JP2009176488A - 車両用灯具 - Google Patents

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Hidenari Seiya
秀成 征矢
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Kanto Jidosha Kogyo KK
Toyota Motor East Japan Inc
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Kanto Jidosha Kogyo KK
Kanto Auto Works Ltd
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Abstract

【課題】レンズによって光源の配光性を制御する場合に起きる明暗差、すなわち、光源の軸線上に位置する明るい領域と、光源から離れた位置との明暗差の発生を防止する。
【解決手段】光源1を収納した第一のレンズ2を複数個並列配置したユニット3と、ユニット3の前面、すなわち光軸の延長線上に設けられた第二のレンズ5とからなり、第一のレンズ2は、レンズカット13を有する拡散部4によってお互いに連接して一体成形される。なお、拡散部4はユニット3とアーチ形状に成形されてされ、上面6にはレンズカット7を有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、テールランプやストップランプ等の車両用の灯具に関する。
従来、車両用の灯具として、光源1を収納した複数の第一のレンズ2と、第一のレンズ2同士を連結する位置決め部8と、第一のレンズ2と位置決め部8の前面に配置された第二のレンズ5とからなるものが知られている。図4にその模式図を示す。
すなわち、光源1を収納した複数の第一のレンズ2と、第一のレンズ2同士を連結する位置決め部8によって連接されてユニット3’を形成し、ユニット3’の前面には第二のレンズ5が配置されている。そして、第一のレンズ2の頂点領域上面10にはレンズカット11、及び第二のレンズ5の上面12にはレンズカット13が施されている。なお、第一のレンズ2と位置決め部8とは一体成形されている。ここで、第一のレンズ2と位置決め部8が一体成形されているのは、光源1とレンズカット11の位置を精度良く確保し、光源1から射出される指向性の強い光を正確に捕捉して第一のレンズ2から第二のレンズ5へ照射するためである。
また、白熱電球の平行光束や、LEDから出射される指向性の強い光の配光性を制御する技術として特許文献1が知られている。
特開平1−319201号公報
従来の車両用の灯具(図4)の光源1から出射された光20のうち指向性の強い光は、第一のレンズ2を透過して光軸方向(矢印の方向)に向かう。そして、第二のレンズ5のレンズカット13を介して平行光束となってアウターレンズ15に照射される。一方、拡散光は、第一のレンズ2に入射するが、入射角度が臨界角度より小さいため第一のレンズ2及び連接する位置決め部8内で反射を繰り返すことになる。つまり、位置決め部8を透過して第二のレンズ5へ出射されることはほとんどない。その結果、第一のレンズ2から離れた場所(図中Bで示す)が暗くなり、第一のレンズ2付近(図中Aで示す)との明暗差が生ずることになる。
すなわち、レンズによって配光性を制御する場合、光源の軸線上に位置するところでは、レンズから射出される光束量が多いため明るく、一方、光源から離れた位置では配光されて届く光束量が少ないため暗くなってしまう。すなわち、光源に近い位置と遠い位置とで明暗差が生じて外観上、見栄えが悪くなるという問題点がある。特にLEDは光の指向性が強いため、明暗がはっきりしやすく、暗いところが黒点として見えてしまうことが指摘されている。
本発明の目的は、光源と光源との間の位置で発生する明暗差を防止することにあり、具体的には光源の数を増やすことなく車両用の灯具の明暗差を解消することにある。
本発明者は、LED等から射出される拡散光に注目し研究を進めた結果、これまで利用されることのなかった拡散光を制御して利用することに成功し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の車両用灯具は、光源を収納した複数の第一のレンズと、該複数の第一のレンズを連結する拡散部と、複数の第一のレンズの前面に設けられた第二のレンズとからなり、拡散部はレンズカットを有することを特徴とするものである。
上記構成によって、以下に述べる作用が生じ、光源と光源との間の位置で拡散光を射出することが可能になったためである。光源から射出された指向性の弱い拡散光は、第一のレンズの側部から入射して、入射角度が臨界角度より小さい拡散光が反射を繰り返して拡散部に達する。ここでも入射角度が臨界角度より小さい拡散光は、さらに全反射を繰り返し、拡散部内を移動することになるが、移動途中に拡散部のレンズカットにより全反射をする臨界角度が崩され、拡散部から出射されることになる。
以上述べたように、光源から離れた位置、すなわち複数配置された第一のレンズ間の中間位置において、入射角度が臨界角度より小さく全反射していた光を射出することが可能となったため、光源を収納した第一のレンズ位置との間で生じていた明暗差を解消することができる。また、これまで利用されていなかった拡散光を有効に活用することができるようになるため、光源の個数を増加させることもなく、暗部を明るくすることが可能である。さらに、これまで指向性の強い光を第一のレンズから正確に射出するために、光源と第一のレンズの位置関係を厳密に調整する必要があったが、多少の位置ずれが生じたとしても本発明の構成により第一のレンズ側面から指向性の強い光を入射させて、拡散光と同様に利用することが可能である。さらにまた、これまで利用できなかった拡散光を利用することができるため、光源を増やすことなく、テールランプやストップランプの明るさを増加させるという極めて優れた効果を奏するものである。
以下、図面に基づいて本発明を詳細に説明する。
本発明の車両用灯具の1形態を図1及び図2に示す。
図1に示すように、本発明の車両用灯具は、光源を収納した複数の第一のレンズと、該複数の第一のレンズを連結する拡散部と、複数の第一のレンズの前面に設けられた第二のレンズとからなり、拡散部はレンズカットを有してなる。
すなわち、光源1を収納した複数の第一のレンズ2が拡散部4と連接されてユニット3が形成され、ユニット3の前面、すなわち光軸の延長線上には第二のレンズ5が設けられて、ユニット3は第二のレンズ5によって覆われている。
そして、さらに第二のレンズ5の前面にはアウターレンズ15が設けられ、第二のレンズ5はアウターレンズ15によって覆われている。第一のレンズ2の頂点領域上面10、すなわちレンズの外側、言い換えれば光源とは反対側のレンズ面にはレンズカット11が施され、第二のレンズ5の上面12、すなわち、レンズの外側、言い換えればアウターレンズ15側のレンズ面には全面にレンズカット13が施されている。
拡散部4は湾曲してアーチを形成し、連成する第一のレンズ間の中間位置付近に頂点を有する、レンズ上面6、すなわちレンズの外側、第二のレンズ5側のレンズ面にはレンズカット7が施されている。
拡散部4のレンズカット7は拡散部4内を反射している光を外に出すためのものであり、拡散部4の上面6にカット形状が形成されている。図1ではカットはアーチの頂上付近に形成されているが、上面6の全長に亘っていてもよく、断続的に形成されていてもよい。しかし、頂上付近、すなわち第一のレンズ間の中間点付近には必ず形成されていることが望ましい。これは、中間点付近で光束が少なくなることを防ぐためである。カットの形状は規則性を持ったものが好ましく、フレネルカットの他、半球状又はそれを崩した形状が格子状又は蜂の巣状に隙間なく並べられた魚眼カット、断面がかまぼこのような半楕円形状が連続して並べられたかまぼこカット、あるいは図3に示すように、断面が三角の連続した形状21が並んでいる三角カットを例として挙げることができる。全反射をする臨界角を崩すためには三角カットが特に好ましい。
アーチ形状の拡散部4の頂点領域は、各光源1の間の中間位置になるようにすることが好ましく、高さhは、第一のレンズ2と同程度以上、好ましくは第一のレンズ2より高く、第二のレンズ5に近い方が望ましい。
なお、拡散部4は、位置決め部8と同様に光源1とレンズカット13の位置を精度良く確保する機能を担っていてもよく、第一のレンズ2と一体成形されている。第一のレンズ2と拡散部4の材質は、同質の透明な光媒体であれば良く、例えば、ポリカーボネート、アクリル樹脂等の透明な合成樹脂で形成される。第二のレンズ5は、透明な光学体、ポリカーボネート、アクリル樹脂等の透明な合成樹脂で形成されており、第一のレンズ2及び/又は拡散部4の材質と同質であっても良く、異なっていてもよい。
レンズカット11及びレンズカット13は、光源1から射出された主に指向性の強い光を拡散させるためであり、カットの形状は規則性を持ったものであれば良く、フレネルカットの他、魚眼カット、かまぼこカット、三角カットを例として挙げることができ、特にレンズカット11は同心円状にカットされたフレネルカットが望ましい。
アウターレンズ15は、特に限定されるものではなく、車両取付け状態において軸方向を略水平とするシリンドリカルレンズや上述した拡散を目的とするレンズまたはそれらのレンズが組み合わされて設けられていてもよい。
本発明において、光源の種類は特に限定されるものではなく、LED光源のほか白熱光源としてもよい。
図2は光源の光の進行を模式的に示したものである。
光源1から射出されて拡散部4内に入った光のうち、入射角が臨界角より小さい光は全反射され、拡散部4から射出されることなく拡散部4内で反射を繰り返すことになる。反射を繰り返していた光20aは、頂上部のレンズカット7によって全反射をする臨界角が崩されることになる。これにより、これまで拡散部4内で反射を繰り返していた光は矢印方向20bに射出される。すなわち、これまで位置決め部8の内部を反射していた拡散傾向を有する光は、第一のレンズ2,2間(図中Bで示す)において出射されて、第二のレンズ5の前面、そして光軸上に設けられたアウターレンズ15へと照射されることになる。
以上述べたように、第一のレンズ2に入射した拡散光は、拡散部4のレンズカット7により第二のレンズ5に向けて射出され、レンズカット13でほぼ同一方向になるように屈折させられた後、アウターレンズ15に照射されることになる。そして、これまで利用されていなかった拡散光を利用して明るさを増大させ、さらに明暗差を解消するという効果を奏する。
本発明の車両用灯具の一形態を示す概略図である。 本発明の車両用灯具の光の屈折を示す模式図である。 三角カットのレンズ形状を示す図である。 従来の車両用の灯具の一形態を示す概略図である。
符号の説明
1 光源
2 第一のレンズ
3 ユニット
3’ ユニット
4 拡散部
5 第二のレンズ
6 上面
7 レンズカット
8 位置決め部
10 頂点領域上面
11 レンズカット
12 上面
13 レンズカット
15 アウターレンズ

Claims (5)

  1. 光源を収納した複数の第一のレンズと、該複数の第一のレンズに連結された拡散部と、前記複数の第一のレンズの前面に設けられた第二のレンズとからなり、
    前記拡散部はレンズカットを有する、車両用灯具。
  2. 前記レンズカットは、湾曲した前記拡散部の上面に設けられている、請求項1記載の車両用灯具。
  3. 前記レンズカットは、前記拡散部の頂点領域に設けられている、請求項2記載の車両用灯具。
  4. 前記拡散部の頂点領域と前記第二のレンズとの距離が、前記第一レンズの頂点領域と前記第二のレンズの距離より短い、請求項1〜3のいずれかに記載の車両用灯具。
  5. 前記第二のレンズの前面にアウターレンズが設けられている、請求項1〜4のいずれかに記載の車両用灯具。
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