
また、上述した実施形態においては、キャップ動作によってキャップ76がインク吐出面3aを封止したとき、ガイド62a、62bの先端が、ヘッドフレーム4aから離隔する構成であるが、このとき、ガイド62a、62bの先端が、ヘッドフレーム4aに形成された凹部に挿入される構成であってもよい。これによると、ガイド62a、62bの剛性を高くすることができる。
さらに、上述した実施形態においては、ガイド62aが、キャップ組に係る2つのキャップ76の配置位置の中心同士を結ぶ線分の中心から最も近い位置にある、底板部76bの2つの側面76d、76eをガイドする構成であるが、ガイドが底板部76bに係る任意の側面をガイドする構成であってもよい。
加えて、上述した実施形態においては、キャップ動作において、フレーム移動機構51がインクジェットヘッド2を移動させる構成であるが、キャップ動作において、トレイ75を移動させる構成であってもよい。
さらに、上述した実施形態においては、キャップ76の環状突起76aがヘッドフレーム4aに当接することによって、インク吐出面3aを封止する構成であるが、キャップ76の環状突起76aがインク吐出面3aの周縁部に当接することによって、インク吐出面3aを封止する構成であってもよい。
また、上述の実施形態では、パージ時に廃棄されるインクをキャップで受ける構成であったが、パージに限らずノズル3bから廃棄されるインクは、トレイ71で受け取る構成としてもよい。例えば、パージ時には、トレイ75を残して、トレイ71がメンテナンス位置に移動してインクを受け取る。このインクは、トレイ71から廃インク受けトレイ77へと流れて排出される。このパージ後には、図7(b)に示すように、トレイ71を退避位置に戻しながら、インク受け取り部材73やワイパー72によってインク吐出面3aの除去を行えばよく、パージ動作後にトレイ75(キャップ76)を切り離す操作が不要になる。この後、インクの増粘防止が必要であれば、上述のキャップ動作を行えばよい。このように、キャップは、主にインクの増粘防止のために用いられることになる。これによって、キャップのインクによる汚染が無くなり、インク吐出面3aが常に清浄なキャップによって封止されることになり、キャップ内の汚染物がノズル3bに付着することが無くなる。
本発明の一実施形態によるインクジェットプリンタの概略側断面図である。 図1に示すインクジェットプリンタ要部の概略平面図である。 図2に示すIII−III線に沿った断面図である。 図2に示す8つのインクジェットヘッドを下方から見たときの図である。 図2に示す底板部、位置決めピン及びガイドの位置関係を示す斜視図である。 (a)は図2に示すメンテナンスユニット全体がメンテナンス位置に移動したときの状況図であり、(b)は図2に示すキャップの環状突起とヘッドフレームとが当接しているときの状況図であり、(c)は図6(b)の状態からヘッドフレームをさらに下方に移動させたときの状況図である。 図2に示すキャップの環状突起とヘッドフレームとが当接しているときのインクジェットヘッドと環状突起との位置関係を示す平面図である。 (a)は図2に示すインクジェットヘッドが印刷位置からヘッドメンテナンス位置に移動しメンテナンスユニットのトレイがメンテナンス位置に移動したときの状況図であり、(b)は図2に示すインク受け取り部材及びワイパーによりインク吐出面に付着したインクを払拭しているときの状況図である。
符号の説明
1 インクジェットプリンタ
2 インクジェットヘッド
3 ヘッド本体
3a インク吐出面
3b ノズル
4 フレーム
4a ヘッドフレーム
4b 穴
8 搬送ベルト
8a 搬送面
41a、41b 位置決め孔
41c Oリング
61a、61b 位置決めピン
62a、62b ガイド
63a、63b ガイド面
70 メンテナンスユニット
75 トレイ
75a バネ
76 キャップ
76a 環状突起
76b 底板部
76c 凹部
76d、76e 側面

Claims (15)

  1. 複数のノズルが開口する吐出面を有する記録ヘッドと、
    穴が形成されており、前記吐出面が前記穴の一方の開口から露出するように前記記録ヘッドを支持するヘッドフレームと、
    前記吐出面を含む平面に当接して前記複数のノズルを囲む環状突起及び前記環状突起を支持する支持部材を含むキャップと、
    前記キャップを、前記吐出面を含む平面に向かって付勢する弾性部材と、
    前記弾性部材を介して前記キャップを支持する支持トレイと、
    前記環状突起が前記吐出面を含む平面に当接した封止状態と、前記環状突起が前記吐出面から離隔した開放状態とを選択的に取り得るように、前記記録ヘッドフレーム及び前記支持トレイの少なくともいずれかを移動させる移動機構とを備えており、
    前記支持トレイには、前記キャップを前記吐出面を含む平面と直交する方向に導く1又は複数のガイド部材と、前記キャップを前記吐出面に対して所定の位置に配置する位置決めピンとが設けられており、
    前記ヘッドフレームには、前記環状突起が前記封止状態にあるときに、前記位置決めピンが挿入される位置決め孔が形成されていることを特徴とする記録装置。
  2. 前記支持部材が複数の側面を有しており、
    前記ガイド部材は、前記キャップを導くとき、前記支持部材の少なくとも2つの前記側面に対して、前記吐出面を含む平面と直交する摺動方向に摺動自在なガイド面を有しており、
    前記位置決めピンは、前記摺動方向に延在していることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記ヘッドフレームが複数の前記記録ヘッドを支持しており、
    前記支持トレイが各記録ヘッドの配置位置に対応して複数の前記キャップを支持していることを特徴とする請求項1又は2に記載の記録装置。
  4. 前記複数のキャップのうち互いに隣接する少なくとも2つの前記キャップに係る配置位置の中心に前記位置決めピンが配置されていることを特徴とする請求項3に記載の記録装置。
  5. 前記複数の記録ヘッドが、前記記録ヘッドの長手方向と直交する方向に関して千鳥状に配置されており、
    前記支持トレイは、前記複数のキャップのうち互いに隣接する少なくとも2つの前記キャップに係る配置位置の中心から最も近い位置にある2つの前記側面に対して摺動自在な前記ガイド面を有する前記ガイド部材が形成されていることを特徴とする請求項3又は4に記載の記録装置。
  6. 前記支持トレイは、前記支持部材の長手方向に延びる前記側面に対して摺動自在な前記ガイド面を有する前記ガイド部材がさらに形成されていることを特徴とする請求項5に記載の記録装置。
  7. 前記封止状態にあるときに、前記ガイド部材の先端が、前記吐出面を含む平面から離隔していることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の記録装置。
  8. 前記ヘッドフレームは、前記封止状態にあるときに、前記ガイド部材の先端が挿入される凹部が形成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の記録装置。
  9. 前記支持トレイに複数の前記位置決めピンが形成されており、
    前記ヘッドフレームは、前記封止状態にあるときに、各位置決めピンが挿入される複数の位置決め孔が形成されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の記録装置。
  10. 複数の前記位置決めピンが、点対称となる位置に配置されていることを特徴とする請求項9に記載の記録装置。
  11. 前記開放状態において、前記位置決めピンの先端が、前記環状突起の先端より前記吐出面を含む平面に近い位置にあることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の記録装置。
  12. 前記位置決め孔が、前記吐出面を含む面内において、前記吐出面に隣接していることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の記録装置。
  13. 前記位置決めピンの硬度が、前記環状突起よりも高いことを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載の記録装置。
  14. 前記封止状態において、前記位置決めピンと前記位置決め孔との間隙を封止する封止部材が、前記位置決めピン及び前記位置決め孔の少なくともいずれかに取り付けられていることを特徴とする請求項1〜13のいずれかに記載の記録装置。
  15. 前記位置決めピンが、前記ガイド部材上に形成されていることを特徴とする請求項1〜14のいずれかに記載の記録装置。
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