JP2009175279A - カメラシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】ハイブリットAF方式での2つの焦点検出結果の差を高速に補正する。
【解決手段】カメラシステムは、被写体からの光束を結像する撮影光学系101からの結像光を電気信号に変換する撮像素子202と、位相差検出方式により上記撮影光学系101の焦点位置を検出する第1焦点検出部204と、上記撮像素子202により生成された信号に基づき上記撮影光学系101の焦点位置を検出する第2焦点検出部205と、撮影光束を複数に分割し、上記第1焦点検出部204と、上記第2焦点検出部205にそれぞれ光束を導く薄膜ミラー201と、上記第1焦点検出部204と上記第2焦点検出部205の焦点検出を行うタイミングを略同期させるための制御部206と、上記第2焦点検出部205の結果を用いて上記第1焦点検出部204の結果を補正する焦点検出補正部207と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、カメラシステムに関し、特に、デジタルカメラシステムにおけるオートフォーカス(以下、AFと略記する)技術に関する。
従来のデジタルカメラシステムにおけるAF技術は、大別してTTL(Through the Lens)位相差AF方式とコントラストAF方式とがある。
一般的に、レンズ交換式デジタル一眼レフカメラのAFには、位相差AF方式が用いられることが多く、高速に焦点検出を行えるという特徴がある。この位相差AF方位は、カメラ本体に焦点位置のズレを検出するためのAFセンサモジュールが設けられ、該AFセンサモジュールにより検出された焦点ズレ量(デフォーカス量)により、焦点調節用のレンズ(フォーカスレンズ)の焦点検出を行う。
一方で、コンパクトデジタルカメラでは、コントラストAF方式を用いることが多く、フォーカスレンズを光軸方向に移動させながら被写体の高周波成分を検出して、コントラストのピーク値を算出することで焦点検出を行う。コントラストAF方式は、焦点検出速度は高速ではないが、高精度の合焦制御が可能という特徴がある。
位相差AF方式による焦点検出において、焦点検出精度に影響する要因は多種多様である。
例えば、撮影レンズは被写体からの光束を撮像素子へ結像するわけであるが、撮像素子の位置がカメラ毎にバラツキを持つことは設計面からも製造面からも周知の事実であり、結像すべき位置に撮像素子が配置されていなければピントの合った画は生成できないことになる。
また、AFセンサモジュールによるデフォーカス量検出においても、AFセンサモジュールの位置精度が大きく影響することになる。更に、撮像素子とAFセンサモジュールの相対的位置関係は相関性を要するものであり、どちらか一方がずれてしまうと、撮影画像はピントの合った画として生成できないことになる。
上述の要因の他に、使用環境外気温による性能変化が挙げられる。
これらの要因は、設計的に補正するような仕組みになっていたり、工場出荷時に調整するなどの工夫は取られているが、ユーザにカメラが渡った状態でどんな状況下でも満足できる性能を維持しているとは言い難い。
また、不慮の事故による外的衝撃がカメラに加わった際は、焦点検出における精度は保障しかねることになるが、万が一、旅行先などで、このような状況になり容易に修理依頼が行えないような場合、非常に不満が残ることになる。
一方、コントラストAF方式は、撮像素子からの撮像信号を用いているため、上述の位相差AFの検出精度劣化要因の影響は極めて少なく、常に最適な合焦制御が可能となる。
このような問題に鑑み、所謂AFカメラにおいて、位相差AF方式とコントラストAF方式を組み合わせることにより、高速かつ高精度なAF方式であるハイブリットAF技術が求められている。
ハイブリッドAF方式の先行例としては、特許文献1がある。これは、位相差AF方式で粗調整を行い、その後、コントラストAF方式により微調整することで高精度の合焦制御を行うというものである。
特許文献2では、ハイブリッドAF方式において、位相差AF方式の焦点検出結果と、コントラストAF方式の焦点検出結果の差分を補正する手段を有している。
特開2004−109864号公報 特開2006−84545号公報
しかしながら、上記特許文献1では、位相差AF方式にて粗調整し、その後コンラストAF方式にて微調整しているため、位相差AF方式単独でのAFと比べると合焦速度が遅くなってしまう。また、交換レンズとの組み合わせ、上述したような環境外気温などの影響で、必ずしも位相差AF方式で算出された焦点検出結果が常にコントラストAF方式での焦点検出結果と一致するとは限らなく、これらのズレ量が大きい場合、コントラストAF方式でレンズ駆動を行う範囲を広くする必要があり、合焦速度に大きな影響を及ぼす。
また、上記特許文献2では、キャリブレーションモードを設け位相差AF方式とコントラストAF方式の差分を測定し、補正する手段を有している。ここでの補正は、位相差AF方式での焦点検出結果に基づきレンズ駆動を行なった後、コントラストAF方式で微調整を行ないコントラストピークを検出し、両者の差分を測定している。そのため、焦点検出を行う画像取り込みタイミングが時系列であり、同一の被写体像から焦点検出を行っていない。このため、両者の測距結果に測定誤差が生じると共に、キャリブレーションに要する時間が長くなるという問題がある。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、ハイブリットAF方式における2種類の方式による焦点検出結果の差分を高速に補正可能とし、高速かつ高精度なAF方式を有するカメラシステムを提供することを目的とする。
本発明のカメラシステムの一態様は、
被写体からの光束を結像する撮影レンズ群と、
上記撮影レンズ群のフォーカス位置を調整するためのレンズ制御手段と、
上記撮影レンズ群からの結像光を電気信号に変換する光電変換手段と、
位相差検出方式により上記撮影レンズ群の焦点位置を検出する第1の焦点検出手段と、
上記光電変換手段により生成された信号に基づき上記撮影レンズ群の焦点位置を検出する第2の焦点検出手段と、
撮影光束を複数に分割し、上記第1の焦点検出手段と、上記第2の焦点検出手段にそれぞれ光束を導く光分割手段と、
上記第1の焦点検出手段と上記第2の焦点検出手段の焦点検出を行うタイミングを略同期させるための制御手段と、
上記第2の焦点検出手段の結果を用いて上記第1の焦点検出手段の結果を補正する焦点検出補正手段と、
を具備することを特徴とする。
本発明によれば、ハイブリットAF方式における2種類の方式による焦点検出結果の差分を高速に補正可能とし、高速かつ高精度なAF方式を有するカメラシステムを提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係るカメラシステムの構成を示す図である。
このカメラシステムは、レンズ本体10とカメラ本体20とからなる。
レンズ本体10は、カメラ本体20に対して着脱自在に構成された交換レンズとして提供されるもので、撮影光学系101、レンズ制御部102、レンズ側接点103、等を備える。
ここで、撮影光学系101は、被写体からの光束を結像する撮影レンズ群である。また、レンズ制御部102は、当該レンズ本体10内の各部を制御するレンズ制御手段であり、カメラ本体20からの指令に応じて上記撮影光学系101のフォーカス位置を調整したり、図示しないレンズ位置検出機構によりレンズ位置を測定してレンズパルスとしてカメラ本体20に送信する機能を備える。レンズ側接点103は、当該レンズ本体10がカメラ本体20に装着された状態でカメラ本体20の対応する接点と当接して、電気的に接続された状態となり、上記レンズ制御部102とカメラ本体20との通信を可能とするものである。
また、カメラ本体20は、薄膜ミラー201、撮像素子202、AFセンサ203、第1焦点検出部204、第2焦点検出部205、制御部206、焦点検出補正部207、記憶部208、表示部209、キャリブレーション警告部210、外的衝撃センサ211、温度センサ212、カメラ側接点213、等を備える。
ここで、薄膜ミラー201は、上記撮影光学系101からの撮影光束を複数に分割し、上記撮像素子202とAFセンサ203にそれぞれ光束を導く光分割手段であり、例えば、ペリクルミラー等が使用される。
撮像素子202は、上記薄膜ミラー201で分割された撮影光学系101からの結像光を電気信号に変換する光電変換手段である。
AFセンサ203は、上記薄膜ミラー201で分割された撮影光学系101からの光束を複数に分割するセパレータ絞りマスクやセパレータレンズ、それら複数に分割された結像光をそれぞれ電気信号に変換する複数のラインセンサ等を含むAFセンサモジュールである。第1焦点検出部204は、このAFセンサ203により生成された複数の信号に基づき位相差AF方式により上記撮影光学系101の焦点位置を検出する第1の焦点検出手段である。
第2焦点検出部205は、上記撮像素子202により生成された信号に基づきコントラストAF方式により上記撮影光学系101の焦点位置を検出する第2の焦点検出手段である。
制御部206は、該カメラ本体20内の各部を制御する制御手段であり、上記第1焦点検出部204と上記第2焦点検出部205の焦点検出を行うタイミングを略同期させる機能を備える。
焦点検出補正部207は、上記第2焦点検出部205の結果を用いて上記第1焦点検出部204の結果を補正するための補正量を算出し、その算出した補正量を基に上記第1焦点検出部204の結果を補正する焦点検出補正手段である。焦点検出補正部207は、この補正した上記第1焦点検出部204の焦点検出結果に基づいて、レンズ駆動するように上記レンズ制御部102を制御する。また、記憶部208は、この焦点検出補正部207が算出した上記補正量を記憶する。
表示部209は、該カメラの状態を表示する表示手段である。キャリブレーション警告部210は、上記焦点検出補正部207が上記補正量を算出できないときに、上記表示部に所定のエラーメッセージを表示させたり、図示しないスピーカ等にエラー音を発生させたりして、ユーザに警告するものである。
外的衝撃センサ211は、不慮の事故によって当該カメラ本体20に外的衝撃が加わったことを検出するための検出手段であり、温度センサ212は、使用環境外気温を測定するための測定手段である。上記焦点検出補正部207は、それら外的衝撃センサ211及び温度センサ212の出力に応じて、外的衝撃が加わった際や環境温度の変化が大きい場合に、自動的に上記補正量の算出を実行するように構成されることができる。
カメラ側接点213は、上記レンズ本体10が当該カメラ本体20に装着された状態でレンズ本体10のレンズ側接点103と当接して、電気的に接続された状態となり、上記制御部206や上記焦点検出補正部207が上記レンズ本体10内のレンズ制御部102と通信できるようにするものである。
次に、上記焦点検出補正部207が算出する上記補正量について説明する。
図2(A)は、位相差AF方式とコントラストAF方式の補正量を説明するための図であり、図2(B)は、レンズ位置によるデフォーカス量とコントラスト評価値の対応を示す図である。
上記第1焦点検出部204は、サンプリングしたレンズ位置に対応して、図2(B)に示すようにデフォーカス量D(0)〜D(n)を出力する。また、上記第2焦点検出部205、サンプリングしたレンズ位置に対応して、図2(B)に示すようにコントラスト評価値C(0)〜C(n)を出力する。
これらデフォーカス量D(0)〜D(n)とコントラスト評価値C(0)〜C(n)の対応関係を、デフォーカス量を横軸にとり、縦軸をコントラスト評価値とするグラフによって示すと、図2(A)に黒丸で示すようになる。この黒丸をフィッティングすると、同図に実線で示すようなコントラストカーブが得られる。また、同図中のCtは、コントラスト評価値C(0)〜C(n)の内の最大値を示し、この例では、Ct=C(n−1)である。この最大値Ctと前後のコントラスト評価値から補間、例えば三点補間して、コントラストピークCpを算出すると、それに対応するデフォーカス量Dpが、コントラストAF方式による焦点検出で得られる焦点位置に対応するデフォーカス量である。なお、図2(A)中の破線はサンプリングし取得したコントラスト評価値から補間したコントラストカーブを示す。
一方、位相差AF方式により焦点位置を検出する第1焦点検出部204によって、図2(A)にDtとして示すようなデフォーカス量が焦点位置検出結果として得られる。
このように、位相差AF方式により焦点位置を検出する第1焦点検出部204によって焦点位置として検出されるデフォーカス量Dtと、コントラストAF方式により焦点位置を検出する第2焦点検出部205によって焦点位置として検出されるデフォーカス量Dpとには差分があり、焦点検出補正部207は、その差分(Dp−Dt)を補正量H_Dataとして算出する。
具体的には、位相差AFとコントラストAFの差分を測定し、補正量を算出するためのモードであるキャリブレーションモードを設け、カメラ本体の図示しない操作部材、例えばメニューボタン等の操作にて実行可能とする。
図3は、そのキャリブレーションモードにおける動作フローチャートを示す図であり、図4は、そのキャリブレーションモードにおける補正量の算出方法を説明するための図である。
即ち、ユーザ操作によりキャリブレーションモードが設定されると、制御部206からの指示により、焦点検出補正部207は、図3に示すように、まず、レンズ制御部102に対し、撮影光学系101のフォーカスレンズ位置を至近端にセットするよう指示する(ステップS101)。また、図示しない内部メモリ又は内部レジスタに格納する変数の初期化、即ち、測距データ配列の要素数i及びコントラスト評価値実測最大値Ctの初期化を行う(ステップS102)。
そして、フォーカスレンズ位置が無限端に達しているか否かを判別する(ステップS103)。
最初は、上記ステップS101により至近端にセットされているので、無限端に達していないと判別される。この場合には、位相差AF方式の第1焦点検出部204による測距データを取得すると共に(ステップS104A)、コントラストAF方式の第2焦点検出部205による測距データを取得する(ステップS104B)。そして、それら取得した測距データを、デフォーカス量D(i)及びコントラスト評価値C(i)として、図示しない内部メモリ又は内部レジスタに格納する(ステップS105)。ここでは、i=0であるので、図4の一番左の黒丸に相当するD(0),C(0)が格納される。
その後、上記格納したコントラスト評価値C(i)が変数であるコントラスト評価値実測最大値Ctよりも大きいか否かを判別する(ステップS106)。ここでは、C(0)とCt=0とを比較することになるので、C(i)>Ctと判断される。そのような場合には、コントラスト評価値実測最大値Ctにそのコントラスト評価値C(i)を更新格納する(ステップS107)。
次に、コントラスト評価値実測最大値Ctとコントラスト評価値C(i)の差分が閾値Th1よりも大きいか否かを判別する(ステップS108)。この閾値th1は、コントラストピークを過ぎて所定量(所定割合)コントラストが低下したことを判定する固定値であり、撮影光学系101の焦点距離、F値等により変わる値である。従って、この閾値th1は、撮影光学系101の焦点距離、F値等との対応テーブル、あるいはレンズ本体10の種別との対応テーブル等を焦点検出補正部207内に設けておき、レンズ制御部102との通信によってそれらの情報を取得して対応テーブルにより求める。
最初は、C(i)=Ctとなるので、Ct−C(i)=0であり、よって閾値Th1より大きくないと判断される。この場合には、変数である測距データ配列の要素数iをインクリメントし(ステップS109)、レンズ制御部102に撮影光学系101のフォーカスレンズの所定量の駆動を指示する(ステップS110)。即ち、要素数i=1として、1回目のレンズ駆動を行う。その後、上記ステップS103に戻る。
こうしてi=1としてステップS103に戻った場合も、図4の例では、無限端に達していないと判別されるので、第1焦点検出部204及び第2焦点検出部205による測距データを取得することとなる(ステップS104A,S104B)。そして、それら取得した測距データを、デフォーカス量D(i)及びコントラスト評価値C(i)として、図示しない内部メモリ又は内部レジスタに格納する(ステップS105)。ここでは、i=1であるので、図4の左から二番目の黒丸に相当するD(1),C(1)が格納される。
その後、コントラスト評価値C(i)がコントラスト評価値実測最大値Ctよりも大きいか否かを判別する(ステップS106)。ここでは、C(1)とCt=C(0)とを比較することになるので、図4の例では、C(i)>Ctと判断され、コントラスト評価値実測最大値Ctにそのコントラスト評価値C(i)を更新格納する(ステップS107)。即ち、Ct=C(1)となる。
次に、コントラスト評価値実測最大値Ctとコントラスト評価値C(i)の差分が閾値Th1よりも大きいか否かを判別する(ステップS108)。ここでは、C(i)=Ctとなるので、Ct−C(i)=0であり、よって閾値Th1より大きくないと判断される。この場合には、測距データ配列の要素数iをインクリメントし(ステップS109)、レンズ制御部102に撮影光学系101のフォーカスレンズの所定量の駆動を指示する(ステップS110)。即ち、要素数i=2として、2回目のレンズ駆動を行う。その後、上記ステップS103に戻る。
このようにして、フォーカスレンズ位置が無限端に達するまで、前回よりも大きなコントラスト評価値C(i)が得られる限りは、常にC(i)=Ctとなるので、それらの差分は閾値Th1より大きくないと判断されて、レンズ駆動が行われると共にD(i),C(i)が格納され、Ctが更新されていく。
そして、図4の例において右から二番目の黒丸で示すように、前回のコントラスト評価値に相当するコントラスト評価値実測最大値Ct以下のコントラスト評価値C(i)が取得されると、上記ステップS106において、コントラスト評価値C(i)がコントラスト評価値実測最大値Ct以下であると判断される。そのような場合には、上記ステップS107をスキップして、上記ステップS108のコントラスト評価値実測最大値Ctとコントラスト評価値C(i)の差分が閾値Th1よりも大きいか否かの判定へと進む。これにより、Ct−C(i)は0とはならず、その差分が閾値Th1と比較されることとなる。図4の例では、まだ閾値Th1より大きいので、n回目のレンズ駆動及びi=nとされる。
その後、図4の例において一番右の黒丸で示すように、更新されていないので前々回のコントラスト評価値となっているコントラスト評価値実測最大値Ct以下のコントラスト評価値C(i)つまりC(n)が取得されると、上記ステップS106において、コントラスト評価値C(i)がコントラスト評価値実測最大値Ct以下であると判断される。そして、上記ステップS108のコントラスト評価値実測最大値Ctとコントラスト評価値C(i)の差分が閾値Th1よりも大きいか否かの判定において、閾値Th1以下となったと判断される。
このようにCt−C(i)>Th1と判断されたならば、焦点検出補正部207は、コントラストピークCpの補間演算を行う(ステップS111)。即ち、コントラスト評価値実測最大値Ctを挟んだサンプリング点(少なくとも3点)を用いて、補間演算を行い、コントラストピークCpを算出する。そして、その算出したコントラストピークCp時のデフォーカス量Dpを補間演算する(ステップS112)。
その後、位相差AF方式の第1焦点検出部204によって焦点位置として検出されるデフォーカス量Dtと上記補間演算したデフォーカス量Dpの差分を演算することで、補正量H_Dataを算出し(ステップS113)、その算出した補正量H_Dataを記憶部208に記憶して(ステップS114)、このキャリブレーションモードを終了することとなる。
なお、上記ステップS103において、フォーカスレンズ位置が無限端に達してしまったと判断された場合には、コントラストピーク未検出処理へと進み、キャリブレーション警告部210にユーザへの警告を行わせる。例えば、図示しないスピーカによる警告音と共に、表示部209に被写体の変更や再測距を促すメッセージを表示させる。
また、第1焦点検出部204と第2焦点検出部205による測距タイミングは、制御部206によって略同期されるものであるが、例えば、図5のタイミングチャートに示すように、同期させる。
即ち、図5において、「1サイクル」は上記ステップS103乃至ステップS110のループ1回分の処理時間である。「焦点検出1」の立ち上がりがAFセンサ203の蓄積開始であり、「焦点検出2」の立ち上がりが撮像素子202の蓄積開始を示している。両者の同期は、制御部206から同期信号の立ち下がりを基準としている。上記ステップS104A,S104Bの測距データ取得乃至ステップS109の測距データ配列の要素数iをインクリメントするまでの処理は、「焦点検出補正処理」がハイの期間に行われ、上記ステップS110のフォーカスレンズの所定量の駆動指示に応じて、「レンズ駆動」がハイの期間、レンズ制御部102が撮影光学系101のフォーカスレンズを所定量移動させる。なお、AFセンサ203の蓄積及び撮像素子202の蓄積は、共にレンズ駆動が停止した状態で行われる。
このように、レンズ駆動後、レンズ停止状態での位相差AFとコントラストAFの測距としているが、継続したレンズ駆動中に測距を行っても良い。即ち、図6のタイミングチャートに示すように、レンズ駆動を行ったまま、AFセンサ203の蓄積及び撮像素子202の蓄積を行うようにしてもかまわない。この場合には、上記ステップS110のフォーカスレンズの所定量の駆動指示の代わりに、上記ステップS102での変数初期化終了後に、フォーカスレンズのスキャン開始をレンズ制御部102に指示するようにすれば良い。また、レンズ駆動中の測距は、被写体像のブレが発生するため、位相差AFとコントラストAFとの測距結果にズレを生じることが考えられる。この場合は、レンズ駆動中による測距ズレ量としてのオフセット量を加味すれば良い。
さらに、第1焦点検出部204と第2焦点検出部205による測距タイミングを非同期で行うことも可能である。図7は、レンズ駆動中に非同期で第1焦点検出部と第2焦点検出部の測距を行う場合のタイミングチャートを示す図であり、図8は、その場合の補正量の算出方法を説明するための図である。
この場合も、「焦点検出1」の立ち上がりがAFセンサ203の蓄積開始であり、「焦点検出2」の立ち上がりが撮像素子202の蓄積開始を示す。両者は、制御部206からの同期信号の立ち下がりを基準として最初のみ同期して行われる。「焦点検出1」による第1焦点検出部204の測距値は、「焦点検出1」の蓄積時間(ハイ期間)の重心でのレンズパルス(レンズ位置)と各々対応させる。
即ち、この「焦点検出1」の蓄積時間は、AFセンサ203が蓄積型のAFセンサであり、被写体輝度・環境により蓄積時間が異なるので、蓄積開始前に蓄積時間を予測することができない。このため、「レンズパルス取得1」に示すように、「焦点検出1」の蓄積開始(「焦点検出1」の立ち上がり)と「焦点検出1」の蓄積終了(「焦点検出1」の立ち下がり)と同期し、その時点でのレンズパルスを各々取得する。この取得した2つのレンズパルスの平均値を用いることで、蓄積時間の重心におけるレンズパルスとする。
「焦点検出2」についても同様に、「レンズパルス取得2」に示すように、「焦点検出2」の蓄積開始(「焦点検出2」の立ち上がり)と「焦点検出2」の蓄積終了(「焦点検出2」の立ち下がり)と同期し、その時点でのレンズパルスを各々取得し、この取得した2つのレンズパルスの平均値を用いることで、蓄積時間の重心におけるレンズパルスとする。
以上のようなキャリブレーションモードで算出され記憶部208に記憶された補正量H_Dataは、実際の撮影のためのAFシーケンス中において、焦点検出補正部207によって第1焦点検出部204の焦点検出結果の補正に利用される。
図8において、横軸をレンズ位置、縦軸(左)をコントラスト評価値、縦軸(右)をデフォーカス量とするもので、焦点検出1の検出結果を白丸(縦軸(左)に対応)で、焦点検出2の検出結果を黒丸(縦軸(右)に対応)でそれぞれ示している。
焦点検出1と焦点検出2の結果は、非同期であり異なるレンズ位置(横軸)のデータであるので、一方または両方において補間を行うことによりレンズ位置(横軸)を一致させる演算を行う。そして、図4と同様な横軸をデフォーカス量、縦軸をコントラスト評価値とするグラフに相当するデータを得ることができる。
その後の処理は図4と同様であるので説明を省略する。
図9は、通常AFシーケンスのフローチャートを示す図である。なお、ここでは、図3のフローチャートと同様に、レンズ駆動後、レンズ停止状態での位相差AFとコントラストAFの測距を行う例を説明するが、継続したレンズ駆動中に測距を行っても良いことや、位相差AFとコントラストAFの測距の同期、非同期についてもキャリブレーションモードに関して説明したように、どちらでも構わないことは勿論である。
例えば2段押し式のレリーズボタンの1段目の押下等のユーザ操作に応じた制御部206からの指示により、焦点検出補正部207は、図9に示すように、まず、図示しない内部メモリ又は内部レジスタに格納する変数の初期化、即ち、測距データ配列の要素数i及びコントラスト評価値実測最大値Ctの初期化を行う(ステップS121)。
その後、該AFシーケンス中にも補正量算出を行なって補正を行うモードである、補正モードがONとなっているか否かを判別する(ステップS122)。この補正モードは、例えば、メニューボタン等のカメラ本体の図示しない操作部材のユーザ操作にて任意に設定できるようによっている。また、外的衝撃センサ211によって、該カメラ本体20が外的衝撃を受けたことを検知した場合や、温度センサ212によって、環境温度の変化が大きいことを検知した場合についても、自動で補正モードがONとなるようにしても良い。
上記ステップS122において、補正モードがONとなっていないと判断した場合には、位相差AF方式の第1焦点検出部204からの測距データDdを取得し(ステップS123)、その取得した測距データDdに対して記憶部208に記憶してある上記補正値H_Dataを加算して(Dd=Dd−H_Data)、補正する(ステップS124)。そして、その補正した測距データDdが位相差AF合焦範囲内であるか否かを判別する(ステップS125)。ここで、位相差AF合焦範囲内ではないと判断したならば、レンズ制御部102に撮影光学系101のフォーカスレンズの所定量の駆動を指示した後(ステップS126)、上記ステップS123に戻る。
そして、上記ステップS125において、補正した測距データDdが位相差AF合焦範囲内であると判断したならば、撮影シーケンス、つまりレリーズボタンの2段目の押下を待っての撮影処理に遷移する。
一方、上記ステップS122において、補正モードがONとなっていると判断した場合には、ループ回数が所定回数以内であるか否かを判別する(ステップS127)。これは、測距データ配列の要素数iが所定数以下か否かを判別することによって行うことができる。
まだ、ループ回数が所定回数以内であると判断した場合には、位相差AF方式の第1焦点検出部204による測距データDdを取得すると共に(ステップS128A)、コントラストAF方式の第2焦点検出部205による測距データDcを取得する(ステップS128B)。その後、上記取得した位相差AF方式による測距データDdに対して記憶部208に記憶してある上記補正値H_Dataを加算して(Dd=Dd−H_Data)、補正する(ステップS129)。そして、その補正した測距データDd及び上記取得したコントラストAF方式による測距データDcを、デフォーカス量D(i)及びコントラスト評価値C(i)として、図示しない内部メモリ又は内部レジスタに格納する(ステップS130)。
その後、上記格納したコントラスト評価値C(i)が変数であるコントラスト評価値実測最大値Ctよりも大きいか否かを判別する(ステップS131)。ここで、C(i)>Ctと判断した場合には、コントラスト評価値実測最大値Ctにそのコントラスト評価値C(i)を更新格納する(ステップS132)。
次に、コントラスト評価値実測最大値Ctとコントラスト評価値C(i)の差分が閾値Th1よりも大きいか否かを判別する(ステップS133)。この閾値th1は、キャリブレーションモードに関して前述した通りのものである。ここで、Ct−C(i)>Th1でないと判断された場合には、変数である測距データ配列の要素数iをインクリメントし(ステップS134)、レンズ制御部102に撮影光学系101のフォーカスレンズの所定量の駆動を指示して(ステップS135)、上記ステップS127に戻る。
なお、上記ステップS127において、ループ回数が所定数に達してしまったと判断された場合には、コントラストピーク未検出処理へと進み、キャリブレーション警告部210にユーザへの警告を行わせる。
このようにして、ループ回数が所定数に達するまで、前回よりも大きなコントラスト評価値C(i)が得られる限りは、常にC(i)=Ctとなるので、それらの差分は閾値Th1より大きくないと判断されて、レンズ駆動が行われると共にD(i),C(i)が格納され、Ctが更新されていく。
そして、前回のコントラスト評価値に相当するコントラスト評価値実測最大値Ct以下のコントラスト評価値C(i)が取得されると、上記ステップS131において、コントラスト評価値C(i)がコントラスト評価値実測最大値Ct以下であると判断される。そのような場合には、上記ステップS132をスキップして、上記ステップS133のコントラスト評価値実測最大値Ctとコントラスト評価値C(i)の差分が閾値Th1よりも大きいか否かの判定へと進む。これにより、Ct−C(i)は0とはならず、その差分が閾値Th1と比較されることとなる。そして、Ct−C(i)>Th1と判断されるまで、更にレンズ駆動が行われてループが繰り返される。
例えば、コントラストピークCp時のデフォーカス量Dpが位相差AF方式の第1焦点検出部204によって焦点位置として検出されるデフォーカス量Dtよりも小さく(Dp<Dt)、且つ、Ct−C(n)が閾値Th1より大きい(Ct−C(n)>Th1)場合には、図10に示すように、Dtの位置までレンズ駆動されることとなる。
また、Dp<Dt且つCt−C(n)≦Th1の場合には、Dtを越えてCT−C(n)≧Th1を満たす位置まで、レンズ駆動が行われてループが繰り返される。例えば、図11は、レンズ駆動1回後にサンプリングしたコントラスト評価値C(1)がサンプリング中の最大のコントラスト評価値である(即ち、Ct=C(1))場合を示しており、図12は、レンズ駆動2回後にサンプリングしたコントラスト評価値C(2)がサンプリング中の最大のコントラスト評価値である(即ち、Ct=C(2))場合を示している。
また、Dp≧Dtの場合には、図13に示すように、Dtを越えてCT−C(n)>Th1を満たす位置まで、レンズ駆動が行われてループが繰り返されることとなる。なお、始めのレンズ駆動は、位相差AF方式の測距データに基づきレンズ駆動し、その後、コントラスト評価値が増加し続けて、コントラストピークCpを越えない場合には、位相差AF方式からコントラストAF方式に移行することも可能とする。
そして、上記ステップS133において、Ct−C(i)>Th1と判断されると、焦点検出補正部207は、コントラストピークCpの補間演算を行う(ステップS136)。即ち、コントラスト評価値実測最大値Ctを挟んだサンプリング点(少なくとも3点)を用いて、補間演算を行い、コントラストピークCpを算出する。そして、その算出したコントラストピークCp時のデフォーカス量Dpを補間演算する(ステップS137)。
その後、位相差AF方式の第1焦点検出部204によって焦点位置として検出されるデフォーカス量Dtと上記補間演算したデフォーカス量Dpの差分を演算することで、新たな補正量H_Dataを算出し(ステップS138)、その算出した補正量H_Dataを記憶部208に記憶し直す(ステップS139)。
なお、通常AFシーケンスでは、位相差AF方式によるデフォーカス量D(i)とコントラストAF方式によるコントラスト評価値C(i)のズレ量によっては、コントラストピークCpを超えない位置で撮影光学系101のフォーカスレンズが停止してしまうことが考えられる。この場合は、補正量H_Dataを算出できないため、所定量のレンズ駆動を行ない、コントラスピークCpを越えるまでデフォーカス量D(i)とコントラスト評価値C(i)を取得することとする。
また、ズレ量が大きい場合は、撮影時にはフォーカスレンズを再駆動してコントラストピークCpに対応するレンズ位置に設定する必要がある。そこで、ズレ量、つまりコントラストAF方式でのレンズ停止位置でのコントラスト評価値D(n)と上記ステップS137で補間演算したデフォーカス量Dpとの差が所定量Th2より大きいか否かを判別し(ステップS140)、ズレ量が小さい(D(n)−Dp≦Th2)場合は、そのまま撮影シーケンスに遷移する。
これに対して、ズレ量が大きい(D(n)−Dp>Th2)場合には、位相差AF方式の第1焦点検出部204による測距を行って、現フォーカスレンズ位置での測距データDnewを取得し(ステップS141)、その測距データDnewを上記ステップS138で算出した補正量H_Dataを加算して補正する(ステップS142)。そしてその補正した測距データに基づいて、レンズ制御部102に撮影光学系101のフォーカスレンズの駆動を指示してフォーカスレンズを駆動し(ステップS143)、撮影シーケンスに遷移する。
このように、始めのレンズ駆動は、位相差AF方式の測距データD(i)に基づきレンズ駆動し、その後、コントラストAF方式におけるコントラストピークCpを越えていなければ、コントラストAF方式に基づくレンズ駆動に切り替える。そして、図14に示すように、位相差AF方式による測距データ(D(n))とコントラストAF方式による測距データ(Dp)の差分が所定量Th2より大きければ、コントラストAF方式の動作と同様にしてコントラストピークCpに対応するデフォーカス量Dpのレンズ位置にフォーカスレンズを駆動させた後に撮影を行う。
なお、「補正モードON」時は、通常の位相差AF方式よりもレンズ駆動速度を落として駆動するようにしても良い。
以上のように、キャリブレーションモードではなく、通常AFシーケンス中にも補正量算出を行ない、補正を行うことができる。
即ち、本第1実施形態に係るカメラシステムによれば、キャリブレーションモード又は通常AFシーケンスにおいて、位相差AF方式とコントラストAF方式の測距を時系列に行うのではなく、略同期させて実施して、それらの差分を測定し、位相差AF方式の第1焦点検出部204の測距結果を補正することができるので、ハイブリットAF方式における、位相差AF方式による焦点検出結果とコントラストAF方式による焦点検出結果との差分を高速に補正可能とし、高速かつ高精度なAF方式を有するカメラシステムを提供することができる。
[第2実施形態]
上記第1実施形態では、上記第2焦点検出部205は、コントラストAF方式の測距を行うものとして説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、米国特許第4,965,840号明細書や特開2007−199633号公報に開示されているような、最低2枚の画像から被写体距離を算出可能なDFD(Depth From Defocus)方式による測距を行うものであっても良い。
図15(A)は、DFD方式による測距の概略を説明するための図であり、図15(B)は、DFD評価値と被写体距離の関係を示す図である。なお、実際は、撮像素子202は移動せず、撮影光学系101のフォーカスレンズが移動するのであるが、図面の簡略化のために、図15(A)では、相対的な動きとして、撮像素子202の位置を変えて示している。
X画像を合焦位置“Y”で撮影したY画像では、1点のスポット光は理想的に1点に極めて近い状態に収束し撮影される(X画像≒Y画像)。これに対して、合焦位置“Y”からピントが外れた状態で撮影した画像は、1点のスポット光であっても、円状に拡散された画像となる(X画像≠A画像、X画像≠B画像、X画像≠C画像)。
これらA画像、B画像、C画像のようなボケた画像は、合焦位置のY画像に対して、ガウシアンフィルタのような平均化、または加重平均化するようなフィルタ演算したものと等価と考えられる。
ここで、撮像素子202が“A”位置で撮影したA画像をa(x,y)、“B”位置で撮影したB画像をb(x,y)、合焦位置“Y”で撮影したY画像をf(x,y)とすると、
a(x,y) = h_a(x,y) * f(x,y) …(1)
b(x,y) = h_b(x,y) * f(x,y) …(2)
と表すことができる。
上記(1)式及び(2)式をフーリエ変換すると、
A(v,w) = H_A(v,w) F(v,w) …(3)
B(v,w) = H_B(v,w) F(v,w) …(4)
となり、それら(3)式及び(4)式より、
A(v,w)/B(v,w) = H_A(v,w)/H_B(v,w)…(5)
となる。
上記(5)式の右辺「H_A(v,w)/H_B(v,w)」は、撮影光学系101やカメラ本体20の諸条件(焦点距離、F値など)から既知である。
この「H_A(v,w)/H_B(v,w)」は、図15(B)に示すように、撮影距離Lの逆数1/Lに対して線形の関係がある。
このような「H_A(v,w)/H_B(v,w)」と1/Lの関係を既知としておくと、撮影した最低2枚の画像から「A(v,w)/B(v,w)」を算出することができ、その結果、上記(5)式により「H_A(v,w)/H_B(v,w)」が導かれ、被写体距離を算出できる。
以下、このようなDFD方式を用いた場合の焦点検出補正部207の動作を説明するが、前述の第1実施形態で説明したように、キャリブレーションモードと通常AFシーケンスでほぼ同様の手法で補正量H_Dataを算出できるので、本実施形態では、通常AFシーケンスのみを説明する。
図16は、本第2実施形態に係るカメラシステムにおける通常AFシーケンスのフローチャートを示す図である。ここで、上記第1実施形態と同様の処理については、同じ参照符号を付している。
焦点検出補正部207は、まず、図示しない内部メモリ又は内部レジスタに格納する変数の初期化、即ち、測距データ配列の要素数iの初期化を行う(ステップS151)。
その後、補正モードがONとなっているか否かを判別する(ステップS122)。この補正モードは、例えば、メニューボタン等のカメラ本体の図示しない操作部材のユーザ操作にて任意に設定できるようによっている。また、外的衝撃センサ211によって、該カメラ本体20が外的衝撃を受けたことを検知した場合や、温度センサ212によって、環境温度の変化が大きいことを検知した場合についても、自動で補正モードがONとなるようにしても良い。
上記ステップS122において、補正モードがONとなっていないと判断した場合には、位相差AF方式の第1焦点検出部204からの測距データDdを取得し(ステップS123)、その取得した測距データDdに対して記憶部208に記憶してある上記補正値H_Dataを加算して(Dd=Dd−H_Data)、補正する(ステップS124)。そして、その補正した測距データDdが位相差AF合焦範囲内であるか否かを判別する(ステップS125)。ここで、位相差AF合焦範囲内ではないと判断したならば、レンズ制御部102に撮影光学系101のフォーカスレンズの所定量の駆動を指示した後(ステップS126)、上記ステップS123に戻る。
そして、上記ステップS125において、補正した測距データDdが位相差AF合焦範囲内であると判断したならば、撮影シーケンス、つまりレリーズボタンの2段目の押下を待っての撮影処理に遷移する。
一方、上記ステップS122において、補正モードがONとなっていると判断した場合には、位相差AF方式の第1焦点検出部204による測距データDdを取得すると共に(ステップS128A)、DFD方式の第2焦点検出部205による測距データDcを取得する(ステップS128C)。なお、第2焦点検出部205は、DFD方式の測距データを、撮像素子202の画素全域から演算して良いし、一部分の画素のみを使用して演算するものであっても良い。位相差AF方式の測距データの領域に対応した画素領域のみを使用するのが、速度の面でも望ましい。
その後、上記取得した位相差AF方式による測距データDdに対して記憶部208に記憶してある上記補正値H_Dataを加算して(Dd=Dd−H_Data)、補正する(ステップS129)。そして、その補正した測距データDdに対応するレンズパルスLtを演算する(ステップS152)。この演算は、カメラ本体20内又はレンズ本体10内で変換テーブルなどで行っても良いし、変換関数を用いても良い。そして、上記補正した測距データDd、上記取得したDFD方式による測距データDc及び上記演算したレンズパルスLtを、図17に示すように、デフォーカス量D(i)、(i)画像、及びレンズ位置L(i)として、図示しない内部メモリ又は内部レジスタに格納する(ステップS153)。
その後、上記補正した測距データDdが位相差AF合焦範囲内であるか否かを判別する(ステップS154)。ここで、位相差AF合焦範囲内ではないと判断したならば、変数である測距データ配列の要素数iをインクリメントし(ステップS134)、レンズ制御部102に撮影光学系101のフォーカスレンズの所定量の駆動を指示して(ステップS135)、上記ステップS128A及びS128Cに戻る。
このようにして、合焦範囲内と判定されるまで、レンズ駆動が行われると共にD(i),(i)画像,L(i)が格納されていく。
そして、上記ステップS154において、補正した測距データDdが位相差AF合焦範囲内であると判断したならば、DFD方式により、上記格納された複数の(i)画像のうち、最低2枚の画像から被写体距離を算出する(ステップS155)。そして、算出された被写体距離から、それに相当するレンズパルスLp(レンズ位置)を算出する(ステップS156)。即ち、DFD方式での合焦位置におけるレンズパルスLpを算出する。なお、このレンズパルスLpの算出は、レンズ本体10内又はカメラ本体20内で変換テーブルなどで行っても良い。
その後、上記DFD方式での合焦位置におけるレンズパルスLp(レンズ位置)でのデフォーカス量Dpを補間演算する(ステップS157)。このデフォーカス量Dpの算出は、上記Lpと、上記位相差AF方式の第1焦点検出部204によって焦点位置として検出されるデフォーカス量Dtと、そのデフォーカス量Dtに対応するレンズパルスLtと、その他いずれか一点のレンズパルス(図17ではL(0),L(1),等々)とそれに対応するデフォーカス量(D(0),D(1),等々のうちの一点)と、を用いて、線形補間などで算出する。例えば、Lp,Lt,L(0)と、Dt,D(0)を用いて、
Dp = (Dt−D(0))/(Lt−L(0)) * (Lp−L(0)) + L(0) …(6)
により算出する。
そして、上記デフォーカス量Dtと上記補間演算したデフォーカス量Dpの差分を演算することで、新たな補正量H_Dataを算出し(ステップS138)、その算出した補正量H_Dataを記憶部208に記憶し直す(ステップS139)。
その後、ズレ量、つまり上記位相差AF方式の第1焦点検出部204によって焦点位置として検出されるデフォーカス量Dtと上記ステップS157で補間演算したデフォーカス量Dpとの差が所定量Th2より大きいか否かを判別し(ステップS158)、ズレ量が小さい(Dt−Dp≦Th2)場合は、そのまま撮影シーケンスに遷移する。
これに対して、ズレ量が大きい(Dt−Dp>Th2)場合には、位相差AF方式の第1焦点検出部204による測距を行って、現フォーカスレンズ位置での測距データDnewを取得し(ステップS141)、その測距データDnewを上記ステップS138で算出した補正量H_Dataを加算して補正する(ステップS142)。そしてその補正した測距データに基づいて、レンズ制御部102に撮影光学系101のフォーカスレンズの駆動を指示してフォーカスレンズを駆動し(ステップS143)、撮影シーケンスに遷移する。
以上のように、本第2実施形態に係るカメラシステムによれば、キャリブレーションモード又は通常AFシーケンスにおいて、位相差AF方式とDFD方式の測距を略同期させて実施して、それらの差分を測定し、位相差AF方式の第1焦点検出部204の測距結果を補正することができるので、ハイブリットAF方式における、位相差AF方式による焦点検出結果とDFD方式による焦点検出結果との差分を高速に補正可能とし、高速かつ高精度なAF方式を有するカメラシステムを提供することができる。
以上実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可能なことは勿論である。
例えば、レンズ本体10をカメラ本体20に対して交換可能なカメラシステムを例に説明したが、レンズ本体10がカメラ本体20と一体的に構成されたレンズ交換不可能なカメラシステムであっても良い。
図1は、本発明の第1実施形態に係るカメラシステムの構成を示す図である。 図2(A)は、位相差AF方式とコントラストAF方式の補正量を説明するための図であり、図2(B)は、レンズ位置によるデフォーカス量とコントラスト評価値の対応を示す図である。 図3は、キャリブレーションモードにおける動作フローチャートを示す図である。 図4は、キャリブレーションモードにおける補正量の算出方法を説明するための図である。 図5は、レンズ駆動停止状態で同期させて第1焦点検出部と第2焦点検出部の測距を行う場合のタイミングチャートを示す図である。 図6は、レンズ駆動中に同期させて第1焦点検出部と第2焦点検出部の測距を行う場合のタイミングチャートを示す図である。 図7は、レンズ駆動中に非同期で第1焦点検出部と第2焦点検出部の測距を行う場合のタイミングチャートを示す図である。 図8は、図7の場合の補正量の算出方法を説明するための図である。 図9は、通常AFシーケンスのフローチャートを示す図である。 図10は、通常AFシーケンスにおいてDp<Dt且つCt−C(n)>Th1の場合の補正量を説明するための図である。 図11は、通常AFシーケンスにおいてDp<Dt且つCt−C(n)≦Th1で、レンズ駆動1回後にサンプリングしたコントラスト評価値がサンプリング中の最大のコントラスト評価値である場合の補正量を説明するための図である。 図12は、通常AFシーケンスにおいてDp<Dt且つCt−C(n)≦Th1で、レンズ駆動2回後にサンプリングしたコントラスト評価値がサンプリング中の最大のコントラスト評価値である場合の補正量を説明するための図である。 図13は、通常AFシーケンスにおいてDt≧Dpの場合の補正量を説明するための図である。 図14は、通常AFシーケンスにおいてD(n)−Dp>Th2の場合のレンズ駆動を説明するための図である。 図15(A)は、DFD方式による測距の概略を説明するための図であり、図15(B)は、DFD評価値と被写体距離の関係を示す図である。 図16は、本発明の第2実施形態に係るカメラシステムにおける通常AFシーケンスのフローチャートを示す図である。 図17は、DFD方式と位相差AF方式との補正量の算出方法を説明するための図である。
符号の説明
10…レンズ本体、 20…カメラ本体、 101…撮影光学系、 102…レンズ制御部、 103…レンズ側接点、 201…薄膜ミラー、 202…撮像素子、 203…AFセンサ、 204…第1焦点検出部、 205…第2焦点検出部、 206…制御部、 207…焦点検出補正部、 208…記憶部、 209…表示部、 210…キャリブレーション警告部、 211…外的衝撃センサ、 212…温度センサ、 213…カメラ側接点。

Claims (8)

  1. 被写体からの光束を結像する撮影レンズ群と、
    上記撮影レンズ群のフォーカス位置を調整するためのレンズ制御手段と、
    上記撮影レンズ群からの結像光を電気信号に変換する光電変換手段と、
    位相差検出方式により上記撮影レンズ群の焦点位置を検出する第1の焦点検出手段と、
    上記光電変換手段により生成された信号に基づき上記撮影レンズ群の焦点位置を検出する第2の焦点検出手段と、
    撮影光束を複数に分割し、上記第1の焦点検出手段と、上記第2の焦点検出手段にそれぞれ光束を導く光分割手段と、
    上記第1の焦点検出手段と上記第2の焦点検出手段の焦点検出を行うタイミングを略同期させるための制御手段と、
    上記第2の焦点検出手段の結果を用いて上記第1の焦点検出手段の結果を補正する焦点検出補正手段と、
    を具備することを特徴とするカメラシステム。
  2. 上記制御手段は、上記焦点検出補正手段が上記第1の焦点検出手段で算出された焦点検出結果を補正した出力に基づいて、レンズ駆動するように上記レンズ制御手段を制御することを特徴とする請求項1に記載のカメラシステム。
  3. 上記第1の焦点検出手段と上記第2の焦点検出手段は、上記制御手段により同期されたタイミングにおいて各々焦点検出を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載のカメラシステム。
  4. 上記第1の焦点検出手段と上記第2の焦点検出手段は、上記制御手段により設定される非同期のタイミングにおいて各々焦点検出動作を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載のカメラシステム。
  5. 上記第2の焦点検出手段は、コントラスト方式であることを特徴とする請求項3又は4に記載のカメラシステム。
  6. 上記第2の焦点検出手段は、DFD(Depth From Defocus)方式であることを特徴とする請求項3又は4に記載のカメラシステム。
  7. 上記第2の焦点検出手段は、上記第1の焦点検出手段の結果に基づき上記レンズ制御手段が上記撮影レンズ群のフォーカス駆動を行っている間に、焦点検出動作を行うことを特徴とする請求項3又は4に記載のカメラシステム。
  8. 上記光分割手段は、ペリクルミラーであることを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載のカメラシステム。
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