JP2009171535A - マルチユーザmimoのスケジューリング方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】少ない演算量でセルスループットを向上できるマルチユーザMIMO通信のスケジューリング方法を提供する。
【解決手段】RB毎優先度計算手段は、受信SINRを用いて各ユーザのRB毎優先度を計算する。最大優先度ユーザ選択/RB割り当て手段は、未割り当てRBで最大優先度のユーザを選択し、RBを割り当てる。周波数/空間軸未割り当てRB有無判断手段は、周波数軸、空間軸で未割り当てRBがあれば次のユーザのスケジューリング処理へ進む。射影チャネルベクトル更新手段は、GS直交化により未選択ユーザの射影チャネルベクトルを更新する。直交係数計算手段は、直交係数を計算する。補正SINR計算手段は、補正SINRを計算する。次MIMOレイヤ優先度計算手段は、次のMIMO多重レイヤの対応するRBの未選択ユーザの優先度を計算する。未選択ユーザの優先度は、次のユーザのスケジューリング処理に使用される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、マルチユーザMIMOのスケジューリング方法に関し、システム帯域内で周波数分割されたリソースブロックを周波数軸と空間軸の受信品質を同時に考慮して最適なユーザに割り当てるスケジューリング方法に関する。
次世代移動通信の上りリンク無線アクセスではセルスループット向上のためにマルチユーザMIMO(Multiple Input Multiple Output)通信(以下、MU−MIMO)が期待されている。MU−MIMOでは複数の端末が同一周波数でデータ信号を送信し、基地局では複数のユーザ(移動局、送信装置)の送信信号をMIMO信号と考えて信号分離する。MU−MIMOはこれまでの時間、周波数リソースに加えて、空間チャネルをリソースとする空間分割多重アクセス方式(SDMA:space division multiple access)と考えられ、SDMAでは同時にデータ送信するユーザペアを適切に選択することにより、大きなマルチユーザダイバーシチ効果を得ることができ、移動通信システムのセルスループットを向上できる。
図6に上りリンクのMU−MIMO通信システムの構成を示す。ここでは各ユーザの送信装置301−1〜301−M(移動局、通信端末)は1送信アンテナを備えることを想定しているが、各ユーザの送信装置が複数の送信アンテナを備え、1本を選択して送信する場合、あるいは複数の送信アンテナからデータを送信する場合も考えられる。同時送信ユーザ数をMとすると、各ユーザの送信装置301−1〜301−Mは、それぞれデータ信号を誤り訂正符号化し、ディジタル変調する。各ユーザの送信アンテナ302−1〜302−Mは、各ユーザのデータ信号を送信する。受信アンテナ303−1〜303−Nは、各ユーザの多重されたデータ信号を受信する。受信装置304(基地局)は、各ユーザのデータ信号を分離、復調し、誤り訂正復号を行う。また、受信装置304は、各ユーザのチャネル品質の測定結果に基づき、パケット毎に同時にデータ送信するユーザペアを選択する。受信装置304における受信信号yはペアリングされたユーザJ〜Jの送信シンボル
Figure 2009171535
とチャネル行列
Figure 2009171535
を用いて次式で表される。
Figure 2009171535
ここで、nは雑音ベクトルである。
MU−MIMOのユーザ選択では、ユーザペアのチャネルの直交性を考慮する必要があり、最適な特性を実現する方法に全探索法がある。全探索法では全ユーザの組み合わせMIMO容量を計算し、その容量が最大となるユーザペアを選択する。ユーザの組み合わせ
Figure 2009171535
におけるチャネル行列を
Figure 2009171535
すると、MIMO容量は次式で表される。
Figure 2009171535
ここで、Pはユーザあたりの送信電力、Pは雑音電力である。全探索法ではMIMO容量
Figure 2009171535
が最大となるユーザの組み合わせkoptを選択する。
Figure 2009171535
全探索法によるユーザ選択方法では、全ユーザの組み合わせ数Nall(Nall=N)通りのMIMO容量
Figure 2009171535
を計算する必要があり、ユーザ数Nや同時送信ユーザ数Mが大きくなると演算量が膨大となる。
全探索法の演算量を削減するため、グラムシュミット(GS:Gram-Schmitd)直交化を用いてMIMO多重レイヤ毎に逐次処理によりユーザ選択する方法が提案されている(例えば、非特許文献1、非特許文献2参照)。尚、MIMO多重レイヤ(MIMOレイヤ)とは、MIMO多重において独立な誤り訂正符号化、変調を行なった各送信データ信号のことを指す。
GS直交化を用いたMU−MIMOのユーザ選択方法の原理を以下に説明する。式(3)のチャネル行列
Figure 2009171535
にQR分解
Figure 2009171535
を適用すると、MIMO容量が最大となるユーザの組み合わせkoptは次式で表される。
Figure 2009171535
ここで、
Figure 2009171535
は、
Figure 2009171535
の対角要素を示し、
Figure 2009171535
の2乗積を最大とするようにユーザを選択すればMIMO容量を最大化できる。これを準最適に実現するためにGS直交化を用いる。GS直交化は
Figure 2009171535
が最も大きくなるようにユーザを逐次選択しながらQR分解を行う処理に相当する。図7にGS直交化とQR分解の処理の関係を示す。GS直交化(QR分解)の処理はNユーザから第Mユーザを選択すると終了となる。また、図8にGS直交化の概念を示す。GS直交化では各ユーザのチャネルベクトル
Figure 2009171535
をできるだけ大きく射影できるユーザとその対応する直交軸を逐次選択しながら、既に選択したユーザのm本の直交軸から成る正規直交系
Figure 2009171535
の補空間
Figure 2009171535
への
Figure 2009171535
の射影チャネルベクトル
Figure 2009171535
を更新する処理を繰り返す。
図10に従来のMU−MIMOのスケジューリング方法の一例としてGS直交化を用いたユーザ選択(スケジューリング)方法を示す。従来のスケジューリング方法は、チャネルベクトル測定手段101、チャネル電力計算手段102、最大電力ユーザ選択手段103、射影チャネル電力計算実行判断手段104、射影チャネルベクトル更新手段105、射影チャネル電力計算手段106の処理からなり、MIMO多重レイヤ毎にGS直交化により計算した各ユーザの射影チャネルベクトルの電力(あるいは振幅)の大きなユーザを選択することを特徴とする。チャネルベクトル測定手段101は、各ユーザのリファレンス信号(主にデータ非送信時に周期的に送信されるサウンディング用リファレンス信号)を用いて上りリンクのチャネルベクトルを測定する。チャネル電力計算手段102は、各ユーザのチャネルベクトルからチャネル電力を計算する。最大電力ユーザ選択手段103は、MIMO多重レイヤ毎に射影チャネル電力が最大となるユーザを選択する。第mのMIMO多重レイヤで選択するユーザJは、次式で表される。
Figure 2009171535
ここで、m=1では
Figure 2009171535
である。射影チャネル電力計算実行判断手段104は、m<Mであれば次のMIMO多重レイヤの射影チャネル電力を計算する処理へ進み、m=Mであればユーザ選択(スケジューリング)を終了し、ユーザ選択情報を出力する。
射影チャネルベクトル更新手段105は、GS直交化により既に選択したユーザに対応する正規直交系
Figure 2009171535
の補空間
Figure 2009171535
への未選択ユーザの射影チャネルベクトル
Figure 2009171535
を更新する。
Figure 2009171535
射影チャネル電力計算手段106は、GS直交化により更新した射影チャネルベクト
Figure 2009171535
の電力を計算する。未選択ユーザの射影チャネル電力は、最大電力ユーザ選択手段103へ入力され、次のMIMO多重レイヤのユーザが選択される。
一方、次世代移動通信の上りリンク無線アクセスではシングルキャリア(SC:Single-Carrier)−FDMA方式や直交周波数分割多重アクセス(OFDMA:Orthogonal Frequency Division Multiple Access)方式が用いられる。これらの周波数分割多重アクセス方式では、無線リソースはシステム帯域内で複数のリソースブロック(RB)に周波数分割される。尚、RBを複数まとめてキャリアを構成して、通信容量を増やして使用しても良い。周波数分割されたRBは複数のユーザに割り当てられる。複数のユーザにRBを割り当てるスケジューリング方法として、周波数軸のチャネル変動に応じて最大優先度のユーザにRBを割り当てる周波数スケジューリングがスループット向上に有効である。
スケジューリングを操作してスループットの向上を図る技術としては、特許文献1に記載された通信システムが挙げられる。特許文献1には、通信開始待ちの端末局装置が、自装置で要求する伝送速度を満足できる場合に、自立的に空間多重のスケジューリングを基地局に要求する。このように端末局装置から基地局へのスケジューリング要求を利用し、効率的にスケジューリングを行なうことで、スループットの向上と共に基地局の演算処理の低減を図ることを目論んでいる。一般に、基地局では、ソフトウェア及びハードウェアの協働によって、スケジューラの機能が実現されている。前記したスケジューラの機能は、例えば特許文献2にも記載されている。特許文献2には、MU−MIMOに用いられるスケジューラ(スケジューリング部)が記載されている。しかし、スケジューラの主たる動作であるスケジューリング方法については言及されていない。
図9に最大CIR法を用いた周波数スケジューリングの概要を示す。周波数スケジューリングでは各ユーザのRB毎受信SINR(Signal to Interference and Noise power Ratio)を測定し、最大受信SINRのユーザにRBを割り当てる。図9の例ではユーザ#1にRB2とRB3、ユーザ#2にRB1、ユーザ#3にRB4が割り当てられる。
図11に従来の周波数スケジューリング方法を示す。従来のスケジューリング方法は、RB毎受信SINR測定手段201、RB毎優先度計算手段202、最大優先度ユーザ選択/RB割り当て手段203、複数RB割り当て手段204、周波数軸未割り当てRB有無判断手段205の処理からなる。RB毎受信SINR測定手段201は、各ユーザのリファレンス信号を用いて上りリンクのRB毎受信SINRを測定する。移動通信システムにおいてチャネル品質を表す指標、すなわちCQI(Channel Quality Indicator)には一般に受信SINRが用いられるため、受信SINRにCQIを用いてもよい。RB毎優先度計算手段202は、最大CIR法やProportional Fairness(PF)法に基づき、受信SINRを用いて各ユーザのRB毎優先度を計算する。最大優先度ユーザ選択/RB割り当て手段203は、未割り当てRBで最大優先度のユーザを選択し、RBを割り当てる。複数RB割り当て手段204は、最大優先度ユーザ選択/RB割り当て手段203でRBを割り当てたユーザにそのRBの他に最大優先度のRBがある場合にはそれらのRBを割り当てる。例えば、SC−FDMA方式では連続したRBを割り当てる必要があるため、割り当てたRBの隣接RBが最大優先度ならばそれらのRBを割り当てる。周波数軸未割り当てRB有無判断手段205は、周波数軸で未割り当てRBがあれば次のユーザのスケジューリング処理へ進み、未割り当てRBがなければスケジューリング処理を終了し、ユーザ選択/RB割り当て情報を出力する。
特開2007−214993号公報 特開2007−221755号公報 Z. Tu and R. S. Blum, "Multiuser diversity for a dirty paper approach," IEEE Commun. Lett., vol. 7, no. 8, pp. 370−372, Aug. 2003. T. Yoo and A. Goldsmith, "On the optimality of multiantenna broadcast scheduling using zero−forcing beamforming," IEEE J. Select. Areas Commun., vol. 24, no. 3, pp. 528−541, March 2006.
以上に述べたように、従来のMU−MIMOのスケジューリング方法は、空間軸(MIMO多重レイヤ)のみのスケジューリングであり、周波数軸では1キャリアを想定している。また、各ユーザの射影チャネル電力に基づく信号電力基準であるため、干渉電力が考慮されていないという問題がある。MU−MIMOにおいて周波数スケジューリングを行う場合には、他セルの通信状況によりRB毎に干渉電力が異なると考えられるため、干渉電力を考慮したスケジューリング方法が望ましい。
また、従来のMU−MIMOのスケジューリング方法は、最大MIMO容量基準、すなわちChannel Aware(CA)法によるスケジューリングであり(CA法は従来の最大CIR法に相当する方法だが、MU−MIMOではCIRの他にチャネルの直交性を考慮するため、ここではCA法と呼ぶ)、PF法によるスケジューリング方法やチャネル品質以外の遅延要求や再送要求などの優先度を考慮したスケジューリング方法への応用が示されていない。
本発明では、従来の受信SINRを用いた周波数スケジューリング方法に整合したMU−MIMOのスケジューリング方法として、システム帯域内で周波数分割されたRBを周波数軸と空間軸の2次元で表される受信品質(SINR)を同時に考慮して最適なユーザに割り当てるスケジューリング方法を提供する。
上記課題を解決するため、本発明が提供するMU−MIMOのスケジューリング方法は、周波数/空間分割されたRBをユーザに割り当てるMU−MIMOのスケジューリング方法であって、第nユーザのRB割り当てでは、RB毎受信SINR(第1のMIMO多重レイヤ)、あるいは補正SINR(第2以降のMIMO多重レイヤ)に基づく優先度から最大優先度のユーザに1個以上のRBを割り当て、前記割り当てたRBの次のMIMO多重レイヤのRBに対する未選択ユーザの補正SINRを計算し、前記補正SINRの関数で表される優先度を計算して、前記優先度を計算したRBを含む未割り当てRBの優先度から第n+1ユーザのRB割り当てを行なうことを特徴とする。
また、本発明が提供するMU−MIMOのスケジューリング方法は、周波数軸と空間軸のRBの割当て順序に制約を設けずRBをユーザに割り当てることを特徴とする。
また、本発明が提供するMU−MIMOのスケジューリング方法は、空間軸毎に周波数軸の全てのRBをユーザに割り当てることを特徴とする。
また、本発明が提供するMU−MIMOのスケジューリング方法は、前記補正SINRの計算では、前記第nユーザに対して未選択ユーザの射影チャネルベクトルを更新し、前記射影チャネルベクトルから次のMIMO多重レイヤのRBの直交係数を計算し、前記直交係数を受信SINRに乗じて補正SINRを計算することを特徴とする。
本発明のMU−MIMOのスケジューリング方法では、システム帯域内で周波数分割されたRBを周波数軸と空間軸の2次元で表される受信品質(SINR)を同時に考慮して最適なユーザに割り当てることにより、大きなマルチユーザダイバーシチ効果を得ることができ、移動通信システムのセルスループットを向上できる。
また、本発明のMU−MIMOのスケジューリング方法は、MIMO多重レイヤ毎のGS直交化係数で補正したSINRに基づくスケジューリング方法であるため、少ない演算量で実現でき、任意の優先度関数のスケジューリング方法へ応用できる。
SC−FDMA方式、あるいはOFDMA方式を用いた上りリンクのMU−MIMO通信では無線リソースはI個(Iは1以上の整数)のRBに周波数分割されるとともに、MIMOを用いて同一の周波数(RB)でM個空間分割多重される。したがって、I×M個の無線リソースを最適なユーザに割り当てる必要がある。本発明のMU−MIMOのスケジューリング方法は、システム帯域内で周波数分割されたRBを周波数軸と空間軸の2次元で表される受信品質(SINR)を同時に考慮して最適なユーザに割り当てることを特徴とする。
図3に2次元スケジューリング方法の概要を示す。2次元スケジューリングではスケジューリングの過程で割り当て可能なRBが常に多く存在しているほどRBの割り当て自由度が高く、優れた特性が期待できる。RBの割り当て自由度の高さから図3(a)、(b)の方法が有望と考えられる。(a)は周波数軸と空間軸のRBの割当て順序に制約を設けずRBをユーザに割り当てる方法である。この方法は、RBの割り当て自由度が最も高く、各RBが空間軸でM個割り当てられるまで常にI個の割り当て自由度がある。尚、図3の(a)の例では、RB1から周波数軸にそって割当てるのではなく、任意のRBの割当て後に、空間軸に沿って次に割当てるRBを選定してRBをユーザに割り当てる方法を示している。(b)は空間軸毎に周波数軸の全てのRBをユーザに割り当てる方法である。空間軸毎に周波数軸で未割り当てRBが少なくなってくると割り当て自由度が減少するため、(a)と比べ特性が劣化する可能性がある。しかし、第1MIMO多重レイヤは従来の周波数スケジューリングであるため、機能拡張による実施が容易である。
本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1に本発明のMU−MIMOのスケジューリング方法の実施例を示す。尚、本発明を実装するハードウェア構成は、MU−MIMOの一般的な構成を用いれば実現できる為、記載を省略する。即ち、複数のユーザに、周波数及び空間分割されたリソースブロックを割り当てるスケジューラを有するMU−MIMO通信システムであれば、本発明であるスケジューリング方法を適応できる。
本実施例は図3(a)のRBの割当て順序に制約を設けずRBをユーザに割り当てる方法である。本発明のスケジューリング方法は、RB毎受信SINR/チャネルベクトル測定手段1、RB毎優先度計算手段2、最大優先度ユーザ選択/RB割り当て手段3、複数RB割り当て手段4、周波数/空間軸未割り当てRB有無判断手段5、次MIMOレイヤ優先度計算実行判断手段6、射影チャネルベクトル更新手段7、直交係数計算手段8、補正SINR計算手段9、次MIMOレイヤ優先度計算手段10の処理からなる。尚、各手段は、ソフトウェア及びハードウェアの一方又は両方で実現される。
RB毎受信SINR/チャネルベクトル測定手段1は、各ユーザのリファレンス信号(主にデータ非送信時に周期的に送信されるサウンディング用リファレンス信号)を用いて上りリンクのRB毎受信SINRとチャネルベクトルを測定する。移動通信システムにおいてチャネル品質を表す指標、すなわちCQIには一般に受信SINRが用いられるため、受信SINRにCQIを用いてもよい。
RB毎優先度計算手段2は、CA法やPF法に基づき、受信SINRを用いて各ユーザのRB毎優先度を計算する。
最大優先度ユーザ選択/RB割り当て手段3は、未割り当てRBで最大優先度のユーザを選択し、RBを割り当てる。
複数RB割り当て手段4は、最大優先度ユーザ選択/RB割り当て手段3でRBを割り当てたユーザに、そのRBの他に最大優先度のRBがある場合にはそれらのRBを割り当てる。例えば、SC−FDMA方式では連続したRBを割り当てる必要があるため、割り当てたRBの隣接RBが最大優先度ならばそれらのRBを割り当てる。
周波数/空間軸未割り当てRB有無判断手段5は、周波数軸、空間軸で未割り当てRBがあれば次のユーザのスケジューリング処理へ進み、未割り当てRBがなければスケジューリング処理を終了し、ユーザ選択/RB割り当て情報を出力する。
次MIMOレイヤ優先度計算実行判断手段6は、m(i)<Mであれば次のMIMO多重レイヤの優先度を計算する処理へ進み、m(i)=Mであれば次のユーザのスケジューリング処理へ進む。
射影チャネルベクトル更新手段7は、GS直交化により既に選択したユーザに対応する正規直交系
Figure 2009171535
の補空間
Figure 2009171535
への未選択ユーザのサブキャリアk(1≦k≦K:Kはサブキャリア平均数)の射影チャネルベクトル
Figure 2009171535
を更新する。
Figure 2009171535
ここで、
Figure 2009171535
である。射影チャネルベクトル更新手段7は、基本的にはサブキャリア毎に行うことを想定しているが、演算量を削減するため、コヒーレント帯域幅に相当するサブキャリアグループ毎に行うこともできる。
直交係数計算手段8は、GS直交化により更新した各ユーザのサブキャリアkの射影チャネルベクトル
Figure 2009171535
の電力を所定の周波数帯域幅(RBの帯域幅、あるいはシングルキャリアの帯域幅)にわたり平均(あるいは合計)し、それを同帯域幅の平均(あるいは合計)チャネル電力で正規化して直交係数を
Figure 2009171535
を計算する。各ユーザの第m+1のMIMO多重レイヤの直交係数
Figure 2009171535
は次式で表される。
Figure 2009171535
ここで、
Figure 2009171535
である。
補正SINR計算手段9は、各ユーザの受信SINR
Figure 2009171535
に直交係数
Figure 2009171535
を乗じて補正SINR
Figure 2009171535
を計算する。
次MIMOレイヤ優先度計算手段10は、補正SINRに基づき、次のMIMO多重レイヤの対応するキャリア(RBs)の未選択ユーザの優先度を計算する。CA法では補正SINR
Figure 2009171535
そのものが優先度になり、PF法では補正SINR
Figure 2009171535
からサポートデータレート
Figure 2009171535
を算出し、平均サポートデータレート
Figure 2009171535
の逆数で重み付けした値
Figure 2009171535
が優先度になる。チャネル品質以外の遅延要求や再送要求などの優先度を考慮したスケジューリング方法への応用は、補正SINRの関数で表される優先度にチャネル品質以外の優先度を加えた総合優先度でスケジューリングを行えば実現できる。次MIMOレイヤ優先度計算手段10で計算された未選択ユーザの優先度は、最大優先度ユーザ選択/RB割り当て手段3へ入力され、次のユーザのスケジューリング処理が行なわれる。尚、遅延要求の優先度の算定方法を例示すれば、各パケットの遅延量をモニタして遅延が大きくなってきたら優先度を上げるようにすれば良い。また、再送要求の優先度の算定方法を例示すれば、各パケットに再送回数をモニタして再送回数が大きくなってきたら優先度を上げるようにすれば良い。また、この他の方法を用いて遅延要求や再送要求の優先度を算定しても良い。
図4に本実施例におけるRBの割り当ての様子を示す。本実施例は周波数軸と空間軸のRBの割当て順序に制約を設けずRBをユーザに割り当てる方法であり、例えば、第nユーザに第3のMIMO多重レイヤのRB4とRB5からなるキャリアを割り当てた場合は、第4のMIMO多重レイヤのRB4とRB5からなるキャリアの未選択ユーザの優先度を計算し、第n+1ユーザにはそのキャリア(RBs)を含め、網掛けで示される未割り当てRBから優先度最大のユーザにRBを割り当てる。
図2に本発明のMU−MIMOのスケジューリング方法の別の実施例を示す。本実施例は図3(b)の方法である。本発明のスケジューリング方法は、RB毎受信SINR/チャネルベクトル測定手段1、RB毎優先度計算手段2、最大優先度ユーザ選択/RB割り当て手段3、複数RB割り当て手段4、周波数軸未割り当てRB有無判断手段11、次MIMOレイヤ優先度計算実行判断手段6、射影チャネルベクトル更新手段7、直交係数計算手段8、補正SINR計算手段9、次MIMOレイヤ優先度計算手段10の処理からなる。
RB毎受信SINR/チャネルベクトル測定手段1は、各ユーザのリファレンス信号を用いて上りリンクのRB毎受信SINRとチャネルベクトルを測定する。RB毎優先度計算手段2は、CA法やPF法に基づき、受信SINRを用いて各ユーザのRB毎優先度を計算する。最大優先度ユーザ選択/RB割り当て手段3は、未割り当てRBで最大優先度のユーザを選択し、RBを割り当てる。複数RB割り当て手段4は、最大優先度ユーザ選択/RB割り当て手段3でRBを割り当てたユーザがそのRBの他に最大優先度のRBがある場合にはそれらのRBを割り当てる。例えば、SC−FDMA方式の場合は連続したRBを割り当てる必要があるため、選択ユーザで隣接RBが最大優先度ならばそれらのRBを割り当てる。周波数軸未割り当てRB有無判断手段11は、周波数軸で未割り当てRBがあれば次のユーザのスケジューリング処理へ進み、未割り当てRBがなければ次のMIMO多重レイヤの優先度を計算する処理へ進む。次MIMOレイヤ優先度計算実行判断手段6は、m(i)<Mであれば次のMIMO多重レイヤの優先度を計算する処理へ進み、m(i)=Mであればスケジューリング処理を終了し、ユーザ選択/RB割り当て情報を出力する。
射影チャネルベクトル更新手段7は、GS直交化により既に選択したユーザに対応する正規直交系
Figure 2009171535
の補空間
Figure 2009171535
への未選択ユーザのサブキャリアkの射影チャネルベクトル
Figure 2009171535
を式(7)により更新する。直交係数計算手段8は、GS直交化により更新した各ユーザのサブキャリアkの射影チャネルベクトル
Figure 2009171535
の電力を所定の周波数帯域幅(RBの帯域幅、あるいはシングルキャリアの帯域幅)にわたり平均(あるいは合計)し、それを同帯域幅の平均(あるいは合計)チャネル電力で正規化して直交係数を
Figure 2009171535
を式(8)により計算する。補正SINR計算手段9は、各ユーザの受信SINR
Figure 2009171535
に直交係数
Figure 2009171535
を乗じて補正SINR
Figure 2009171535
を計算する。次MIMOレイヤ優先度計算手段10は、補正SINRに基づき、次のMIMO多重レイヤの対応するキャリア(RBs)の未選択ユーザの優先度を計算する。次MIMOレイヤ優先度計算手段10で計算された未選択ユーザの優先度は、最大優先度ユーザ選択/RB割り当て手段3へ入力され、次のユーザのスケジューリング処理が行なわれる。
図5に本実施例におけるRBの割り当ての様子を示す。本実施例は空間軸毎に周波数軸の全てのRBをユーザに割り当てる方法であり、例えば、第nユーザに第2のMIMO多重レイヤのRB4とRB5からなるキャリアを最後のRBとして割り当てた場合は、第3のMIMO多重レイヤの全てのキャリア(RBs)の未選択ユーザの優先度を計算し、第n+1ユーザには網掛けで示される未割り当てRBから優先度最大のユーザにRBを割り当てる。
図1、図2の実施例では基地局(受信機、受信装置)におけるMIMOの信号分離処理をユーザ単位で簡易に行なうため、第2以降のMIMO多重レイヤのユーザへのRB割り当て帯域(RB割り当てパターン)を第1のMIMO多重レイヤの割り当て帯域と同一にすることを想定しているが、MIMO多重レイヤ間で各ユーザに任意の帯域/パターンのRB割り当てを行なう方法、あるいは同一ユーザに異なるMIMO多重レイヤのRBを割り当てる方法も考えられ、そのような方法も本発明に含まれる。
図1、図2の実施例ではユーザ数Nのうち全ての未選択ユーザに対してGS直交化処理を行うことを想定しているが、第1のMIMO多重レイヤのユーザ選択時に優先度が上位のユーザを複数に絞込み、それらのユーザのみに対して第2以降のMIMO多重レイヤのユーザ選択を行う方法が考えられる。これにより演算量を大幅に削減できる。これはある程度の数(例えば16程度)の優先度が上位のユーザを考慮すればその中に直交性の高いユーザが存在し、第1のMIMO多重レイヤの優先度が下位のユーザがチャネルの直交性の影響だけで第2以降のMIMO多重レイヤで選択される可能性は低いと考えられるためである。
図1、図2の実施例では上りリンクのMU−MIMOのスケジューリング方法について述べているが、本発明のスケジューリング方法は下りリンクのMU−MIMOのスケジューリング方法にも応用できる。
以上に述べたように、本発明のMU−MIMOのスケジューリング方法では、システム帯域内で周波数分割されたRBを周波数軸と空間軸の2次元で表される受信品質(SINR)を同時に考慮して最適なユーザに割り当てることにより、大きなマルチユーザダイバーシチ効果を得ることができ、移動通信システムのセルスループットを向上できる。
また、本発明のMU−MIMOのスケジューリング方法は、MIMO多重レイヤ毎のGS直交化係数で補正したSINRに基づくスケジューリング方法であるため、少ない演算量で実現でき、任意の優先度関数のスケジューリング方法へ応用できる。
尚、本発明は、少なくとも図6に示した構成において適応できる。基地局に設けられるスケジューラに本発明のスケジューリング方法を機能させるプログラムを導入して運用される。
本発明は、同時的に通信する送信装置が増えれば増えるほど、従来技術に対して受信装置の演算量の削減量が増し、顕著な効果を奏する。
本発明のMU−MIMOのスケジューリング方法の実施例を示す図である。 本発明のMU−MIMOのスケジューリング方法の別の実施例を示す図である。 本発明のMU−MIMOのスケジューリング方法の概要を示す図である。 本発明のMU−MIMOのスケジューリング方法の実施例におけるRB割り当ての様子を示す図である。 本発明のMU−MIMOのスケジューリング方法の別の実施例におけるRB割り当ての様子を示す図である。 上りリンクのMU−MIMO通信システムの構成を示す図である。 GS直交化とQR分解の処理の関係を示す図である。 GS直交化の概念を示す図である。 従来の最大CIR法を用いた周波数スケジューリング方法を示す図である。 従来のMU−MIMOのスケジューリング方法の一例を示す図である。 従来の周波数スケジューリング方法を示す図である。
符号の説明
1 RB毎受信SINR/チャネルベクトル測定手段
2、202 RB毎優先度計算手段
3、203 最大優先度ユーザ選択/RB割り当て手段
4、204 複数RB割り当て手段
5 周波数/空間軸未割り当てRB有無判断手段
6 次MIMOレイヤ優先度計算実行判断手段
7、105 射影チャネルベクトル更新手段
8、直交係数計算手段
9 補正SINR計算手段
10 次MIMOレイヤ優先度計算手段
11、205 周波数軸未割り当てRB有無判断手段
101 チャネルベクトル測定手段
102 チャネル電力計算手段
103 最大電力ユーザ選択手段
104 射影チャネル電力計算実行判断手段
106 射影チャネル電力計算手段
201 RB毎受信SINR測定手段
301−1〜301−M ユーザ送信装置
302−1〜302−M ユーザ送信アンテナ
303−1〜303−N 受信アンテナ
304 受信装置

Claims (21)

  1. 周波数及び空間分割されたリソースブロック(RB)をユーザに割り当てるMU−MIMO(Multi User−Multiple Input Multiple Output)のスケジューリング方法であって、
    ユーザのRB割り当に用いる最大優先度選定に、第1のMIMO多重レイヤでは、RB毎受信SINR(Signal to Interference and Noise power Ratio)に基づく優先度を使用し、第2以降のMIMO多重レイヤでは、補正SINRに基づく優先度を使用し、割当てるRBに対して、最大優先度のユーザに1個以上のRBを割り当て処理し、
    前記割り当てたRBの次のMIMO多重レイヤのRBに対する未選択ユーザの補正SINRを計算処理し、
    前記補正SINRの関数で表される優先度を計算処理し、
    前記優先度を計算処理したRBを含む未割り当てRBの優先度を用いて次のユーザのRB割り当て処理
    を行なうことを特徴とするMU−MIMOのスケジューリング方法。
  2. 前記受信SINRにCQI(Channel Quality Indicator)を用いることを特徴とする請求項1記載のMU−MIMOのスケジューリング方法。
  3. 周波数軸と空間軸のRBの割当て順序に制約を設けずRBをユーザに割り当てることを特徴とする請求項1記載のMU−MIMOのスケジューリング方法。
  4. 空間軸毎に周波数軸の全てのRBをユーザに割り当てることを特徴とする請求項1記載のMU−MIMOのスケジューリング方法。
  5. 前記補正SINRの計算処理では、前記第nユーザに対して未選択ユーザの射影チャネルベクトルを更新処理し、前記射影チャネルベクトルから次のMIMO多重レイヤのRBの直交係数を計算処理し、前記直交係数を受信SINRに乗じて補正SINRを計算処理することを特徴とする請求項1記載のMU−MIMOのスケジューリング方法。
  6. 前記射影チャネルベクトルの更新処理では、GS直交化により既に選択したユーザに対応する正規直交系の補空間への射影チャネルベクトルを所定の周波数分解能毎に更新することを特徴とする請求項5記載のMU−MIMOのスケジューリング方法。
  7. 前記所定の周波数分解能は、サブキャリア毎、あるいはコヒーレント帯域幅に相当するサブキャリアグループ毎であることを特徴とする請求項6記載のMU−MIMOのスケジューリング方法。
  8. 前記射影チャネルベクトルの更新処理では、ユーザj(1≦j≦N:Nはユーザ数)のサブキャリアk(1≦k≦K:Kはサブキャリア平均数)の第mのMIMO多重レイヤの射影チャネルベクトルを
    Figure 2009171535
    、第mのMIMO多重レイヤの選択ユーザをJとしたとき、ユーザjのサブキャリアkの第m+1のMIMO多重レイヤの射影チャネルベクトルを、
    Figure 2009171535
    の式を満たすように更新することを特徴とする請求項5記載のMU−MIMOのスケジューリング方法。
  9. 前記直交係数の計算では、未選択ユーザの射影チャネルベクトルの電力を所定の周波数帯域幅にわたり平均あるいは合計し、それを同帯域幅の平均あるいは合計のチャネル電力で正規化して直交係数を計算することを特徴とする請求項5記載のMU−MIMOのスケジューリング方法。
  10. 前記所定の周波数帯域幅は、RBの帯域幅、あるいはシングルキャリアの帯域幅であることを特徴とする請求項9記載のMU−MIMOのスケジューリング方法。
  11. 前記直交係数の計算では、ユーザjのサブキャリアkの第m+1のMIMO多重レイヤの射影チャネルベクトルを
    Figure 2009171535
    、ユーザjのサブキャリアkのチャネルベクトルを
    Figure 2009171535
    としたとき、ユーザjの第m+1のMIMO多重レイヤの直交係数
    Figure 2009171535
    を、
    Figure 2009171535
    の式を満たすように計算することを特徴とする請求項5記載のMU−MIMOのスケジューリング方法。
  12. 前記優先度の計算では、補正SINRを優先度とすることを特徴とする請求項1記載のMU−MIMOのスケジューリング方法。
  13. 前記優先度の計算では、補正SINRからサポートデータレートを算出し、平均サポートデータレートの逆数で重み付けした前記サポートデータレートを優先度として計算することを特徴とする請求項1記載のMU−MIMOのスケジューリング方法。
  14. 前記優先度の計算では、補正SINRの関数で表される優先度に、遅延要求ないし再送要求の優先度を加えた総合優先度を計算することを特徴とする請求項1記載のMU−MIMOのスケジューリング方法。
  15. 第1のMIMO多重レイヤのユーザ選択時に優先度が上位のユーザを複数に絞込み、それらのユーザのみに対して第2以降のMIMO多重レイヤのユーザ選択を行うことを特徴とする請求項1記載のMU−MIMOのスケジューリング方法。
  16. 周波数及び空間分割されたキャリアをユーザに割り当てるMU−MIMO通信システムに用いられるスケジューリング方法であって、
    キャリアを構成するリソースブロック毎の受信SINRに基づいて各ユーザのキャリア毎の優先度を算出処理し、
    未割り当てキャリアにおける最大優先度のユーザを選択処理し、
    前記未割り当てキャリアに前記最大優先度のユーザを割り当て、
    空間軸方向に未割り当てのキャリアがあれば、GS直交化により未選択ユーザのキャリアの射影チャネルベクトルを更新処理して直交係数を算出し、前記未選択ユーザの受信SINRに直交係数を乗じて補正SINR を算出処理し、
    前記算出した補正SINRに基づき、キャリアの未選択ユーザの優先度を算出処理し、
    前記空間軸方向の未割り当てのキャリアに、最大優先度の前記未選択ユーザを割り当てて、
    キャリアを各ユーザに割り当てるスケジューリングを行なうことを特徴とするMU−MIMOのスケジューリング方法。
  17. 周波数及び空間分割されたキャリアをユーザに割り当てるMU−MIMO通信システムに用いられるスケジューリング方法であって、
    キャリアを構成するリソースブロック毎の受信SINRに基づいて各ユーザのキャリア毎の優先度を算出処理し、
    未割り当てキャリアにおける最大優先度のユーザを選択処理し、
    前記未割り当てキャリアに前記最大優先度のユーザを割り当て、
    空間軸方向に許容される次のMIMO多重レイヤが有り周波数軸に未割り当てのキャリアが無い場合に、GS直交化により未選択ユーザのキャリアの射影チャネルベクトルを更新処理して直交係数を算出し、前記未選択ユーザの受信SINRに直交係数を乗じて補正SINR を算出処理し、
    前記算出した補正SINRに基づき、キャリアの未選択ユーザの優先度を算出処理し、
    前記次のMIMO多重レイヤの未割り当てのキャリアに、最大優先度の前記未選択ユーザを割り当てて、
    キャリアを各ユーザに割り当てるスケジューリングを行なうことを特徴とするMU−MIMOのスケジューリング方法。
  18. 請求項16又は17記載のMU−MIMO通信システムに用いられるスケジューリング方法であって、
    前記ユーザに割当てられるキャリアは、RBが1ないし周波数軸方向に許容されるRB数で構成されることを特徴とするMU−MIMOのスケジューリング方法。
  19. 請求項1ないし請求項18の何れか一記載のMU−MIMOのスケジューリング方法を用いて、移動局(送信装置)に、周波数/空間分割されたリソースブロック又はキャリアを割り当てることを特徴とする基地局。
  20. 請求項1ないし請求項18の何れか一記載のMU−MIMOのスケジューリング方法を用いて、移動局(送信装置)に、周波数/空間分割されたリソースブロック又はキャリアを割り当てるスケジューリングを行なうことを特徴とするスケジューラ。
  21. 基地局に、請求項1ないし請求項16の何れか一記載のMU−MIMOのスケジューリング方法を用いて、移動局(送信装置)に、周波数/空間分割されたリソースブロック又はキャリアを割り当てる機能を実現させる為のプログラム。
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