JP2009174273A - 便器 - Google Patents

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Yutaka Hirata
豊 平田
Tadao Sakata
忠夫 阪田
Suguru Hamano
英 濱野
Haruhiko Ishikawa
治彦 石川
Masahide Kawamura
正英 川村
Kentaro Ishikura
健太郎 石倉
Norio Azuma
規雄 東
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Abstract

【課題】リブを無くすことで応力集中や擦れによる破損や異音の発生を防止することができ、しかも金属フレームの使用を無くしてコストダウンを図ることができる便器を提供する。
【解決手段】複数の樹脂製部品P、P…によって構成される便器1において、少なくとも一つの樹脂製部品Psをサンドイッチ成形によって形成する。複数の樹脂製部品P、P…のうちの一つ以上をサンドイッチ成形により厚みを増した高強度の樹脂製部品Psとすることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、水洗用便器などとして用いられる便器に関するものである。
従来より、複数の樹脂製部品を組み立てて便器を形成することが行われている(例えば、特許文献1参照)。このような便器1では、水平断面略C字状をしたスカート部3と、スカート部3内の上部に嵌め込んで接着一体化されたボウル部4と、更にボウル部4の上に嵌め込んでボウル部4の上端縁部及びスカート部3の上端縁部に接着一体化されたリム部5とで構成されている(図2参照)。これらスカート部3とボウル部4及びリム部5は合成樹脂製の樹脂製部品Pとして形成されている。
このような便器1においては、着座時の強度を確保するために、ボウル部4にフランジを設けたりスカート部3にリブを設けたりして着座時の便器1の強度を保障しており、さらに、金属部材をスカート部3の内側に設けてボウル部4やリム部5を支持することにより便器1全体の強度を保障するようにしていた。
特開2006−328827号公報
しかし、フランジはリブの上端に載置されるために、フランジとリブとの間で応力集中や擦れが生じて破損や異音が発生しやすいという問題があった。また、金属部材を用いることによりコスト高になるおそれがあった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、リブを無くすことで応力集中や擦れによる破損や異音の発生を防止することができ、しかも金属部材の使用を無くしてコストダウンを図ることができる便器を提供することを目的とするものである。
本発明の請求項1に係る便器は、複数の樹脂製部品P、P…によって構成される便器1において、少なくとも一つの樹脂製部品Psをサンドイッチ成形によって形成して成ることを特徴とするものである。
本発明の請求項2に係る便器は、請求項1において、サンドイッチ成形により形成された樹脂製部品Psがコア層Cとスキン層Sからなり、コア層Cを発泡材料で形成して成ることを特徴とするものである。
本発明の請求項3に係る便器は、請求項1において、サンドイッチ成形により形成された樹脂製部品Psがコア層Cとスキン層Sからなり、コア層Cをプラスチック廃材で形成して成ることを特徴とするものである。
本発明の請求項4に係る便器は、請求項1において、サンドイッチ成形により形成された樹脂製部品Psがコア層Cとスキン層Sからなり、スキン層Sを光透過性樹脂で形成して成ることを特徴とするものである。
請求項1の発明では、複数の樹脂製部品P、P…のうちの一つ以上をサンドイッチ成形により厚みを増した高強度の樹脂製部品Psとすることができる。従って、リブを設けなくても着座時の強度を確保することができ、リブを無くすことで応力集中や擦れによる破損や異音の発生を防止することができ、しかも金属部材の使用を無くしてコストダウンを図ることができるものである。
請求項2の発明では、サンドイッチ成形により厚みを増した樹脂製部品Psであっても重量の増加や材料コストの増加を少なくすることができるものである。
請求項3の発明では、サンドイッチ成形により厚みを増した樹脂製部品Psであっても材料コストの増加を少なくすることができるものである。
請求項4の発明では、スキン層Sを通してコア層Cを視認することができ、コア層Cに柄等を付与することで意匠性を高めることができるものである。
以下、本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図2(a)(b)に示す便器1は、ボウル部4と、ボウル部4の外側面を覆うスカート部3と、ボウル部4及びスカート部3の上側に配設されるリム部5を備えたものである。ボウル部4とスカート部3とリム部5とはそれぞれ独立した合成樹脂製の樹脂製部品Pとして形成することができ、これら樹脂製部品Pを接着して一体化することにより便器1を組み立てることができる。
ボウル部4は上面が開口する椀状部10の下部に後方に向けて排水筒部11を一体に突出して形成されている。椀状部10には段差部12が上面開口よりもやや下側部分に周方向に亘って形成されており、段差部12よりも上側部分は接続部13として形成されている。この接続部13の径は、段差部12の下側部分の径よりも大きく形成されている。
スカート部3は、上側に向かう程、徐々に開口径が大きくなる勾配を有して水平断面略C字状に形成されている。
リム部5は平面視で略C字状の前部5aと、前部5aの後端間に一体的に連設される後部5bとから形成されている。前部5aは内周部15と外周部16とで構成されており、外周部16は内周部15よりも厚みが薄くて内周部15の外側に突出して形成されている。また、後部5bは断面略コ字状に形成されており、その上面には便座や便蓋を取り付けるための取付部17が突設されている。
上記3つの樹脂製部品P、P…を接着一体化するには熱溶着や接着剤などを用いることができる。この場合、スカート部3の内側にボウル部4を嵌め込み、スカート部3の上端とボウル部4の上端とを位置合わせして揃えた状態で、スカート部3の上端部の内面とボウル部4の接続部13の外面とを密着する。これにより、ボウル部4の前部から側部を覆うようにスカート部3が配設されている。また、スカート部3の上端とボウル部4の上端とにわたるようにリム部5の前部5aの外周部16を載置した状態で、スカート部3の上端とボウル部4の上端と外周部16の下面とを接着することができる。このようにしてリム部5を取り付けると、ボウル部4の上面開口の内側に沿って内周部15が配置される。また、リム部5の後部5bはボウル部4の後部の上端と接着する。
上記のようにしてスカート部3とボウル部4及びリム部5を組み立てることにより、本発明の便器を形成することができるが、本発明では三つの樹脂製部品Pのうち、少なくとも一つの樹脂製部品Psをサンドイッチ成形によって形成する。すなわち、ボウル部4、スカート部3、リム部5のうちの一つ又は二つあるいは全部をサンドイッチ成形による樹脂製部品Psで形成することができる。このうち、特に、着座時の荷重が直接かかるリム部5をサンドイッチ成形による樹脂製部品Psで形成するのが好ましい。
図1に示すものでは、スカート部3とリム部5をサンドイッチ成形による樹脂製部品Psで形成しており、ボウル部4は通常の樹脂製部品Pnで形成している。ここで、ボウル部4を構成する通常の樹脂製部品Pnは、射出成形や圧縮成形等により成形した肉厚3〜7mmの樹脂製部品であって、サンドイッチ成形により樹脂製部品Psと比べて、薄肉に形成されている。この通常の樹脂製部品Pnは成形材料として比較的強度のあるアクリル樹脂や補強材入りABS、PBT等の合成樹脂を用いることができる。また、通常の樹脂製部品Pnは比較的大型であるため、アニール処理を施すことが好ましく、さらに、表面品質を向上させるためにハードコート材をコーティングしても良い。
サンドイッチ成形による樹脂製部品Psは厚みが10〜20mmに形成されるものであって、上記通常の樹脂製部品Pnよりも厚く形成することができる。また、樹脂製部品Psはコア層Cと、コア層Cを被覆するスキン層Sとで構成されている。コア層Cは通常の樹脂製部品Pnと同様の各種の樹脂材料から形成することができ、例えば、アクリル樹脂に公知の発泡助剤1〜5%程度添加して発泡させた材料で形成することができる。また、コア層Cをプラスチック廃材で形成することができる。ここで、プラスチック廃材としてはアクリル樹脂と密着性のあるプラスチック(例えば、アクリル樹脂とかABS樹脂など)の廃材を用いることができ、このプラスチック廃材を粉砕して用いることができる。スキン層Sも各種の樹脂材料から形成することができ、例えば、アクリル樹脂などの光透過性樹脂で形成することができる。
図3に、リム部5を構成する樹脂製部品Psをサンドイッチ成形するための金型の一部を示す。この金型は上下の分離金型21、22で構成されており、分離金型21、22にわたって、リム部5の前部5aを成形するためのキャビティ23が形成されている。そして、二色射出成形機等を用いてスキン層Sの成形材料とコア層Cの成形材料とをキャビティ23に順次射出し、加熱等によりコア層Cの成形材料の発泡を助長することによりコア層Cの体積を増加させて、図4に示すようなリム部5の前部5aを成形し、このあと、分離金型21、22をパーティングラインPLで分離して、リム部5の樹脂製部品Psを脱型する。
本発明の便器では、スカート部3とボウル部4とリム部5からなる複数の樹脂製部品P、P…のうちの一つ以上をサンドイッチ成形により厚みを増した高強度の樹脂製部品Psとすることができる。従って、従来例のようなリブを設けなくても着座時の強度を確保することができ、リブを無くすことで応力集中や擦れによる破損や異音の発生を防止することができる。また、サンドイッチ成形により厚みを増した高強度の樹脂製部品Psを使用することで、従来例のような金属部材の使用を無くしてコストダウンを図ることができる。しかも、サンドイッチ成形による樹脂製部品Psは厚肉化により撓みを抑制することができ、スカート部3とボウル部4とリム部5を組み立てる際の接合時にバリ(溶着によるバリや接着剤のはみ出しによるバリなど)が発生してもバリ取りの作業性を向上させることができるものである。また、サンドイッチ成形による樹脂製部品Psはコア層Cを発泡させながら成形するので、樹脂製部品Psの内部圧の上昇により、従来のサンドイッチ成形によらない成形品に比べて、厚肉化してもヒケが生じにくくなり、各樹脂製部品Psの寸法精度が向上して接着一体化する際の接合精度を高くすることができるものである。また、サンドイッチ成形による樹脂製部品Psはヒケを防止するための射出保持時間を短くすることができ、射出保持時間の短縮でトータルの成形サイクルを大幅に短縮してコストダウンを図ることができるものである。
また、コア層Cを発泡材やプラスチック廃材で形成することにより、材料コストを低減することができるものである。また、スキン層Sを半透明や透明などの光透過性樹脂で形成することにより、スキン層Sを透かしてコア層Cを視認することができ、意匠性を高めることができるものである。例えば、ボウル部4をサンドイッチ成形による樹脂製部品Psで形成し、スキン層Sを光透過性樹脂で形成すると共にコア層Cに蓄光材を含有させることで、真夜中でも覚醒させない程度にボウル部4を発光させ、且つ小便の目標とすることができる。
本発明の実施の形態の一例を示し、その一部を拡大した断面図である。 同上の(a)は分解斜視図、(b)は斜視図である。 同上の金型の一部を示す断面図である。 同上の射出成形した状態の一部を示す断面図である。
符号の説明
1 便器
P 樹脂製部品
Ps 樹脂製部品
C コア層
S スキン層

Claims (4)

  1. 複数の樹脂製部品によって構成される便器において、少なくとも一つの樹脂製部品をサンドイッチ成形によって形成して成ることを特徴とする便器。
  2. サンドイッチ成形により形成された樹脂製部品がコア層とスキン層からなり、コア層を発泡材料で形成して成ることを特徴とする請求項1に記載の便器。
  3. サンドイッチ成形により形成された樹脂製部品がコア層とスキン層からなり、コア層をプラスチック廃材で形成して成ることを特徴とする請求項1に記載の便器。
  4. サンドイッチ成形により形成された樹脂製部品がコア層とスキン層からなり、スキン層を光透過性樹脂で形成して成ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の便器。
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