JP2009170516A - 表面実装機、及び電子部品実装方法 - Google Patents

表面実装機、及び電子部品実装方法 Download PDF

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Abstract

【課題】基準マークを必要数、撮影しつつも、タクトタイムを短縮する表面実装機、及び電子部品実装方法を提供する。
【解決手段】表面実装機を用いた電子部品実装方法であって、(1)前記各基準マークFの位置と、前記複数の基板認識カメラ間のカメラ間距離と、各基板認識カメラのカメラ視野の広さと基づいて、前記複数個の基板認識カメラ71、75のカメラ視野の範囲内に前記複数個の基準マークFが同時に収まるか否かを判定し、(2)前記複数個の基板認識カメラ71、75のカメラ視野の範囲内に前記複数個の基準マークFが同時に収まる場合には、前記複数個の基板認識カメラ71、75により前記複数個の基準マークFを同時に撮影し、(3)得られた各画像データに基づいて各基準マークFを認識し、認識した情報に従って前記基台上の基板に対し吸着ヘッドにより電子部品を実装する。
【選択図】図8

Description

本発明は、ICチップ等の電子部品をプリント基板等に搭載するための表面実装機に関するものである。
従来から、部品吸着用のヘッドを有するヘッドユニットによりIC等の電子部品を部品供給部から吸着し、この電子部品を所定の実装作業位置に位置決めされているプリント基板上に搬送して実装するようにした表面実装機は一般に知られている。この種の表面実装機において、実装作業に先立ちプリント基板上に予め設けられている複数個の基準マークをヘッドユニットに搭載されたカメラで撮像することにより、プリント基板とヘッドとの相対的な位置関係、すなわち装置本体の基台に対するプリント基板の位置ずれを調べ、この関係に基づいてプリント基板上に電子部品を実装することで実装精度を高めることが行われている(例えば特許文献1、2)。
なお、近年では、プリント基板上に複数の基準マークが付されたものがある。例えば、基板内に多数の実装ブロックが設けられている多面取り基板の場合は、各実装ブロックごとにブロックフィデューシャルマークや、不良品識別のためのバッドマークが付されている。
特公平7−38519号公報 特開2007−12914公報
上述のようにプリント基板に多数の基準マークが付されたものでは、基本的には基準マークの個数だけマーク認識のための撮影を行う必要がある。言い換えれば、撮影のためにヘッドユニットをその回数だけ軸移動させる必要がある。一方、表面実装機のタクトタイムを短縮するには、基準マークの撮影回数(ヘッドユニットの軸移動の回数)を出来る限り、少なくすることが好ましく、この点において改良の余地があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、基準マークを必要数、撮影しつつも、表面実装機のタクトタイムを短縮することを目的とする。
本発明は、基台と、複数個の基準マークが予め付された基板を前記基台上に搬入する搬送装置と、吸着ヘッドを昇降可能に支持するヘッドユニットと、前記ヘッドユニットに設けられた複数個の基板認識カメラと、駆動軸を有し前記ヘッドユニットを前記基台上にて水平方向に移動させるヘッド駆動手段とを備えた表面実装機を用いた電子部品実装方法であって、(1)前記各基準マークの位置と、前記複数の基板認識カメラ間のカメラ間距離と、各基板認識カメラのカメラ視野の広さとに基づいて、前記複数個の基板認識カメラの各カメラ視野の範囲内に前記基準マークが同時に収まるか否かを判定し、(2)前記複数個の基板認識カメラの各カメラ視野の範囲内に前記基準マークが同時に収まる場合には、前記複数個の基板認識カメラにより前記複数個の基準マークを同時に撮影し、(3)前記撮影により得られた各画像データに基づいて各基準マークを認識し、認識した情報に従って前記基台上の基板に対し前記吸着ヘッドにより電子部品を実装するところに特徴を有する。
この発明の実施態様として、以下の構成とすることが好ましい。
・前記判定を行うにあたり、基準マークに対する基板認識カメラのカメラ視野の相対的な位置関係を調整する。このようにすれば、複数個の基板認識カメラのカメラ視野に複数個の基準マークが同時に収まる確率が高くなり、より多くの組、基準マークを同時撮影できる。
本発明は、基台と、複数個の基準マークが予め付された基板を前記基台上に搬入する搬送装置と、吸着ヘッドを昇降可能に支持するヘッドユニットと、駆動軸を有し前記ヘッドユニットを前記基台上にて水平方向に移動させるヘッド駆動手段と、前記ヘッドユニットに設けられた複数個の基板認識カメラと、前記各基準マークの位置、前記複数の基板認識カメラ間のカメラ間距離、各基板認識カメラのカメラ視野の広さに基づいて、前記複数個の基板認識カメラの各カメラ視野の範囲内に前記基準マークが同時に収まるか否かを判定する判定手段と、前記ヘッド駆動手段を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は前記判定手段により前記複数個の基板認識カメラの各カメラ視野の範囲内に前記基準マークが同時に収まると判定された場合には、前記ヘッド駆動手段を介して前記ヘッドユニットを前記基台上にて水平移動させることにより、前記複数個の基板認識カメラの各カメラ視野の範囲内に前記基準マークが同時に収まる位置に前記複数個の基板認識カメラを移動させ、前記複数個の基板認識カメラにより前記複数個の基準マークを同時に撮影させるところに特徴を有する。
・この発明の実施態様として、以下の構成とすることが好ましい。
前記判定を行うにあたり、基準マークに対する基板認識カメラのカメラ視野の相対的な位置関係を調整する調整手段を設ける。このようにすれば、複数個の基板認識カメラのカメラ視野に複数個の基準マークが同時に収まる確率が高くなり、より多くの組、基準マークを同時撮影できる。
本発明によれば、複数個の基板認識カメラにより基板上に付された複数個の基準マークを同時に撮影するようにしたから、基板上に付された複数個の基準マークを一つ一つ順に撮影する場合に比べてトータル撮影回数が少なくなる。よって、表面実装機のタクトタイムを短縮できる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図8によって説明する。
1.表面実装機の全体構成
図1は表面実装機の平面図、図2はヘッドユニットの支持構造を示す部分拡大図である。図1に示すように、表面実装機1は上面が平らな基台10上に各種装置を配置している。尚、以下の説明において、基台10の長手方向(図1、図2の左右方向)をX方向と呼ぶものとし、Y方向、Z方向をそれぞれ図1〜図2の向きに定めるものとする。
基台10の中央には、プリント配線基板搬送用の搬送コンベア(以下、単にコンベアと呼ぶ)20が配置されている。搬送コンベア20はX方向に循環駆動する一対の搬送ベルト21を備えており、隣接する装置との間にてプリント配線基板(以下、単に基板)PKを受け渡す機能を担っている。
本基板PKはいわゆる割り基板であって、図3にて示すようにX軸方向に並ぶ4つの実装ブロック1〜4から構成されている。各実装ブロックには、電子部品5を実装する実装位置が予め設けられている。例えば、実装ブロック1であれば、5つの電子部品5を実装するべく5つの実装位置M11、M12、M13、M14、M15が予め設定され、また実装ブロック2も同様、5つの電子部品5を実装するべく5つの実装位置M21、M22、M23、M24、M25が予め設定されている。
そして、各実装ブロックにはブロック隅の対角位置に1つずつブロックフィデューシャルマークFが設けられており、基板全体、すなわち全4ブロックでは、合計8つのブロックフィデューシャルマークF11、12〜F41、42が設けられている。
また、基台中央には、搬送コンベア20上に位置して実装作業位置(図1中の二点鎖線で示す位置)Gが設定されている。係る実装作業位置Gの周囲4箇所には部品供給部25が設けられ、そこには部品供給装置としてのフィーダ28がX軸方向に整列状に設置されている。各フィーダ28は、部品供給テープが巻回されたリール(不図示)、リールから部品供給テープを引き出す電動式の送出装置(不図示)などから構成されている。
部品供給テープには電子部品5が一定間隔にて保持されており、送出装置を駆動させると、部品供給テープの引き出しに伴い、電子部品5が一つずつ供給される。そして、供給された電子部品5は、部品搭載装置30の吸着ヘッド65により吸引保持されて、実装作業位置G上にて停止する基板PK上に実装される構成となっている。
また、基台10上であって搬送コンべア20のY軸方向の両側には、部品認識カメラ15が一対設置されている。この部品認識カメラ15は、吸着ヘッド65により吸着保持された電子部品5を撮影するためのものである。
部品搭載装置30は大まかにはX軸サーボ機構、Y軸サーボ機構、Z軸サーボ機構及び、これら各サーボ機構の駆動によりX軸、Y軸、Z軸方向に移動操作される吸着ヘッド65などから構成される。
具体的に説明してゆくと、図1、図2に示すように基台10上には一対の支持脚41が設置されている。両支持脚41は実装作業位置Gの両側(X軸方向両側)に位置しており、共にY方向(図1では上下方向)にまっすぐに延びている。
両支持脚41にはY方向に延びるガイドレール42が支持脚上面に設置されると共に、これら左右のガイドレール42に長手方向の両端部を嵌合わさせつつヘット支持体51が取り付けられている。
また、図1において右側の支持脚41にはY方向に延びるY軸ボールねじ軸45が装着され、更にY軸ボールねじ軸45にはボールナット(不図示)が螺合されている。そして、Y軸ボールねじ軸45の軸端部にはY軸モータ47が設けられている。
同Y軸モータ47を通電操作すると、Y軸ボールねじ軸45に沿ってボールナットが進退する結果、ボールナットに固定されたヘッド支持体51、ひいては次述するヘッドユニット60がガイドレール42に沿ってY方向に水平移動する(Y軸サーボ機構)。
図2に示すように、ヘッド支持体51にはX方向に延びるガイド部材53が設置され、更に、ガイド部材53に対してヘッドユニット60が、移動自在に取り付けられている。このヘッド支持体51には、X方向に延びるX軸ボールねじ軸55が装着されており、更にX軸ボールねじ軸55にはボールナットが螺合されている。
そして、X軸ボールねじ軸55の軸端部にはX軸モータ57が設けられており、同X軸モータ57を通電操作すると、X軸ボールねじ軸55に沿ってボールナットが進退する結果、ボールナットに固定されたヘッドユニット60がガイド部材53に沿ってX方向に移動する(X軸サーボ機構)。
従って、X軸サーボ機構、Y軸サーボ機構を複合的に制御することで、基台10上においてヘッドユニット60を水平方向(XY方向)に軸移動操作出来る構成となっている。尚、X軸サーボ機構、Y軸サーボ機構が、本発明のヘッド駆動手段に相当するものである。
係るヘッドユニット60には、ユニットケーシング61の下面から下向きに突出するようにして吸着ヘッド65が装着されている。吸着ヘッド65はユニットケーシング61に対して昇降動作自在とされ、先端には吸着ノズル66が設けられている。これら各吸着ノズル66には図外の負圧手段から負圧が供給されるように構成されており、ヘッド先端に吸引力を生じさせるようになっている。
そして、ヘッドユニット60にはZ軸モータ(不図示)、Z軸ボールねじ軸(不図示)を主体とするZ軸サーボ機構が設けられ、Z軸モータの駆動により吸着ヘッド65をヘッドユニット60に対して昇降操作出来る構成となっている。
これにより、上記X軸サーボ機構、Y軸サーボ機構を複合的に制御して、ヘッドユニット60を部品供給部25上に移動させた後、部品供給部25より供給される電子部品5の高さ位置に、吸着ヘッド65を下降させてやることで、供給される電子部品5を吸着ヘッド65により吸着保持出来る。
本実施形態のものは、上記吸着ヘッド65がユニットケーシング61にX軸方向に列をなして複数本設けられており、部品供給部25から複数個の電子部品5を取り出すことが出来る構成となっている。また、各吸着ヘッド65はヘッドユニット60に付設されるR軸モータ(不図示)の駆動により、各吸着ヘッド65ごとに軸周りの回転動作が可能な構成となっている。
また、上記ユニットケーシング61であってX軸方向両側の各側面には、撮像面を下に向けた状態で基板認識カメラ71、75が固定されている。これら基板認識カメラ71、75は、実装作業位置Gにて位置決めされた基板PKの任意位置を撮影して、基板PKを画像認識するものである。
2.装置の電気的構成
表面実装機1はコントローラ110により装置全体が制御統括されている。コントローラ110は図4にて示すように、CPU等により構成される演算処理部111、記憶装置112、モータ制御部113、インターフェース114、及び画像処理部115を備えてなる。
モータ制御部113にはX軸モータ57、Y軸モータ47、Z軸モータ、R軸モータなど各軸モータが電気的に連なっている。そして、各軸モータにはモータの回転状況に応じたパルス信号を出力するエンコーダ59がそれぞれ付設されている。
エンコーダ59から出力されるパルス信号は、インターフェース114を通じてコントローラ110に取り込まれる構成となっている。これにより、演算処理部111にて、各軸モータの回転量に関する情報を取得することが可能となり、演算処理部111はモータ制御部113と共に各軸モータを制御して、ヘッドユニット60、引いては吸着ヘッド65を基台10上の任意の位置に移動操作できる構成となっている。
画像処理部115には部品認識カメラ15、基板認識カメラ71、75が電気的に連なっており、これら各カメラ15、71、75から出力される撮像信号がそれぞれ取り込まれるようになっている。そして、画像処理部115では、取り込まれた撮像信号に基づいて、部品画像の解析並びに基板画像の解析がそれぞれ行われるようになっている。
また、記憶装置112には、以下のデータが予め記憶されている。
(a)基板認識カメラ71、75のカメラ視野D1、D2の広さ、両カメラ71、75のカメラ間距離Lcなど基板認識カメラ71、75に関するカメラデータ(図5参照)
(b)基板PKの基板サイズ、実装ブロック数、基板PKに実装される電子部品の実装位置(XY座標)、基板PK上に付された各フィデューシャルマークFの形状、各フィデューシャルマークFの大きさ、基板PKにおける各フィデューシャルマークFの位置(XY座標)など基板PKに関するデータ
そして、演算処理部111は表面実装機1の稼動に先立って、記憶装置112に記憶された各データに基づいて次に説明する実装シーケンスの最適化処理を行う。
3.実装シーケンスの最適化処理
演算処理部111は実装シーケンスの最適化処理を行うにあたり、まず、記憶装置112から上記基板PKに関するデータを読み出し、基本実装シーケンス、すなわち、各ブロックフィデューシャルマークFの撮影、各電子部品5の実装処理を如何様の順序で実行するか決定する。
この基本実装シーケンスの生成段階では、図6の(a)にて示すように、各実装ブロック単位で、各ブロックフィデューシャルマークFの撮影、電子部品5の実装処理が行われるように仮決定される。
尚、図6において、各ブロックフィデューシャルマークFの撮影はハッチングで示され、電子部品5の実装処理は白抜きで示されており、図に示されるように、基本実装シーケンスの生成段階において、各ブロックフィデューシャルマークFの撮影は各マークFについてそれぞれ個別に撮影される設定になっている。よって、F11〜F42の全8個のブロックフィデューシャルマークFを全て撮影するのにトータルで8回の撮影を要し、撮影のために行うヘッドユニット60の移動回数が8回となる。
演算処理部111は上記のように基本実装シーケンスを生成すると、次に、2つの基板認識カメラ71、75の各カメラ視野D1、D2の範囲内のぞれぞれに、同一基板PK上に付された複数のブロックフィデューシャルマークFを同時に収めることが可能であるか、否かのシミュレーションを行う。尚、演算処理部111により実行されるシミュレーションにより、本発明の「判定手段」の果たす処理機能が実現されている。
シミュレーションでは、記憶装置112から基板PKの基板サイズ、実装ブロック数、基板PKに実装される電子部品の実装位置(XY座標)、基板PK上に付された各フィデューシャルマークFの形状、各フィデューシャルマークFの大きさ、各フィデューシャルマークFの位置(XY座標)などのデータをまず、読み出して基板PKを仮想的に作成する。
そして、作成した基板PK上の各ブロックフィデューシャルマークFに対して、撮影を予定する側の基板認識カメラのカメラ視野Dのデータを基本実装シーケンスの順に重ね(より具体的にはマーク中心に対して視野中心が一致するように重ねられる)、これと同時に撮影を予定しない側の基板認識カメラのカメラ視野Dのデータをカメラ間距離Lcを保った状態で基板PK上に重ねることにより行われる。
従って、初回のシミュレーションでは、ブロックフィデューシャルマークF11上に撮影が予定される基板認識カメラ71のカメラ視野D1のデータが重ねられ、これと同時に撮影を予定しない側の基板認識カメラ75のカメラ視野D2のデータがカメラ間距離Lcを保った状態で基板PK上に重ねられる(図7の(a)参照)。
その後、演算処理部111は、撮影を予定しない側の基板認識カメラ、すなわち基板認識カメラ75のカメラ視野D2の近傍に位置するブロックフィデューシャルマークFを、全ブロックフィデューシャルマークFを対象にサーチして、最も近くに位置するブロックフィデューシャルマークFを抽出する。
このとき、抽出されたブロックフィデューシャルマークFの形状、大きさ、基板認識カメラ75のカメラ視野D2の広さなどに基づいて、抽出されたブロックフィデューシャルマークFの全体が、基板認識カメラ75のカメラ視野D2の範囲内に収まっているか否かが確認され、収まっていれば、この時点で、2つの基板認識カメラ71、75の各カメラ視野D1、D2にブロックフィデューシャルマークFを同時に収めることが可能であると、演算処理部111により判定される。
本実施形態では、上記抽出により、図7の(a)にて示すように、ブロックフィデューシャルマークF21が抽出されることとなる。同図に示すように、抽出されたブロックフィデューシャルマークF21は基板認識カメラ75のカメラ視野D2に収まっていないから、この場合、演算処理部111は、以下に説明する調整処理を行う。
係る調整処理では、カメラ視野D1からブロックフィデューシャルマークF11が外れない範囲内において、双方のカメラ視野D1、D2を相互の位置関係を保ったまま、ブロックフィデューシャルマークF11、F21に対して相対移動させることが行われる(図7参照)。尚、演算処理部111により実行される上記調整処理により、本発明の「調整手段」の果たす処理機能が実現されている。
そして、調整後に、ブロックフィデューシャルマークF21が基板認識カメラ75のカメラ視野D2の範囲内に収まっているか否かが演算処理部111により再判定される。図7の(b)にて示すように、ブロックフィデューシャルマークF21が基板認識カメラ75のカメラ視野D2の範囲内に完全に収まっていれば、演算処理部111により、2つの基板認識カメラ71、75の各カメラ視野D1、D2の範囲内にブロックフィデューシャルマークFを同時に収めることが可能であると、判定される。
この場合、そのときの調整量(図7の例であれば、X軸方向に距離Δ)が撮影位置の変更量として記憶装置112に記憶される。かくして、変更後の撮影位置にて両基板認識カメラ71、75により撮影を行うことで、図8の(a)にて示すように、両ブロックフィデューシャルマークF11、21の同時撮影が可能となる。尚、上記調整処理を行っても、2つの基板認識カメラ71、75の各カメラ視野D1、D2の範囲内にブロックフィデューシャルマークFを同時に収めることが出来ない、と判定された場合には撮影位置を変更する処理は行われない。
かくして、最初のブロックフィデューシャルマークF11の撮影についてのシミュレーションが完了すると、基本実装シーケンスに従って、次のブロックフィデューシャルマークF12の撮影についてのシミュレーションが行われる。
これにより、基板認識カメラ71のカメラ視野D1のデータがブロックフィデューシャルマークF12上に重ねられ、これと同時に撮影を予定しない側の基板認識カメラ75のカメラ視野D2のデータがカメラ間距離Lcを保った状態で基板PK上に重ねられる。
あとは、最初に行ったシミュレーションと同様に、演算処理部111は、撮影を予定しない側の基板認識カメラ75のカメラ視野D2の近傍に位置するブロックフィデューシャルマークFを、全ブロックフィデューシャルマークFを対象にサーチして、最も近くに位置するブロックフィデューシャルマークFを抽出する。ここでは、ブロックフィデューシャルマークF22が抽出される。
その後、演算処理部111は2つの基板認識カメラ71、75の各カメラ視野D1、D2の範囲内にブロックフィデューシャルマークFを同時に収めることが可能であるか、否か初回の判定を行う。その後、必要に応じて上記した調整処理が行われ、再度判定処理が行われる。ここでは、最初に行ったシミュレーションと同様に、調整処理を経て、2つの基板認識カメラ71、75の各カメラ視野D1、D2の範囲内にブロックフィデューシャルマークFを同時に収めることが可能であると、判定される。
そして、そのときの調整量が撮影位置の変更量として記憶装置112に記憶される。かくして、変更後の撮影位置にて両基板認識カメラ71、75により撮影を行うことで、図8の(b)にて示すように、両ブロックフィデューシャルマークF12、22の同時撮影が可能となる。
このようなシミュレーションが、基本実装シーケンスの順(同時撮影済みのブロックフィデューシャルマークFを除く)に進められる。そして、全シミュレーションが完了すると、演算処理部111はシミュレーションの結果を実装シーケンスに反映させ、実装シーケンスを図6の(a)から図6の(b)の実装シーケンスに書き換える(最適化)。
書き換え後の実装シーケンスでは、ブロックフィデューシャルマークF11、F21の組、ブロックフィデューシャルマークF12、F22の組、ブロックフィデューシャルマークF31、F41の組、ブロックフィデューシャルマークF32、F42の各組が両基板認識カメラ71、75により同時撮影されるシーケンスとなる。
その結果、元は全8回であったブロックフィデューシャルマークFの撮影回数(すなわち、ヘッドユニット60の軸移動回数)が全4回となるのでブロックフィデューシャルマークFの撮影を効率よく行うことができ、タクトタイムを短縮できる。
4.一連の部品実装処理
次に、上記表面実装機1にて行われる一連の部品実装処理について簡単に説明する。本実施形態のものは、図1に示す右側が入り口となっており、部品未実装の新規基板PKは図1に示す右側より搬送コンベア20を通じて機内へと搬入される。搬入された基板PKは、搬送コンベア20により基台中央の実装作業位置Gに搬送され、その位置で停止、位置決めされる。
そして、基板PKが位置決めされると、続いて、最適化後の実装シーケンスに従って、各ブロックフィデューシャルマークFの撮影、及び電子部品5の実装処理が進められることとなる。
具体的には、演算処理部111がサーボ機構を介して所定待機位置にあるヘッドユニット60を基台10上にてXY方向に水平移動させることにより、両基板認識カメラ71、75が最初の撮影位置(最適化による位置変更後の撮影位置)に移動する。
この撮影位置では、図8の(a)にて示すように、基板認識カメラ71のカメラ視野D1にブロックフィデューシャルマークF11が収まった状態にあり、また基板認識カメラ75のカメラ視野D2にブロックフィデューシャルマークF21が収まった状態にあり、両基板認識カメラ71、75により、両ブロックフィデューシャルマークF11、F21が同時撮影される。
そして、両フィデューシャルマークF11、F21の同時撮影に続いて、ヘッドユニット60が再び駆動し、両基板認識カメラ71、75を次の撮影位置(最適化による位置変更後の撮影位置)に移動させる。
次の撮影位置では、図8の(b)にて示すように、基板認識カメラ71のカメラ視野D1にブロックフィデューシャルマークF12が収まった状態にあり、また基板認識カメラ75のカメラ視野D2にブロックフィデューシャルマークF22が収まった状態にあり、両基板認識カメラ71、75により、両ブロックフィデューシャルマークF12、F22が同時撮影される。
上記撮影により得られた画像データは画像処理部115に取り込まれ、演算処理部111により画像解析がなされる。この画像解析により、実装ブロック1の両ブロックフィデューシャルマークF11、F12と基台10との相対的な位置関係が取得され、また実装ブロック2の両ブロックフィデューシャルマークF21、F22と基台10との相対的な位置関係が取得される。
そして、取得された相対的な位置関係に基づいて、基台10上における実装ブロック1の停止位置、停止姿勢(角度ずれ)が検出され、その後、検出された実装ブロック1の状態(停止位置、停止姿勢)に適合するように、実装ブロック1に対する電子部品5の実装位置をデータ修正する処理が演算処理部111によりなされる。
また、取得された相対的な位置関係に基づいて、基台10上における実装ブロック2の停止位置、停止姿勢(角度ずれ)が検出され、その後、検出された実装ブロック2の状態(停止位置、停止姿勢)に適合するように、実装ブロック2に対する電子部品5の実装位置をデータ修正する処理が演算処理部111によりなされる。その後、以下の要領に従って、実装ブロック1、実装ブロック2に対する電子部品5の実装処理が行われる。
上記により、本発明の「前記撮影により得られた各画像データに基づいて各基準マーク(ここではブロックフィデューシャルマークF11〜F22)を認識し、認識した情報(ここではブロックフィデューシャルマークF11〜F22の位置に関する情報)に従って前記基台上の基板に対し前記吸着ヘッドにより電子部品を実装する」が実現されている。
では、実装処理について具体的に説明を行うと、まず、フィーダ28によって供給される電子部品5を、吸着ヘッド65により吸着保持してフィーダ28から取り出す処理が行われる。そして、取り出された電子部品5は、吸着ヘッド65により、実装作業位置Gに停止した基板PK上に移送される。
この移送途中、部品認識カメラ15の上方の撮影領域を電子部品5が横切り、その通過タイミングに合わせて部品認識カメラ15により各電子部品5の撮影が行われる。そして、部品認識カメラ15より出力される各画像データは画像処理部115へ送られ、そこで、吸着ヘッド65による各電子部品5の吸着位置ずれが調べられる。
そして、吸着位置ずれがある場合には、上記移送の途中にて、各吸着ヘッド65ごとに電子部品5の吸着位置ずれを矯正する処理(R軸モータを駆動させ吸着ノズル66を回転させるなど)が行なわれる。
その後、電子部品5が目標となる実装位置(実装作業位置Gにて位置決めされた基板PK上の位置)に達したころで、吸着ヘッド65が下降操作され、この下降に伴い姿勢矯正後の各電子部品5が、基板PK上の実装位置に実装される。
このような処理が繰り返し行われることで、実装ブロック1に対する電子部品5の実装処理が進められ、その後実装ブロック2に対する電子部品5の実装処理が進められる。そして、実装ブロック2について電子部品5を実装処理が完了すると、次いで、実装ブッロク3、実装ブロック4のブロックフィデューシャルマークF31〜F42を撮影する処理が行われる。その後の処理は実装ブロック1、2における処理と同様であるので説明を割愛する。
そして、全実装ブロック1〜4について全ての電子部品5について実装処理が完了すると、基板PKの位置決めが解かれ、その後、搬送コンベア20が再駆動する。これにより、実装処理済み基板PKは図1における左方向に送られ、機外に搬出される。また、これと並行して部品未実装の新規基板PKが基台10上に搬入されることとなる。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図9によって説明する。実施形態1では、2つの基板認識カメラ71、75の各カメラ視野D1、D2の範囲内にブロックフィデューシャルマークFを同時に収めることが可能であるか判定する処理、及びそれに付随して撮影位置を変更する処理を、実装シーケンスの生成段階において実行するもの(実装シーケンスの最適化)を例示した。
これに対して、実施形態2のものは、上記判定する処理、及びそれに付随して撮影位置を変更する処理を実装シーケンスの実行段階において行うようにしたものである。
具体的に説明すると、実施形態2のものは、実施形態1にて説明した図6の(a)に示す基本実装シーケンスに従って処理が進められ、各ブロックフィデューシャルマークFの撮影が行われるときには、それに先立って、図9に示す同時撮影判定サブルーチンがその都度、読み出され、演算処理部111により実行される。
本基本実装シーケンスによれば、初回の撮影対象はブロックフィデューシャルマークF11であるから、ブロックフィデューシャルマークF11の撮影にあたり、まず、同時撮影判定サブルーチンが読み出される。
同時撮影判定サブルーチンが読み出されると、まず、S10にて撮影対象となるブロックフィデューシャルマークF11の基板PK上における位置が読み出される。そして位置の読み出しに続いて、S20にて、撮影対象となるブロックフィデューシャルマークF11について事前に撮影済みかどうか、演算処理部111により判定される。
ここでは、NO判定され、処理はステップ30に移行される。ステップ30では、実施形態1と同様のシミュレーションがなされ、2つの基板認識カメラ71、75の各カメラ視野D1、D2の範囲内にブロックフィデューシャルマークFを同時に収めることが可能であるか、否かが演算処理部111により判定される。尚、このとき、必要に応じて調整処理が行われる。シミュレーション、調整処理、判定の内容は実施形態1にて説明してあるので説明は割愛する。
ここでは、実施形態1にて説明したように、調整処理を行うことで、基板認識カメラ71のカメラ視野D1にブロックフィデューシャルマークF11を、基板認識カメラ75のカメラ視野D2にブロックフィデューシャルマークF21をそれぞれ含めることが出来るので、演算処理部111によりYes判定され、処理はS40に移行される。
S40では、同時撮影に撮影位置の変更を要する場合には、撮影位置が変更され、その後、両基板認識カメラ71、75によりブロックフィデューシャルマークF11、F21が同時撮影される。尚、S30にてNO判定された場合には、S50に移行し、通常通り撮影が行われる。
かくして、ブロックフィデューシャルマークF11の撮影に関する同時撮影判定サブルーチンは終了し、処理は基本実装シーケンスに戻ることとなる。
図6の(a)の基本実装シーケンスによれば、次に行われる処理は、ブロックフィデューシャルマークF12の撮影であるから、再び、同時撮影判定サブルーチンが読み出され、演算処理部111により実行される。これにより、S10〜S40の処理が順に実行されることで、2つの基板認識カメラ71、75により2つのブロックフィデューシャルマークF12、F22が同時撮影されることとなる。
その後、処理は基本実装シーケンスに戻り、今度は実装ブロック1についての実装処理が進められることとなる。実装ブロック1についての実装処理が一通り完了すると、次に、ブロックフィデューシャルマークF21、F22の撮影となり、再び同時撮影判定サブルーチンが読み出され、演算処理部111により実行される。
ここで、ブロックフィデューシャルマークF21、F22は既に撮影済みであるので、ブロックフィデューシャルマークF21についての同時撮影判定サブルーチンの実行時、ブロックフィデューシャルマークF22についての同時撮影判定サブルーチンの実行時の双方とも、S10の処理の後、S20でYES判定される。
そのため、両ブロックフィデューシャルマークF21、F22について、二度目の撮影が行われることなく、サブルーチンは終了する。その後、処理は基本実装シーケンスに戻り、次の処理、すなわち実装ブロック2についての実装処理が開始され、実装ブロック2について実装処理が進められる。
以上説明したように、実施形態2のものも実施形態1と同様に、基板実装シーケンスの過程にてブロックフィデューシャルマークF11、F21の組、ブロックフィデューシャルマークF12、F22の組の各組(ブロックフィデューシャルマークF31、F41の組、ブロックフィデューシャルマークF32、F42も同様)が両基板認識カメラ71、75により同時撮影され、しかも一旦撮影されたブロックフィデューシャルマークFは、その後撮影されない。
よって、実施形態1の場合と同様に、元は全8回であったブロックフィデューシャルマークFの撮影回数が全4回となり、実施形態1と同様の効果、すなわちブロックフィデューシャルマークFの撮影を効率よく行うことが出来、タクトタイムを短縮出来る。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)実施形態1、2では、基板PK上に付された基準マークの一例として、ブロックフィデューシャルマークを示したが、本発明の適用範囲は、一例として挙げたフィデューシャルマークの認識に限定されるものではなく、例えば、基板フィデューシャルマークの認識、ポイントフィデューシャルマーク、バットマークの認識への応用が可能である。尚、基板フィデューシャルマークというのは、基板の位置と角度ずれを検出するものであり、また、ポイントフィデューシャルマークというのは、特定の部品グループ、特定部品の位置と角度ずれを検出ものである。
また、バッドマークというのは、不良品識別のためのマークである。そして、本発明の認識した情報には「マッドマークFの有無が含まれ」、認識した情報に従って電子部品を実装するには、「バッドマークFの有無に従って当該実装ブロックに対する実装処理の適否を決めるもの」が含まれるものとする。
(2)実施形態1、2では、同時撮影が可能なように撮影位置を調整する一例として、撮影位置をX軸方向に調整するものを例示したが、調整方向はY軸方向であってもよく、またX軸方向、Y軸方向を複合的に調整してもよい。
(3)実施形態1では、撮影を予定する側の基板認識カメラが、いずれも認識カメラ71である例(具体的には、ブロックフィデューシャルマークF11、F12もいずれも、認識カメラ71にて撮影を予定した)を示したが、撮影を予定する側の基板認識カメラは任意に設定可能であり、例えば、撮影に伴うヘッドユニットの移動量が最短となるように撮影を予定する側の基板認識カメラを設定することも可能である。
(4)実施形態1では、基板認識カメラ71、75の各カメラ視野D1、D2の範囲内のそれぞれに、同一基板PKに付された複数のブロックフィデューシャルマークFが同時に収まるか否を判定するデータを、記憶装置112に記憶させておき、判定を行うにあたり、これらのデータを記憶装置112から読み出す構成をとった。しかし、これらのデータは、判定を行うまでに表面実装機1にて取得出来ればよく、例えば、ネットワークを通じて外部装置からデータを受け取るか、或いはメディアを介して受け取るなどしてもよい。
尚、判定するためのデータとは「基板認識カメラ71、75のカメラ視野D1、D2の広さ、両カメラのカメラ間距離Lcなど基板認識カメラ71、75に関するカメラデータ、基板PKの基板サイズ、実装ブロック数、基板PKに実装される電子部品の実装位置(XY座標)、基板PK上に付された各フィデューシャルマークFの形状、各フィデューシャルマークFの大きさ、各フィデューシャルマークFの位置(XY座標)など基板PKに関するデータ」などである。
実施形態1に適用された表面実装機の平面図 ヘッドユニットの支持構造を示す図 プリント基板の平面図 表面実装機の電気的構成を示すブロック図 両基板認識カメラのカメラ視野、及びカメラ間距離を示す図 (a)基本実装シーケンスを示す図 (b)最適化後の実装シーケンスを示す図 調整動作を示す図 両基板認識カメラのカメラ視野の範囲内に、ブロックフィデューシャルマークがそれぞれ収まった状態を示す平面図 実施形態2に適用の、同時撮影判定サブルーチンの具体的な処理の内容を示すフローチャート図
符号の説明
1…表面実装機
10…基台
20…搬送コンベア(本発明の「搬送装置」に相当)
28…フィーダ
30…部品搭載装置
45…Y軸ボールねじ軸(本発明の「駆動軸」に相当)
55…X軸ボールねじ軸(本発明の「駆動軸」に相当)
57…X軸モータ
59…エンコーダ
60…ヘッドユニット
65…吸着ヘッド
71…基板認識カメラ
75…基板認識カメラ
111…演算処理部(本発明の「判定手段」、「調整手段」、「制御手段」に相当)
112…記憶装置
D1、D2…カメラ視野
Lc…カメラ間距離
PK…基板
F11〜F42…ブロックフィデューシャルマーク(本発明の「基準マーク」に相当)
B…電子部品

Claims (4)

  1. 基台と、複数個の基準マークが予め付された基板を前記基台上に搬入する搬送装置と、吸着ヘッドを昇降可能に支持するヘッドユニットと、前記ヘッドユニットに設けられた複数個の基板認識カメラと、駆動軸を有し前記ヘッドユニットを前記基台上にて水平方向に移動させるヘッド駆動手段とを備えた表面実装機を用いた電子部品実装方法であって、
    (1)前記各基準マークの位置と、前記複数の基板認識カメラ間のカメラ間距離と、各基板認識カメラのカメラ視野の広さとに基づいて、前記複数個の基板認識カメラの各カメラ視野の範囲内に前記基準マークが同時に収まるか否かを判定し、
    (2)前記複数個の基板認識カメラの各カメラ視野の範囲内に前記基準マークが同時に収まる場合には、前記複数個の基板認識カメラにより前記複数個の基準マークを同時に撮影し、
    (3)前記撮影により得られた各画像データに基づいて各基準マークを認識し、認識した情報に従って前記基台上の基板に対し前記吸着ヘッドにより電子部品を実装することを特徴とする電子部品実装方法。
  2. 前記判定を行うにあたり、前記基準マークに対する前記基板認識カメラのカメラ視野の相対的な位置関係を調整する調整処理を行うようにしたことを特徴とすることを特徴とする請求項1に記載の電子部品実装方法。
  3. 基台と、
    複数個の基準マークが予め付された基板を前記基台上に搬入する搬送装置と、
    吸着ヘッドを昇降可能に支持するヘッドユニットと、
    駆動軸を有し前記ヘッドユニットを前記基台上にて水平方向に移動させるヘッド駆動手段と、
    前記ヘッドユニットに設けられた複数個の基板認識カメラと、
    前記各基準マークの位置、前記複数の基板認識カメラ間のカメラ間距離、各基板認識カメラのカメラ視野の広さに基づいて、前記複数個の基板認識カメラの各カメラ視野の範囲内に前記基準マークが同時に収まるか否かを判定する判定手段と、
    前記ヘッド駆動手段を制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は前記判定手段により前記複数個の基板認識カメラの各カメラ視野の範囲内に前記基準マークが同時に収まると判定された場合には、
    前記ヘッド駆動手段を介して前記ヘッドユニットを前記基台上にて水平移動させることにより、前記複数個の基板認識カメラの各カメラ視野の範囲内に前記基準マークが同時に収まる位置に前記複数個の基板認識カメラを移動させ、前記複数個の基板認識カメラにより前記複数個の基準マークを同時に撮影させることを特徴とする表面実装機。
  4. 前記判定を行うにあたり、前記基準マークに対する前記基板認識カメラのカメラ視野の相対的な位置関係を調整する調整手段を設けたことを特徴とする請求項3に記載の表面実装機。
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