JP2009166881A - 分別機能付ヒンジキャップ - Google Patents

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Abstract

【課題】道具を使用しなくとも容器口部から容易に分離することができ、且つ充分な液密
性を確保し、液状内容物の性状などに影響されることのない分別機能付ヒンジキャップを
提供する。
【解決手段】キャップ本体2と上蓋3とがヒンジ4を介して開閉自在に連結され、キャッ
プ本体のスカート壁7のヒンジ4に近接した箇所に縦方向弱化部17を形成し、頂板6の
周縁部にスカート壁7と頂板6とを分離可能な周方向弱化部18を、縦方向弱化部17を
起点としヒンジ4側に向かい少なくともヒンジ4を越える位置まで設け、且つ、頂板6下
面のインナーリング8よりも外側で周方向弱化部18よりも内側で、容器9の口部10の
先端外周が当接する部位に、頂板6下面から垂下するアウターリング19を位置させ設け
ることで、縦方向弱化部17及び周方向弱化部18で容易に分離出来、アウターリング1
9で両弱化部17、18を克服して、易分離性及び液密性の課題を達成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ゴミの分別回収の際、分別が容易な分別機能付ヒンジキャップに関するもの
であって、より詳しくは、従来の分別機能付きキャップにおいては、ともすれば、破断を
容易なものにするために、容器本体とキャップ本体の密封構造が緩めに構成されていた問
題を解消し、使用時においては優れた密封性を保持し、分別廃棄時にはキャップ本体の破
断部位が容易に分離し得るように構成された分別機能付ヒンジキャップに関する。
ヒンジキャップは、キャップ本体と上蓋とがヒンジにより連結され、その開閉自在性に
加えて易開封性も付与して、利便性が高められていることから、サラダオイルや調味料、
天然果汁などの液状内容物が収容されている容器に多く使用されている。すなわち、この
ヒンジキャップは、キャップ本体を容器口部に打栓して液密にすると共に、容易に外れな
いようにして液密状態を維持し、更に、スコア切裂用タブによりキャップ本体の開口予定
部の易開封性を実現している。
このようなヒンジキャップは、従来、ガラスビンやペットボトルなどの容器の口部に装
着されて使われることが多かった。しかしながら、これら容器とヒンジキャップとの材質
の違いから、ゴミの分別回収に際しては、容器からヒンジキャップを取り外す必要に迫ら
れ、従来はペンチやナイフなどを使用してこれらを分離するなどの手段が採られているた
め作業上煩わしさがあり、このような状況から、容器からヒンジキャップを容易に取り外
すことが出来る技術として、下記のものが知られている。
特開2001−192053号公報 この文献のヒンジキャップは、図5、6に示すように、容器50の口部51に装着するキャップ本体52と上蓋53とがヒンジ54により連結されてなり、このキャップ本体52の外周壁55のヒンジ54の付け根に対応する部分より、半径方向が固定筒56外周縁に至り軸方向が嵌合突条57上方に至る深溝58を形成し、この深溝58とヒンジ54との交差部の両隅部59から主竪弱化線60と、第一副竪弱化線61とをそれぞれ形成し、深溝58の下端面と外周壁55内面との間に薄肉部62を形成し、主竪弱化線60を、嵌合突条57を内側より外周壁55下端に至るまで鋭角状に切り込み形成し、第一副竪弱化線61を、嵌合突条57下端まで内側より鋭角状に切り込み形成し、方向を変え、周方向弱化線63として嵌合突条57下端に沿って内側より円周方向に切り進んで形成したものである。
この特許文献1のヒンジキャップによれば、上蓋53をつかみ外側に引っ張ると、両隅
部59に応力が集中し、主竪弱化線60と第一副竪弱化線61とが上端より引き裂かれ、
さらに外側に引っ張ると、薄肉部62に応力が集中して薄肉部62の破断を開始し、ヒン
ジ54がキャップ本体52から分離される。上蓋53をさらに外側に引っ張ると、周方向
弱化線63が引き裂かれて、斜め上方に引っ張れば容器50の口部51からヒンジキャッ
プを離脱させることができるようになっている。
上記特許文献1のヒンジキャップは、ペンチやナイフなどの道具を使用することなく、
容器50の口部51から分離出来て都合が良い。しかしながら、このヒンジキャップは、
容器50の口部51から離脱させるために、深溝58を形成してこの深溝58の下端面と
外周壁55内面との間に薄肉部62を形成し、さらに深溝58の両脇に主竪弱化線60と
第一副竪弱化線61とをそれぞれ形成してある。このため、容器口部51にキャップ本体
52を打栓した際、液密性に緩みが出てくる虞があり、容器50内に収容した液状内容物
の性状によっては内部圧力が高まり、液漏れの可能性を否定できない。
そこで、本発明の目的は、道具を使用することなく容器口部から容易に分離出来るもの
でありながら、液状内容物の性状などに影響されずに充分な液密性を確保することができ
る分別機能付ヒンジキャップを提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであって、下記の構成からなるこ
とを特徴とするものである。
すなわち、本発明によれば、キャップ本体と上蓋とがヒンジを介して開閉自在に連結さ
れており、前記キャップ本体は、開口または開口予定部が形成されている頂板と、該頂板
の周縁部から垂下するスカート壁とから構成され、該スカート壁とこれに同心的に前記頂
板下面から垂下するインナーリングとで容器口部を嵌合する嵌合部を形成し、前記頂板上
面に前記開口または開口予定部を囲繞する注出筒及びこれより外側に前記上蓋を閉栓固定
する外側壁を形成してなり、前記上蓋は、天板と該天板の周縁部から垂下する側壁とで構
成し、前記天板内面にこれから垂下し前記注出筒の内面に圧接する環状リングを形成して
なるヒンジキャップにおいて、
前記スカート壁のヒンジに近接した箇所に、該スカート壁の上端から下端まで縦方向に
破断可能な縦方向弱化部を形成し、前記頂板の周縁部に前記スカート壁と前記頂板とを分
離可能な周方向弱化部を、前記縦方向弱化部を起点とし前記ヒンジ側に向かい少なくとも
前記ヒンジを越える位置まで設けて、且つ、前記頂板下面の前記インナーリングよりも外
側で前記周方向弱化部よりも内側で、前記容器口部の先端外周が当接する部位に、前記頂
板下面から垂下するアウターリングを設けてなることを特徴とする分別機能付ヒンジキャ
ップが提供される。
また、本発明によれば、前記周方向弱化部は、前記頂板周縁部の下面から上方に向かっ
て周方向に延びる溝を形成することにより、前記頂板周縁部の肉厚を薄肉化してなる分別
機能付ヒンジキャップが提供される。
本発明のヒンジキャップは、容器の口部に分別機能付ヒンジキャップのキャップ本体に
おける嵌合部を嵌合すると、容器口部内周と密接するインナーリングと共に容器口部の先
端外周と密接する縦方向弱化部及び周方向弱化部より内側にあるアウターリングによって
液密を実現する。一方、容器の口部から分別機能付ヒンジキャップを離脱させるには、キ
ャップ本体から上蓋を開けた状態にし、上蓋をつかみ縦方向弱化部を中心として下方向に
引っ張ると、応力が縦方向弱化部の上端に集中して下端に向けて縦方向弱化部が裂け、キ
ャップ本体のスカート壁を切り離し、さらに、上蓋をつかんだままで周方向弱化部の起点
である縦方向弱化部から周方向弱化部に沿って引っ張ると、応力がその起点に集中してヒ
ンジを越える位置に向けて周方向弱化部が裂け、その位置までスカート壁と頂板とを切り
離し、スカート壁と容器口部との嵌合力を低下させることにより、分別機能付ヒンジキャ
ップを分離することで実現できる。したがって、上蓋を摘んだままさらに上方に引き上げ
ることにより、道具を使用することなく容器口部から容易に分離出来る。しかも、充分な
液密性を確保することができる効果がある。
また、本発明によれば、キャップ本体の内側に周方向弱化部を設けて、頂板周縁部の肉
厚を薄肉化してあるから、周方向弱化部にゴミなどが溜まらない。したがって、上記効果
に加えて、見た目も清潔さもを保持できる効果がある。
以下に、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1は本発明の実施の形態を示す分別機能付ヒンジキャップを容器の口部に打栓した状
態の縦断面図、図2は図1の分別機能付ヒンジキャップをヒンジ側から見た状態の側面図
、図3は同分別機能付ヒンジキャップを開いた状態の縦断面図、図4は同分別機能付ヒン
ジキャップを開いた状態の平面図である。図面において、分別機能付ヒンジキャップ1は
、キャップ本体2と上蓋3とがヒンジ4を介して開閉自在に連結されており、このキャッ
プ本体2は、開口予定部5が形成されている頂板6と、この頂板6の周縁部から垂下する
スカート壁7とから構成され、このスカート壁7とこれに同心的に頂板6下面から垂下す
るインナーリング8とで容器9の口部10を嵌合する嵌合部11を形成し、頂板6上面に
開口予定部5を囲繞する注出筒12及びこれより外側に上蓋3を閉栓固定する外側壁13
を形成してなり、上蓋3は、天板14とこの天板14の周縁部から垂下する側壁15とで
構成し、天板14内面にこれから垂下し注出筒12の内面に圧接する環状リング16を形
成してなるものである。
そして、この分別機能付ヒンジキャップ1は、スカート壁7のヒンジ4に近接した箇所
に、このスカート壁7の上端から下端まで縦方向に破断可能な縦方向弱化部17を形成し
、頂板6の周縁部に、特に図1からわかるように外側壁13の外周付け根に沿って周方向
に延びている、スカート壁7と頂板6とを分離可能な周方向弱化部18を、縦方向弱化部
17を起点としヒンジ4側に向かい少なくともヒンジ4を越える位置まで設けて、且つ、
頂板6下面のインナーリング8よりも外側で周方向弱化部18よりも内側で、容器9の口
部10の先端外周が当接する部位に、頂板6下面から垂下するアウターリング19を位置
せ設けてなるものである。
前記分別機能付ヒンジキャップ1を装着する容器9は、その口部10にキャップ本体2
を打栓できるものであれば特に限定がなく、どのようなタイプ、材質でも良い。この実施
例1では、特に食用オイルなどの頻繁に小出しするものに利用して、上蓋3による開閉が
比較的多く行われるペットボトルの例を示してある。
前記キャップ本体2は、既述のとおり、上蓋3がヒンジ4を介して連結されているから
、上蓋3はヒンジ4を中心として回転自在となり、開閉自在となっている。そして、前記
注出筒12より外側の頂板6上には、前述のとおり、外側壁13が設けられているから、
万が一注出筒12から液だれがあっても、外側壁13から直ちに外部にこぼれ出ないよう
になっている。さらに、注出筒12のヒンジ4と反対側の一部は、図4より判るようにク
チバシ形状部12aになっている。このクチバシ形状部12aは液状内容物を注出する際
の注ぎ性を向上させるために設けられている。また、上蓋3には閉栓時にクチバシ形状部
12aを付勢する注出口補正リブ20が設けられている。この注出口補正リブ20は成形
時にクチバシ形状部12aがアンダーカットとなっているため、離型時にクチバシ形状部
12aの先端が上方に変形してしまう。そのため、ヒンジキャップ1を金型から離型され
た直後に上蓋3を閉栓することで、注出口補正リブ20により変形したクチバシ形状部1
2aを正常な形状に戻すことができる。
また、前記注出筒12の内側にある開封予定部5は、スコア21に囲まれ、破断除去可
能な部位であり、この開封予定部5に設けたスコア引裂用タブ22に指を掛けて上方に引
っ張ると、スコア21を破断して開封予定部5を除去、すなわち開封することが出来る。
なお、図1、図3における22aは、スコア引裂用タブ22に指を掛ける際のスベリ止め
である。一方、開封後の主たるシールは、キャップ本体2の注出筒12に上蓋3の環状リ
ング16が嵌合することによりなされる。すなわち、環状リング16の先端外周面16a
が注出筒12の内周面下部に当接することにより、開封後のシールがなされる。
そして、前記キャップ本体2は、その頂板6の下面にあるインナーリング8とスカート
壁7とで嵌合部11が形成され、容器9の口部10にこの嵌合部11をあてがい打栓する
ことで、口部10にキャップ本体2を装着すると共に液密にする。
一方、前記キャップ本体2のスカート壁7におけるヒンジ4に近接した箇所には、既述
のとおり、縦方向弱化部17が形成され、この縦方向弱化部17は、スカート壁7の内側
に、V字状の溝を縦方向にスカート壁7の上端から下端まで形成されてなるものである。
したがって、この縦方向弱化部17は、前記上蓋3をつかみ縦方向弱化部17を中心とし
て下方向に引っ張るなどの外力を加えると、応力がV字状の溝の上端に集中して下端に向
けて溝が裂け、スカート壁7を縦方向に上端から下端まで破断して分離出来、さらに、外
側から見ることが出来ず、ゴミなどがV字状の溝に溜まることもなく、外観も極めて良好
となる。
また、スカート壁7と頂板6との接合部位である頂板6の周縁部には、既述のとおり、
周方向弱化部18が設けられ、この周方向弱化部18は、頂板6の周縁部の内側である下
面に、U字状の溝を周方向に縦方向弱化部17を起点としヒンジ4側に向かいヒンジ4を
越える位置まで設けてなるものである。したがって、この周方向弱化部18は、スカート
壁7を縦方向に破断した後、さらに、上蓋3をつかんだままで、周方向弱化部18の起点
である縦方向弱化部17から周方向弱化部18に沿って引っ張るなどの外力を加えると、
応力がU字状の溝の起点に集中して、ヒンジ4を越える位置に向けてU字状の溝が裂け、
その位置までスカート壁7と頂板6とを切り離すことができ、さらに、外側から見ること
が出来ず、ゴミなどがU字状の溝に溜まることもなく、外観も極めて良好となる。
そして、前記キャップ本体2の頂板6の下面には、既述のとおり、アウターリング19
が設けられ、このアウターリング19は、嵌合部11内のスカート壁7とインナーリング
8との間に位置する頂板6の下面に、周方向弱化部18よりも内側で、且つ、これらスカ
ート壁7及びインナーリング8と同心的に垂下して設けられてなるものである。したがっ
て、このアウターリング19は、容器9の口部10にキャップ本体2の嵌合部11を嵌合
すると、容器口部10の先端外周10aが、縦方向弱化部17及び周方向弱化部18より
内側に位置するアウターリング19に当接し液密を実現する。すなわち、このアウターリ
ング19は、強度的に弱くなり液密性に難がある部位に関係ない所で、容器口部10の先
端外周10aに当接し液密を実現していることになる。
前記上蓋3は、既述のとおり、天板14と側壁15とで構成し、天板14に側壁15と
同心的に環状リング16を形成してなり、側壁15の一端はヒンジ4によってキャップ本
体2に開閉自在に連結され、他端には鍔部23が設けられいる。
次に、上記構成になる分別機能付ヒンジキャップ1の利用方法について説明する。
まず、キャップ本体2に上蓋3を嵌めた状態の分別機能付ヒンジキャップ1にし、容器
2内に食用オイルなどの液状内容物を充填し、その後、容器9の口部10に分別機能付ヒ
ンジキャップ1の嵌合部11をあてがい打栓することで、容器9を密封する(図1参照)
。その際、縦方向弱化部17及び周方向弱化部18による強度的な影響を避けたアウター
リング19により、容器口部10の先端外周10aに当接して液密性を実現している。そ
の後、必要に応じて分別機能付ヒンジキャップ1付きの容器2を包装して最終製品とする
最終製品の消費に際し、包装があればそれを取り除き、少なくとも分別機能付ヒンジキ
ャップ1の部分を裸出し、キャップ本体2から上蓋3を開ける得る状態にして、鍔部23
を手指にて押し上げれば、上蓋3をキャップ本体2から容易に開けることができる。さら
に、スコア引裂用タブ22に手指を掛けて引っ張れば、スコア21を破断し開封予定部5
を除去して開封出来る。そして、容器9内の液状内容物を必要量だけキャップ本体2の注
出筒12から必要箇所に注ぎ込むことが出来る。その液状内容物を注ぎ終わった後、キャ
ップ本体2に上蓋3を被せると、環状リング16の先端外周面16aが注出筒12の内周
面下部に当接することにより、開封後のシールがなされる。以後、容器9内の液状内容物
を使い切るまで、上記した同じ動作を繰り返すことになる。
容器9内の液状内容物が全て排出され、キャップ本体2から上蓋3を開けた状態にし、
上蓋3をつかみ縦方向弱化部17を中心として下方向に引っ張ると、応力が縦方向弱化部
17の上端に集中して下端に向けて縦方向弱化部17が裂け、キャップ本体2のスカート
壁7を切り離し、さらに、上蓋3をつかんだままで周方向弱化部18の起点である縦方向
弱化部17から周方向弱化部18に沿って引っ張ると、応力がその起点に集中してヒンジ
4を越える位置に向けて周方向弱化部18が裂け、その位置までスカート壁7と頂板6と
を切り離すことが出来、容器9の口部10から分別機能付ヒンジキャップ1を容易に取り
外すことが出来て、ゴミの分別収集に寄与することができる。
以上、本発明の実施例1を説明したが、具体的な構成はこれに限定されず、容器内が加
圧状態であっても適用可能であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲での変更は適宜可能で
あることは理解されるべきである。
本発明の分別機能付ヒンジキャップは、道具を使用することなく、容器口部から容易に
分離したい場合に利用可能性があり、特に、液状内容物の性状などに影響されずに充分な
液密性を確保し、且つ容器口部から容易に分離してゴミの分別収集に寄与したいような場
合に、その利用可能性が極めて高くなる。
実施例1に示した本発明の実施の形態を示す分別機能付ヒンジキャップを容器の口部に打栓した状態の縦断面図である。 図1の分別機能付ヒンジキャップをヒンジ側から見た状態の側面図である。 同分別機能付ヒンジキャップを開いた状態の縦断面図である。 同分別機能付ヒンジキャップを開いた状態の平面図である。 従来例を示す平面図である。 従来例を示す縦断面図である。
符号の説明
1 分別機能付ヒンジキャップ
2,52 キャップ本体
3,53 上蓋
4,54 ヒンジ
5 開口予定部
6 頂板
7 スカート壁
8 インナーリング
9,50 容器
10,51 口部
10a 先端外周
11 嵌合部
12 注出筒
12a クチバシ形状部
13 外側壁
14 天板
15 側壁
16 環状リング
16a 先端外周面
17 縦方向弱化部
18 周方向弱化部
19 アウターリング
20 注出口補正リブ
21 スコア
22 スコア引裂用タブ
22a すべり止め
23 鍔部
55 外周壁
56 固定筒
57 嵌合突条
58 深溝
59 隅部
60 主竪弱化線
61 第一副竪弱化線
62 薄肉部
63 周方向弱化線

Claims (2)

  1. キャップ本体と上蓋とがヒンジを介して開閉自在に連結されており、
    前記キャップ本体は、開口または開口予定部が形成されている頂板と、
    該頂板の周縁部から垂下するスカート壁とから構成され、
    該スカート壁とこれに同心的に前記頂板下面から垂下するインナーリングとで容器口部
    を嵌合する嵌合部を形成し、
    前記頂板上面に前記開口または開口予定部を囲繞する注出筒及びこれより外側に前記上
    蓋を閉栓固定する外側壁を形成してなり、
    前記上蓋は、天板と該天板の周縁部から垂下する側壁とで構成し、
    前記天板内面にこれから垂下し前記注出筒の内面に圧接する環状リングを形成してなる
    ヒンジキャップにおいて、
    前記スカート壁のヒンジに近接した箇所に、該スカート壁の上端から下端まで縦方向に
    破断可能な縦方向弱化部を形成し、
    前記頂板の周縁部に前記スカート壁と前記頂板とを分離可能な周方向弱化部を、前記縦
    方向弱化部を起点とし前記ヒンジ側に向かい少なくとも前記ヒンジを越える位置まで設け
    て、
    且つ、前記頂板下面の前記インナーリングよりも外側で前記周方向弱化部よりも内側で
    、前記容器口部の先端外周が当接する部位に、前記頂板下面から垂下するアウターリング
    を設けてなることを特徴とする分別機能付ヒンジキャップ。
  2. 前記周方向弱化部は、前記頂板周縁部の下面から上方に向かって周方向に延びる溝を形
    成することにより、前記頂板周縁部の肉厚を薄肉化してなる請求項1記載の分別機能付ヒ
    ンジキャップ。
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