JP2006114006A - 階調変換装置、プログラム、電子カメラ、およびその方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】目的は、画像全体の明暗バランスの調整と独立して、細部の階調の立ち方を調整する階調変換技術を提供することである。
【解決手段】階調変換装置は、原画像の階調を変換する装置であって、第1階調変換部、近傍処理部、および第2階調変換部を備える。第1階調変換部は、原画像を階調変換して第1階調変換結果を生成する。近傍処理部は、第1階調変換結果の画素[i,j]の近傍領域に関する信号ZL[i,j]を生成する。第2階調変換部は、信号ZL[i,j]に依存させて、第1階調変換結果に階調変換を行って第2階調変換結果を生成する。
【選択図】図1
Description
本発明は、画像の階調変換技術に関する。
(特許文献1の従来技術)
従来、下記の特許文献1に記載される階調変換技術が知られている。
この従来技術では、まず、輝度信号Yを、下式により求める。
Y=0.3・R+0.59・G+0,11・B ・・・[1]
次に、この輝度信号Yについて、所定の階調変換Y′=f(Y)を行い、変換後の輝度信号Y′を求める。ここでの階調変換には、ガンマ変換特性f(Y)=Y^γまたは、自由な非線形関数などが使用される。この変換前後の比率を算出し、変換ゲインk(Y)とする。
この変換ゲインk(Y)を、画像の色成分RGBそれぞれに乗算することにより、
R′=k(Y)・R
G′=k(Y)・G
B′=k(Y)・B ・・・[2]
を算出し、階調変換後の色成分R′G′B′を求める。
従来、下記の特許文献1に記載される階調変換技術が知られている。
この従来技術では、まず、輝度信号Yを、下式により求める。
Y=0.3・R+0.59・G+0,11・B ・・・[1]
次に、この輝度信号Yについて、所定の階調変換Y′=f(Y)を行い、変換後の輝度信号Y′を求める。ここでの階調変換には、ガンマ変換特性f(Y)=Y^γまたは、自由な非線形関数などが使用される。この変換前後の比率を算出し、変換ゲインk(Y)とする。
この変換ゲインk(Y)を、画像の色成分RGBそれぞれに乗算することにより、
R′=k(Y)・R
G′=k(Y)・G
B′=k(Y)・B ・・・[2]
を算出し、階調変換後の色成分R′G′B′を求める。
(レチネックス法)
また従来、階調補正方式としてレチネックス法(Retinex Method)も知られている。このレチネックス法では、階調の微小変化を強調して、暗部などに隠れていた階調を浮き上がらせることができる。
特開平4−150171号公報
また従来、階調補正方式としてレチネックス法(Retinex Method)も知られている。このレチネックス法では、階調の微小変化を強調して、暗部などに隠れていた階調を浮き上がらせることができる。
ところで、特許文献1の従来技術では、単一の階調変換特性を用いるため、画面全体の大局的な明暗バランスの調整に適している。しかしながら、細部の階調を特に強調して、画像のメリハリやディテール感を高めるといった画像処理は不可能である。
一方、レチネックス法の従来技術では、細部の階調を強調するに従って、画像の暗部が明るくなる。すなわち、画像全体の明暗バランスの調整と独立に、細部の階調補正を実施形態することが困難であった。
本発明の目的は、上記2つの従来技術では不可能な処理、すなわち、画像全体の明暗バランスの調整と独立して、細部の階調の立ち方を調整する階調変換技術を提供することである。
《1》 本発明の階調変換装置は、原画像の階調を変換する装置であって、第1階調変換部、近傍処理部、および第2階調変換部を備える。
第1階調変換部は、原画像を階調変換して第1階調変換結果を生成する。
近傍処理部は、第1階調変換結果の画素[i,j]の近傍領域の画素の明るさに応じて変化する信号ZL[i,j]を生成する。
第2階調変換部は、信号ZL[i,j]に依存させて、第1階調変換結果に階調変換を行って第2階調変換結果を生成する。
第1階調変換部は、原画像を階調変換して第1階調変換結果を生成する。
近傍処理部は、第1階調変換結果の画素[i,j]の近傍領域の画素の明るさに応じて変化する信号ZL[i,j]を生成する。
第2階調変換部は、信号ZL[i,j]に依存させて、第1階調変換結果に階調変換を行って第2階調変換結果を生成する。
《2》 なお好ましくは、第2階調変換部は、第1階調変換結果と第2階調変換結果を画像合成して、階調変換出力を生成する。
《3》 また好ましくは、原画像を階調変換して第1階調変換結果を生成する際に用いる信号を、前記原画像を構成する各画素[i,j]の明るさと複数の色差情報を基に得られた信号とする。
《4》 なお好ましくは、原画像を階調変換して第1階調変換結果を生成する際に用いる信号を、前記原画像を構成する各画素[i,j]のRGB色成分の最大値を示す信号とする。
《5》 本発明の別の階調変換装置は、原画像の階調を変換する装置であって、信号取得部、近傍処理部、第1ゲイン生成部、第2ゲイン生成部、ゲイン合成部、および階調変換部を備える。
信号取得部は、原画像の画素[i,j]から明るさに応じて変化する信号Z[i,j]を抽出または生成する。
近傍処理部は、画素[i,j]の近傍領域の画素の明るさに応じて変化する信号ZL[i,j]を生成する。
第1ゲイン生成部は、信号Z[i,j]に応じて変換ゲインkを生成する。
第2ゲイン生成部は、信号Z[i,j]および信号ZL[i,j]に応じて変換ゲインksを生成する。
ゲイン合成部は、変換ゲインk,ksに応じて、変換ゲインkfを生成する。
階調変換部は、画素[i,j]の変換ゲインkfを、画素[i,j]の色成分または色成分から生成した信号成分に乗ずることで階調変換を行う。
信号取得部は、原画像の画素[i,j]から明るさに応じて変化する信号Z[i,j]を抽出または生成する。
近傍処理部は、画素[i,j]の近傍領域の画素の明るさに応じて変化する信号ZL[i,j]を生成する。
第1ゲイン生成部は、信号Z[i,j]に応じて変換ゲインkを生成する。
第2ゲイン生成部は、信号Z[i,j]および信号ZL[i,j]に応じて変換ゲインksを生成する。
ゲイン合成部は、変換ゲインk,ksに応じて、変換ゲインkfを生成する。
階調変換部は、画素[i,j]の変換ゲインkfを、画素[i,j]の色成分または色成分から生成した信号成分に乗ずることで階調変換を行う。
《6》 なお好ましくは、変換ゲインkfは、
kf=k・ks
または、
kf=k・(a1+a2・ks)/(a1+a2)
(ただし、a1,a2は合成の重みであり、少なくともa2は0でない)
のいずれかである。
kf=k・ks
または、
kf=k・(a1+a2・ks)/(a1+a2)
(ただし、a1,a2は合成の重みであり、少なくともa2は0でない)
のいずれかである。
《7》 また好ましくは、変換ゲインksは、ZとZLの比に対応する値である。
《8》 なお好ましくは、
Q[i,j]=(Z[i,j]+δ1)/(ZL[i,j]+δ2)
(ただし、δ1,δ2は、発散防止対策の微少値)
なるQを用いて、変換ゲインksを、Q[i,j]^p、あるいはQ[i,j]の単調増加関数とする(ただし、^はべき乗演算子)。
Q[i,j]=(Z[i,j]+δ1)/(ZL[i,j]+δ2)
(ただし、δ1,δ2は、発散防止対策の微少値)
なるQを用いて、変換ゲインksを、Q[i,j]^p、あるいはQ[i,j]の単調増加関数とする(ただし、^はべき乗演算子)。
《9》 また好ましくは、変換ゲインksは、下記関数Qを用いて決定される。
Q[i,j]=g(Z[i,j])/g(ZL[i,j])
(ただし、関数g()は、少なくとも単調増加域を有する関数である)
Q[i,j]=g(Z[i,j])/g(ZL[i,j])
(ただし、関数g()は、少なくとも単調増加域を有する関数である)
《10》 なお好ましくは、変換ゲインksは、前述の関数Qを用いた以下の式に基づいて決定される。
ks=(Q[i,j]-1)×α+1
(ただし、αは定数または関数Qの大きさに応じて変化する変数である)
ks=(Q[i,j]-1)×α+1
(ただし、αは定数または関数Qの大きさに応じて変化する変数である)
《11》 なお好ましくは、変換ゲインksは、明るい画面内箇所では、暗い画面内箇所に比較して比Z/ZLへの依存性が少なくなり、かつ所定値に近づく値である。
《12》 また好ましくは、
Q[i,j]={(Z[i,j]+δ1)/(ZL[i,j]+δ2)}^p1
(ただし、δ1,δ2は、発散防止対策の微少値)
t=(Z[i,j]/Zm)^p2
(ただし、p1,p2,Zmは所定値)
ks=Q[i,j]・(1−t)+t
により、変換ゲインksを決定する。
Q[i,j]={(Z[i,j]+δ1)/(ZL[i,j]+δ2)}^p1
(ただし、δ1,δ2は、発散防止対策の微少値)
t=(Z[i,j]/Zm)^p2
(ただし、p1,p2,Zmは所定値)
ks=Q[i,j]・(1−t)+t
により、変換ゲインksを決定する。
《13》 なお好ましくは、信号Zは、原画像の画素[i,j]を構成するRGB信号の最大値を示す信号を基に抽出または生成された信号である。また好ましくは、信号ZLは、前記近傍領域の画素を構成するRGB信号の最大値を示す信号を基に生成された信号である。
《14》 なお好ましくは、信号Zは、原画像の画素[i,j]の明るさと複数の色差情報を基に得られた信号である。
《15》 本発明の別の階調変換装置は、原画像の階調を変換する装置であって、信号取得部、近傍処理部、ゲイン生成部、および階調変換部を備える。
信号取得部は、原画像の画素[i,j]から明るさに応じて変化する信号Z[i,j]を抽出または生成する。
近傍処理部は、画素[i,j]の近傍領域の画素の明るさに応じて変化する信号ZL[i,j]を生成する。
ゲイン生成部は、信号Z[i,j]とZL[i,j]に依存させて、変換ゲインksを生成する[ただし、変換ゲインksは、信号Zまたは信号ZLが明るい画面内箇所では、暗い画面内箇所に比較して、比Z/ZLへの依存性が少なくなり、かつ所定値に近づく値である]。
階調変換部は、画素[i,j]の変換ゲインkfを、画素[i,j]の色成分または色成分から生成した信号成分に乗ずることで階調変換を行う。
信号取得部は、原画像の画素[i,j]から明るさに応じて変化する信号Z[i,j]を抽出または生成する。
近傍処理部は、画素[i,j]の近傍領域の画素の明るさに応じて変化する信号ZL[i,j]を生成する。
ゲイン生成部は、信号Z[i,j]とZL[i,j]に依存させて、変換ゲインksを生成する[ただし、変換ゲインksは、信号Zまたは信号ZLが明るい画面内箇所では、暗い画面内箇所に比較して、比Z/ZLへの依存性が少なくなり、かつ所定値に近づく値である]。
階調変換部は、画素[i,j]の変換ゲインkfを、画素[i,j]の色成分または色成分から生成した信号成分に乗ずることで階調変換を行う。
《16》 本発明の階調変換プログラムは、コンピュータを、上記《1》ないし《15》のいずれか1項に記載の階調変換装置として機能させるためのプログラムである。
《17》 本発明の電子カメラは、上記《1》ないし《15》のいずれか1項に記載の階調変換装置と、被写体を撮像して原画像を生成する撮像部とを備える。この電子カメラでは、撮像部で生成された原画像を、階調変換装置を用いて階調変換する。
《18〜20》 本発明の階調変換方法は、上記《1》《5》《15》のいずれか一つに対応する方法である。
本発明は、画像全体に対する明暗バランスの調整と独立して、近傍領域の明るさに応じて変化する信号ZLを用いた細部の階調調整を実施する。その結果、画像全体の明暗バランスと、細部の階調再現との双方を、高い次元で両立させることが可能になる。
《第1実施形態》
図1は、階調変換装置11の構成を示す図である。
図1において、階調変換装置11は、下記の構成要件を備える。
(1)第1階調変換部12・・原画像を階調変換して、大局的な明暗バランスを調整し、第1階調変換結果を得る。
(2)近傍処理部13・・第1階調変換後の画素[i,j]の近傍領域を処理して信号ZLを生成する。
(3)第2階調変換部14・・信号ZLに依存させて、第1階調変換結果に階調変換を行って第2階調変換結果を生成する。さらに、第1階調変換結果と第1階調変換結果を画像合成して、階調変換出力を生成する。
上述した階調変換装置11は、その一部または全部をハードウェアにより構成してもよい。また、階調変換プログラムを用いることで、コンピュータ上において階調変換装置11をソフトウェア的に実現してもよい。
図1は、階調変換装置11の構成を示す図である。
図1において、階調変換装置11は、下記の構成要件を備える。
(1)第1階調変換部12・・原画像を階調変換して、大局的な明暗バランスを調整し、第1階調変換結果を得る。
(2)近傍処理部13・・第1階調変換後の画素[i,j]の近傍領域を処理して信号ZLを生成する。
(3)第2階調変換部14・・信号ZLに依存させて、第1階調変換結果に階調変換を行って第2階調変換結果を生成する。さらに、第1階調変換結果と第1階調変換結果を画像合成して、階調変換出力を生成する。
上述した階調変換装置11は、その一部または全部をハードウェアにより構成してもよい。また、階調変換プログラムを用いることで、コンピュータ上において階調変換装置11をソフトウェア的に実現してもよい。
図2は、このような階調変換装置11を搭載した電子カメラ21を示す図である。
図2において、電子カメラ21には、撮影レンズ22が装着される。この撮影レンズ22の像空間側には、不図示の絞りやシャッターを介して、撮像素子23の撮像面が配置される。この撮像素子23から出力される画像信号は、A/D変換部24などを介した後、原画像として階調変換装置11に入力される。この階調変換装置11は、原画像に対して階調変換を施す。階調変換装置11から出力された画像信号は、画像処理部25を介して画像処理された後、記録部26に保存記録される。
なお、階調変換装置11は、記録部26から記録済みの画像データを後から読み出して、階調変換を実施することも可能である。
図2において、電子カメラ21には、撮影レンズ22が装着される。この撮影レンズ22の像空間側には、不図示の絞りやシャッターを介して、撮像素子23の撮像面が配置される。この撮像素子23から出力される画像信号は、A/D変換部24などを介した後、原画像として階調変換装置11に入力される。この階調変換装置11は、原画像に対して階調変換を施す。階調変換装置11から出力された画像信号は、画像処理部25を介して画像処理された後、記録部26に保存記録される。
なお、階調変換装置11は、記録部26から記録済みの画像データを後から読み出して、階調変換を実施することも可能である。
図3は、第1実施形態における階調変換装置11の動作を説明する流れ図である。
原画像を構成する複数の色成分としては、(R,G,B)、(Y,Cr,Cb)、(L,a,b)等の場合が多い。以下、これらの場合を中心に階調変換装置の動作を説明するが、他の色空間の場合も同様に処理出来る。なお、以下の説明での各step番号は、図3に示すフローチャートのstep番号に対応する。
原画像を構成する複数の色成分としては、(R,G,B)、(Y,Cr,Cb)、(L,a,b)等の場合が多い。以下、これらの場合を中心に階調変換装置の動作を説明するが、他の色空間の場合も同様に処理出来る。なお、以下の説明での各step番号は、図3に示すフローチャートのstep番号に対応する。
[ステップS1] 第1階調変換部12は、入力される原画像から明るさに関する信号Z[i,j]を抽出もしくは生成する。なお、[i,j]は画素の座標を示す。
この信号Zを算出する方法としては、例えば、輝度信号Y(Y=a1・R+a2・G+a3・B)を用いてもよい。また、原画像がYCrCbで表現されている場合は、輝度信号Yをそのまま使うことも出来る。しかしながら、このYを用いると、赤色や青色の彩度が高い領域が階調変換後に飽和する事が多いという欠点がある。そこで、好ましくは、
Z=max(R,G,B)・・・(1)
もしくはこれに類する関数を明るさに関する信号として用いる事が好ましい。
信号Zとして好ましい信号は、RGB成分で考えた場合にRの大きい所ではRの寄与が大きく、Gの大きい所ではGの寄与が大きく、Bの大きい所ではBの寄与が大きくなるような関数である。
例えば、原画像がRGB色空間の信号ならば、Z=max(R,G,B)で求めればよい。
一方、原画像がYCrCb色空間の信号ならば、RGBに変換してZ=max(R,G,B)を求めることもできるが、計算の簡単化を考えると、
例えば輝度Yと色差CbCrを用いて
Z=Y+w1・|Cr|+w2・|Cb| ・・・・(2)
(例えば、w1=w2=1/2が好ましい)
のような関数を用いることも出来る。
また、原画像がLab色空間の信号ならば、RGBに変換してからZ=max(R,G,B)を用いることが出来るが、計算の簡単化を考えると、
例えば輝度Lと色差a,bを用いて
Z=L+w1・|a|+w2・|b| ・・・・・・(3)
(例えば、w1=w2=1/2が好ましい)
のような関数を用いることも出来る。
なお、原画像が画素単位に欠落色成分を有するRAWデータの場合、画素[i,j]の欠落色成分の代わりに近傍の色成分を代用することで、上記の信号Zを求めてもよい。また、RAWデータの欠落色成分を補間処理で生成した後に、上記の信号Zを求めてもよい。
この信号Zを算出する方法としては、例えば、輝度信号Y(Y=a1・R+a2・G+a3・B)を用いてもよい。また、原画像がYCrCbで表現されている場合は、輝度信号Yをそのまま使うことも出来る。しかしながら、このYを用いると、赤色や青色の彩度が高い領域が階調変換後に飽和する事が多いという欠点がある。そこで、好ましくは、
Z=max(R,G,B)・・・(1)
もしくはこれに類する関数を明るさに関する信号として用いる事が好ましい。
信号Zとして好ましい信号は、RGB成分で考えた場合にRの大きい所ではRの寄与が大きく、Gの大きい所ではGの寄与が大きく、Bの大きい所ではBの寄与が大きくなるような関数である。
例えば、原画像がRGB色空間の信号ならば、Z=max(R,G,B)で求めればよい。
一方、原画像がYCrCb色空間の信号ならば、RGBに変換してZ=max(R,G,B)を求めることもできるが、計算の簡単化を考えると、
例えば輝度Yと色差CbCrを用いて
Z=Y+w1・|Cr|+w2・|Cb| ・・・・(2)
(例えば、w1=w2=1/2が好ましい)
のような関数を用いることも出来る。
また、原画像がLab色空間の信号ならば、RGBに変換してからZ=max(R,G,B)を用いることが出来るが、計算の簡単化を考えると、
例えば輝度Lと色差a,bを用いて
Z=L+w1・|a|+w2・|b| ・・・・・・(3)
(例えば、w1=w2=1/2が好ましい)
のような関数を用いることも出来る。
なお、原画像が画素単位に欠落色成分を有するRAWデータの場合、画素[i,j]の欠落色成分の代わりに近傍の色成分を代用することで、上記の信号Zを求めてもよい。また、RAWデータの欠落色成分を補間処理で生成した後に、上記の信号Zを求めてもよい。
[ステップS2] 第1階調変換部12は、信号Z[i,j]に依存させて変換ゲインk(Z)を生成する。
このステップにおける変換ゲインkの作り方はどのようなやり方でもよい。最も単純な方法は、下記のガンマ変換式を用いる処理である。
k(Z)=Z^γ ・・・・・(4)
一般的に、暗い原画像を明るい画像に変換することが多いので、γの値としては、0.1<γ<1の範囲の適当な値例えば0.5に設定すればよい。実際には原画像平均の明るさと目標とする画像の明るさに依存させてγの値を変更することが好ましい。
また、Zの値の小さい(暗い)部分の階調飛びを抑えるために、暗部のガンマカーブを1次関数(線形関数)に置き換えてもよい。
なお、k(Z)=(Z+δ)^γとしてもよいし、特定の関数で表せない場合はZとk(Z)の関係をLUT(ルックアップテーブル)として持つようにしてもよい。
このステップにおける変換ゲインkの作り方はどのようなやり方でもよい。最も単純な方法は、下記のガンマ変換式を用いる処理である。
k(Z)=Z^γ ・・・・・(4)
一般的に、暗い原画像を明るい画像に変換することが多いので、γの値としては、0.1<γ<1の範囲の適当な値例えば0.5に設定すればよい。実際には原画像平均の明るさと目標とする画像の明るさに依存させてγの値を変更することが好ましい。
また、Zの値の小さい(暗い)部分の階調飛びを抑えるために、暗部のガンマカーブを1次関数(線形関数)に置き換えてもよい。
なお、k(Z)=(Z+δ)^γとしてもよいし、特定の関数で表せない場合はZとk(Z)の関係をLUT(ルックアップテーブル)として持つようにしてもよい。
[ステップS3] 第1階調変換部12は、変換ゲインkを用いて、原画像の色成分もしくは原画像の色成分から合成した色成分に階調変換を施して、第1階調変換結果(’を付与して示す)を生成する。
原画像がRGB画像の場合は、R’=k・R、G’=k・G、B’=k・Bとなる。 原画像がYCbCr画像の場合は、Y’=k・Y、C1’=k1・C1、C2’=k1・C2(C1,C2は色差)となる。
原画像がLab画像の場合は、L’=k・L、a’=k1・a、b’=k1・bとなる。
なお、式中のk1は、kをそのまま用いるか、彩度の調整を含めてkを補正した関数を使用することが好ましい。なお、kへの補正の処理としては、定数c倍(例えば0.8倍)するk1=c・k(Z)とか、明るさに依存した彩度調整をするためにZに依存した適当な形の関数t(Z)を用いて、k1=t(Z)・k(Z)とか、k1=k(t(Z))などとすることが好ましい。
原画像がRGB画像の場合は、R’=k・R、G’=k・G、B’=k・Bとなる。 原画像がYCbCr画像の場合は、Y’=k・Y、C1’=k1・C1、C2’=k1・C2(C1,C2は色差)となる。
原画像がLab画像の場合は、L’=k・L、a’=k1・a、b’=k1・bとなる。
なお、式中のk1は、kをそのまま用いるか、彩度の調整を含めてkを補正した関数を使用することが好ましい。なお、kへの補正の処理としては、定数c倍(例えば0.8倍)するk1=c・k(Z)とか、明るさに依存した彩度調整をするためにZに依存した適当な形の関数t(Z)を用いて、k1=t(Z)・k(Z)とか、k1=k(t(Z))などとすることが好ましい。
[ステップS4] 近傍処理部13は、第1階調変換結果から、明るさに関する信号Zs[i,j]を抽出もしくは生成する。
生成方法はステップS1で述べたのと同様の方法である。例えば、
Zs=max(R’,G’,B’) ・・・・・・(1)’
Zs=Y’+(|Cr’|+|Cb’|)/2・・・・・・(2)’
Zs=L’+(|a’|+|b’|)/2・・・・・・(3)’
等の処理を行えばよい。
生成方法はステップS1で述べたのと同様の方法である。例えば、
Zs=max(R’,G’,B’) ・・・・・・(1)’
Zs=Y’+(|Cr’|+|Cb’|)/2・・・・・・(2)’
Zs=L’+(|a’|+|b’|)/2・・・・・・(3)’
等の処理を行えばよい。
[ステップS5] 近傍処理部13は、画素[i,j]の近傍領域の明るさに応じて変化する信号ZL[i,j]を得る。例えば、近傍領域の画像信号(例えば、信号Z、色信号、または色信号の合成値、明るさおよび彩度を反映する信号など)に対して、平滑化、ローパス化、または、ぼかし処理などを実施して、各画素の明るさの大きさを畳み込んだ明るさに応じて変化する信号ZLを求める。
具体的には、近傍領域に位置する複数の画像信号を母集団として、平均値、重み付き平均値、中央値、最頻度値、最小最大を除いた値の平均値、信号Zから所定範囲内に入る近傍画素値の平均値などを求めて、信号ZLとする。
また例えば、画素単位に欠落色成分を有するRAWデータの場合、画素[i,j]の欠落色成分の代わりに近傍の色成分を代用することで、上記の信号ZLを求めてもよい。また、RAWデータの欠落色成分を補間処理で生成した後に、上記の信号ZLを求めてもよい。
なお好ましくは、画素[i,j]の周囲の近傍画素の内から、画素[i,j]となるべく値が離れた画素を選択し、その画素の画像信号またはその局所平均値を求めて、信号ZLとしてもよい。この場合、信号Z,ZLの値に非等方な画像構造が反映するので、結果的に非等方な階調の立ち方を調整(強調や抑制)することが可能になる。
なお、近傍領域の大きさを示す半径rの目安としては、原画像の対角長の0.01から0.5位の範囲の適当な値例えば0.05等が好ましい。また、複数の半径について信号ZLをそれぞれ求め、これらを加重平均して信号ZLとしてもよい。
なお、この信号ZLに対して、べき乗などの非線形処理や正規化などの処理を施してもよい。
具体的には、近傍領域に位置する複数の画像信号を母集団として、平均値、重み付き平均値、中央値、最頻度値、最小最大を除いた値の平均値、信号Zから所定範囲内に入る近傍画素値の平均値などを求めて、信号ZLとする。
また例えば、画素単位に欠落色成分を有するRAWデータの場合、画素[i,j]の欠落色成分の代わりに近傍の色成分を代用することで、上記の信号ZLを求めてもよい。また、RAWデータの欠落色成分を補間処理で生成した後に、上記の信号ZLを求めてもよい。
なお好ましくは、画素[i,j]の周囲の近傍画素の内から、画素[i,j]となるべく値が離れた画素を選択し、その画素の画像信号またはその局所平均値を求めて、信号ZLとしてもよい。この場合、信号Z,ZLの値に非等方な画像構造が反映するので、結果的に非等方な階調の立ち方を調整(強調や抑制)することが可能になる。
なお、近傍領域の大きさを示す半径rの目安としては、原画像の対角長の0.01から0.5位の範囲の適当な値例えば0.05等が好ましい。また、複数の半径について信号ZLをそれぞれ求め、これらを加重平均して信号ZLとしてもよい。
なお、この信号ZLに対して、べき乗などの非線形処理や正規化などの処理を施してもよい。
[ステップS6] 第2階調変換部14は、信号ZL[i,j]に依存させて、変換ゲインks(ZL)を生成する。
該信号ZとZLに依存させて生成する変換ゲインksは、概ねZとZLの比に依存する関数として定める。最も単純な例としては
ks(ZL)=c・{(Z)/(ZL+δ)}^p
のように比(Z/ZL)に適当な重み付けを行った関数である。
なお、より一般的な式の展開は第2実施形態で説明する。
該信号ZとZLに依存させて生成する変換ゲインksは、概ねZとZLの比に依存する関数として定める。最も単純な例としては
ks(ZL)=c・{(Z)/(ZL+δ)}^p
のように比(Z/ZL)に適当な重み付けを行った関数である。
なお、より一般的な式の展開は第2実施形態で説明する。
[ステップS7] 第2階調変換部14は、変換ゲインksを用い、第1階調変換結果に階調変換を行い、次の第2階調変換結果(’’を付与して示す)を生成する
原画像がRGB画像の場合は、R’’=ks・R’、G’’=ks・G’、B’’=ks・B’となる。
原画像がYCbCr画像の場合は、Y’’=ks・Y’、C1’’=ks1・C1’、C2’’=ks1・C2’(C1,C2は色差)となる。
原画像がLab画像の場合は、L’’=ks・L’、a’’=ks1・a’、b’’=ks1・b’となる。
なお、式中のks1はksそのまま、もしくはksを補正した関数である。
これにより、第1階調変換画像に対して、局所的に階調の立った第2階調変換画像がえられる。
さらに、局所的な階調の立ち方を制御するには、step6の諸パラメータを変更する事で可能となるが、第1階調変換結果と第2階調変換結果を所定の重みで合成して合成画像を生成し、合成の重みを変更すれば、高速に階調の立ち方を変えた画像を得ることができる。
原画像がRGB画像の場合は、R’’=ks・R’、G’’=ks・G’、B’’=ks・B’となる。
原画像がYCbCr画像の場合は、Y’’=ks・Y’、C1’’=ks1・C1’、C2’’=ks1・C2’(C1,C2は色差)となる。
原画像がLab画像の場合は、L’’=ks・L’、a’’=ks1・a’、b’’=ks1・b’となる。
なお、式中のks1はksそのまま、もしくはksを補正した関数である。
これにより、第1階調変換画像に対して、局所的に階調の立った第2階調変換画像がえられる。
さらに、局所的な階調の立ち方を制御するには、step6の諸パラメータを変更する事で可能となるが、第1階調変換結果と第2階調変換結果を所定の重みで合成して合成画像を生成し、合成の重みを変更すれば、高速に階調の立ち方を変えた画像を得ることができる。
《第2実施形態》
図4は、階調変換装置31の構成を示す図である。
図4において、階調変換装置31は、下記の構成要件を備える。
(1)信号取得部32・・原画像の各画素から信号Zを得る。
(2)近傍処理部33・・原画像の各画素の近傍領域を処理して信号ZLを得る。
(3)第1ゲイン生成部34・・信号Zに依存して、変換ゲインkを生成する。
(4)第2ゲイン生成部35・・信号ZLに依存して、変換ゲインksを生成する。
(5)ゲイン合成部36・・2種類の変換ゲインk,ksに応じて、変換ゲインkfを生成する。
(6)階調変換部37・・原画像の各画素の信号分に変換ゲインkとを乗じて、階調変換を行う。
図4は、階調変換装置31の構成を示す図である。
図4において、階調変換装置31は、下記の構成要件を備える。
(1)信号取得部32・・原画像の各画素から信号Zを得る。
(2)近傍処理部33・・原画像の各画素の近傍領域を処理して信号ZLを得る。
(3)第1ゲイン生成部34・・信号Zに依存して、変換ゲインkを生成する。
(4)第2ゲイン生成部35・・信号ZLに依存して、変換ゲインksを生成する。
(5)ゲイン合成部36・・2種類の変換ゲインk,ksに応じて、変換ゲインkfを生成する。
(6)階調変換部37・・原画像の各画素の信号分に変換ゲインkとを乗じて、階調変換を行う。
上述した階調変換装置31は、その一部または全部をハードウェアにより構成してもよい。また、階調変換プログラムを用いることで、コンピュータ上において階調変換装置31をソフトウェア的に実現してもよい。
なお、階調変換装置31を電子カメラに搭載する構成については、第1実施形態(図2)と同じため、ここでの説明を省略する。
なお、階調変換装置31を電子カメラに搭載する構成については、第1実施形態(図2)と同じため、ここでの説明を省略する。
図5は、第2実施形態における階調変換装置31の動作を説明する流れ図である。以下、図5に示すステップ番号に沿って、動作を説明する。
[ステップS11] 信号取得部32は、第1実施形態と同様の処理で、原画像から、明るさに関する信号Z[i,j]を抽出もしくは生成する。
[ステップS12] 第1ゲイン生成部34は、第1実施形態と同様の処理で、信号Z[i,j]に依存させて変換ゲインk(Z)を生成する。
[ステップS13] 一方、近傍処理部33は、原画像の画素[i,j]の近傍領域を処理して信号ZL[i,j]を生成する。この処理については、第1実施形態のステップS5と同じ処理のため、ここでの説明を省略する。
[ステップS14] 第2ゲイン生成部35は、「信号ZL」または「信号ZLおよび信号Z」の一方に応じて、変換ゲインksを生成する。信号Z,ZLに依存させて生成する変換ゲインksは、概ねZとZLの比に依存する関数として定めることが好ましい。即ちQ[i,j]=(Z/ZL)あるいはより一般的に、微少量δ1,δ2を用いてQ[i,j]=(Z[i,j]+δ1)/(ZL[i,j]+δ2)としてもよい。
更に一般的表現にすると、Q[i,j]=g(Z[i,j])/g(ZL[i,j])としてもよい。ただし、該関数g(x)はxの単調増加関数で、例えばベキ乗関数x^tとかその変形(x+c)^t、あるいは該変換ゲインkを用いてg(x)=k(x)・xで表される関数及びその変形、あるいは所定の単調増加関数としてLUTで与えるものが好ましい。
更に一般的表現にすると、Q[i,j]=g(Z[i,j])/g(ZL[i,j])としてもよい。ただし、該関数g(x)はxの単調増加関数で、例えばベキ乗関数x^tとかその変形(x+c)^t、あるいは該変換ゲインkを用いてg(x)=k(x)・xで表される関数及びその変形、あるいは所定の単調増加関数としてLUTで与えるものが好ましい。
この関数Qを用いて、変換ゲインks(Q)を、単純なベキ乗関数ks(Q)=Q^p、あるいはより一般的にQの単調増加関数として、例えば、図6に示す実線カーブや、破線カーブのように与えてもよい。
なお、このようなカーブとして、次の式、ks=(Q[i,j]-1)×α+1で表現されるカーブを使用することが好ましい。なお、αをQ[i,j]に依存して変化する変数とすることが好ましい。この場合、変数αはQ[i,j]の範囲に応じて、決まった定数を与えることが好ましい。例えば、Q[i,j]で表される近傍画素と当該画素の明るさの差異によって、変換ゲインの関数Qに対する勾配を決定することで、画像全体の明暗バランスを維持しつつ、局部的に好ましい印象を与える階調補正を可能にできる。なお、演算処理の負荷を低減するために、αを定数にしてもよい。この場合も、画面全体の明暗バランスを維持しつつ、ある程度まで局部的に好ましい階調補正を行うことが可能である。
なお、このようなカーブとして、次の式、ks=(Q[i,j]-1)×α+1で表現されるカーブを使用することが好ましい。なお、αをQ[i,j]に依存して変化する変数とすることが好ましい。この場合、変数αはQ[i,j]の範囲に応じて、決まった定数を与えることが好ましい。例えば、Q[i,j]で表される近傍画素と当該画素の明るさの差異によって、変換ゲインの関数Qに対する勾配を決定することで、画像全体の明暗バランスを維持しつつ、局部的に好ましい印象を与える階調補正を可能にできる。なお、演算処理の負荷を低減するために、αを定数にしてもよい。この場合も、画面全体の明暗バランスを維持しつつ、ある程度まで局部的に好ましい階調補正を行うことが可能である。
このような処理により、変換ゲインksは、Qの関数ks(Q)であり、信号Z,ZLに依存して変化する関数ks(Z,ZL)となる(図7参照)。
なお、このような処理によって、画像の過度の階調増加に伴い、明るい部分での明暗境界で帯状のオーバーシュートやアンダーシュートが目立つ場合がある。そのような場合の対策としては、変換ゲインks(Z,ZL)は、Z[i,j]もしくはZL[i,j]が大きい(明るい部分)では、Z[i,j]もしくはZL[i,j]が小さい(暗い部分)におけるよりも、比Z[i,j]/ZL[i,j]への依存性が少なくなり、かつ所定値に近づく様な関数が有効である。
なお、このような処理によって、画像の過度の階調増加に伴い、明るい部分での明暗境界で帯状のオーバーシュートやアンダーシュートが目立つ場合がある。そのような場合の対策としては、変換ゲインks(Z,ZL)は、Z[i,j]もしくはZL[i,j]が大きい(明るい部分)では、Z[i,j]もしくはZL[i,j]が小さい(暗い部分)におけるよりも、比Z[i,j]/ZL[i,j]への依存性が少なくなり、かつ所定値に近づく様な関数が有効である。
そのような関数の具体的な例としては、
Q[i,j]={(Z[i,j]+δ1)/(ZL[i,j]+δ2)}^p1 (ただし、式中のδ1,δ2は、発散防止対策の微少量)
t=c・(Z[i,j]/Zm)^p2 ; {0<=t<=1}
(ただし、p1,p2,Zmは所定値)
ks[i,j]=Q[i,j]・(1−t)+t
などが好ましい。
Q[i,j]={(Z[i,j]+δ1)/(ZL[i,j]+δ2)}^p1 (ただし、式中のδ1,δ2は、発散防止対策の微少量)
t=c・(Z[i,j]/Zm)^p2 ; {0<=t<=1}
(ただし、p1,p2,Zmは所定値)
ks[i,j]=Q[i,j]・(1−t)+t
などが好ましい。
[ステップS15] ゲイン合成部36は、該変換ゲインkとksとを用いて、変換ゲインkfを生成する。例えば、変換ゲインkfは以下のように与えられる。
kf=k・ks
あるいは、少なくともa2は0でない合成の重みa1,a2を用いて、
kf=k・(a1+a2・ks))/(a1+a2)
により算出してもよい。
なお、ゲインkに対しては(1)(2)(3)式等で与えられる信号Zを使うことが望ましいが、ksについてはZの代わりにY、ZLの代わりにYをローパスまたはぼやかしたYLを用いてもよい。
プログラムの流れによっては、Yを用いた方が高速化をはかることができる。
kf=k・ks
あるいは、少なくともa2は0でない合成の重みa1,a2を用いて、
kf=k・(a1+a2・ks))/(a1+a2)
により算出してもよい。
なお、ゲインkに対しては(1)(2)(3)式等で与えられる信号Zを使うことが望ましいが、ksについてはZの代わりにY、ZLの代わりにYをローパスまたはぼやかしたYLを用いてもよい。
プログラムの流れによっては、Yを用いた方が高速化をはかることができる。
[ステップS16] 階調変換部37は、原画像の少なくとも一つの色成分、もしくは原画像の色成分から合成された色成分に該変換ゲインkfを乗じて階調変換された画像(’’を付加して示す)は、次のようになる。
原画像がRGB画像の場合は、R’’=kf・R、G’’=kf・G、B’’=kf・Bとなる。
原画像がYCbCr画像の場合は、Y’’=kf・Y、C1’’=kf1・C1、C2’’=kf1・C2(C1,C2は色差)となる。
原画像がLab画像の場合は、L’’=kf・L、a’’=kf1・a、b’’=kf1・bとなる。
なお、式中のkf1はkfそのまま、もしくはkfを補正した関数である。
原画像がRGB画像の場合は、R’’=kf・R、G’’=kf・G、B’’=kf・Bとなる。
原画像がYCbCr画像の場合は、Y’’=kf・Y、C1’’=kf1・C1、C2’’=kf1・C2(C1,C2は色差)となる。
原画像がLab画像の場合は、L’’=kf・L、a’’=kf1・a、b’’=kf1・bとなる。
なお、式中のkf1はkfそのまま、もしくはkfを補正した関数である。
なお、信号Zと信号ZLの組み合わせについて、好ましい組み合わせを本発明者は実験により見出している。
例えば、信号Zとして、輝度または明度のような明るさと、色差情報(YCbCrのCbCrや、Labのabなど)とを含む信号を採用する場合、信号ZLとしては近傍領域の明るさに関する信号を採用することで優れた効果が得られる。具体的には、信号ZLとして、YCbCrのYに相当する信号を採用する。また、信号ZLとして、LabのLに相当する信号を採用する。また、信号ZLとして、max(RGB)に相当する信号を採用してもよい。もちろん、予め信号Zを得る際に使用した『明るさ』と『色差情報』とに基づいて信号ZLを生成してもよい。
例えば、信号Zとして、輝度または明度のような明るさと、色差情報(YCbCrのCbCrや、Labのabなど)とを含む信号を採用する場合、信号ZLとしては近傍領域の明るさに関する信号を採用することで優れた効果が得られる。具体的には、信号ZLとして、YCbCrのYに相当する信号を採用する。また、信号ZLとして、LabのLに相当する信号を採用する。また、信号ZLとして、max(RGB)に相当する信号を採用してもよい。もちろん、予め信号Zを得る際に使用した『明るさ』と『色差情報』とに基づいて信号ZLを生成してもよい。
他にも、上記ほどの効果は得られなかったが、信号Zについてはmax(RGB)を採用し、信号ZLについても近傍領域のmax(RGB)から得た信号を採用しても適度な効果が得られる。特に、原画像がRGB色空間で表されている場合は、演算処理に関する負荷が小さくなる点で好ましい。特に、電子カメラなど、ハードの演算処理能力に制限のある機器に対して好適である。
《実施形態の補足事項》
なお、上述した実施形態では、階調変換装置、コンピュータまたは電子カメラを用いて、階調変換を実施するケースについて説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、インターネット上の画像処理サーバー(画像アルバムサーバーなど)において、ユーザーから伝送される画像データに対して、上述の階調変換方法をサービス提供してもよい。
なお、上述した実施形態では、階調変換装置、コンピュータまたは電子カメラを用いて、階調変換を実施するケースについて説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、インターネット上の画像処理サーバー(画像アルバムサーバーなど)において、ユーザーから伝送される画像データに対して、上述の階調変換方法をサービス提供してもよい。
また、上述した実施形態では、画面全体に対して階調変換を実施するケースについて説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、画面の一部(主要被写体、陰影部、トリミング範囲、顔認識領域、人物や肌色領域を除いた背景部分など)に限って、階調変換を実施してもよい。
なお、上述した実施形態では、原画像から信号ZLなどを生成している。しかしながら、電子カメラでは、縮小画像を別途生成するケースがある。このような場合、縮小画像から信号ZLを取得または生成することが好ましい。このような動作により、階調変換の処理時間を更に短縮することができる。
なお、本発明は、その精神または主要な特徴から逸脱することなく、他のいろいろな形で実施することができる。そのため、前述の実施例はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には、なんら拘束されない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、すべて本発明の範囲内のものである。
以上説明したように、本発明は、画像処理などに利用可能な技術である。
11 階調変換装置,12 第1階調変換部,13 近傍処理部,14 第2階調変換部,21 電子カメラ,23 撮像素子,31 階調変換装置,32 信号取得部,33 近傍処理部,34 第1ゲイン生成部,35 第2ゲイン生成部,36 ゲイン合成部,37 階調変換部
Claims (20)
- 原画像の階調を変換する階調変換装置であって、
原画像を階調変換して第1階調変換結果を生成する第1階調変換部と、
前記第1階調変換結果の画素[i,j]の近傍領域の画素の明るさに応じて変化する信号ZL[i,j]を生成する近傍処理部と、
前記信号ZL[i,j]に依存させて、第1階調変換結果に階調変換を行って第2階調変換結果を生成する第2階調変換部と
を備えたことを特徴とする階調変換装置。 - 請求項1に記載の階調変換装置において、
前記第2階調変換部は、前記第1階調変換結果と前記第2階調変換結果を画像合成して、階調変換出力を生成する
ことを特徴とする階調変換装置。 - 請求項1または請求項2に記載の階調変換装置において、
前記原画像を階調変換して第1階調変換結果を生成する際に用いた信号は、前記原画像を構成する各画素[i,j]の明るさと複数の色差情報を基に得られた信号である
ことを特徴とする階調変換装置。 - 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の階調変換装置において、
前記原画像を階調変換して第1階調変換結果を生成する際に用いた信号は、前記原画像の各画素を構成するRGB色成分の最大値を示す信号である
ことを特徴とする階調変換装置。 - 原画像の階調を変換する階調変換装置であって、
前記原画像の画素[i,j]から明るさに応じて変化する信号Z[i,j]を抽出または生成する信号取得部と、
前記画素[i,j]の近傍領域の画素の明るさに応じて変化する信号ZL[i,j]を生成する近傍処理部と、
前記信号Z[i,j]に応じて変換ゲインkを生成する第1ゲイン生成部と、
前記信号Z[i,j]および前記信号ZL[i,j]に応じて変換ゲインksを生成する第2ゲイン生成部と、
前記変換ゲインk,ksに応じて、変換ゲインkfを生成するゲイン合成部と、
前記画素[i,j]の前記変換ゲインkfを、前記画素[i,j]の色成分または前記色成分から生成した信号成分に乗ずることで階調変換を行う階調変換部と
を備えたことを特徴とする階調変換装置。 - 請求項5に記載の階調変換装置において、
前記変換ゲインkfは、
kf=k・ks
または、
kf=k・(a1+a2・ks)/(a1+a2)
(ただし、a1,a2は合成の重みであり、少なくともa2は0でない)
のいずれかである
ことを特徴とする階調変換装置。 - 請求項5または請求項6の階調変換装置において、
前記変換ゲインksは、ZとZLの比に対応する値である
ことを特徴とする階調変換装置。 - 請求項5ないし請求項7のいずれか1項に記載の階調変換装置において、
Q[i,j]=(Z[i,j]+δ1)/(ZL[i,j]+δ2)
(ただし、δ1,δ2は、発散防止対策の微少値)
なるQを用いて、前記変換ゲインksを、Q[i,j]^p、あるいはQ[i,j]の単調増加関数とする(ただし、^はべき乗演算子)
ことを特徴とする階調変換装置。 - 請求項5ないし請求項7のいずれか1項に記載の階調変換装置において、
前記変換ゲインksは、下記関数Qを用いて決定される
Q[i,j]=g(Z[i,j])/g(ZL[i,j])
(ただし、前記関数g()は、少なくとも単調増加域を有する関数である)
ことを特徴とする階調変換装置。 - 請求項9に記載の階調変換装置において、
前記変換ゲインksは、前記関数Qを用いた以下の式に基づいて決定される
ks=(Q[i,j]-1)×α+1
(ただし、前記αは定数若しくはQ[i,j]の大きさに依存する変数である)
ことを特徴とする階調変換装置。 - 請求項5ないし請求項9のいずれか1項に記載の階調変換装置において、
前記変換ゲインksは、
明るい画面内箇所では、暗い画面内箇所に比較して比Z/ZLへの依存性が少なくなり、かつ所定値に近づく値である
ことを特徴とする階調変換装置。 - 請求項11に記載の階調変換装置において、
Q[i,j]={(Z[i,j]+δ1)/(ZL[i,j]+δ2)}^p1
(ただし、δ1,δ2は、発散防止対策の微少値)
t=(Z[i,j]/Zm)^p2
(ただし、p1,p2,Zmは所定値)
ks=Q[i,j]・(1−t)+t
により、前記変換ゲインksを決定する
ことを特徴とする階調変換装置。 - 請求項5ないし請求項12のいずれか1項に記載の階調変換装置において、
前記信号Zは、前記原画像の画素[i,j]を構成するRGB信号の最大値を示す信号を基に抽出または生成された信号であり、
前記信号ZLは、前記近傍領域の画素を構成するRGB信号の最大値を示す信号を基に生成された信号である
ことを特徴とする階調変換装置。 - 請求項5ないし請求項12のいずれか1項に記載の階調変換装置において、
前記信号Zは、前記原画像の画素[i,j]の明るさと複数の色差情報を基に得られた信号である
ことを特徴とする階調変換装置。 - 原画像の階調を変換する階調変換装置であって、
前記原画像の画素[i,j]から明るさに応じて変化する信号Z[i,j]を抽出または生成する信号取得部と、
前記画素[i,j]の近傍領域の画素の明るさに応じて変化する信号ZL[i,j]を生成する近傍処理部と、
前記信号Z[i,j]とZL[i,j]に依存させて、変換ゲインksを生成するゲイン生成部と[ただし、前記変換ゲインksは、信号Zまたは信号ZLが明るい画面内箇所では、暗い画面内箇所に比較して、比Z/ZLへの依存性が少なくなり、かつ所定値に近づくものである]、
前記画素[i,j]の前記変換ゲインkfを、前記画素[i,j]の色成分または前記色成分から生成した信号成分に乗ずることで階調変換を行う階調変換部と
を備えたことを特徴とする階調変換装置。 - コンピュータを、請求項1ないし請求項15のいずれか1項に記載の階調変換装置として機能させるための階調変換プログラム。
- 請求項1ないし請求項15のいずれか1項に記載の階調変換装置と、
被写体を撮像して原画像を生成する撮像部とを備え、
前記撮像部で生成された前記原画像を、前記階調変換装置を用いて階調変換する
ことを特徴とする電子カメラ。 - 原画像の階調を変換する階調変換方法であって、
原画像を階調変換して第1階調変換結果を生成するステップと、
前記第1階調変換結果の画素[i,j]の近傍領域の画素の明るさに応じて変化する信号ZL[i,j]を生成するステップと、
前記信号ZL[i,j]に依存させて、第1階調変換結果に階調変換を行って第2階調変換結果を生成するステップと
を備えたことを特徴とする階調変換方法。 - 原画像の階調を変換する階調変換方法であって、
前記原画像の画素[i,j]から明るさに応じて変化する信号Z[i,j]を抽出または生成するステップと、
前記画素[i,j]の近傍領域の画素の明るさに応じて変化する信号ZL[i,j]を生成するステップと、
前記信号Z[i,j]に応じて変換ゲインkを生成するステップと、
前記信号Z[i,j]および前記信号ZL[i,j]に応じて変換ゲインksを生成するステップと、
前記変換ゲインk,ksに応じて、変換ゲインkfを生成するステップと、
前記画素[i,j]の前記変換ゲインkfを、前記画素[i,j]の色成分または前記色成分から生成した信号成分に乗ずることで階調変換を行うステップと
を備えたことを特徴とする階調変換方法。 - 原画像の階調を変換する階調変換方法であって、
前記原画像の画素[i,j]から明るさに応じて変化する信号Z[i,j]を抽出または生成するステップと、
前記画素[i,j]の近傍領域の画素の明るさに応じて変化する信号ZL[i,j]を生成するステップと、
前記信号Z[i,j]とZL[i,j]に依存させて、変換ゲインksを生成するステップと[ただし、前記変換ゲインksは、信号Zまたは信号ZLが明るい画面内箇所では、暗い画面内箇所に比較して、比Z/ZLへの依存性が少なくなり、かつ所定値に近づく値である]、
前記画素[i,j]の前記変換ゲインkfを、前記画素[i,j]の色成分または前記色成分から生成した信号成分に乗ずることで階調変換を行うステップと
を備えたことを特徴とする階調変換方法。
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