JP2009177280A - レベルシフタ回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】動的に電源電圧と周波数を変化させる半導体集積回路において、異電源間に必要なレベルシフタ回路を高速化する。
【解決手段】第1の電源電圧で動作する第1のインバータ120と、上記第1のインバータ120で論理反転した入力信号の振幅を第1の電源電圧の電位から第2の電源電圧の電位に変換するもので上記第2の電源電圧で動作する振幅変換回路121と、第1のインバータの出力信号と上記振幅変換回路121からの振幅が変換された入力信号とを入力すると共に上記両電源電圧が異なるときは上記振幅変換回路121からの入力信号を、また、上記両電源電圧が同電位のときは第1のインバータの出力信号を選択し、論理反転して出力信号として伝達するもので上記第2の電源電圧で動作する選択回路123と、を備えた事で、振幅変換が必要ない場合に、信号の伝達速度の高速化を実現できる。
【選択図】図1
【解決手段】第1の電源電圧で動作する第1のインバータ120と、上記第1のインバータ120で論理反転した入力信号の振幅を第1の電源電圧の電位から第2の電源電圧の電位に変換するもので上記第2の電源電圧で動作する振幅変換回路121と、第1のインバータの出力信号と上記振幅変換回路121からの振幅が変換された入力信号とを入力すると共に上記両電源電圧が異なるときは上記振幅変換回路121からの入力信号を、また、上記両電源電圧が同電位のときは第1のインバータの出力信号を選択し、論理反転して出力信号として伝達するもので上記第2の電源電圧で動作する選択回路123と、を備えた事で、振幅変換が必要ない場合に、信号の伝達速度の高速化を実現できる。
【選択図】図1
Description
本発明は2種類以上の電源電圧を持ち、その電源電圧を可変に制御できる半導体集積回路において、異なる電源電圧で動作する論理回路間の信号伝達に用いるレベルシフタ回路に関するものである。
近年、半導体集積回路の消費電力を削減する為に、動的に電源電圧や動作周波数を変化させる技術が導入され、半導体集積回路の内部に2種類以上の電源電圧を供給する事で、異なる電源電圧で動作する論理回路が1つの半導体集積回路内に混在する場合がある。その際、電源電圧が異なる論理回路の間で信号を正しく伝達させるには、信号の振幅を変換するレベルシフタ回路が必要となる。(例えば特許文献1参照)。
従来技術の例を図7に示す。
700は第1の電源電圧、701は第2の電源電圧、710はレベルシフタ回路、711は第1の電源電圧700で動作する第1の論理回路、712は第2の電源電圧701で動作する第2の論理回路、720は第1の論理回路711の出力信号を受け第1の電源電圧700で動作する第1のインバータ、721は第1のインバータ720の出力信号を受け第1の電源電圧700の振幅を持つ信号を第2の電源電圧701の振幅を持つ信号に変換する振幅変換回路、722は振幅変換回路721の出力信号を受け第2の電源電圧701で動作する第2のインバータであり、第2のインバータ722の出力信号が第2の論理回路712へ伝達される構成である。
この図7を用いて、従来のレベルシフタの動作と効果を説明する。
まず、第1の論理回路711で生成された第1の電源電圧700の振幅を持つ信号がレベルシフタ回路710内の第1のインバータ720を通り、振幅は第1の電源電圧700のまま、論理が反転して出力される。この出力信号が振幅変換回路721に入り、論理は反転せず第2の電源電圧701の振幅を持った信号として出力される。そして、その出力信号が第2のインバータ722を通り、振幅は第2の電源電圧701のまま、再び論理が反転し、第2の論理回路712へ伝達される。これらの動作によって、第1の電源電圧700で動作する第1の論理回路711から第2の電源電圧701で動作する第2の論理回路712へ信号を正しく伝達できるのである。
特開平7−193488号公報
しかしながら、半導体集積回路として動的に電源電圧と周波数を変化させる際に、第1の電源電圧700と第2の電源電圧701を同電位にし、動作周波数を上げる状態が存在するが、第1の論理回路711から第2の論理回路712への信号には同電位の時には不要な振幅変換回路721が入っており、動作周波数を上げる際に無駄な遅延増加となる。
本発明は、上記従来の問題点を解決するもので、第1の電源電圧700と第2の電源電圧701の電位差が振幅変換回路721を必要としない場合に、信号伝達速度を上げる事を目的とする。
(1)本発明によるレベルシフタ回路は、第1の電源電圧で動作する第1の論理回路から入力信号を受け、第2の電源電圧で動作する第2の論理回路へ出力信号を伝達するレベルシフタ回路において、上記入力信号の振幅を第1の電源電圧の電位から上記第2の電源電圧の電位に変換する振幅変換回路と、上記両電源電圧が異なる場合は上記振幅変換回路の出力を出力信号として選択出力し上記両電源電圧が同電位の場合は上記入力信号を出力信号として選択出力する選択回路と、を備えたことを特徴とするものである。
本発明において、好ましい態様は、上記選択回路が、上記振幅変換回路からの入力信号と上記入力信号とを個別に受ける2つのトライステートインバータを含み、一方のトライステートインバータは、上記両電源電圧が異なることを示す制御信号の入力に応答して上記振幅変換回路の出力を選択し、他方のトライステートインバータは、上記両電源電圧が同電位であることを示す制御信号の入力に応答して上記入力信号を選択する、ことである。
本発明において、別の好ましい態様は、上記選択回路の出力側にインバータを備えると共に、上記選択回路が、上記振幅変換回路からの入力信号と上記入力信号とを個別に受ける2つのトランスミッションゲートを含み、一方のトランスミッションゲートは、上記両電源電圧が異なることを示す制御信号の入力に応答して上記振幅変換回路の出力を選択し、他方のトランスミッションゲートは、上記両電源電圧が同電位であることを示す制御信号の入力に応答して上記入力信号を選択する、ことである。
(2)本発明によるレベルシフタ回路は、第1の電源電圧で動作する第1の論理回路から入力信号を受け、第2の電源電圧で動作する第2の論理回路へ出力信号を伝達するレベルシフタ回路において、第1の論理回路からの入力信号を受けると共にこの入力信号を論理反転するもので上記第1の電源電圧で動作する第1のインバータと、上記第1のインバータで論理反転した入力信号の振幅を論理反転せずに第1の電源電圧の電位から上記第2の電源電圧の電位に変換するもので上記第2の電源電圧で動作する振幅変換回路と、第1のインバータの出力信号と上記振幅変換回路からの振幅が変換された入力信号とを入力すると共に上記両電源電圧が異なるときは上記振幅変換回路からの入力信号を、また、上記両電源電圧が同電位のときは第1のインバータの出力信号を選択し、論理反転して出力信号として伝達するもので上記第2の電源電圧で動作する選択回路と、を備えたことを特徴とするものである。
本発明において、好ましい態様は、上記選択回路は、それぞれ上記第1のインバータを介する上記振幅変換回路からの入力信号と第1のインバータの出力信号とをそれぞれ個別に受けると共にこれら入力信号を論理反転しかつ上記両電源電圧の異同に応じた制御信号によりいずれか一方がオンで他方がオフするよう設けられ、かつ、第2の電源電圧で動作する2つのトライステートインバータで構成されていることである。
(3)本発明によるレベルシフタ回路は、第1の電源電圧で動作する第1の論理回路から入力信号を受け、第2の電源電圧で動作する第2の論理回路へ出力信号を伝達するレベルシフタ回路において、第1の論理回路からの入力信号を受けると共にこの入力信号を論理反転するもので上記第1の電源電圧で動作する第1のインバータと、上記第1のインバータで論理反転した入力信号の振幅を論理反転せずに第1の電源電圧の電位から上記第2の電源電圧の電位に変換するもので上記第2の電源電圧で動作する振幅変換回路と、第1のインバータの出力信号と上記振幅変換回路からの振幅が変換された入力信号とを入力すると共に上記両電源電圧が異なるときは上記振幅変換回路からの入力信号を、また、上記両電源電圧が同電位かまたは第1の電源電圧が後記第2のインバータのスイッチングレベルを上回るときは第1のインバータの出力信号を選択し、出力信号として伝達するもので上記第2の電源電圧で動作する選択回路と、上記選択回路から伝達される出力信号を論理反転して出力するもので上記第2の電源電圧で動作する第2のインバータと、を備えたことを特徴とするものである。
本発明において、好ましい態様は、上記選択回路は、それぞれ上記第1のインバータを介する上記振幅変換回路からの入力信号と第1のインバータの出力信号とをそれぞれ個別に受けると共に上記両電源電圧の異同に応じた制御信号によりいずれか一方がオンで他方がオフするよう設けられ、かつ、第2の電源電圧で動作する2つのトランスミッションゲートで構成されていることである。
(4)本発明による半導体集積回路は、第1の電源電圧で動作する第1の論理回路と、第2の電源電圧で動作する第2の論理回路と、上記(1)ないし(3)のいずれかに記載のレベルシフタ回路と、上記両電源電圧の異同を検出すると共にその検出に対応した上記制御信号を上記レベルシフタ回路に入力する制御信号出力回路と、を備えたことを特徴とするものである。
本発明において、好ましい態様は、上記制御信号出力回路を、上記両電源電圧の電位差から上記両電源電圧の異同を検出する電位差検出回路とすることである。
本発明において、別の好ましい態様は、上記制御信号出力回路を、第1の論理回路に上記両電源電圧の異同状態が書込まれるレジスタを備え、このレジスタからそれに書込まれた異同状態に関して制御信号を出力するようにすることである。
本発明において、さらに別の好ましい態様は、上記制御信号出力回路は、第2の論理回路または別途の第3の論理回路のいずれかに上記両電源電圧の異同状態が書込まれると共にその状態に対応して制御信号を出力するレジスタと、このレジスタに書込まれた異同状態に関して出力されてくる制御信号の振幅を変換して出力するレベルシフタと、を備えることである。
(5)本発明による半導体集積回路は、第1の電源電圧で動作する第1の論理回路と、第2の電源電圧で動作する第2の論理回路と、上記(1)ないし(3)のいずれかに記載のレベルシフタ回路と、を備え、上記レベルシフタ回路は、両電源電圧の異同を検出すると共にその検出に対応した制御信号を外部の制御信号生成回路から供給されるようになっていることを特徴とするものである。
本発明において、好ましい態様は、上記制御信号生成回路が、CPUであり、このCPUからソフトウエア的に上記制御信号を生成されるようになっている、ことである。
(6)本発明による半導体集積回路は、第1の電源電圧で動作する第1の論理回路と、第2の電源電圧で動作する第2の論理回路と、上記(1)ないし(3)のいずれかに記載のレベルシフタ回路(第1のレベルシフタ回路)と、上記両電源電圧の異同を検出すると共にその検出に対応した上記制御信号を上記第1のレベルシフタ回路に入力する制御信号出力回路と、第2のレベルシフタ回路と、を備え、上記第2のレベルシフタ回路は、第1の論理回路からの入力信号を受けると共にこの入力信号を論理反転するもので上記第1の電源電圧で動作する第1のインバータと、上記第1のインバータで論理反転した入力信号の振幅を論理反転せずに第1の電源電圧の電位から上記第2の電源電圧の電位に変換するもので上記第2の電源電圧で動作する振幅変換回路と、上記振幅変換回路からの出力信号を受けると共にこの出力信号を論理反転する第2のインバータと、を備えていることを特徴とするものである。
本発明のレベルシフタ回路は選択回路を有する事で、振幅変換回路を通らずに信号伝達をする事ができ、信号の伝達速度を上げる事ができる。
(実施例1)
図1は本発明の実施例1にかかわり、同図で、100は第1の電源電圧、101は第2の電源電圧、110は本発明のレベルシフタ回路、111は第1の電源電圧100で動作する第1の論理回路、112は第2の電源電圧101で動作する第2の論理回路、120は第1の論理回路111の出力信号を受け第1の電源電圧100で動作する第1のインバータ、121は第1のインバータ120の出力信号を受け第1の電源電圧100の振幅を持つ信号を第2の電源電圧101の振幅を持つ信号に変換する振幅変換回路である。
図1は本発明の実施例1にかかわり、同図で、100は第1の電源電圧、101は第2の電源電圧、110は本発明のレベルシフタ回路、111は第1の電源電圧100で動作する第1の論理回路、112は第2の電源電圧101で動作する第2の論理回路、120は第1の論理回路111の出力信号を受け第1の電源電圧100で動作する第1のインバータ、121は第1のインバータ120の出力信号を受け第1の電源電圧100の振幅を持つ信号を第2の電源電圧101の振幅を持つ信号に変換する振幅変換回路である。
123は第1のインバータ120の出力と振幅変換回路121の出力とを制御信号130の状態によって切り替える選択回路であり、選択回路123の出力信号が第2の論理回路112へ伝達される構成である。
選択回路123は、制御信号130がVSSの電位(以下、Lowレベルと呼ぶ)の時に振幅変換回路121の出力を選択し、制御信号130が第2の電源電圧101の電位(以下、Hiレベルと呼ぶ)の時に、第1のインバータ120の出力を選択する様に、第1のトライステートインバータ124および第2のトライステートインバータ125で構成されている。また、図中における振幅変換回路121は代表的な回路構成を記載している。
以上の様に構成された回路において、その動作と効果を説明する。
まず、第1の電源電圧100と第2の電源電圧101が異なる場合、制御信号130にレベルシフタ回路110の外部からLowレベルを供給する。
第1の論理回路111で生成された第1の電源電圧100の振幅を持つ信号がレベルシフタ回路110内の第1のインバータ120を通り、振幅は第1の電源電圧100のまま、論理が反転して出力される。この出力信号が振幅変換回路121に入り、論理は反転せず第2の電源電圧101の振幅を持った信号として出力される。
そして、その出力信号が選択回路123内にある第1のトライステートインバータ124を通り、振幅は第2の電源電圧101のまま、再び論理が反転し、第2の論理回路112へ伝達される。
これらの動作によって、第1の電源電圧100で動作する第1の論理回路111から第2の電源電圧101で動作する第2の論理回路112へ信号を正しく伝達できる。
次に、第1の電源電圧100と第2の電源電圧101が同電位の場合、制御信号130にレベルシフタ回路110の外部からHiレベルを供給する。第1の論理回路111で生成された第1の電源電圧100の振幅を持つ信号がレベルシフタ回路110内の第1のインバータ120を通り、振幅は第1の電源電圧100のまま、論理が反転して出力される。
この出力信号を選択回路123内にある第2のトライステートインバータ125で受けるが、第1の電源電圧100と第2の電源電圧101とが同電位である為、Hiレベル、Lowレベル共に正しく認識され、振幅は第2の電源電圧101になり、再び論理が反転して出力され、第2の論理回路112へ伝達される。
これらの動作によって、第1の電源電圧100で動作する第1の論理回路111から第2の電源電圧101で動作する第2の論理回路112へ信号を正しく伝達できる。
この時、レベルシフタ回路110を通過する信号は、振幅変換回路121を通らない為、信号の伝達速度が速くなる効果を得る事ができる。
また、第1の電源電圧100と第2の電源電圧101が異なる場合においても、第1の電源電圧100が、第2のトライステートインバータ125のスイッチングレベルを上回る場合は、第1のインバータ120の出力を第2のトライステートインバータ125は正しく、Hiレベル、Lowレベルの認識をできる為、制御信号130にHiレベルを供給し、振幅変換回路121を通さない事で、信号の伝達速度が速くなる効果を得る事ができる。
なお、本実施例では、制御信号130がLowレベルの時に振幅変換回路121の出力を選択しているが、逆に、制御信号130がHiレベルの時に振幅変換回路121の出力を選択しても良い。
(実施例2)
図2は本発明の実施例2にかかわり、同図で、200は第1の電源電圧、201は第2の電源電圧、210は本発明のレベルシフタ回路、211は第1の電源電圧200で動作する第1の論理回路、212は第2の電源電圧201で動作する第2の論理回路、220は第1の論理回路211の出力信号を受け第1の電源電圧200で動作する第1のインバータ、221は第1のインバータ220の出力信号を受け第1の電源電圧200の振幅を持つ信号を第2の電源電圧201の振幅を持つ信号に変換する振幅変換回路である。
図2は本発明の実施例2にかかわり、同図で、200は第1の電源電圧、201は第2の電源電圧、210は本発明のレベルシフタ回路、211は第1の電源電圧200で動作する第1の論理回路、212は第2の電源電圧201で動作する第2の論理回路、220は第1の論理回路211の出力信号を受け第1の電源電圧200で動作する第1のインバータ、221は第1のインバータ220の出力信号を受け第1の電源電圧200の振幅を持つ信号を第2の電源電圧201の振幅を持つ信号に変換する振幅変換回路である。
223は第1のインバータ220の出力と振幅変換回路221の出力とを制御信号230の状態によって切り替える選択回路である。
222は選択回路223の出力信号を受け第2の電源電圧で動作する第2のインバータであり、第2のインバータ222の出力が第2の論理回路212へ伝達される構成である。
選択回路223は、制御信号230がVSSの電位(以下、Lowレベルと呼ぶ)の時に振幅変換回路221の出力を選択し、制御信号230が第2の電源電圧201の電位(以下、Hiレベルと呼ぶ)の時に、第1のインバータ220の出力を選択する様に、第1のトランスミッションゲート224および第2のトランスミッションゲート225で構成されている。
また、図中における振幅変換回路221は代表的な回路構成を記載している。
以上の様に構成された回路において、その動作と効果を説明する。
まず、第1の電源電圧200と第2の電源電圧201とが異なる場合、制御信号230にレベルシフタ回路210の外部からLowレベルを供給する。
第1の論理回路211で生成された第1の電源電圧200の振幅を持つ信号がレベルシフタ回路210内の第1のインバータ220を通り、振幅は第1の電源電圧200のまま、論理が反転して出力される。この出力信号が振幅変換回路221に入り、論理は反転せず第2の電源電圧201の振幅を持った信号として出力される。そして、その出力信号が選択回路223内にある第1のトランスミッションゲート224を通り、第2のインバータ222で再び論理が反転し、第2の論理回路212へ伝達される。
これらの動作によって、第1の電源電圧200で動作する第1の論理回路211から第2の電源電圧201で動作する第2の論理回路212へ信号を正しく伝達できる。
次に、第1の電源電圧200と第2の電源電圧201が同電位の場合、制御信号230にレベルシフタ回路210の外部からHiレベルを供給する。第1の論理回路211で生成された第1の電源電圧200の振幅を持つ信号がレベルシフタ回路210内の第1のインバータ220を通り、振幅は第1の電源電圧200のまま、論理が反転して出力される。この出力信号が選択回路223内にある第2のトランスミッションゲート225を通り、第2のインバータ222で受けるが、第1の電源電圧200と第2の電源電圧201が同電位である為、Hiレベル、Lowレベル共に正しく認識され、振幅は第2の電源電圧201になり、再び論理が反転して出力され、第2の論理回路212へ伝達される。
これらの動作によって、第1の電源電圧200で動作する第1の論理回路211から第2の電源電圧201で動作する第2の論理回路212へ信号を正しく伝達できる。
この時、レベルシフタ回路210を通過する信号は、振幅変換回路221を通らない為、信号の伝達速度が速くなる効果を得る事ができる。
また、第1の電源電圧200と第2の電源電圧201が異なる場合においても、第1の電源電圧200が、第2のインバータ222のスイッチングレベルを上回る場合は、第1のインバータ220の出力を第2のインバータ222は正しく、Hiレベル、Lowレベルの認識をできる為、制御信号230にHiレベルを供給し、振幅変換回路221を通さない事で、信号の伝達速度が速くなる効果を得る事ができる。
実施例1の構成に対して、レベルシフタ回路210の出力部のトランジスタ数が少なく、またトランスミッションゲート224および225は第2のインバータ222のゲート幅より小さくできる為、レベルシフタ回路210の面積を小さく構成できる。
なお、本実施例2では、制御信号230がLowレベルの時に振幅変換回路221の出力を選択しているが、逆に、制御信号230がHiレベルの時に振幅変換回路221の出力を選択しても良い。
(実施例3)
図3は本発明の実施例3にかかわり、同図で、300は第1の電源電圧、301は第2の電源電圧、310は実施例1ないしは実施例2で示したレベルシフタ回路、311は第1の電源電圧300で動作する第1の論理回路、312は第2の電源電圧301で動作する第2の論理回路である。
図3は本発明の実施例3にかかわり、同図で、300は第1の電源電圧、301は第2の電源電圧、310は実施例1ないしは実施例2で示したレベルシフタ回路、311は第1の電源電圧300で動作する第1の論理回路、312は第2の電源電圧301で動作する第2の論理回路である。
313は第1の電源電圧300と第2の電源電圧301との電位が同電位の場合に制御信号330を通じてレベルシフタ回路310の選択回路に第2の電源電圧の電位(以下、Hiレベルと呼ぶ)を出力する電位差検出回路(制御信号出力回路)である。
340は半導体集積回路であり、第1の論理回路311から出力された信号は、レベルシフタ回路310に入り、レベルシフタ回路310の出力は、第2の論理回路312に伝達される構成となっている。
以上の様に構成された回路において、その動作と効果を説明する。
まず、第1の電源電圧300と第2の電源電圧301とが異なる場合、電位差検出回路313から制御信号330を通じて、レベルシフタ回路310へVSSの電位(以下、Lowレベルと呼ぶ)が供給され、第1の論理回路311から出力された第1の電源電圧の振幅を持つ信号がレベルシフタ回路310に入り、第2の電源電圧の振幅を持つ信号に変換され、第2の論理回路312へ伝達される。
次に、第1の電源電圧300と第2の電源電圧301とが同電位の場合、電位差検出回路313から制御信号330を通じて、レベルシフタ回路310へHiレベルの信号が供給され、第1の論理回路311から出力された第1の電源電圧の振幅を持つ信号がレベルシフタ回路310に入り、第2の電源電圧の振幅を持つ信号に変換され、第2の論理回路312へ伝達される。この際、レベルシフタ回路310内部の振幅変換回路は通らずにレベルシフタ回路310から出力され、第2の論理回路312に伝達される為、信号の伝達速度が速くなる効果を得る事ができる。
なお、電位差検出回路313は、第1の電源電圧300が、レベルシフタ回路310内部の出力部(実施例1の第2のトライステートインバータ125、ないしは、実施例2の第2のインバータ222)のスイッチングレベルを上回る電位の時にHiレベルを出力する回路であっても、同様の効果を得られる。
更に、電位差検出回路313は、第1の電源電圧300と第2の電源電圧301の差が、レベルシフタ回路310内部の出力部(実施例1の第2のトライステートインバータ125、ないしは、実施例2の第2のインバータ222)のPチャンネルトランジスタの閾値よりも小さい時に、Hiレベルを出力する回路であっても、同様の効果が得られ、更に、実施例1の第2のトライステートインバータ125、ないしは、実施例2の第2のインバータ222における貫通電流を削減する事ができる。
(実施例4)
図4の(a)、(b)、(c)は本発明の実施例にかかわり、同図で、400は第1の電源電圧、401は第2の電源電圧、402は第3の電源電圧である。
図4の(a)、(b)、(c)は本発明の実施例にかかわり、同図で、400は第1の電源電圧、401は第2の電源電圧、402は第3の電源電圧である。
410は実施例1ないしは実施例2で示した第1のレベルシフタ回路である。
411は第1の電源電圧400で動作する第1の論理回路、412は第2の電源電圧401で動作する第2の論理回路、413は第3の電源電圧402で動作する第3の論理回路である。
451は第1の論理回路411内に存在する第1のレジスタ(制御信号出力回路)、450は第2の論理回路412内に存在する第2のレジスタ(制御信号出力回路)、452は第3の論理回路413内に存在する第3のレジスタ(制御信号出力回路)である。
460は第1の電源電圧400の振幅を持つ信号を第2の電源電圧401の振幅に変換する第2のレベルシフタ回路、461は第3の電源電圧402の振幅を持つ信号を第2の電源電圧401の振幅に変換する第3のレベルシフタ回路である。
440は半導体集積回路であり、第1の論理回路411から出力された信号は、レベルシフタ回路410を介して、第2の論理回路412に伝達される。
図4(a)は第2のレジスタ450の出力から第2の制御信号431が第1のレベルシフタ回路410に供給される場合を示す。
図4(b)は第1のレジスタ451から出力された制御信号が、第2のレベルシフタ回路460によって振幅変換され、第1の制御信号432として第1のレベルシフタ回路410に供給される場合を示す。
図4(c)は第3のレジスタ452から出力された制御信号が第3のレベルシフタ回路461によって振幅変換され、第3の制御信号433として第1のレベルシフタ回路410に供給される構成を示す。
以上の様に構成された回路において、その動作と効果について、図4(a)を用いて説明する。
まず、第1の電源電圧400と第2の電源電圧401とが異なる場合、第2のレジスタ450にVSSレベル(以下、Lowレベルと呼ぶ)を書き込み、制御信号431を通じて第1のレベルシフタ回路410へLowレベルを供給する。第1のレベルシフタ回路410は、制御信号431がLowレベルであるので、内部の選択回路123,223が振幅変換回路121,221の出力を選択し、第1の論理回路411から出力される第1の電源電圧400の振幅を持つ信号が、振幅変換回路121,221によって、第2の電源電圧401の振幅を持つ信号に変換され、第2の論理回路412へ伝達される。
次に、第1の電源電圧400と第2の電源電圧401とが同電位、もしくは第1の電源電圧400が第1のレベルシフタ回路410内部の出力部(実施例1の第2のトライステートインバータ125、ないしは、実施例2の第2のインバータ222)のスイッチングレベルを上回る電位の時に第2のレジスタ450に第2の電源電圧の電位(以下、Hiレベルと呼ぶ)を書込み、制御信号431を通じて第1のレベルシフタ回路410へHiレベルを供給する。第1のレベルシフタ回路410は、制御信号431がHiレベルであるので、内部の選択回路123,223が入力信号側を選択し、振幅変換回路121,221を通らずに信号が出力され、第2の論理回路412へ伝達される為、信号の伝達速度が速くなる効果を得る事ができる。
同様に、図4(b)もしくは図4(c)の構成であっても、第2のレベルシフタ回路460もしくは第3のレベルシフタ回路461によって、第1のレジスタ451もしくは第3のレジスタ452の出力信号の振幅が第2の電源電圧401に変換される事で第1のレベルシフタ回路410へ、第1の制御信号432もしくは第3の制御信号433として供給される事で同様の効果を得る事ができる。
なお、第1の制御信号432の論理がLowレベルの際に第1のレベルシフタ回路410内部の選択回路123,223が振幅変換回路121,221の出力を選ぶ様にする事で、第1の電源電圧400と第2の電源電圧401の電位差がある場合にLowレベルの電位を第1のレベルシフタ回路410に供給し、電位差が無い、もしくは第1の制御信号432を受ける第1のレベルシフタ回路410内のトランジスタのスイッチングレベルを上回る場合にHiレベルを供給する事で、第2のレベルシフタ回路460を設けなくても、同様の効果を得る事ができる。
また、第3の制御信号433の論理がLowレベルの際に第1のレベルシフタ回路410内部の選択回路123,223が振幅変換回路121,221の出力を選ぶ様にする事で、第3の電源電圧402と第2の電源電圧401とに電位差がある場合にLowレベルの電位を第1のレベルシフタ回路410に供給し、電位差が無い、もしくは第3の制御信号433を受ける第1のレベルシフタ回路410内のトランジスタのスイッチングレベルを上回る場合にHiレベルを供給する事で、第3のレベルシフタ回路461を設けなくても、同様の効果を得る事ができる。
(実施例5)
図5は本発明の実施例5にかかわり、同図で、500は第1の電源電圧、501は第2の電源電圧である。
図5は本発明の実施例5にかかわり、同図で、500は第1の電源電圧、501は第2の電源電圧である。
510は実施例1ないしは実施例2で示したレベルシフタ回路である。
511は第1の電源電圧500で動作する第1の論理回路、512は第2の電源電圧501で動作する第2の論理回路である。
540は半導体集積回路である。
550は半導体集積回路の外部にある制御信号生成回路(制御信号出力回路)である。
第1の論理回路511から出力された信号は、レベルシフタ回路510を介して、第2の論理回路512に伝達される。レベルシフタ回路510の選択回路を制御する信号は、制御信号生成回路550と制御信号530で繋がっている。
制御信号生成回路550としては、例えばCPUなどが使用でき、半導体集積回路540の外部にある電源ICと一緒にソフト的に制御を行える点で好ましい。
以上の様に構成された回路において、その動作と効果について説明する。
まず、第1の電源電圧500と第2の電源電圧501とが異なる場合、制御信号生成回路550から制御信号530を通じてVSSレベル(以下、Lowレベルと呼ぶ)をレベルシフタ回路510へ供給する。
レベルシフタ回路510は、制御信号531がLowレベルであるので、内部の選択回路が振幅変換回路の出力を選択し、第1の論理回路511から出力される第1の電源電圧500の振幅を持つ信号が、振幅変換回路によって、第2の電源電圧501の振幅を持つ信号に変換され、第2の論理回路512へ伝達される。
次に、第1の電源電圧500と第2の電源電圧501が同電位、もしくは第1の電源電圧500がレベルシフタ回路510内部の出力部(実施例1の第2のトライステートインバータ125、ないしは、実施例2の第2のインバータ222)のスイッチングレベルを上回る電位の時に制御信号生成回路550から制御信号530を通じて第2の電源電圧の電位(以下、Hiレベルと呼ぶ)をレベルシフタ回路510へ供給する。
レベルシフタ回路510は、制御信号530がHiレベルであるので、内部の選択回路が入力信号側を選択し、振幅変換回路を通らずに信号が出力され、第2の論理回路512へ伝達される為、信号の伝達速度が速くなる効果を得る事ができる。
(実施例6)
図6は本発明の実施例6にかかわり、同図で、640は半導体集積回路、600は第1の電源電圧、601は第2の電源電圧である。
図6は本発明の実施例6にかかわり、同図で、640は半導体集積回路、600は第1の電源電圧、601は第2の電源電圧である。
610は実施例1ないしは実施例2で示した第1のレベルシフタ回路、614は従来例で示した第2のレベルシフタ回路である。
611は第1の電源電圧600で動作する第1の論理回路、612は第2の電源電圧601で動作する第2の論理回路である。
613は第1のレベルシフタ610の制御信号生成回路であり、制御信号生成回路613と第1のレベルシフタ回路610は制御信号630で接続されている。
670は第1の論理回路611から出た信号が第1のレベルシフタ回路610を介して第2の論理回路612へ伝達される第1の信号、671は第1の論理回路611から出た信号が第2のレベルシフタ回路614を介して第2の論理回路612へ伝達される第2の信号である。
以上の様に構成された回路において、その動作と効果について説明する。
まず、第1の電源電圧600と第2の電源電圧601とが異なる場合、制御信号生成回路613から制御信号630を通じてVSSレベル(以下、Lowレベルと呼ぶ)を第1のレベルシフタ回路610へ供給する。
第1のレベルシフタ回路610は、制御信号630がLowレベルであるので、内部の選択回路が振幅変換回路の出力を選択し、第1の論理回路611から出力される第1の電源電圧600の振幅を持つ信号が、振幅変換回路によって、第2の電源電圧601の振幅を持つ信号に変換され、第2の論理回路612へ第1の信号670として伝達される。
この時、第2の信号671も同様に、第1の論理回路611から出力される第1の電源電圧600の振幅を持つ信号が、第2のレベルシフタ回路614内の振幅変換回路によって、第2の電源電圧601の振幅を持つ信号に変換され、第2の論理回路612へ伝達され、第1の信号670および第2の信号671は正しい論理を伝達する事ができる。
次に、第1の電源電圧600と第2の電源電圧601が同電位、もしくは第1の電源電圧600が第1のレベルシフタ回路610内部の出力部(実施例1の第2のトライステートインバータ125、ないしは、実施例2の第2のインバータ222)のスイッチングレベルを上回る電位の時に制御信号生成回路613から制御信号630を通じて第2の電源電圧の電位(以下、Hiレベルと呼ぶ)を第1のレベルシフタ回路610へ供給する。
第1のレベルシフタ回路610は、制御信号630がHiレベルであるので、内部の選択回路が入力信号側を選択し、振幅変換回路を通らずに信号が出力され、第2の論理回路612へ第1の信号670として伝達される。
この時、第2の信号671は、第2のレベルシフタ回路614内の振幅変換回路によって、第1の電源電圧600の振幅を持つ信号から第2の電源電圧601の振幅を持つ信号へ変換され、第2の論理回路612へ伝達する。
以上の様に、第1の信号670および第2の信号671は正しい論理を伝達すると同時に、第1の信号は第2の信号よりも高速に信号を伝達する事ができ、必要に応じて、第1のレベルシフタ回路610と第2のレベルシフタ回路614を混在させる事で、制御信号610の結線の容易性や、制御信号生成回路613の追加や第1のレベルシフタ回路610を使用する事による面積増加を最小限に抑える事ができる。
本発明は、高速かつ低電力を実現する半導体集積回路に用いるレベルシフタ回路として有用である。
100:第1の電源電圧
101:第2の電源電圧
110:レベルシフタ回路
111:第1の論理回路
112:第2の論理回路
120:第1のインバータ
121:振幅変換回路
123:選択回路
124:第1のトライステートインバータ
125:第2のトライステートインバータ
130:制御信号
101:第2の電源電圧
110:レベルシフタ回路
111:第1の論理回路
112:第2の論理回路
120:第1のインバータ
121:振幅変換回路
123:選択回路
124:第1のトライステートインバータ
125:第2のトライステートインバータ
130:制御信号
Claims (14)
- 第1の電源電圧で動作する第1の論理回路から入力信号を受け、第2の電源電圧で動作する第2の論理回路へ出力信号を伝達するレベルシフタ回路において、
上記入力信号の振幅を第1の電源電圧の電位から上記第2の電源電圧の電位に変換する振幅変換回路と、
上記両電源電圧が異なる場合は上記振幅変換回路の出力を出力信号として選択出力し上記両電源電圧が同電位の場合は上記入力信号を出力信号として選択出力する選択回路と、
を備えたレベルシフタ回路。 - 上記選択回路は、上記入力信号と上記振幅変換回路からの入力信号とを個別に受ける2つのトライステートインバータを含み、
一方のトライステートインバータは、上記両電源電圧が異なることを示す制御信号の入力に応答して上記振幅変換回路の出力を選択し、
他方のトライステートインバータは、上記両電源電圧が同電位であることを示す制御信号の入力に応答して上記入力信号を選択する、請求項1に記載のレベルシフタ回路。 - 上記選択回路の出力側にインバータを備えると共に、
上記選択回路は、上記入力信号と上記振幅変換回路からの入力信号とを個別に受ける2つのトランスミッションゲートを含み、
一方のトランスミッションゲートは、上記両電源電圧が異なることを示す制御信号の入力に応答して上記振幅変換回路の出力を選択し、
他方のトランスミッションゲートは、上記両電源電圧が同電位であることを示す制御信号の入力に応答して上記入力信号を選択する、請求項1に記載のレベルシフタ回路。 - 第1の電源電圧で動作する第1の論理回路から入力信号を受け、第2の電源電圧で動作する第2の論理回路へ出力信号を伝達するレベルシフタ回路において、
第1の論理回路からの入力信号を受けると共にこの入力信号を論理反転するもので上記第1の電源電圧で動作する第1のインバータと、
上記第1のインバータで論理反転した入力信号の振幅を論理反転せずに第1の電源電圧の電位から上記第2の電源電圧の電位に変換するもので上記第2の電源電圧で動作する振幅変換回路と、
第1のインバータの出力信号と上記振幅変換回路からの振幅が変換された入力信号とを入力すると共に上記両電源電圧が異なるときは上記振幅変換回路からの入力信号を、また、上記両電源電圧が同電位のときは第1のインバータの出力信号を選択し、論理反転して出力信号として伝達するもので上記第2の電源電圧で動作する選択回路と、
を備えたレベルシフタ回路。 - 上記選択回路は、それぞれ上記第1のインバータを介する上記振幅変換回路からの入力信号と第1のインバータの出力信号とを個別に受けると共にこれら入力信号を論理反転しかつ上記両電源電圧の異同に応じた制御信号によりいずれか一方がオンで他方がオフするよう設けられ、かつ、第2の電源電圧で動作する2つのトライステートインバータで構成されている、請求項4に記載のレベルシフタ回路。
- 第1の電源電圧で動作する第1の論理回路から入力信号を受け、第2の電源電圧で動作する第2の論理回路へ出力信号を伝達するレベルシフタ回路において、
第1の論理回路からの入力信号を受けると共にこの入力信号を論理反転するもので上記第1の電源電圧で動作する第1のインバータと、
上記第1のインバータで論理反転した入力信号の振幅を論理反転せずに第1の電源電圧の電位から上記第2の電源電圧の電位に変換するもので上記第2の電源電圧で動作する振幅変換回路と、
第1のインバータの出力信号と上記振幅変換回路からの振幅が変換された入力信号とを入力すると共に上記両電源電圧が異なるときは上記振幅変換回路からの入力信号を、また、上記両電源電圧が同電位かまたは第1の電源電圧が後記第2のインバータのスイッチングレベルを上回るときは第1のインバータの出力信号を選択し、出力信号として伝達するもので上記第2の電源電圧で動作する選択回路と、
上記選択回路から伝達される出力信号を論理反転して出力するもので上記第2の電源電圧で動作する第2のインバータと、
を備えたレベルシフタ回路。 - 上記選択回路は、それぞれ上記第1のインバータを介する上記振幅変換回路からの入力信号と第1のインバータの出力信号とを個別に受けると共に上記両電源電圧の異同に応じた制御信号によりいずれか一方がオンで他方がオフするよう設けられ、かつ、第2の電源電圧で動作する2つのトランスミッションゲートで構成されている、請求項6に記載のレベルシフタ回路。
- 第1の電源電圧で動作する第1の論理回路と、
第2の電源電圧で動作する第2の論理回路と、
請求項1ないし5のいずれかに記載のレベルシフタ回路と、
上記両電源電圧の異同を検出すると共にその検出に対応した上記制御信号を上記レベルシフタ回路に入力する制御信号出力回路と、
を備えた請求項7に記載の半導体集積回路。 - 上記制御信号出力回路は、上記両電源電圧の電位差から上記両電源電圧の異同を検出する電位差検出回路である、請求項8に記載の半導体集積回路。
- 上記制御信号出力回路は、第1の論理回路に上記両電源電圧の異同状態が書込まれるレジスタを備え、このレジスタからそれに書込まれた異同状態に関して制御信号を出力するようになっている、請求項8に記載の半導体集積回路。
- 上記制御信号出力回路は、第2の論理回路または別途の第3の論理回路のいずれかに上記両電源電圧の異同状態が書込まれると共にその状態に対応して制御信号を出力するレジスタと、このレジスタに書込まれた異同状態に関して出力されてくる制御信号の振幅を変換して出力するレベルシフタと、を備える、請求項8に記載の半導体集積回路。
- 第1の電源電圧で動作する第1の論理回路と、
第2の電源電圧で動作する第2の論理回路と、
請求項1ないし7のいずれかに記載のレベルシフタ回路と、
を備え、
上記レベルシフタ回路は、両電源電圧の異同を検出すると共にその検出に対応した制御信号を外部の制御信号生成回路から供給されるようになっている半導体集積回路。 - 上記制御信号生成回路が、CPUであり、このCPUからソフトウエア的に上記制御信号を生成されるようになっている、請求項12に記載の半導体集積回路。
- 第1の電源電圧で動作する第1の論理回路と、
第2の電源電圧で動作する第2の論理回路と、
請求項1ないし7のいずれかに記載のレベルシフタ回路(第1のレベルシフタ回路)と、
上記両電源電圧の異同を検出すると共にその検出に対応した上記制御信号を上記第1のレベルシフタ回路に入力する制御信号出力回路と、
第2のレベルシフタ回路と、を備え、
上記第2のレベルシフタ回路は、第1の論理回路からの入力信号を受けると共にこの入力信号を論理反転するもので上記第1の電源電圧で動作する第1のインバータと、上記第1のインバータで論理反転した入力信号の振幅を論理反転せずに第1の電源電圧の電位から上記第2の電源電圧の電位に変換するもので上記第2の電源電圧で動作する振幅変換回路と、上記振幅変換回路からの出力信号を受けると共にこの出力信号を論理反転する第2のインバータと、を備えている、半導体集積回路。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10560084B2 (en) | 2017-09-08 | 2020-02-11 | Toshiba Memory Corporation | Level shift circuit |
-
2008
- 2008-01-22 JP JP2008011175A patent/JP2009177280A/ja active Pending
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US10560084B2 (en) | 2017-09-08 | 2020-02-11 | Toshiba Memory Corporation | Level shift circuit |
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