JP2009175050A - 位置検出装置、およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】マグネットの位置精度を高めることができるとともに、小型化を行っても強度を確保した位置検出装置を製造する。
【解決手段】マグネット72a,72bを備えたレンズホルダー71と、マグネット72a,72bの磁束を検出する素子を備えた第2の部材との相対的な位置を検出する位置検出装置の製造方法であって、レンズホルダー71におけるマグネット保持部71a,71bにマグネット72a,72bを配置する第1の工程と、マグネット72a,72bをその磁気による引力で吸引してレンズホルダー71に形成された規制面に当接させる第2の工程と、マグネット保持部71a,71bとマグネット72a,72bとを固着する第3の工程とを備えたものである。
【選択図】図3

Description

本発明は、デジタルカメラなどに搭載されるレンズユニットの位置を検出可能な位置検出装置に関する。また、その位置検出装置の製造方法に関する。
デジタルカメラやビデオカメラなどの撮像装置には、使用者が手で撮像装置を把持して撮影を行っている際に発生する手振れによる画像のぶれを防ぐために、手振れ補正手段を備えているものが多い。従来は、映像信号処理によって画像のぶれを補正する電子式手振れ補正が主流であったが、近年は対物レンズと撮像素子との間の光軸上に配された補正レンズによって画像のぶれを光学的に補正する光学式手振れ補正を行うことができる撮像装置が多く登場してきている。
図11は、従来の補正レンズユニットの構成を示す平面図である。図11に示すように、補正レンズユニットは、レンズホルダー101の略中央に補正レンズ102が配されている。この補正レンズ102を備えたレンズホルダー101を、別途検出された撮像素子のぶれ量及びぶれ方向に基づき、そのぶれを打ち消す方向(光軸に直交する方向)に移動させることで、手振れによる画像のぶれを補正することができる。このように、補正レンズによって光軸を曲げる構成では、補正レンズの位置を高精度に検出する必要がある。補正レンズの位置は、マグネットとホール素子とによって検出することができる。特許文献1には、マグネットとホール素子を用いて補正レンズの位置を検出する構成が開示されている。
補正レンズ102の近傍には2個のマグネット103a及び103bが配されている。このマグネット103a及び103bは、レンズホルダー101に隣接する別のホルダーに配されているホール素子に対向する位置に配されている。マグネット103a及び103bが発生する磁束をホール素子が検出することによって、レンズホルダー101の位置を検出することができるように構成されている。また、マグネット103a及び103bは、レンズホルダー101に一体形成されたマグネットホルダー101a及び101bに、接着剤などによって固定されている。マグネットホルダー101a及び101bは、マグネット103a及び103bの対向する2つの側面に対向する位置に配されている。
マグネット103a及び103bは、レンズホルダー101に対して高精度に固定する必要がある。従来の構成では、マグネットホルダー101aにマグネット103aを挿入した後、マグネット103aにおける外面103cを所定の治具で矢印Nに示す方向に押圧し、マグネット103aを一方のマグネットホルダー101aに押し当てて位置決めを行っていた。また、マグネット103bについても同様に、マグネットホルダー101bに挿入した後、マグネット103bにおける外面103dを矢印Mに示す方向に押圧し、マグネット103bを一方のマグネットホルダー101bに押し当てて位置決めを行っていた。したがって、マグネットホルダー101a及び101bには、治具をマグネット103a及び103bに押し当てるための切り欠きが必要となる。
特開2007−219251号公報
しかしながら、近年小型化が進みつつあるデジタルカメラなどの撮像装置においては、レンズホルダーやマグネットも小型化される方向にあり、これによりマグネットに治具を押し当てるためにレンズホルダーに形成された切り欠きが相対的に大きくなってきている。したがって、レンズホルダーの強度が低下してしまったり、接着剤を充填するスペースが確保できずマグネットの保持強度が低下してしまうという問題があった。
本発明の目的は、マグネットの位置精度を高めることができるとともに、小型化を行っても強度を確保することができる位置検出装置およびその製造方法を実現することである。
本発明の位置検出装置の製造方法は、マグネットを備えた第1の部材と、前記マグネットの磁束を検出する素子を備えた第2の部材との相対的な位置を検出する位置検出装置の製造方法であって、前記第1の部材におけるマグネット保持部に前記マグネットを配置する第1の工程と、前記マグネットを、その磁気による引力で吸引して、前記第1の部材に形成された規制面に当接させる第2の工程と、前記マグネット保持部と前記マグネットとを固着する第3の工程とを備えたものである。
本発明の位置検出装置は、マグネットを備えた第1の部材と、前記マグネットの磁束を検出する素子を備えた第2の部材との相対的な位置を検出する位置検出装置であって、前記第1の部材は、前記マグネットの周囲を囲むように形成されたマグネット保持部を備え、前記マグネット保持部は、複数の平面で構成され、前記複数の平面のうち互いに隣り合う2つの平面で前記マグネットの位置を規制し、前記2つの平面に対向する他の平面と、前記マグネットとの間に隙間を有するものである。
本発明によれば、マグネットの位置精度を高めることができるとともに、小型化を行っても強度を確保することができる。
(実施の形態1)
〔1.撮像装置の構成〕
図1は、本実施の形態の位置検出装置を備えた装置の一例である、デジタルカメラに搭載される撮像装置である。撮像装置1は、その内部にズームレンズやフォーカスレンズなどの各種レンズや、入射する光を電気信号に変換して出力する撮像素子などを備えている。なお、本実施の形態に示す撮像装置は一例であり、デジタルカメラに限らず、ビデオカメラなどにも搭載が可能である。
撮像装置1は、固定枠10と駆動枠20と1群ユニット40とが互いに同軸位置に配されている。また、固定枠10の近傍にはギヤ11が配されている。ギヤ11は、モータなどの駆動手段により回転駆動される。駆動枠20と1群ユニット40とは、ギヤ11を矢印Cに示す方向へ回転させることにより矢印Bに示す方向へ移動され、ギヤ11を矢印Dに示す方向へ回転させることにより矢印Aに示す方向へ移動されるように構成されている。図1に示す撮像装置1の状態は、駆動枠20と1群ユニット40とが固定枠10内に収容されている状態(以下、沈胴状態と称する)を示し、ギヤ11を回転させることにより駆動枠20と1群ユニット40とを矢印Aに示す方向に繰り出すことができる。また、1群ユニット40の端面には、板状のレンズバリア41が配されている。レンズバリア41は、1群ユニット40の開口部42を開放または閉塞することができる。
図2は、撮像装置1を構成している各ユニットの分解斜視図である。図2に示すように、撮像装置1は、固定枠10、駆動枠20,直進枠30、1群ユニット40、2群ユニット50、および基体60とを備えている。なお、以下の説明において、固定枠10、駆動枠20、および直進枠30などの略円筒形の部材における円筒部の外周面を「外面」と称し、円筒部の内周面を「内面」と称する。
固定枠10は、内面にカム溝12が形成されている。また、固定枠10は、基体60とともに撮像装置1のシャーシ(不図示)に固定されている。カム溝12は、複数備えていることが好ましく、本実施の形態では3本のカム溝12を備えている。また、固定枠10は、内面において光軸方向と略平行な直進溝13が形成されている。
駆動枠20は、固定枠10の内部に配されている。また、駆動枠20は、円周方向に回転可能であるとともに、光軸方向に移動可能に配されている。また、駆動枠20は、固定枠10内に収容された位置と、固定枠10から光軸方向に一部が突出した位置との間を移動可能である。また、駆動枠20は、外面にカムフォロワ22を備えている。カムフォロワ22は、複数備えていることが好ましく、本実施の形態ではカム溝12の本数と同数である3個のカムフォロワ22を備えている。カムフォロワ22は、固定枠10に形成されているカム溝12に移動自在に遊嵌されている。また、駆動枠20は、内面に複数のカム溝23が形成されている。また、駆動枠20は、外面において円周方向にラック21が形成されている(図3参照)。ラック21は、駆動枠20が固定枠10に組み付けられている状態においてギヤ11と噛み合っている。これにより、ギヤ11を矢印CまたはDに示す方向に回転させることで、駆動枠20を矢印EまたはFに示す方向に回転させることができる。
直進枠30は、駆動枠20の内部に配されている。また、直進枠30は、駆動枠20に対して円周方向に回転自在に配されている。また、直進枠30は、駆動枠20が矢印AまたはBに示す方向(図1参照)に移動する際、駆動枠20と一体的に移動するように配されている。また、直進枠30は、円筒部に複数の長孔31が形成されている。長孔31は、直進枠30の光軸方向に略平行に形成されているとともに、直進枠30の外面から内面に至るまで貫通して形成されている。また、直進枠30は、外面に直進キー32が形成されている。直進キー32は、固定枠10の直進溝13に移動自在に遊嵌している。
1群ユニット40は、直進枠30の内部に配されている。また、1群ユニット40は、対物レンズなどが含まれている。また、1群ユニット40は、光軸方向の端面に、開口部42を開放及び閉塞可能なレンズバリア41を備えている。また、1群ユニット40は、外面に複数のカムフォロワ43を備えている。カムフォロワ43は、直進枠30に形成された長孔31を介して、駆動枠20に形成されたカム溝23に移動自在に遊嵌している。したがって、駆動枠20が矢印EまたはFに示す方向に回転することにより、1群ユニット40は光軸方向に移動する。
2群ユニット50は、シャッターユニットや2群レンズなどが含まれている。
基体60は、撮像装置1のシャーシ(不図示)に固定されている。また、基体60は、フォーカスレンズや撮像素子などを備えている。
なお、固定枠10は、第1の枠体の一例である。駆動枠20は、第2の枠体の一例である。また、矢印Aに示す方向および矢印Bに示す方向は、撮像装置1の光軸に略平行な方向である。また、矢印Eに示す方向および矢印Fに示す方向は、撮像装置1の光軸を中心とした円周方向である。
以下、動作について説明する。
図1に示す沈胴状態は、撮像装置1を備えたデジタルカメラの電源がオフの時の状態である。撮像装置1は、図1に示す沈胴状態では駆動枠20、直進枠30、1群ユニット40、および2群ユニット50が固定枠10内に収容されている。また、レンズバリア41は閉じている。
この状態から、デジタルカメラの電源が投入されると、モータなどの駆動手段が通電されて駆動を開始する。モータが駆動を開始すると、モータの出力軸に直接的または間接的に噛み合ったギヤ11が矢印Cに示す方向に回転する。ギヤ11が矢印Cに示す方向に回転すると、ギヤ11とラック21とが噛み合っていることにより、駆動枠20が矢印Eに示す方向に回転する。駆動枠20が回転すると、カムフォロワ22がカム溝12の内部を移動し、駆動枠20はカム溝12とカムフォロワ22とのカム駆動により矢印Aに示す方向へ移動する。すなわち、駆動枠20は、図1に示す沈胴状態から、矢印Eに示す方向に回転しながら、矢印Aに示す方向へ移動する。また、直進枠30は、直進キー32が直進溝13に遊嵌しているため、駆動枠20が矢印Aに示す方向に移動するのに伴って、矢印Aに示す方向へ移動する。
また、駆動枠20が矢印Eに示す方向に回転することにより、カムフォロワ43がカム溝23の内部を移動し、1群ユニット40が矢印Aに示す方向へ移動する。ここで、直進枠30は、直進キー32が直進溝13に遊嵌していることによって円周方向の回転が規制されながら、駆動枠20と一体的に矢印Aに示す方向へ移動する。
なお、デジタルカメラにおいて電源スイッチなどの各種操作手段の操作状態の認識や、デジタルカメラ内の各部の制御は、制御マイコンなどの制御手段により実行される。
以上の動作により、駆動枠20、直進枠30、および1群ユニット40を、固定枠10から矢印Aに示す方向に突出した位置へ移動させることができる。この状態が撮影待機状態である。撮影待機状態において、デジタルカメラに搭載されているズームスイッチ(不図示)が使用者により操作されると、制御手段は、ズームレンズ(不図示)を光軸方向へ移動させてズーム動作を行うよう制御する。なお、撮像装置1を備えたデジタルカメラは、ズーム動作の他、フォーカス動作や撮影動作などを実行可能であるが、本明細書での説明は省略する。
〔2.補正レンズユニットの構成〕
本実施の形態における撮像装置には、補正レンズを光軸に対して略直交する方向に移動させて光学的に画像のぶれを補正する光学式手振れ補正装置が搭載されている。この光学式手振れ補正装置におけるレンズの位置を検出するために、可動部材である補正レンズユニット(第1の部材)にマグネットを備え、固定部材であるホルダー(第2の部材)にホール素子を備えた位置検出装置が搭載されている。この構成において、マグネットの磁束をホール素子で検出することで、第1の部材と第2の部材との相対的な位置を検出することができる。
図3は、補正レンズユニットの分解斜視図である。補正レンズユニット70は、レンズホルダー71、マグネット72a及び72b、レンズ73、レンズカバー74、ホルダー75、および孔部76を備えている。レンズホルダー71、レンズ73、レンズカバー74、およびホルダー75は、全て光軸上に配置されている。マグネット72aは、レンズホルダー71に形成されているマグネットホルダー71aに挿入され、接着剤などの固定手段によってレンズホルダー71に固定される。また、マグネット72bは、レンズホルダー71に形成されているマグネットホルダー71bに挿入され、接着剤などの固定手段によってレンズホルダー71に固定される。複数枚のレンズ73は、それぞれレンズホルダー71とレンズカバー74との間、及びレンズホルダー71とホルダー75との間に挟まれて固定される。
図4及び図5は、レンズホルダー71に、マグネット72a及び72bとレンズ73を装着した状態を示す。
図5に示すように、レンズホルダー71にマグネット72a及び72bを装着する際は、まずマグネット72aをマグネットホルダー71aに挿入し、マグネット72bをマグネットホルダー71bに挿入する。次に、所定の方法によってマグネット71a及び71bの位置決めを行う。なお、詳しい位置決め方法については後述する。次に、マグネットホルダー71aの内面に形成されている一対の凹部71cと、マグネットホルダー71bの内面に形成されている一対の凹部71dとに、接着剤を充填する。充填した接着剤が硬化することにより、マグネット72a及び72bがレンズホルダー71に固定される。
〔3.補正レンズユニットの製造方法〕
図6は、マグネット72a及び72bの位置決めに用いる治具の斜視図である。図7は、治具の平面図である。図6及び図7に示すように、治具80は、部品載置面81に2個の板金82a及び82bを備えている。板金82a及び82bは、マグネット72a及び72bとの間で磁気による引力を発生させることができる金属材料で構成されている。なお、マグネット72a及び72bとの間で磁気による引力を発生させることができる部材は、板状に形成された板金82a及び82bに限らず、金属材料で形成された部材であればよい。また、治具80は、部品搭載面81に搭載される部品を所定位置に位置決めする2個の位置決めピン83を備えている。本実施の形態では、レンズホルダー71に位置決めピン83を嵌合可能な孔部76を備え、位置決めピン83を孔部76に嵌合することでレンズホルダー71を部品搭載面81の所定の位置に位置決めすることができる。
図8は、治具80の部品載置面81にレンズホルダー71を載置した状態を示す平面図である。図8に示すように、レンズホルダー71において、接着固定前のマグネット72a及び72bがマグネットホルダー71a及び71bに配置されている。また、レンズホルダー71は、部品載置面81に配されている位置決め手段(不図示)によって、所定の位置に位置決めされている。本実施の形態では、治具80における板金82a及び82bを、マグネット72a及び72bの一部に重なる位置に配置している。
図9は、治具80とマグネット72a及び72bとの位置関係を示す図である。図9に示すように、板金82aは、その垂直方向の中心が、マグネット72aの図中上下方向の中心に対して、矢印Yに示す方向にずれた位置に配置されている。このように板金82aを配置することで、マグネット72aは板金82aとの間の磁気による引力によって矢印Yに示す方向へ引き寄せられる。引き寄せられたマグネット72aは、マグネットホルダー71aの内面71e(図8参照)に押し当てられ、レンズホルダー71に対して位置決めすることができる。なお、位置決め後、マグネット72aと内面71eに対向する内面との間には、僅かな隙間が生じる。
また、図9に示すように、板金82bは、その水平方向の中心が、マグネット72bの図中左右方向の中心に対して、矢印Xに示す方向にずれた位置に配置されている。このように板金82bを配置することで、マグネット72bは板金82bとの間の磁気による引力によって矢印Xに示す方向へ引き寄せられる。引き寄せられたマグネット72bは、マグネットホルダー71bの内面71f(図8参照)に押し当てられ、レンズホルダー71に対して位置決めすることができる。なお、位置決め後、マグネット72bと内面71fに対向する内面との間には、僅かな隙間が生じる。
また、図10は、図8におけるW−W部の断面である。図10に示すように、マグネット72bは、板金82bとの間に発生する引力によって、矢印Xに示す方向に引き寄せられるとともに、矢印Zに示す方向にも引き寄せられる。これにより、マグネット72bは、側面72cが内面71fに当接して矢印Xに示す方向(水平方向)の位置決めがなされ、下面72dが底面71gに当接して矢印Zに示す方向(垂直方向)の位置決めがなされる。なお、図示及び詳しい説明は省略するが、マグネット72aについても上記と同様の方法を用いることで、矢印Yに示す方向と矢印Zに示す方向の位置決めを行うことができる。
この状態で、凹部71cに接着剤を充填し、その接着剤が硬化することで、マグネット72aをレンズホルダー71に固定することができる。また、凹部71dに接着剤を充填し、その接着剤が硬化することで、マグネット72bをレンズホルダー71に固定することができる。
〔4.実施の形態の効果、他〕
本実施の形態によれば、板金82a及び82bとの間の引力によってマグネット72a及び72bを位置決めすることにより、従来のように治具を用いてマグネットを直接押圧して位置決めする構成において必要だったレンズホルダーにおける切り欠きが不要になるため、レンズホルダーの強度を向上させることができる。つまり、本実施の形態の位置決め方法を用いることで、マグネットホルダー71a及び71bはマグネット72a及び72bの周囲を囲むように形成することができるため、レンズホルダー71の強度を向上させることができる。
また、板金82a及び82bとマグネット72a及び72bとの間の磁気による引力によって、マグネット72a及び72bをレンズホルダー71の主平面に対して水平方向及び垂直方向に同時に位置決めすることができるため、マグネット72a及び72bの位置精度を向上させることができるとともに、組立作業性を向上させることができる。
また、図9に示すように、板金82aは、マグネット72aに対して、相対的に矢印Yに示す方向および矢印Xの反対方向にずらした位置に配されているため、マグネット72aは図5の向かって右斜め上の角部をマグネットホルダー71aにおける右斜め上のコーナー部に当接して、マグネット72aの水平方向の位置決めを行うことができる。また、板金82bは、マグネット72bに対して、相対的に矢印Xに示す方向および矢印Yの反対方向にずらした位置に配されているため、マグネット72bは、図8における内面71fと内面71hとに当接して、マグネット72bの水平方向の位置決めを行うことができる。したがって、マグネット72a及び72bは、それぞれマグネットホルダー71a及び71bにおける互いに略直交する3つの面(例えばマグネット72bの場合は、内面71f、底面71g、内面71h)に当接し、高精度に位置決めをすることができる。
なお、本実施の形態では板金82a及び82bを用いたが、少なくともマグネット72a及び72bとの間で引力を発生することができればよく、例えば板金に代えて磁性材料で形成された部品で構成しても同様の効果が得られる。
また、本実施の形態では、マグネット72a及び72bを位置決めするために金属の板金を用いたが、マグネット72a及び72bとの間で引力または斥力を発生する部品で位置決めを行う構成としてもよい。例えば、磁性材料や電磁石などのように極性を持った部品を用いてマグネット72a及び72bの位置決めを行う構成とすることで、誤った極性でマグネット72a及び72bをマグネットホルダー71a及び71bに挿入しようとしても、同磁極による斥力によって誤挿入を防止することができる。よって、組立作業性を向上させることができる。また、マグネット72a及び72bに極性の表記等を行う必要がないため、極性表記に必要な製造コストを削減することができる。
また、本実施の形態では、マグネット72a及び72bに対して引力を用いて位置決めする構成としたが、反発力によりマグネット72a及び72bを規制面に当接させて、位置決めを行う構成としてもよい。
また、本実施の形態では、マグネット72a及び72bをレンズホルダー71に接着剤で固定する構成としたが、熱カシメなど他の固定方法により固定する構成としてもよい。
〔付記1〕
本発明の位置検出装置の製造方法は、マグネットを備えた第1の部材と、前記マグネットの磁束を検出する素子を備えた第2の部材との相対的な位置を検出する位置検出装置の製造方法であって、前記第1の部材におけるマグネット保持部に前記マグネットを配置する第1の工程と、前記マグネットを、その磁気による引力で吸引して、前記第1の部材に形成された規制面に当接させる第2の工程と、前記マグネット保持部と前記マグネットとを固着する第3の工程とを備えたものである。
これにより、マグネットの位置精度を高めることができるとともに、小型化を行っても強度を確保した位置検出装置を製造することができる。
なお、本実施の形態におけるレンズホルダー71は、本発明の第1の部材の一例である。また、マグネットホルダー71a,71bは、マグネット保持部の一例である。
〔付記2〕
本発明の位置検出装置の製造方法は、前記第2の工程において、金属製の部材により前記マグネットを吸引する方法とすることができる。
これにより、簡単な構成でマグネットの位置精度を高めることができる位置検出装置を製造することができる。
〔付記3〕
本発明の位置検出装置の製造方法は、前記第2の工程において、磁気を持つ部材により前記マグネットを吸引する方法とすることができる。
これにより、製造時に、マグネットを誤った方向でマグネット保持部に配置してしまうことを防止することができる。したがって、組立作業性を向上させることができるとともに、マグネットに磁気極性の表記が不要になるため製造コストを削減することができる。
〔付記4〕
本発明の位置検出装置の製造方法は、前記規制面は、互いに略直交した第1の規制面と第2の規制面とを備え、前記第2の工程において、前記マグネットをその磁気による引力で吸引して前記第1の規制面に当接させるとともに、前記第2の規制面の裏面側から前記マグネットを吸引し前記第2の規制面に当接させる方法とすることができる。
これにより、簡単な構成で、マグネットの水平方向及び垂直方向の位置決めを同時に行うことができる。
なお、本実施の形態における内面71fは、本発明の第1の規制面の一例である。また、底面71gは、第2の規制面の一例である。
〔付記5〕
本発明の位置検出装置の製造方法は、前記規制面は、互いに略直交した第1の規制面、第2の規制面、および第3の規制面を備え、前記第2の工程において、前記マグネットをその磁気による引力で吸引して前記第1の規制面及び前記第3の規制面に当接させるとともに、前記第2の規制面の裏面側から前記マグネットを吸引し前記第2の規制面に当接させるものである。
これにより、簡単な構成で、マグネットを第1の規制面、第2の規制面、および第3の規制面に当接させることができ、高精度な位置決めを行うことができる。
なお、本実施の形態における内面71hは、本発明の第3の規制面の一例である。
〔付記6〕
本発明の位置検出装置の製造方法は、前記第2の工程に代えて、前記マグネットを、その磁気による反発力により、前記第1の部材に形成された規制面に当接させる第4の工程を備えたものである。
これにより、マグネットの位置精度を高めることができるとともに、小型化を行っても強度を確保した位置検出装置を製造することができる。
〔付記7〕
本発明の位置検出装置は、マグネットを備えた第1の部材と、前記マグネットの磁束を検出する素子を備えた第2の部材との相対的な位置を検出する位置検出装置であって、前記第1の部材は、前記マグネットの周囲を囲むように形成されたマグネット保持部を備え、前記マグネット保持部は、複数の平面で構成され、前記複数の平面のうち互いに隣り合う2つの平面で前記マグネットの位置を規制し、前記2つの平面に対向する他の平面と、前記マグネットとの間に隙間を有するものである。
この構成により、マグネットの位置精度を高めることができるとともに、小型化を行っても強度を確保した位置検出装置を製造することができる。
本発明は、デジタルカメラ、ビデオカメラ、カメラ付き携帯電話端末などの撮像装置に搭載される光学式手振れ補正手段に有用である。
実施の形態における撮像装置の外観を示す斜視図 撮像装置の分解斜視図 補正レンズユニットの分解斜視図 補正レンズユニットの斜視図 補正レンズユニットの平面図 治具の斜視図 治具の平面図 レンズホルダーを治具に搭載した状態を示す平面図 マグネットと板金との位置関係を示す模式図 図8におけるW−W部の断面図 従来のレンズホルダーの平面図
符号の説明
1 撮像装置
70 補正レンズユニット
71 レンズホルダー
71a、71b マグネットホルダー
71c、71d 凹部
71e、71f 内面
71g 底面
72a、72b マグネット
80 治具
82a、82b 板金

Claims (7)

  1. マグネットを備えた第1の部材と、前記マグネットの磁束を検出する素子を備えた第2の部材との相対的な位置を検出する位置検出装置の製造方法であって、
    前記第1の部材におけるマグネット保持部に前記マグネットを配置する第1の工程と、
    前記マグネットを、その磁気による引力で吸引して、前記第1の部材に形成された規制面に当接させる第2の工程と、
    前記マグネット保持部と前記マグネットとを固着する第3の工程とを備えた、位置検出装置の製造方法。
  2. 前記第2の工程において、金属製の部材により前記マグネットを吸引する、請求項1に記載の位置検出装置の製造方法。
  3. 前記第2の工程において、磁気を持つ部材により前記マグネットを吸引する、請求項1に記載の位置検出装置の製造方法。
  4. 前記規制面は、互いに略直交した第1の規制面と第2の規制面とを備え、
    前記第2の工程において、前記マグネットをその磁気による引力で吸引して前記第1の規制面に当接させるとともに、前記第2の規制面の裏面側から前記マグネットを吸引し前記第2の規制面に当接させる、請求項1〜3のいずれかに記載の位置検出装置の製造方法。
  5. 前記規制面は、互いに略直交した第1の規制面、第2の規制面、および第3の規制面を備え、
    前記第2の工程において、前記マグネットをその磁気による引力で吸引して前記第1の規制面及び前記第3の規制面に当接させるとともに、前記第2の規制面の裏面側から前記マグネットを吸引し前記第2の規制面に当接させる、請求項1〜3のいずれかに記載の位置検出装置の製造方法。
  6. 前記第2の工程に代えて、
    前記マグネットを、その磁気による反発力により、前記第1の部材に形成された規制面に当接させる第4の工程を備えた、請求項1〜3のいずれかに記載の位置検出装置の製造方法。
  7. マグネットを備えた第1の部材と、前記マグネットの磁束を検出する素子を備えた第2の部材との相対的な位置を検出する位置検出装置であって、
    前記第1の部材は、前記マグネットの周囲を囲むように形成されたマグネット保持部を備え、
    前記マグネット保持部は、
    複数の平面で構成され、
    前記複数の平面のうち互いに隣り合う2つの平面で前記マグネットの位置を規制し、
    前記2つの平面に対向する他の平面と、前記マグネットとの間に隙間を有する、位置検出装置。
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