JP2009171182A - 映像信号処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の視覚モデルによるコントラスト改善手法において、映像信号の輝度が一様で変化が少ない領域同士が隣接した場合、輝度の境界付近で輝度の偽輪郭が生じ、画質の品位が劣化する。
【解決手段】特徴検出回路は入力した映像信号の輝度に関する特徴を表す信号を検出する。領域分割回路では、画面を所定の領域数に分割し、画面位置の情報を有する制御信号を生成する。輝度変化量算出回路では、この制御信号を基に、各領域の輝度変化量を生成する。第一の制御信号生成部では、各領域の輝度変化量と所定の閾値から、輝度の補正を制御する信号を生成する。輝度補正回路では、この制御信号に応じて映像信号と特徴検出信号から輝度の補正を行う。これにより、輝度の変化量に応じて、コントラスト補正の制御を行う。
【選択図】図2

Description

本発明は、入力される映像信号に対して、輝度レベルを制御する映像信号処理装置に関するものである。
映像表示装置においては、映像の高画質化を目的とする様々な映像信号処理が行われている。特に、入力された映像信号に対して、コントラストを調整する映像信号処理手段として、映像信号中の輝度レベルの分布を作成し、各輝度レベルの分布頻度が均一になるように階調変換を行うことで、映像のコントラストを強調する分布頻度均一化手法(ヒストグラム均等化手法)が一般的に用いられている。しかし、この手法は、全映像データに対して単一曲線で輝度変換を行うため、局所的にはかえってコントラストが低下してしまう部分が生じることがある。
このような課題を改善するために、例えば、特許文献1では、ヒストグラムを用いず、人間の視覚モデルをもとにしたコントラスト改善技術を提案しており、その構成図は図16のようになる。図16において、001は入力画像をデジタル画像に変換する画像入力手段、007はコントラスト改善手段で、008はデジタル画像と007のコントラスト改善手段で得られた強調画像を合成する画像合成手段である。
また、コントラスト改善手段007は、コントラストを調整するための輝度変換を行う対象画素の周辺領域より比較対象にする周辺画素を決定する比較画素決定手段002と、周辺画素における画素値の平均画素値を算出する周囲平均手段003、そして周囲平均手段003で得られた対象画素の局所的な特徴を表す平均画素値と対象画素の比をもとにコントラスト改善量を算出する改善量算出手段004、そして改善量算出手段004から得られたコントラスト改善量を実際の画素値に変換する際の変換基準値を求める変換基準値算出手段006、そして変換基準値算出手段006の変換基準値をもとに改善量算出手段004で得られたコントラスト改善量を対象画素におけるコントラスト改善後の画素値に変換する画素値変換手段005より構成される。
人間の視覚は、対象画素に対して知覚された画素値のみで対象画素の情報(色、コントラストなど)を認知するのではなく、対象画素とその周囲にある画素情報との相対的な関係により、対象画素値を調整することで画素情報を知覚している。人間の視覚モデルをもとにした上記のコントラスト改善技術はその他の手法よりもより鮮明なコントラスト変換画像を得ることができる。
特開2004−38842号公報
図16で示すような人間の視覚モデルを利用したコントラスト改善技術は、対象画素の輝度とその周囲にある画素の輝度情報を基にして対象画素の輝度を調整するため、隣接する画素の輝度が一定ではない画像領域では、コントラスト改善の効果が得られる。また、隣接する画素の輝度が一定で変化が少ない領域(輝度が平坦な領域)においては、対象画素の輝度が変化することはない。このような画像領域では、輝度の変化及びコントラスト改善を望まないため、画質の品位的に問題はない。
しかし、輝度が平坦な領域同士が隣接する場合、輝度の境界(エッジ)付近においては、対象画素の輝度が一定であるにも関わらず、その周囲にある画素の輝度情報が対象画素の位置によって異なるため、輝度の補正量に差が生じる。これにより、本来輝度が一定の画像領域で輝度の偽輪郭が生じるため、画質の品位が低下する。
本発明の目的は、上記課題を解決するもので、副作用なく映像信号のコントラスト改善を実現する映像信号処理装置を提供することである。
本発明に係る映像信号処理装置は、上記の課題を解決するために、水平同期信号及び垂直同期信号を基に、入力映像信号を所定の画素数で定められた領域に分割する領域分割回路と、前記領域分割回路から出力する制御信号に基づいて、入力映像信号の隣接する画素間の輝度の変化量を領域毎に算出する輝度変化量算出回路と、前記輝度変化量算出回路の出力に応じて、入力映像信号の輝度の補正を制御する信号を生成する制御信号生成部と、入力映像信号の画素単位の特徴を検出する特徴検出回路と、前記特徴検出回路から出力する特徴検出信号と、前記制御信号生成部から出力する制御信号を用いて、入力映像信号の輝度を補正する輝度補正回路とを備えていることを特徴としている。
本発明に係る映像信号処理装置は、上記の課題を解決するために、前記特徴検出回路は、輝度補正の対象画素に対して、所定の画素数で定められたその周辺領域における平均輝度で出力することを特徴としている。
本発明に係る映像信号処理装置は、上記の課題を解決するために、前記制御信号生成部は、前記輝度変化量算出回路から出力する領域毎の輝度変化量と所定の閾値を比較して、輝度が平坦な領域数を検出する領域数検出回路と、前記領域数検出回路の出力に応じて、輝度の補正を制御する信号を生成する第一の制御信号生成回路を備え、隣接する画素間の輝度の変化量が少ない領域の数に応じて輝度の補正の度合いを調整することを特徴としている。
本発明に係る映像信号処理装置は、上記の課題を解決するために、前記制御信号生成部は、領域毎に、前記輝度変化量算出回路から出力する輝度変化量に応じて、輝度の補正を制御する信号を生成する第二の制御信号生成回路と、前記第二の制御信号生成回路の出力を、前記領域分割回路から出力する制御信号に基づいて領域毎に選択する選択回路を備え、領域毎に、隣接する画素間の輝度の変化量に応じて輝度の補正の度合いを調整することを特徴としている。
本発明に係る映像信号処理装置は、前記制御信号生成部は、前記領域分割回路から出力する制御信号と前記輝度変化量算出回路から出力する輝度変化量に応じて、領域毎に輝度の補正を制御する信号を生成する第三の制御信号生成回路と、前記第三の制御信号生成回路の出力を、前記領域分割回路から出力する制御信号に基づいて領域毎に選択する選択回路を備え、領域毎に画面の位置情報と隣接する画素間の輝度の変化量に応じて輝度の補正の度合いを調整することを特徴としている。
上記構成により、映像信号の隣接する画素間の輝度の変化量に応じて、映像信号の輝度の補正を制御する。映像信号全体もしくはある映像領域において、輝度の変化量が小さいと判断された場合、該当領域の輝度の補正を弱める、あるいは行わない。逆に輝度の変化量が大きいと判断された場合は、通常の輝度の補正を行う。これにより、輝度差が少ない映像領域を含むあらゆる映像信号に対して、輝度の偽輪郭を生じずにコントラスト改善を行うことができる。
本発明は、以上のように構成されているため、輝度が一様で平坦な領域同士が隣接するような映像に対して、視覚モデルを用いたコントラスト改善方法を用いた場合でも、輝度の偽輪郭を生じることはないため、輝度が平坦でコントラストを改善する必要性のない映像領域の画質の品位を落とすことなく、その他の映像領域のコントラストを改善することが可能となる。
(第1の実施形態)
以下に、本発明の請求項1〜5に記載された発明の実施の形態について図1〜図15を用いて説明する。
図1は、本発明の映像信号処理装置を適用した映像表示装置の概略構成図である。図1において、101はA/Dコンバータ、102は、映像信号処理部、103はフィールドメモリ、104はコントラスト補正部、105は駆動制御部、106は表示装置である。
A/Dコンバータ101には、アナログ形式の映像信号AVDが与えられる。A/Dコンバータ101は与えられた映像信号AVDをデジタル形式に変換し、変換した映像信VD1を映像信号処理部102に与える。
映像信号処理部102は、例えば、映像信号VD1に対してインターレース−プログレッシブ変換(以下、IP変換と略記する)を行う。映像信号処理部102は、IP変換時に、A/Dコンバータ101から与えられた映像VD1をフィールドメモリ103に書き込み、フィールドメモリ103に書き込まれた映像信号を読み出すことによりプログレッシブ方式の映像信号VD2を生成する。また、映像信号処理部102はフィールドメモリ103を用いる映像の表示領域の変更処理を含んでもよい。生成された映像信号VD2はコントラスト補正部104に与えられる。
フィールドメモリ103は内部にフラッシュメモリ等の不揮発性メモリ、もしくはSRAM(スタティックランダムアクセスメモリ)等の揮発性メモリおよびそのデータを保持するためのデータ保持用電源を備え、またはそれ以外のデータ保存のための手段を備えている。
コントラスト補正部104は、映像信号処理部102から与えられた映像信号VD2に対して、映像のコントラストを改善するための輝度の補正を行い、映像信号VD3を駆動制御部105に与える。コントラスト補正部104の詳細は後述する。
駆動制御部105は与えられた映像信号VD3を基に、映像に対応した駆動信号D1を生成し、表示装置106を駆動させる。それにより、映像が表示装置106に表示される。表示装置106は例えばプラズマディスプレイパネルであってもよいし、液晶パネルであってもよく、特にその種類を問わない。
同期分離部107は、映像信号AVDから水平同期信号HP及び垂直同期信号VPを分離し、映像信号処理部102、コントラスト補正部104及び駆動制御部105に与えられる。
続いて、上記のコントラスト補正部104の具体的な構成例を説明する。
(第1の構成例)
図2は、第1の構成例に係るコントラスト補正部104の詳細な構成を示す図である。図2において、201は特徴検出回路、202は輝度変化量算出回路、203は領域分割回路、204は第一の制御信号生成部、205は輝度補正回路である。
特徴検出回路201は、入力映像信号の画素単位の特徴を検出し、特徴検出信号CHを輝度補正回路205に与える。画素単位の特徴は、例えば、特徴を検出する対象画素を中心としたときの所定の画素数で定められた周辺画素の平均輝度で表される。
輝度補正回路205について説明する。図3及び図4は輝度補正回路205の動作を示す図である。輝度補正回路205は、コントラストを改善するために、与えられた入力映像信号VD2及び特徴検出信号CHを用いて、所定の輝度補正カーブに基づいて輝度が補正される。
ここで、所定の輝度補正カーブは、特徴検出信号を対象画素の周辺画素の平均輝度とすると、一例として、平均輝度が比較的小さい場合、図3のような特性となり、平均輝度が比較的大きい場合、図4のような特性となる。具体的には、図3及び図4において、対象画素が平均輝度よりも大きい場合、対象画素の輝度を大きく補正し、逆に対象画素が平均輝度よりも小さい場合、対象画素の輝度を小さく補正する。画素毎に、その周辺画素の平均輝度を用いて、図3及び図4のような輝度補正カーブによる輝度補正を行うことで、局所的なコントラスト感を強調することができる。
領域分割回路203について説明する。図5は領域分割回路203を説明するためのタイミングチャートである。領域分割回路203は、1フィールドの映像信号を所定の領域数Nに分割し、各領域の位置を示す制御信号B1〜BNを生成する。図5では、一例として、1フィールドの映像信号を4つの領域に分割している(N=4)。領域分割回路203では、水平同期信号HP及び垂直同期信号VPから、各領域の位置を示す制御信号B1〜B4を生成する。制御信号BXは、”1”(HIGH)のとき、領域Xの位置を示す。例えば、制御信号B1が”1”(HIGH)のときは、領域1の位置を示し、領域1の画素が存在する。領域分割回路203から出力する制御信号B1〜BNは、輝度変化量算出回路202に与えられる。
次に、輝度変化量算出回路202について説明する。図6は輝度変化量算出回路202の構成を示す図である。図6において、601はラインメモリ、602〜604は輝度差累積加算回路である。輝度変化量算出回路202では、領域分割回路203で分割された各映像領域内の隣接する画素間の輝度の変化量を累積加算し、各領域の輝度の平坦度合いを算出することを目的とする。ラインメモリ601は、映像信号VD2を1ライン遅延させた映像信号VD2_1Lを生成し、輝度差累積加算回路602〜604に与える。輝度差累積加算回路602では、制御信号B1で示される映像信号VD2の領域(領域1)内のある画素に注目したとき、注目画素とその左隣の画素との輝度の差分を算出する。また、映像信号VD2_1Lを用いて、注目画素と1ライン上の画素との輝度の差分を算出する。水平方向と垂直方向の輝度の差分を加算した値を注目画素の画素間の輝度変化量とする。輝度差累積加算回路602は、領域1の画素全ての輝度変化量を累積加算した値SUM_1を生成する。輝度変化量SUM_1は領域1の輝度の平坦度合いを示し、SUM_1の値が小さいほど領域1は輝度の変化が少なく、平坦である。なお、輝度変化量SUM_1は、映像領域内の輝度の平坦度合いを示すため、輝度の差分を算出する対象画素は、上記に示す2画素以外でもよく、注目画素を中心とした複数の画素でもよい。同様に、輝度差累積加算回路603は制御信号B2が示す領域の輝度変化量、輝度差累積加算回路604は制御信号BNが示す領域の輝度変化量である。これら制御信号B1〜BNは第一の制御信号生成部204に与えられる。
次に、第一の制御信号生成部204について説明する。図7は第一の制御信号生成部204の構成を示す図である。図7において、701は領域数検出回路、702は第一の制御信号生成回路である。領域数検出回路701では、輝度変化量SUM_1〜SUM_Nと輝度変化量の所定の閾値SUM_TH1の値を比較する。領域数検出回路701から出力する領域数FLATは、輝度変化量SUM_1〜SUM_Nの中で、閾値SUM_TH1よりも小さい輝度変化量の個数である。すなわち、領域数FLATは、輝度変化量が所定値以下の領域の数を示す。映像信号の輝度が一様な領域を多く含むシーンの場合、領域数FLATは大きな値を持つ。逆に映像信号の輝度に変化が多く見られるシーンでは、領域数FLATの値は小さい。また、領域数FLATは1フィールドに1回更新される値である。第一の制御信号生成回路702は、領域数FLATの値に応じて、毎フィールド、映像信号の輝度の補正を制御する信号CTRLを生成する。図8は第一の制御信号生成回路702の動作を示す図である。第一の制御信号生成回路702において、領域数FLATが所定の閾値FLAT_TH1より小さい場合、制御信号CTRLの値は最大となり、所定の閾値FLAT_TH2より大きい場合は制御信号CTRLの値は最小となる。領域数FLATが閾値FLAT_TH1より大きく、閾値FLAT_TH2より小さい場合は、制御信号CTRLは連続的に変化し、遷移領域を設ける。制御信号CTRLは輝度補正回路205に与えられ、輝度の補正の強弱を制御する。
次に、輝度補正回路205における制御信号CTRLを用いた輝度の補正の制御について、図9を用いて説明する。図9は、輝度補正回路205における輝度補正の概念図を示す。視覚モデルを用いたコントラスト改善方法では、画素の特徴に周辺画素の平均輝度が用いられる。また、図9では、一例として、周辺画素の平均輝度が対象画素の輝度と等しい場合、補正によって得られる輝度は補正前と変わらない(ゲインが1)とする。図2の特徴検出信号CHを周辺画素の平均輝度としたとき、輝度補正回路205では、周辺画素の平均輝度が輝度補正の対象画素よりも小さくなる程、対象画素の輝度を大きな値に補正し、また、周辺画素の平均輝度が輝度補正の対象画素よりも大きくなる程、対象画素の輝度を小さな値に補正する。
これにより、局所的なコントラスト感を向上することができる。上記のようなコントラスト改善方法においては、周辺画素の平均輝度と対象画素の輝度の差が小さい程、コントラスト補正(輝度補正)の効果が小さい。よって、周辺画素の平均輝度を対象画素に近づけることで、輝度補正の効果を弱めることができる。これにより、輝度が一様で平坦な映像信号の場合、輝度の偽輪郭による副作用を解消することができる。
上記より、輝度補正回路205において、周辺画素の平均輝度を対象画素に近づける比率に第一の制御信号生成部204から出力する制御信号CTRLを用いることで、輝度の平坦度合いに応じた輝度補正の制御を行う。周辺画素の平均輝度を対象画素に近づけることで得られる新たな周辺画素の平均輝度をCH2とすると、周辺画素の平均輝度CH2を生成する式は、例えば、
CH2 = (1−CTRL) * VD2 + CTRL* CH
で表すことができる。これにより、制御信号CTRLが小さいほど、周辺画素の平均輝度CH2は対象画素の輝度と等しくなり、輝度補正の効果が弱まる。以上から、制御信号CTRLの値が小さい、すなわち、映像信号の輝度の平坦度合いが大きいほど、輝度の補正を弱める制御を行い、逆に制御信号CTRLの値が大きい、すなわち、映像信号の輝度の平坦度合いが小さいほど、映像信号VD2及び特徴検出信号CHから得られる通常の輝度補正を行い、補正の強弱の制御を行わない。
(第2の構成例)
図10は第2の構成例に係るコントラスト補正部104の詳細な構成を示す図である。図10に示すように、第2の構成例に係るコントラスト補正部104において、図2の特徴検出回路201、輝度変化量算出回路202、領域分割回路203及び輝度補正回路205を備える。
特徴検出回路201、輝度変化量算出回路202、領域分割回路203及び輝度補正回路205は、第1の構成例に係るコントラスト補正部104の特徴検出回路201、輝度変化量算出回路202、領域分割回路203及び輝度補正回路205と同様の構成及び動作を有する。
また、本構成例に係るコントラスト補正部104は、第二の制御信号生成部1001を備える。第二の制御信号生成部1001には、輝度変化量算出回路202からの出力SUM_1〜SUM_N及び領域分割回路203からの出力B1〜BNが与えられる。
第二の制御信号生成部1001について説明する。図11は第二の制御信号生成部1001の構成を示す図である。図11において、1101〜1103は第二の制御信号生成回路、1104は選択回路である。第二の制御信号生成回路1101では、B1が示す映像領域(領域1)における輝度変化量SUM_1の値に応じて、領域1の画素に対する輝度の補正を制御する。
図12に第二の制御信号生成回路1101の動作を示す。第二の制御信号生成回路1001において、輝度変化量SUM_1が所定の閾値SUM_TH2より小さい場合、制御信号CTRL_1の値は最大となり、所定の閾値SUM_TH3より大きい場合は制御信号CTRL_1の値は最小となる。輝度変化量SUM_1が閾値SUM_TH2より大きく、閾値SUM_TH3より小さい場合は、制御信号CTRL_1は連続的に変化し、遷移領域を設ける。
制御信号CTRL_1は選択回路1104に与えられ、領域1内の輝度の補正の強弱を制御する。第二の制御信号生成回路1102及び1103も同様の動作を有し、制御信号CTRL_2及びCTRL_Nは選択回路1104に与えられる。選択回路1104から出力される制御信号CTRLは、制御信号B1が”1”(HIGH)のときは、制御信号CTRL_1が選択される。同様に、制御信号B2が”1”(HIGH)のときは、制御信号CTRL_2が選択され、制御信号BNが”1”(HIGH)のときは、制御信号CTRL_Nが選択される。また、各領域の境界が輝度補正後の映像信号に現れるなどの、各領域の境界での制御信号CTRLの不連続点における輝度補正の副作用が生じる可能性がある。この場合、制御信号CRTLは、隣接する複数の領域に該当する第二の制御信号生成回路の出力値を用いて、水平方向及び垂直方向に線形補間し、連続的に変化するように生成することで、輝度補正の副作用を防ぐことが可能となる。
制御信号CTRLは輝度補正回路205に与えられ、輝度の補正を制御する。制御信号CTRL_1〜CTRL_Nは、第1の構成例に係る制御信号CTRLと同じ意味を持ち、値が大きいほど、輝度の補正を弱め、値が小さいほど、輝度の補正を弱める制御を行わない。制御信号B1〜BNを用いて、制御信号CTRL_1〜CTRL_Nを選択していることで、各映像領域における映像の輝度の平坦度合いに応じて、対応する領域内の画素の輝度の補正の強弱を制御する。これにより、1フィールド全ての画素に対して、一様な輝度の補正の制御を行うことを防ぐことができる。
例えば、1フィールドの映像信号に対して、ある一部分のみコントラストを改善したい映像領域があり、その他の領域が輝度が一様で平坦な領域である場合、コントラストを改善したい領域のみ輝度の補正が行われ、その他の輝度が平坦な領域は補正が弱められる。これにより、輝度が平坦な映像領域を含むあらゆる映像信号に対して、輝度の偽輪郭を生じずにコントラスト改善を行うことができる。
(第3の構成例)
図13は第3の構成例に係るコントラスト補正部104の詳細な構成を示す図である。図13に示すように、第3の構成例に係るコントラスト補正部104において、図2の特徴検出回路201、輝度変化量算出回路202、領域分割回路203及び輝度補正回路205を備える。
特徴検出回路201、輝度変化量算出回路202、領域分割回路203及び輝度補正回路205は、第1の構成例に係るコントラスト補正部104の特徴検出回路201、輝度変化量算出回路202、領域分割回路203及び輝度補正回路205と同様の構成及び動作を有する。
また、本構成例に係るコントラスト補正部104は、第三の制御信号生成部1301を備える。第三の制御信号生成部1301には、輝度変化量算出回路202からの出力SUM_1〜SUM_N及び領域分割回路203からの出力B1〜BNが与えられる。
第三の制御信号生成部1301について説明する。図14は第三の制御信号生成部1301の構成を示す図である。図14において、1401〜1403は第三の制御信号生成回路、1104は選択回路である。選択回路1104は第2の構成例に係る選択回路1104と同様の構成及び動作を有する。
第三の制御信号生成回路1401について説明する。図15は第三の制御信号1401の構成を示す図である。第三の制御信号生成回路1401には、輝度変化量SUM_1及び制御信号B1が与えられる。図15において、1501は制御係数生成回路、1502は乗算回路である。また、1101は第二の制御信号生成回路で、第2の構成例に係る第二の制御信号生成回路1101と同じ構成及び動作を有する。制御係数生成回路1501は、画面の位置情報を有する制御信号B1から、画面の位置に応じた制御係数K_1を生成する。制御係数K_1は、画面中央ほど大きく、画面端になるほど小さな値となるように制御する。乗算回路1502において、、制御係数K_1と第二の制御信号生成回路1101から出力する制御信号CTRL_1を乗算して、画面の位置情報が考慮された新しい制御信号CTRL_M1を生成する。第三の制御信号生成回路1402及び第三の制御信号生成回路1403も第三の制御信号生成回路1401と同様の構成及び動作を有し、制御信号CTRL_M2及びCTRL_MNを生成する。
人間の目は、画面端よりも画面中央に注目する傾向にある。これより、画面端の輝度の変化やコントラストには敏感ではないと考えられる。よって、画面端でのコントラストの改善度合いは、画面中央より抑えても問題ないと考えられる。図15において、輝度の平坦度合いで制御された制御信号CTRL_1に、更に画面の位置情報の制御係数K_1を乗じることで、画面端でのコントラスト改善効果はやや落ちるものの、輝度が一様な映像領域が画面端に位置するときの、輝度の偽輪郭による副作用改善効果は更に向上することになる。
本発明にかかる映像信号処理装置は、入力される映像信号に対して、輝度レベルを制御することにより、輝度が一様で平坦な領域同士が隣接するような映像に対して、視覚モデルを用いたコントラスト改善方法を用いた場合でも、輝度の偽輪郭を生じることはないため、輝度が平坦でコントラストを改善する必要性のない映像領域の画質の品位を落とすことなく、その他の映像領域のコントラストを改善することが可能となる映像信号処理において有用である。
本発明の実施の形態に係る映像表示装置を示すブロック図 第1の構成例に係るコントラスト補正部の詳細な構成を示すブロック図 周辺画素の平均輝度が比較的低いときの、図2の輝度補正回路の動作を示す図 周辺画素の平均輝度が比較的高いときの、図2の輝度補正回路の動作を示す図 図2の領域分割回路を説明するためのタイミングチャート 図2の輝度変化量算出回路の詳細な構成を示す図 図2の第一の制御信号生成部の詳細な構成を示す図 図7の第一の制御信号生成回路の動作を示す図 図2の輝度補正回路の動作を示す図 第2の構成例に係るコントラスト補正部の詳細な構成を示すブロック図 図10の第二の制御信号生成部の詳細な構成を示す図 図11の第二の制御信号生成回路の動作を示す図 第3の構成例に係るコントラスト補正部の詳細な構成を示すブロック図 図13の第三の制御信号生成部の詳細な構成を示す図 図14の第三の制御信号生成回路の詳細な構成を示す図 従来のコントラスト改善手法の構成を示すブロック図
符号の説明
101 A/Dコンバータ
102 映像信号処理部
103 フィールドメモリ
104 コントラスト補正部
105 駆動制御部
106 表示装置
107 同期分離部
201 特徴検出回路
202 輝度変化量算出回路
203 領域分割回路
204 第一の制御信号生成部
205 輝度補正回路
601 ラインメモリ
602 輝度差累積加算回路
603 輝度差累積加算回路
604 輝度差累積加算回路
701 領域数検出回路
702 第一の制御信号生成回路
1001 第二の制御信号生成部
1101 第二の制御信号生成回路
1102 第二の制御信号生成回路
1103 第二の制御信号生成回路
1104 選択回路
1301 第三の制御信号生成部
1401 第三の制御信号生成回路
1402 第三の制御信号生成回路
1403 第三の制御信号生成回路
1501 制御係数生成回路
1502 乗算回路
001 画像入力手段
002 比較画素決定手段
003 周囲平均手段
004 改善量算出手段
005 画素値変換手段
006 変換基準値算出手段
007 コントラスト改善手段
008 画像合成手段

Claims (5)

  1. 水平同期信号及び垂直同期信号を基に、入力映像信号を所定の画素数で定められた領域に分割する領域分割回路と、前記領域分割回路から出力する制御信号に基づいて、入力映像信号の隣接する画素間の輝度の変化量を領域毎に算出する輝度変化量算出回路と、前記輝度変化量算出回路の出力に応じて、入力映像信号の輝度の補正を制御する信号を生成する制御信号生成部と、入力映像信号の画素単位の特徴を検出する特徴検出回路と、前記特徴検出回路から出力する特徴検出信号と、前記制御信号生成部から出力する制御信号を用いて、入力映像信号の輝度を補正する輝度補正回路とを備えることを特徴とする映像信号処理装置。
  2. 前記特徴検出回路は、輝度補正の対象画素に対して、所定の画素数で定められたその周辺領域における平均輝度で出力することを特徴とする請求項1記載の映像信号処理装置。
  3. 前記制御信号生成部は、前記輝度変化量算出回路から出力する領域毎の輝度変化量と所定の閾値を比較して、輝度が平坦な領域数を検出する領域数検出回路と、前記領域数検出回路の出力に応じて、輝度の補正を制御する信号を生成する第一の制御信号生成回路を備え、隣接する画素間の輝度の変化量が少ない領域の数に応じて輝度の補正の度合いを調整することを特徴とする請求項1記載の映像信号処理装置。
  4. 前記制御信号生成部は、領域毎に、前記輝度変化量算出回路から出力する輝度変化量に応じて、輝度の補正を制御する信号を生成する第二の制御信号生成回路と、前記第二の制御信号生成回路の出力を、前記領域分割回路から出力する制御信号に基づいて領域毎に選択する選択回路を備え、領域毎に、隣接する画素間の輝度の変化量に応じて輝度の補正の度合いを調整することを特徴とする請求項1記載の映像信号処理装置。
  5. 前記制御信号生成部は、前記領域分割回路から出力する制御信号と前記輝度変化量算出回路から出力する輝度変化量に応じて、領域毎に輝度の補正を制御する信号を生成する第三の制御信号生成回路と、前記第三の制御信号生成回路の出力を、前記領域分割回路から出力する制御信号に基づいて領域毎に選択する選択回路を備え、領域毎に画面の位置情報と隣接する画素間の輝度の変化量に応じて輝度の補正の度合いを調整することを特徴とする請求項1記載の映像信号処理装置。
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