JPH11339670A - プラズマディスプレイパネル及びその製造方法 - Google Patents

プラズマディスプレイパネル及びその製造方法

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JPH11339670A
JPH11339670A JP10149165A JP14916598A JPH11339670A JP H11339670 A JPH11339670 A JP H11339670A JP 10149165 A JP10149165 A JP 10149165A JP 14916598 A JP14916598 A JP 14916598A JP H11339670 A JPH11339670 A JP H11339670A
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JP
Japan
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dielectric layer
dielectric
main surface
display electrode
substrate
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JP10149165A
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English (en)
Inventor
Manabu Akiba
学 秋葉
Katsumi Kunii
勝美 国井
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画質の劣化が少ないプラズマディスプレイパ
ネル及びその製造方法を得る。 【解決手段】 表示電極対300及びブラックストライ
プ11が敷設された主面を有するガラス基板1、ガラス
基板1の主面、複数の表示電極対300及びブラックス
トライプ11を覆う誘電体層4を含む前面基板100
と、隔壁7が延設された主面を有し、当該主面をガラス
基板1の主面に対面させて、前面基板100に張り合わ
された背面基板200と、隣り合うブラックストライプ
11の間であって、隔壁7と表示電極対300との間の
誘電体層4に付加され、誘電体層4の表面の凹みを低減
するための凹み低減用誘電体12とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プラズマディス
プレイパネル(以下、「PDP」と称す)及びその製造
方法に関し、特にブラックマトリクスを有するPDPに
関する。
【0002】
【従来の技術】図10は、例えばUSP5661500記載のAC
型PDPの平面模式図、図11は図10に示す構造の斜
視図である。AC型PDPは、前面基板100と背面基
板200を有する。図11では、前面基板100と背面
基板200とを分離して描いているが、実際は、前面基
板100と背面基板200とは張り合わされている。
【0003】まず、前面基板100について、1は画像
が表示される側のガラス基板(透明基板)、X及びYは
それぞれガラス基板1の横方向(画像を走査する方向)
に互いに平行に隣接して延設され、AC駆動によって発
光のための放電を維持させる走査電極、300は1対の
走査電極X,Yからなる表示電極対、4はガラス基板1
の主面及び走査電極X,Yを覆い、AC駆動における電
力の低減のための誘電体層、5は放電によるスパッタか
ら誘電体層4を保護するための放電保護膜である。
【0004】走査電極X,Yは、画像が表示される側に
配置されることから、発光効率が低減しないようにする
ためにストライプ状(帯状)の透明導電体膜(例えばネ
サ膜(酸化スズ))と、透明導電体膜3の電気導電性を
補うための金属膜(例えばAg:銀)2から構成されて
いる。
【0005】次に、背面基板200について、6はガラ
ス基板1の主面側に対面するガラス基板、7は表示電極
対300の延設される方向に直角な方向に延設された、
放電空間10の寸法(高さL1や幅L2)を規定する隔
壁、8は隔壁7の一部であって前面基板100側の端に
おいて黒顔料が混ぜられた領域(以下、「ブラックエリ
ア」と称す)、Wはガラス基板6の隔壁7の間のガラス
基板6側に設けられたアドレス電極、9R、9G、9B
はそれぞれ隔壁7の間のガラス基板6側に設けられた
赤、緑、青色の蛍光体である。
【0006】また、放電空間10には、放電から紫外線
が生じやすくするためにネオン−キセノン混合ガスが例
えば500Torr程度の圧力で封入されている。
【0007】次に、従来のPDPの動作について説明す
る。表示電極対300とアドレス電極Wの電圧を制御す
ることによって、表示電極対300とアドレス電極Wと
の各交点における放電空間10で放電を選択的に生じさ
せる。この放電は、放電空間10に封入されている混合
ガスによって多量の紫外線を放出する。この紫外線が蛍
光体9R,9Gあるいは9Bを励起して可視光線に変換
されることによって、表示電極対300とアドレス電極
Wとの各交点が赤、緑あるいは青色で発光する。この
赤、緑あるいは青色で発光する領域(以下、「単位発光
領域EU」と称す)の組み合わによって、赤、緑及び青
色の単位発光領域EUからなる単位画素領域EGは様々
な色を表現できる。
【0008】ブラックエリア8によって画像のコントラ
ストを向上させる。さらに、コントラストを向上させる
場合には、ブラックストライプを付加する。
【0009】図12はブラックストライプ付きの従来の
AC型PDPの平面模式図、図13は図12に示す構造
の斜視図である。ブラックストライプ11は、前面基板
100に含まれ、互いに隣接する表示電極対300の間
に表示電極対300と平行して、ガラス基板1上に敷設
されている。その他の構造は、図10及び図11に示す
構造と同様である。
【0010】図14にブラックストライプ付きの従来の
PDPの製造途中の構造を示す。ガラス基板1の主面上
に表示電極対300及びブラックストライプ11が敷設
され、その後、ガラス基板1の主面、表示電極対300
及びブラックストライプ11を覆うように誘電体層4、
続いて放電保護膜5が形成され、前面基板100を得
る。その後、前面基板100と背面基板200とを張り
合わせて、図12及び図13に示す構造を有するPDP
を得る。図15に前面基板100と背面基板200とを
張り合わせた状態のPDPの断面を示す。この図15に
示す断面は、図12の切断線SSにおける断面に対応す
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】互いに隣接する表示電
極対300の間にブラックストライプ11を付加する
と、ブラックストライプ11上方の誘電体層4及び放電
保護膜5の表面が凸部になり、表示電極対300上方の
誘電体層4及び放電保護膜5の表面が凹部になる。これ
によって、前面基板100と背面基板200との間の隙
間10が顕著になり、ある単位発光領域EUで生じた放
電が隙間10を介して、隣りの単位発光領域EUに影響
を与え、画質が劣化するという問題点がある。
【0012】本発明は、この問題点を解決するためにな
されたものであり、前面基板の背面基板側の凹凸を低減
して前面基板と背面基板との間の隙間を低減することに
よって、画質の劣化の少ないプラズマディスプレイパネ
ル及びその製造方法を得ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
課題解決手段は、互いに平行であって交互に延設された
表示電極対及びブラックストライプが敷設された主面を
有する透明基板、前記透明基板の主面、前記複数の表示
電極対及び前記ブラックストライプを覆う誘電体層を含
む前面基板と、互いに平行であって放電空間の寸法を規
定するための複数の隔壁が延設された主面を有し、当該
主面を前記透明基板の主面に対面させて、前記隔壁が延
設された方向が前記表示電極対及びブラックストライプ
が延設された方向に直角な方向になるように、前記前面
基板に張り合わされた背面基板と、隣り合う前記ブラッ
クストライプの間であって、前記隔壁と前記表示電極対
との間の前記誘電体層に付加され、前記誘電体層の表面
の凹みを低減するための凹み低減用誘電体とを備える。
【0014】本発明の請求項2に係る課題解決手段にお
いて、前記凹み低減用誘電体は、前記表示電極対に平行
に延設されたストライプ状である。
【0015】本発明の請求項3に係る課題解決手段にお
いて、前記凹み低減用誘電体は、前記誘電体層と同じ材
質である。
【0016】本発明の請求項4に係る課題解決手段にお
いて、前記凹み低減用誘電体は、前記誘電体層と比較し
て透明度が高い。
【0017】本発明の請求項5に係る課題解決手段にお
いて、前記凹み低減用誘電体は、前記誘電体層と比較し
て屈折率が異なる。
【0018】本発明の請求項6に係る課題解決手段にお
いて、前記凹み低減用誘電体は、前記誘電体層と比較し
てガラスが多く含まれている。
【0019】本発明の請求項7に係る課題解決手段は、
(a)互いに平行であって交互に延設された表示電極対
及びブラックストライプが敷設された主面を有する透明
基板を得るステップと、(b)前記透明基板の主面、前
記複数の表示電極対及び前記ブラックストライプを誘電
体層で覆って、前記表示電極対、前記ブラックストライ
プ及び前記誘電体層を含む前面基板を得るステップと、
(c)互いに平行であって放電空間の寸法を規定するた
めの複数の隔壁が延設された主面を有する背面基板を、
当該主面を前記前面基板の主面に対面させて、前記隔壁
が延設された方向が前記表示電極対及びブラックストラ
イプが延設された方向に直角な方向になるように、前記
前面基板に張り合わすステップとを備え、前記ステップ
(b)は、(b−1)前記誘電体層の表面の凹みを低減
するための凹み低減用誘電体を、隣り合う前記ブラック
ストライプの間であって、前記隔壁と前記表示電極対と
の間の前記誘電体層に入り込ませるステップを含む。
【0020】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はブラックス
トライプ付きの実施の形態1のAC型PDPの平面模式
図、図2は図1の切断線SSにおける断面図である。こ
の実施の形態1のAC型PDPは、3電極型で、かつ、
面放電型である。図1及び図2において、12は凹み低
減用誘電体である。
【0021】実施の形態1のPDPは、凹み低減用誘電
体12以外については従来と同様であって、要するに、
次の通りである。すなわち、実施の形態1のPDPは、
互いに平行であって交互に延設された表示電極対300
及びブラックストライプ11が敷設された主面を有する
ガラス基板1、ガラス基板1の主面、複数の表示電極対
300及びブラックストライプ11を覆う誘電体層4を
含む前面基板100と、互いに平行であって放電空間の
寸法を規定するための複数の隔壁が延設された主面を有
し、当該主面をガラス基板1の主面に対面させて、隔壁
7が延設された方向が表示電極対300及びブラックス
トライプ11が延設された方向に直角な方向になるよう
に、前面基板100に張り合わされた背面基板200と
凹み低減用誘電体12とを備えている。
【0022】凹み低減用誘電体12は、誘電体層4及び
放電保護膜5の表面の凹部を低減するために、隔壁7
(すなわちブラックエリア8)と表示電極対300との
間の誘電体層4に付加される。凹み低減用誘電体12を
付加することによって、前面基板100と背面基板20
0との間の隙間10aが低減できればよいので、凹み低
減用誘電体12は、隣り合うブラックストライプ11の
ほぼ中央に位置し、少なくとも隔壁7と表示電極対30
0との間の部分に存在していればよい。例えば、図1に
示すように、凹み低減用誘電体12は少なくとも走査電
極X,Yの間を覆い、ブラックストライプ11と平行な
ストライプ状である。凹み低減用誘電体12の材質は、
走査電極XあるいはYの誘電率よりも高い材質であれば
よい。
【0023】実施の形態1のPDPの製造方法を図3を
用いて説明する。まず、例えばシリカのアルカリバリア
層付きのガラス基板1上に、発光効率が低減しないよう
にするためにストライプ状の透明導電体膜(例えばネサ
膜(酸化スズ))を例えばCVDを用いて、ガラス基板
1の横方向(画像を走査する方向)に互いに平行に隣接
して延設する。次に、透明導電体膜3の電気導電性を補
うためのストライプ状の金属膜(例えばAg:銀)を例
えばスクリーン印刷を用いて、透明導電体膜3上に延設
する。次に、互いに隣り合う表示電極対300の間のガ
ラス基板1上に表示電極対300と平行なストライプ状
のブラックストライプ11を延設する(図3(a))。
【0024】次に、少なくとも走査電極X,Yの間を覆
い、ブラックストライプ11と平行なストライプ状の凹
み低減用誘電体12を延設する(図3(b))。
【0025】次に、ガラス基板1の主面、表示電極対3
00、ブラックストライプ11及び凹み低減用誘電体1
2を覆うように、例えばスクリーン印刷を用いて、AC
駆動における電力の低減のための誘電体層4を形成する
(図3(c))。なお、1回のスクリーン印刷で形成で
きる誘電体層4の膜厚は薄いので、スクリーン印刷を複
数回行って(図では3回)誘電体層4を所望の膜厚にす
る。
【0026】次に、誘電体層4を覆うように、放電によ
るスパッタから誘電体層4を保護するための放電保護膜
5(例えばMgO)を例えば電子ビームによって蒸着さ
せて、前面基板100を得る(図3(d))。
【0027】その後、前面基板100と従来の技術を用
いて得られた背面基板200とを張り合わせて、図1及
び図2に示す構造を有するPDPを得る。
【0028】実施の形態1によれば、凹み低減用誘電体
12を付加した分、従来と比較して表示電極対300上
方の誘電体層4及び放電保護膜5の表面の凹部が低減さ
れ、前面基板100と背面基板200との密着度が増
し、隙間10aが低減される。したがって、ある単位発
光領域EUで生じた放電が隣りの単位発光領域EUに隙
間10aを介して与える影響が低減されるので、画質の
劣化が少ない。
【0029】また、図3(b)で説明した工程におい
て、ガラス基板1の表面から凹み低減用誘電体12の頂
部までの距離L3をガラス基板1の表面からブラックス
トライプ11の頂部までの距離L4と同じ程度にすれ
ば、誘電体層4及び放電保護膜5の表面はより平坦にな
り、前面基板100と背面基板200との密着度がさら
に増す。
【0030】さらに、凹み低減用誘電体12の材質を誘
電体層4と全く同じ材質にすれば、凹み低減用誘電体1
2及び誘電体層4全体の誘電率を従来の誘電体層4の誘
電率と同じにすることができる。
【0031】実施の形態2.凹み低減用誘電体12の配
置される位置や形状は、図1及び図2に限定されるもの
ではない。例えば図2では、凹み低減用誘電体12はガ
ラス基板1と誘電体層4との界面に付加されているが、
図4に示すように誘電体層4の真ん中に入り込んで付加
されているが、図5に示すように放電保護膜5と誘電体
層4との界面に付加されていてもよい。
【0032】また、図1では、凹み低減用誘電体12は
ブラックストライプ11と平行なストライプ状である
が、図6に示すように、図1に示す凹み低減用誘電体1
2のうち、ブラックエリア8と表示電極対300との間
の部分のみが点在し、それ以外の部分がない形状でもよ
い。
【0033】なお、図4に示す構造は、誘電体層4を形
成するための複数回のスクリーン印刷(図3(c)参
照)の途中で凹み低減用誘電体12を形成すれば得られ
る。また、図5に示す構造は、図7に示すように、誘電
体層4を形成するための複数回のスクリーン印刷を終え
た後で凹み低減用誘電体12を形成すれば得られる。図
7(a)〜(d)は図3(a)〜(d)に対応してい
る。
【0034】以上の図1、図2、図4〜6に示したよう
に、凹み低減用誘電体12は、隣り合うブラックストラ
イプ11の間であって、隔壁7(すなわちブラックエリ
ア8)と表示電極対300との間の誘電体層4に付加さ
れればよい。
【0035】なお、凹み低減用誘電体12が図1に示す
場合の方が、例えば図6に示す場合と比較して、スクリ
ーン印刷で用いるスクリーンの位置合わせの精度が低く
ても、隔壁7と表示電極対300との間の誘電体層4に
隙間なく付加することが可能である。
【0036】実施の形態3.実施の形態3の凹み低減用
誘電体12の材質は、誘電体層4と比較して透明度の高
い材質である。その他は実施の形態1又は2と同様であ
る。凹み低減用誘電体12の透明度が高い分、発光によ
り生じた光の散乱、吸収が減るので、発光効率が向上す
る。
【0037】誘電体層4と比較して透明度の高い材質
は、例えば、誘電体層4と同じ材質に多量のガラスを含
ませれば得られる。
【0038】実施の形態4.実施の形態4の凹み低減用
誘電体12の材質は、誘電体層4と屈折率が異なる材質
である。その他は実施の形態1又は2と同様である。凹
み低減用誘電体12と誘電体層4との屈折率の相違によ
って、いわゆるレンズ効果が生じ、放電によって発生し
た光の光路が変わる。
【0039】図8に凹み低減用誘電体12の屈折率が誘
電体層4と比較して低い場合の光路Cの概念を示し、図
9に凹み低減用誘電体12の屈折率が誘電体層4と比較
して高い場合の光路Cの概念を示す。図8及び図9に示
すように、凹み低減用誘電体12の屈折率が誘電体層4
と比較して高くても低くても、放電によって発生した光
は、ガラス基板1を通過した後は広がるので、PDPに
表示される画像を見ることができる角度(視野角)を広
げることができる。
【0040】誘電体層4と屈折率が異なる材質は、例え
ば、誘電体層4と同じ成分で構成し、その成分比を変え
れば得られる。具体例として、誘電体層4と屈折率が異
なる材質は、誘電体層4に含まれるガラスの含有量を変
えれば得られる。さらにこの具体例において、誘電体層
4と屈折率が異なる材質は、誘電体層4と同じ材質に多
量のガラスを含ませれば、誘電体層4と比較して透明度
が高くなり、実施の形態3の効果も得られる。
【0041】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によると、誘電体
層の表面の凹みを低減するための凹み低減用誘電体を備
えたことで、表示電極対上方の誘電体層の表面の凹部が
低減され、前面基板と背面基板との間の隙間が低減され
る。したがって、ある放電空間で生じた放電が隣りの放
電空間に隙間を介して与える影響が低減されるので、画
質の劣化が少ない。
【0042】請求項2に記載の発明によると、凹み低減
用誘電体がストライプ状であるため、例えば、スクリー
ン印刷で用いるスクリーンの位置合わせの精度が低くて
も、隔壁と表示電極対との間の誘電体層に凹み低減用誘
電体を隙間なく付加することが可能である。
【0043】請求項3に記載の発明によると、凹み低減
用誘電体が誘電体層と同じ材質であるため、本発明の誘
電体層及び凹み低減用誘電体全体の誘電率を従来の誘電
体層の誘電率と同じにすることができる。
【0044】請求項4に記載の発明によると、凹み低減
用誘電体の透明度が高い分、発光により生じた光の散
乱、吸収が減るので、発光効率が向上する。
【0045】請求項5に記載の発明によると、凹み低減
用誘電体と誘電体層との屈折率の相違によって、いわゆ
るレンズ効果が生じ、放電によって発生した光の光路が
変わる。よって、放電によって発生した光は、前面基板
を通過した後は広がり、視野角を広げることができる。
【0046】請求項6に記載の発明によると、誘電体層
と比較して、凹み低減用誘電体がガラスを多く含むた
め、凹み低減用誘電体の透明度を高くすることができ、
発光により生じた光の散乱、吸収が減るので、発光効率
が向上する。
【0047】請求項7に記載の発明によると、誘電体層
の表面の凹みを低減するための凹み低減用誘電体を形成
することで、画質の劣化が少ないPDPが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1のPDPの平面模式図
である。
【図2】 本発明の実施の形態1のPDPの断面図であ
る。
【図3】 本発明の実施の形態1のPDPの製造方法を
示す断面図である。
【図4】 本発明の実施の形態2のPDPの断面図であ
る。
【図5】 本発明の実施の形態2のPDPの断面図であ
る。
【図6】 本発明の実施の形態2のPDPの平面模式図
である。
【図7】 本発明の実施の形態2のPDPの製造方法を
示す断面図である。
【図8】 本発明の実施の形態4のPDPの断面図であ
る。
【図9】 本発明の実施の形態4のPDPの断面図であ
る。
【図10】 従来のPDPの平面模式図である。
【図11】 従来のPDPの斜視図である。
【図12】 従来のPDPの平面模式図である。
【図13】 従来のPDPの斜視図である。
【図14】 従来のPDPの製造途中の構造を示す斜視
図である。
【図15】 従来のPDPの断面図である。
【符号の説明】
12 凹み低減用誘電体、100 前面基板、200
背面基板、300 表示電極対。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに平行であって交互に延設された表
    示電極対及びブラックストライプが敷設された主面を有
    する透明基板、前記透明基板の主面、前記複数の表示電
    極対及び前記ブラックストライプを覆う誘電体層を含む
    前面基板と、 互いに平行であって放電空間の寸法を規定するための複
    数の隔壁が延設された主面を有し、当該主面を前記透明
    基板の主面に対面させて、前記隔壁が延設された方向が
    前記表示電極対及びブラックストライプが延設された方
    向に直角な方向になるように、前記前面基板に張り合わ
    された背面基板と、 隣り合う前記ブラックストライプの間であって、前記隔
    壁と前記表示電極対との間の前記誘電体層に付加され、
    前記誘電体層の表面の凹みを低減するための凹み低減用
    誘電体と、を備えたプラズマディスプレイパネル。
  2. 【請求項2】 前記凹み低減用誘電体は、前記表示電極
    対に平行に延設されたストライプ状である請求項1記載
    のプラズマディスプレイパネル。
  3. 【請求項3】 前記凹み低減用誘電体は、前記誘電体層
    と同じ材質である請求項1又は2に記載のプラズマディ
    スプレイパネル。
  4. 【請求項4】 前記凹み低減用誘電体は、前記誘電体層
    と比較して透明度が高い請求項1又は2に記載のプラズ
    マディスプレイパネル。
  5. 【請求項5】 前記凹み低減用誘電体は、前記誘電体層
    と比較して屈折率が異なる請求項1又は2に記載のプラ
    ズマディスプレイパネル。
  6. 【請求項6】 前記凹み低減用誘電体は、前記誘電体層
    と比較してガラスが多く含まれている請求項5記載のプ
    ラズマディスプレイパネル。
  7. 【請求項7】 (a)互いに平行であって交互に延設さ
    れた表示電極対及びブラックストライプが敷設された主
    面を有する透明基板を得るステップと、 (b)前記透明基板の主面、前記複数の表示電極対及び
    前記ブラックストライプを誘電体層で覆って、前記表示
    電極対、前記ブラックストライプ及び前記誘電体層を含
    む前面基板を得るステップと、 (c)互いに平行であって放電空間の寸法を規定するた
    めの複数の隔壁が延設された主面を有する背面基板を、
    当該主面を前記前面基板の主面に対面させて、前記隔壁
    が延設された方向が前記表示電極対及びブラックストラ
    イプが延設された方向に直角な方向になるように、前記
    前面基板に張り合わすステップと、を備え、 前記ステップ(b)は、 (b−1)前記誘電体層の表面の凹みを低減するための
    凹み低減用誘電体を、隣り合う前記ブラックストライプ
    の間であって、前記隔壁と前記表示電極対との間の前記
    誘電体層に入り込ませるステップを含むプラズマディス
    プレイパネルの製造方法。
JP10149165A 1998-05-29 1998-05-29 プラズマディスプレイパネル及びその製造方法 Pending JPH11339670A (ja)

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