JP2009169766A - 電子クーポンシステム、そのサーバ、クーポン発行端末、クーポン利用・回収端末、プログラム - Google Patents

電子クーポンシステム、そのサーバ、クーポン発行端末、クーポン利用・回収端末、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】クーポンの発行数量を限定し、且つクーポンが有効に利用されないケースが発生する可能性を極めて低くすることができる。
【解決手段】各クーポン発行端末2は、会員カード(非接触型ICカード)を所有する任意の利用者に対して、クーポンを発行する。利用者が精算を行う場合、クーポン利用・回収端末4においてクーポンの利用に係る処理が行われるが、利用されないクーポンは回収され、利用/回収結果はクーポンサーバ3に通知される。クーポンサーバ3は、各クーポンの発行可能最大数、発行/利用/回収状況を一元管理しており、例えば、回収結果に応じて更新された発行可能クーポン残数を各クーポン発行端末2に通知する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子クーポンシステムに関する。
商品の特別価格での提供、割引、ポイント割り増し等、商品購入時に利用者に利益を供与するためのクーポンは、印刷された広告媒体、Webサイト画面のプリントアウト、携帯電話サイトのクーポン情報ダウンロード等、様々な方法で提供されている。これらのクーポンの目的は、クーポンを利用することによって提供されるサービスによって、利用者が対象商品の購入意欲を向上させ、商品購入へ結びつけるものである。さらに、クーポン利用による購入効果の分析によって、より効率的なサービスレベルの見極め等を行い、費用対効果の適正化にも繋がる。
一般的にクーポンは、印刷の広告媒体で提供する場合は、その配布地域内の居住者や、配布地域に勤務している、あるいはたまたま当該地域を通過する不特定多数の通行人に対して配布される。これらの方法によるクーポン提供は、クーポンが利用可能な店舗が営業している地域に関係する人々に提供することが可能であるが、配布されたクーポンに興味のない人も含めて一様に配布されることになる。
一方、インターネット環境から提供されるクーポンは、そのクーポンに興味を持った人だけがそれを入手するためのアクションを起こすが、インターネット環境を持たない、特に高齢者では入手することが出来ず、限定された人にしか提供できないのが現状である。電子クーポンの場合、一般的にPC(パソコン)や携帯電話によるWebアクセスが必要なため、こう言った点で対象商品によっては、その効果が期待出来ない場合が多い。
クーポンは以上のように、より多くの顧客をクーポン利用によって提供されるサービスの魅力によって集めることを主たる目的するが、その他にリピータとして店舗を利用してもらうための、会員獲得のキッカケとする場合もある。会員になることで魅力的なサービスが受けられるクーポンを取得する機会を得られることで、より多くの会員を獲得し、継続的に来店してもらったり、顧客の利用動向、嗜好を把握して、販売戦略の立案に利用することも可能となる。
一方、いずれのクーポンも不特定多数の人々に提供される機会を与えるため、その配布数量を限定することが出来ず、想定以上の人数がクーポンを利用することにより、商品が足りなくなったり、想定以上に多くのサービスを提供することが必要になったりすると言う問題がある。
これに対して数量を限定してクーポンを提供した場合、配布したクーポンが利用されないままクーポン利用期間が終わってしまい、クーポンが有効に利用されないケースが発生する。
ここで、特許文献1の発明では、クーポンが有効に利用されるように、配布したクーポンの有効期限が切れる前に、クーポン取得者に対してメール等で連絡を行うことで、クーポン利用を促進することが提案がされている。
また、数量を限定して特価商品を販売する場合には、数量を限定した特価値札を商品に貼り付ける場合が一般的である。
特開2002−109005号公報
特許文献1の発明の場合、クーポン利用を促進する効果は期待出来るが、クーポンを限定数量で提供するための仕組みではないため、想定以上の多くのサービスを提供する必要になると言うリスクを回避出来るわけではない。
一方、従来より行われている数量限定した特価値札による販売方式は、クーポンの一方の目的である会員向けの特別なサービスには利用しにくい。すなわち、会員以外が対象値札のついた商品を購入することを制限することは著しく困難である。会員以外でも特価品の購入が可能であれば、会員となるメリットは低くなり、目的とした会員獲得の目的は達成出来ない。会員以外が購入する場合には定価で販売したとしても、会員以外に購入された数量分は、特価値札のついた商品を再投入する必要が生じてくるため、店舗の商品供給のための手間は非常に大きくなる。
本発明の課題は、ICカード等を利用して電子データとしてクーポンを発行する電子クーポンシステムであって、クーポンの発行数量を限定したうえで、任意の利用者に発行したクーポンが利用されなかった場合にはこれを回収して他の利用者に発行可能とすることで、想定以上の多くのクーポンサービスを提供することになるリスクを回避出来ると共にクーポンが有効に利用されるようにでき、更に会員のみが自己のICカードによりクーポン発行を受けることができるようにすることで、会員向けの特別なサービスを実現できる電子クーポンシステム、そのサーバ、端末、プログラム等を提供することである。
本発明の第1の電子クーポンシステムは、ICカードを利用して電子データとしてクーポンを発行する電子クーポンシステムであって、各種クーポンを発行する各クーポン発行端末と、精算所のPOSレジに接続されたクーポン利用・回収端末と、サーバとがネットワークに接続された構成とし、前記各クーポン発行端末は、任意の前記ICカードが使用されると、クーポン発行可能な状態であれば該ICカードのカードIDを読み出して前記サーバに送信して登録させる第1のクーポン発行手段を有し、前記クーポン利用・回収端末は、任意の前記ICカードが使用されると該ICカードのカードIDを読み出して前記サーバに送信して、該サーバから返信されてくるクーポン情報を受信・取得するクーポン情報取得手段と、前記POSレジから購入商品情報を取得する購入商品情報取得手段と、前記取得したクーポン情報と前記購入商品情報とに基づいて、該クーポン情報のクーポンが利用クーポンか回収クーポンかを判別し、利用クーポンについてはそのクーポン情報に応じた処理を前記POSレジに実行させるクーポン判別・利用手段と、該クーポン判別・利用手段による前記判別結果を前記サーバに送信する判別結果送信手段とを有し、前記サーバは、予め各クーポン種別毎にその特典情報を含む前記クーポン情報を記憶するクーポン情報記憶手段と、前記各クーポン種別毎に対応して設けられ、予め決められている所定の規定数まで前記カードIDを登録できると共に該各登録カードIDに対応付けて利用済/未利用を示す利用状況情報を記憶する、複数のクーポン管理情報記憶手段と、任意の前記クーポン発行端末から前記第1のクーポン発行手段により任意のカードIDが送られてくると、該カードIDを新規登録可能である場合には該カードIDを送信元のクーポン発行端末のクーポン種別に対応する前記クーポン管理情報記憶手段に登録すると共に対応する前記利用状況情報を未利用とする第2のクーポン発行手段と、任意の前記クーポン利用・回収端末の前記クーポン情報取得手段から前記カードIDが送られてくると、該カードIDを用いて前記各クーポン種別毎の各クーポン管理情報記憶手段を検索することで、該カードIDが登録されている全てのクーポン種別の前記クーポン情報を前記クーポン記憶手段から読み出して、該クーポン情報を前記送信元のクーポン利用・回収端末に返信するクーポン情報送信手段と、前記クーポン利用・回収端末の前記判別結果送信手段からの前記判別結果に基づいて、前記クーポン管理情報記憶手段において、前記利用クーポンについては前記利用状況情報を利用済とし、前記回収クーポンについては登録を抹消することで該クーポンを回収するクーポン管理情報更新手段とを有する。
上記構成の電子クーポンシステムでは、カードIDが登録されることを以ってクーポン発行と見做されるシステムとし、予め決められている所定の規定数までしか登録できないと共に、利用されなかったクーポンすなわち回収クーポンに係るカードIDを登録抹消することで、実質的に、この回収されたクーポンを他の利用者に使用させることが可能となる。よって、想定以上の多くのクーポンサービスを提供することになるリスクを回避出来ると共にクーポンが有効に利用されないケースが発生する可能性を極めて低くすることができる。
上記電子クーポンシステムにおいて、例えば、前記サーバは、任意のクーポン種別に係る前記クーポン管理情報記憶手段における登録数が前記規定数に達した場合には、該クーポン種別に対応する前記クーポン発行端末に対して規定数到達を通知することで、該クーポン発行端末を前記クーポン発行可能な状態からクーポン発行停止状態にし、その後、前記回収クーポンに応じた登録抹消により前記登録数が前記規定数未満となったら発行可能を通知することで該クーポン発行端末を再び前記クーポン発行可能な状態にする第1の通知手段を更に有する。
あるいは、例えば、前記サーバは、各クーポン種別に係る前記各クーポン管理情報記憶手段毎に、その前記規定数と登録数とに基づいて求められる発行可能クーポン残数を、そのクーポン種別に対応する前記クーポン発行端末へ通知する第2の通知手段を更に有し、前記クーポン発行端末は、該通知された発行可能クーポン残数を表示する表示手段と、該通知された発行可能クーポン残数が0の場合には前記クーポン発行可能な状態からクーポン発行停止状態に移行する発行停止手段とを有するように構成してもよい。
また、例えば、前記ICカードは会員カードであり、前記カードIDは会員番号である。
この様に、クーポン発行対象者を会員のみに限定することで、会員向けの特別なサービスを実現できる。
また、例えば、前記ネットワークには更にクーポン回収専用端末が接続され、該クーポン回収専用端末は、任意の前記ICカードが使用されると該ICカードのカードIDを読み出して前記サーバに送信するカードID送信手段を有し、前記サーバは、該クーポン回収専用端末からカードIDが送信されてきた場合には、該カードIDが登録されている全てのクーポン管理情報記憶手段において該カードIDの登録を抹消する。
クーポン発行された利用者が、商品を購入しないで店舗から出ようとする場合、レジを通過しないことからクーポン利用・回収端末によるクーポン回収ができない可能性がある。これより、この様な利用者からクーポン回収する為の端末として上記クーポン回収専用端末を設けるようにしてもよい。
また、本発明の第2の電子クーポンシステムは、ICカードを利用して電子データとしてクーポンを発行する電子クーポンシステムであって、各クーポンを発行する各クーポン発行端末と、精算所のPOSレジに接続されたクーポン利用・回収端末と、サーバとがネットワークに接続された構成とし、前記各クーポン発行端末は、任意の前記ICカードが使用されると、クーポン発行可能な状態であれば該ICカードにクーポン情報を書き込むことでクーポン発行するクーポン発行手段と、該クーポン発行手段によりクーポン発行する毎にクーポン発行枚数をインクリメント/デクリメントし、前記サーバからクーポン回収状況の通知がある毎に該クーポン発行枚数から該通知に基づく数だけ減算/加算するクーポン発行枚数更新手段と、前記クーポン発行枚数と予め設定される所定の規定枚数とを比較して、該クーポン発行枚数が該規定枚数に達した場合には、前記クーポン発行可能な状態からクーポン発行停止状態に移行し、その後、前記クーポン回収状況の通知により該クーポン発行枚数が該規定枚数未満となったら再び前記クーポン発行可能な状態に移行する発行可能/不可管理手段とを有し、前記クーポン利用・回収端末は、任意の前記ICカードが使用されると該ICカードから前記クーポン情報を読み出すクーポン情報読出手段と、前記POSレジから購入商品情報を取得する購入商品情報取得手段と、前記読み出したクーポン情報と前記購入商品情報とに基づいて、該クーポン情報のクーポンが利用クーポンか回収クーポンかを判別し、利用クーポンについてはそのクーポン情報に応じた処理を前記POSレジに実行させるクーポン判別・利用手段と、該クーポン判別・利用手段による前記判別結果を前記サーバに送信する判別結果送信手段とを有し、前記サーバは、前記クーポン利用・回収端末の前記判別結果送信手段からの前記判別結果に基づいてクーポン発行端末に前記クーポン回収状況の通知を行うクーポン回収状況通知手段を有する。
本発明の電子クーポンシステム、そのサーバ、端末、プログラム等によれば、ICカード等を利用して電子データとしてクーポンを発行する電子クーポンシステムであって、クーポンの発行数量を限定したうえで、任意の利用者に発行したクーポンが利用されなかった場合にはこれを回収して他の利用者に発行可能とすることで、想定以上の多くのクーポンサービスを提供することになるリスクを回避出来ると共にクーポンが有効に利用されるようにできる。更に、会員のみが自己のICカードによりクーポン発行を受けることができるようにすることで、会員向けの特別なサービスを実現できる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
上述した課題を解決するために、本例では、ICカード等を利用して電子データとしてクーポンを発行する電子クーポンシステムを用いる。そして、本例の電子クーポンシステムでは、店舗内の各所にクーポン発行端末2を設置し、発行数量を限定して電子クーポンを発行し、発行されたクーポンが店舗内で利用されなかった場合には回収し、回収したクーポンはクーポン発行端末2で再発行するシステムとする。更に、クーポン発行対象は会員が保有している特定のICカード(会員カード)に限定してもよい。
これにより、電子クーポンは数量限定・会員限定で提供することが可能となり、会員向けの特典を確実に提供することで、さらなる会員数の増加とそれに伴う販売戦略分析の元となるデータを取得することも可能となり、店舗の収益向上に寄与することが可能となる。
尚、クーポン発行対象は必ずしも会員カードに限定するものではない。対象を会員に限らない場合でも、上記「クーポンの発行数量を限定したうえで、任意の利用者に発行したクーポンが利用されなかった場合にはこれを回収して他の利用者に発行可能とすることで、想定以上の多くのクーポンサービスを提供することになるリスクを回避出来ると共にクーポンが有効に利用されないケースが発生する可能性を極めて低くすることができる」という効果は得られる。
図1は、本例の電子クーポンシステムのシステム構成図である。
本構成例の電子クーポンシステムは、スーパーマーケット等の店舗内で、各利用客が自己が購入する商品を買い物カゴに入れ、精算所のPOSレジで精算処理を一括して行う形式の店舗内に構築されることを想定している。
図示の電子クーポンシステムは、店舗内の各所に設置される複数のクーポン発行端末2と、店舗内の精算所の不図示のPOSレジ端末毎に設けられ当該POSレジ端末に接続される各クーポン利用・回収端末4と、クーポンサーバ3とが、店舗内ネットワーク1(LAN等)に接続されており、相互にデータ送受信可能な構成となっている。また、更に、クーポン回収専用端末5が店舗内ネットワーク1に接続された構成としてもよい。これは、買物をしないで帰る顧客用に(つまり、精算所と通らずに店舗外に出ようとする顧客用に)、不要となったクーポンを回収するための専用回収端末である。
クーポン発行端末2は、本例ではそれぞれが特定のクーポン種別のクーポンを発行するものであり、図示の例では、クーポンA,B,Cそれぞれを発行する3台のクーポン発行端末2を示してある。尚、この例に限らず、1台で複数のクーポン種別を扱うようにしてもよい。
各クーポン発行端末2は、その端末2で扱うクーポンの対象商品の近傍に設置されていることが望ましく、利用客は当該商品を購入するために商品を買い物カゴに入れる際等に、自身が持っている会員カード9(ここでは非接触型ICカードを用いた会員カード)で、近傍のクーポン発行端末2にアクセスしてクーポンを入手する。
その後、利用者が、上記精算所のPOSレジに接続されているクーポン利用・回収端末4で同様にして会員カードを使用することで、購入した商品に対応したクーポンが発行されていれば、このクーポンによる特典(値引きや特別ポイント付与等)のサービスが提供され、クーポンは発行されていたが対応する商品が購入されていなかった場合には、未使用のままクーポンは回収される。
一方、クーポンは取得したが一切買物をしないで店を出る利用客用に、未使用クーポンを回収するために上記専用端末5を設け、クーポンの回収を行う。買物を行わない利用客に対してクーポン回収専用端末5を利用させるための仕組みとしては、例えば精算所を通らないで店舗外に出る場合には、専用通路を通り、そこでクーポン回収専用端末5を利用しないと出られないようにゲートを設けたり、クーポン発行時に会員カード内のポイント等を減算することで、クーポン回収と引き換えに減算されたポイントを返却する運用とすることで、利用者のクーポン返却意識を促進する、等の仕組みが考えられる。
クーポンサーバ3は、DB(データベース)3aを有しており、DB3aには、各クーポン種別毎に管理DBファイルが存在する。これにより、クーポンサーバ3は、クーポン種別毎に発行先カードID(会員番号等)、利用状況等の管理を行う。
図2は、クーポン発行端末2の内部構成例である。本構成例では、会員カード9は非接触型ICカードを想定しており、利用客は、クーポンを取得する場合には、クーポン発行端末2のカード通信アンテナ17に自己の会員カード9をタッチすることで、クーポン発行を受けることが可能となる。
このクーポン発行に関しては、ここでは、会員カード9にクーポン情報を書き込むことでクーポン発行する形態(後述する実施例2)と、クーポン情報を書き込まずに会員カード9からそのカード情報を読み出してクーポンサーバ3に登録することで、この会員カード9に対してクーポンを発行したものとして管理する形態(後述する実施例1)とがある。
尚、上記カード情報には、利用者を識別する為の情報であるカードIDが含まれる。このカードIDは、クーポン発行対象を会員に限定する形態の場合には、会員カード9の所有者に対して入会時に任意に割り当てられる会員番号等であり会員カード9に登録されている。但し、既に述べてあるように、本手法は、必ずしも会員限定サービスに限るものではないので、この様な場合には、上記カードIDは、非接触型ICカード毎に予め設定されている固有のカード識別情報等である。
尚、上記のことから、会員カード9は、必ずしも会員用のカードを意味するものではないものとする。また、尚、カード情報(上記カードID含む)は当然、会員カード9内の不図示のメモリに記憶されている。
上記のように、会員カード9は、基本的には、所定の入会手続きを経て入会した会員のみが所有できるものであり、例えば入会時に会員に渡される。尚、その際、上記カードIDに対応付けてこの会員の個人情報をサーバ等に登録してもよい。あるいは、会員が入会時に既に一般的な非接触型ICカードを持っている場合には、このICカードに上記会員番号を記憶させることで(更に所定の情報(不正利用検出の為の情報等)も記憶させてもよい)、このICカードを会員カード9として利用可能としてもよい。
図2に示すクーポン発行端末2は、CPU11、プログラムメモリ12、データメモリ13、通信制御部14、センタ接続I/F15、RW装置16、アンテナ17、表示機能制御部18、及び表示部19を有する。
非接触型ICカード(会員カード9)との通信制御を行うRW(リーダライタ)装置16と、これに付随する、会員カード9との無線通信を行なうアンテナ17とにより、会員カード9がアンテナ17に接近(タッチ等)されると、会員カード9との間でデータ送受信を行って、上記クーポンの発行を行う。
また、表示部19は液晶ディスプレイ等であり、表示機能制御部18は、利用者に発行されるクーポンに関する各種情報等を表示部19に表示する。すなわち、表示機能制御部18による制御により、表示部19には、本クーポン発行端末2で発行するクーポン対象商品の説明、クーポンで受けられるサービスの内容、発行可能クーポンの残数、クーポン利用に関する規約(1人1枚、利用しない場合は回収される旨の通知、クーポンの有効期間、利用も回収もされなかった場合は10ポイント減算される等の注意事項等)が表示される。
また、会員カード9がタッチされてクーポンが発行された場合に、その発行操作に関するガイダンス表示等も行なわれることを想定しており、表示部19としてはLCD表示器相当の表示機能を有する表示媒体が望ましい(タッチパネル等)。
プログラムメモリ12には、例えば後述する図7、図11のフローチャートの処理をCPU11に実行させる為の所定のアプリケーションプログラムが格納されている。また、データメモリ13は、各種設定情報・動作記録等を保存するためのメモリである。
CPU11は、上記プログラムメモリ12に格納されている所定のアプリケーションプログラムを読出し・実行することにより、例えば後述する図7や図11のフローチャートの処理を実現する中央処理装置(演算プロセッサ)である。
データメモリ13には、この処理に必要なデータ(特に後述する実施例2の場合にはクーポン情報そのものや、規定枚数、発行クーポン数など)や上記表示部19に表示させる上記各種メッセージのデータ等が格納される。クーポン情報には、このクーポンによって利用者に与えられる特典の情報(割引率、ポイント付与等)や、当該クーポンによる割引等の優遇措置の対象となっている商品の識別情報等が含まれる。
尚、POSレジにおいて商品に付与されたバーコードを読み取る場合には、一般的に、このバーコード情報にはその商品の識別情報が含まれている。
その他、外部インタフェースとして、店舗内ネットワーク1経由でクーポンサーバ3と接続するためのセンタ接続I/F15及びその通信制御部14が備えられている。
図3は、本例のクーポン利用・回収端末4の内部構成例である。本端末4も発行端末2と同様に会員カード9には非接触型ICカードが利用されることを想定している。
図3に示すクーポン利用・回収端末4は、CPU21、プログラムメモリ22、データメモリ23、通信制御部24、センタ接続I/F25、RW装置26、アンテナ27、表示機能制御部28、表示部29、精算用POS連携制御部30、及びPOS接続I/F31を有する。
クーポン利用・回収端末4も、基本的にはクーポン発行端末2と略同様の構成となっており、構成的には不図示の精算のためのPOSレジ端末と接続するPOS接続I/F(インタフェース)31、及びPOSレジ端末との通信を行うための精算用POS連携制御部30が追加されている点が異なる。よって、通信制御部24、センタ接続I/F25、RW装置26、アンテナ27、表示機能制御部28は、通信制御部14、センタ接続I/F15、RW装置16、アンテナ17、表示機能制御部18と同じであってよく、ここでは特に説明しない。
但し、プログラムメモリ22に格納されているアプリケーションプログラムやデータメモリ23に格納される各種データは、プログラムメモリ12、データメモリ13とは異なる。よって、CPU21で実行される処理内容は、クーポン発行端末2とは異なる。
また、表示部29に表示される表示内容も、表示部19とは異なる。すなわち、本表示部29では、利用客が取得したクーポンの一覧と、利用可能なクーポン(そのクーポンの対象商品が購入されたもの)、回収されるクーポン(そのクーポンの対象商品が購入されなかったもの)等が表示され、充分な表示領域があれば、利用客がクーポンによって享受された特典等も表示することが可能となる。
以下に説明するクーポン利用・回収端末4による処理は、基本的に、上記CPU21が上記プログラムメモリ22に格納されているアプリケーションプログラムを実行することにより実現される処理である。
クーポン利用・回収端末4は、利用者が自己の会員カード9をアンテナ17に翳すと(タッチすると)、この会員カード9に記憶されている情報を読み出す(実施例1の場合にはカードID等。実施例2の場合にはクーポン情報等。更に実施例1の場合には取得したカードID等によりクーポンサーバ3からクーポン情報を取得する)。
その後、上記POSレジ端末において利用者が購入した商品の商品情報の取得(バーコード等による)等が行われるが、精算が行われる前に(各商品の金額が決定される前に)、クーポン利用・回収端末4は、POS接続I/F31及び精算用POS連携制御部30によってPOSレジ端末との通信を行ない、精算対象となっている商品情報(購入商品情報)を取得する。
そして、この購入商品情報と上記クーポン情報とに基づいて、購入商品のなかにクーポン対象となっている商品があるか否かを判定し、該当する商品がある場合には(つまり、クーポン対象の商品を利用者が購入している場合)、その商品情報(識別情報)やクーポン情報における特典情報(割引率等の情報)を、POS接続I/F31及び精算用POS連携制御部30によってPOSレジ端末に返信する。これより、このクーポンは使用されたものとされる。
この返信を受けたPOSレジ端末は、精算に際してはクーポン使用対象商品については特典付与(割引やポイント付与等)の処理を行うことになる。
上記基本的な処理の合間に、表示部29に、必要な情報を表示して、場合によっては利用者に入力させてもよい。つまり、クーポン情報の表示や、上記該当する商品があった場合にはクーポンを使用するか否かの確認の為の表示を行い、OK/NGを入力させる等してもよい。
また、上記処理によって、利用者が取得していたが使用されなかったクーポンの有無も判断が可能となる。これより、使用されなかったクーポンは回収する。尚、回収されるクーポンが存在する場合には、表示部29により(図示していないが場合によっては音声案内も交えて)、クーポンが回収されることを利用者に通知し、利用者の同意を得てからクーポンを回収する運用も想定される。勿論、同意を得る必要なく強制的にクーポン回収するようにしてもよい。
クーポン利用・回収端末4は、クーポンを回収した場合、回収したクーポンに関する情報を(上記使用されたクーポンの情報と共に)、通信制御部24、センタ接続I/F25により店舗内ネットワーク1を経由して、クーポンサーバ3に通知する。尚、回収するクーポンが無い場合には、上記使用されたクーポンの情報のみを通知する。
図4は、実施例1におけるクーポン発行端末2とクーポンサーバ3の概略的動作例を示す図例である。
本例では上記カードID=‘123’の会員カード9がクーポン発行端末2で利用された場合の、クーポン発行端末2とクーポンサーバ3間の情報交換と、クーポンサーバ3内の上記DB3aに格納されるクーポン管理DBファイル40内のデータの一例を示している。
クーポンサーバ3内のDB3aには、各クーポン種別毎に管理DBファイルが存在する。ここでは上記のようにクーポン種別A,B,Cの3種類のクーポンがあるものとし、それぞれに対応して図示のクーポンA管理DBファイル40a、クーポンB管理DBファイル40b、クーポンC管理DBファイル40cが、DB(データベース)3aに記憶されている。
各管理DBファイル40a〜40cのデータ格納形式は同じである。すなわち、クーポン発行先カードID41とクーポン利用済フラグ42とから成る。これにより、クーポン種別毎に、クーポン発行した会員カード9、その利用状況等の管理が行われている。この管理によってクーポンサーバ3は、クーポンの発行状況、利用状況、発行可能クーポンの残数等を把握している。
尚、各クーポン種別毎に、発行できるクーポンの最大数が予め決められて記憶されており、上記管理DBファイル40を参照することで、発行可能クーポン残数を求めることができる。
クーポンサーバ3は、任意のクーポン種別に係る上記発行可能クーポン残数に変化があった場合には、このクーポン種別に係るクーポン発行端末2に対して、発行可能クーポン残数を通知する。これにより、クーポン発行端末2は、常時、最新の発行可能クーポン残数を表示することが可能となっている。
また、クーポン発行端末2は、発行可能クーポン残数が‘0’になったときには、残数が所定数以上(少なくとも‘1’以上)になるまでの間、クーポンの発行を停止するようにしてもよい。つまり、例えばモードとしてクーポン発行可能状態とクーポン発行停止状態とがあるものとすると、通常時はクーポン発行可能状態であるが、発行可能クーポン残数=‘0’が通知されてきた場合には、クーポン発行可能状態からクーポン発行停止状態に移行する。クーポン発行停止状態では、たとえ利用者が上記表示に気付かずに自己の会員カード9をタッチしても、何も処理は行わない(カード情報の読出し自体、行わない)。尚、「クーポン発行できません」等の表示を行うようにしてもよい。
その後、通知されてくる発行可能クーポン残数が所定数以上(例えば‘1’以上)となったら、上記クーポン発行停止状態から再びクーポン発行可能状態に移行する。
尚、この様な例に限らず、例えば後述する図7、図8のように、クーポンサーバ3が、クーポン発行可能な状態か否かを判定して、クーポン発行端末2に通知するようにしてもよい。
尚、図4に示す例(後述する図5、図6に示す例も同様)は、クーポン情報、その管理情報をクーポンサーバ3で一元管理する実施例(実施例1とする)を示すものである。この例に限らず、クーポン情報をクーポンサーバ3で管理しない例(実施例2とする;尚、この場合、クーポン発行端末2はクーポン情報を各会員カード9に書き込むことになる)等もあってよい。実施例2については後に説明し、まず、実施例1について、当該図4、及び図5〜図9を参照して説明するものとする。
図4の例において、上記カードID=‘123’の会員カード9が、例えばクーポンA発行端末2に対して使用されると、本実施例1では、クーポンA発行端末2は、会員カード9からデータを読み取って、当該会員カード9のカードID=‘123’を取得し、これをクーポンサーバ3に通知する。尚、その際、例えば、当該クーポンA発行端末2の端末IDも通知したりクーポン種別の識別情報を通知することで、クーポンサーバ3はクーポン種別Aに係る通知であることを認識できる。
これより、クーポンサーバ3は、クーポンA管理DBファイル40aを検索し、ID=‘123’がまだ登録されていなければ登録を行い、この登録を以ってクーポンAをID=‘ 123’の会員カード9に対して発行したものとして管理する。この場合、更にクーポンサーバ3は、クーポンA発行端末2に対して、ID=‘123’の会員カード9に対してクーポンAが発行されたことを示す応答と、クーポンAの発行可能クーポン残数を通知する。
この応答・通知を受けたクーポンA発行端末2は、クーポンAの発行可能クーポン残数の表示内容を更新すると共に(残数は常に表示している)、ID=‘123’の会員カード利用者に対して、クーポンAを付与した旨を通知する(表示する)。尚、この際、上記実施例2の場合には、利用者の会員カード9に対して実際にクーポンAのクーポン情報(上記特典情報や対象商品等)を書き込むことになるが、実施例2については後に説明する。
一方、上記検索の結果、既にクーポンA管理DBファイル40aにID=‘123’が登録されていた場合には、クーポンサーバ3は、その旨をクーポンA発行端末2に通知する。この通知を受信したクーポンA発行端末2は、会員カード9(ID=‘123’)の利用者に対して、クーポンAが既に発行済みである旨を通知する(表示する)。
同カード9が続けてクーポンC発行端末2で使用された場合にも同様に、クーポンC発行端末2は、使用された会員カード9のカードID等を読み出して、このカードID(ID=‘123’)をクーポンサーバ3に対して通知し、クーポンサーバ3は、クーポンC管理DBファイル40cの登録状況に応じた応答を、クーポンC発行端末2に返信する。
以上のような仕組みによって、会員カード9に対して各種クーポンが発行され、クーポンサーバ3にてその発行状況を一元管理することが可能となる。
尚、図4に示したものは一例であり、この例に限らない。例えば、上記発行可能クーポン残数の通知/表示は必ずしも行う必要はない。但し、上記発行可能クーポン残数が‘0’の状況では、該当するクーポン発行端末2でのクーポン発行を停止させなければならないし、更にその後にクーポン回収が行われた結果、上記発行可能クーポン残数が所定数以上(例えば‘1’以上)になったら、該当するクーポン発行端末2でクーポン発行を再開させるようにする必要があるので、その為の通知は行う必要がある。
上記発行可能クーポン残数をクーポン発行端末2に通知する例では、この通知に基づいて各クーポン発行端末2が上記停止/再開の判定を行うが、この例に限らず、例えばクーポンサーバ3で上記停止/再開の判定を行って、判定結果をクーポン発行端末2に通知するようにしてもよい。また、上記停止/再開の判定をクーポンサーバ3で行うが、クーポンサーバ3は更に上記発行可能クーポン残数の通知も行い、クーポン発行端末2は発行可能クーポン残数の表示は行うようにしてもよい。
図5は、クーポン利用・回収端末4とクーポンサーバ3の概略的動作例である。
これは、特に、図4にて示した会員カード9に対して発行されたクーポンが、クーポン利用・回収端末4で利用・回収される際の、端末4とサーバ3における処理を示した例である。
本例では、上記のようにクーポンA、Cを取得したが、クーポンCの対象商品Cのみを購入した利用者(ID=‘123’)が、精算を行うためにPOSレジ8と、これに接続されたクーポン利用・回収端末4の設置された精算所にて支払を行う場合の処理を示している。
ID=‘123’の会員カード9がクーポン利用・回収端末4で使用されると、端末4は使用された会員カード9のID=‘123’を読み出してクーポンサーバ3に通知して、当該会員カード9が取得しているクーポンを問い合わせる。クーポンサーバ3は、この会員カード9に対して発行済みの(且つ未利用の)クーポンがある場合には、当該発行済みの全てのクーポンについてそのクーポン情報(上記特典情報や対象商品等)をクーポン利用・回収端末4に返信する。尚、後述する実施例2の場合には、カード9に記録されているクーポン情報を全て読み出す。
クーポン利用・回収端末4は、ID=‘123’の会員カード9の利用者が取得しているクーポンに関する上記クーポン情報を得ると、POSレジ8と連携して、取得したクーポンの対象商品を利用者が購入しているか否かを確認する。
本例のように上記利用者が取得したクーポンA,Cに対して、クーポンCの対象商品Cのみが購入されていた場合は、クーポンCのクーポン情報に含まれる上記特典情報に基づき、クーポンCによって利用客に享受される特典内容を端末4の表示部29に表示して、特典内容が商品金額の値引き等、POSレジ8との連携が必要な内容の場合には、その旨をPOSレジ8に対して通知して、減額等の精算処理をPOSレジ8に依頼する。
一方、本例では、クーポンAの対象商品は購入されていないので、クーポンAの回収処理を実行する。これは、店舗の運用方針に依存するが、例えばクーポン回収時にはその旨を利用客に事前に通知した上で実行する方針の場合には、回収対象のクーポンとそれを回収する旨を、クーポン利用・回収端末4の表示部29に表示し、利用者から了解する旨の入力を得て、このクーポンの回収処理を行う。あるいは、場合によってはレジ係から利用客に対して口頭で回収する旨の説明と了解を得て、レジ係の操作によって回収処理を実行する。
但し、実施例1ではクーポンサーバ3がクーポン一元管理しているので、実質的な回収処理はクーポンサーバ3が行うものであり、クーポン利用・回収端末4における上記顔集処理は、上記回収対象のクーポンをクーポンサーバ3に通知するものである。その際、使用されたクーポンについてもクーポンサーバ3に通知する。
上記の例では、クーポン利用・回収端末4は、クーポンAは回収対象クーポン、クーポンCは利用済みクーポンとしてクーポンサーバ3に通知する。
この通知を受けたクーポンサーバ3は、利用されたクーポンCについてはクーポンC管理DBファイル40cにおける該当レコード(ID41=‘123’のレコード)の利用済みフラグ42を立てる(利用済みとする)。一方、回収対象クーポンAについてはクーポンA管理DBファイル40aから該当レコードのデータを削除することで、ID=‘123’の会員カード9に対してのクーポン発行を取り消し(登録抹消し)、結果として管理上、クーポンAについては発行可能クーポン残数が+1インクリメントされることとなる。
尚、図5では示されていないが、図4にて示したように、発行可能クーポン残数に変化があった場合、クーポンサーバ3から該当するクーポン発行端末2に対してクーポン発行残数の通知が行われることから、クーポンA発行端末2では、表示されているクーポン発行可能残数が、+1された表示に切り替わる。
尚、利用されたクーポンCについては、管理DBファイル40cからデータ削除することなく、そのまま残しておく(上記の通り、利用済みフラグ42=‘1’となっている)。もし、任意のクーポンに係る管理DBファイル40において、数量限定で発行されるクーポンの当該数量(すなわち、最大発行数)まで登録が行われ、且つその全てが利用済みフラグ42=‘1’になったならば、そのクーポンに関しては提供終了となり、新規発行はされないし、回収も行われない状態となる。
ここで、図6に、クーポン管理DBファイル40内のデータ構成例を示す。
既に図4で示したように、クーポン管理DBファイル40内のデータは、クーポン発行先カードID41とクーポン利用済フラグ42の各データ項目を有するが、本例では更にクーポン利用有効期限43を有する。このクーポン利用有効期限43に関しては後に説明する。
クーポンサーバ3は、上記データ構成の各クーポン管理DBファイル40(ここでは上記40a〜40c)を参照することで、各クーポン種別毎に、そのクーポンの発行可能総数、発行済みクーポン数、発行可能クーポン残数を求めることが可能となる。
すなわち、まず、図示の全レコード数(登録可能領域数)がクーポン発行可能総数となる。全レコード数は予め決められており(例えば、そのクーポン提供開始前に管理者等が任意にそのクーポンの最大発行数を決めて設定すると、この最大発行数分のレコードの記憶領域が確保される)、最初は全てのレコードが未使用のレコードとなっている。未使用のレコードは、クーポン発行先カードID41にデータが格納されておらず、クーポン利用有効期限43は“未設定”となっている。また、クーポン利用済フラグ42は‘0’となっている。
任意のクーポン発行端末2に対して任意の会員カード9が使用され、これに応じてクーポン発行端末2からこの会員カード9のカードID等の通知があると、クーポン発行可能な場合、すなわち未使用のレコードが1つ以上存在する場合等には、この未使用レコードのうちの1つに対して、そのクーポン発行先カードID41に上記通知されたカードIDを登録する。また、後述するような運用方針の場合には、現在日時に基づいてクーポン利用有効期限を求め、これをクーポン利用有効期限43に登録する。尚、この段階では未だクーポン利用済フラグ42は‘0’のままとする。この登録済みのレコードの数が、発行済みクーポン数を示すことになる。
また、未使用レコードの数が、発行可能クーポン残数となる。上記回収処理によって、登録済みレコードが再び未使用レコードになる場合もある。
上記クーポン利用済フラグ42が‘1’(フラグON)の状態は、既にクーポンが精算所で利用されたことを示している。よって、クーポン利用・回収端末4から上記利用済みクーポンの通知があった場合に、フラグ=‘1’に更新されることになる。
また、クーポンに有効期限を付与し、有効期限が切れたクーポンが利用された場合にはクーポンによる特典を与えないような運用をする場合には、上記クーポン利用有効期限43を記録しておき、利用期限が過ぎた登録データは削除するような処理を行なうことによって、有効期限が切れたクーポンは回収されたのと同等の取り扱いが可能となる。よって、その際、上述したクーポン発行端末2に対する発行可能クーポン残数の通知を行っても良い。
上述した図4、図5等に示す実施例1におけるクーポン発行端末2、クーポンサーバ3、クーポン利用・回収端末4それぞれの処理フローチャートを、図7、図8、図9に示し、以下、これらの図面を参照して説明する。尚、図示の処理は一例であり、この例に限るものではなく、例えば既に説明したような処理を行うようにしてもよい。
図7はクーポン発行端末2、図8はクーポンサーバ3、図9はクーポン利用・回収端末4の処理フローチャート図である。
まず、図7を参照して、実施例1におけるクーポン発行端末2の処理について説明するものとする。
まず、クーポン発行端末2は、通常時は、例えば起動時等に後述するステップS31の通知を受けることにより、クーポン発行可能な状態となっている。クーポン発行端末2は、この様な状態でクーポン使用待ちの待機状態では、例えば「クーポン発行中」を表示して(ステップS11)、カード捕捉待ち状態となっている(ステップS12)。尚、表示内容としては、上記の一例では更に、発行可能クーポン残数も常時表示しており、且つ当該残数の表示内容は上記通知を受けて随時更新している。
そして、任意の利用者が自己の会員カード9をタッチすることでカード捕捉すると(ステップS13)、この会員カード9からカード情報(上記カードID等)を読み出して(ステップS14)、このカード情報をクーポンサーバ3へ通知する(ステップS15)。
そして、クーポンサーバ3からのレスポンス待ち状態となり、レスポンスがあると、このレスポンスがクーポン発行許可通知である場合には(ステップS16、YES)、表示部19に「クーポンを発行しました」等の表示を行う。一方、レスポンスが後述するステップS34のクーポン発行不許可通知である場合には(ステップS16,NO)、表示部19に「クーポンを発行出来ませんでした」等の表示を行う。
その後、クーポンサーバ3から後述するステップS38により“発行枚数が規定枚数に達した”(発行可能クーポン残数=‘0’)旨の通知がない限り(ステップS19,NO)、ステップS11に戻り、上記ステップS11〜S18の処理を繰り返し実行する。
一方、上記“発行枚数が規定枚数に達した”旨の通知があった場合には(ステップS19,YES)、「クーポンは品切れとなりました」等の表示を行い(ステップS20)、ステップS21の判定がYESとなるまでの間は、クーポンの新規発行を停止する(上記クーポン発行可能な状態からクーポン発行停止状態に移行する)。よって、この停止状態では、利用者が会員カード9をタッチしても、何も処理は行わない。
その後、クーポンサーバ3から後述するステップS43がYESとなることでステップS31によりクーポン発行可能通知が送られてきた場合には(ステップS21,YES)、上記クーポン発行停止状態を解除して、再びクーポン発行可能状態にする。すなわち、表示内容を「クーポン発行中」に切り替えて(ステップS11)、カード捕捉待ち状態に移行する(ステップS12)。
次に、以下、図8を参照して、実施例1におけるクーポンサーバ3の処理について説明する。
クーポンサーバ3は、例えば起動時(例えば毎日早朝等)に、全てのクーポン発行端末2に対してクーポン発行可能通知を送信する(ステップS31)。また、後述するステップS38の通知を行った任意のクーポン種別に関して、ステップS43の判定がYESになった場合にも、当該クーポン種別に対応するクーポン発行端末2に対してクーポン発行可能通知を送信する(ステップS43がYESの場合のステップS31)。
その後、クーポン発行端末2又はクーポン利用・回収端末4からの通知待ち状態となり、クーポン発行端末2から上記ステップS15によりカード情報が通知されてきた場合には(ステップS32,YES)、ステップS33〜S38の処理を実行し、クーポン利用・回収端末4から後述するステップS54によりカード情報が通知されてきた場合には(ステップS39,YES)、ステップS40〜S43の処理を実行する。
まず、上記ステップS32がYESとなる場合には、受信したカード情報(上記カードID等)に基づいて、通知元のクーポン発行端末2が扱うクーポン種別に対応するクーポン管理DBファイル40を検索して、受信したカードIDと一致するカードID41が存在するか否かを判定する(登録済みか否かを判定する)。つまり、受信したカードIDの会員カード9に対して既にクーポン発行済みであるか否かを判定する(ステップS33)。
また、上記カード情報には更に何等かの不正カード検出の為の情報が含まれていてもよく、ステップS33では更に不正カードか否かを判定するようにしてもよい。
受信したカードIDの会員カード9に対して未だクーポン未発行である場合には(更に不正カードではない場合等には)(ステップS33,YES)、通知元のクーポン発行端末2に対して上記クーポン発行許可通知を返信すると共に(ステップS35)、受信したカードIDを、上記図4、図6等で説明したように、対応するクーポン管理DBファイル40に登録する(ステップS36)。上記の通り、クーポンサーバ3は、クーポン管理DBファイル40に登録されているカードIDの会員カード9は、クーポン発行済みの会員カード9であるものとして管理する。そして、ステップS37へ移行する。
一方、受信したカードIDの会員カード9が既にクーポン発行済みのものである場合には(あるいは未発行であっても不正カードである場合等には)(ステップS33,NO)、通知元のクーポン発行端末2に対して上記クーポン発行不許可通知を返信する(ステップS34)。当然、この場合には上記ステップS36の新規登録処理は行うことなく、ステップS37へ移行する。
更に、クーポン発行数が上記クーポン発行可能総数に達しているか否か(換言すれば、発行可能クーポン残数=‘0’となったか否か)を判定する(ステップS37)。もし、クーポン発行可能総数に達しており、新規発行できない状態であれば(ステップS37,YES)、通知元のクーポン発行端末2に対して上記図7で説明した“発行枚数が規定枚数に達した”(発行可能クーポン残数=‘0’)旨の通知を行う(ステップS38)。
尚、その意味で、ステップS34の処理が行われた場合には新規発行はないのであるから、ステップS37の処理は行わなくても良い。
一方、上記の通り、クーポン利用・回収端末4から後述するステップS54によりカード情報が通知されてきた場合には(ステップS39,YES)、以下に説明するステップS40〜S43の処理を実行する。
すなわち、まず、通知されてきたカード情報に含まれる上記カードIDに基づいて全てのクーポン管理DBファイル40(ここでは上記40a〜40c)を検索し、同一のカードID41が登録されているか否かを判定する。上記の通り、登録されているということは、そのクーポン種別のクーポンが発行されているものとして管理される。但し、本実施例1では、クーポン情報(対象商品の識別情報や割引率等の特典情報等)は会員カード9には記録しないので、ここで、この会員カード9に対して発行済みの全てのクーポンのクーポン情報を、クーポン利用・回収端末4に対して送信する(ステップS40)。
図5で図示・説明した例では、カードID=‘123’はクーポンA管理DBファイル40a及びクーポンC管理DBファイル40cに登録されているので、クーポンA及びクーポンCのクーポン情報をクーポン利用・回収端末4に返信することになる。
その後に、クーポン利用・回収端末4から後述するステップS58によりクーポン利用・回収指示が送信されてきた場合には(ステップS41)、この指示に含まれる利用済みクーポン、回収対象クーポンに基づいて、そのクーポン種別に対応するクーポン管理DBファイル40の内容を更新する(ステップS42)。例えば上記のように、利用済みクーポンに関しては、そのクーポン種別に対応するクーポン管理DBファイル40において、該当するレコードにおける上記利用済フラグ42をON(‘1’)する。回収対象クーポンに関しては該当するレコードをデータを消去する等して(登録抹消する)上記未使用レコードの状態にする。尚、これに伴って、新たな発行可能クーポン残数を算出して、該当するクーポン発行端末2に送信してもよい。
上記ステップS38の処理が行われたクーポンに関して、上記回収(登録抹消)が行われたことで再配布可能となったクーポンがある場合には(ステップS43,YES)、つまり上記未使用レコード数が‘0’ではなくなった場合等には、上記ステップS31の処理を行う。つまり、該当するクーポン発行端末2へクーポン発行可能を通知する。尚、ステップS43の処理は、上記ステップS38の処理が行われており、その後に未だステップS31の処理が行われていない場合のみ、実行するようにしてもよい。
次に、以下、図9を参照して、実施例1におけるクーポン利用・回収端末4の処理について説明する。
図9に示す例においては、クーポン利用・回収端末4は、通常時、カード捕捉待ち状態となっており(ステップS51)、任意の利用者が自己の会員カード9をタッチする等してカード捕捉すると(ステップS52)、この会員カード9からカード情報(カードID等)を読み出して(ステップS53)、このカード情報をクーポンサーバ3へ通知する(ステップS54)。
この通知に対してクーポンサーバ3から上記ステップS40によりこの会員カード9に対して発行済みの全てのクーポンのクーポン情報が返信されてくると、このクーポン一覧を表示部29に表示する(ステップS55)。
その後、POSレジ8においてバーコード等により、利用者が購入した商品の商品情報が読み取られると、上記精算用POS連携制御部30及びPOS接続I/F31により当該購入商品情報をPOSレジ8から取得する。そして、上記発行済みの各クーポンのうち、その対象商品が購入されたものは利用可能クーポン、購入されなかったものは回収対象クーポンと判定する。そして、利用可能クーポンに関してはそのクーポン情報(対象商品や割引率等の特典情報)を表示する。また、回収対象クーポンは回収することになる旨を表示する。また、それぞれ、そのクーポンの利用/回収に同意するか否かを利用者に入力させる為の「同意する」ボタン、「同意しない」ボタン等も表示する(以上、ステップS56)。
上記表示により利用者の同意を得た場合(「同意する」ボタンを入力した場合)には(ステップS57)、クーポンサーバ3に対してクーポン利用・回収指示を送信する(ステップS58)。例えば、上記利用可能クーポン、回収対象クーポンそれぞれのクーポン種別を通知する。尚、図示していないが、当然、POSレジ8に対して、利用可能クーポンのクーポン情報に基づき、対象商品情報や特典情報(割引き率、ポイント付与等)を送信してこれに応じた処理の実行を指示して、この特典に応じた処理を行わせる。
上記ステップS58の指示により、クーポンサーバ3は図8では説明していないが例えば上記ステップS42の処理が正常終了した場合には、送信元のクーポン利用・回収端末4に対してクーポン利用・回収済み応答を送信する。クーポン利用・回収端末4は、このクーポン利用・回収済み応答を受信すると(ステップS59)、表示部29に例えば「クーポンは利用・回収されました」等の表示を行う(ステップS60)。
実施例1に関して、最後に、図1に示すクーポン回収専用端末5について説明する。
図10は、実施例1におけるクーポン回収専用端末5の処理フローチャート図である。
尚、クーポン回収専用端末5の構成図は、特に示さないが、その構成自体は図2に示すクーポン発行端末2の構成と略同様と考えてよい。但し、当然、CPUにより実行される処理は他の端末2,4等とは異なる(換言すれば、プログラムメモリに格納されているアプリケーションプログラムが異なる)ものであり、例えば図10に示す処理を実行するものである。
図10に示す例では、クーポン回収専用端末5は、通常時、カード捕捉待ち状態となっており(ステップS71)、任意の利用者が自己の会員カード9をタッチする等してカード捕捉すると(ステップS72)、この会員カード9からカード情報(カードID等)を読み出して(ステップS73)、このカード情報をクーポンサーバ3へ通知する(ステップS74)。
この通知に対してクーポンサーバ3から上記ステップS40によりこの会員カード9に対して発行済みの全てのクーポンのクーポン情報が返信されてくると、このクーポン一覧を不図示のディスプレイ等に表示する(ステップS75)。
更にこれら一覧表示したクーポン全てを回収する旨を、上記ディスプレイ等に表示すると共に、利用者の同意を得る為の表示(例えば「同意する」ボタン、「同意しない」ボタンの表示等」も行う(ステップS76)。
これより、利用者が例えば「同意する」ボタンを操作する等して利用者の同意を得られたならば(ステップS77)、クーポンサーバ3に対してクーポン回収指示を送信する(ステップS78)。これよりクーポンサーバ3が上記ステップS41、42の処理におけるクーポン回収に相当する処理を実行し、この場合はクーポン回収済み応答を返信してくるので、これを受信したら(ステップS79)、例えば「クーポンは回収されました」等の表示を行う(ステップS80)。
尚、クーポン回収専用端末5で処理する場合、上記会員カード9に対して発行されたクーポンは全て回収対象クーポンとなるので、特に回収対象クーポンを判別する必要はなく、上記クーポン回収指示は所定のコマンド等を送信するだけでよく、クーポンサーバ3で上記発行済みの全てのクーポンは認識できているので、回収処理を実行できる。
更に、上記ゲートを設ける例ではゲート・オープン等の処理も行う。勿論、この例に限らず、上記のように、クーポン発行端末2においてクーポン発行時に会員カード内のポイント等を減算することで、クーポン回収専用端末5ではクーポン回収と引き換えに減算されたポイントを返却する処理を行うようにしてもよい。
尚、ステップS75〜S78の処理は行わないようにして、強制的にクーポンを回収するようにしてもよい(その場合にはクーポンサーバ3はステップS74の通知を以って回収指示と判断する)。但し、上記表示を行うことで、利用者の気が変わって、引き返して商品を購入することも考えられるので、その点ではステップS75〜S78の処理を行うことにも意味がある。
以下、実施例2について、図11〜図14を参照して説明する。
図11はクーポン発行端末2、図12はクーポンサーバ3、図13はクーポン利用・回収端末4、図14はクーポン回収専用端末5の処理フローチャート図である。
上述した通り、実施例2では、クーポンサーバ3はクーポン情報の保持やクーポンの管理等は行なっていない。本例では各クーポン発行端末2が自己が扱うクーポンのクーポン情報を保持しており、任意の会員カード9がタッチされる毎に、クーポン発行可能な状態であればこの会員カード9のメモリにクーポン情報を書き込む。例えば、クーポンA発行端末2であればクーポンAのクーポン情報を保持している。
図11に示す処理例において、ステップS91〜S93の処理は上記ステップS11〜S13と同じであり特に説明しない。そして、クーポン発行端末2は、この会員カード9が既にクーポン取得済みであるか否かを判定する(ステップS94)。すなわち、タッチされた会員カード9に既に自己が扱うクーポンのクーポン情報が記憶されているか否かを判定する。もし取得済みであれば(ステップS94,YES)、表示部19に例えば「クーポンは発行済みです」等の表示を行って(ステップS95)、ステップS91に戻る。
一方、取得済みではない場合には(ステップS94,NO)、この会員カード9にクーポン情報を書き込む(ステップS96)。例えば、クーポンA発行端末2であればクーポンAのクーポン情報を書き込む。そして、「クーポンを発行しました」等の表示を行い(ステップS97)、クーポン発行枚数を+1インクリメントし(ステップS98)、インクリメント後のクーポン発行枚数が予め設定されている規定枚数(上記クーポン発行可能総数に相当)に達したか否かを判定する(ステップS99)。
尚、上記クーポン発行枚数は、例えば起動時等に初期値(=‘0’)に設定される。
未だ規定枚数に達していないならば(ステップS99,NO)、図示していないが、クーポンサーバ3からの後述するステップS113の通知を確認して後述するステップS101,S102と同様の処理を行い、もし回収されたクーポンがなければそのままステップS91に戻り、回収されたクーポンがある場合には通知された数の分(回収されたクーポン数)を、上記クーポン発行枚数から減算する処理(ステップS103)を行ってからステップS91に戻る。
尚、上記ステップS98、S103の処理は、上記+1インクリメント、減算する処理に限らず、例えば−1デクリメント、加算する処理等としてもよい。この場合、規定枚数を負の値とするか、あるいは規定枚数との比較の際にクーポン発行枚数(0又は負の値となる)の絶対値を用いることになる。あるいは、この場合、クーポン発行枚数を、実質的に、クーポン残数を意味するものと考えても良い。つまり、この場合のクーポン発行枚数の初期値は実質的に上記ステップS99の規定枚数となり、上記ステップS99の判定における規定枚数が例えば‘0’となる。尚、他の同様の処理についても上記と同様に考えてよい(インクリメントする方法もデクリメントする方法も、実質的には同じであり、どちらであってもよい)。
一方、規定枚数に達したならば(ステップS99,YES)、「クーポン発行中」の表示を「クーポンは品切れとなりました」等の表示に切り替えて、その後は後述するステップS102の判定がYESとなるまでの間、上記クーポン発行停止状態となる。よって、この停止状態では、新たな会員カード9がタッチされても、何等処理は行わない。
上記クーポン発行停止状態の間は、例えばクーポンサーバ3からの後述するステップS113の通知によりクーポン回収状況を入手して(ステップS101)、回収されたクーポンがある場合には(ステップS102,YES)、回収されたクーポン数を上記クーポン発行枚数から減算することでクーポン発行枚数を更新した後(ステップS103)、ステップS91に戻ることで、上記クーポン発行停止状態は解除される。ステップS102がNOの場合、ステップS100に戻り、ステップS102がYESになるまでクーポン発行停止状態を維持する。
尚、上記規定枚数から上記クーポン発行枚数を減算することで発行可能クーポン残数を算出して、これを表示するようにしてもよい。
次に、以下、図12を参照して、実施例2におけるクーポンサーバ3の処理について説明する。
図12に示す処理例では、クーポンサーバ3は、例えば起動時等に全てのクーポン発行端末2に対してクーポン発行可能枚数(上記規定枚数)を通知して設定させる(ステップS111)。
その後は、クーポン利用・回収端末4から後述するステップS130による通知があることで使用/回収クーポン情報を取得すると(ステップS112)、この回収クーポン情報に基づき、各クーポン種別毎のクーポン回収状況(回収クーポン数)を、該当する各クーポン発行端末2へ通知する(ステップS113)。これは、例えば、各クーポン種別毎の回収クーポン数をカウントして、定期的に、該当する各クーポン発行端末2へ回収クーポン数を通知する。例えばクーポンAを2枚、クーポンCを3枚回収した場合には、クーポンA発行端末2に対して回収クーポン数=‘2’を通知し、クーポンC発行端末2に対しては回収クーポン数=‘3’を通知する。尚、当然、この通知に伴い回収クーポン数をリセット(‘0’)する。
但し、この例に限るものではなく、例えば、1つのクーポンが回収される毎に、クーポン回収があった旨を該当するクーポン発行端末2に通知する等してもよい。
次に、以下、図13を参照して、実施例2におけるクーポン利用・回収端末4の処理について説明する。
図13に示す処理例において、ステップS121、S122は上記ステップS51、S52の処理と同じであり、ここでは説明は省略する。
そして、クーポン利用・回収端末4は、タッチされた会員カード9にクーポン情報が記憶されている場合には、このクーポン情報を読出して(複数ある場合には全て読み出す)、このクーポン、すなわちこの会員カード9に対して発行された全てのクーポンを一覧表示する(ステップS123)。
次に上記ステップS56、S57と同様にして、POSレジ8から購入商品情報を取得して、この購入商品情報により利用可能クーポン/回収対象クーポンを判別し(ステップS124)、特典内容(割引率、ポイント等)等や回収する旨や使用/回収の同意を得る為の表示を表示部29に表示し、同意する場合には再度、会員カード9をアンテナ27部分にタッチすることを要求する表示も行う。そして、再度、カード捕捉待ち状態へ移行する(ステップS126)。
これより、利用者が自己の会員カード9を再度タッチすることでカード捕捉すると(ステップS127)、この会員カード9に記憶されているクーポン情報を全て削除する(利用するか否かに係らず全て)(ステップS128)。そして、「クーポンは利用・回収されました」等の表示を行う(ステップS129)。
尚、図示していないが、当然、上記利用可能クーポンに関しては、そのクーポン情報をPOSレジ8に通知して、その特典内容に応じた処理(割引等)を実行させる。
最後に、クーポンサーバ3に対して、使用されたクーポン、未使用のまま回収したクーポンのクーポン種別を通知する(ステップS130)。
次に、以下、図14を参照して、実施例2におけるクーポン回収専用端末5の処理について説明する。
図14に示す処理例において、ステップS141、S142は上記ステップS71、S72の処理と同じであり、ここでは説明は省略する。
そして、クーポン回収専用端末5は、タッチされた会員カード9にクーポン情報が記憶されている場合には、このクーポン情報を読出して(複数ある場合には全て読み出す)(ステップS143)、このクーポン、すなわちこの会員カード9に対して発行された全てのクーポンを一覧表示する。また、カードからクーポンを回収する旨の表示を行い、更に再度、会員カード9をタッチすることを要求する表示も行う(ステップS144)。そして、再度、カード捕捉待ち状態へ移行する(ステップS145)。
これより、利用者が自己の会員カード9を再度タッチすることでカード捕捉すると(ステップS146)、この会員カード9に記憶されているクーポン情報を全て削除する(ステップS147)。そして、「クーポンは回収されました」等の表示を行う(ステップS148)。また、運用形態によっては、上記ゲート・オープン等の処理も行う。
最後に、クーポンサーバ3に対して、上記会員カード9から削除した全てのクーポンのクーポン種別を通知する(ステップS149)。
尚、無条件にクーポンを回収する場合には、上記ステップS144〜S146の処理は実行しない。尚、クーポン情報にはそのクーポン種別の情報も含まれる。
図15は、クーポンサーバ(コンピュータ)のハードウェア構成図である。
図示のように、クーポンサーバのハードウェアは、汎用のコンピュータ50の構成であってよい。
図15に示すコンピュータ50は、CPU51、メモリ52、入力部53、出力部54、記憶部55、記録媒体駆動部56、及びネットワーク接続部57を有し、これらがバス58に接続された構成となっている。
CPU51は、当該コンピュータ50全体を制御する中央処理装置である。
メモリ52は、任意の処理実行の際に、記憶部55(あるいは可搬型記録媒体59)に記憶されているプログラムあるいはデータを一時的に格納するRAM等のメモリである。CPU51は、メモリ52に読み出したプログラム/データを用いて、各種処理を実行する。
出力部54は、例えばディスプレイ等であり、入力部53は、例えば、キーボード、マウス等である。
ネットワーク接続部57は、例えば上記店舗内ネットワーク1に接続して、他の情報処理装置との通信(コマンド/データ送受信等)を行う為の構成である。
記憶部55は、例えばハードディスク等であり、上記図8や図12に示すフローチャートの処理をCPU51により実現させる為のアプリケーションプログラムが格納されている。また、少なくとも実施例1の場合には、図4〜図6に示したクーポン管理DBファイル40等も格納される。
CPU51は、上記記憶部55に格納されている各種プログラムを読み出し・実行することにより、上述した図8、図12等で説明した各種処理を実現する。
あるいは、上記記憶部55に格納される各種プログラム/データは、可搬型記録媒体59に記憶されているものであってもよい。この場合、可搬型記録媒体59に記憶されているプログラム/データは、記録媒体駆動部56によって読み出される。可搬型記録媒体59とは、例えば、FD(フレキシブル・ディスク)59a、CD−ROM59b、その他、DVD、光磁気ディスク等である。
あるいは、また、上記プログラム/データは、ネットワーク接続部57により接続しているネットワークを介して、他の装置内に記憶されているものをダウンロードするものであってもよい。あるいは、更に、インターネットを介して、外部の他の装置内に記憶されているものをダウンロードするものであってもよい。
また、本発明は、上記本発明の各種処理をコンピュータ上で実現するプログラムを記録した可搬型記憶媒体として構成できるだけでなく、当該プログラム自体として構成することもできる。
上述した本例のシステムによって、電子クーポンを数量限定で発行することにより、想定数を大幅に越えたクーポン利用による利益の圧迫を防止すると共に、電子クーポン利用希望者に対して効率的に発行することが可能となる。
本例のシステムは、ICカード等を利用して電子データとしてクーポンを発行する電子クーポンシステムであって、クーポンの発行数量を限定したうえで、任意の利用者に発行したクーポンが利用されなかった場合にはこれを回収して他の利用者に発行可能とすることで、想定以上の多くのクーポンサービスを提供することになるリスクを回避出来ると共にクーポンが有効に利用されるようにできる。
更に会員のみが自己のICカードによりクーポン発行を受けることができるようにすることで、会員向けの特別なサービスを実現できる。これも以って、より多くの会員を獲得することが期待できる。
本例の電子クーポンシステムのシステム構成図である。 クーポン発行端末の構成例である。 クーポン利用・回収端末の構成例である。 実施例1におけるクーポン発行端末とクーポンサーバの概略的動作例である。 クーポン利用・回収端末とクーポンサーバの概略的動作例である。 クーポン管理DBファイル内のデータ構成例である。 実施例1におけるクーポン発行端末の処理フローチャート図である。 実施例1におけるクーポンサーバの処理フローチャート図である。 実施例1におけるクーポン利用・回収端末の処理フローチャート図である。 実施例1におけるクーポン回収専用端末の処理フローチャート図である。 実施例2におけるクーポン発行端末の処理フローチャート図である。 実施例2におけるクーポンサーバの処理フローチャート図である。 実施例2におけるクーポン利用・回収端末の処理フローチャート図である。 実施例2におけるクーポン回収専用端末の処理フローチャート図である。 クーポンサーバ(コンピュータ)のハードウェア構成図である。
符号の説明
1 店舗内ネットワーク
2 クーポン発行端末
3 クーポンサーバ
3a DB
4 クーポン利用・回収端末
5 クーポン回収専用端末
8 POSレジ
9 会員カード
11 CPU
12 プログラムメモリ
13 データメモリ
14 通信制御部
15 センタ接続I/F
16 RW装置
17 アンテナ
18 表示機能制御部
19 表示部
21 CPU
22 プログラムメモリ
23 データメモリ
24 通信制御部
25 センタ接続I/F
26 RW装置
27 アンテナ
28 表示機能制御部
29 表示部
30 精算用POS連携制御部
31 POS接続I/F
40 クーポン管理DBファイル
41 クーポン発行先カードID
42 クーポン利用済フラグ
43 クーポン利用有効期限
50 コンピュータ
51 CPU
52 メモリ
53 入力部
54 出力部
55 記憶部
56 記録媒体駆動部
57 ネットワーク接続部
58 バス
59 可搬型記録媒体
59a FD(フレキシブル・ディスク)
59b CD−ROM

Claims (16)

  1. ICカードを利用して電子データとしてクーポンを発行する電子クーポンシステムであって、
    各種クーポンを発行する各クーポン発行端末と、精算所のPOSレジに接続されたクーポン利用・回収端末と、サーバとがネットワークに接続された構成とし、
    前記各クーポン発行端末は、任意の前記ICカードが使用されると、クーポン発行可能な状態であれば該ICカードのカードIDを読み出して前記サーバに送信して登録させる第1のクーポン発行手段を有し、
    前記クーポン利用・回収端末は、
    任意の前記ICカードが使用されると該ICカードのカードIDを読み出して前記サーバに送信して、該サーバから返信されてくるクーポン情報を受信・取得するクーポン情報取得手段と、
    前記POSレジから購入商品情報を取得する購入商品情報取得手段と、
    前記取得したクーポン情報と前記購入商品情報とに基づいて、該クーポン情報のクーポンが利用クーポンか回収クーポンかを判別し、利用クーポンについてはそのクーポン情報に応じた処理を前記POSレジに実行させるクーポン判別・利用手段と、
    該クーポン判別・利用手段による前記判別結果を前記サーバに送信する判別結果送信手段とを有し、
    前記サーバは、
    予め各クーポン種別毎にその特典情報を含む前記クーポン情報を記憶するクーポン情報記憶手段と、
    前記各クーポン種別毎に対応して設けられ、予め決められている所定の規定数まで前記カードIDを登録できると共に該各登録カードIDに対応付けて利用済/未利用を示す利用状況情報を記憶する、複数のクーポン管理情報記憶手段と、
    任意の前記クーポン発行端末から前記第1のクーポン発行手段により任意のカードIDが送られてくると、該カードIDを新規登録可能である場合には該カードIDを送信元のクーポン発行端末のクーポン種別に対応する前記クーポン管理情報記憶手段に登録すると共に対応する前記利用状況情報を未利用とする第2のクーポン発行手段と、
    任意の前記クーポン利用・回収端末の前記クーポン情報取得手段から前記カードIDが送られてくると、該カードIDを用いて前記各クーポン種別毎の各クーポン管理情報記憶手段を検索することで、該カードIDが登録されている全てのクーポン種別の前記クーポン情報を前記クーポン記憶手段から読み出して、該クーポン情報を前記送信元のクーポン利用・回収端末に返信するクーポン情報送信手段と、
    前記クーポン利用・回収端末の前記判別結果送信手段からの前記判別結果に基づいて、前記クーポン管理情報記憶手段において、前記利用クーポンについては前記利用状況情報を利用済とし、前記回収クーポンについては登録を抹消することで該クーポンを回収するクーポン管理情報更新手段と、
    を有することを特徴とする電子クーポンシステム。
  2. 前記サーバは、任意のクーポン種別に係る前記クーポン管理情報記憶手段における前記カードIDの登録数が前記規定数に達した場合には、該クーポン種別に対応する前記クーポン発行端末に対して規定数到達を通知することで、該クーポン発行端末を前記クーポン発行可能な状態からクーポン発行停止状態にし、その後、前記回収クーポンに応じた登録抹消により前記登録数が前記規定数未満となったら発行可能を通知することで該クーポン発行端末を再び前記クーポン発行可能な状態にする第1の通知手段を更に有することを特徴とする請求項1記載の電子クーポンシステム。
  3. 前記サーバは、各クーポン種別に係る前記各クーポン管理情報記憶手段毎に、その前記規定数と登録数とに基づいて発行可能クーポン残数を求め、該求めた発行可能クーポン残数をそのクーポン種別に対応する前記クーポン発行端末へ通知する第2の通知手段を更に有し、
    前記クーポン発行端末は、該通知された発行可能クーポン残数を表示する表示手段と、該通知された発行可能クーポン残数が0の場合には前記クーポン発行可能な状態からクーポン発行停止状態に移行する発行停止手段と、
    を有することを特徴とする請求項1記載の電子クーポンシステム。
  4. 前記ICカードは会員カードであり、前記カードIDは会員番号であることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の電子クーポンシステム。
  5. 前記クーポン判別・利用手段は、前記取得したクーポン情報と前記購入商品情報とに基づいて、該取得したクーポン情報に含まれる該クーポンの対象商品が購入されている場合には該クーポンを前記利用クーポンと判別し、該クーポンの対象商品が購入されていない場合には該クーポンを前記回収クーポンと判別することを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の電子クーポンシステム。
  6. 前記ネットワークには更にクーポン回収専用端末が接続され、
    該クーポン回収専用端末は、
    任意の前記ICカードが使用されると該ICカードのカードIDを読み出して前記サーバに送信するカードID送信手段を有し、
    前記サーバは、該クーポン回収専用端末からカードIDが送信されてきた場合には、該カードIDが登録されている全てのクーポン管理情報記憶手段において該カードIDの登録を抹消することを特徴とする請求項1記載の電子クーポンシステム。
  7. ICカードを利用して電子データとしてクーポンを発行する電子クーポンシステムであって、
    各クーポンを発行する各クーポン発行端末と、精算所のPOSレジに接続されたクーポン利用・回収端末と、サーバとがネットワークに接続された構成とし、
    前記各クーポン発行端末は、
    任意の前記ICカードが使用されると、クーポン発行可能な状態であれば該ICカードにクーポン情報を書き込むことでクーポン発行するクーポン発行手段と、
    該クーポン発行手段によりクーポン発行する毎にクーポン発行枚数をインクリメント/デクリメントし、前記サーバからクーポン回収状況の通知がある毎に該クーポン発行枚数から該通知に基づく数だけ減算/加算するクーポン発行枚数更新手段と、
    前記クーポン発行枚数と予め設定される所定の規定枚数とを比較して、該クーポン発行枚数が該規定枚数に達した場合には、前記クーポン発行可能な状態からクーポン発行停止状態に移行し、その後、前記クーポン回収状況の通知により該クーポン発行枚数が該規定枚数未満となったら再び前記クーポン発行可能な状態に移行する発行可能/不可管理手段とを有し、
    前記クーポン利用・回収端末は、
    任意の前記ICカードが使用されると該ICカードから前記クーポン情報を読み出すクーポン情報読出手段と、
    前記POSレジから購入商品情報を取得する購入商品情報取得手段と、
    前記読み出したクーポン情報と前記購入商品情報とに基づいて、該クーポン情報のクーポンが利用クーポンか回収クーポンかを判別し、利用クーポンについてはそのクーポン情報に応じた処理を前記POSレジに実行させるクーポン判別・利用手段と、
    該クーポン判別・利用手段による前記判別結果を前記サーバに送信する判別結果送信手段と、
    前記ICカード内のクーポン情報を削除するクーポン情報削除手段とを有し、
    前記サーバは、
    前記クーポン利用・回収端末の前記判別結果送信手段からの前記判別結果に基づいてクーポン発行端末に前記クーポン回収状況の通知を行うクーポン回収状況通知手段を有することを特徴とする電子クーポンシステム。
  8. 前記ネットワークには更にクーポン回収専用端末が接続され、
    該クーポン回収専用端末は、
    任意の前記ICカードが使用されると該ICカードに記憶されている前記クーポン情報を全て削除すると共に、該削除したクーポンを前記回収クーポンとして前記サーバに通知するクーポン回収手段を有することを特徴とする請求項7記載の電子クーポンシステム。
  9. ICカードを利用して電子データとしてクーポンを発行するシステムであって各クーポン種別のクーポンを発行する各クーポン発行端末と、精算所のPOSレジに接続されたクーポン利用・回収端末と、サーバとがネットワークに接続された電子クーポンシステムにおける前記サーバであって、
    予め各クーポン種別毎にその特典情報を含むクーポン情報を記憶するクーポン情報記憶手段と、
    前記各クーポン種別毎に対応して設けられ、予め決められている所定の規定数まで前記カードIDを登録できると共に該各登録カードIDに対応付けて利用済/未利用を示す利用状況情報を記憶する、複数のクーポン管理情報記憶手段と、
    任意の前記クーポン発行端末から任意の前記カードIDが送られてくると、該カードIDを新規登録可能である場合には該カードIDを送信元のクーポン発行端末のクーポン種別に対応する前記クーポン管理情報記憶手段に登録すると共に対応する前記利用状況情報を未利用とするクーポン発行手段と、
    任意の前記クーポン利用・回収端末から前記カードIDが送られてくると、該カードIDを用いて前記各クーポン種別毎の各クーポン管理情報記憶手段を検索することで、該カードIDが登録されている全てのクーポン種別の前記クーポン情報を前記クーポン記憶手段から読み出して、該クーポン情報を前記送信元のクーポン利用・回収端末に返信するクーポン情報送信手段と、
    前記クーポン利用・回収端末から通知される、前記クーポン情報送信手段により返信した前記クーポン情報の利用/未利用結果に基づいて、前記クーポン管理情報記憶手段において、利用されたクーポンについては前記利用状況情報を利用済とし、未利用のクーポンについては登録を抹消することで該クーポンを回収するクーポン管理情報更新手段と、
    を有することを特徴とする電子クーポンシステムのサーバ。
  10. ICカードを利用して電子データとしてクーポンを発行するシステムであって各クーポン種別のクーポンを発行する各クーポン発行端末と、精算所のPOSレジに接続されたクーポン利用・回収端末と、サーバとがネットワークに接続された電子クーポンシステムにおける前記クーポン利用・回収端末であって、
    任意の前記ICカードが使用されると該ICカードのカードIDを読み出して前記サーバに送信して、該サーバから返信されてくるクーポン情報を受信・取得するクーポン情報取得手段と、
    前記POSレジから購入商品情報を取得する購入商品情報取得手段と、
    前記取得したクーポン情報と前記購入商品情報とに基づいて、該クーポン情報のクーポンが利用クーポンか回収クーポンかを判別し、利用クーポンについてはそのクーポン情報に応じた処理を前記POSレジに実行させるクーポン判別・利用手段と、
    該クーポン判別・利用手段による前記判別結果を前記サーバに送信する判別結果送信手段と、
    を有することを電子クーポンシステムのクーポン利用・回収端末。
  11. ICカードを利用して電子データとしてクーポンを発行するシステムであって各クーポン種別のクーポンを発行する各クーポン発行端末と、精算所のPOSレジに接続されたクーポン利用・回収端末と、サーバとがネットワークに接続された電子クーポンシステムにおける前記クーポン発行端末であって、
    任意の前記ICカードが使用されると、クーポン発行可能な状態であれば該ICカードにクーポン情報を書き込むことでクーポン発行するクーポン発行手段と、
    該クーポン発行手段によりクーポン発行する毎にクーポン発行枚数をインクリメント/デクリメントし、前記サーバからクーポン回収状況の通知がある毎に該クーポン発行枚数から該通知に基づく数だけ減算/加算するクーポン発行枚数更新手段と、
    前記クーポン発行枚数と予め設定される所定の規定枚数とを比較して、該クーポン発行枚数が該規定枚数に達した場合には、前記クーポン発行可能な状態からクーポン発行停止状態に移行し、その後、前記クーポン回収状況の通知により該クーポン発行枚数が該規定枚数未満となったら再び前記クーポン発行可能な状態に移行する発行可能/不可管理手段と、
    を有することを電子クーポンシステムのクーポン発行端末。
  12. ICカードを利用して電子データとしてクーポンを発行するシステムであって各クーポン種別のクーポンを発行する各クーポン発行端末と、精算所のPOSレジに接続されたクーポン利用・回収端末と、サーバとがネットワークに接続された電子クーポンシステムにおける前記クーポン利用・回収端末であって、
    任意の前記ICカードが使用されると該ICカードからクーポン情報を読み出すクーポン情報読出手段と、
    前記POSレジから購入商品情報を取得する購入商品情報取得手段と、
    前記読み出したクーポン情報と前記購入商品情報とに基づいて、該クーポン情報のクーポンが利用クーポンか回収クーポンかを判別し、利用クーポンについてはそのクーポン情報に応じた処理を前記POSレジに実行させるクーポン判別・利用手段と、
    該クーポン判別・利用手段による前記判別結果を前記サーバまたは前記クーポン発行端末に送信する判別結果送信手段と、
    前記ICカード内のクーポン情報を削除するクーポン情報削除手段と、
    を有することを電子クーポンシステムのクーポン利用・回収端末。
  13. ICカードを利用して電子データとしてクーポンを発行するシステムであって各クーポン種別のクーポンを発行する各クーポン発行端末と、精算所のPOSレジに接続されたクーポン利用・回収端末と、サーバとがネットワークに接続された電子クーポンシステムにおける前記サーバのコンピュータを、
    予め各クーポン種別毎にその特典情報を含むクーポン情報を記憶するクーポン情報記憶手段と、
    前記各クーポン種別毎に対応して設けられ、予め決められている所定の規定数まで前記カードIDを登録できると共に該各登録カードIDに対応付けて利用済/未利用を示す利用状況情報を記憶する、複数のクーポン管理情報記憶手段と、
    任意の前記クーポン発行端末から任意の前記カードIDが送られてくると、該カードIDを新規登録可能である場合には該カードIDを送信元のクーポン発行端末のクーポン種別に対応する前記クーポン管理情報記憶手段に登録すると共に対応する前記利用状況情報を未利用とするクーポン発行手段と、
    任意の前記クーポン利用・回収端末から前記カードIDが送られてくると、該カードIDを用いて前記各クーポン種別毎の各クーポン管理情報記憶手段を検索することで、該カードIDが登録されている全てのクーポン種別の前記クーポン情報を前記クーポン記憶手段から読み出して、該クーポン情報を前記送信元のクーポン利用・回収端末に返信するクーポン情報送信手段と、
    前記クーポン利用・回収端末から通知される、前記クーポン情報送信手段により返信した前記クーポン情報の利用/未利用結果に基づいて、前記クーポン管理情報記憶手段において、利用されたクーポンについては前記利用状況情報を利用済とし、未利用のクーポンについては登録を抹消することで該クーポンを回収するクーポン管理情報更新手段、
    として機能させる為のプログラム。
  14. ICカードを利用して電子データとしてクーポンを発行するシステムであって各クーポン種別のクーポンを発行する各クーポン発行端末と、精算所のPOSレジに接続されたクーポン利用・回収端末と、サーバとがネットワークに接続された電子クーポンシステムにおける前記クーポン利用・回収端末のコンピュータを、
    任意の前記ICカードが使用されると該ICカードのカードIDを読み出して前記サーバに送信して、該サーバから返信されてくるクーポン情報を受信・取得するクーポン情報取得手段と、
    前記POSレジから購入商品情報を取得する購入商品情報取得手段と、
    前記取得したクーポン情報と前記購入商品情報とに基づいて、該クーポン情報のクーポンが利用クーポンか回収クーポンかを判別し、利用クーポンについてはそのクーポン情報に応じた処理を前記POSレジに実行させるクーポン判別・利用手段と、
    該クーポン判別・利用手段による前記判別結果を前記サーバに送信する判別結果送信手段、
    として機能させる為のプログラム。
  15. ICカードを利用して電子データとしてクーポンを発行するシステムであって各クーポン種別のクーポンを発行する各クーポン発行端末と、精算所のPOSレジに接続されたクーポン利用・回収端末と、サーバとがネットワークに接続された電子クーポンシステムにおける前記クーポン発行端末のコンピュータを、
    任意の前記ICカードが使用されると、クーポン発行可能な状態であれば該ICカードにクーポン情報を書き込むことでクーポン発行するクーポン発行手段と、
    該クーポン発行手段によりクーポン発行する毎にクーポン発行枚数をインクリメント/デクリメントし、前記サーバからクーポン回収状況の通知がある毎に該クーポン発行枚数から該通知に基づく数だけ減算/加算するクーポン発行枚数更新手段と、
    前記クーポン発行枚数と予め設定される所定の規定枚数とを比較して、該クーポン発行枚数が該規定枚数に達した場合には、前記クーポン発行可能な状態からクーポン発行停止状態に移行し、その後、前記クーポン回収状況の通知により該クーポン発行枚数が該規定枚数未満となったら再び前記クーポン発行可能な状態に移行する発行可能/不可管理手段、
    として機能させる為のプログラム。
  16. ICカードを利用して電子データとしてクーポンを発行するシステムであって各クーポン種別のクーポンを発行する各クーポン発行端末と、精算所のPOSレジに接続されたクーポン利用・回収端末と、サーバとがネットワークに接続された電子クーポンシステムにおける前記クーポン利用・回収端末のコンピュータを、
    任意の前記ICカードが使用されると該ICカードからクーポン情報を読み出すクーポン情報読出手段と、
    前記POSレジから購入商品情報を取得する購入商品情報取得手段と、
    前記読み出したクーポン情報と前記購入商品情報とに基づいて、該クーポン情報のクーポンが利用クーポンか回収クーポンかを判別し、利用クーポンについてはそのクーポン情報に応じた処理を前記POSレジに実行させるクーポン判別・利用手段と、
    該クーポン判別・利用手段による前記判別結果を前記サーバまたは前記クーポン発行端末に送信する判別結果送信手段と、
    前記ICカード内のクーポン情報を削除するクーポン情報削除手段、
    として機能させる為のプログラム。
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