JP2009176655A - 回路遮断器の過電流引き外し装置 - Google Patents

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Tetsuo Shibata
徹郎 柴田
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Abstract

【課題】本発明は、簡単な構造で、端子座9の固定位置のずれにかかわらず、回路の引き外し時間を一定にする回路遮断器1の過電流引き外し装置5を提供することを目的としている。
【解決手段】本発明に係る回路遮断器1の過電流引き外し装置5は、過電流引き外し素子11を端部に向かって細く形成し、端子6の固定位置のずれによる過電流引き外し素子11が掛合片12に対して平行でない場合にも、掛合片12と過電流引き外し素子11との距離を保持できることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、電気回路内で過電流が発生した場合に電気回路を遮断する機能を有する回路遮断器の、過電流引き外し素子が回路遮断器内を通電する電流により発せられる熱で湾曲し、過電流引き外し素子の端部が掛合片に接触することで電気回路の引き外しが行われる過電流引き外し装置に関するものである。
バイメタルを利用した過電流引き外し装置は、回路遮断器内を通る電流が発する熱により湾曲したバイメタルが掛合片と接触することで、ハンドルユニットをオン状態で保持している掛合片の掛合が外れ、ハンドルユニットがオフ状態となり、回路が遮断される仕組みである。
バイメタルは掛合片と平行して配置される。従来、バイメタルは掛合片と同形状をしており、上部も下部も同じ幅の帯状であった。回路遮断器中を過電流が流れると、バイメタルがその電流による熱で湾曲し、ハンドルユニットをオン状態で保持していた掛合片を押し、掛合片のハンドルユニットとの掛合を解除してハンドルユニットがオフ状態となり、回路が遮断される。
特開2001−84885号公報
回路遮断器を分電盤に組み込んで使用する場合、回路遮断器の端子部には、電線や導電バー等の導体をねじで締め付け接続する。このとき、端子ねじを確実に締めようとするがあまり、端子ねじを受ける端子座が回動してしまうことがあった。端子座の回動により、本来、掛合片と平行に位置するはずのバイメタルが、端子座と共に係合片に対して斜めに固定されてしまっていた。このような場合、過電流が発生しバイメタルが動作するときに、掛合片とバイメタルの最短の距離が、本来の掛合片とバイメタルが平行に位置している場合の距離より短くなるため、バイメタルの湾曲角度が少なくても動作してしまうので、動作時間も短くなってしまうという欠点があった。
そこで本発明は、簡単な構造で、端子座の固定位置のずれにかかわらず、回路の引き外し時間を一定にする回路遮断器の過電流引き外し装置を提供することを目的とし、その構造は、過電流引き外し素子を端部に向かって細く形成し、端子の固定位置のずれによる過電流引き外し素子が掛合片に対して平行でない場合にも、掛合片と過電流引き外し素子との距離を保持できることを特徴とする。
本発明に係る回路遮断器の過電流引き外し装置は、過電流引き外し素子を端部に向かって細く形成し、端子の固定位置のずれによる過電流引き外し素子が前記掛合片に対して平行でない場合にも、掛合片と過電流引き外し素子との距離を保持できる。端子ねじを強く締め付けて端子座の固定位置がずれてしまっても、過電流が発生したとき、一定時間で回路の引き外しがなされる。
本発明に係る回路遮断器の過電流引き外し装置の実施例を図1〜図4の添付図面に基いて説明する。
回路遮断器1内で電流は、電源側端子2から固定接触子3、可動接触子4等を経て、過電流引き外し装置5を通って負荷側端子6へと流れている。図1に示すようにオン状態では、ハンドルユニット7が可動接触子4を押した状態で、固定接触子3に可動接触子4が接触しているため通電される。また図2に示すようにオフ状態では、ハンドルユニット7が固定接触子3を引いた状態で、固定接触子3に可動接触子4が接触しないため通電されない。
負荷側端子6には、導体を端子ねじ8で固定する端子座9が設けられ、端子座9に隣接してバイメタル10で構成される過電流引き外し素子11が配置される。回路遮断器1内を流れる電流が発する熱によりバイメタル10が湾曲した場合に、バイメタル10の先端が押し付けられる位置に掛合片12が配置される。掛合片12は、回路遮断器1の外部から回路をオン・オフするハンドルユニット7の端部に、ハンドルユニット7がオンの状態で掛合し、オンの状態を保持する機能を担っている。
バイメタル10は熱膨張率の異なる二枚の金属板を張り合わせたもので、融点温度の異なる回路遮断器1内に過電流が通った場合、その電流の発する熱でバイメタル10は一定方向へ湾曲する。このバイメタル10で過電流引き外し素子11を構成し、その形状を、先端に向かって細く形成する。掛合片12は、過電流引き外し素子11との接触部13を凸状に突出させる。
過電流が発生し、過電流引き外し素子11が動作したとき、過電流引き外し素子11の端部が掛合片12の接触部13に接触し、掛合片12が押され、オンの状態で保持していたハンドルユニット7との掛合が解除され、ハンドルユニット7がオフ状態となる。ハンドルユニット7の動作によって、固定接触子3と可動接触子4が離れ回路が遮断される。
回路遮断器1の負荷側端子6では、電線や導電バー等の導体が端子ねじ8の締め付けにより接続される。接続不良等を避けるため、端子ねじ8を確実に締めようとした場合、この端子ねじ8を受ける端子座9が端子ねじ8の締め付け方向に回動してしまうことがあった。端子座9が回動すると、端子座9に隣接する過電流引き外し素子11も掛合片11に対して平行ではなくなってしまう。過電流引き外し素子11のどの部分が掛合片12に当たっても、掛合片12は動作してしまう。図5には従来の過電流引き外し装置を示す。従来の過電流引き外し素子31は、上部も下部も同じ幅の帯状のバイメタルであると、端子32の端子ねじ33を締めて、過電流引き外し素子31が掛合片34に対して斜めの位置に配置されたとき、掛合片34から過電流引き外し素子31の最短距離は、過電流引き外し素子31が掛合片34に対して平行に配置されたときの距離に比べて小さくなる。つまり、過電流引き外し装置の動作時間が短くなり、回路が遮断されがちになる。このように、過電流引き外し素子31の配置位置によっては、掛合片34への距離が異なってしまうのに比べて、本発明は、過電流引き外し素子11が先細りの形状であるため、掛合片12に対して斜めに過電流引き外し素子11が配置されても、過電流引き外し素子11の端部でしか掛合片12に接触しないように、掛合片12の過電流引き外し素子11に対する位置関係に関わらず、過電流引き外し素子11と掛合片12との距離を一定にするものである。
回路遮断器のオン状態の断面図である。 回路遮断器のオフ状態の断面図である。 回路遮断器における要部斜視図である。 図3における上面図である。 従来の回路遮断器の過電流引き外し装置の上面図である。
符号の説明
1 回路遮断器
2 電源側端子
3 固定接触子
4 可動接触子
5 過電流引き外し装置
6 負荷側端子
7 ハンドルユニット
8 端子ねじ
9 端子座
10 バイメタル
11 過電流引き外し素子
12 掛合片
13 接触部

Claims (1)

  1. 電線や導電バー等の導体を端子部にて端子ねじで接続すると共に、電気回路内で過電流が発生した場合に前記電気回路を遮断する機能を有する回路遮断器の、過電流引き外し素子が前記回路遮断器内を通電する電流により発せられる熱で湾曲し、前記過電流引き外し素子の端部が掛合片に接触することで電気回路の引き外しが行われる過電流引き外し装置において、前記過電流引き外し素子を端部に向かって細く形成し、前記端子の固定位置のずれによる前記過電流引き外し素子が前記掛合片に対して平行でない場合にも、前記掛合片と前記過電流引き外し素子との距離を保持できることを特徴とする回路遮断器の過電流引き外し装置。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5624041U (ja) * 1979-07-31 1981-03-04
JPS57189429A (en) * 1981-05-19 1982-11-20 Fuji Electric Co Ltd Mechanism for tripping circuit breaker
WO2005104159A1 (ja) * 2004-04-21 2005-11-03 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha 熱動式引き外し装置及びそれを用いた回路遮断器

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