JP2009177528A - 送信装置、受信装置、指示装置、通信システム、送信方法、受信方法、指示方法、プログラム、及び、記録媒体 - Google Patents

送信装置、受信装置、指示装置、通信システム、送信方法、受信方法、指示方法、プログラム、及び、記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】ITPVサーバ100からIPTVコンテンツが配信されている間、メディアサーバ300からメディアプレイヤ400に提供するコンテンツを制限する。
【解決手段】IPTV再生端末500は、IPTVコンテンツを取得するために使用する帯域のサイズをホームゲートウェイ200に通知する。ホームゲートウェイ200は、メディアサーバ300からメディアプレイヤ400にコンテンツを提供するために使用可能な帯域のサイズを算出し、メディアサーバ300に通知する。メディアサーバ300は、未使用帯域を使用して提供することがきないコンテンツを除外したコンテンツリストをメディアプレイヤ400に提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、コンテンツデータを送信する送信装置および方法、コンテンツデータを受信する受信装置および方法、コンテンツデータの受信を指示する指示装置および方法、これらの装置を含む通信システム、これらの装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム、並びに、これらのプログラムを記録した記録媒体に関する。
近年、次世代ネットワーク(NGN:Next Generation Network)などに見られるように、動画配信技術の進歩とインフラの整備とが進み、ネットワークを介した動画配信が普及してきている。次世代ネットワークを利用することにより、QoS(Quality of Service)やセキュリティを向上させ、IP電話やストリーミングなどのマルチメディアサービスの提供を柔軟に行なえるようになる。
次世代ネットワークのアプリケーションのひとつとして、IPTV(Internet Protocol TeleVision)がある。IPTVとはIP(Internet Protocol)ネットワークを通じて、テレビ番組や映画などの動画を配信するサービスである。このようなサービスを用いて、配信された動画を視聴するといったスタイルが今後ますます普及することが見込まれる。
一方、家庭内には、HDDレコーダ、フラットパネルディスプレイなどのデジタル家電や、PC(Personal Computer)が普及している。これらの機器は、近時の通信ネットワーク技術や通信デバイスの発達に伴い、通信ネットワークへの接続機能を有するようになってきている。このため、家庭内の機器同士を、通信ネットワークを介して通信可能に接続した、いわゆるホームネットワーク(家庭内ネットワーク)が普及し始めている。
このホームネットワークでは、機器間でデータ通信を行うことにより、各機器に記憶されたデジタルコンテンツ(以下、単に「コンテンツ」と称する。)の共有が可能となるので、ユーザに利便性および快適性を提供することができる。したがって、ホームネットワークは、今後ますます普及していくことが予測される。
このようなホームネットワーク向けの規格として、音楽、写真、動画といったコンテンツを、家電、PC、モバイル機器といった多種多様な機器間でシームレスに共有するための規格が策定されている。DLNA(Digital Living Network Alliance)が発行した設計ガイドライン(Home Networked Device Interoperability Guidelines version 1.0)は、その一例である。以下では、この設計ガイドラインを「DLNAガイドライン」と称する。
DLNAガイドラインは、ホームネットワークにおいて高い相互接続性を達成するために、既存の規格を選定して策定されたものである。機器間の物理的な接続手段は、有線または無線の別を問わず、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)による通信が可能なものであればよい。例えば、有線ならばイーサネット(登録商標)による接続、無線ならばIEEE802.11a/b/gによる接続がそれぞれ規定されており、その上でTCP/IPのパケットを伝送可能であればよい。
さらに、DLNAガイドラインでは、ホームネットワークに接続された機器の発見、および制御の方法や、コンテンツの検索、選択、および管理の方法の定義のために、UPnP(Universal Plug and Play)を規定している。また、コンテンツの伝送方法と再生制御方法との定義のためにHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)を規定している。最後に、機器の相互接続性確保と共生とのために各コンテンツのフォーマットを規定している。
特許文献1には、UPnPネットワークの他の機器に対しマルチメディアデータの提供を開始する前にフォーマットやビットレートの変換を行い、この機器が扱えるほーマットでマルチメディアデータをリアルタイムに提供可能とした装置が開示されている。具体的には、UPnPネットワークにおける利用可能な最大帯域を問合せ、処理対象データを、その最大帯域を用いて送信可能なビットレートになるようコンテンツをエンコードするデジタルビデオカメラが記載されている。
特開2007−13879号公報(公開日:平成19年1月18日)
ホームネットワークにおいて、メディアプレイヤにコンテンツ提供するメディアサーバは、メディアプレイヤ、または、メディアコントローラにコンテンツリストを提供する。メディアプレイヤ、または、メディアコントローラは、取得したコンテンツリストからコンテンツを選択し、メディアプレイヤ、または、メディアレンダラは選択されたコンテンツを再生する。すなわち、ユーザは、メディアプレイヤ、または、メディアコントローラを用いて選択したコンテンツを、メディアプレイヤ、または、メディアレンダラを用いて視聴することができる。また、ホームネットワーク内には、次世代ネットワークに接続されたIPTV再生端末なども含まれ、ホームネットワークの帯域を圧迫する要因となっている。
特許文献1に記載の技術のように、エンコードによりコンテンツのビットレートを低下させたとしても、エンコードによるビットレートの低下には限界があるので、メディアサーバは、すべてのコンテンツをメディアプレイヤ等に提供することができるわけではない。そして、エンコードしても提供できないコンテンツをユーザが選択してしまった場合、そのコンテンツをメディアプレイヤ等に提供することができず、そのコンテンツを再生することができないという事態を生じる。とくに、IPTV再生時など、ホームネットワークにおける空き帯域が少ない場合には、このような事態を生じやすい。また、エンコードによりビットレートを低下させれば低下させるほど、コンテンツの再生品質が低下する。したがって、IPTV再生による帯域の圧迫という問題に対して、エンコードによりビットレートを低下させるという解決策をとった場合、視聴に耐えない再生が行われてしまうという事態を生じ得る。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、コンテンツリストを利用してコンテンツを選択する限り、選択したコンテンツを確実に送受信することができるホームネットワークシステムを実現することにある。
なお、ここでは、説明の便宜上、メディアサーバ、メディアプレイヤ、メディアコントローラ等の用語を用いて本発明の課題を説明したが、上記課題は、ホームネットワークシステムに限らず、コンテンツリストその他これに類する情報を用いて送受信するコンテンツを選択する通信システム一般について生じている。本発明は、ホームネットワークシステムに限らず、通信システム一般に対して、上記課題を解決しようとするものである。
上記の課題を解決するために、本発明に係る送信装置は、送信可能なコンテンツの属性情報からなるコンテンツリストを提供する提供手段と、該コンテンツリストから選択されたコンテンツをネットワークを介して送信する送信手段とを備えた送信装置であって、上記送信手段が送信するコンテンツの伝送に使用可能な上記ネットワークにおける空き帯域のサイズを特定するための帯域情報を取得する取得手段を備えており、上記提供手段が提供する上記コンテンツリストは、上記帯域情報によって特定されるサイズの空き帯域を用いて予め設定された送信速度で送信可能なコンテンツの属性情報からなるコンテンツリストである、ことを特徴としている。
上記の構成によれば、上記送信装置が提供するコンテンツリストには、上記ネットワークにおいて上記送信手段より送信されたコンテンツの伝送に使用可能な空き帯域(以下、「未使用帯域」と称す)を使って送信可能なコンテンツ、すなわち、未使用帯域のサイズ(bps単位)より小さい送信速度(bps単位)に設定されているコンテンツのみが含まれる。換言すれば、上記送信装置が提供するコンテンツリストには、未使用帯域を使って送信し得ないコンテンツ、すなわち、未使用帯域サイズより小さい送信速度に設定されているコンテンツは含まれない。
したがって、上記送信装置は、上記コンテンツリストから選択されたコンテンツを、上記ネットワークを介して確実に送信することができる。しかも、予め設定された送信速度で送信することができる。
なお、上記帯域情報は、上記ネットワークにおける空き帯域を特定するために使用することができる情報であれば何でもよい。すなわち、空き帯域のサイズを示す情報を使用してもよいし、あるいは、使用する帯域のサイズを示す情報を使用し、上記ネットワークの全帯域サイズから使用する帯域のサイズを減算して、空き帯域のサイズを特定するようにしてもよい。
上記の課題を解決するために、本発明に係る送信方法は、送信装置がコンテンツを送信する送信方法であって、送信可能なコンテンツの属性情報からなるコンテンツリストを提供する提供工程と、該コンテンツリストから選択されたコンテンツをネットワークを介して送信する送信工程とを含む送信方法において、上記提供工程の前に、上記送信手段が送信するコンテンツの伝送に使用可能な上記ネットワークにおける空き帯域のサイズを特定するための帯域情報を取得する取得工程を含み、上記提供工程において提供される上記コンテンツリストは、上記帯域情報によって特定されるサイズの空き帯域を用いて予め設定された送信速度で送信可能なコンテンツの属性情報からなるコンテンツリストである、ことを特徴としている。
上記の構成によれば、上記送信装置と同様、上記コンテンツリストから選択されたコンテンツを、上記ネットワークを介して確実に送信することができる。しかも、予め設定された送信速度で送信することができる。
本発明に係る送信装置において、上記取得手段は、上記帯域情報によって示されたサイズの帯域が使用可能になる時刻を示す時刻情報を、上記帯域情報とともに取得するものであり、上記提供手段は、上記時刻情報によって示された時刻が到来した後、上記コンテンツリストを提供する、ことが好ましい。
上記の構成によれば、上記送信装置は、上記時刻情報によって示された時刻において、上記コンテンツリストから選択されたコンテンツを、上記ネットワークを介して確実に送信することができる。しかも、予め設定された送信速度で送信することができる。
上記の課題を解決するために、本発明に係る送信装置は、送信可能なコンテンツの属性情報からなるコンテンツリストを提供する提供手段と、該コンテンツリストから選択されたコンテンツをネットワークを介して送信する送信手段とを備えた送信装置であって、上記送信手段が送信するコンテンツの伝送に使用可能な上記ネットワークにおける空き帯域のサイズを特定するための帯域情報を取得する取得手段を備えており、上記提供手段が提供する上記コンテンツリストには、上記帯域情報によって特定されるサイズの空き帯域を用いて予め設定された送信速度で送信可能なコンテンツを識別するための識別情報が付加されている、ことを特徴としている。
上記の構成によれば、上記送信装置が提供するコンテンツリストには、上記ネットワークにおいて上記送信手段より送信されたコンテンツの伝送に使用可能な空き帯域(以下、「未使用帯域」と称す)を使って送信可能なコンテンツ、すなわち、未使用帯域のサイズ(bps単位)より小さい送信速度(bps単位)に設定されているコンテンツを識別するための識別情報が含まれている。
したがって、上記送信装置が提供するコンテンツリストを利用する受信装置は、上記識別情報を参照することにより、未使用帯域を使って受信可能なコンテンツと、そうでないコンテンツとを識別することができる。このため、未使用帯域を使って受信可能なコンテンツのみを受信するようにしたり、未使用帯域を使って受信可能なコンテンツと、そうでないコンテンツとを区別してユーザに提示したりすることができる。
上記の課題を解決するために、本発明に係る受信装置は、受信可能なコンテンツの属性情報からなるコンテンツリストに基づいて、上記受信可能なコンテンツの何れかをネットワークを介して受信する受信手段を備えた受信装置であって、上記受信手段が受信するコンテンツの伝送に使用可能な上記ネットワークにおける空き帯域のサイズを特定するための帯域情報を取得する取得手段と、上記帯域情報によって特定されるサイズの空き帯域を用いて予め設定された受信速度で受信不可能なコンテンツの属性情報を、上記コンテンツリストから削除する削除手段と、を備えている、ことを特徴としている。
上記の構成によれば、上記受信装置が提示するコンテンツリストには、上記ネットワークにおいて上記受信手段が受信するコンテンツの伝送に使用可能な空き帯域(以下、「未使用帯域」と称す)を使って受信可能なコンテンツ、すなわち、未使用帯域のサイズ(bps単位)より小さい受信速度(bps単位)に設定されているコンテンツのみが含まれる。換言すれば、上記受信装置が提示するコンテンツリストには、未使用帯域を使って受信し得ないコンテンツ、すなわち、未使用帯域サイズより小さい受信速度に設定されているコンテンツは含まれない。
したがって、上記受信装置は、上記コンテンツリストから選択されたコンテンツを、上記ネットワークを介して確実に受信することができる。しかも、予め設定された受信速度で受信することができる。
上記の課題を解決するために、本発明に係る受信方法は、受信装置がコンテンツを受信する受信方法であって、受信可能なコンテンツの属性情報からなるコンテンツリストに基づいて、上記受信可能なコンテンツの何れかをネットワークを介して受信する受信工程とを含む受信方法において、上記受信工程の前に、上記受信工程にて受信するコンテンツの伝送に使用可能な上記ネットワークにおける空き帯域のサイズを特定するための帯域情報を取得する取得工程と、上記受信工程の前に、上記帯域情報によって特定されるサイズの空き帯域を用いて予め設定された受信速度で受信不可能なコンテンツの属性情報を、上記コンテンツリストから削除する削除工程とを含んでいる、ことを特徴としている。
上記の構成によれば、上記受信装置と同様、上記コンテンツリストから選択されたコンテンツを、上記ネットワークを介して確実に受信することができる。しかも、予め設定された受信速度で受信することができる。
本発明に係る受信装置において、上記取得手段は、上記帯域情報によって示されたサイズの帯域が使用可能になる時刻を示す時刻情報を、上記帯域情報とともに取得するものであり、上記削除手段は、上記時刻情報によって示された時刻が到来した後、上記受信不可能なコンテンツの属性情報を、上記コンテンツリストから削除する、ことが好ましい。
上記の構成によれば、上記受信装置は、上記時刻情報によって示された時刻において、上記コンテンツリストから選択されたコンテンツを、上記ネットワークを介して確実に受信することができる。しかも、予め設定された受信速度で送信することができる。
上記課題を解決するために、本発明に係る受信装置は、受信可能なコンテンツの属性情報からなるコンテンツリストをユーザに提示する提示手段と、提示したコンテンツリストからユーザにより選択されたコンテンツをネットワークを介して受信する受信手段とを備えた受信装置であって、上記受信手段が受信するコンテンツの伝送に使用可能な上記ネットワークにおける空き帯域のサイズを特定するための帯域情報を取得する取得手段を備えており、
上記提示手段は、上記帯域情報によって特定されるサイズの空き帯域を用いて予め設定された受信速度で受信可能なコンテンツの属性情報を、識別可能に提示する、ことを特徴としている。
上記の構成によれば、上記コンテンツリストは、上記ネットワークにおいて上記受信手段が受信するコンテンツの伝送に使用可能な空き帯域(以下、「未使用帯域」と称す)を使って受信可能なコンテンツ、すなわち、未使用帯域のサイズ(bps単位)より小さい受信速度(bps単位)に設定されているコンテンツを識別可能に提示される。
したがって、ユーザは、未使用帯域を使って受信し得ないコンテンツを予期せず選択してしまうことを防止することができる。
上記課題を解決するために、本発明に係る指示装置は、受信装置が受信可能なコンテンツの属性情報からなるコンテンツリストに基づいて、上記受信可能なコンテンツの何れかをネットワークを介して受信することを上記受信装置に指示する指示手段とを備えた指示装置であって、上記受信装置が受信するコンテンツの伝送に使用可能な上記ネットワークにおける空き帯域のサイズを特定するための帯域情報を取得する取得手段と、上記帯域情報によって特定されるサイズの空き帯域を用いて上記受信装置が予め設定された受信速度で受信不可能なコンテンツの属性情報を、上記コンテンツリストから削除する削除手段と、を備えている、ことを特徴としている。
上記の構成によれば、上記指示装置が提示するコンテンツリストには、上記ネットワークにおいて上記受信装置が受信するコンテンツの伝送に使用可能な空き帯域(以下、「未使用帯域」と称す)を使って受信可能なコンテンツ、すなわち、未使用帯域のサイズ(bps単位)より小さい受信速度(bps単位)に設定されているコンテンツのみが含まれる。換言すれば、上記指示装置が提示するコンテンツリストには、未使用帯域を使って受信し得ないコンテンツ、すなわち、未使用帯域サイズより小さい受信速度に設定されているコンテンツは含まれない。
上記指示装置は、上記コンテンツリストから選択されたコンテンツの取得を受信装置に指示するものである。したがって、上記受信装置は、上記指示装置より指示されたコンテンツを、上記ネットワークを介して確実に受信することができる。しかも、予め設定された受信速度で受信することができる。
上記課題を解決するために、本発明に係る指示方法は、受信装置が受信可能なコンテンツの属性情報からなるコンテンツリストに基づいて、上記受信可能なコンテンツの何れかをネットワークを介して受信することを、指示装置が上記受信装置に指示する指示工程を含む指示方法であって、上記指示工程の前に、上記受信装置が受信するコンテンツの伝送に使用可能な上記ネットワークにおける空き帯域のサイズを特定するための帯域情報を取得する取得工程と、上記指示工程の前に、上記帯域情報によって特定されるサイズの空き帯域を用いて上記受信装置が予め設定された受信速度で受信不可能なコンテンツの属性情報を、上記コンテンツリストから削除する削除工程と、を含んでいる、ことを特徴としている。
上記の構成によれば、上記指示装置と同様、上記受信装置は、上記指示装置より指示されたコンテンツを、上記ネットワークを介して確実に受信することができる。しかも、予め設定された受信速度で受信することができる。
本発明に係る指示装置において、上記取得手段は、上記帯域情報によって示されたサイズの帯域が使用可能になる時刻を示す時刻情報を、上記帯域情報とともに取得するものであり、上記削除手段は、上記時刻情報によって示された時刻が到来した後、上記受信不可能なコンテンツの属性情報を、上記コンテンツリストから削除する、ことが好ましい。
上記の構成によれば、上記受信装置は、上記時刻情報によって示された時刻において、上記受信装置より指示されたコンテンツを、上記ネットワークを介して確実に受信することができる。しかも、予め設定された受信速度で送信することができる。
上記課題を解決するために、本発明に係る指示装置は、受信装置が受信可能なコンテンツの属性情報からなるコンテンツリストをユーザに提示する提示手段と、提示したコンテンツリストからユーザにより選択されたコンテンツをネットワークを介して受信することを受信装置に指示する指示手段とを備えた指示装置であって、上記受信装置が受信するコンテンツの伝送に使用可能な上記ネットワークにおける空き帯域のサイズを特定するための帯域情報を取得する取得手段を備えており、上記提示手段は、上記受信装置が上記帯域情報によって特定されるサイズの空き帯域を用いて予め設定された受信速度で受信可能なコンテンツの属性情報を、識別可能に提示する、ことを特徴としている。
上記の構成によれば、上記指示装置が提示するコンテンツリストには、上記ネットワークにおいて上記受信装置が受信するコンテンツの伝送に使用可能な空き帯域(以下、「未使用帯域」と称す)を使って受信可能なコンテンツ、すなわち、未使用帯域のサイズ(bps単位)より小さい受信速度(bps単位)に設定されているコンテンツのみが含まれる。換言すれば、上記指示装置が提示するコンテンツリストには、未使用帯域を使って受信し得ないコンテンツ、すなわち、未使用帯域サイズより小さい受信速度に設定されているコンテンツは含まれない。
上記指示装置は、上記コンテンツリストから選択されたコンテンツの取得を受信装置に指示するものである。したがって、上記受信装置は、上記指示装置より指示されたコンテンツを、上記ネットワークを介して確実に受信することができる。しかも、予め設定された受信速度で受信することができる。
以上のような送信装置、受信装置、および指示装置を含む通信システムも、本発明の範疇に入る。
すなわち、本発明に係る通信システムは、コンテンツを送信する送信装置と、上記送信装置より送信されたコンテンツをネットワークを介して受信する受信装置と、上記ネットワークの帯域を管理する管理装置とを含む通信システムであって、上記管理装置は、上記ネットワークにおいて上記送信装置より送信されたコンテンツの伝送に使用可能な空き帯域のサイズを特定するための帯域情報を上記送信装置に提供する提供手段を備えており、上記送信装置は、上記帯域情報によって特定されるサイズの空き帯域を用いて、予め設定された送信速度で送信可能なコンテンツからなるコンテンツリストを、上記受信装置に提供する提供手段を備えており、上記受信装置は、上記コンテンツリストをユーザに提示する提示手段と、提示したコンテンツリストからユーザにより選択されたコンテンツを上記ネットワークを介して上記送信装置から受信する受信手段とを備えている、ことを特徴としている。
また、本発明に係る通信システムは、送信装置より送信されたコンテンツをネットワークを介して受信する受信装置と、上記ネットワークの帯域を管理する管理装置とを含む通信システムであって、上記管理装置は、上記送信装置より送信されたコンテンツの伝送に使用可能な上記ネットワークにおける空き帯域のサイズを特定するための帯域情報を上記受信装置に提供する提供手段を備えており、上記受信装置は、受信可能なコンテンツの属性情報からなるコンテンツリストに基づいて、上記受信可能なコンテンツの何れかをネットワークを介して受信する受信手段と、上記帯域情報によって特定されるサイズの空き帯域を用いて予め設定された受信速度で受信不可能なコンテンツの属性情報を、上記コンテンツリストから削除する削除手段と、を備えている、ことを特徴としている。
また、本発明に係る通信システムは、受信装置と、送信装置より送信されたコンテンツをネットワークを介して受信することを上記受信装置に指示する指示装置と、上記ネットワークの帯域を管理する管理装置とを含む通信システムであって、上記管理装置は、上記送信装置より送信されたコンテンツの伝送に使用可能な上記ネットワークにおける空き帯域のサイズを特定するための帯域情報を上記指示装置に提供する提供手段を備えており、上記指示装置は、上記受信装置が受信可能なコンテンツの属性情報からなるコンテンツリストに基づいて、上記受信可能なコンテンツの何れかをネットワークを介して受信することを上記受信装置に指示する指示手段と、上記帯域情報によって特定されるサイズの空き帯域を用いて上記受信装置が予め設定された受信速度で受信不可能なコンテンツの属性情報を、上記コンテンツリストから削除する削除手段と、を備えている、ことを特徴としている。
なお、上記送信装置、受信装置、および、指示装置は、コンピュータによって実現してもよい。この場合、コンピュータを上記各手段として動作させることにより、上記各装置をコンピュータにおいて実現するプログラム、および、そのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明に係る送信装置が提供するコンテンツリストは、取得した帯域情報によって示されたサイズの空き帯域を用いて予め設定された送信速度で送信可能なコンテンツの属性情報からなるコンテンツリストである。
また、本発明に係る受信装置、および、指示装置が提示するコンテンツリストは、取得した帯域情報によって示されたサイズの空き帯域を用いて予め設定された受信速度で受信可能なコンテンツの属性情報からなるコンテンツリストである、
したがって、これらのコンテンツリストを利用してコンテンツを選択する限り、選択したコンテンツを確実に送受信することができるという効果を奏する。
(ホームネットワークシステム)
まず、本実施形態に係るホームネットワークシステム1について、図1〜2を参照して説明する。
図1は、ホームネットワークシステム1の構成を示したブロック図である。
図1に示したように、ホームネットワークシステム1は、ホームネットワーク2と、外部ネットワーク3と、外部ネットワーク3に接続されたIPTVサーバ100とを含む。ホームネットワーク2は、ホームゲートウェイ200を含み、IPTVサーバ100とホームゲートウェイ200とが外部ネットワーク3を介して接続されている。
ホームネットワーク2には、ホームゲートウェイ200の他に、デジタルメディアサーバ300(以下、「メディアサーバ」と称す)、デジタルメディアプレイヤー400(以下、「メディアプレイヤ」と称す)、および、IPTV再生端末500が含まれている。
ホームネットワーク2は、網としてIPネットワークを、また、通信プロトコルとしてIP(Internet Protocol)を利用したネットワークである。ホームゲートウェイ200、メディアサーバ300、メディアプレイヤー400、および、IPTV再生端末500は、UPnP(Universal Plug&Play)を用いて互いを発見することによって、ホームネットワーク2を構成している。メディアサーバ300、および、メディアプレイヤ400として、それぞれ、DLNAガイドラインに準拠したDMS(Digital Media Server)、および、DMP(Digital Media Player)を利用する。
また、外部ネットワーク3は、次世代ネットワーク(NGN:Next Generation Network)である。次世代ネットワークは、通信プロトコルとしてSIP(Session Initiation Protocol)を利用して帯域を保証する点でホームネットワーク2と異なるが、網としてIPネットワークを利用する点でホームネットワーク2と共通する。このため、ホームゲートウェイ200にて通信プロトコルの違いを吸収することによって、ホームネットワーク2に接続された機器と外部ネットワーク3に接続された機器との間のシームレスな通信を実現している。
なお、ホームネットワーク2、および、外部ネットワーク3の物理層、および、データリンク層は、IP(Internet Protocol)をサポート可能なものであれば、有線であっても、無線であっても、それらが混在したものであっても構わない。例えば、有線であれば、イーサネット(登録商標)のフレームを用いてIPパケットを伝送することができる。一方、無線であれば、IEEE802.11a/b/gのプロトコルを用いてIPパケットを伝送することができる。
IPTV再生端末500は、外部ネットワーク3に接続されたIPTVサーバ100より配信されたコンテンツを再生するための端末装置である。配信は、放送サービスのであるか、VoD(Video on Demand)サービスであるかを問わない。なお、図1においては、IPTV再生端末500としてテレビジョン受像機(以下、「テレビ」と称する)を例示しているが、IPTVサーバ100より配信されたコンテンツを再生可能な機器であればどのような機器であっても構わない。
メディアサーバ300は、コンテンツデータをメディアプレイヤ400に提供する。メディアサーバ300には、メディアプレイヤ400に提供するためのコンテンツデータとして、写真などの静止画データ、映画やテレビ番組などの動画データ、楽曲などの音声データなど、種々のコンテンツデータが蓄積されている。なお、図1においては、メディアサーバ300としてHD/DVDレコーダを例示しているが、コンテンツデータを提供可能な任意の機器、例えば、パーソナルコンピュータ(PC:Personal Computer)やNASなどに置き換えることもできる。
一方、メディアプレイヤ400は、メディアサーバ300から提供されたコンテンツデータを再生する。メディアサーバ300へのコンテンツデータの要求、および、メディアサーバ300からのコンテンツデータの取得は、何れもホームネットワーク2を介して行われる。メディアプレイヤ400は、取得したコンテンツデータが静止画データである場合、その静止画をディスプレイを介して出力する。また、取得したコンテンツデータが音声データである場合、その音声をスピーカを介して出力する。また、取得したコンテンツデータが動画データである場合、その動画をディスプレイを介して出力するとともに、その音声をスピーカを介して出力する。
なお、図1においては、メディアプレイヤ400としてテレビを例示しているが、コンテンツデータを再生可能な任意の機器、例えば、パーソナルコンピュータ、オーディオ機器、携帯電話機、または、プリンタ(静止画データを取得して印刷する)などに置き換えることもできる。また、メディアプレイヤ400が、メディアサーバ300の機能を併せ持つようにしてもよいし、ホームゲートウェイ200が、メディアサーバ300の機能とメディアプレイヤ400の機能とを併せ持つようにしてもよい。
図2は、上述したホームネットワークシステム1の一変形例を示したブロック図である。
図2に示したホームネットワークシステム1´は、上述した第1のホームネットワーク2の他に、第2のホームネットワーク2´を含んでいる。第2のホームネットワーク2´は、第1のホームネットワーク2と同様に、ホームゲートウェイ200´、デジタルメディアサーバ300´、および、デジタルメディアプレイヤー400´を含んでいる。
第1のホームネットワーク2に属するメディアプレイヤー400は、ホームゲートウェイ200、外部ネットワーク3、および、ホームゲートウェイ200´を介して、第2のホームネットワーク2´に属するメディアサーバ300´に格納されたコンテンツを取得して再生することができる。逆に、第2のホームネットワーク2´に属するメディアプレイヤー400´は、ホームゲートウェイ200´、外部ネットワーク3、および、ホームゲートウェイ200を介して、第1のホームネットワーク2に属するメディアサーバ300に格納されたコンテンツデータを取得して再生することができる。さらに、外部ネットワーク3に接続された任意のメディアプレイヤ(不図示)は、ホームゲートウェイ200を介してメディアサーバ300から、あるいは、ホームゲートウェイ200´を介してメディアサーバ300´からコンテンツを取得して再生することができる。さらに、第1のホームネットワーク2に属するIPTV再生端末500と、第2のホームネットワーク2´に属するIPTV再生端末500´との間で、SIPを利用したテレビ電話のために通信を行うことも可能である。
(ホームゲートウェイ)
次に、ホームネットワーク2に属するホームゲートウェイ200について、図3を参照して説明する。
図3は、ホームゲートウェイ200の構成を示したブロック図である。図3に示したように、ホームゲートウェイ200は、外部ネットワーク3(次世代ネットワーク)に接続された機器と通信を行うための通信インタフェースであるNGN通信部210と、ホームネットワーク2に接続された機器と通信を行うための通信インタフェース(例えば、イーサネットインターフェース)であるHNW通信部220と、ホームネットワーク2に接続された機器同士の通信に利用可能な帯域を管理する帯域管理部230とを備えている。
ホームゲートウェイ200は、ホームネットワーク2と外部ネットワーク3とを接続するとともに、ホームネットワーク2と外部ネットワーク3との通信プロトコルの違いを吸収するゲートウェイ機能を有している。NGN通信部210とHNW通信部220とは、このゲートウェイ機能を実現するための手段である。ホームネットワーク2に接続された機器は、通信相手機器がホームネットワーク2に接続されているか、外部ネットワーク3に接続されているかを問わず、ホームゲートウェイ200を介して通信することができる。
また、ホームゲートウェイ200は、ホームネットワーク2に接続された機器同士の通信に使用可能な帯域を管理する帯域管理機能を有している。帯域管理部230は、この帯域管理機能を実現するための手段であり、使用帯域サイズ情報取得部231と、未使用帯域サイズ算出部232と、未使用帯域サイズ情報提供部233とを含んで構成されている。
ホームネットワーク2に接続された機器は、外部ネットワーク3に接続された機器からコンテンツデータを取得する際、そのコンテンツデータを取得するために使用する帯域のサイズを示す使用帯域サイズ情報をホームゲートウェイ200に提供(送信)する。例えば、IPTV再生端末500は、外部ネットワーク3に接続された機器との間でSIPによる通信を行う際、その通信に使用する帯域のサイズを示す使用帯域サイズ情報をホームゲートウェイ200に提供(送信)する。例えば、IPTVサーバ100からコンテンツデータを取得するときには、そのコンテンツデータの取得に使用する帯域のサイズを示す使用帯域サイズ情報をホームゲートウェイ200に提供し、また、IPTV端末500´(図2参照)とテレビ電話のための通信を行うときには、その通信に使用する帯域のサイズを示す使用帯域サイズ情報をホームゲートウェイ200に提供する。
使用帯域サイズ情報取得部231は、ホームネットワーク2に接続された機器から提供された使用帯域サイズ情報を、HNW通信部220を介して取得(受信)するための手段である。なお、使用帯域サイズ情報取得部231は、ホームネットワーク2に接続された機器のうち、外部ネットワーク3からコンテンツデータを取得する機器(ここでは、IPTV再生端末500)から提供された使用帯域サイズ情報のみを取得するように構成してもよい。
未使用帯域サイズ算出部232は、使用帯域サイズ情報取得部231が取得した使用帯域サイズ情報に基づいて、ホームネットワーク2に接続された機器同士の通信に使用可能な空き帯域のサイズ(以下、「未使用帯域サイズ」と称する)を算出するための手段である。具体的には、使用帯域サイズ情報に示された帯域サイズ、すなわち、外部ネットワーク3からコンテンツデータを取得するために使用する帯域のサイズを、ホームネットワーク2の帯域サイズから減算することによって、未使用帯域サイズを算出する。
ここで、ホームネットワーク2の帯域サイズとは、ホームネットワーク2に接続された機器同士の通信、および、ホームネットワーク2に接続された機器と外部ネットワーク3に接続された機器との通信に使用可能な帯域全体のサイズのことであり、ホームネットワーク2の構成によって定まる。なお、ホームゲートウェイ200は、UPnPを用いてホームネットワーク2の構成を把握しているので、ホームネットワーク2の帯域サイズを事前にいつでも特定することができる。
未使用帯域サイズ情報提供部233は、未使用帯域サイズ算出部232が算出した未使用帯域サイズを示す未使用帯域サイズ情報を、HNW通信部220を介してホームネットワーク2に接続された機器に提供(送信)するための手段である。なお、未使用帯域サイズ情報提供部233は、ホームネットワーク2に接続された機器のうち、DLNA機器であるメディアサーバ300、および、メディアプレイヤ400にのみ未使用帯域サイズ情報を提供するように構成してもよい。
上述した使用帯域サイズ情報取得部231による使用帯域サイズ情報の取得処理、未使用帯域サイズ算出部232による未使用帯域サイズの算出処理、および、未使用帯域サイズ情報提供部233による未使用帯域サイズ情報の提供処理は、一連の処理として瞬時に実行される。したがって、ホームネットワーク2に接続された何れかの機器から使用帯域サイズ情報が送信されると、直ちに、未使用帯域サイズ情報がホームネットワーク2に接続された各機器に通知される。
(メディアサーバ)
次に、メディアプレイヤ400に提供するコンテンツを、ホームゲートウェイ200から取得した未使用帯域サイズ情報に基づいて制限する機能を有するメディアサーバ300について説明する。
図4は、メディアサーバ300の構成を示したブロック図である。図4に示したように、メディアサーバ300は、コンテンツデータ提供部310、チューナ311、コンテンツ蓄積部312、コンテンツリスト提供部320、CDS情報格納部321、サーチ処理部322、未使用帯域サイズ情報取得部330、CDS情報更新部331、および、トランスコード処理部332を備えている。
コンテンツデータ提供部310は、メディアプレイヤ400にコンテンツデータを提供するための手段である。チューナー311は、地上波放送データ、衛星放送データなどのコンテンツデータを受信するための手段である。コンテンツ蓄積部312は、静止画データ、動画データ、音声データなどのコンテンツデータを蓄積するための手段である。なお、メディアサーバ300は、複数の放送データを同時に受信することができるよう、チューナ311を複数備えていてもよい。
コンテンツデータ提供部310が提供可能なンテンツデータは、チューナー311が受信しているライブコンテンツのコンテンツデータ、および、コンテンツ蓄積部312が蓄積している蓄積コンテンツのコンテンツデータである。コンテンツデータ提供部310は、メディアプレイヤ400からコンテンツ要求を受信すると、そのコンテンツ要求に応じたコンテンツデータを、チューナ311、または、コンテンツ蓄積部312から読み出してメディアプレイヤ400に提供する。
コンテンツリスト提供部320、CDS情報格納部321、および、サーチ処理部322は、コンテンツディレクトリサービス(CDS:Contents Directory Service)機能を実現するための手段である。コンテンツディレクトリサービスとは、提供可能なコンテンツの属性情報のリストであるコンテンツリストをメディアプレイヤ400に提供する機能である。メディアプレイヤ400は、このコンテンツリストを用いて、メディアサーバ300が受信しているライブコンテンツや、メディアサーバ300が蓄積している蓄積コンテンツを、ブラウズしたり、サーチしたりすることができる。
コンテンツディレクトリサービスを実現するために、コンテンツサーバ300は、CDS情報格納部321に格納されたCDS情報を利用する。CDS情報は、メディアプレイヤ400に提供可能なコンテンツの各々に対応した属性情報と、それらのコンテンツの間に階層構造を定める階層情報を含む。このCDS情報については、参照する図面を代えて後でもう少し詳しく説明する。
コンテンツリスト提供部320は、メディアプレイヤ400にコンテンツリストを提供するための手段である。コンテンツリスト提供部320は、2種類のコンテンツリスト要求、すなわち、ブラウズ要求とサーチ要求とに対応している。
ブラウズ要求は、ディレクトリを指定して、そのディレクトリに属するコンテンツのリストを要求するものである。ブラウズ要求を取得すると、コンテンツリスト提供部320は、指定されたディレクトリに属するコンテンツおよびディレクトリの属性情報をCDS情報から選択的に読み出し、読み出した属性情報のリストであるコンテンツリストをメディアプレイヤ400に提供する。
一方、サーチ要求は、検索条件を指定して、その検索条件に合致するコンテンツデータのリストを要求するものである。サーチ要求を取得すると、コンテンツリスト提供部320は、指定された検索条件をサーチ処理部322に渡す。サーチ処理部322は、指定された検索条件に合致するコンテンツをCDS情報を参照して特定し、特定したコンテンツの属性情報をCDS情報から選択的に読み出してコンテンツリスト提供部320に提供する。コンテンツリスト提供部320は、サーチ処理部322から提供された属性情報のリストであるコンテンツリストを、メディアプレイヤ400に提供する。
未使用帯域サイズ情報取得部330、および、CDS情報更新部331は、ホームゲートウェイ200から提供された未使用帯域サイズ情報に基づいて、メディアプレイヤ400に提供するコンテンツを制限するための手段である。
未使用帯域サイズ情報取得部330は、ホームゲートウェイ200から未使用帯域サイズ情報を取得するための手段である。未使用帯域サイズ情報は、上述したとおり、未使用帯域サイズ、すなわち、ホームネットワーク2に接続された機器同士の通信に使用可能な空き帯域のサイズを示す。具体的には、メディアプレイヤ400がメディアサーバ300からコンテンツを取得するために使用可能な空き帯域のサイズを示す。
CDS情報更新部331は、未使用帯域サイズ情報取得部330が取得した未使用帯域サイズ情報に基づいて、CDS情報格納部321に格納されたCDS情報を更新するための手段である。具体的には、要求される伝送速度(bps単位)が未使用帯域サイズを超えるコンテンツに対応する属性情報をCDS情報から削除する。なお、後述するように、各コンテンツに対して要求される伝送速度は、属性情報の一つとしてCDS情報に格納されている。したがって、CDS情報更新部331は、更新前のCDS情報と未使用帯域サイズ情報とを参照することによって、上記の更新を行うことができる。
これにより、以後、コンテンツリスト提供部320が提供するコンテンツリストに、要求される伝送速度が未使用帯域サイズを超えるコンテンツの属性情報が含まれなくなる。換言すれば、要求される伝送速度で伝送可能なコンテンツの属性情報からなるコンテンツリストが提供されるようになる。
次に、先に言及したCDS情報について、図5を参照して説明する。
図5は、CDS情報に含まれる階層情報が表すコンテンツの階層構造(以下、「コンテンツ管理ディレクトリ」と称する)を示した図である。なお、図5には、CDS情報に含まれる各コンテンツに対応した属性情報も同時に示している。
図5に示したように、コンテンツ管理ディレクトリにおいて、ルートディレクトリの下には、「VIDEO/」「TV tuner/」「公開/」「RECORD/」「PHOTO/」「MUSIC/」などのディレクトリが配置される。そして、これらのディレクトリの下には、コンテンツ、または、ディレクトリが配置される。例えば、「VIDEO/」ディレクトリの下には、動画コンテンツAおよびB、並びに「お気に入り/」ディレクトリが配置されている。第2階層の他のディレクトリ、および、第3階層以下のディレクトリについても同様である。
また、CDS情報には、コンテンツ管理ディレクトリを構成する各ディレクトリ、および、各コンテンツに対応する属性情報が格納されている。例えば、「VIDEO/」ディレクトリに対応する属性情報としては、そのディレクトリのタイトル、そのディレクトリが作成された日付、そのディレクトリのID、および、そのディレクトリに下にあるコンテンツの数などが挙げられる。また、動画コンテンツAに対応する属性情報としては、そのコンテンツのタイトル、そのコンテンツが作成された日付、そのコンテンツのID、そのコンテンツのタイプ、そのコンテンツの再生時間、そのコンテンツのURL(Uniform Resource Locator)、そのコンテンツに要求される伝送速度などが挙げられる。
図5において、各コンテンツに要求される伝送速度を、各コンテンツの右側に示している。例えば、動画コンテンツAは、その伝送に4.2Mbpsを要する。また、動画コンテンツBは、その伝送に12Mbpsを要する。図5において、灰色で示したコンテンツは、伝送に10Mbps以上を要するコンテンツである。例えば、未使用帯域サイズが10Mbpsである場合、これらのコンテンツの属性情報がCDS情報から削除されることになる。
なお、各コンテンツに対応する属性情報は、図5に例示したものに限らず、コンテンツのクラス(音楽、動画、写真、ライブストリーミングなど)に応じて規定された他の情報を含んでいてもよい。属性情報に含み得る他の情報としては、データサイズ、リソース情報、アーティスト名、著作権情報、チャンネル情報などが挙げられる。
(メディアプレイヤに提供するコンテンツの制限)
次に、メディアプレイヤ400に提供するコンテンツを制限する方法について、図6を参照して説明する。
図6は、ホームネットワークシステム1の処理の流れを示したシーケンス図である。
IPTV再生端末500は、IPTVコンテンツの再生を開始するために、そのIPTVコンテンツの配信をIPTVサーバ100に要求する(S101)。IPTVサーバ100は、IPTVコンテンツの配信を開始する前に、そのIPTVコンテンツの配信に要する帯域のサイズをIPTV再生端末500に通知する(S102)。
なお、ホームネットワーク2に接続されたIPTV再生端末500と、外部ネットワーク3に接続されたIPTVサーバ100と通信は、実際にはホームゲートウェイ200を介して行われる。また、PTV再生端末500とIPTVサーバ100との間の通信には、例えば、SIPを利用することができる。
IPTV再生端末500は、IPTVコンテンツの取得を開始する前に、そのIPTVコンテンツの取得に使用する帯域のサイズを示す使用帯域サイズ情報を、ホームゲートウェイ200に提供する(S103)。なお、この使用帯域サイズ情報の提供には、例えば、UPnPを利用することができる。
ホームゲートウェイ200は、IPTV再生端末500から取得した使用帯域サイズ情報に基づいて、ホームネットワーク2に接続された機器同士の通信に使用可能な帯域のサイズである未使用帯域サイズを算出する(S104)。ホームゲートウェイ200が未使用帯域サイズを算出する方法は既に説明したとおりである。ホームゲートウェイ200は、算出した未使用帯域サイズを示す未使用帯域サイズ情報をメディアサーバ300に提供する(S105)。この未使用帯域サイズ情報の提供は、例えば、UPnPを利用したブロードキャストにより行えばよい。
メディアサーバ300は、ホームゲートウェイ200から取得した未使用帯域サイズ情報に基づいて、提供に要する帯域のサイズが未使用帯域サイズを超えるコンンテンツをCDS情報から除外する(S106)。これにより、メディアプレイヤ400に提供するコンテンツを、IPTV配信S112と同時に提供することが可能なコンテンツに制限することができる。
実際、メディアプレイヤ400が、メディアサーバ300にコンテンツリストを要求すると(S107)、メディアサーバ300は、ステップS106にて更新されたCDS情報に基づいてコンテンツリストを生成し(S108)、生成したコンテンツリストをメディアプレイヤ400に提供する(S109)。したがって、このコンテンツリストには、提供に要する帯域のサイズが未使用帯域サイズ以下のコンテンツのみが含まれる。
メディアプレイヤ400は、このコンテンツリストからコンテンツを選択し(S110)、選択したコンテンツのコンテンツデータをメディアサーバ300に要求する(S111)。この際、このコンテンツリストには、取得に要する帯域のサイズが未使用帯域サイズ以下のコンテンツのみが含まれているので、取得に要する帯域のサイズが未使用帯域サイズを超えるコンテンツをメディアサーバ300に要求することはない。
換言すれば、メディアプレイヤ400のユーザは、取得に要する帯域のサイズが未使用帯域サイズを越えるコンテンツをブラウズしたりサーチしたりすることができない。したがって、メディアプレイや400は、このようなコンテンツを再生することができない。つまり、IPTV再生端末500がIPTVを再生している間、メディアプレイヤ400が再生可能なコンテンツは、取得に要する帯域のサイズが未使用帯域サイズ以下のコンテンツに制限される。
このため、メディアサーバ300からメディアプレイヤ400へのコンテンツ提供S113が、IPTVサーバ100からIPTV再生端末500へのIPTV配信S112によって阻害されたり、逆に、IPTVサーバ100からIPTV再生端末500へのIPTV配信S112が、メディアサーバ300からメディアプレイヤ400へのコンテンツ提供S113により阻害されたりすることはない。
ITPV再生端末500は、IPTVコンテンツ配信S112が完了すると、使用帯域サイズが0Mbpsであることを示す使用帯域サイズ情報をホームゲートウェイ200に提供する(S114)。ホームゲートウェイ200は、IPTV再生端末500から新たに取得した使用帯域サイズ情報に基づいて、未使用帯域サイズを再算出する(S115)。そして、新たに算出した未使用帯域サイズを示す未使用帯域サイズ情報をメディアサーバ300に提供する(S116)。メディアサーバ300は、ホームゲートウェイ200から新たに取得した未使用帯域サイズ情報に基づいて、CDS情報を再更新する(S117)。すなわち、スッテプS106においてCDS情報から除外したコンテンツをCDS情報に加入する。
以後、メディアサーバ300は、ステップS117において更新されたCDS情報に基づいて生成したコンテンツリストをメディアプレイヤ400に提供する。このコンテンツリストには、ステップS106において除外されたコンテンツも含まれ得る。したがって、メディアプレイヤ400は、ステップS110において選択することができなかったコンテンツを、以後、選択することができるようになる。
なお、以上の説明では、使用帯域サイズ情報を取得し、未使用帯域サイズを算出し、未使用帯域サイズ情報を提供する機能を、ホームゲートウェイ200に担わせることとしたが、これらの機能をIPTV再生端末500やメディアサーバ300など、その他の機器に担わせてもよい。これらの機能をメディアサーバ300に担わせる場合、メディアサーバ300が、使用帯域サイズ情報を取得し、未使用帯域サイズを算出するとともに、算出した未使用帯域サイズに基づいて、提供に要する帯域のサイズが未使用帯域サイズを超えるコンンテンツをCDS情報から除外することになる。
また、ホームネットワーク2に2台以上のメディアサーバが含まれていてもよい。この場合、各メディアサーバが使用帯域サイズ情報をホームゲートウェイ200に提供するようにし、また、ホームゲートウェイ200が使用可能帯域サイズ情報を各メディアサーバにブロードキャストするようにしてもよい。
(メディアプレイヤ)
以上では、メディアプレイヤ400に提供するコンテンツをメディアサーバ300側で制限する方法について説明したが、メディアサーバ300から取得するコンテンツをメディプレイヤ400側で制限するようにしてもよい。そこで、以下、メディアサーバ300から取得するコンテンツを未使用帯域サイズ情報に基づいて制限する機能を有するメディアプレイヤ400について説明する。なお、以下では、メディアサーバ300は提供するコンテンツの制限を行わないものとする。すなわち、以下に説明するメディアプレイヤ400と組み合わせられるメディアサーバ300は、DLNAに準拠した一般的なメディアサーバであってよい。
図7は、メディアプレイヤ400の構成を示すブロック図である。メディアプレイヤ400は、コンテンツリスト取得部410、コンテンツリスト処理部411、未使用帯域サイズ情報取得部412、コンテンツリスト表示部413、コンテンツデータ取得部420、コンテンツ再生部421、操作部430、スピーカ431、および、ディスプレイ432を備えている。なお、図7は、スピーカ431、および、ディスプレイ432を内蔵したメディアプレイヤ400の構成を示しているが、これらの構成はメディアプレイヤ400に必ずしも内蔵されている必要はない。
コンテンツリスト取得部410は、メディアサーバ300からコンテンツリストを取得するための手段である。具体的には、ユーザ操作に応じたコンテンツリスト要求をメディアサーバ300に送信するとともに、このコンテンツリスト要求に対する応答としてメディアサーバ300から提供されたコンテンツリストを受信する。コンテンツリスト取得部410が受信したコンテンツリストは、コンテンツリスト処理部411を提供される。
なお、コンテンツリスト取得部410が生成するコンテンツリスト要求には、ブラウズ要求とサーチ要求とがある。ブラウズ要求は、指定したメディアサーバの指定したディレクトリに属するコンテンツの属性情報のリストを要求するものであり、サーチ要求は、指定した検索条件に合致するコンテンツの属性情報のリストを要求するものである。ユーザは、操作部430を操作することによって、ブラウズするディレクトリを選択したり、サーチする検索条件を指定したりすることができる。なお、操作部430は、メディアプレイヤ400に設けられたボタン等であってもよいし、メディアプレイヤ400を遠隔操作するリモコン等であってもよい。
メディアプレイヤ400からブラウズ要求がブロードキャストされた場合、ホームネットワーク2に接続されたメディアサーバのうち、そのブラウズ要求において指定されたメディアサーバが、そのブラウズ要求において指定されたディレクトリに属するコンテンツの属性情報のリストをメディアプレイヤ400に返す。また、サーチ要求がブロードキャストされた場合、ホームネットワーク2に接続された各メディアサーバが、そのサーチ要求において指定された検索条件に合致するコンテンツの属性情報のリストをメディアプレイヤ400に返す。
コンテンツリスト処理部411は、取得に要する帯域のサイズが未使用帯域サイズ(ホームネットワーク2に接続された機器同士の通信に使用可能な帯域のサイズ)を越えるコンテンツの属性情報を、コンテンツリストから除外するための手段である。コンテンツリストにリストされた各コンテンツの属性情報には、そのコンテンツを取得に要する帯域のサイズを示す情報が含まれている。コンテンツリスト処理部411は、この情報を参照することによって、そのコンテンツの取得に要する帯域のサイズを特定することができる。また、コンテンツリスト処理部411は、未使用帯域サイズ情報取得部412が取得した未使用帯域サイズ情報を参照することによって、未使用帯域サイズを特定することができる。コンテンツリスト処理部411によって処理されたコンテンツリストは、コンテンツリスト表示部413によってディスプレイ432に表示される。
コンテンツデータ取得部420は、コンテンツリストから選択されたコンテンツのコンテンツデータを取得するための手段である。具体的には、(1)コンテンツリスト処理部411によって処理されたコンテンツリストから再生対象コンテンツを選択し、(2)選択した再生対象コンテンツのコンテンツデータを要求するコンテンツ要求をメディアサーバ300に送信し、(3)このコンテンツ要求に対する応答としてメディアサーバ300から提供されたコンテンツデータを取得する。なお、再生対象コンテンツの選択は、操作部430に施されたユーザ操作に基づいて行われる。コンテンツデータ取得部420は、取得したコンテンツデータを、コンテンツ再生部421に提供する。
コンテンツ再生部421は、取得したコンテンツデータのデコード処理を行い、コンテンツをスピーカ431、および、ディスプレイ432の少なくとも何れかに出力するための手段である。具体的には、取得したコンテンツデータが静止画データである場合には、その静止画をディスプレイ432に出力し、取得したコンテンツデータが音声データである場合には、その音声をスピーカ431に出力し、取得したコンテンツデータが動画データである場合には、その動画をディスプレイ432に、また、その音声をスピーカ431に出力する。
図8(a)は、メディアサーバ300の「VIDEO/」ディレクトリを指定してブラウズした場合にディスプレイ432に表示されるコンテンツリストを示し、図8(b)は、「お気に入り/」ディレクトリを指定してブラウズした場合にディスプレイ432に表示されるコンテンツリストを示す。図8(a)、および、図8(b)に示したように、指定したディレクトリに属するコンテンツのタイトル、タイプ、および、日付の各属性情報が一覧表示される。
ただし、図8(a)に示したコンテンツリストを、図5に示したコンテンツ管理ディレクトリとを比較してみれば明らかなように、動画コンテンツBの属性情報はコンテンツリストに挙げられていない。また、図8(b)に示したコンテンツリストを、図5に示したコンテンツ管理ディレクトリとを比較してみれば明らかなように、動画コンテンツC2の属性情報はコンテンツリストに挙げられていない。これらは、取得に要する帯域(何れも12Mbps)が、未使用帯域サイズ(ここでは10Mbpsを想定)より大きいので、コンテンツリスト処理部411によって、その属性情報がコンテンツリスト処理部411によって削除されたためである。
なお、図8(a)、および、図8(b)においては、取得に要する帯域が未使用帯域サイズを超えるコンテンツについて、その属性情報を全く表示しないようにしたが、これに限らず、その属性情報をグレーアウト等の方法により識別可能に表示するようにしてもよい。
(メディアサーバから取得するコンテンツの制限)
次に、メディアプレイヤ400がメディアサーバ300から取得するコンテンツを制限する方法について、図9を参照して説明する。
図9は、ホームネットワークシステム1の処理の流れを示したシーケンス図である。
IPTV再生端末500は、IPTVコンテンツの再生を開始するために、そのIPTVコンテンツの配信をIPTVサーバ100に要求する(S201)。IPTVサーバ100は、IPTVコンテンツの配信を開始する前に、そのIPTVコンテンツの配信に要する帯域のサイズをIPTV再生端末500に通知する(S202)。IPTV再生端末500は、IPTVコンテンツの取得を開始する前に、そのIPTVコンテンツの取得に使用する帯域のサイズを示す使用帯域サイズ情報を、ホームゲートウェイ200に提供する(S203)。ここまでの処理の流れは、図6に示したものと同様である。
次に、ホームゲートウェイ200は、IPTV再生端末500から取得した使用帯域サイズ情報に基づいて、ホームネットワーク2に接続された機器同士の通信に使用可能な帯域のサイズである未使用帯域サイズを算出する(S204)。そして、ホームゲートウェイ200は、算出した未使用帯域サイズを示す未使用帯域サイズ情報を、メディアプレイヤ400に提供する(S205)。この未使用帯域サイズ情報の提供は、例えば、UPnPを利用したブロードキャストにより行えばよい。メディアプレイヤ400は、ステップS205にて取得した未使用帯域サイズ情報を、次に未使用帯域サイズ情報を取得するまでの間、保持する。
その後、メディアプレイヤ400が、メディアサーバ300にコンテンツリストを要求すると(S206)、メディアサーバ300は、その要求に応じたコンテンツリストを生成し(S207)、生成したコンテンツリストをメディアプレイヤ400に提供する(S207)。なお、メディアサーバ300においてコンテンツリストを生成するステップS206においては、提供に要する帯域のサイズが未使用帯域サイズを超えるコンテンツを除外する必要はない。
メディアプレイヤ400は、ステップS206において取得したコンテンツリストから、取得に要する帯域のサイズが未使用帯域サイズを超えるコンテンツを除外する(S209)。ステップS204において取得した未使用帯域サイズ情報を参照することによって、取得に要する帯域のサイズが未使用帯域サイズを超えるコンテンツを除外する方法は既に説明したとおりである。
メディアプレイヤ400は、このコンテンツリストからコンテンツを選択し(S210)、選択したコンテンツのコンテンツデータをメディアサーバ300に対して要求する(S211)。この際、このコンテンツリストには、取得に要する帯域のサイズが未使用帯域サイズ以下のコンテンツのみが含まれているので、取得に要する帯域のサイズが未使用帯域サイズを超えるコンテンツをメディアサーバ300に要求することはない。
換言すれば、メディアプレイヤ400のユーザは、取得に要する帯域のサイズが未使用帯域サイズを越えるコンテンツをブラウズしたりサーチしたりすることができない。したがって、メディアプレイヤ400は、このようなコンテンツを再生することができない。つまり、IPTV再生端末500がIPTVを再生している間、メディアプレイヤ400が再生可能なコンテンツは、取得に要する帯域のサイズが未使用帯域サイズ以下のコンテンツに制限される。
このため、メディアサーバ300からメディアプレイヤ400へのコンテンツ提供S212が、IPTVサーバ100からIPTV再生端末500へのIPTV配信S213によって阻害されたり、逆に、IPTVサーバ100からIPTV再生端末500へのIPTV配信S213が、メディアサーバ300からメディアプレイヤ400へのコンテンツ提供S212により阻害されたりすることはない。
ITPV再生端末500は、IPTVコンテンツ配信S213が完了すると、使用帯域サイズが0Mbpsであることを示す使用帯域サイズ情報をホームゲートウェイ200に提供する(S214)。ホームゲートウェイ200は、IPTV再生端末500から新たに取得した使用帯域サイズ情報に基づいて、未使用帯域サイズを再算出する(S215)。そして、新たに算出した未使用帯域サイズを示す未使用帯域サイズ情報をメディアプレイヤ400に提供する(S216)。
以後、メディアプレイヤ400は、メディアサーバ300からコンテンツリストを取得すると、ステップS216において新たに取得した未使用帯域サイズ情報を参照することによって、取得に要する帯域のサイズが未使用帯域サイズを超えるコンテンツを除外する処理を行う。したがって、ステップS209において除外されたコンテンツもコンテンツリストから除外されることなく、選択することができるようになる。
(コントローラとレンダラとを含むホームネットワークシステム)
上述したメディアプレイヤ400は、コンテンツ選択機能とコンテンツ再生機能とを兼ね備えたものであり、コンテンツ選択機能のみを備えたメディアコントローラと、コンテンツ再生機能のみを備えたメディアレンダラとに分離することも可能である。そこで、メディアプレイヤ400に代わりに、メディアコントローラ600と、メディアレンダラ700とを含むホームネットワークシステムへの本発明の適用について、以下に説明する。
図10は、ホームネットワークシステム1”の構成を示したブロック図である。ホームネットワーク1”は、メディアプレイヤ400に代えて、メディアコントローラ600と、メディアレンダラ700とを含んでいる点で、図1に示したホームネットワークシステム1と相違する。その他の点については、図1に示したホームネットワーク1と同様である。ただし、メディアサーバ300は提供するコンテンツの制限を行わないものとする。すなわち、メディアサーバ300は、DLNAに準拠した一般的なメディアサーバであってよい。
メディアコントローラ600は、再生するコンテンツを選択するコンテンツ選択機能を有する。具体的には、メディアサーバ300からコンテンツリストを取得し、取得したコンテンツリストから再生するコンテンツを選択し、選択したコンテンツの再生をメディアレンダラ700に指示する。一方、メディアレンダラ700は、メディアコントローラ600からの指示によって、コンテンツデータをメディアサーバ300から取得し、取得したコンテンツデータを再生する。なお、ホームネットワーク2”に複数のメディアレンダラが存在する場合、メディアコントローラに更にレンダラ選択機能を付加してもよい。
なお、図10においては、メディアコントローラ600としてパーソナルコンピュータを例示しているが、ホームネットワーク2に接続可能、かつ、上記のようなコンテンツ選択機能を有している任意の機器(例えば、携帯端末)に置き換えることもできる。同様に、図10においては、メディアレンダラ700としてテレビを例示しているが、ホームネットワーク2に接続可能、かつ、上記のようなコンテンツ再生機能を有している任意の機器(例えば、パーソナルコンピュータ、オーディオ機器、携帯電話端末)に置き換えることもできる。
(メディアコントローラ)
次に、メディアコントローラ600について、図11を参照して説明する。
図11は、メディアコントローラ600の構成を示したブロック図である。メディアコンローラ600は、コンテンツリスト取得部610、コンテンツリスト処理部611、未使用帯域サイズ情報取得部612、コンテンツリスト表示部613、コンテンツ再生指示部620、操作部630、ディスプレイ631を備えている。なお、図11は、ディスプレイ631を内蔵したメディアコントローラ600の構成を示しているが、ディスプレイ631はメディアコントローラ600に必ずしも内蔵されている必要はない。
コンテンツリスト取得部610は、メディアサーバ300からコンテンツリストを取得するための手段である。具体的には、ユーザ操作に応じたコンテンツリスト要求をメディアサーバ300に送信するとともに、このコンテンツリスト要求に対する応答としてメディアサーバ300から提供されたコンテンツリストを受信する。コンテンツリスト取得部610が受信したコンテンツリストは、コンテンツリスト処理部611を提供される。
コンテンツリスト取得部610が生成するコンテンツリスト要求には、ブラウズ要求とサーチ要求とがある。ブラウズ要求は、指定したメディアサーバの指定したディレクトリに属するコンテンツの属性情報のリストを要求するものであり、サーチ要求は、指定した検索条件に合致するコンテンツの属性情報のリストを要求するものである。ユーザは、操作部630を操作することによって、ブラウズするディレクトリを選択したり、サーチする検索条件を指定したりすることができる。なお、操作部630は、メディアコントローラ600に設けられたボタン等であってもよいし、メディアコントローラ600を遠隔操作するリモコン等であってもよい。
メディアコントローラ600からブラウズ要求がブロードキャストされた場合、ホームネットワーク2に接続されたメディアサーバのうち、そのブラウズ要求において指定されたメディアサーバが、そのブラウズ要求において指定されたディレクトリに属するコンテンツの属性情報のリストをメディアコントローラに返す。また、サーチ要求がブロードキャストされた場合、ホームネットワーク2に接続された各メディアサーバが、そのサーチ要求において指定された検索条件に合致するコンテンツの属性情報のリストをメディアコントローラ600に返す。
コンテンツリスト処理部611は、取得に要する帯域のサイズが未使用帯域サイズ(ホームネットワーク2に接続された機器同士の通信に使用可能な帯域のサイズ)を越えるコンテンツの属性情報を、コンテンツリストから除外するための手段である。コンテンツリストにリストされた各コンテンツの属性情報には、そのコンテンツを取得に要する帯域のサイズを示す情報が含まれている。コンテンツリスト処理部611は、この情報を参照することによって、そのコンテンツの取得に要する帯域のサイズを特定することができる。また、コンテンツリスト処理部611は、未使用帯域サイズ情報取得部612が取得した未使用帯域サイズ情報を参照することによって、未使用帯域サイズを特定することができる。コンテンツリスト処理部611によって処理されたコンテンツリストは、コンテンツリスト表示部613によってディスプレイ631に表示される。
コンテンツ再生指示部620は、コンテンツリストから選択されたコンテンツのコンテンツデータの再生を指示するための手段である。具体的には、(1)コンテンツリスト処理部411によって処理されたコンテンツリストから再生対象コンテンツを選択し、(2)選択した再生対象コンテンツのURLを含む再生指示をメディアレンダラ700に送信する。なお、再生対象コンテンツの選択は、操作部630に施されたユーザ操作に基づいて行われる。
メディアレンダラ700は、メディアコントローラ600から取得した再生指示に含まれるURLにアクセスすることによって、メディアコントローラ600において選択されたコンテンツのコンテンツデータをメディアサーバ300から取得して再生する。これにより、メディアレンダラ700に所望のコンテンツを再生させることができる。
(メディアレンダラが取得するコンテンツの制限)
次に、メディアレンダラ700がメディアサーバ300から取得するコンテンツを、メディアコントローラ600によって制限する方法について、図12を参照して説明する。
図12は、ホームネットワークシステム1の処理の流れを示したシーケンス図である。
IPTV再生端末500は、IPTVコンテンツの再生を開始するために、そのIPTVコンテンツの配信をIPTVサーバ100に要求する(S301)。IPTVサーバ100は、IPTVコンテンツの配信を開始する前に、そのIPTVコンテンツの配信に要する帯域のサイズをIPTV再生端末500に通知する(S302)。IPTV再生端末500は、IPTVコンテンツの取得を開始する前に、そのIPTVコンテンツの取得に使用する帯域のサイズを示す使用帯域サイズ情報を、ホームゲートウェイ200に提供する(S303)。ここまでの処理の流れは、図9に示したものと同様である。
次に、ホームゲートウェイ200は、IPTV再生端末500から取得した使用帯域サイズ情報に基づいて、ホームネットワーク2に接続された機器同士の通信に使用可能な帯域のサイズである未使用帯域サイズを算出する(S304)。そして、ホームゲートウェイ200は、算出した未使用帯域サイズを示す未使用帯域サイズ情報を、メディアコントローラ600に提供する(S305)。この未使用帯域サイズ情報の提供は、例えば、UPnPを利用したブロードキャストにより行えばよい。メディアコントローラ600は、ステップS305にて取得した未使用帯域サイズ情報を、次に未使用帯域サイズ情報を取得するまでの間、保持する。
その後、メディアコントローラ600が、メディアサーバ300にコンテンツリストを要求すると(S306)、メディアサーバ300は、その要求に応じたコンテンツリストを生成し(S307)、生成したコンテンツリストをメディアコントローラ600に提供する(S307)。なお、メディアサーバ300においてコンテンツリストを生成するステップS306においては、提供に要する帯域のサイズが未使用帯域サイズを超えるコンテンツを除外する必要はない。
メディアコントローラ600は、ステップS306において取得したコンテンツリストから、取得に要する帯域のサイズが未使用帯域サイズを超えるコンテンツを除外する(S309)。ステップS304において取得した未使用帯域サイズ情報を参照することによって、取得に要する帯域のサイズが未使用帯域サイズを超えるコンテンツを除外する方法は既に説明したとおりである。
メディアコントローラ600は、このコンテンツリストからコンテンツを選択し(S310)、選択したコンテンツの再生をメディアレンダラ700に指示する(S311)。この際、このコンテンツリストには、取得に要する帯域のサイズが未使用帯域サイズ以下のコンテンツのみが含まれているので、取得に要する帯域のサイズが未使用帯域サイズを超えるコンテンツの再生を指示することはない。メディアレンダラ700は、メディアコントローラ600から与えられた指示に応じたコンテンツデータを、メディアサーバ300から取得する(S312)
換言すれば、メディアコントローラ600のユーザは、取得に要する帯域のサイズが未使用帯域サイズを越えるコンテンツをブラウズしたりサーチしたりすることができない。したがって、メディアレンダラ700は、このようなコンテンツを再生することができない。つまり、IPTV再生端末500がIPTVを再生している間、メディアレンダラ700が再生可能なコンテンツは、取得に要する帯域のサイズが未使用帯域サイズ以下のコンテンツに制限される。
このため、メディアサーバ300からメディアレンダラ700へのコンテンツ提供S312が、IPTVサーバ100からIPTV再生端末500へのIPTV配信S313によって阻害されたり、逆に、IPTVサーバ100からIPTV再生端末500へのIPTV配信S313が、メディアサーバ300からメディアレンダラ700へのコンテンツ提供S312により阻害されたりすることはない。
ITPV再生端末500は、IPTVコンテンツ配信S213が完了すると、使用帯域サイズが0Mbpsであることを示す使用帯域サイズ情報をホームゲートウェイ200に提供する(S314)。ホームゲートウェイ200は、IPTV再生端末500から新たに取得した使用帯域サイズ情報に基づいて、未使用帯域サイズを再算出する(S315)。そして、新たに算出した未使用帯域サイズを示す未使用帯域サイズ情報をメディアコントローラ600に提供する(S316)。
以後、メディアコントローラ600は、メディアサーバ300からコンテンツリストを取得すると、ステップS316において新たに取得した未使用帯域サイズ情報を参照することによって、取得に要する帯域のサイズが未使用帯域サイズを超えるコンテンツを除外する処理を行う。したがって、ステップS309において除外されたコンテンツもコンテンツリストから除外されることなく、選択することができるようになる。
(変形例1:予約視聴への対応)
次に、IPTVの予約視聴をする場合、IPTVを視聴する際に必要となる帯域を予め確保することが可能なホームネットワークシステムの変形例について説明する。
図13は、ホームネットワークシステム、ホームネットワークシステム1の処理の流れを示したシーケンス図である。
IPTV再生端末500は、時刻TよりIPTVコンテンツを配信することをIPTVサーバ100に要求する(S401)。IPTVサーバ100は、要求されたIPTVコンテンツの配信に要する帯域のサイズをIPTV再生端末500に通知する(S402)。IPTV再生端末500は、そのIPTVコンテンツの取得に使用する帯域のサイズを示す使用帯域サイズ情報を、IPTVコンテンツの取得を開始する時刻Tを示す取得開始時刻情報とともに、直ちにホームゲートウェイ200に通知する(S403)。
ホームゲートウェイ200は、IPTV再生端末500から取得した使用帯域サイズ情報に基づいて、ホームネットワーク2に接続された機器同士の通信に使用可能な帯域のサイズである未使用帯域サイズを算出する(S404)。ホームゲートウェイ200が未使用帯域サイズを算出する方法は既に説明したとおりである。ホームゲートウェイ200は、算出した未使用帯域サイズを示す未使用帯域サイズ情報を、上記取得開始時刻情報とともに、直ちにメディアサーバ300に提供する(S405)。この未使用帯域サイズ情報と取得開始時刻情報との提供は、例えば、UPnPを利用したブロードキャストにより行えばよい。
メディアサーバ300は、ホームゲートウェイ200から取得した未使用帯域サイズ情報をメモリ等の記憶手段に記憶するとともに、取得開示時刻情報により示された時刻Tに合わせてタイマーをセットする(S406a)。そして、このタイマーがIPTV配信S408の開始時刻Tを告げるのを待って、メディアサーバ300は、提供に要する帯域のサイズが未使用帯域サイズを超えるコンンテンツをCDS情報から除外する(S407a)。これにより、以後、メディアプレイヤ400に提供するコンテンツを、IPTV配信S408と同時に提供することが可能なコンテンツに制限することができる。
実際、取得開示時刻情報により示された時刻Tの後、メディアプレイヤ400が、メディアサーバ300にコンテンツリストを要求すると(S409)、メディアサーバ300は、ステップS407aにて更新されたCDS情報に基づいてコンテンツリストを生成し(S410)、生成したコンテンツリストをメディアプレイヤ400に提供する(S411)。したがって、このコンテンツリストには、提供に要する帯域のサイズ(送信速度)が未使用帯域サイズ以下のコンテンツのみが含まれる。
メディアプレイヤ400は、このコンテンツリストからコンテンツを選択し(S412)、選択したコンテンツのコンテンツデータをメディアサーバ300に要求する(S413)。この際、このコンテンツリストには、取得に要する帯域のサイズが未使用帯域サイズ以下のコンテンツのみが含まれているので、取得に要する帯域のサイズが未使用帯域サイズを超えるコンテンツをメディアサーバ300に要求することはない。
このため、メディアサーバ300からメディアプレイヤ400へのコンテンツ提供S414が、IPTVサーバ100からIPTV再生端末500へのIPTV配信S408によって阻害されたり、逆に、IPTVサーバ100からIPTV再生端末500へのIPTV配信S408が、メディアサーバ300からメディアプレイヤ400へのコンテンツ提供S414により阻害されたりすることはない。
なお、メディアプレイヤ400においても、ホームゲートウェイ200から提供された未使用帯域サイズ情報を記憶しておき、ホームゲートウェイ200から取得した取得開示時刻情報により示された時刻Tより後に実行されるコンテンツリスト処理において、記憶しておきた未詳帯域サイズ情報を参照してコンテンツを削除するようにすることで、図9に示した処理の流れを図13と同様に変更することができる。
また、メディアコンローラ600においても、ホームゲートウェイ200から提供された未使用帯域サイズ情報を記憶しておき、ホームゲートウェイ200から取得した取得開示時刻情報により示された時刻Tより後に実行されるコンテンツリスト処理において、記憶しておきた未詳帯域サイズ情報を参照してコンテンツを削除するようにすることで、図12に示した処理の流れを図13と同様に変更することができる。
なお、図13では、メディアサーバ300におけるCDS情報の更新を、IPTVコンテンツの配信を開始する時刻Tまで遅延する構成について説明したが、メディアサーバへの未使用帯域サイズ情報の提供を、IPTVコンテンツの配信を開始する時刻Tまで遅延する構成にすることも可能である。この場合、ホームゲートウェイ200がタイマーを備えることになる。
すなわち、図14に示したように、ホームゲートウェイ200は、未使用帯域サイズを算出した後、IPTV再生端末500から取得した取得開示時刻情報により示された時刻Tに合わせてタイマーをセットする(S405b)。そして、このタイマーがIPTV配信S408の開始時刻Tを告げるのを待って、ホームゲートウェイ200は、未使用帯域サイズ情報をメディアサーバ300に提供する(S406b)。そして、メディアサーバ300が、取得した未使用帯域サイズ情報に基づいて直ちにCDS情報を更新することによって、図13に示した構成と同様の効果が得られる。
(変形例2:DLNA配信の優先、および、優先度の設定)
以上に説明した実施形態は、IPTVサーバ100からのコンテンツ配信(IPTV配信)を優先して、メディアサーバ300からのコンテンツ配信(DLNA配信)を制限するものであったが、逆に、DLNA配信を優先してIPTV配信を制限するようにしてもよい。この場合、例えば、IPTV再生端末500におけるIPTVコンテンツの選択を適宜制限するようにすればよい。また、IPTV配信を優先した配信制限とDLNA配信を優先した配信制限との双方を可能にしたうえで、これらの配信制限を適宜切り替えることができるように構成してもよい。
(変形例3:オリジナルメタデータの利用)
メディアサーバ300は、メディアプレイヤ400(またはメディアコントローラ600)からのブラウズ要求に対して、コンテンツリストを提供する。このコンテンツリストがDLNA(UPnP)に準拠して記述されている限り、すべてのDLNA対応機器は、これを正しく解釈することができる。
以上に説明した実施形態は、配信を制限しようとするコンテンツをコンテンツリストから除外することよって、配信制限を実現するものであったが、逆に、配信を制限しようとするコンテンツを明示する情報をコンテンツリストに付加することによって、配信制限を実現してもよい。
メディアサーバ300が提供するコンテンツリストは、配信可能なコンテンツの属性情報のリストなので、例えば、配信を制限しようとするコンテンツの属性情報に配信不可能(再生不可能)であることを示すオリジナル情報(再生不可能通知メタデータ)を付加することによって配信制限を実現することができる。オリジナル情報の他の例としては、時間情報(帯域制限開始時間、終了時間)、コンテンツ制限帯域情報(帯域がxxMbps以下に制限されている)、前回取得時との差分情報(新たに帯域制限で再生できなくなったコンテンツ、解除されたコンテンツ)などがある。オリジナル情報に対応しないDLNA機器は、単に、オリジナル情報を無視するだけなのでコンテンツリストの互換性を阻害することはない。すなわち、このようなコンテンツリストの変更は、DLNA(UPnP)の枠組みの範囲内で行うことが可能である。
図4を再び参照して、メディアサーバ300において、CDS情報に登録された属性情報のうち、配信を制限しようとするコンテンツの属性情報に対し、属性情報更新部332によって配信不可能であることを示すオリジナル情報を付加する。そうすると、メディアサーバ300をブラウズするメディアプレイヤ400には、このオリジナル情報を含むコンテンツリストが提供される。
また、図7を再び参照して、メディアプレイヤ400において、コンテンツリストに含まれるオリジナル情報をコンテンツリスト表示部411によって解析し、このコンテンツリストをディスプレイ431に表示する際に、オリジナル情報が付加されたコンテンツ、すなわち、配信が制限されているコンテンツを他のコンテンツと識別可能に表示する。
同様に、図11を再び参照して、メディアコントローラ600において、コンテンツリストに含まれるオリジナル情報をコンテンツリスト表示部611によって解析し、このコンテンツリストを表示する際に、オリジナル情報が付加されたコンテンツを他のコンテンツと識別可能に表示する。
これにより、ユーザは、コンテンツを選択する際に、配信が制限されているコンテンツを知ることができる。なお、オリジナル情報が付加されているコンテンツを識別可能に表示するだけでなく、実際に選択不可能に、あるいは、再生不可能にしてしまってもよい。
(トランスコード)
以上に説明した実施形態は、メディアサーバ300から提供するコンテンツデータを、提供に要する帯域のサイズが未使用帯域サイズより小さいコンテンツデータに制限するものであったが、提供に要する帯域のサイズが未使用帯域サイズよりも小さくなるよう、メディアサーバ300に蓄積されているコンテンツデータをトランスコードするようにしてもよい。
図4および図6を再び参照して説明すれば、ステップS106において、CDS情報更新部331によって、提供に要する帯域のサイズが未使用帯域サイズを超えるコンテンツの属性情報をCDS情報から削除する代わりに、トランスコード処理部332によって、コンテンツ蓄積部312に蓄積されているコンテンツデータを、提供に要する帯域のサイズが未使用帯域より小さくなるようトランスコードする。また同時に、CDS情報更新部331によって、トランスコード処理によって作成したコンテンツデータに対応する属性情報をCDS情報に追加する。また、ステップS117において、トランスコード処理部332によって、ステップS106においてトランスコード処理によって作成したコンテンツデータをコンテンツ蓄積部312から削除する。また同時に、CDS情報更新部331によって、ステップS106においてトランスコード処理によって作成したコンテンツデータに対応する属性情報をCDS情報から削除する。
なお、このようにコンテンツデータをトランスコードを行う場合も、トランスコードされたコンテンツデータに対応する属性情報にオリジナル情報を付加することによって、ユーザがトランスコードされたコンテンツを他のコンテンツと識別することができるようにしてもよい。
(付記事項)
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
例えば、本発明を以下のように表現することもできる。
1.ホームネットワーク内の帯域情報を管理する帯域情報管理装置であって、ホームネットワーク内において使用される帯域情報を取得する帯域情報取得手段と、前記取得した使用される帯域情報と、把握しているホームネットワーク内の全体の帯域情報から、空き帯域情報を算出する帯域情報制御手段と、前記空き帯域情報をホームネットワーク内の機器に通知する帯域情報通知手段と、を備えることを特徴とする帯域情報管理装置。
2.前記帯域情報取得手段は、使用される帯域情報とともに使用される時刻情報を取得し、前記帯域情報制御手段は、前記取得した時刻情報を算出した空き帯域情報と併せて保持し、前記帯域情報通知手段は、前記時刻情報を空き帯域情報と併せて通知する、1に記載の帯域情報管理装置。
3.前記帯域情報取得手段は、使用される帯域情報とともに使用される時刻情報を取得し、前記帯域情報制御手段は、前記取得した時刻情報を算出した空き帯域情報と併せて保持し、時刻情報に基づいて空き帯域情報を制御する、1に記載の帯域情報管理装置。
4.前記帯域情報制御手段は、前記帯域情報と併せて優先度を保持し、優先度に基づいて空き帯域情報を制御する、1〜3に記載の帯域情報管理装置。
5.ネットワークに接続された複数の機器にコンテンツの提供を行なうサーバ装置であって、制限するコンテンツのメタデータに関するコンテンツ制限情報を受信する通信手段と、前記受信したコンテンツ制限情報をもとに、サーバ内で提供しているコンテンツのメタデータをチェックし提供するコンテンツを制限するコンテンツ制限管理手段と、を備えることを特徴とするサーバ装置。
6.前記通信手段は、1に記載の帯域情報管理装置より通知された帯域情報を受信し、前記コンテンツ制限管理手段は、前記受信した帯域情報をもとに、サーバ内で提供しているコンテンツのメタデータをチェックし提供するコンテンツを制限する、5に記載のサーバ装置。
7.前記通信手段は、2に記載の帯域情報管理装置より通知された帯域情報及び時刻情報を受信し、前記コンテンツ管理手段は、前記受信した時刻情報に基づいて、サーバ内で提供しているコンテンツのメタデータをチェックし提供するコンテンツを制限する、6に記載のサーバ装置。
8.さらに、前記受信した帯域情報をもとに、コンテンツ制限が行なわれるコンテンツに対して、コンテンツ制限を行なうことを通知するメタデータを付加するメタデータ管理手段と、を備えることを特徴とする6または7に記載のサーバ装置。
9.さらに、前記受信した帯域情報をもとに、コンテンツ制限が行なわれるコンテンツに対して、トランスコードするトランスコード処理手段と、を備えることを特徴とする6または7に記載のサーバ装置。
10.ネットワークに接続された複数のサーバに格納されているコンテンツを再生するプレイヤー装置であって、制限するコンテンツのメタデータに関するコンテンツ制限情報を受信する通信手段と、前記受信したコンテンツ制限情報をもとに、サーバから取得したコンテンツのメタデータをチェックし再生するコンテンツを制限するコンテンツ制限管理手段と、を備えることを特徴とするプレイヤー装置。
11.前記通信手段は、1に記載の帯域情報管理装置より通知された帯域情報を受信し、前記コンテンツ制限管理手段は、前記受信した帯域情報をもとに、サーバから取得したコンテンツのメタデータをチェックし再生するコンテンツを制限する、10に記載のプレイヤー装置。
12.前記通信手段は、2に記載の帯域情報管理装置より通知された帯域情報及び時刻情報を受信し、前記コンテンツ管理手段は、前記受信した時刻情報に基づいて、サーバ内で提供しているコンテンツのメタデータをチェックし再生するコンテンツを制限する、11に記載のプレイヤー装置。
13.さらに、8で付加されたコンテンツ制限を行なうことを通知するメタデータを解析するコンテンツ情報取得手段と、前記解析したメタデータに基づいて、制限されたコンテンツであることを表示する表示処理手段と、を備えることを特徴とする11または12に記載のプレイヤー装置。
14.ネットワークに接続された複数のサーバに格納されているコンテンツ情報を取得し、ネットワークに接続されたレンダラにサーバのコンテンツの再生を指示するコントローラ装置であって、
制限するコンテンツのメタデータに関するコンテンツ制限情報を受信する通信手段と、
前記受信したコンテンツ制限情報をもとに、サーバから取得したコンテンツのメタデータをチェックし再生を指示するコンテンツを制限するコンテンツ制限管理手段と、
を備えることを特徴とするコントローラ装置。
15.前記通信手段は、1に記載の帯域情報管理装置より通知された帯域情報を受信し、前記コンテンツ管理手段は、前記受信した帯域情報をもとに、サーバから取得したコンテンツのメタデータをチェックし再生を指示するコンテンツを制限する、14に記載のコントローラ装置。
16.前記通信手段は、2に記載の帯域情報管理装置より通知された帯域情報及び時刻情報を受信し、前記コンテンツ管理手段は、前記受信した時刻情報に基づいて、サーバ内で提供しているコンテンツのメタデータをチェックし再生を指示するコンテンツを制限する、15に記載のコントローラ装置。
17.さらに、8で付加されたコンテンツ制限を行なうことを通知するメタデータを解析するコンテンツ情報取得手段と、前記解析したメタデータに基づいて、制限されたコンテンツであることを表示する表示処理手段と、を備えることを特徴とする15または16に記載のコントローラ装置。
最後に、ホームゲートウェイ200、メディアサーバ300、メディアプレイヤ400、メディアコントローラ600の各ブロックは、ハードウェアロジックによって構成してもよいし、次のようにCPUを用いてソフトウェアによって実現してもよい。
すなわち、上記各機器は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU(central processing unit)、上記プログラムを格納したROM(read only memory)、上記プログラムを展開するRAM(random access memory)、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアである上記各機器の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、上記各機器に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。
また、上記各機器を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は、ネットワークを介してコンテンツを送受信する装置に対して広く利用することができるが、DLNA機器、特に、次世代ネットワークに接続されたホームネットワークに接続されるDLNA機器にとりわけ好適に利用することができる。
本発明の実施形態を示すものであり、ホームネットワークシステムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態を示すものであり、ホームネットワークシステムの変形例を示すブロック図である。 本発明の実施形態を示すものであり、ホームゲートウェイの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態を示すものであり、メディアサーバの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態を示すものであり、コンテンツ管理ディレクトリの構成を例示する図である。 本発明の実施形態を示すものであり、メディアプレイヤに提供するコンテンツを制限する方法を示したシーケンスである。 本発明の実施形態を示すものであり、メディアプレイヤの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態を示すものであり、コンテンツリストの構成を例示する図である。 本発明の実施形態を示すものであり、メディアサーバから取得するコンテンツを制限する方法を示したシーケンス図である。 本発明の実施形態を示すものであり、ホームネットワークシステムの変形例を示すブロック図である。 本発明の実施形態を示すものであり、メディアコントローラの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態を示すものであり、メディアサーバから取得するコンテンツを、メディアコントローラによって制限する方法を示すシーケンス図である。 本発明の実施形態を示すものであり、メディアプレイヤに提供するコンテンツを時刻情報を参照して制限する方法を示したシーケンスである。 本発明の実施形態を示すものであり、メディアプレイヤに提供するコンテンツを時刻情報を参照して制限する方法の変形例を示したシーケンスである。
符号の説明
1、1’、1” ホームネットワークシステム
2 ホームネットワーク(システム)
200 ホームゲートウェイ(管理装置)
210 NGN通信部
220 HNW通信部(提供手段)
230 帯域管理部
300 メディアサーバ(送信装置)
310 コンテンツデータ提供部(送信手段)
320 コンテンツリスト提供部(提供手段)
330 未使用帯域情報取得部330(取得手段)
400 メディアプレイヤ(受信装置)
410 コンテンツリスト取得部
411 コンテンツリスト処理部(削除手段)
412 未使用帯域サイズ情報取得部(取得手段)
413 コンテンツリスト表示部(提示手段)
420 コンテンツデータ取得部(受信手段)
500 IPTV再生端末
600 メディアコントローラ(指示装置)
610 コンテンツリスト取得部
611 コンテンツリスト処理部(削除手段)
612 未使用帯域サイズ情報取得部(取得手段)
613 コンテンツリスト表示部(提示手段)
620 コンテンツ再生指示部(指示手段)
700 メディアレンダラ
3 外部ネットワーク

Claims (19)

  1. 送信可能なコンテンツの属性情報からなるコンテンツリストを提供する提供手段と、該コンテンツリストから選択されたコンテンツをネットワークを介して送信する送信手段とを備えた送信装置であって、
    上記送信手段が送信するコンテンツの伝送に使用可能な上記ネットワークにおける空き帯域のサイズを特定するための帯域情報を取得する取得手段を備えており、
    上記提供手段が提供する上記コンテンツリストは、上記帯域情報によって特定されるサイズの空き帯域を用いて予め設定された送信速度で送信可能なコンテンツの属性情報からなるコンテンツリストである、ことを特徴とする送信装置。
  2. 上記取得手段は、上記帯域情報によって示されたサイズの帯域が使用可能になる時刻を示す時刻情報を、上記帯域情報とともに取得するものであり、
    上記提供手段は、上記時刻情報によって示された時刻が到来した後、上記コンテンツリストを提供する、ことを特徴とする請求項1に記載の送信装置。
  3. 送信可能なコンテンツの属性情報からなるコンテンツリストを提供する提供手段と、該コンテンツリストから選択されたコンテンツをネットワークを介して送信する送信手段とを備えた送信装置であって、
    上記送信手段が送信するコンテンツの伝送に使用可能な上記ネットワークにおける空き帯域のサイズを特定するための帯域情報を取得する取得手段を備えており、
    上記提供手段が提供する上記コンテンツリストには、上記帯域情報によって特定されるサイズの空き帯域を用いて予め設定された送信速度で送信可能なコンテンツを識別するための識別情報が付加されている、ことを特徴とする送信装置。
  4. 受信可能なコンテンツの属性情報からなるコンテンツリストに基づいて、上記受信可能なコンテンツの何れかをネットワークを介して受信する受信手段を備えた受信装置であって、
    上記受信手段が受信するコンテンツの伝送に使用可能な上記ネットワークにおける空き帯域のサイズを特定するための帯域情報を取得する取得手段と、
    上記帯域情報によって特定されるサイズの空き帯域を用いて予め設定された受信速度で受信不可能なコンテンツの属性情報を、上記コンテンツリストから削除する削除手段と、を備えている、
    ことを特徴とする受信装置。
  5. 上記取得手段は、上記帯域情報によって示されたサイズの帯域が使用可能になる時刻を示す時刻情報を、上記帯域情報とともに取得するものであり、
    上記削除手段は、上記時刻情報によって示された時刻が到来した後、上記受信不可能なコンテンツの属性情報を、上記コンテンツリストから削除する、ことを特徴とすることを特徴とする請求項4に記載の受信装置。
  6. 受信可能なコンテンツの属性情報からなるコンテンツリストをユーザに提示する提示手段と、提示したコンテンツリストからユーザにより選択されたコンテンツをネットワークを介して受信する受信手段とを備えた受信装置であって、
    上記受信手段が受信するコンテンツの伝送に使用可能な上記ネットワークにおける空き帯域のサイズを特定するための帯域情報を取得する取得手段を備えており、
    上記提示手段は、上記帯域情報によって特定されるサイズの空き帯域を用いて予め設定された受信速度で受信可能なコンテンツの属性情報を、識別可能に提示する、ことを特徴とする受信装置。
  7. 受信装置が受信可能なコンテンツの属性情報からなるコンテンツリストに基づいて、上記受信可能なコンテンツの何れかをネットワークを介して受信することを上記受信装置に指示する指示手段とを備えた指示装置であって、
    上記受信装置が受信するコンテンツの伝送に使用可能な上記ネットワークにおける空き帯域のサイズを特定するための帯域情報を取得する取得手段と、
    上記帯域情報によって特定されるサイズの空き帯域を用いて上記受信装置が予め設定された受信速度で受信不可能なコンテンツの属性情報を、上記コンテンツリストから削除する削除手段と、を備えている、
    ことを特徴とする指示装置。
  8. 上記取得手段は、上記帯域情報によって示されたサイズの帯域が使用可能になる時刻を示す時刻情報を、上記帯域情報とともに取得するものであり、
    上記削除手段は、上記時刻情報によって示された時刻が到来した後、上記受信不可能なコンテンツの属性情報を、上記コンテンツリストから削除する、ことを特徴とする請求項7に記載の指示装置。
  9. 受信装置が受信可能なコンテンツの属性情報からなるコンテンツリストをユーザに提示する提示手段と、提示したコンテンツリストからユーザにより選択されたコンテンツをネットワークを介して受信することを受信装置に指示する指示手段とを備えた指示装置であって、
    上記受信装置が受信するコンテンツの伝送に使用可能な上記ネットワークにおける空き帯域のサイズを特定するための帯域情報を取得する取得手段を備えており、
    上記提示手段は、上記受信装置が上記帯域情報によって特定されるサイズの空き帯域を用いて予め設定された受信速度で受信可能なコンテンツの属性情報を、識別可能に提示する、ことを特徴とする指示装置。
  10. コンテンツを送信する送信装置と、上記送信装置より送信されたコンテンツをネットワークを介して受信する受信装置と、上記ネットワークの帯域を管理する管理装置とを含む通信システムであって、
    上記管理装置は、上記送信装置より送信されたコンテンツの伝送に使用可能な上記ネットワークにおける空き帯域のサイズを特定するための帯域情報を上記送信装置に提供する提供手段を備えており、
    上記送信装置は、上記帯域情報によって特定されるサイズの空き帯域を用いて予め設定された送信速度で送信可能なコンテンツの属性情報からなるコンテンツリストを、上記受信装置に提供する提供手段を備えており、
    上記受信装置は、上記コンテンツリストに基づいて、上記受信可能なコンテンツの何れかをネットワークを介して受信する受信手段を備えている、
    ことを特徴とする通信システム。
  11. 送信装置より送信されたコンテンツをネットワークを介して受信する受信装置と、上記ネットワークの帯域を管理する管理装置とを含む通信システムであって、
    上記管理装置は、上記送信装置より送信されたコンテンツの伝送に使用可能な上記ネットワークにおける空き帯域のサイズを特定するための帯域情報を上記受信装置に提供する提供手段を備えており、
    上記受信装置は、受信可能なコンテンツの属性情報からなるコンテンツリストに基づいて、上記受信可能なコンテンツの何れかをネットワークを介して受信する受信手段と、上記帯域情報によって特定されるサイズの空き帯域を用いて予め設定された受信速度で受信不可能なコンテンツの属性情報を、上記コンテンツリストから削除する削除手段と、を備えている、
    ことを特徴とする通信システム。
  12. 受信装置と、送信装置より送信されたコンテンツをネットワークを介して受信することを上記受信装置に指示する指示装置と、上記ネットワークの帯域を管理する管理装置とを含む通信システムであって、
    上記管理装置は、上記送信装置より送信されたコンテンツの伝送に使用可能な上記ネットワークにおける空き帯域のサイズを特定するための帯域情報を上記指示装置に提供する提供手段を備えており、
    上記指示装置は、上記受信装置が受信可能なコンテンツの属性情報からなるコンテンツリストに基づいて、上記受信可能なコンテンツの何れかをネットワークを介して受信することを上記受信装置に指示する指示手段と、上記帯域情報によって特定されるサイズの空き帯域を用いて上記受信装置が予め設定された受信速度で受信不可能なコンテンツの属性情報を、上記コンテンツリストから削除する削除手段と、を備えている、
    ことを特徴とする通信システム。
  13. 送信装置がコンテンツを送信する送信方法であって、送信可能なコンテンツの属性情報からなるコンテンツリストを提供する提供工程と、該コンテンツリストから選択されたコンテンツをネットワークを介して送信する送信工程とを含む送信方法において、
    上記提供工程の前に、上記送信工程にて送信するコンテンツの伝送に使用可能な上記ネットワークにおける空き帯域のサイズを特定するための帯域情報を取得する取得工程を含み、
    上記提供工程において提供される上記コンテンツリストは、上記帯域情報によって特定されるサイズの空き帯域を用いて予め設定された送信速度で送信可能なコンテンツの属性情報からなるコンテンツリストである、ことを特徴とする送信方法。
  14. 受信装置がコンテンツを受信する受信方法であって、受信可能なコンテンツの属性情報からなるコンテンツリストに基づいて、上記受信可能なコンテンツの何れかをネットワークを介して受信する受信工程とを含む受信方法において、
    上記受信工程の前に、上記受信工程にて受信するコンテンツの伝送に使用可能な上記ネットワークにおける空き帯域のサイズを特定するための帯域情報を取得する取得工程と、
    上記受信工程の前に、上記帯域情報によって特定されるサイズの空き帯域を用いて予め設定された受信速度で受信不可能なコンテンツの属性情報を、上記コンテンツリストから削除する削除工程とを含んでいる、
    ことを特徴とする受信方法。
  15. 受信装置が受信可能なコンテンツの属性情報からなるコンテンツリストに基づいて、上記受信可能なコンテンツの何れかをネットワークを介して受信することを、指示装置が上記受信装置に指示する指示工程を含む指示方法であって、
    上記指示工程の前に、上記受信装置が受信するコンテンツの伝送に使用可能な上記ネットワークにおける空き帯域のサイズを特定するための帯域情報を取得する取得工程と、
    上記指示工程の前に、上記帯域情報によって特定されるサイズの空き帯域を用いて上記受信装置が予め設定された受信速度で受信不可能なコンテンツの属性情報を、上記コンテンツリストから削除する削除工程と、を含んでいる、
    ことを特徴とする指示方法。
  16. コンピュータを請求項1から3までの何れか1項に記載の送信装置として動作させるためのプログラムであって、
    上記コンピュータを上記送信装置が備えている上記各手段として機能させるプログラム。
  17. コンピュータを請求項4から6までの何れか1項に記載の受信装置として動作させるためのプログラムであって、
    上記コンピュータを上記受信装置が備えている上記各手段として機能させるプログラム。
  18. コンピュータを請求項7から9までの何れか1項に記載の指示装置として動作させるためのプログラムであって、
    上記コンピュータを上記指示装置が備えている上記各手段として機能させるプログラム。
  19. 請求項16から18までの何れか1項に記載のプログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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