JP2009168204A - グリースサンプリング方法およびグリースサンプリング用具 - Google Patents

グリースサンプリング方法およびグリースサンプリング用具 Download PDF

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Yoshitaka Inoue
義隆 井上
Kazuhisa Okuda
和久 奥田
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Abstract

【課題】軸受け等に供給されるグリースの劣化状態を精度良く検出するためのサンプリング方法およびそれに用いるサンプリング用具を提供する。
【解決手段】グリース潤滑されている機器のグリースの劣化度を判定するため、前記機器から使用中のグリースを採取するグリースサンプリング方法であって、前記機器の給脂孔に、他端が真空ポンプに接続された管状部材を接続し、少なくとも前記機器内のグリースの劣化度判定に必要な量を吸引することを特徴とするグリースサンプリング方法。前記管状部材は可撓性の素材からなり、管路に複数の膨張部を略等間隔に有し、真空ポンプでグリース潤滑されている機器からグリースを吸引する際、劣化度判定に必要な量を一つまたは複数の前記膨張部内に吸引する。
【選択図】図1

Description

本発明は、軸受け等に供給されるグリースの劣化状態を精度良く検出するためのグリースサンプリング方法およびそれに用いるグリースサンプリング用具に関する。
軸受けベアリングの磨耗、損傷異常を検知する一手段として、潤滑用グリースの劣化度を測定することが有効で、種々の測定方法の提案がなされている。
特許文献1は、潤滑剤監視装置に関し、磁気センサーが測定した磁力によって、潤滑剤中の磨耗粉の量の測定を行い、磨耗粉の量に基づいて潤滑剤の劣化状態を判断することが記載されている。
特許文献2は、潤滑状態管理システムに関し、パーティクルカウンターで潤滑油中の微粒子を測定する際、誤カウントの原因となる気泡を、潤滑油を減圧して脱泡したり、加熱して脱泡することが記載されている。
特許文献3は、グリース交換形軸受けのグリース交換装置に関し、グリース排出路を挟むように発光部と受光部を備えた検出器を設け、グリース交換時に軸受けから排出されるものと新しいものとの透過光量を比較し、その差に応じてグリース補給状態を調整することが記載されている。
また、潤滑用グリース中の鉄粉濃度を直接測定することも行われ、鉄粉濃度の測定は、軸受け、ギヤーカップリングを開放して採取したり、給脂孔から新しいグリースを供給した際、排出孔やシール部から押し出されてくる内部のグリースを採取して実施されている。
特開2006−177407号公報 特開2004−176796号公報 特開昭61−228197号公報
軸受け、ギヤーカップリングを開放して潤滑用グリースを採取し鉄粉濃度を測定することは工数や作業費用を増大させ、保守点検の負担が大きい。
一方、非開放でグリースを採取する場合は、補給された新しいグリースと内部のグリースが混合されて排出孔やシール部から押し出されたり、押し出される際、排出口周辺のスケール等の異物が混入されて測定精度を悪化させる場合がある。
そこで、本発明は、軸受け、ギヤーカップリングを開放せずにその内部から使用中のグリースを作業効率良く採取するグリースサンプリング方法およびそれに用いるサンプリング用具を提供することを目的とする。
本発明の課題は以下の手段で達成可能である。
1.グリース潤滑されている機器のグリースの劣化度を判定するため、前記機器から使用中のグリースを採取するグリースサンプリング方法であって、一端が真空ポンプに接続された管状部材を前記機器の給脂孔に接続し、少なくとも前記機器内のグリースの劣化度判定に必要な量を吸引することを特徴とするグリースサンプリング方法。
2.前記管状部材は可撓性の素材からなり、管路に複数の膨張部を略等間隔に有し、真空ポンプでグリース潤滑されている機器からグリースを吸引する際、劣化度判定に必要な量を一つまたは複数の前記膨張部内に吸引することを特徴とする1記載のグリースサンプリング方法。
3.膨張部に劣化度判定に必要な量のグリースを充填した後、機器の給脂孔に接続された端部から前記膨張部を含む長さの管状部材を切断して、前記管状部材内のグリースはグリースの劣化度判定作業に供し、残余の管状部材に膨張部がある場合は、再度、管状部材として供することを特徴とする2記載のグリースサンプリング方法。
4.管路に複数の膨張部を略等間隔に設けた可撓性の素材からなる管状部材であって、前記管状部材の一端は開放され、他端は真空ポンプまたは真空ポンプ用接続具に接続可能で、あることを特徴とするサンプリング用具。
本発明によれば、グリース潤滑される機器のグリースの劣化度判定を機器を開放せずに、精度良く行うことが可能で産業上極めて有用である。
本発明は、グリース潤滑されている機器から使用中のグリースを劣化度判定に必要な量だけ、給脂孔から吸い出すことを特徴とする。
図1は、本発明の一実施例に係るグリースサンプリング方法の構成を示す模式図、図2はサンプリング方法の原理を説明する図で、これらの図において1は管状部材(以下、グリースサンプリング管)、2はグリース潤滑されている機器、3は真空ポンプ5の真空配管、4はグリースサンプリング管1と真空配管3を接続するアダプター4、6は使用中のグリース、11a〜dは膨張部、21は機器2の給油孔を示す。
本発明に係るグリースサンプリング方法は、まず、グリース潤滑されている機器2と真空ポンプ5の間をグリースサンプリング管1で接続する。グリースサンプリング管1の一端は機器2の給脂孔21に接続し、他端は、アダプタ4を介して真空ポンプ5の真空配管3に接続する。
そして、真空ポンプ5を稼動して、機器2内の使用中のグリース6を少なくとも劣化度判定に必要な量だけ吸い出し、管路に吸い出されたグリースを別途の劣化度判定に供する。
図示したグリースサンプリング管1は、管路に複数の膨張部11a〜dを略等間隔に有し、真空ポンプ5でグリース潤滑されている機器2の給脂孔21からグリース6を吸引する際、少なくとも劣化度判定に必要な量を膨張部11a〜dの一つまたは複数に吸引する。グリース6の吸引方向を矢印aで示す。
図2は一つの膨張部11aに充填したグリース量で、劣化度判定に必要な量が満足される場合を示し、機器2の給脂孔21に挿入された端部から膨張部11aと次の膨張部11bまでの間でグリースサンプリング管1を切断する(切断部b)。
端部から切断部bまでのグリースサンプリング管1内に吸引されたグリース6は別途のグリースの劣化度判定作業、例えば、グリース中の鉄粉濃度を測定に供される。
残余のグリースサンプリング管1にその他の膨張部、図2では膨張部11b、11c、がある場合は、新たなグリースサンプリング方法を行う場合に供する。劣化度判定作業の際、膨張部11a内に吸引されたグリース6が容易に取り出せるように、グリースサンプリング管1は可撓性の素材とすることが好ましい。
膨張部11a〜dの形状は特に規定しないが、卵状とすると内部に充填された使用済みグリースを押し出すのに好適である。また、グリースサンプリング管1と給脂孔21の接続方法は、グリース6を吸い出す際、給脂孔21のまわりに付着したスケールなどを吸引しない方法であればよく、特に規定しないが、給脂孔21の孔径より管径を小さくし、機器内に直接挿入させることが望ましい。
本発明に係るサンプリング方法では、機器内から直接使用中のグリースを吸い出すため、交換する新しいグリースと混同したり、吸い出す際、給脂孔周辺のスケールなどを巻き込むことがなく、精度良く劣化度の判定が可能である。
本発明はまた管路に複数の膨張部を略等間隔に設けた可撓性の素材からなる管状部材であって、前記管状部材の一端は機器の給脂孔に接続して内部のグリースを吸引できるように開放され、他端は真空ポンプに直接または真空ポンプ用接続具を介して接続可能で、あることを特徴とするサンプリング用具である。
本発明の一実施例に係るグリースサンプリング方法の構成を示す模式図。 サンプリング方法の原理を説明する図。
符号の説明
1 管状部材(グリースサンプリング管)
2 機器
3 真空配管
4 アダプター
5 真空ポンプ、
6 グリース
11a〜d 膨張部
21 給油孔

Claims (4)

  1. グリース潤滑されている機器のグリースの劣化度を判定するため、前記機器から使用中のグリースを採取するグリースサンプリング方法であって、一端が真空ポンプに接続された管状部材を前記機器の給脂孔に接続し、少なくとも前記機器内のグリースの劣化度判定に必要な量を吸引することを特徴とするグリースサンプリング方法。
  2. 前記管状部材は可撓性の素材からなり、管路に複数の膨張部を略等間隔に有し、真空ポンプでグリース潤滑されている機器からグリースを吸引する際、少なくとも劣化度判定に必要な量を一つまたは複数の前記膨張部内に吸引することを特徴とする請求項1記載のグリースサンプリング方法。
  3. 膨張部に劣化度判定に必要な量のグリースを充填した後、機器の給脂孔に接続された端部から前記膨張部を含む長さの管状部材を切断して、前記管状部材内のグリースはグリースの劣化度判定作業に供し、残余の管状部材に膨張部がある場合は、再度、管状部材として供することを特徴とする請求項2記載のグリースサンプリング方法。
  4. 管路に複数の膨張部を略等間隔に設けた可撓性の素材からなる管状部材であって、前記管状部材の一端は開放され、他端は真空ポンプまたは真空ポンプ用接続具に接続可能で、あることを特徴とするサンプリング用具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106641676A (zh) * 2016-12-02 2017-05-10 无锡特恒科技有限公司 回转体气体润滑结构
JP2019221031A (ja) * 2018-06-18 2019-12-26 東芝三菱電機産業システム株式会社 電動機軸受グリース管理システム

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