JP2009173256A - 補助具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】補助具1は、ゴムボート10又はゴムボート10の少なくとも底部に配される底シート2の底面に配される。補助具1は、進行方向に沿う第1方向Xに沿って延びるとともに該第1方向Xに交差する第2方向Yに離間する一以上の一対の第1ヒレ状部材3及び/又は第2方向Yに沿って延びる第2ヒレ状部材4を備える。第1ヒレ状部材3は、互いに対向するように底シート2に接合され、第2ヒレ状部材4は、進行方向の逆方向に向かって開口する袋状部40を形成する。
【選択図】図1
Description
1.全体構成
補助具1は、船体の底面又は船体の少なくとも底部に配される底部材2に配置される。補助具1は、船体の底面に直接取り付けてもよく、又は船体を覆うボートカバーなどの被覆部材において船体の底部に配される底部材2に取り付けてもよい。第一実施形態においては、補助具1は、船体としてのゴムボート10を覆うボートカバー11の底部材としての底シート2に取り付けられる。
ゴムボート10は、底面が楕円形で実質的に平坦であり、長手方向の端部がU字型となっている。ゴムボート10の側縁は内部に空気を含む気胴12を有し、この気胴12がゴムボート10の水面に対する高さ方向の側壁の役割も果たす。ゴムボート10は、気胴12を側壁とし、断面から見た場合、側壁に囲まれる平坦な底面を有する凹状の形状である。
図1に示すように、底シート2は、ボートカバー11の一部分であり、ゴムボート10の底の外面(水と接する側の面)を覆っている。底シート2は楕円形状の平面を有する。この平面は、ボートの進行方向である第1方向Xに長く、第1方向Xに交差する第2方向Yに短い寸法を有する。第1方向Xの前方側をF、後方側をRで示す。
図1に示すように、第1ヒレ状部材3は、第1方向に延びるように長い縦長の形状である。第1ヒレ状部材3は、底シート2の水と接する方の側すなわち外面に、第2方向に離間して互いに対向するように一対接合される。第1ヒレ状部材3は、底シート2に対する角度を水の流れに応じて変更可能に接合される。このとき、第1ヒレ状部材3は、底シート2に対してゴムボートの中央側、すなわち内側に傾くように接合されてよい。このときの底シート2に対する第1ヒレ状部材3の角度は、50度から75度、好ましくは60度から75度の範囲を例示できる。
第2ヒレ状部材4は、第1方向Xに交差する第2方向Y側が長く、第1方向X側が短い寸法を有する。第2ヒレ状部材4は、底シート2の外面側に、第2方向Yに沿って延びるように配置される。ここで第1方向Xに交差する方向Yとは、第1方向Xに対して1度から90度の間の範囲、好ましくは45度から90度の範囲に交差する方向を意味する。本実施形態においては、第2ヒレ状部材4は四つ互いに間隔をあけて配置される。
底シート2と第1ヒレ状部材3及び底シート2と第2ヒレ状部材4との間には、それぞれ水通し部5が設けられる。底シート2と第1ヒレ状部材3との間の水通し部51は、第1ヒレ状部材3が底シート2に部分的に接合されることにより、一の接合部30と他の接合部30との間に形成される。本実施形態においては、底シートや第1ヒレ状部材3はシート状の柔軟な素材で構成されるため、第1ヒレ状部材に穴などを形成せずとも、底シート2と第1ヒレ状部材とを接合しない部分を設けるのみで、水が水通し部を通る。
上述の水通し穴52を覆うように、第2ヒレ状部材4の前縁41側に、覆い部材6が配置される(図5参照)。覆い部材6は、水通し穴52の前方側の辺縁近傍において、第2ヒレ状部材4の前縁41側に接合される。覆い部材6は、水通し穴52の前方側の辺縁近傍以外は接合されない。接合は、覆い部材6を第2ヒレ状部材4と縫合する又は粘着材で接着するなど、従来公知の方法で行ってよい。
第1ヒレ状部材3と第2ヒレ状部材4とは、補助具を使用する状態においてともに底シート2の下方に向く。そして、底シート2と第1ヒレ状部材3又は第2ヒレ状部材4との間に存在する水が抵抗となって、ゴムボートなどの船体の航行を補助する点で共通する。
本実施形態によれば、第1方向に沿って底シート2に第1ヒレ状部材3が形成されているため、第2方向に風が吹いたり波が流れたりするときに、底シート2と第1ヒレ状部材3との間の水が抵抗となって、ゴムボート101が第2方向に流されることが防止される。
図6及び図7を参照して、第2実施形態に係る補助具1Aを説明する。第2実施形態における補助具1Aは、船体の底面2Aに直接取り付けられている。補助具1Aは、第1ヒレ状部材3Aを備え、第1ヒレ状部材3Aは、モーター及びスクリュー70を備える縦長の船体の第1方向に沿って複数対設けられる。図6は、船体を側面から眺めた状態の側面視の状態が表されており、三対の第1ヒレ状部材3Aが第1方向Xに沿って並ぶように配置されている。側面視において、各対の第1ヒレ状部材3Aの第1方向の長さを合わせた長さLは、一対の第1ヒレ状部材3Aの第1方向の長さ1Lよりも長い。
なお、第2実施形態においては、補助具1Aは、第2ヒレ状部材4を備えなくともよい。
図9は、第3実施形態にかかる補助具1Bを示す斜視図である。本発明にかかる補助具は、船体の底面に配置される底部材2と、船体の進行方向に対して交差する方向に延びるように配置される横長状のヒレ状部材4と、を備え、該ヒレ状部材4は、進行方向における前縁41及び進行方向に沿う方向に延びる一対の側縁43、44において底部材2に接合されている船体の横流れ防止装置を含む。
図10は、第4実施形態にかかる補助具1Cを示す斜視図である。
第4実施形態にかかる補助具1Cは、ボートの底面に配置される底部材2と、ボートの進行方向に沿う第1方向に沿って延びるとともに該第1方向に交差する第2方向に向かい合って離間する一対のスケグ3Bと、一対のスケグそれぞれの間において底部材2の外面に接合され第2方向に延びるヒレ状部4と、を備えるボートの横流れ防止装置であって、スケグ3Bは、底部材2の外面側において、ヒレ状部4の側である内側に向かって折りたたみ可能に接合されるボートの横流れ防止装置を含む。
なお、本発明の精神又は範囲を離れない限り、追加、省略、置換又は他の修正は制限されない。例えば、図13に示すように、第1ヒレ状部材3Dの水面側の先端が互いに離間する方向に向くように接合されてもよい。図13のような実施形態においても、第2方向から吹く風や、水の流れに対して第2ヒレ状部材4が抵抗となり、第1実施形態と同様の効果を奏する。この場合、特に高波が発生しない水中での使用に適する。
2 底シート
3、3A、3C 第1ヒレ状部材
4 第2ヒレ状部材
5、51、52 水通し部
6 覆い部材
10 ゴムボート
10A 船体
11 ボートカバー
12 気胴
30 接合部
31、31a、31b 接合部材
40 袋状部
41 前縁
42 後縁
43、44 側縁
45 開口
Claims (6)
- 船体又は該船体の少なくとも底部に配される底部材の底面に配される補助具であり、進行方向に沿う第1方向に沿って延びるとともに該第1方向に交差する第2方向に離間する一以上の一対の第1ヒレ状部材及び/又は前記第2方向に沿って延びる第2ヒレ状部材を備える補助具であって、
前記第1ヒレ状部材は、互いに対向するように前記底部材に接合され、
前記第2ヒレ状部材は、前記第1方向の逆方向に向かって開口する袋状部を形成する補助具。 - さらに、前記第1ヒレ状部材及び/又は前記第2ヒレ状部材と前記船体または前記底部材との間に水を通す水通し部を備え、該水通し部は、
前記第1ヒレ状部材と、前記船体または前記底部材と、が部分的に接合された一の接合部と他の接合部との間及び/又は前記第2ヒレ状部材における前記袋状部の開口と反対側の前縁近傍に設けられる請求項1記載の補助具。 - 前記第1ヒレ状部材は、前記一対のうちのそれぞれが前記第1方向に長い縦長の形状であり、複数対設けられた状態の側面視において、各対の第1ヒレ状部材の前記第1方向の長さを合わせた長さが、一対の前記第1ヒレ状部材の長さよりも長くなるように前記第1方向に沿って設けられる請求項1または2記載の補助具。
- 請求項1から3いずれか記載の補助具に用いる第1ヒレ状部材であって、前記一対のうちのそれぞれの第1ヒレ状部材は、前記第1方向に長い縦長の形状であり、長手方向における一の側縁が、前記第1ヒレ状部材と前記船体または前記底部材に対して部分的に接合される第1ヒレ状部材。
- 請求項1から3いずれか記載の補助具に用いる第2ヒレ状部材であって、前記第2ヒレ状部材は、前記袋状部の開口の反対側において前記第2方向に延びる前縁と、前記開口側の後縁と、を備え、
前記第2ヒレ状部材を前記船体または前記底部材に取り付けた状態において、前記前縁の長さよりも前記後縁の長さの方が長い第2ヒレ状部材。 - 船体の底部に配され該船体の進行方向に沿う第1方向に沿って延びるとともに該第1方向に交差する第2方向に離間する一以上の一対の第1ヒレ状部材及び/又は前記第2方向に沿って延びる第2ヒレ状部材を備え、
前記第1ヒレ状部材は、互いに対向するように接合され、
前記第2ヒレ状部材は、前記進行方向の逆方向に向かって開口する袋状部を形成する船体。
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