JP2009168624A - 物体速度検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 対象物の移動速度を高精度に求めることができる物体速度検出装置を提供する。
【解決手段】 物体速度検出装置は、まずミリ波レーダの計測データから得られた相手車の位置情報について、αβフィルタを用いた位置微分を行って、相手車の車速を算出し(手順S104)、更にその車速に対して相手車予測軌道による速度上下限カットフィルタをかけることで、相手車の速度下限値及び速度上限値を決定する(手順S105)。また、物体速度検出装置は、相手車の位置情報に基づいた相手車の車速とは別に、ミリ波レーダの計測データから得られた自車と相手車との相対速度情報に基づいた相手車の速度を算出する(手順S106)。そして、物体速度検出装置は、位置情報から得られた相手車の車速と相対速度情報から得られた相手車の車速とを組み合わせて、最終的な相手車の車速を求める(手順S107)。
【選択図】 図2

Description

本発明は、車両等の対象物の移動速度を検出する物体速度検出装置に関するものである。
従来の物体速度検出装置としては、例えば特許文献1に記載されているように、自車の走行にとって障害となる移動体の位置観測データを入力し、移動体の速度を直線運動モデルに基づいて推定するカルマンフィルタを用いて、当該障害となる移動体の速度を算出するものが知られている。
特開平8−122432号公報
上記従来技術においては、移動体の位置観測データから移動体の速度を計算することはできる。しかし、短いサンプリング周期が必要とされるPCS(プリクラッシュセーフティシステム)等に物体速度検出装置が適用される場合には、僅かな位置のずれが速度の算出結果に大きな影響を与えてしまう。カルマンフィルタを用いることで、ある程度の位置のばらつきは抑制されるが、初期値の与え方によっては収束までの時間が長くなってしまうという問題がある。このため、位置情報のみから移動体の速度を算出することには限界がある。
本発明の目的は、対象物の移動速度を高精度に求めることができる物体速度検出装置を提供することである。
本発明は、移動体に搭載され、対象物の移動速度を検出する物体速度検出装置において、対象物の位置情報を取得する位置情報取得手段と、対象物の位置情報に基づいて対象物の移動速度を算出する速度算出手段と、移動体と対象物との相対速度情報を取得する相対速度情報取得手段と、相対速度情報を用いて、対象物の移動速度の上限値及び下限値を算出する速度制限値算出手段とを備えることを特徴とするものである。
このような本発明の物体速度検出装置においては、移動体と対象物との相対速度情報を取得し、この相対速度情報を用いて対象物の移動速度の上限値及び下限値を求めることにより、対象物の位置情報に基づいて得られた対象物の移動速度のばらつきが抑えられるようになる。これにより、対象物の位置情報のみに基づいて対象物の移動速度を求める場合に比べて、移動体に接近する対象物の移動速度を高精度に求めることができる。
好ましくは、対象物の位置情報に基づいて、移動体に対する対象物の接近方向ベクトルを求める手段と、接近方向ベクトルと予め設定された補正角度とに基づいて、対象物の接近方向領域を求める手段とを更に備え、速度制限値算出手段は、対象物の接近方向領域と相対速度情報とに基づいて、対象物の移動速度の上限値及び下限値を算出する。
対象物の位置情報が所定数だけあれば、各位置情報から移動体に対する対象物の接近方向ベクトルを予測することが可能となる。そこで、移動体に対する対象物の接近方向ベクトルと予め設定された補正角度とに基づいて対象物の接近方向領域を求め、この接近方向領域と相対速度情報とに基づいて対象物の移動速度の上限値及び下限値を求めることにより、対象物の接近方向に応じた適切な移動速度の上限値及び下限値を得ることができる。これにより、移動体に接近する対象物の移動速度をより高精度に求めることができる。
また、好ましくは、位置情報取得手段で取得された対象物の位置情報の有効点数が2点以上であり且つ所定数より少ないかどうかを判断する手段を更に備え、速度制限値算出手段は、対象物の位置情報の有効点数が2点以上であり且つ所定数より少ないときは、予め設定された2つの方向データと相対速度情報とに基づいて、対象物の移動速度の上限値及び下限値を算出する。
対象物の位置情報の有効点数が少なくとも2点あれば、2つの方向データと相対速度情報とに基づいて対象物の移動速度の上限値及び下限値を得ることが可能である。この場合には、移動体に接近する対象物の移動速度を高精度に且つ簡単に求めることができる。
また、本発明は、移動体に搭載され、レーダを用いて対象物の移動速度を検出する物体速度検出装置において、レーダの計測データから対象物の位置情報を取得する位置情報取得手段と、対象物の位置情報に基づいて対象物の第1移動速度を算出する第1速度算出手段と、レーダの計測データから移動体と対象物との相対速度情報を取得する相対速度情報取得手段と、相対速度情報に基づいて対象物の第2移動速度を算出する第2速度算出手段と、第1速度算出手段で算出された第1移動速度と第2速度算出手段で算出された第2移動速度とに基づいて、対象物の移動速度を求める速度決定手段とを備えることを特徴とするものである。
このような本発明の物体速度検出装置においては、対象物の位置情報に基づいて対象物の第1移動速度を算出すると共に、移動体と対象物との相対速度情報に基づいて対象物の第2移動速度を算出し、それらの第1移動速度及び第2移動速度に基づいて対象物の移動速度を求めることにより、両者の算出方法のメリットを享受した移動速度を得ることが可能となる。これにより、対象物の位置情報のみに基づいて対象物の移動速度を求める場合に比べて、移動体に接近する対象物の移動速度を高精度に求めることができる。
好ましくは、対象物の位置情報に基づいて、移動体に対する対象物の接近方向ベクトルを求める手段を更に備え、速度決定手段は、対象物の接近方向ベクトルとレーダの計測半径方向との乖離度に基づいて、第1移動速度及び第2移動速度の重み付けを決定し、対象物の移動速度を求める。
移動体と対象物との相対速度情報に基づいて対象物の第2移動速度を算出する際には、対象物の接近方向がレーダの計測半径方向に近くなるほど算出精度が良くなる。従って、対象物の接近方向ベクトルとレーダの計測半径方向との乖離度に基づいて、第1移動速度及び第2移動速度の重み付けを決定することで、移動体に接近する対象物の移動速度をより高精度に求めることができる。
本発明によれば、対象物の移動速度を高精度に求めることができる。これにより、その後工程で例えば移動体と対象物とが衝突するか否かの判断処理を実施する場合に、衝突判断を高精度に行うことが可能となる。
以下、本発明に係わる物体速度検出装置の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明に係わる物体速度検出装置の一実施形態の概略構成を示すブロック図である。同図において、本実施形態の物体速度検出装置1は、例えば車両に搭載されるPCS(プリクラッシュセーフティシステム)に適用されるものである。
物体速度検出装置1は、ミリ波レーダ2と、車輪速センサ3と、これらのミリ波レーダ2及び車輪速センサ3と接続された速度算出ECU(Electronic Control Unit)4とを備えている。
ミリ波レーダ2は、自車に対して接近している相手車にミリ波(例えば76GHz〜77GHz)を当てて、相手車から反射してきたミリ波を受信し、伝搬時間やドップラー効果によって生じる周波数差などから、相手車の位置や自車との相対速度を測定するためのセンサである。車輪速センサ3は、各車輪の回転速度をパルス信号として検出する。
速度算出ECU4は、相手車位置演算部5と、相対速度演算部6と、相手車軌道演算部7と、自車速演算部8と、相手車速演算部9とを有している。このような速度算出ECU4には、衝突判断ECU10が接続されている。
相手車位置演算部5は、ミリ波レーダ2の計測データから、自車に対する相手車の位置を計算する。相対速度演算部6は、ミリ波レーダ2の計測データから、自車と相手車との相対速度を計算する。相手車軌道演算部7は、相手車の位置情報の履歴から、最小自乗法等を用いて相手車の軌道(接近方向)を計算する。自車速演算部8は、車輪速センサ3の検出値から、自車の車速を計算する。相手車速演算部9は、相手車の位置、自車と相手車との相対速度、相手車の軌道及び自車の車速に基づいて、相手車の車速(走行速度)を求める。
速度算出ECU4で得られた各種計算データは、衝突判断ECU10に送られる。そして、衝突判断ECU10は、各種計算データに基づいて、自車と相手車との衝突の可能性を判定する。
図2は、相手車速演算部9により実行される相手車速の計算処理の手順を示すフローチャートである。
同図において、まずミリ波レーダ2からの物標(ここでは自車に接近する相手車)情報を取得する(手順S101)。具体的には、相手車位置演算部5で求めた相手車の位置、相対速度演算部6で求めた自車と相手車との相対速度、相手車軌道演算部7で求めた相手車の軌道についての情報を取得する。
続いて、ミリ波レーダ2からの物標情報の有効点数が2点以上であるかどうかを判断する(手順S102)。ここで、物標情報の有効点数とは、外挿時などを除き、ミリ波レーダ2が安定して捕捉した物標の履歴点数を表す。
物標情報の有効点数が2点以上であるときは、ミリ波レーダ2からの物標情報の有効点数が5点以上であるか、または前回の処理で後述する手順S108,S109を実行したかどうかを判断する(手順S103)。
物標情報の有効点数が所定点数(ここでは5点)以上であるか、または前回の処理で後述する手順S108,S109を実行したときは、相手車位置演算部5で求めた相手車の位置情報について、既存の手法であるαβフィルタを用いた位置微分を行うことにより、ミリ波レーダ2の捕捉点を地上固定座標軸に変換し、位置のばらつきを抑えながら相手車の車速を算出する(手順S104)。
αβフィルタを用いた位置微分を行って相手車の車速を算出する考え方を図3に示す。同図において、まずαβフィルタ式により相手車の予測点を求める。そして、その予測点と捕捉点(ミリ波レーダ情報)との距離を1の割合で考え、その区間を1−α:αの割合で分け、平滑点を求める。この平滑点をその時刻kでの相手車の位置とする。
予測点(X(k),Y(k))は、以下のように更新される。
(k)=X(k−1)+TVsx(k−1)
(k)=Y(k−1)+TVsy(k−1)
平滑点(X(k),Y(k))は、以下のように更新される。なお、X(j),Y(j)は、捕捉点の値である。
(k)=X(k)+α[X(j)−X(k)]
(k)=Y(k)+α[Y(j)−Y(k)]
但し、初回時に必要なX(0)、Y(0)、Vsx(0)、Vsy(0)は、以下のように定義する。
(0)=X(4)
(0)=Y(4)
sx(0)=Vnx
sy(0)=Vny
前回算出した平滑速度に、予測点と捕捉点との残差をβの割合分補正することで、今回の平滑速度を求める。そして、これら各方向の平滑速度から、相手車の車速Vnxyを算出する。なお、Vsx(k),Vsy(k)は、時刻kでの平滑速度であり、Tは、有効点におけるサンプリング間隔である。
nx=Vsx(k)=Vsx(k−1)+β[X(j)−X(k)]/T
ny=Vsy(k)=Vsy(k−1)+β[Y(j)−Y(k)]/T
Figure 2009168624
ここで、αβフィルタのチューニングは、係数(フィルタ定数)α,βで行う。係数α,βの意味は次の通りである。
α:現在の予測点と捕捉点の重み付き平均に係わる係数
0に近いほど予測点の重みが大きくなり、1に近いほど捕捉点の重みが大きく なる
β:前回の平滑速度を元に捕捉点と予測点の残差に応じた速度増加量を加算するた めの係数
0に近いほど前回の平滑速度を維持し、捕捉点と予測点の残差に応じて平滑速 度が変化する
係数α,βの値は、例えば以下のように決定される。
Figure 2009168624
次いで、手順S104で得られた相手車の推定速度に対して、相手車軌道演算部7で求めた相手車予測軌道による速度上下限カットフィルタをかける(手順S105)。
相手車予測軌道による速度上下限カットフィルタの考え方を図4及び図5に示す。各図において、本手順では、相手車軌道演算部7により得られた相手車Bの予測軌道(接近方向ベクトルM)と、当該接近方向ベクトルMに対する一定の補正角度ξL+,ξL−とを用いて、相手車Bの接近方向の範囲(接近方向領域)Hを求める。さらに、自車速演算部8で求めた自車Aの車速(以下、単に自車速という)v、相対速度演算部6で求めた自車Aと相手車Bとの相対速度(以下、単に相対速度という)v、自車速vと相対速度vとのなす角(見通し角)ξ、相手車Bの接近方向ベクトルMと自車速vとのなす角、つまり自車Aと相手車Bとが衝突すると仮定した場合に両者が衝突する直前の角度(衝突直前角)δから、相手車Bの速度の上下限値を計算する。
具体的には、相対速度vの相手車成分vを相手車Bの速度下限値vnxy−と決定する。但し、速度下限値vnxy−は、例えば最低値0km/hとする。
nxy−=v=−v−v=−v−vcos|ξ|
また、相対速度vの相手車成分vと衝突直前角δと補正角度ξL+,ξL−とから、相手車Bの速度上限値vnxy+を決定する。
Figure 2009168624
但し、ゼロ割りを防ぐため、|δ−|ξ||+ξL+<π/2もしくは|δ−|ξ||+ξL−<π/2であり、且つ予測軌道線区分が正式で衝突直前角δが算出されている場合は、上記計算式を用い、これ以外の場合は、速度上限値vnxy+を例えば180km/hとする。また、速度上限値vnxy+が例えば15km/h以下の場合は、当該速度上限値vnxy+を15km/hとする。また、補正角度ξL+は例えば60°であり、補正角度ξL−は例えば0°である。
このようにして求めた相手車の速度下限値vnxy−及び速度上限値vnxy+を用いて、相手車Bの位置情報に基づいた相手車Bの車速Vnxyを決定する。
nxy<vnxy−の時、
各方向平滑速度の補正:Vnx’=vnxy−×Vnx/Vnxy
ny’=vnxy−×Vny/Vnxy
推定速度の更新 :Vnxy=vnxy−
nxy>vnxy+の時、
各方向平滑速度の補正:Vnx’=vnxy+×Vnx/Vnxy
ny’=vnxy+×Vny/Vnxy
推定速度の更新 :Vnxy=vnxy+
nxy−≦Vnxy≦vnxy+の時、
Figure 2009168624

のままとする。
次いで、相手車の位置情報に基づいた相手車の車速Vnxyとは別に、ドップラー相対速度情報に基づいた相手車の速度vnrを算出する(手順S106)。
相対速度情報から相手車の車速を求める考え方を図6に示す。同図において、本手順では、相対速度v、自車速v、見通し角ξ、衝突直前角δから、下記式を用いて相対速度情報に基づいた相手車の速度vnrを算出する。
Figure 2009168624
但し、ゼロ割りを防ぐため、|δ−|ξ||<π/2であり、且つ衝突直前角δが算出されている場合は、上記計算式を用い、これ以外の場合は、相手車の速度vnrを算出しないこととする。
次いで、手順S104,S105により位置情報から得られた相手車の車速Vnxyと、手順S106により相対速度情報から得られた相手車の車速vnrとを組み合わせて、最終的な相手車の車速vを算出し、手順S110に移る(手順S107)。
具体的には、下記式を用いて相手車の車速vを算出する。
=(1−A)vnr+A・Vnxy
(0≦A≦1)は、車速混合割合である。Aが大きくなるほど相手車の位置情報から算出した車速の重みが大きくなり、Aが小さくなるほど相対速度情報から算出した車速の重みが大きくなる。
ここで、ミリ波レーダ2の取り付け中心軸上の向き、つまりミリ波計測方向(|δ−|ξ||=0)付近に相手車Bの速度ベクトルがある場合には、ミリ波レーダ2により相対速度を精度良く検出することができる。しかし、ミリ波レーダ2の取り付け中心軸上とは異なる向きに相手車Bの速度ベクトルがある場合には、中心軸に垂直な速度成分つまりドップラーで見えない速度成分が多くなるため、ミリ波レーダ2による相対速度の検出精度が悪くなる。
そこで、例えば表1に示すようなマップを用いて、|δ−|ξ||の値からA’を求め、その線形補間によりAを求める。但し、車速vnrが算出されていない場合、Aが1を越える場合には、Aを1とする。
Figure 2009168624
上記の手順S103において、物標情報の有効点数が5点以上でなく2点以上5点未満であり、且つ前回の処理で手順S108,S109を実行していないときは、相手車位置演算部5で求めた相手車の位置情報について、αβフィルタを用いない一般的な位置微分を行って、相手車の車速を算出する(手順S108)。
具体的には、ミリ波レーダ2の捕捉点を地上固定座標軸に変換し、時系列で最も古い捕捉点と最も新しい捕捉点との距離を間隔時間で割り、各方向の速度を求め、各方向の速度から相手車の車速Vnxyを算出する。なお、X(j),Y(j)は、捕捉点の値であり、Tは、有効点におけるサンプリング間隔である。
nx(j)=[X(j)−X(1)]/T
ny(j)=[Y(j)−Y(1)]/T
Figure 2009168624
次いで、手順S108で得られた相手車の推定速度に対して、予め設定された水平・垂直方向による速度上下限カットフィルタをかけ、手順S110に移る(手順S109)。
水平・垂直方向による速度上下限カットフィルタの考え方を図7及び図8に示す。各図において、垂直方向は、自車の進行方向とし、水平方向は、自車の進行方向に垂直な方向としてある。ただし、水平・垂直方向の決め方は、特にこれに限られない。
本手順では、まず水平方向に対する一定の補正角度ξと垂直方向に対する一定の補正角度ξとを用いて、相手車Bの接近方向の範囲(接近方向領域)Hを仮定する。そして、自車速v、相対速度v、見通し角ξからフィルタ値を算出し、相手車Bの速度の上下限値を計算する。
具体的には、相手車Bの速度下限値vnxy−は、以下のように決定する。但し、速度下限値vnxy−は、例えば最低値0km/hとする。
nxy−=−v−v=−v−vcos|ξ|=v
また、相手車Bの速度上限値vnxy+は、以下のように決定する。
Figure 2009168624
但し、ゼロ割りを防ぐため、2/π−|ξ|+ξ<π/2もしくは|ξ|+ξ<π/2の場合は、上記計算式を用い、これ以外の場合は、速度上限値vnxy+を例えば180km/hとする。また、速度上限値vnxy+が例えば15km/h以下の場合は、当該速度上限値vnxy+を15km/hとする。また、補正角度ξは、例えば5°であり、補正角度ξは、例えば0°である。
このようにして求めた相手車Bの速度下限値vnxy−及び速度上限値vnxy+を用いて、相手車Bの車速Vnxyを決定する。
nxy<vnxy−の時、
各方向速度の補正:Vnx’=vnxy−×Vnx/Vnxy
ny’=vnxy−×Vny/Vnxy
推定速度の更新 :Vnxy=vnxy−
nxy>vnxy+の時、
各方向速度の補正:Vnx’=vnxy+×Vnx/Vnxy
ny’=vnxy+×Vny/Vnxy
推定速度の更新 :Vnxy=vnxy+
nxy−≦Vnxy≦vnxy+の時、
Figure 2009168624

のままとする。
そして、その算出した車速Vnxyを相手車Bの車速vとする。
=Vnxy
手順S110では、手順S107または手順S109で得られた相手車の車速vのデータを衝突判断ECU10に送出する。
また、上記の手順S102において、ミリ波レーダ2からの物標情報の有効点数が2点未満であると判断されたときは、有効点数が極めて少なく、原理的に相手車の車速を求めることはできないので、相手車の車速vとして無効値データを衝突判断ECU10に送出する(手順S111)。
以上において、ミリ波レーダ2、相手車位置演算部5及び相手車速演算部9の手順S101は、対象物の位置情報を取得する位置情報取得手段を構成する。相手車速演算部9の手順S104,S108は、対象物の位置情報に基づいて対象物の移動速度を算出する速度算出手段を構成する。ミリ波レーダ2、相対速度演算部6及び相手車速演算部9の手順S101は、移動体と対象物との相対速度情報を取得する相対速度情報取得手段を構成する。自車速演算部8及び相手車速演算部9の手順S105,S109は、相対速度情報を用いて、対象物の移動速度の上限値及び下限値を算出する速度制限値算出手段を構成する。
相手車軌道演算部7は、対象物の位置情報に基づいて、移動体に対する対象物の接近方向ベクトルを求める手段を構成する。相手車速演算部9の手順S101,S105は、接近方向ベクトルと予め設定された補正角度とに基づいて、対象物の接近方向領域を求める手段を構成する。
相手車速演算部9の手順S102,S103は、位置情報取得手段で取得された対象物の位置情報の有効点数が2点以上であり且つ所定数より少ないかどうかを判断する手段を構成する。
相手車位置演算部5及び相手車速演算部9の手順S101は、レーダ2の計測データから対象物の位置情報を取得する位置情報取得手段を構成する。自車速演算部8及び相手車速演算部9の手順S104,S105は、対象物の位置情報に基づいて対象物の第1移動速度を算出する第1速度算出手段を構成する。相対速度演算部6及び相手車速演算部9の手順S101は、レーダ2の計測データから移動体と対象物との相対速度情報を取得する相対速度情報取得手段を構成する。自車速演算部8及び相手車速演算部9の手順S106は、相対速度情報に基づいて対象物の第2移動速度を算出する第2速度算出手段を構成する。相手車速演算部9の手順S107は、第1速度算出手段で算出された第1移動速度と第2速度算出手段で算出された第2移動速度とに基づいて、対象物の移動速度を求める速度決定手段を構成する。
ところで、ミリ波レーダ2から得られる相手車の位置情報を微分することで、相手車の走行速度を算出することはできる。しかし、PCSにおける演算周期は16msと短いため、相手車のわずかな位置情報のずれにより相手車の走行速度の算出結果が大きくばらついてしまう。
これに対し本実施形態においては、ミリ波レーダ2によるミリ波捕捉有効点数が多い場合には、相手車の位置情報の履歴から相手車の接近方向を予測することができることに着目し、まず相手車の位置情報の有効点数が5点以上のときは、αβフィルタを用いた位置微分を行って相手車の車速Vnxyを算出した後、相手車の各位置情報の履歴から相手車の接近方向ベクトルを求める。そして、その相手車の接近方向ベクトルと補正角度とを用いて、相手車の接近方向領域を求める。そして、自車に対する相手車の相対速度情報と相手車の接近方向領域とを用いて、相手車の速度上限値及び速度下限値を求め、必要に応じて位置微分により求めた相手車の車速Vnxyを補正する。これにより、相手車の位置情報のみから算出した相手車の車速データのばらつきを抑えることができる。
また、相手車の位置情報から得られた相手車の車速Vnxyとは別に、自車に対する相手車の相対速度情報から相手車の車速vnrを求める。ここで、位置情報のみから車速を求める方法では、相手車の接近方向によらず安定して速度を算出することができるが、全体としてばらつきが大きい。一方、相対速度情報のみから車速を求める方法では、相手車の接近方向ベクトルがミリ波レーダ2の計測半径方向(ミリ波計測方向)に近いものに対しては高い精度で算出できるが、相手車の接近方向ベクトルがミリ波レーダ2の計測半径方向から遠くなると算出精度が悪くなってしまう。
本実施形態では、位置情報から得られた相手車の車速Vnxyと相対速度情報から得られた相手車の車速vnrとを組み合わせ、相手車の接近方向ベクトルに対するミリ波レーダ2の計測半径方向の乖離度に応じて両者の混合比率(重み付け)を変えるようにしたので、両者の車速算出方法の長所を活かして、相手車の車速をより高精度に算出することができる。
一方、ミリ波レーダ2によるミリ波捕捉有効点数が少ない場合には、相手車の位置情報の履歴から相手車の接近方向を予測することはできないが、相手車が接近していること自体は分かる。そこで、相手車の位置情報の有効点数が2点以上5点未満のときは、位置微分を行って相手車の車速Vnxyを算出した後、水平方向・垂直方向に対する補正角度を用いて相手車の接近方向領域を仮定し、自車に対する相手車の相対速度情報と相手車の接近方向領域とを用いて、相手車の速度上限値及び速度下限値を求め、必要に応じて位置微分により求めた相手車の車速Vnxyを補正する。この場合にも、相手車の位置情報のみから算出した相手車の車速データのばらつきを抑えることができる。
以上のように本実施形態によれば、相手車の位置情報と自車に対する相手車の相対速度情報との両方を用いて相手車の走行速度の算出を行うことにより、相手車の走行速度を高精度に検出することができる。その結果、衝突判断ECU10における自車と相手車との衝突判断を精度良く行うことが可能となる。
次に、上述した車速算出ロジックを用いて、相手車の車速を推定する実験を行ったので、その内容について説明する。ここでは、図9に示すように、自車Aと相手車Bがそれぞれ直角方向に40km/hで走行するという試験パターンを採用した。
相手車の車速の推定結果を図10に示す。図10において、グラフの横軸は、TTC(Time to Collision)を示し、グラフの縦軸は、相手車の車速の推定値を示している。また、表中の黒菱形印Pは、通常の位置微分(αβフィルタを用いない位置微分)による車速算出結果を表し、表中の黒四角印Qは、αβフィルタを用いた位置微分による車速算出結果を表し、表中の白三角印Rは、αβフィルタを用いた位置微分によって得られた車速に対して上下限カットフィルタをかけたときの車速算出結果を表し、表中の*印Sは、上記の上下限カットフィルタをかけて得られた車速と相対速度情報から得られた車速とを組み合わせたときの車速算出結果を表している。また、実線Tは、実際の車速(40km/h)を表している。なお、車速推定のためのパラメータ適合値としては、上述した数値をそのまま使用した。
図10に示す推定結果から明らかなように、αβフィルタを用いた位置微分、上下限カットフィルタ、位置情報から得られた車速と相対速度情報から得られた車速との組み合わせを採用していくに従い、相手車の車速の推定精度がより高くなっている。従って、本発明の有効性が実証されたこととなる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば上記実施形態では、ミリ波レーダ2を用いて相手車の位置情報や相対速度情報を取得するようにしたが、使用するレーダとしては、特にミリ波レーダに限られず、レーザレーダ等であっても良い。
また、上記実施形態では、相手車予測軌道による速度上下限カットフィルタをかけて得られた車速と相対速度情報から得られた車速とを組み合わせて、最終的な相手車の車速を求めるようにしたが、水平・垂直方向による速度上下限カットフィルタをかけて得られた車速と相対速度情報から得られた車速とを組み合わせて、最終的な相手車の車速を求めることも可能である。
さらに、上記実施形態は、PCSに適用されたものであるが、本発明の物体速度検出装置は、PCS以外のシステムにも適用可能である。また、本発明の物体速度検出装置は、自動車等の車両以外の移動物体の検出にも適用可能である。
本発明に係わる物体速度検出装置の一実施形態の概略構成を示すブロック図である。 図1に示した相手車速演算部により実行される相手車車速の計算処理の手順を示すフローチャートである。 αβフィルタを用いた位置微分を行って相手車の車速を算出する考え方を示す概念図である。 相手車予測軌道による速度上下限カットフィルタの考え方を示す概念図である。 相手車予測軌道による速度上下限カットフィルタの考え方を示す概念図である。 相対速度情報から相手車の車速を求める考え方を示す概念図である。 水平・垂直方向による速度上下限カットフィルタの考え方を示す概念図である。 水平・垂直方向による速度上下限カットフィルタの考え方を示す概念図である。 相手車の車速を推定する試験パターンを示す図である。 図9に示した試験パターンにより相手車の車速を推定した結果を示すグラフである。
符号の説明
1…物体速度検出装置、2…ミリ波レーダ(位置情報取得手段、相対速度情報取得手段)、4…速度算出ECU、5…相手車位置演算部(位置情報取得手段)、6…相対速度演算部(相対速度情報取得手段)、7…相手車軌道演算部、8…自車速演算部(速度制限値算出手段、第1速度算出手段、第2速度算出手段)、9…相手車速演算部(位置情報取得手段、速度算出手段、相対速度情報取得手段、速度制限値算出手段、第1速度算出手段、第2速度算出手段、速度決定手段)、A…自車(移動体)、B…相手車(対象物)。

Claims (5)

  1. 移動体に搭載され、対象物の移動速度を検出する物体速度検出装置において、
    前記対象物の位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    前記対象物の位置情報に基づいて前記対象物の移動速度を算出する速度算出手段と、
    前記移動体と前記対象物との相対速度情報を取得する相対速度情報取得手段と、
    前記相対速度情報を用いて、前記対象物の移動速度の上限値及び下限値を算出する速度制限値算出手段とを備えることを特徴とする物体速度検出装置。
  2. 前記対象物の位置情報に基づいて、前記移動体に対する前記対象物の接近方向ベクトルを求める手段と、
    前記接近方向ベクトルと予め設定された補正角度とに基づいて、前記対象物の接近方向領域を求める手段とを更に備え、
    前記速度制限値算出手段は、前記対象物の接近方向領域と前記相対速度情報とに基づいて、前記対象物の移動速度の上限値及び下限値を算出することを特徴とする請求項1記載の物体速度検出装置。
  3. 前記位置情報取得手段で取得された前記対象物の位置情報の有効点数が2点以上であり且つ所定数より少ないかどうかを判断する手段を更に備え、
    前記速度制限値算出手段は、前記対象物の位置情報の有効点数が2点以上であり且つ所定数より少ないときは、予め設定された2つの方向データと前記相対速度情報とに基づいて、前記対象物の移動速度の上限値及び下限値を算出することを特徴とする請求項1または2記載の物体速度検出装置。
  4. 移動体に搭載され、レーダを用いて対象物の移動速度を検出する物体速度検出装置において、
    前記レーダの計測データから前記対象物の位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    前記対象物の位置情報に基づいて前記対象物の第1移動速度を算出する第1速度算出手段と、
    前記レーダの計測データから前記移動体と前記対象物との相対速度情報を取得する相対速度情報取得手段と、
    前記相対速度情報に基づいて前記対象物の第2移動速度を算出する第2速度算出手段と、
    前記第1速度算出手段で算出された第1移動速度と前記第2速度算出手段で算出された第2移動速度とに基づいて、前記対象物の移動速度を求める速度決定手段とを備えることを特徴とする物体速度検出装置。
  5. 前記対象物の位置情報に基づいて、前記移動体に対する前記対象物の接近方向ベクトルを求める手段を更に備え、
    前記速度決定手段は、前記対象物の接近方向ベクトルと前記レーダの計測半径方向との乖離度に基づいて、前記第1移動速度及び前記第2移動速度の重み付けを決定し、前記対象物の移動速度を求めることを特徴とする請求項4記載の物体速度検出装置。
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