JP2009176704A - プラズマディスプレイパネル、プラズマディスプレイパネルの製造方法、及びプラズマディスプレイ装置 - Google Patents
プラズマディスプレイパネル、プラズマディスプレイパネルの製造方法、及びプラズマディスプレイ装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009176704A JP2009176704A JP2008138343A JP2008138343A JP2009176704A JP 2009176704 A JP2009176704 A JP 2009176704A JP 2008138343 A JP2008138343 A JP 2008138343A JP 2008138343 A JP2008138343 A JP 2008138343A JP 2009176704 A JP2009176704 A JP 2009176704A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- discharge
- plasma display
- display panel
- cell
- phosphor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Gas-Filled Discharge Tubes (AREA)
- Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)
Abstract
【解決手段】本PDP10は、パネル全面もしくは一部の領域で、セル40における隔壁8構造のうち、上側の隔壁部(横リブ8A)が下側の隔壁部(横リブ8B)よりも高い構造である。上側の隔壁部により外光aの入射が遮られる。また、上側の隔壁部により内光bが斜め下方向へ出射されやすくなる。また、セル40における上側の隔壁部に形成される蛍光体9の膜厚が下側の隔壁部に形成される蛍光体9の膜厚よりも厚い構造としてもよい。
【選択図】図1
Description
図10,図11を用いて、前提となる従来技術例のPDPについて簡単に説明する。図10は、従来PDPの縦方向(y)の断面の一部概略を示している。パネル厚さ方向(z)における右側から左側へ向かう矢印がパネル正面の視線方向Sである。y方向における上側がパネル上部、下側がパネル下部である。
図1等を用いて、本発明の実施の形態1(構成1A)のPDP10について説明する。実施の形態1は、排気パス50が存在しボックス型の隔壁8構造及びセル構造を持つPDP10において、各セルを囲む4辺のリブ(図1では8A,8B,8C)のうち、1つのセルの重心(図1では点G)に対して、対称に配置される少なくとも一組の2辺のリブ(8Aと8B)の高さが互いに異なるものである。上記重心(G)とは、例えば、x−y面での平面視でのセル(発光領域)の中心のことである。具体的に、セルの上側に位置するリブ8(上辺部8A)を、セルの下側に位置するリブ8(下辺部8B)を含む他のリブ8よりも高くするものである。本セル構造は、パネル10の全面で適用される。
上記に加えてさらに効果を得るためには、以下のような構成例がある。下辺部8Bの高さhrbに係わり、前面基板1側に配置された表示電極2(X,Y)を構成する電極の少なくとも一部(本例ではバス電極)が、不透明材料(低い可視光透過性の材料)で形成された不透明電極とする。そして、下辺部8Bの高さhrbが、例えば、当該不透明電極の電極幅L(y方向の長さ)の0.58倍以上、1.73倍以下の範囲(0.58L≦hrb≦1.73L:後述の式(3))にあることが望ましい。
上記式(1)を満足することにより、セル下側リブ(8B)の蛍光膜(9b)面への外光入射を、不透明電極(金属バス電極)(EX)で遮蔽でき、反射輝度を大幅に低減することが可能となる。
一般的に室内照明のある室内環境でPDPを鑑賞する場合には、外光はPDPの斜め上方から照射されることが殆どであり、JEITAでの規格を参照すれば、入射角度θは、ほぼ30°から60°の間である(30°≦θ≦60°:θ条件(1))。さらに最も一般的には、θは、35°から45°の間である(35°≦θ≦45°:θ条件(2))。
また、不透明電極(EX)の幅Lは、具体的に、配線抵抗などの駆動条件、設計条件を考慮すると、例えば40μmから80μmの範囲である(40μm≦L≦80μm:L条件(1))。
また、さらに最も一般的には前述のθ条件(2):35°≦θ≦45°である。このとき、リブ(8B)の高さhrbは、不透明電極(EX)の幅Lの1.00(=1/tan45°)倍以上、1.43(≒1/tan35°)倍以下の範囲であることが望ましい。即ち、hrbの条件(2)として下記式(5)である。
具体的には、前述同様にL条件(1)を考慮すると、hrbは、40μm(=1.00×40μm)から114μm(≒1.43×80μm)の範囲にあることが望ましい。即ち、hrbの条件(2’)として下記式(6)である。
このように、セルの下側のリブ(8B)の高さと不透明電極(金属バス電極)(EX)の幅Lとを上述した関係とすることで、外光反射輝度を大幅に抑制できる。このことは、図11で示した領域Cの反射輝度を低下させることに相当する。これにより、セルからの外光反射を抑制、即ちパネル反射率が抑制されるので、明室コントラスト向上(改善)効果が得られる。
また、別の構成例として図14(b)に示すように、(a)のような従来(基本)のセル構造に対し、隔壁8構造として、前面基板1(第1構造体11)に近い側のセル開口部分(40)を小さくする構造(Awb>Awt)を加えることで、前述した効果をより一層得ることができる。すなわち、従来の構成では図14(a)に示すように、隔壁8における前面基板1(第1構造体11)に近い側のセル開口部の幅Awtに対して、背面基板5(第2構造体12)側の底部の幅Awbが同等もしくは小さくなっている。それに対し、図14(b)の構成では、幅Awtに対して幅Awbを大きくする構成(Awb>Awt)とする。具体的に、セル上側のリブ(8A)及び下側のリブ(8B)は、z方向でセル内側寄りに少し傾く形である。これにより、セル内への外光入射をより一層抑制できるため、前述の効果を得ることができる。この構造は、例えば隔壁8を基板(背面基板5)に対して斜めに形成することで可能となる。
さらに、本構成(図1)では、梯子状のリブ8間に、x方向に伸びる排気パス50(放電空間13での隙間)を有する。排気パス50は、公知の排気及びガス封入工程等で使用される。また、図1(b),(c)のように、第1構造体11と第2構造体12との間の放電空間(基板間領域)13においては、高い方の上辺部8Aの高さhraに応じて、z方向で一定距離が確保されている。また、その一定距離内で、高さhraの横リブ8Aの頂上面と、前面側の基板(保護膜4)との間の隙間に、排気パスを設ける場合を示している。これは、当該排気パスを設けない場合は、密着状態として構わない。また、高さが低い方の下辺部8Bでは、第1構造体11(保護膜4)との間に隙間が生じており、その隙間がy方向での排気パスとなる。当該排気パスは、x方向の排気パス50とつながっている。よって、これら下辺部8Bの上側の排気パスを含む全体の排気パスを使用することで、排気効率を向上でき、パネル品質向上につながる。なお、排気パス50の有無や詳細は本構成以外にも可能である。例えば図1の排気パス50を無くしてボックスリブ構造とすることも可能である。
図16には、別の構成例として上記ボックスリブ構造とした場合を示している。即ち、縦方向(y)で隣接するセルにおける高さの異なる横リブ(8A,8B)同士を一体化することでボックス状の隔壁8構造とした場合である。前述の高さhrbの横リブ8Bと、高さhraの横リブ8Aとが一体化され、隣接セル間を区画する横リブ8Dとなっている。
さらには、変形例として、図13(a)〜(d)に示すような各種セル構造でも可能である。x−y面における形状が異なる例であり、いずれもセルの重心(中心)の点Gに対し前述の条件を満たす隔壁8構造である。(a)は長方形の場合である。上辺部8A及び左右辺部8Cの高さがhraで、下辺部8Bのみ高さがhrbである。(b)は第1の六角形の場合である。上半分側の3辺の高さがhraで、下半分側の3辺の高さがhrbである。(c)は第2の六角形の場合である。上側の2辺の高さがhraで、他の辺の高さがhrbである。(d)は円形の場合である。上半分側の周の高さがhraで、下半分側の周の高さがhrbである。
次に、図2を用いて、本発明の実施の形態2(構成1B)のPDP10について説明する。実施の形態2は、実施の形態1と主な特徴(hra>hrb)は共通である。実施の形態2では、実施の形態1と同様のボックス型のリブ8構造などを持つPDP10において、各セルにおける一部のリブ8の高さを従来よりも低く変えるものであり、具体的に、セルの下側に位置するリブ8(下辺部8B)を、セルの上側に位置するリブ8(上辺部8A)を含む他のリブ8よりも低くするものである。
次に、図5を用いて、本発明の実施の形態3(構成1C)のPDP10について説明する。実施の形態3では、実施の形態1等(実施の形態2でも同様)と同様の構成に加えて更に、横リブ(8A,8B)の幅(y方向長さ)を変える構成である。具体的に、セルの上側の横リブ(上辺部)8Aの幅をWra、下側の横リブ(下辺部)8Bの幅をWrbとしたとき、Wra>Wrbとする。
次に、本発明の実施の形態4のPDP10について説明する。実施の形態4は、前記実施の形態1等の構成において更に、リブ8の材料を、黒リブ、即ち低反射性リブ材とする。形状は例えば図1同様であるので省略する。各実施の形態においてリブ8の材料は特に限定されないが、本構成とすることにより、当該黒リブの低反射性(外光aの反射抑制(吸収等))により、総合的に、前述した外光反射抑制の効果によるコントラスト改善効果が高くなる。
次に、図6を用いて、本発明の実施の形態5(構成2A)のPDP10について説明する。実施の形態5は、セル内に形成される蛍光体9の膜面(底面部と上下左右4つの側面部)のうち、セルの上側面に位置する蛍光体9の膜の反射率を高くする構成である。具体的には、蛍光膜9の厚みをセル内で変えるものであり、特に、上側面(上辺部8A)に位置する蛍光膜9Aを下側面(下辺部8B)に位置する蛍光膜9Bよりも厚くする構成である。
図7において、実施の形態5のPDP10の蛍光体9の形成方法(プロセス)について示している。本方法では、第2構造体12側における蛍光体印刷工程で、スクリーン印刷により、蛍光体ペースト90を、セル内(リブ8間)に充填する。次に、乾燥工程では、乾燥時にセル内での蛍光体膜形状が決まる。本方法と比較して従来方法の乾燥工程の場合には、基板(第2構造体12)を水平方向に保持した状態で蛍光体ペースト90を乾燥させる。これにより、セル内のy方向の上下で対称的な厚さで一様に蛍光膜9が形成される。一方、本方法の乾燥工程では、基板(第2構造体12)を傾斜させた状態で蛍光体ペースト90を乾燥させる。これにより、実施の形態5の構成のように、セル内で偏在する蛍光膜9、即ちy方向の上下の位置に応じて厚さが異なる膜が形成される。
次に、図8を用いて、本発明の実施の形態6(構成2B)のPDP10について説明する。実施の形態6は、セル内に形成される蛍光体9の膜面のうち、セルの上側面(上辺部8A)に位置する蛍光体9(側面部)の膜の反射率を高くする構成である。具体的には、特に、当該一部の蛍光膜を二層蛍光膜9Cとし、この2層蛍光膜9Cは、下層の光反射層(光反射材)9Eと、その上層の蛍光膜とから構成される。セル内で二層蛍光膜9C以外の部位は、単一層の蛍光膜9Dとなる。下層の光反射層9Eは、例えば酸化チタン層とし、セル内で当該層の形成を偏在させる。上層の蛍光膜は、従来同様の蛍光体形成方法による概略一定の厚さ(dcとする)とし、例えば実施の形態1の蛍光膜9よりも薄くする。上層の蛍光膜は、二層蛍光膜9Cと単一層の蛍光膜9Dとで連続する。
次に、図9を用いて、本発明の実施の形態7のPDP10について説明する。実施の形態7は、パネル10画面内の位置に応じて、実施の形態1等のセル構造(第1の構造)と、この第1のセル構造を上下反転したセル構造(第2の構造)とを合わせて適用し、パネル10全体で所定の光出射指向性を付与するものである。具体的に、パネル10の中央部Bよりも上部Aでは第1の構造を適用し、下部Cでは第2の構造を適用する構成である。本構成により、明室コントラスト向上に加えて特に正面輝度向上の効果が得られる。
Claims (21)
- 放電を形成するための放電ガスが封入された放電空間と、前記放電空間で隔壁により区画された複数の放電セルと、前記隔壁間に前記放電で発生する紫外線による励起で可視光を発光する蛍光体と、前記放電セルに電圧を印加するための表示電極と、を少なくとも有するプラズマディスプレイパネルであって、
本パネルの全面もしくは一部の領域で、前記放電セルを構成する複数辺の隔壁部の内、当該放電セルを平面視したときの中心に対して対称に配置される、少なくとも一組の2辺の隔壁部の高さが互いに異なること、を特徴とするプラズマディスプレイパネル。 - 請求項1記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、
前記放電セルを構成する複数辺の隔壁部の内、当該放電セルにおける上側に配置される隔壁部の高さhaが下側に配置される隔壁部の高さhbよりも高いこと、を特徴とするプラズマディスプレイパネル。 - 請求項2記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、
前記放電セルにおける上側に配置される隔壁部の頂上部分の幅waが下側に配置される隔壁部の頂上部分の幅wbよりも広いこと、を特徴とするプラズマディスプレイパネル。 - 請求項2記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、
前記放電セルにおける左右に位置する隔壁部の高さhcは、前記下側に配置される隔壁部の高さhbと同じであること、を特徴とするプラズマディスプレイパネル。 - 請求項2記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、
前記放電セルにおける左右に位置する隔壁部の高さhcは、前記上側に配置される隔壁部の高さhaと同じであること、を特徴とするプラズマディスプレイパネル。 - 請求項2記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、
前記放電セルにおける左右に位置する隔壁部の高さhcは、前記上側に配置される隔壁部の高さhaよりも低く前記下側に配置される隔壁部の高さhbよりも高いこと、を特徴とするプラズマディスプレイパネル。 - 請求項2記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、
前記高さhaと高さhbの差Δhabが、
(1)Δhabが15μm以上
(2)Δhabが0.1×ha以上
上記2つの条件のうち少なくとも一方を満足すること、を特徴とするプラズマディスプレイパネル。 - 請求項2記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、
前記表示電極を構成する電極の少なくとも一部が、不透明材料で形成された不透明電極であり、前記高さhbは、前記不透明電極の幅Lの0.58倍以上、1.73倍以下の範囲にあること、を特徴とするプラズマディスプレイパネル。 - 請求項2記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、
前記表示電極を構成する電極の少なくとも一部が、不透明材料で形成された不透明電極であり、前記高さhbは、前記不透明電極の幅Lの1.00倍以上、1.43倍以下の範囲にあること、を特徴とするプラズマディスプレイパネル。 - 請求項2記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、
前記高さhbは、23μmから138μmの範囲にあること、を特徴とするプラズマディスプレイパネル。 - 請求項2記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、
前記高さhbは、40μmから114μmの範囲にあること、を特徴とするプラズマディスプレイパネル。 - 請求項3記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、
前記幅waと幅wbの差Δwが、
(1)Δwが15μm以上
(2)Δwが0.1×wa以上
上記2つの条件のうち少なくとも一方を満足すること、を特徴とするプラズマディスプレイパネル。 - 請求項1記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、
前記放電セルにおける隔壁部を構成する材料が、反射率の低い黒色の材料で構成されていること、を特徴とするプラズマディスプレイパネル。 - 放電を形成するための放電ガスが封入された放電空間と、前記放電空間で隔壁により区画された複数の放電セルと、前記隔壁間に前記放電で発生する紫外線による励起で可視光を発光する蛍光体と、前記放電セルに電圧を印加するための表示電極と、を少なくとも有するプラズマディスプレイパネルであって、
前記放電セルにおける上側の隔壁部に形成される前記蛍光体により構成される蛍光膜の反射率が、下側の隔壁部に形成される前記蛍光体により構成される蛍光膜の反射率よりも高いこと、を特徴とするプラズマディスプレイパネル。 - 放電を形成するための放電ガスが封入された放電空間と、前記放電空間で隔壁により区画された複数の放電セルと、前記隔壁間に前記放電で発生する紫外線による励起で可視光を発光する蛍光体と、前記放電セルに電圧を印加するための表示電極と、を少なくとも有するプラズマディスプレイパネルであって、
前記放電セルにおける上側の隔壁部に形成される前記蛍光体の膜厚が下側の隔壁部に形成される前記蛍光体の膜厚よりも厚いこと、を特徴とするプラズマディスプレイパネル。 - 放電を形成するための放電ガスが封入された放電空間と、前記放電空間で隔壁により区画された複数の放電セルと、前記隔壁間に前記放電で発生する紫外線による励起で可視光を発光する蛍光体と、前記放電セルに電圧を印加するための表示電極と、を少なくとも有するプラズマディスプレイパネルであって、
前記放電セルにおける上側の隔壁部には、前記蛍光体の発光を反射する反射層とその上の前記蛍光体の膜とが形成され、下側の隔壁部には前記蛍光体の膜のみが形成されること、を特徴とするプラズマディスプレイパネル。 - 請求項16記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、
前記放電セル内には、前記隔壁間で前記上側の隔壁部を含む領域に前記反射層が形成され、その上に前記隔壁間の全体の領域で前記蛍光体の膜が一定の厚さで形成されること、を特徴とするプラズマディスプレイパネル。 - 放電を形成するための放電ガスが封入された放電空間と、前記放電空間で隔壁により区画された複数の放電セルと、前記隔壁間に前記放電で発生する紫外線による励起で可視光を発光する蛍光体と、前記放電セルに電圧を印加するための表示電極と、を少なくとも有するプラズマディスプレイパネルであって、
本パネル上部では、前記放電セルにおける上側の隔壁部が下側の隔壁部よりも高い第1の構造を有し、
本パネル下部では、前記放電セルにおける下側の隔壁部が上側の隔壁部よりも高い第2の構造を有すること、を特徴とするプラズマディスプレイパネル。 - 放電を形成するための放電ガスが封入された放電空間と、前記放電空間で隔壁により区画された複数の放電セルと、前記隔壁間に前記放電で発生する紫外線による励起で可視光を発光する蛍光体と、前記放電セルに電圧を印加するための表示電極と、を少なくとも有するプラズマディスプレイパネルであって、
本パネル上部では、前記放電セルにおける上側の隔壁部に形成される前記蛍光体の反射率が下側の隔壁部に形成される前記蛍光体の反射率よりも高い第1の構造を有し、
本パネル下部では、前記放電セルにおける下側の隔壁部に形成される前記蛍光体の反射率が上側の隔壁部に形成される前記蛍光体の反射率よりも高い第2の構造を有すること、を特徴とするプラズマディスプレイパネル。 - 放電を形成するための放電ガスが封入された放電空間と、前記放電空間で隔壁により区画された複数の放電セルと、前記隔壁間に前記放電で発生する紫外線による励起で可視光を発光する蛍光体と、前記放電セルに電圧を印加するための表示電極と、を少なくとも有するプラズマディスプレイパネルの製造方法であって、
前記放電セルにおける前記蛍光体の形成工程において、蛍光体ペーストの乾燥工程で基板構造体が傾く状態とすることにより、前記蛍光体の膜厚の分布として前記放電セルにおける上側の隔壁部に形成される前記蛍光体の膜厚が下側の隔壁部に形成される前記蛍光体の膜厚よりも厚くなるように形成すること、を特徴とするプラズマディスプレイパネルの製造方法。 - 請求項1〜19のいずれか一項に記載のプラズマディスプレイパネルと、当該パネルを駆動するための駆動回路と、当該パネルに映像を表示するための映像信号器とを有するプラズマディスプレイ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008138343A JP5086896B2 (ja) | 2007-12-27 | 2008-05-27 | プラズマディスプレイパネル、プラズマディスプレイパネルの製造方法、及びプラズマディスプレイ装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007335437 | 2007-12-27 | ||
JP2007335437 | 2007-12-27 | ||
JP2008138343A JP5086896B2 (ja) | 2007-12-27 | 2008-05-27 | プラズマディスプレイパネル、プラズマディスプレイパネルの製造方法、及びプラズマディスプレイ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009176704A true JP2009176704A (ja) | 2009-08-06 |
JP5086896B2 JP5086896B2 (ja) | 2012-11-28 |
Family
ID=41031568
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008138343A Expired - Fee Related JP5086896B2 (ja) | 2007-12-27 | 2008-05-27 | プラズマディスプレイパネル、プラズマディスプレイパネルの製造方法、及びプラズマディスプレイ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5086896B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003031130A (ja) * | 2001-07-13 | 2003-01-31 | Pioneer Electronic Corp | プラズマディスプレイパネル |
JP2007066660A (ja) * | 2005-08-30 | 2007-03-15 | Pioneer Electronic Corp | プラズマディスプレイパネル |
-
2008
- 2008-05-27 JP JP2008138343A patent/JP5086896B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003031130A (ja) * | 2001-07-13 | 2003-01-31 | Pioneer Electronic Corp | プラズマディスプレイパネル |
JP2007066660A (ja) * | 2005-08-30 | 2007-03-15 | Pioneer Electronic Corp | プラズマディスプレイパネル |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5086896B2 (ja) | 2012-11-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR20000067640A (ko) | 외광반사가 저감된 플라즈마 디스플레이 및 그 제조방법 | |
US7218043B2 (en) | Plasma display panel with light guides for improving contrast | |
JP4357496B2 (ja) | プラズマ表示パネル | |
JP4382742B2 (ja) | プラズマディスプレイパネル | |
JP5086896B2 (ja) | プラズマディスプレイパネル、プラズマディスプレイパネルの製造方法、及びプラズマディスプレイ装置 | |
US8053963B2 (en) | Display device and optical filter | |
JP4111416B2 (ja) | プラズマディスプレイパネル及びその製造方法 | |
JP2010129402A (ja) | プラズマディスプレイパネル | |
JP2008053030A (ja) | 入射角制限板及びそれを用いたプラズマディスプレイパネル | |
JP4263380B2 (ja) | プラズマディスプレイパネル | |
JP4547883B2 (ja) | 自発光型パネル表示装置 | |
JP2009301881A (ja) | プラズマディスプレイパネル | |
KR100551025B1 (ko) | 플라즈마 디스플레이 장치 | |
KR100589356B1 (ko) | 플라즈마 디스플레이 패널 | |
US20080303404A1 (en) | Plasma display panel | |
KR100627319B1 (ko) | 플라즈마 디스플레이 패널 | |
JP5028318B2 (ja) | プラズマディスプレイパネルおよびプラズマディスプレイ装置 | |
KR100696524B1 (ko) | 플라즈마 디스플레이 패널 및, 그것의 제조 방법 | |
KR100589333B1 (ko) | 플라즈마 디스플레이 패널 | |
JP2006351260A (ja) | プラズマディスプレイパネル | |
JPWO2008041279A1 (ja) | プラズマディスプレイパネル | |
US20090134794A1 (en) | Plasma display panel | |
JP2009004108A (ja) | プラズマディスプレイパネル | |
JP2009129834A (ja) | プラズマディスプレイパネル | |
JP2006351262A (ja) | プラズマディスプレイパネル |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110304 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120224 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120228 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120426 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120529 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120730 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120814 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120907 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150914 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |