JP2008305676A - プラズマディスプレイパネル - Google Patents
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Abstract
【課題】主に、蛍光体による拡散反射の影響を低減または防止することで、コントラストを向上してパネルのセット性能を高くできることである。
【解決手段】本PDP10は、表示電極(31,32)対を備える第1の基板構造体(背面部)201と、アドレス電極33を備え表示面を持つ第2の基板構造体(前面部)202と、隔壁23と、隔壁23間の蛍光体層24とを備える。そして、アドレス電極33の幅(d2)は、隔壁23間の蛍光体24の底面部24−1の幅(d1)と同じまたはそれよりも大きくする。これにより、蛍光体24の底面部24−1での拡散反射がほぼ抑制される。
【選択図】図2
【解決手段】本PDP10は、表示電極(31,32)対を備える第1の基板構造体(背面部)201と、アドレス電極33を備え表示面を持つ第2の基板構造体(前面部)202と、隔壁23と、隔壁23間の蛍光体層24とを備える。そして、アドレス電極33の幅(d2)は、隔壁23間の蛍光体24の底面部24−1の幅(d1)と同じまたはそれよりも大きくする。これにより、蛍光体24の底面部24−1での拡散反射がほぼ抑制される。
【選択図】図2
Description
本発明は、プラズマディスプレイパネル(PDP)及びその表示装置(プラズマディスプレイ装置:PDP装置)に関し、特に、透過型PDPに関する。
AC(交流駆動)型のPDP装置では、放電による蛍光体からの発光の利用の仕方として、初期には透過型も検討されていたが、発光効率の点で不足と考えられたこと等から、現状の反射型の構造が主流になっている。尚ここで、透過型とは、表示面を持つ前面部側にアドレス電極(Aで表す)及び蛍光体などが配置され、背面部側に表示電極が配置されるものを指しており、反射型とは、その逆のものを指している。表示電極は、表示期間での放電(維持放電)に用いる、維持電極(Xで表す)、走査電極(Yで表す)等である。
ただし、最近においても、一部、下記のような透過型PDPの改良検討がなされているものもある。三電極・透過型PDPとしては、特開2004−356063号公報(特許文献1)、及び特開2004−14372号公報(特許文献2)に記載のものがある。また、四電極・透過型PDPとしては、特許第3437596号公報(特許文献3)に記載のものがある。
また、外光反射抑制のためにパネル前面に設ける偏光素子の技術として、例えば特開2003−227933号公報(特許文献4)記載のものがある。
特開2004−356063号公報
特開2004−14372号公報
特許第3437596号公報
特開2003−227933号公報
従来の透過型PDPについては、発光効率などの様々な点について検討・改良の余地があった。特に、パネルの拡散反射は、主に蛍光体(特に底面部)により発生しており、これによって外光反射によりコントラストを下げる問題がある。パネルのセット性能(パネル前面の光学フィルタで黒輝度を一定に調整した場合の性能)は、パネルの発光効率(Aとする)と、パネルの拡散反射率(Bとする)とが影響し、パネルの拡散反射率(B)が大きいとセット性能が低下する。セット性能の評価指標は、A/√Bである。
本発明は以上のような問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、PDPの技術において、主に、蛍光体による拡散反射の影響を低減または防止することで、コントラストを向上してパネルのセット性能を高くできることである。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。前記目的を達成するために、本発明は、透過型PDPを基本として、以下に示す構成を有することを特徴とする。まず、本PDP(透過型PDP)は、放電ガスが封入される放電空間を挟む第1と第2の基板構造体を有し、電極群により表示セル群が構成されるものであって、第1の基板構造体(背面部)に、第1のガラス基板に対し例えば第1の誘電体層で覆われ第1方向に伸びる表示電極(X,Y)対を有し、第2の基板構造体(前面部)に、第2のガラス基板に対し例えば第2の誘電体層で覆われ第2方向に伸びるアドレス電極(A)を有し、第1の基板構造体が背面側、第2の基板構造体が前面側に配置されるものである。なお説明のために、本PDPにおいて、前面部の側を第2の基板構造体、背面部の側を第1の基板構造体と称する。
また、本PDPでは、第2の基板構造体に、放電空間を分離するように少なくとも第2方向に伸びて形成される隔壁と、隔壁間に放電空間に露出して形成される各色の蛍光体(蛍光体層)とを有する。隔壁は、例えば、前面部の基板に対しサンドブラスト等により形成される。蛍光体は、隔壁間に、前面部(第2のガラス基板)側のアドレス電極に対応する面(例えば第2の誘電体層の面)に形成される底面部を有する。また例えば、隔壁には半光透過性を持たせることで、パネル(透過型PDP)の発光効率を高める。
本PDPは、蛍光体による拡散反射の影響を低減すること等に対応して、例えば以下(1)〜(3)等の構成を有する。
(1)本PDPでは、主な特徴として、表示セル等において、パネルの前面(表示面)側から見て、隔壁間の蛍光体(特に底面部)がアドレス電極により隠されて見えない構成を有する。換言すれば、隔壁間の蛍光体(底面部)の幅(d1)と、アドレス電極の幅(d2)とにおいて、d1≦d2となる構成を有する。これにより、蛍光体(底面部)による拡散反射が、アドレス電極により遮られることで低減または防止される。よって、パネルの拡散反射率(B)が小さくなり(パネルが概ね正反射性になる)、コントラストが向上する。
(1A)例えば、隔壁間の蛍光体底面部の幅(d1)とアドレス電極の幅(d2)とをほぼ同じにすることにより、前面側から見て蛍光体(底面部)がアドレス電極により隠される(d1≒d2)。
(1B)例えば、隔壁間の蛍光体底面部の幅(d1)よりもアドレス電極の幅(d2)を大きくすることにより、蛍光体底面部だけでなく隔壁の側面の端部(辺)がアドレス電極により隠される(d1<d2)。これにより、隔壁(形成のムラ)を原因とする表示面でのムラが低減または防止される。
(1C)また更に、アドレス電極(中心)の直下の位置、特にアドレス電極と走査電極とが交差する領域(アドレス放電位置)に対応して、蛍光体底面部の一部を設けない構成、換言すれば欠け部を設ける構成とする。これにより、アドレス電極を用いた放電が発生させやすくなる。
(2)他のPDPにおいて、前面側から見て隔壁間の蛍光体が見えないように、第2の基板構造体(第2のガラス基板)側の隔壁間の面(第2の誘電体層など)に、蛍光体(底面部)を設けない構成とする。例えば隔壁側面にのみ蛍光体(蛍光体側面部)を設ける構成とする。アドレス電極の幅(d2)は、蛍光体底面部の幅(d1)よりも小さくて構わない。これにより、上記(1)と同様、蛍光体による拡散反射が防止される。
(3)また更に、上記(1),(2)において、パネル(概ね正反射性)の前面側に、(3A)外光反射抑制のための偏光素子を設ける構成、及び/又は、(3B)近赤外線遮蔽または吸収層を設けない構成、とする。上記(1),(2)のパネルでは、蛍光体による拡散反射成分が少なく又はほぼ無くなり、外光反射については正反射成分が主体になり、偏光保存される性質を持つ。また、上記(1),(2)のパネルでは、放電空間での作用による近赤外線遮蔽(吸収)の性質を持つ。これらを利用して、上記(3A),(3B)等の構成とする。上記偏光素子は、直線偏光層と、1/4回転偏光層とを有して成る。また特に、パネルの前面に、直貼りフィルタ(フィルム状フィルタ)の一部として、上記偏光素子を設ける。上記(3A)により、コントラストが向上される。上記(3B)により、フィルタに当該層を設けずに、当該機能を実現する。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。本発明によれば、PDPの技術において、主に、蛍光体による拡散反射の影響を低減または防止することで、コントラストを向上してパネルのセット性能を高くできる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一部には原則として同一符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
(実施の形態1(構成1A))
図1〜図3を用いて、本発明の実施の形態1(構成1A)のPDP10を説明する。実施の形態1(構成1A)のPDP10では、特徴として、前面部202における隔壁23間の蛍光体層24の底面部24−1の幅(d1)とアドレス電極33の幅(d2)とがほぼ同じ構成であり(d1≒d2)、前面(表示面)側から見て底面部24−1が見えないように隠す構成である。
図1〜図3を用いて、本発明の実施の形態1(構成1A)のPDP10を説明する。実施の形態1(構成1A)のPDP10では、特徴として、前面部202における隔壁23間の蛍光体層24の底面部24−1の幅(d1)とアドレス電極33の幅(d2)とがほぼ同じ構成であり(d1≒d2)、前面(表示面)側から見て底面部24−1が見えないように隠す構成である。
<基本構成>
まず、図1において、各実施の形態の基本構成となるPDP10を説明し、詳しい特徴については後述する。図1のPDP10は、透過型PDPを基本とした、AC型・面放電、(X,Y,A)三電極構成の場合である。なお、説明のために、第1方向(x)、第2方向(y)、第3方向(z)を有する。PDP10の表示領域(画面)40に対して、xは、横に伸びる表示行の方向であり、yは、縦に伸びる表示列の方向であり、zは、パネル面垂直な前後の方向であり、上が前面(表示面)側で下が背面側である。
まず、図1において、各実施の形態の基本構成となるPDP10を説明し、詳しい特徴については後述する。図1のPDP10は、透過型PDPを基本とした、AC型・面放電、(X,Y,A)三電極構成の場合である。なお、説明のために、第1方向(x)、第2方向(y)、第3方向(z)を有する。PDP10の表示領域(画面)40に対して、xは、横に伸びる表示行の方向であり、yは、縦に伸びる表示列の方向であり、zは、パネル面垂直な前後の方向であり、上が前面(表示面)側で下が背面側である。
PDP10は、主に、放電空間を挟む前面側と背面側の一対の基板構造体である、第1の基板構造体(背面部)201と第2の基板構造体(前面部)202により構成される。PDP10の表示領域40は、表示セル(C)の行列により構成される。第1方向(x)におけるR(赤),G(緑),B(青)の各色に対応する表示セル(Cr,Cg,Cb)のセットで画素(P)が構成される。
背面部201は、第1のガラス基板(背面ガラス基板)11、表示電極(31,32)、第1の誘電体層12、及び保護層13を有する。複数本の表示電極(31,32)は、第1のガラス基板11上(前面側)で第1方向(x)に平行に伸びて形成される。第1の誘電体層12は、第1のガラス基板11上に表示電極(31,32)を覆うように形成される。更に、保護層13は、第1の誘電体層12上で放電空間に露出する面側に形成される。表示電極(31,32)は、維持駆動用の維持電極(X)31と、維持及び走査駆動用の走査電極(Y)32とで構成される。
前面部202は、第2のガラス基板(前面ガラス基板)21、アドレス電極(A)33、第2の誘電体層22、ストライプ状の隔壁23、及び蛍光体(蛍光体層)24{24r,24g,24b}を有する。複数本のアドレス電極33は、第2のガラス基板21上(背面側)で表示電極(31,32)と交差するように第2方向(y)に平行に伸びて形成される。第2の誘電体層22は、第2のガラス基板21上でアドレス電極33を覆うように形成される。アドレス電極33は、表示セル(C)の表示(点灯/非点灯)選択駆動用である。
また、本PDP10では、前面部202側に、隔壁23や蛍光体(蛍光体層)24などが形成される。前面部202に隔壁23等の領域を含めて考える。隔壁23は、第2の誘電体層22上、アドレス電極33間で、第2方向(y)に伸びてストライプ状に形成される。R,G,Bの各色の蛍光体層24{24r,24g,24b}は、隔壁23間において、アドレス電極33に対応する第2の誘電体層22面上、及び隔壁23側面に形成される。隔壁23の構造としては、本例のようなストライプ状の他、ボックス状(放電空間(S)を表示セル(C)毎に区画する構造)などがある。
上記前面部202と背面部201を対向配置し、それらの基板周辺部をシールガラス等により封止し、隔壁23により区切られる空間に例えばNe−Xeガスによる放電ガスを充填及び封入することにより、PDP10が構成される。
上記構造のPDP10において、駆動回路側からの駆動により電極(31,32,33)間に電界をかけると、放電ガスが励起されてイオン化することにより、真空紫外線が放出される。そしてこの放出された真空紫外線が蛍光体層24に当たることにより、蛍光体層24から対応する色の可視光が放出される。この可視光が表示セル(C)での表示に利用されユーザに輝度として認識される。放電としては、例えば、維持電極(X)31−走査電極(Y)32間での維持放電、走査電極(Y)32−アドレス電極(A)33間でのアドレス放電、が行われる。
PDP装置(PDPモジュール)は、上記PDP10の他、図示しないが、PDP10の電極群を電圧印加により駆動する駆動回路、駆動回路を含む全体を制御する制御回路、及び電源回路などの回路部を有し、フィールド及びサブフィールドの駆動制御によりPDP10に対する映像表示を行う。PDP10の背面側は、シャーシに対して固定され、シャーシの背面側には、回路部等の実装領域を有する。
<断面>
次に、図2において、本発明の実施の形態1(構成1A)のPDP10の断面構造(x−z断面)を示している。図2では、単一の表示セル(C)に対応する単位発光領域81を示している。単位発光領域81は、アドレス電極33中心の発光領域である。基板間領域(放電空間領域)83は、前面部202と背面部201との間(基板間)における放電空間(S)及び隔壁23等の領域である。なお、第1のガラス基板11及び第2のガラス基板21の厚さは、実際には、基板間領域83に比べて大きい。また、表示電極(31,32)(例えばそのバス電極)での断面を示している。
次に、図2において、本発明の実施の形態1(構成1A)のPDP10の断面構造(x−z断面)を示している。図2では、単一の表示セル(C)に対応する単位発光領域81を示している。単位発光領域81は、アドレス電極33中心の発光領域である。基板間領域(放電空間領域)83は、前面部202と背面部201との間(基板間)における放電空間(S)及び隔壁23等の領域である。なお、第1のガラス基板11及び第2のガラス基板21の厚さは、実際には、基板間領域83に比べて大きい。また、表示電極(31,32)(例えばそのバス電極)での断面を示している。
前面部202の第2のガラス基板21の背面に、アドレス電極33、及び第2の誘電体層22が形成される。背面部201の第1のガラス基板11の前面に、表示電極(31,32)、第1の誘電体層12、及び保護層13が形成される。また、前面部202に対し、隔壁23が、例えばサンドブラスト等により形成される。更に隔壁23間には、蛍光体層24が塗付などにより形成される。蛍光体層24は、底面部24−1、側面部24−2を有する。底面部24−1は、前面部202側のアドレス電極33と対応した第2の誘電体層22面上に形成される。側面部24−2は、隔壁23の側面に形成される。なお、前面部202の最前面には、後述するように、フィルタ等を設けてもよい。
透過型PDPとしての発光効率を高めるために、例えば、隔壁23には、放電発光に関する半光透過性を持たせる。すなわち光透過性の上に若干光拡散性を持たせて前方への導光効率を向上させる(具体的にはアルミナやチタニウムなどのフィラーを入れる)。また、蛍光体層24は、所定の光透過性を持つように厚さを設計するとよい。表示セル(C)での維持放電による、蛍光体層24からの発光(可視光)は、隔壁23や第2のガラス基板21等で透過されて前面側へ抜け、単位発光領域81で表示の輝度として寄与する。
隔壁23間の蛍光体層24の底面部24−1の幅(x方向長さ)をd1とする。換言すれば、d1は、隣接する隔壁23の端部41の間の長さである。アドレス電極33の幅(x方向長さ)をd2とする。隔壁23は、概略台形断面を有し、大きい方の前面部202側の底面の幅(下辺の長さ)をd3とし、小さい方の背面部201側の底面の幅(上辺の長さ)をd4とする。隔壁23の側面において、台形の上辺(d4)と下辺(d3)の差による傾きの部分を有する。この隔壁23の側面部分のx方向長さをd5とする。
なお、前面部202の基板に対してサンドブラスト等により隔壁23を形成する場合、本例(図2)のように、隔壁23の側面の傾きが発生する。これは、概略的には、図1のように、隔壁23の傾きがほぼ垂直に近いものになる(d5<d4)と考えても構わない。
隔壁23は、前面側から見た幅(d3)における端部(辺)41を有する。この端部41は、蛍光体層24の底面部24−1の端部でもある。アドレス電極33の幅(d2)を蛍光体層24の底面部24−1の幅(d1)とほぼ同じにすることで(d1≒d2)、前面側から見て蛍光体層24の底面部24−1が見えないように隠す構成である。
<平面>
図3において、図2に対応して、前面部202側の表示面における平面構造を示している。単位発光領域81に対応した、各電極(31,32,33)及び隔壁23等の概略的な配置構成を示している。アドレス電極33は、例えば、直線状で金属製である。表示電極(31,32)は、簡単のため直線状で金属製のバス電極のみを示しているが、更に各種形状の透明電極や補助電極などを備えても構わない。単位発光領域81でみると、当該表示セル(C)の発光(例えばRの可視光)が、アドレス電極33の両側の各隔壁23の領域を通じて、表示面側に出る。
図3において、図2に対応して、前面部202側の表示面における平面構造を示している。単位発光領域81に対応した、各電極(31,32,33)及び隔壁23等の概略的な配置構成を示している。アドレス電極33は、例えば、直線状で金属製である。表示電極(31,32)は、簡単のため直線状で金属製のバス電極のみを示しているが、更に各種形状の透明電極や補助電極などを備えても構わない。単位発光領域81でみると、当該表示セル(C)の発光(例えばRの可視光)が、アドレス電極33の両側の各隔壁23の領域を通じて、表示面側に出る。
実施の形態1(構成1A)によれば、蛍光体24の特に底面部24−1の拡散反射がアドレス電極33により遮られることでほぼ抑制されるので、パネル(PDP10)の拡散反射率(B)を小さくできる。即ち、コントラストを向上し、パネルのセット性能を向上できる。
(実施の形態2(構成1B))
次に、図4において、本発明の実施の形態2(構成1B)のPDP10の断面構造(x−z断面)を示している。また、図5において、図4に対応して、前面部202側の表示面における平面構造を図3同様に示している。実施の形態2(構成1B)では、特徴として、前面部202における隔壁23間の蛍光体24の底面部24−1の幅(d1)よりもアドレス電極33の幅(d2)を少し大きくする構成であり(d1<d2)、前面側から見て蛍光体層24の底面部24−1だけでなく隔壁23の端部41も見えないように隠す構成である。これにより、隔壁23(形成のムラ)を原因とする表示面でのムラに対処できる。
次に、図4において、本発明の実施の形態2(構成1B)のPDP10の断面構造(x−z断面)を示している。また、図5において、図4に対応して、前面部202側の表示面における平面構造を図3同様に示している。実施の形態2(構成1B)では、特徴として、前面部202における隔壁23間の蛍光体24の底面部24−1の幅(d1)よりもアドレス電極33の幅(d2)を少し大きくする構成であり(d1<d2)、前面側から見て蛍光体層24の底面部24−1だけでなく隔壁23の端部41も見えないように隠す構成である。これにより、隔壁23(形成のムラ)を原因とする表示面でのムラに対処できる。
図4,図5において、アドレス電極33の幅(d2)の端部(辺)は、隔壁23の幅(d3)の端部41の上側で、所定の長さ(d6とする)の部分が重なる。本例(図4,図5)では、このアドレス電極33の端部(重なる部分)の長さ(d6)は、隔壁23の側面のx方向長さ(d5)の範囲内としている。また、この長さ(d6)は、隔壁23の形成時のムラの程度を考慮して適宜確保すればよい。なお、隔壁23の側面の傾きが大きい場合には、アドレス電極33の端部(d6)が隔壁23の側面の範囲(d5)の上側を覆う構成(d6≧d5)となってもよい。また、隔壁23に半光透過性を持たせることで、隔壁23を通じて蛍光体層24の側面部24−2も前面側から見える構成が考えられる。このように、蛍光体24の側面部24−2の影響も考慮する場合には、アドレス電極33の幅(d2)を、側面部24−2も隠すように、上記d6≧d5とすればよい。
実施の形態2(構成1B)により、実施の形態1(構成1A)と同様の効果の他、パネル(PDP10)の一般的な製造方法(従来技術)を用いる場合でも、隔壁23を原因とする表示面のムラを低減または防止して、表示品位を向上できる。詳しくは以下である。上記製造方法は、サンドブラスト等による隔壁23の形成、金属電極パターニング(スパッタ、エッチング)等によるアドレス電極33の形成などである。上記製造方法では、隔壁23よりもアドレス電極33の方が、ムラ(ズレや揺れ)を少なく形成できる。そのため、隔壁23の端部41をアドレス電極33の端部で隠す構成によって、たとえ隔壁23の端部41で或る程度のムラが存在する場合でも、相対的にムラの無いアドレス電極33の端部が表示面では見えるので、非点灯時などにムラとして認識されず、表示品位を向上できる。
なお、隔壁23やアドレス電極33等の形成の方法としては、上記の他の材料やプロセスを使用しても構わない。また、上記各構成(1A,1B)では、アドレス電極33を一定の幅(d2)の直線状としたが、これに限らず、蛍光体層24の底面部24−1や隔壁23の端部41が隠れる条件で、各種形状が可能である。例えば、表示面で均一に見えるように表示セル(C)単位で同じ形状、例えばパッド型(走査電極32と交差する位置に対応して幅が広くなる形状)などとしてもよい。
<従来技術例>
図9において、実施の形態1,2等による効果に関して、比較のために従来技術例を示す。図9では、従来のPDP(透過型PDP)910において、隔壁23間の蛍光体24の底面部24−1の幅(d1)よりもアドレス電極33の幅(d2)の方が小さい構成(d1>d2)である。かつ、隔壁23の端部41が、従来の製造方法(サンドブラスト等)により、完全な直辺にならずにムラ(ズレや揺れ)を有して形成されている構成の場合である。尚わかりやすいように、端部41のムラが表示セル(C)単位で極端に存在する場合を図示しているが、表示列単位などでも同様に考えることができる。この構成では、底面部24−1の一部が表示面側から見え、当該底面部24−1での拡散反射が発生する。また、隔壁23の端部41が表示面(画面)で非点灯時にムラとして認識され、表示品位を下げる。一方、実施の形態1,2等の構成とすることで、これらの問題が解消される。
図9において、実施の形態1,2等による効果に関して、比較のために従来技術例を示す。図9では、従来のPDP(透過型PDP)910において、隔壁23間の蛍光体24の底面部24−1の幅(d1)よりもアドレス電極33の幅(d2)の方が小さい構成(d1>d2)である。かつ、隔壁23の端部41が、従来の製造方法(サンドブラスト等)により、完全な直辺にならずにムラ(ズレや揺れ)を有して形成されている構成の場合である。尚わかりやすいように、端部41のムラが表示セル(C)単位で極端に存在する場合を図示しているが、表示列単位などでも同様に考えることができる。この構成では、底面部24−1の一部が表示面側から見え、当該底面部24−1での拡散反射が発生する。また、隔壁23の端部41が表示面(画面)で非点灯時にムラとして認識され、表示品位を下げる。一方、実施の形態1,2等の構成とすることで、これらの問題が解消される。
(実施の形態3(構成1C))
次に、図6において、本発明の実施の形態3(構成1C)のPDP10の断面構造(x−z断面)を示している。特に走査電極(Y)32(そのバス電極)での断面を示している。実施の形態3(構成1C)は、実施の形態1等と同様に蛍光体層24の底面部24−1をアドレス電極33で隠す構成(d1≦d2)であると共に、更に特徴として、アドレス電極33の直下で、走査電極(Y)32と交差する領域に対応して、蛍光体層24の底面部24−1の一部に欠け部24−3を有する構成である。尚わかりやすいように、隔壁23間の元の底面部24−1の長さ(d1)を大きく示している。
次に、図6において、本発明の実施の形態3(構成1C)のPDP10の断面構造(x−z断面)を示している。特に走査電極(Y)32(そのバス電極)での断面を示している。実施の形態3(構成1C)は、実施の形態1等と同様に蛍光体層24の底面部24−1をアドレス電極33で隠す構成(d1≦d2)であると共に、更に特徴として、アドレス電極33の直下で、走査電極(Y)32と交差する領域に対応して、蛍光体層24の底面部24−1の一部に欠け部24−3を有する構成である。尚わかりやすいように、隔壁23間の元の底面部24−1の長さ(d1)を大きく示している。
欠け部24−3では、蛍光体24の粒子(蛍光体ペースト)が形成されず、放電空間(S)に前面部202側の基板の面(第2の誘電体層22)が露出する。欠け部24−3の幅をd7とし、それ以外の底面部24−1(側面部24−2とつながっている)の幅をそれぞれd8としている。欠け部24−3の形成方法としては、例えば、アドレス電極33を覆う第2の誘電体層22における当該欠け部24−3に対応する領域(幅:d7)の材料を、蛍光体ペーストをはじくものにして、蛍光体層24(24−1,24−2)を塗付により形成する。
欠け部24−3を設ける位置は、本例では、表示セル(C)及びアドレス電極33の中心で、アドレス電極33と走査電極32とが交差する領域、即ちアドレス放電位置85に対応する。アドレス放電位置85は、アドレス電極33−走査電極32での放電(アドレス放電)が発生する位置である。欠け部24−3では、蛍光体24の粒子で遮られないので、アドレス放電が発生させやすい。即ち、当該放電に関する駆動電圧を低減できるので駆動がしやすく、回路部の低コスト化につながる。
(実施の形態4)
次に、図7において、本発明の実施の形態4のPDP10の断面構造(x−z断面)を示している。実施の形態4では、蛍光体24による拡散反射を抑制する目的の下で、実施の形態1〜3(アドレス電極33の幅(d2)を大きくする構成)とは異なり、特徴として、蛍光体24の底面部24−1を設けない構成である。即ち、放電空間(S)に対応する基板間領域83において、アドレス電極33に対応する隔壁23間の前面部202側の面(第2の誘電体層22)に対し、底面部24−1が形成されず、隔壁23の側面に対してのみ側面部24−2として形成される構成である。
次に、図7において、本発明の実施の形態4のPDP10の断面構造(x−z断面)を示している。実施の形態4では、蛍光体24による拡散反射を抑制する目的の下で、実施の形態1〜3(アドレス電極33の幅(d2)を大きくする構成)とは異なり、特徴として、蛍光体24の底面部24−1を設けない構成である。即ち、放電空間(S)に対応する基板間領域83において、アドレス電極33に対応する隔壁23間の前面部202側の面(第2の誘電体層22)に対し、底面部24−1が形成されず、隔壁23の側面に対してのみ側面部24−2として形成される構成である。
アドレス電極33の幅(d2)は、従来のように隔壁23間の幅(d1)よりも小さくて構わない構成である。当該隔壁23間の前面側の領域86では、蛍光体24の粒子(蛍光体ペースト)が形成されず、放電空間(S)に前面部202側の基板の面(第2の誘電体層22)が露出する。当該領域86の幅(d1)とアドレス電極33の幅(d2)との差における、隔壁23の端部41とアドレス電極33の端部との間の長さをd9としている。表示セル(C)での発光の機能は、側面部24−2によって担う。
実施の形態4によれば、前面側から見て、隔壁23の端部41とアドレス電極33の端部との間の領域(d9)等から、蛍光体24が見えないので、従来のような蛍光体24の底面部24−1による拡散反射を完全に無くすことができる。
(実施の形態5)
次に、図8において、本発明の実施の形態5のPDP10の断面構造(x−z断面)を示している。実施の形態5は、実施の形態1(構成1A)等と同様の構成に対し、更に特徴として、前面部202(第2のガラス基板21)の前面に、偏光素子61を含んで成るフィルム状フィルタ(直貼りフィルタ)60が貼り付けられている構成である。フィルム状フィルタ60は、外光反射抑制の機能を持つ偏光素子61(換言すれば外光反射抑制層)を含むと共に、従来のような近赤外線遮蔽または吸収層を含まない構成である。
次に、図8において、本発明の実施の形態5のPDP10の断面構造(x−z断面)を示している。実施の形態5は、実施の形態1(構成1A)等と同様の構成に対し、更に特徴として、前面部202(第2のガラス基板21)の前面に、偏光素子61を含んで成るフィルム状フィルタ(直貼りフィルタ)60が貼り付けられている構成である。フィルム状フィルタ60は、外光反射抑制の機能を持つ偏光素子61(換言すれば外光反射抑制層)を含むと共に、従来のような近赤外線遮蔽または吸収層を含まない構成である。
前述した各実施の形態のPDP10(透過型PDP)では、蛍光体24(底面部24−1)による拡散反射成分がほぼ無くなり、パネルの外光反射については正反射成分が主体になる。換言すれば、前述したPDP10は、概ね正反射性で、偏光保存される性質を持つものとなる。また、前述したPDP10では、放電空間(S)での吸収作用による近赤外線遮蔽(吸収)の性質を持つ。実施の形態5のPDP10では、上記性質を利用して、上記フィルム状フィルタ60を設けた構成としている。
第2のガラス基板21の前面に、表示領域40に対応した全面で、フィルム状フィルタ60が貼り付けられている。偏光素子61は、直線偏光層62と、1/4回転偏光層63と、を有して成る。偏光素子61において、直線偏光層(板)62は、可視光を直線偏光する。1/4回転偏光層(板)63は、可視光を1/4(90度)回転偏光する。なお、フィルム状フィルタ60中の偏光素子61以外の層は、粘着層や、他の光学的機能の層などである。なお、所定のフィルタよりも前面側に偏光素子61を設ける構成などとしてもよい。
維持放電位置84は、維持電極(X)31−走査電極(Y)32における維持放電の位置を示している。維持放電位置84は背面部201側寄りであり、蛍光体24の底面部24−1は前面部202側である。放電空間(S)に対応する基板間領域83のz方向長さをd10としている。
偏光素子61を用いた外光反射抑制の作用は以下である。フィルム状フィルタ60に対し前面(表示面)側から入射する外光は、まず直線偏光層62で直線偏光され、更に1/4回転偏光層63で1/4(90度)回転偏光される。その光は、本パネル自体(フィルム状フィルタ60を除く)の性質により概ね正反射される。その正反射された光は、1/4回転偏光層63で更に1/4(90度)回転偏光される。即ち、その光は、総合で1/2(180度)回転偏光されている。よって、その光は、直線偏光層62から前面側へは抜けず、外光反射が抑制されている。
従来技術例のPDP(反射型PDP)では、本発明者による実験によれば、パネル(蛍光体)での拡散反射によって偏光性(偏光保存性)が失われるので、前面に偏光素子61相当を設けたとしても、外光反射抑制、コントラスト向上の効果は無かった。例えば液晶分野で当該偏光素子61相当の技術が存在する。一方、本PDP10では、偏光保存される概ね正反射性のパネル及び偏光素子61を用いることで、外光反射を大幅に低減・防止して、コントラストを向上し、パネルのセット性能を向上できる。
また、従来技術例のPDPでは、前面側のフィルタ(直貼りフィルタ等)に、近赤外線遮蔽(吸収)層を設けることで、近赤外線の影響に対処している。一方、本PDP10では、前述したパネルにより近赤外線を概ね遮蔽(吸収)する性質を持つので、パネル前面側のフィルム状フィルタ60には近赤外線遮蔽(吸収)層を設けずに、当該近赤外線遮蔽(吸収)の機能を実現でき、コストが低い、耐湿熱性が高い、といった利点がある。
前記パネルでの近赤外線遮蔽(吸収)の性質について詳しくは以下である。一般にXe等の放電ガスを起因として近赤外線が発生する。従来の反射型PDPでは、表示電極が前面側なので、Xe等からの近赤外線が吸収されずに前面側へ出る。近赤外発光は、例えばリモコン等に影響を及ぼすので、対処が必要となる。従来では、前記パネル前面側のフィルタのうちの近赤外線遮蔽(吸収)層により近赤外線をカットしている。しかし、上記フィルタで使用される近赤外吸収色素は、コストが高い上に、耐湿熱性が低い(また長期的には青色の透過率が下がる)、といった不利点がある。
一方、本PDP10(透過型PDP)の構成において、Xe等の放電ガスが充填された放電空間(S)に対応する基板間領域83において、維持電極(X)31−走査電極(Y)32での維持放電(面放電)は、背面部201の表示電極(31,32)側の面(保護層13)の近くで発生する(維持放電位置84)。そして、放電プラズマから出た近赤外光が、長く放電ガス(Xe)中を通る。放電空間(S)中、距離(d10)が比較的大きいため、Xeから放出された近赤外線は、前面側に向かう途中で、再びXeによって吸収される。これにより、本PDP10では、パネル自体で近赤外線を概ね遮蔽(吸収)する性質を持つ。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
本発明は、PDP装置に利用可能である。
10,910…PDP(パネル)、11…第1のガラス基板(背面ガラス基板)、12…第1の誘電体層、13…保護層、21…第2のガラス基板(前面ガラス基板)、22…第2の誘電体層、23…隔壁、24(24r,24g,24b)…蛍光体(蛍光体層)、24−1…底面部、24−2…側面部、24−3…欠け部、31…維持電極(X)、32…走査電極(Y)、33…アドレス電極(A)、40…表示領域、41…端部、60…フィルム状フィルタ、61…偏光素子、62…直線偏光層、63…1/4回転偏光層、81…単位発光領域、83…基板間領域(放電空間領域)、84…維持放電位置、85…アドレス放電位置、86…領域、201…第1の基板構造体(背面部)、202…第2の基板構造体(前面部)。
Claims (8)
- 放電ガスが封入される放電空間を挟む第1と第2の基板構造体を有し、電極群により表示セル群が構成されるプラズマディスプレイパネルであって、
前記第1の基板構造体に、第1のガラス基板に対し第1方向に伸びる表示電極対を有し、
前記第2の基板構造体に、第2のガラス基板に対し第2方向に伸びるアドレス電極を有し、
前記第1の基板構造体が背面側、前記第2の基板構造体が前面側に配置され、
前記第2の基板構造体に、前記放電空間を分離するように少なくとも前記第2方向に伸びて形成される隔壁と、
前記隔壁間に、前記放電空間に露出して形成される各色の蛍光体と、を有し、
前記蛍光体は、前記第2の基板構造体側の前記アドレス電極に対応する面に形成される底面部を有し、
前記表示セルにおける、前記アドレス電極の幅は、前記隔壁間の前記蛍光体の底面部の幅とほぼ同じであること、を特徴とするプラズマディスプレイパネル。 - 放電ガスが封入される放電空間を挟む第1と第2の基板構造体を有し、電極群により表示セル群が構成されるプラズマディスプレイパネルであって、
前記第1の基板構造体に、第1のガラス基板に対し第1方向に伸びる表示電極対を有し、
前記第2の基板構造体に、第2のガラス基板に対し第2方向に伸びるアドレス電極を有し、
前記第1の基板構造体が背面側、前記第2の基板構造体が前面側に配置され、
前記第2の基板構造体に、前記放電空間を分離するように少なくとも前記第2方向に伸びて形成される隔壁と、
前記隔壁間に、前記放電空間に露出して形成される各色の蛍光体と、を有し、
前記蛍光体は、前記第2の基板構造体側の前記アドレス電極に対応する面に形成される底面部を有し、
前記表示セルにおける、前記アドレス電極の幅は、前記隔壁間の前記蛍光体の底面部の幅よりも大きく、前面側から見て前記隔壁の端部が前記アドレス電極の端部により隠されること、を特徴とするプラズマディスプレイパネル。 - 請求項1または2に記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、
前記蛍光体の底面部は、前記アドレス電極の下側における、前記表示電極対のうちの走査電極と交差する領域に対応した一部において、当該蛍光体が形成されずに前記第2の基板構造体側の面が露出する欠け部を有すること、を特徴とするプラズマディスプレイパネル。 - 放電ガスが封入される放電空間を挟む第1と第2の基板構造体を有し、電極群により表示セル群が構成されるプラズマディスプレイパネルであって、
前記第1の基板構造体に、第1のガラス基板に対し第1方向に伸びる表示電極対を有し、
前記第2の基板構造体に、第2のガラス基板に対し第2方向に伸びるアドレス電極を有し、
前記第1の基板構造体が背面側、前記第2の基板構造体が前面側に配置され、
前記第2の基板構造体に、前記放電空間を分離するように少なくとも前記第2方向に伸びて形成される隔壁と、
前記隔壁間に、前記放電空間に露出して形成される各色の蛍光体と、を有し、
前記蛍光体は、前記隔壁の側面に対し形成される側面部を有し、前面側から見て当該蛍光体が見えないように、前記第2の基板構造体側の前記アドレス電極に対応する面には形成されないこと、を特徴とするプラズマディスプレイパネル。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、
前記第2のガラス基板の前面側に、直線偏光層と1/4回転偏光層とを有して成る、外光反射抑制のための偏光素子、が設けられていること、を特徴とするプラズマディスプレイパネル。 - 請求項5記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、
前記第2のガラス基板の前面に、前記偏光素子を含んで成るフィルム状フィルタが貼り付けされていること、を特徴とするプラズマディスプレイパネル。 - 請求項1〜6のいずれか一項に記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、
前記第2のガラス基板の前面側に、近赤外線の遮蔽または吸収層が設けられていないこと、を特徴とするプラズマディスプレイパネル。 - 請求項1〜7のいずれか一項に記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、
前記隔壁は、前記蛍光体からの発光に関して、半光透過性を持つこと、を特徴とするプラズマディスプレイパネル。
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