JP2003256833A - コントラスト強調方式 - Google Patents

コントラスト強調方式

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JP2003256833A JP2002060052A JP2002060052A JP2003256833A JP 2003256833 A JP2003256833 A JP 2003256833A JP 2002060052 A JP2002060052 A JP 2002060052A JP 2002060052 A JP2002060052 A JP 2002060052A JP 2003256833 A JP2003256833 A JP 2003256833A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一般的に用いられているヒストグラム平滑化
処理では、ヒストグラムを計測する回路、メモリが必要
なため、H/W規模が大きくなってしまうという課題が
あった。 【解決手段】 入力画像を複数の領域に分割して、各領
域の平均輝度値を算出し、その平均輝度値の近傍の範囲
で一様な輝度分布を有するものとし、その領域でのヒス
トグラムを生成し、同様に分割した各領域で実施し、そ
れらを統合し、全画面のヒストグラムを生成し、これを
もとにヒストグラム平滑化処理を行うことで、回路規模
を削減した上で、従来と同等の効果を持つことを特徴と
するコントラスト強調方式。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、撮像機等で取得
した画像を鮮明化してディスプレイに表示する映像処理
装置において、装置の小型化、低価格化を実現し、かつ
入力画像に応じ、最適に画像のコントラストを強調する
方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、コントラスト強調方式の一つとし
て、ヒストグラム平滑化処理が用いられている。ヒスト
グラムとは、入力画像中における各輝度値の発生頻度を
求めたものをいう。ヒストグラム平滑化を行うことで、
入力輝度値がある特定の値域に集中する場合(例えば、
通常、平均輝度値周辺では頻度が高い)、画像のコント
ラストが強調される。
【0003】図6は、従来のコントラスト強調方式によ
る構成例を示した図である。図6において、1は画像入
力部、6dは第4のマイクロコンピュータ、11はヒス
トグラム平滑化処理部、12は輝度変換用LUT(ルッ
クアップテーブル)、13は画像出力部、19はヒスト
グラム計測部、20はヒストグラム積算回路、21はヒ
ストグラム格納用メモリである。画像入力部1から入力
された画像データはヒストグラム計測部19に入力さ
れ、ヒストグラム計測部19では画面のヒストグラムが
計測される。マイクロコンピュータ6d内のヒストグラ
ム平滑化処理部11では、計測されたヒストグラムをも
とに、ヒストグラム平滑化処理を行い、輝度変換用LU
T12を書き換える。その結果、入力された画像データ
の輝度は、出力画像データの輝度に変換して出力され
る。
【0004】従来方式の構成例では、時系列で入力され
る画像に対して、処理の高速化が要求される部分である
ヒストグラム計測部19、輝度変換用LUT12はH/
Wで実現され、一方演算等複雑な処理を要求される部分
であるヒストグラム平滑化処理部11はS/Wで実現さ
れているのが一般的である。
【0005】ヒストグラム計測部19は、ヒストグラム
積算回路20とヒストグラム格納用メモリ21から構成
される。ヒストグラム格納用メモリ21は、入力輝度値
をメモリのアドレスに、発生頻度をメモリのデータとす
るものであり、アドレスの範囲は、入力輝度値の取りう
る最小値から最大値まで、データの範囲は0から最大の
発生頻度、すなわち、入力画像全体が同じ輝度の場合
は、入力画像のサイズ分となる。一方、ヒストグラム積
算回路20は、上記ヒストグラム格納用メモリ21のデ
ータに+1加算する回路であり、入力輝度値に対応する
上記ヒストグラム格納用メモリ21のアドレスのデータ
を読込み、+1加算し、再度同一のアドレスに書込む。
これを、入力画像の全画面分の入力輝度値に関して、繰
り返すことでヒストグラムを計測することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】撮像機の用途として、
大部分を占めるのは、防犯を役割とする監視用途であ
る。監視用撮像機は、設置に関し、省スペースが要求さ
れることが多いこと、また、店舗等の建物等の監視シス
テムにおいては、複数台の撮像機が必要とされることが
多いことから、高機能、高性能に加え、小型、低価格化
が重要な要素となる。従来方式の構成例では、ヒストグ
ラムを計測するためのヒストグラム積算回路と、ヒスト
グラム格納用メモリが必要となり、H/W規模、コスト
が共に極めて大きくなってしまうという課題があった。
本発明は、上記の様な課題を解決するためになされたも
のであり、画面内を領域毎に分割し、各領域の平均輝度
値等の情報を用いて、ヒストグラムを簡易的に作成し、
その新たに作成したヒストグラムを用い、ヒストグラム
平滑化処理を施すことで、H/W規模の削減、及び低コ
ストを実現した上で、従来と同等のコントラスト強調効
果を得ることを目的としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明によるコント
ラスト強調方式は、撮像機などの入力画像のヒストグラ
ムを計測し、この入力画像のコントラストを強調する方
式において、画面を複数の領域に分割して、入力画像の
任意の対象領域の平均輝度値を算出し、平均輝度値の近
傍の範囲で一様な輝度分布を有するものとし、対象領域
でのヒストグラムを生成し、同様に画面内の全対象領域
に渡って実施し、対象領域でのヒストグラムを統合し、
全画面のヒストグラムを生成し、全画面のヒストグラム
を用いてヒストグラム平滑化処理を行う様にしたもので
ある。
【0008】また、第2の発明によるコントラスト強調
方式は、撮像機などの入力画像のヒストグラムを計測
し、この入力画像のコントラストを強調する方式におい
て、画面を複数の領域に分割して、入力画像の任意の対
象領域の中央輝度値を算出し、中央輝度値の近傍の範囲
で一様な輝度分布を有するものとし、対象領域でのヒス
トグラムを生成し、同様に画面内の全対象領域に渡って
実施し、対象領域でのヒストグラムを統合し、全画面の
ヒストグラムを生成し、全画面のヒストグラムを用いて
ヒストグラム平滑化処理を行う様にしたものである。
【0009】また、第3の発明によるコントラスト強調
方式は、第1の発明において、一様な輝度分布を有する
とした平均輝度値の近傍の範囲を、全画面の平均輝度値
と夫々の各領域の平均輝度値に基づいて領域毎に可変と
したことを特徴とするものである。
【0010】また、第4の発明によるコントラスト強調
方式は、第1の発明において、一様な輝度分布を有する
とした平均輝度値の近傍の範囲を、夫々の各領域の平均
輝度値と各領域の平均輝度値の分散値に基づいて可変と
したことを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、この発明
の実施の形態1によるコントラスト強調方式を示すブロ
ック図である。図において、1は画像入力部、2は画像
入力部1から入力された画像データを画面内の領域毎に
分割する領域分割部、3は領域(1)の平均輝度値を算
出する領域(1)平均輝度値算出部、4は領域(2)の
平均輝度値を算出する領域(2)平均輝度値算出部、5
は領域(N)の平均輝度値を算出する領域(N)平均輝
度値算出部、6aは第1のマイクロコンピュータ、7a
は領域(1)のヒストグラムを生成する第1の領域
(1)ヒストグラム生成部、8aは領域(2)のヒスト
グラムを生成する第1の領域(2)ヒストグラム生成
部、9aは領域(N)のヒストグラムを生成する第1の
領域(N)ヒストグラム生成部、10は上記第1の領域
(1)ヒストグラム生成部7a、上記第1の領域(2)
ヒストグラム生成部8a、上記第1の領域(N)ヒスト
グラム生成部9aから出力されるの各領域のヒストグラ
ムを受け、全画面のヒストグラムを生成する全画面ヒス
トグラム生成部、11はヒストグラム平滑化処理部、1
2は輝度変換用LUT、13は画像出力部である。
【0012】図2は、この発明の実施の形態1における
領域分割の画面イメージとヒストグラムを算出する手段
を示す図である。図2では説明の便宜上、分割した領域
の中の3領域のみのヒストグラムを生成する過程を図示
した場合で、実際には同様な方式で画面内の全領域を考
慮する必要がある。
【0013】画像入力部1から入力された画像データ
は、領域分割部2で領域毎に分割される。領域(1)平
均輝度値算出部3、領域(2)平均輝度値算出部4、領
域(N)平均輝度値算出部5では分割された各領域での
平均輝度値を算出する。ここで、Nは領域分割部2で画
面を領域毎に分割した数であり、縦6分割、横8分割に
した場合は、6×8=48となる。第1の領域(1)ヒ
ストグラム生成部7a、第1の領域(2)ヒストグラム
生成部8a、第1の領域(N)ヒストグラム生成部9a
では、前記領域(1)平均輝度値算出部3、領域(2)
平均輝度値算出部4、領域(N)平均輝度値算出部5か
ら得られた各領域での平均輝度値に対して、その近傍の
範囲(平均輝度値−k、平均輝度値+k)で一様なヒス
トグラムを有するものとし、各領域のヒストグラムを生
成する。なお、kは、範囲を示す輝度値である。
【0014】全画面ヒストグラム生成部10では、前記
第1の領域(1)ヒストグラム生成部7a、第1の領域
(2)ヒストグラム生成部8a、第1の領域(N)ヒス
トグラム生成部9aで生成した各領域のヒストグラムを
統合し、全画面のヒストグラムを生成する。ヒストグラ
ム平滑化処理部11では、前記全画面ヒストグラム生成
部10で生成した全画面のヒストグラムを用い、ヒスト
グラム平滑化処理を行う。変換後の輝度値は、輝度変換
用LUT12に書込まれる。その結果、入力された画像
データの輝度は、出力画像データの輝度に変換して出力
される。
【0015】この実施の形態1では、画面を分割し、各
領域の平均値に基づき全画面のヒストグラムを所定の近
傍範囲の平均輝度も一様と見なして生成することによ
り、実際のヒストグラムに合致したヒストグラムを容易
に生成することができ、ヒストグラム平滑化によるコン
トラスト強調が可能となる。さらには、全画面のヒスト
グラムを計測するためのヒストグラム積算回路と、ヒス
トグラム格納用メモリが不要となり、相対的に、H/W
規模の削減、低コスト化が実現できる。
【0016】実施の形態2.図3は、この発明の実施の
形態2によるコントラスト強調方式を示すブロック図で
ある。図において、実施の形態1と同一または相当部分
には同一符号を付してあるので、説明は省略する。14
は領域(1)の中央輝度値を算出する領域(1)中央輝
度値算出部、15は領域(2)の中央輝度値を算出する
領域(2)中央輝度値算出部、16は領域(N)の中央
輝度値を算出する領域(N)中央輝度値算出部である。
【0017】領域毎に分割された画像は、領域(1)中
央輝度値算出部14、領域(2)中央輝度値算出部1
5、領域(N)中央輝度値算出部16に入力され、分割
された各領域での中央輝度値を算出する。第1の領域
(1)ヒストグラム生成部7a、第1の領域(2)ヒス
トグラム生成部8a、第1の領域(N)ヒストグラム生
成部9aでは、前記領域(1)中央輝度値算出部14、
領域(2)中央輝度値算出部15、領域(N)中央輝度
値算出部16から得られた各領域での中央輝度値に対し
て、その近傍の範囲(中央輝度値−k、中央輝度値+
k)で一様なヒストグラムを有するものとし、各領域の
ヒストグラムを生成する。
【0018】この実施の形態2では、実施の形態1でヒ
ストグラム生成に用いた各領域の平均輝度値を各領域の
中央輝度値にしたものである。ここで、平均輝度値を用
いた場合、極端に突出した輝度値がその領域で存在する
と、平均輝度値がその突出した輝度値に引きずられる。
よって、この平均輝度値に基づき、作成したヒストグラ
ムは、実際のヒストグラムとはかけ離れたものとなって
しまう。このため、平均輝度値ではなく、その領域の輝
度値を大小順に並べた中央の輝度値を用いることとした
ものである。
【0019】その結果、極端に突出した輝度値がその領
域で存在する場合でも、より実際のヒストグラムに合致
したヒストグラムを容易に生成することができ、ヒスト
グラム平滑化による過度な強調、または強調不足が回避
でき、適度なコントラスト強調が可能となる。さらに
は、全画面のヒストグラムを計測するためのヒストグラ
ム積算回路と、ヒストグラム格納用メモリが不要とな
り、相対的に、H/W規模の削減、低コスト化が実現で
きる。
【0020】実施の形態3.図4は、この発明の実施の
形態3によるコントラスト強調方式を示すブロック図で
ある。図において、実施の形態1と同一または相当部分
には同一符号を付してあるので、説明は省略する。6b
は第2のマイクロコンピュータ、7bは領域(1)のヒ
ストグラムを生成する第2の領域(1)ヒストグラム生
成部、8bは領域(2)のヒストグラムを生成する第2
の領域(2)ヒストグラム生成部、9bは領域(N)の
ヒストグラムを生成する第2の領域(N)ヒストグラム
生成部、17は全画面平均輝度値算出部である。
【0021】この実施の形態3では、各領域において平
均輝度値からヒストグラムを生成する実施の形態1にお
いて、ヒストグラムを生成する手段として用いる、一様
な輝度分布を有するとした平均輝度値の近傍の範囲を、
全画面の平均輝度値と各領域の平均輝度値に基づいて、
領域毎に可変としたものである。
【0022】第2の領域(1)ヒストグラム生成部7
b、第2の領域(2)ヒストグラム生成部8b、第2の
領域(N)ヒストグラム生成部9bでは、全画面平均輝
度値算出部17から全画面の平均輝度値と、領域(1)
平均輝度値算出部3、領域(2)平均輝度値算出部4、
領域(N)平均輝度値算出部5からはそれぞれ各領域の
平均輝度値を受け、この二つの平均輝度値から一様なヒ
ストグラムを有するものとした近傍の範囲(平均輝度値
−k、平均輝度値+k)を示す近傍の範囲kの値を決定
する。
【0023】各領域の平均輝度値と全画面平均輝度値を
比較し、この差が大きい場合は、その領域に必要な情
報、すなわち被写体物体が存在すると判断し、近傍の範
囲kの値を大きくする。また、その差が小さい場合は、
その領域は背景等が多く存在し、あまり必要な情報が含
まれていないと判断し、近傍の範囲kの値を小さくす
る。
【0024】結果的に、kの値を大きくすれば、その部
分のコントラストは増大し、逆にkの値を小さくすれ
ば、その部分のコントラストは減少し、被写体に適応し
たコントラスト強調が可能となる。さらには、全画面の
ヒストグラムを計測するためのヒストグラム積算回路
と、ヒストグラム格納用メモリが不要となり、相対的
に、H/W規模の削減、低コスト化が実現できる。
【0025】実施の形態4.図5は、この発明の実施の
形態4によるコントラスト強調方式を示すブロック図で
ある。図において、実施の形態1と同一または相当部分
には同一符号を付してあるので、説明は省略する。6c
は第3のマイクロコンピュータ、7cは領域(1)のヒ
ストグラムを生成する第3の領域(1)ヒストグラム生
成部、8cは領域(2)のヒストグラムを生成する第3
の領域(2)ヒストグラム生成部、9cは領域(N)の
ヒストグラムを生成する第3の領域(N)ヒストグラム
生成部、18は領域(1)平均輝度値算出部3、領域
(2)平均輝度値算出部4、領域(N)平均輝度値算出
部5から出力される平均輝度値からの輝度分散値を算出
する輝度分散値算出部である。
【0026】この実施の形態4では、各領域において平
均輝度値からヒストグラムを生成する実施の形態1にお
いて、ヒストグラムを生成する手段として用いる、一様
な輝度分布を有するとした平均輝度値の近傍の範囲を、
各領域の平均輝度値と輝度分散値に基づいて、可変とし
たものである。
【0027】第3の領域(1)ヒストグラム生成部7
c、第3の領域(2)ヒストグラム生成部8c、第3の
領域(N)ヒストグラム生成部9cでは、領域(1)平
均輝度値算出部3、領域(2)平均輝度値算出部4、領
域(N)平均輝度値算出部5からそれぞれ各領域の平均
輝度値と、輝度分散値算出部18からは各領域の平均輝
度値の輝度分散値を受け、この輝度分散値をもとに一様
なヒストグラムを有するものとした近傍の範囲(平均輝
度値−k、平均輝度値+k)を示す近傍の範囲kの値を
決定する。
【0028】輝度分散値が大きい場合は、もともとの入
力画像が大きなコントラストを有するものと判断し、近
傍の範囲kの値を大きくする。また、輝度分散値が小さ
い場合は、もともとの入力画像が小さなコントラストを
有するものと判断し、近傍の範囲kの値を小さくする。
【0029】その結果、より実際のヒストグラムに合致
したヒストグラムを容易に生成することができ、ヒスト
グラム平滑化による過度な強調、または強調不足が回避
でき、適度なコントラスト強調が可能となる。さらに
は、全画面のヒストグラムを計測するためのヒストグラ
ム積算回路と、ヒストグラム格納用メモリが不要とな
り、相対的に、H/W規模の削減、低コスト化が実現で
きる。
【0030】
【発明の効果】第1、第3、第4の発明によれば、画面
を分割し、各領域の平均値に基づき全画面のヒストグラ
ムを簡易的に生成することにより、ヒストグラムを計測
する回路と積算するために一時的に記憶するメモリが不
要となり、H/W規模の削減、低コスト化が実現でき
る。
【0031】第2の発明によれば、平均輝度値を用いた
場合、極端に突出した輝度値がその領域で存在する場
合、平均輝度値がその突出した輝度値に引きずられ、そ
の値に基づきヒストグラムを生成した場合、実際のヒス
トグラムとはかけ離れたものとなってしまう。このため
平均輝度値ではなく、その領域の輝度値を大小順に並
べ、中央の輝度値を用いることで、精度良くヒストグラ
ムが生成することができ、ヒストグラムを計測する回路
と積算するために一時的に記憶するメモリが不要とな
り、H/W規模の削減、低コスト化が実現できる。
【0032】第3の発明によれば、kの値を大きくすれ
ば、その部分のコントラストは増大し、逆にkの値を小
さくすれば、その部分のコントラストは減少し、被写体
に適応したコントラスト強調が可能となり、ヒストグラ
ムを計測する回路と積算するために一時的に記憶するメ
モリが不要となり、H/W規模の削減、低コスト化が実
現できる。
【0033】第4の発明によれば、より実際のヒストグ
ラムに合致したヒストグラムを生成することができ、ヒ
ストグラム平滑化による過度な強調、または強調不足が
回避でき、適度なコントラスト強調が可能となり、ヒス
トグラムを計測する回路と積算するために一時的に記憶
するメモリが不要となり、H/W規模の削減、低コスト
化が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明によるコントラスト強調方式の実施
の形態1を示す図である。
【図2】 この発明によるコントラスト強調方式の実施
の形態1における領域分割の画面イメージとヒストグラ
ム算出手段を示す図である。
【図3】 この発明によるコントラスト強調方式の実施
の形態2を示す図である。
【図4】 この発明によるコントラスト強調方式の実施
の形態3を示す図である。
【図5】 この発明によるコントラスト強調方式の実施
の形態4を示す図である。
【図6】 従来のコントラスト強調方式による構成例を
示した図である。
【符号の説明】
1 画像入力部、 2 領域分割部、 3 領域(1)
平均輝度値算出部、4 領域(2)平均輝度値算出部、
5 領域(N)平均輝度値算出部、6a 第1のマイ
クロコンピュータ、6b 第2のマイクロコンピュー
タ、6c 第3のマイクロコンピュータ、6d 第4の
マイクロコンピュータ、7a 第1の領域(1)ヒスト
グラム生成部、7b 第2の領域(1)ヒストグラム生
成部、7c 第3の領域(1)ヒストグラム生成部、8
a 第1の領域(2)ヒストグラム生成部、8b 第2
の領域(2)ヒストグラム生成部、8c 第3の領域
(2)ヒストグラム生成部、9a 第1の領域(N)ヒ
ストグラム生成部、9b 第2の領域(N)ヒストグラ
ム生成部、9c 第3の領域(N)ヒストグラム生成
部、10 全画面ヒストグラム生成部、 11 ヒスト
グラム平滑化処理部、12 輝度変換用LUT、 13
画像出力部、14 領域(1)中央輝度値算出部、
15 領域(2)中央輝度値算出部、16 領域(N)
中央輝度値算出部、 17 全画面 平均輝度値算出
部、18 輝度分散値算出部、 19 ヒストグラム計
測部 20 ヒストグラム積算回路 21 ヒストグラム格納
用メモリ
フロントページの続き Fターム(参考) 5B057 AA20 BA02 CA08 CA12 CA16 CB08 CB12 CB16 CC02 CE05 CE11 DA16 DB02 DB09 DC23 DC36 5C021 PA77 RA07 XA35 5C077 LL04 PP15 PP46 PQ12 PQ18 PQ19 SS06

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像機などの入力画像のヒストグラムを
    計測し、この入力画像のコントラストを強調する方式に
    おいて、 画面を複数の領域に分割して、上記入力画像の任意の対
    象領域の平均輝度値を算出し、上記平均輝度値の近傍の
    範囲で一様な輝度分布を有するものとし、上記対象領域
    でのヒストグラムを生成し、同様に画面内の全対象領域
    に渡って実施し、上記対象領域でのヒストグラムを統合
    し、全画面のヒストグラムを生成し、上記全画面のヒス
    トグラムを用いてヒストグラム平滑化処理を行うことを
    特徴とするコントラスト強調方式。
  2. 【請求項2】 撮像機などの入力画像のヒストグラムを
    計測し、この入力画像のコントラストを強調する方式に
    おいて、 画面を複数の領域に分割して、上記入力画像の任意の対
    象領域の中央輝度値を算出し、上記中央輝度値の近傍の
    範囲で一様な輝度分布を有するものとし、上記対象領域
    でのヒストグラムを生成し、同様に画面内の全対象領域
    に渡って実施し、上記対象領域でのヒストグラムを統合
    し、全画面のヒストグラムを生成し、上記全画面のヒス
    トグラムを用いてヒストグラム平滑化処理を行うことを
    特徴とするコントラスト強調方式。
  3. 【請求項3】 上記一様な輝度分布を有するとした平均
    輝度値の近傍の範囲を、全画面の平均輝度値と夫々の各
    領域の平均輝度値に基づいて領域毎に可変としたことを
    特徴とする、請求項1に記載のコントラスト強調方式。
  4. 【請求項4】 上記一様な輝度分布を有するとした平均
    輝度値の近傍の範囲を、夫々の各領域の平均輝度値と上
    記各領域の平均輝度値の分散値に基づいて可変としたこ
    とを特徴とする、請求項1に記載のコントラスト強調方
    式。
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Cited By (4)

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