JP2009165706A - 内視鏡リプロセス装置の履歴管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】低コストに複数の洗浄装置の洗浄履歴を一括して管理する。
【解決手段】内視鏡11に内視鏡タグ16を設ける。洗浄装置13a〜13cにそれぞれ装置タグ20を設ける。洗浄槽18内に水検知センサ22を設ける。3つのタグリーダ12a〜12cを異なる位置に配置する。管理サーバ10は、各タグ16,20から発信される電波を各タグリーダ12a〜12cで受信した結果に基づき、内視鏡11及び各洗浄装置13a〜13cの位置を検出することで、内視鏡11が投入された洗浄装置を特定する。管理サーバ10は、水位検知センサ22から装置タグ20を介して発信される水位検知信号に基づき、先に特定した洗浄装置の洗浄履歴を取得して管理する。各洗浄装置にそれぞれタグリーダを設ける必要がなくなるので、低コストに複数の洗浄装置の洗浄履歴を一括して管理することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、内視鏡にリプロセス処理を施すリプロセス装置の処理履歴を管理する内視鏡リプロセス装置の履歴管理システムに関するものである。
医療機関では、内視鏡を利用した医療診断が盛んに行われている。医療診断で使用された内視鏡は、病気の感染を防ぐために内視鏡用のリプロセス装置、例えば洗浄装置によって洗浄処理が施される。
洗浄装置を用いて洗浄処理を行った際には、どの内視鏡が、いつ、どの洗浄装置で洗浄処理されたのかという洗浄処理の履歴を把握するために、洗浄処理の履歴情報の記録・管理を行っている。例えば特許文献1記載の洗浄履歴管理システムでは、内視鏡、オペレータ、洗浄装置にそれぞれパッシブ型のRFIDタグ(パッシブタグ)を設けて、洗浄装置に設置したタグリーダによって、内視鏡ID、洗浄装置IDを取得して、洗浄履歴を管理している。
特開2001−327459号公報(特許第3854035号公報)
ところで、パッシブタグは、タグリーダからの給電を受けて動作するため、通信距離が短いので、複数の洗浄装置の洗浄履歴を収集する場合には、各洗浄装置の近くにそれぞれタグリーダを設ける必要があった。そのため、装置の台数分のタグリーダが要り、そのうえ、洗浄装置の増設に合わせてタグリーダも増設する必要があるので、システムが高コスト化するという問題があった。
本発明は上記問題を解決するためになされたものであり、低コストで複数のリプロセス装置の処理履歴を一括して管理することができる内視鏡リプロセス装置の履歴管理システムを提供することを目的とする。
上記問題を解決するため、本発明は、使用済みの内視鏡にリプロセス処理を施す複数のリプロセス装置の処理履歴を管理する履歴管理システムにおいて、前記内視鏡に設けられたアクティブ型の第1RFIDタグから、前記内視鏡のID情報を読み取る少なくとも3つのタグリーダと、前記タグリーダによる前記内視鏡のID情報の読取結果に基づいて、前記内視鏡の位置を検出する位置検出手段と、前記位置検出手段の位置検出結果に基づいて、前記内視鏡が投入された前記リプロセス装置を特定するリプロセス装置特定手段と、前記リプロセス装置特定手段により特定された前記リプロセス装置の前記処理履歴を取得する履歴取得手段とを備えることを特徴とする。なお、リプロセス処理とは、使用済みの内視鏡を再使用可能な状態にするための処理であり、洗浄処理、消毒処理、滅菌処理の少なくともいずれか一つを含む。
前記位置検出手段は、前記第1RFIDタグからの電波の強度または到達時間の測定結果に基づいて、前記内視鏡の位置を検出することが好ましい。
前記タグリーダは、前記各リプロセス装置にそれぞれ設けられたアクティブ型の第2RFIDタグから、前記リプロセス装置のID情報を読み取り、前記位置検出手段は、前記タグリーダによる前記リプロセス装置のID情報の読取結果に基づいて、前記各リプロセス装置の位置を検出し、前記リプロセス装置特定手段は、前記内視鏡及び前記各リプロセス装置の位置検出結果に基づき、前記内視鏡が投入された前記リプロセス装置を特定することが好ましい。さらに、前記位置検出手段は、前記第2RFIDタグからの電波の強度または到達時間の測定結果に基づいて、前記リプロセス装置の位置を検出することが好ましい。
前記各リプロセス装置の位置を予め記憶したリプロセス装置位置記憶手段を備え、前記リプロセス装置特定手段は、前記位置検出手段の位置検出結果及び前記リプロセス装置位置記憶手段に記憶された前記各リプロセス装置の位置に基づき、前記内視鏡が投入された前記リプロセス装置を特定することが好ましい。これにより、各リプロセス装置にアクティブ型のRFIDタグを設けることなく、内視鏡が投入されたリプロセス装置を特定することができるので、システムをより安価に構成することができる。
前記各リプロセス装置は、前記内視鏡が投入され、前記リプロセス処理用の液体が給排液される処理槽を有しており、前記履歴取得手段は、前記処理槽内の前記液体の給排液状態を検知する給排液検知手段の検知結果に基づいて、少なくとも前記リプロセス処理の開始時刻を、前記処理履歴として取得することが好ましい。
前記履歴取得手段は、前記給排液検知手段の検知結果に基づき、前記リプロセス装置特定手段による特定がなされた後、前記処理槽内に前記液体が最初に給液された時間を、前記開始時刻として取得することが好ましい。
前記履歴取得手段は、前記給排液検知手段の検知結果に基づき、前記リプロセス処理の終了時刻も前記処理履歴として取得することが好ましい。
前記給排液検知手段による検知結果は、前記各リプロセス装置にそれぞれ設けられ、前記リプロセス装置のID情報が記憶されたアクティブ型の第2RFIDタグに出力されるとともに、前記履歴取得手段は、前記タグリーダを通じて前記第2RFIDタグから前記給排液検知手段による検知結果を取得することが好ましい。
前記給排液検知手段は、前記第1RFIDタグ、または前記各リプロセス装置にそれぞれ設けられ、前記リプロセス装置のID情報が記憶されたアクティブ型の第2RFIDタグと前記タグリーダとの通信状態を監視し、前記第1RFIDタグ、または前記第2RFIDタグが前記液体に浸漬されたときに前記タグリーダとの通信が不能になることを利用して、前記液体の給排液状態を検知することが好ましい。第1RFIDタグや第2RFIDタグを給排液状態の検知にも利用するので、システムをより安価に構成することができる。
前記各リプロセス装置は、複数の異なるリプロセス処理プログラムを選択可能であり、
前記履歴取得手段は、前記リプロセス装置において実行された前記リプロセス処理プログラムを特定するプログラム特定手段を有し、前記プログラム特定手段により特定された前記リプロセス処理プログラムの情報を、前記処理履歴として取得することが好ましい。
複数種の液体を用いる複数の異なる工程の実行順序、及び実行時間からなる前記リプロセス処理プログラムの内容を予め記憶したプログラム内容記憶手段を備え、前記各リプロセス装置は、前記内視鏡が投入され、前記リプロセス処理用の液体が給排液される処理槽を有しており、前記プログラム特定手段は、前記液体の給排液状態を検知する給排液検知手段の検知結果及び前記プログラム内容記憶手段に記憶された前記実行順序、及び前記実行時間に基づき、前記リプロセス処理プログラムを特定することが好ましい。これにより、簡単な構成でより詳細な履歴を取得することができる。
本発明の履歴管理システムは、内視鏡の第1RFIDタグからID情報を読み取る少なくとも3つのタグリーダの読取結果に基づいて内視鏡の位置を検出し、この位置検出結果に基づいて内視鏡が投入されたと特定されたリプロセス装置の処理履歴を取得して管理するようにしたので、従来のように各リプロセス装置にそれぞれタグリーダを設ける必要が無くなる。その結果、低コストで複数のリプロセス装置の処理履歴を一括して管理することができる。
図1及び図2に示す洗浄システム(リプロセス装置の履歴管理システム)9は、大別して、管理サーバ10と、内視鏡11と通信を行うタグリーダ12a〜12cと、内視鏡11を洗浄する洗浄装置(リプロセス装置)13a〜13cとから構成されている。なお、本実施形態では洗浄装置が3台の例で説明しているが、2台以上であれば何台でもよい。
洗浄システム9(管理サーバ10)は、各タグリーダ12a〜12cを通じて各洗浄装置13a〜13cの中から、内視鏡11が投入された洗浄装置を特定し、特定した洗浄装置の洗浄履歴を取得して、各洗浄装置13a〜13cの洗浄履歴を管理する。洗浄履歴は、例えば洗浄処理の日付、開始時刻及び終了時刻、洗浄処理が施された内視鏡11の内視鏡ID、洗浄処理を行った洗浄装置の装置IDからなる。
タグリーダ12a〜12cは、例えば洗浄室に設置され、それぞれが室内の各洗浄装置13a〜13cと通信可能な範囲内に配置される。タグリーダ12a〜12cは、それぞれ管理サーバ10にLAN接続されている。タグリーダ12a〜12cは、一定周期でIDの送信要求(以下、IDリクエストという)を発信し、内視鏡11及び各洗浄装置13a〜13cから発信される内視鏡ID,装置IDを受信する。
内視鏡11には、内視鏡タグ16が設けられている。内視鏡タグ16は、アクティブ型のRFIDタグ(アクティブタグ)である。アクティブタグは、パッシブタグとは異なり、図示しない電池から供給される電力で動作するため、内視鏡タグ16は各タグリーダ12a〜12cと約数十mの距離(パッシブタグは数十cm程度)で通信が可能である。この内視鏡タグ16には、アンテナ16aと、内視鏡IDを記憶したメモリ16bとが設けられている。内視鏡タグ16は、内視鏡IDを重畳した電波をアンテナ16aから発信する。
洗浄装置13a〜13cは、装置本体17の上部に設けられた洗浄槽18、電源スイッチやスタートスイッチなどが設けられた操作パネル19、及び装置タグ(第2RFIDタグ)20とから構成されており、これら各部はCPU21により統括的に制御される。なお、図1中に記載のNo001〜No003は、各洗浄装置13a〜13cの装置IDである。また、図2では、図面の煩雑化を避けるため、内視鏡11を洗浄装置13a〜13cと分けて図示している。
検査で使用された内視鏡は、洗浄槽18にセットされて洗浄処理が施される。洗浄処理は、大別して洗浄、消毒、すすぎの各工程に分かれている。各工程ではそれぞれ洗浄液、消毒液、水といった洗浄処理液18a(図12参照)が洗浄槽18に給液される。これらの洗浄処理液18aは、洗浄槽18内に給液されるだけでなく、図示しない給液ポートを介して内視鏡11のチャンネル内にも供給される。
また、洗浄槽18には、水位検知センサ(給排液検知手段)22が設けられている。この水位検知センサ22は、洗浄槽18内の水位が洗浄処理を実行可能な水位L(図12参照)に達したか否かを検知する。そして、水位検知センサ22は、水位Lに達していないときはOFFしており、水位Lに達したことを検知したときにONし、水位検知信号を装置タグ20に出力する。
装置タグ20は、内視鏡タグ16と同様にアクティブタグであり、アンテナ20aと、装置IDを記憶したメモリ20bとを有し、各タグリーダ12a〜12cからのIDリクエストに応じて、装置IDを重畳した電波をアンテナ20aから発信する。また、装置タグ20は、CPU21を介して水位検知センサ22と接続されており、水位検知センサ22より水位検知信号が入力されている場合には、装置IDと共に水位検知信号を重畳した電波をアンテナ20aから発信する。
各タグリーダ12a〜12cには、アンテナ24と、電波受信状態検出回路(以下、単に検出回路という)25とが設けられている。検出回路25は、アンテナ24で受信された各タグ16,20からの電波の強度を検出する。検出回路25は、検出結果を管理サーバ10に出力する。電波強度は、例えば、アンテナ24で受信した電波信号を検波し、この検波信号を整流し、さらにこの整流信号を積分して得られた直流電圧より求めることができる。なお、電波強度の検出方法は、これに限定されるものではなく、周知の各種方法を用いることができる。
電波強度の検出を行う際に、内視鏡タグ16及び装置タグ20からそれぞれ発信される電波を区別する方法としては、例えば、アンチコリジョン機能を備えるタグリーダ12a〜12c、各タグ16,20を用いる方法がある。また、例えば、各タグ16,20のそれぞれから発信される電波の周波数を異ならせておき、周波数別に電波強度の検出を行うようにしてもよい。
管理サーバ10には、コンソール27と、CPU28と、ストレージ29とが設けられている。コンソール27は、入力機器やモニタなどから構成されている。入力機器は、例えば、マウスやキーボードなどといった周知の入力デバイスである。
CPU28は、ROM(図示せず)などから読み出した各種プログラムを逐次実行することで、管理サーバ10の各部を統括的に制御する。このCPU28は、上述のプログラムを実行することにより、リーダ制御部30、位置検出部(位置検出手段)31、洗浄装置特定部(リプロセス装置特定手段)32、履歴取得部(履歴取得手段)33、履歴管理部34として機能する。
リーダ制御部30は、各タグリーダ12a〜12cによる各種情報の送受信を制御する。位置検出部31は、内視鏡11及び各洗浄装置13a〜13cの位置を検出する。位置検出は、各タグリーダ12a〜12cの検出回路25で検出された各タグ16,20からの電波の強度の検出結果に基づき行われる。各タグリーダ12a〜12cは、IDリクエストを発信することで、通信範囲内にある全てのタグ16,20のIDを取得するため、このID取得時に各タグ16,20からの電波の強度が、検出回路25で検出されて管理サーバ10の位置検出部31に入力される。
位置検出部31は、各タグ16,20からの電波強度の検出結果に基づき、個々のタグリーダ12a〜12cと、内視鏡11及び各洗浄装置13a〜13cのそれぞれとの距離を演算する。これら各間の距離は、例えば、各間の距離と電波強度との関係を予め求めておくことで、電波強度の検出結果より求められる。そして、位置検出部31は、求めた各間の距離と、既知の各タグリーダ12a〜12cとの位置に基づき、例えば3点測量や位置補正を行って内視鏡11及び各洗浄装置13a〜13cの位置を検出する。なお、3点測量等で位置を検出する方法は、周知であるので説明は省略する。
タグリーダ12a〜12cからは一定周期でIDリクエストが発信されるため、位置検出部31による内視鏡11及び各洗浄装置13a〜13cの位置検出も一定周期毎に行われる。これらの位置検出結果は、洗浄装置特定部32に検出の度に逐次出力される。なお、各洗浄装置13a〜13cは、内視鏡11と異なり、所定の位置に設置・固定されているため移動することはない。従って、位置検出部31は、各洗浄装置13a〜13cの位置検出結果をストレージ29等に記憶しておき、これ以降に検出回路25から入力された各洗浄装置13a〜13cからの電波強度の検出結果は破棄する。これにより、位置検出部31(CPU28)による位置検出処理に掛かる負荷を減らすことができる。
洗浄装置特定部32は、内視鏡11及び各洗浄装置13a〜13cの位置検出結果に基づいて、内視鏡11が投入された洗浄装置を特定する。内視鏡11が各洗浄装置13a〜13bのいずれにも投入されていない場合には、内視鏡11の位置と各洗浄装置13a〜13cの位置とが異なるため、内視鏡11が洗浄装置に投入されていないと判定することができる。
内視鏡11が各洗浄装置13a〜13cのいずれかに投入された場合には、内視鏡11の位置と、この内視鏡11が投入された洗浄装置の位置とがほぼ一致する。具体的には、洗浄装置(装置タグ20)からその半径Xcm以内に内視鏡11が検出される。なお、半径Xcmは、隣接する洗浄装置と干渉しない大きさに設定されている。これにより、内視鏡11が投入された洗浄装置を特定することができる。この特定結果は、履歴取得部33に出力される。
履歴取得部33は、洗浄装置特定部32により特定された洗浄装置の洗浄履歴(洗浄処理が行われた日付、洗浄処理の開始時刻及び終了時刻、内視鏡ID、装置ID)を取得する。日付については、CPU21の時計回路(図示せず)等から取得するなど、適宜の方法で取得することができる。また、内視鏡ID及び装置IDについては、リーダ制御部30を制御することで、各タグリーダ12a〜12cで受信されるIDの中から、特定された取得元(内視鏡、洗浄装置)以外からのIDを破棄させることで、特定された取得元のみのIDを取得して履歴管理部33に出力することができる。
洗浄処理の開始時刻及び終了時刻については、洗浄装置から発信される水位検知信号に基づいて取得される。例えば、内視鏡11が洗浄装置13aに投入され、洗浄装置13aで洗浄処理が開始されると、洗浄処理の最初の工程で使用される洗浄処理液18aが洗浄槽18内に給液される。洗浄槽18内の水位が水位Lに達すると、水位検知センサ22より最初の水位検知信号が装置タグ20に出力される。この水位検知信号は、上述したように、装置タグ20から各タグリーダ12a〜12cに電波で発信され、各タグリーダ12a〜12cからLAN経由で管理サーバ10に入力される。
管理サーバ10に最初の水位検知信号が入力されると、履歴取得部33は、洗浄装置13aにおいて洗浄処理が開始されたと判断する。そして、履歴取得部33は、洗浄装置13aから最初に水位検知信号を受信した時間、つまり、洗浄槽18の水位が水位Lに最初に達した時間を洗浄処理の開始時刻として取得する。
次に洗浄処理の終了時刻の取得方法について説明する。洗浄処理の各工程が順に実行されると、洗浄処理液18aの給排液が繰り返し行われる。そして、1回の洗浄処理が終了すると、別の内視鏡11がセットされて、次の洗浄処理が開始されるまで洗浄処理液18aの給液は行われない。このため、洗浄処理が終了すると、管理サーバ10に水位検知信号が入力されなくなる。
履歴取得部33は、洗浄装置13aにおいて洗浄処理が開始されたら、タイマ36を作動させる。タイマ36は、洗浄装置13aから管理サーバ10への水位検知信号の入力停止時間を測定する。このタイマ36による測定時間は、洗浄装置13aから水位検知信号が入力されたときは0にリセットされる。そして、履歴取得部33は、タイマ36による測定時間が予め定められた一定時間を超えた時に、洗浄装置13aによる洗浄処理が終了したと判断して、洗浄処理の終了時刻を取得する。この一定時間は、洗浄処理の各工程の間で行われる給排水工程(図6参照)よりも長く設定されている。また、終了時刻は、洗浄処理が終了したと判断した時間から上述の一定時間を引いた時間である。なお、洗浄処理の各工程に洗浄処理液18aを用いない乾燥工程が含まれている場合には、例えば温度センサ等を用いて乾燥工程が実行されているか否かを判別して、乾燥工程が実行されている間はタイマ36による測定を停止させるようにしてもよい。このように水位検知センサ22で洗浄槽18内の洗浄処理18aの給排液状態を検知することで、洗浄処理の開始及び終了時刻を取得することができる。
前述の日付、両ID、開始時刻に加えて終了時刻が取得されることで、洗浄履歴の全ての情報が取得される。なお、洗浄装置13b,13cで洗浄処理が行われた場合も、同様に洗浄履歴の情報が取得される。このようにして履歴取得部33で取得された各洗浄装置13a〜13cの洗浄履歴情報は、その取得順に履歴管理部34に順次出力される。
履歴管理部34は、各洗浄装置13a〜13cの洗浄履歴を一括して管理する。この履歴管理部34は、履歴取得部33から入力された洗浄履歴情報をストレージ29の洗浄履歴テーブル37に記録する。図3に示すように、洗浄履歴テーブル37には、洗浄履歴情報を表す洗浄履歴レコード37aが記録される。洗浄履歴レコード37aは、履歴取得部33から履歴管理部34に出力された装置IDに対応付けて作成されている。洗浄履歴レコード37aには、日付、開始及び終了時刻、内視鏡IDを記録するフィールドが設けられている。各フィールドには、履歴取得部33から出力された日付、開始及び終了時刻、内視鏡IDが順次記録される。
次に、図4を用いて洗浄システム9の作用について説明を行う。リーダ制御部30は、各タグリーダ12a〜12cからIDリクエストを一定周期で常時発信させる。そして、各タグリーダ12a〜12cの通信可能範囲内にある内視鏡11及び各洗浄装置のタグ16,20は、各タグリーダ12a〜12cからのIDリクエストに応じて、それぞれ内視鏡ID、装置IDを重畳した電波を発信する。
各タグ16,20から発信された電波が各タグリーダ12a〜12cで受信されると、各タグリーダ12a〜12cの検出回路25によって、内視鏡11及び洗浄装置13a〜13cのタグ16,20からの電波の強度がそれぞれ検出される。これら各検出回路25による電波強度の検出結果は、管理サーバ10の位置検出部31に出力される。
位置検出部31は、各検出回路25から入力される電波強度の検出結果に基づき、個々のタグリーダ12a〜12cと、内視鏡11及び各洗浄装置13a〜13cのそれぞれとの距離を演算した後、3点測量等を行って内視鏡11及び各洗浄装置12a〜12cの位置を検出する。これらの位置検出結果は、洗浄装置特定部32に出力される。なお、各洗浄装置13a〜13cの位置検出結果がストレージ29等に既に記録されている時には、位置検出部31は、各洗浄装置13a〜13cからの電波強度の検出結果は破棄して、各洗浄装置12a〜12cの位置検出処理は行わない。この場合には、洗浄装置特定部32は、ストレージ29等に記録されている各洗浄装置13a〜13cの位置検出結果を読み出す。
洗浄装置特定部32は、内視鏡11の位置と各洗浄装置13a〜13cの位置とが異なる場合には、内視鏡11が各洗浄装置13a〜13bのいずれにも投入されていないと判定する。そして、オペレータが、内視鏡11を例えば洗浄装置13aに投入すると、内視鏡11の位置と洗浄装置13aの位置とがほぼ一致する。これにより、洗浄装置特定部32は、内視鏡11の洗浄装置への投入を検知するとともに、内視鏡11が投入された洗浄装置が洗浄装置13aであると特定する。この特定結果は、履歴取得部33に出力される。
履歴取得部33は、リーダ制御部30を制御することで、各タグリーダ12a〜12cで受信されるIDの中から、特定された取得元(内視鏡11、洗浄装置13a)以外からのIDを破棄させることで、特定された取得元のみのIDを履歴管理部34に出力する。また、履歴取得部33は、洗浄処理の日付を取得して履歴管理部34に出力する。次いで、履歴取得部33は、洗浄装置13aの装置タグ20から水位検知信号が発信されるまで待機する。
オペレータは、内視鏡11を洗浄装置13aに投入したら洗浄処理のスタート操作を行う。これにより、洗浄処理の最初の工程で使用される洗浄処理液18aが洗浄槽18内に給液される。そして、洗浄槽18内の水位が水位Lに達すると、各タグリーダ12a〜12cからのIDリクエストに応じて、洗浄装置13aの装置タグ20から発信される電波に水位検知信号が重畳される。この水位検知信号は、各タグリーダ12a〜12cで受信された後、管理サーバ10に入力される。
履歴取得部33は、洗浄装置13aからの最初の水位検知信号の入力により、洗浄装置13aにおいて洗浄処理が開始されたと判断して、洗浄処理の開始時刻を取得して履歴管理部34に出力する。また、履歴取得部33は、タイマ36を作動させて、洗浄装置13aから管理サーバ10への水位検知信号の入力停止時間の測定を開始させる。
洗浄装置13aでは、洗浄処理の各工程が順に実行されて、洗浄処理液18aの給排液が繰り返し行われる。これにより、水位検知センサ22からの水位検知信号の出力がON・OFFされるため、洗浄装置13aから管理サーバ10への水位検知信号の入力・入力停止が繰り返される。そして、洗浄処理が終了すると、洗浄装置13aから管理サーバ10への水位検知信号の入力が停止される。履歴取得部33は、タイマ36の測定結果に基づき、水位検知信号の入力が一定時間停止されたときは、洗浄装置13aによる洗浄処理が終了したと判断して終了時刻を取得し、履歴管理部34に出力する。
履歴管理部34は、履歴取得部33から入力された洗浄装置13aの装置IDに対応する洗浄履歴レコード37aを洗浄履歴テーブル37に作成し、この洗浄履歴レコード37aの各フィールドに履歴取得部33から入力された日付、開始及び終了時刻、内視鏡IDを記録する。以下、同様にして各洗浄装置13a〜13cで洗浄処理が行われる度に、各洗浄装置13a〜13cの洗浄履歴情報が洗浄履歴テーブル37に記憶される。
以上のように本発明の洗浄システム9では、異なる位置に3つのタグリーダ12a〜12cを配置し、内視鏡11が投入された洗浄装置を特定するとともに、特定した洗浄装置の洗浄履歴を取得するため、従来のように各洗浄装置にタグリーダを設ける必要が無くなる。その結果、低コストで複数の洗浄装置の洗浄履歴を一括して管理することができる。なお、設置するリーダライタの数は3点測量には3つで十分であるが、位置検出の精度をあげるため4つ以上であってもよい。
また、本発明では洗浄装置に装置タグ20を設けるだけで、洗浄処理の開始時刻や終了時刻といった詳細な洗浄履歴情報を取得することができる。このため、洗浄履歴情報の出力機能を有していない洗浄装置であったとしても、大幅な改造を加えることなく詳細な履歴情報を取得することができる。例えば、洗浄装置に標準装備されている水位検知センサを利用する場合には、装置タグを追加して、水位検知センサから水位検知信号が装置タグに出力されるように改造する。また、標準装備の水位検知センサを利用しない場合には、装置タグと、装置タグへの水位検知信号の出力機能を有する水位検知センサを洗浄槽に取り付ける。いずれの場合でも、LANを用いる通信I/Fや履歴出力プログラムを洗浄装置に設ける場合と比較して、小改造で済ませることができる。
なお、上記実施形態では、水位検知センサ22はCPU21に接続されているため、水位検知センサ22から出力される水位検知信号は、CPU21を介して装置タグ20に入力されるが、本発明はこれに限定されるものでない。例えば、水位検知センサ22を装置タグ20に接続可能であれば、両者を直接接続するようにしてよい。これは、標準装備の水位検知センサを利用する場合も同様である。
次に、図5を用いて本発明の第2実施形態の洗浄システム39について説明を行う。この洗浄システム39は、洗浄装置40a〜40c及び管理サーバ41により構成されている。なお、上記第1実施形態の洗浄システム9と機能・構成上同一のものについては、同一符号を付してその説明は省略する。
洗浄装置40a〜40cは、基本的には上記第1実施形態の洗浄装置13a〜13cと同じ構成であるが、洗浄装置40a〜40cは、操作パネル19を操作することによって、複数の異なる洗浄プログラムの中から洗浄プログラムを選択することができる。このため、各洗浄装置40a〜40cには、複数の洗浄プログラムA,B,・・・を格納したストレージ43が設けられている。
図6に示すように、例として洗浄プログラムA,Bは、洗浄処理の各工程(洗浄、消毒、すすぎ)の実行順序、実行時間の少なくとも1つが異なっている。洗浄プログラムA及びBは、工程数、洗浄及び消毒の時間が異なっている。
図5に戻って、管理サーバ41は、基本的には上記第1実施形態の管理サーバ10と同じ構成である。ただし、管理サーバ41のCPU44は、各洗浄装置40a〜40cにおいて実行された洗浄プログラムを特定し、この特定結果を洗浄履歴の一つとして管理する。このため、CPU44の履歴取得部45は、洗浄プログラム判定部46(洗浄プログラム判定手段)として機能する。
洗浄プログラム判定部46は、洗浄装置特定部32により特定された洗浄装置で実行された洗浄プログラムを判定する。この判定は、洗浄装置から管理サーバ41へ入力される水位検知信号に基づいて行われる。以下、この特定方法について説明を行う。
図6(A)に示すように、洗浄プログラムAに基づく洗浄処理では、すすぎ工程、洗浄工程、消毒工程、すすぎ工程が順番に実行される。洗浄処理が開始されると、最初のすすぎ工程で使用される洗浄処理液18aが洗浄槽18に給液される。この洗浄槽18内の水位が水位Lに達するまでは、水位検知センサ22による水位検知信号の出力はOFFされ、洗浄槽18内の水位が上述の水位Lに達すると、水位検知センサ22による水位検知信号の出力がONされる。
すすぎ工程実行中、洗浄槽18内の水位は水位L以上で維持されているため、水位検知信号の出力はONのままである。このすすぎ工程が終了すると、洗浄槽18から洗浄処理液18aが排液される。このとき、洗浄槽18内の水位が水位Lを下回ると水位検知信号の出力がOFFされる。
以下同様に、洗浄工程、消毒工程、すすぎ工程が順に実行されると、洗浄槽18内の水位が水位Lに達しているか否かに基づいて、水位検知センサ22による水位検知信号の出力がON・OFFされる。
図6(B)に示すように、洗浄プログラムBに基づく洗浄処理では、洗浄工程、消毒工程、すすぎ工程が順番に実行される。この洗浄プログラムBでは、洗浄プログラムAとは異なり、最初のすすぎ工程が省略されているものの、洗浄工程及び消毒工程の実行時間は洗浄プログラムAよりも長く設定されている。そして、洗浄工程、消毒工程、すすぎ工程が順番に実行されると、洗浄槽18内の水位が水位Lに達しているか否かに応じて、水位検知信号の出力がON・OFFされる。
洗浄プログラムA,Bを比較すると、洗浄プログラムBは、洗浄プログラムAよりも工程数が少ないため、水位検知信号のON・OFFの切替回数が少ない。また、洗浄プログラムBの洗浄工程及び消毒工程の実行時間は、洗浄プログラムAの両工程よりも長く設定されているため、両工程の実行時間に対応する水位検知信号のON時間も長くなる。つまり、洗浄プログラムA,Bの各工程の実行条件(実行順序、実行時間)に応じて、水位検知信号のON・OFFの切替のタイミング、切替回数、ON時間及びOFF時間が変わる。そこで、各洗浄プログラムA,Bの各工程の実行条件を予め求めておくことで、これを参照して洗浄プログラムを特定することができる。
ストレージ29(プログラム内容記憶手段)には、洗浄プログラム判定用データ47が格納されている。図7に示すように、洗浄プログラム判定用データ47には、洗浄プログラムA,Bの各工程の実行条件が登録されている。例えば、本実施形態では、洗浄プログラムA,Bごとに各工程の実行時間、及び各工程の前後で行われる給排液工程の実行時間が実行順に並べられている。この洗浄プログラム判定用データ47を参照することで、洗浄プログラムを判定することができる。なお、この判定を行う場合には、各装置タグ20からの水位検知信号の発信間隔、つまり、IDリクエストの間隔は、工程の切替りを検出できるように、極めて短い間隔に設定されていることが好ましい。
図5に戻って、履歴取得部45は、例えば洗浄装置40aで洗浄処理が開始されたと判断したら、洗浄プログラム判定部46を作動させる。洗浄プログラム判定部46は、洗浄装置40aから管理サーバ41に入力される水位検知信号のON・OFF時間を順番に測定して記録する。これらON・OFF時間の測定は、洗浄プログラム判定部46の図示しない内蔵タイマを用いて行われる。
洗浄プログラム判定部46は、洗浄処理の終了時刻が取得されるまで、水位検知信号のON・OFF時間の測定・記録を継続する。そして、終了時刻が取得されたら、洗浄プログラム判定部46は、先に記憶した水位検知信号のON・OFF時間及びその測定順番に基づき、洗浄プログラム判定用データ47を参照して、洗浄プログラムを判定する。これにより、洗浄プログラムの情報(プログラム名)が、洗浄履歴情報として履歴取得部45により取得され、履歴管理部48に出力される。
履歴管理部48は、履歴取得部45から入力された洗浄プログラムの情報を、ストレージ29の洗浄履歴テーブル49に記憶させる。図8に示すように、洗浄履歴テーブル49の洗浄履歴レコード49aには、洗浄プログラムのプログラム名を記録するフィールドも設けられている。これにより、洗浄履歴テーブル49には、洗浄処理の日付及び開始・終了時刻、内視鏡ID、プログラム名が、装置IDに対応付けて記録される。
次に、図9を用いて本発明の第2実施形態の洗浄システム39の作用について説明を行う。オペレータは、内視鏡11を例えば洗浄装置40aに投入する。この際に管理サーバ41の洗浄装置特定部32は、上記第1実施形態で説明したように、内視鏡11が投入された洗浄装置は洗浄装置40aであると特定する。また、第1実施形態で説明したように、履歴取得部45により洗浄処理の日付、特定された取得元のIDが履歴管理部48に出力される。
オペレータは、内視鏡11を洗浄装置40aに投入したら、操作パネル19で最適な洗浄プログラムを選択した後、スタート操作を行う。これにより、選択された洗浄プログラムに基づいて洗浄装置40aで洗浄処理が開始される。そして、洗浄槽18内の水位が水位Lに達すると、洗浄装置40aの装置タグ20から発信された水位検知信号が管理サーバ10に入力される。履歴取得部45は、洗浄処理が開始されたと判断して、洗浄処理の開始時刻を取得して履歴管理部48に出力するとともに、洗浄プログラム判定部46を作動させる。
洗浄装置40aでは、選択された洗浄プログラムに従って洗浄処理の各工程が順番に実行される。この際に、洗浄槽18内の水位が水位Lに達しているか否かに応じて水位検知信号の出力がON・OFFされる。
洗浄プログラム判定部46は、洗浄処理の終了時刻が決定されるまでの間、水位検知信号のON・OFF時間を順番に測定して記憶する。そして、洗浄処理が終了すると、洗浄装置40aから管理サーバ41への水位検知信号の入力が停止される。履歴取得部45は、タイマ36の測定結果に基づき、管理サーバ41への水位検知信号の入力が一定時間停止されたときに終了時刻を取得して履歴管理部48に出力する。また、洗浄プログラム判定部46は、洗浄プログラム判定用データ47を参照して、洗浄プログラムを判定する。これにより、洗浄プログラムの情報が履歴取得部45から履歴管理部48に出力される。
履歴管理部48は、履歴取得部45から入力された洗浄履歴情報を、ストレージ29内の洗浄履歴テーブル49に記憶させる。以下、同様にして各洗浄装置40a〜40cで洗浄処理が行われる度に、各洗浄装置40a〜40cの洗浄履歴情報が装置IDに対応付けられて洗浄履歴テーブル49に記録される。
以上のように、本発明の第2実施形態の洗浄システム39では、複数の洗浄プログラムの中から選択された洗浄プログラムの情報を洗浄履歴の一つとして取得することができる。従って、本発明の第2実施形態は、上記第1実施形態で説明した効果が得られる他に、洗浄プログラムの情報を含んだ、より詳細な洗浄履歴情報を取得することができる。
次に、図10を用いて本発明の第3実施形態の洗浄システム51について説明を行う。この洗浄システム51は、洗浄装置52a〜52c及び管理サーバ53により構成されている。
洗浄装置52a〜52cは、基本的には上記第2実施形態の洗浄装置40a〜40cと同じ構成であるが、各洗浄装置52a〜52cには、装置タグ20及び水位検知センサ22が設けられていない。このため、管理サーバ53は、内視鏡11の内視鏡タグ16から発信される電波に基づいて、内視鏡11が投入された洗浄装置を特定するとともに、特定した洗浄装置の洗浄履歴を取得する。
図11に示すように、管理サーバ53は、上記第2実施形態の管理サーバ41と基本的には同じ構成であるが、そのCPU55は、位置検出部56、洗浄装置特定部57、及び履歴取得部58として機能するとともに、ストレージ29(リプロセス装置位置記憶手段)には、各洗浄装置52a〜52cの位置を記憶した洗浄装置位置データ59が格納されている。
位置検出部56は、上記第1実施形態で説明した方法で内視鏡11の位置のみを検出し、この位置検出結果を洗浄装置特定部57に出力する。洗浄装置特定部57は、内視鏡11の位置検出結果に基づき、洗浄装置位置データ59を参照して、内視鏡11の洗浄装置への投入を検知するとともに、内視鏡11が投入された洗浄装置を特定する。洗浄装置位置データ59には、例えば、各洗浄装置52a〜52cの位置を表す装置座標がそれぞれ対応する装置IDに関連付けられている。従って、洗浄装置特定部57は、内視鏡11の位置が各洗浄装置52a〜52cの位置座標のいずれかとほぼ一致するか否かに基づいて、内視鏡11の投入検知と、洗浄装置の特定とを行う。この特定結果は、履歴取得部58に出力される。
履歴取得部58は、第2実施形態の履歴取得部45と同様に、洗浄プログラムの情報を含んだ洗浄履歴情報の取得を行う。ただし、履歴取得部58は、内視鏡タグ16から発信される電波の受信状態に基づいて、洗浄履歴の取得を行う。以下、履歴取得部58による洗浄履歴情報の取得方法について具体的に説明を行う。
図12(A)に示すように、例えば洗浄装置52aに内視鏡11が投入された時に、内視鏡タグ16から発信される電波は、各タグリーダ12a〜12cでそれぞれ受信される。次いで、洗浄装置52aで洗浄処理が開始されて、少なくとも洗浄槽18内の水位が水位Lに達した時には、内視鏡11は洗浄処理液18a中に完全に浸漬する。
図12(B)に示すように、内視鏡11及び内視鏡タグ16が洗浄処理液18a中に完全に浸漬すると、液中ではIDリクエストが内視鏡タグ16に伝わらないため、内視鏡タグ16と各タグリーダ12a〜12cとの通信が遮断される。従って、内視鏡タグ16との通信が遮断されるか否かで、内視鏡11が洗浄処理液18a中に浸漬している否かを検出することができる。
この際に、上述の水位Lと、内視鏡11が洗浄処理液18a中に完全に浸漬する水位とはほぼ同じであるため、第3実施形態では、タグリーダ12a〜12cと内視鏡タグ16との通信が遮断されるか否かに基づいて、洗浄槽18内の水位が水位Lに達したか否かを判断する。つまり、内視鏡タグ16を水位検知センサ22の代わりとして用いる。
図11に戻って、履歴取得部58は、内視鏡タグ16と各タグリーダ12a〜12cとの通信が遮断されたら、洗浄処理が開始されたと判断して開始時刻を取得する。洗浄処理が終了すると、次の洗浄処理が開始されるまで洗浄処理液18aの給液は行われないため、両者の通信は継続する。従って、履歴取得部58は、洗浄処理の開始時刻を取得したら、タイマ36により両者の通信時間を測定し、この測定時間が予め定められた一定時間を超えた時に、洗浄処理が終了したと判断して終了時刻を取得する。
また、履歴取得部58は、洗浄処理の開始時刻を取得したら、洗浄プログラム判定部60を作動させる。洗浄プログラム判定部60は、内視鏡タグ16と各タグリーダ12a〜12cとの通信状態に基づいて洗浄プログラムを判定する。以下、洗浄プログラムの判定方法について説明する。
洗浄処理の各工程実行中には洗浄槽18内の水位が水位Lに達しているため、内視鏡11は洗浄処理液18a中に完全に浸漬して、内視鏡タグ16と各タグリーダ12a〜12cとの通信が遮断される。また、給排液工程において内視鏡タグ16が洗浄処理液18a中に浸漬していないときは、内視鏡タグ16と各タグリーダ12a〜12cとの通信が可能となる。従って、上述の図6において水位検知信号が「ON」の時は、内視鏡タグ16と各タグリーダ12a〜12cとの通信が遮断され、水位検知信号が「OFF」の時は、内視鏡タグ16と各タグリーダ12a〜12cとの通信が可能となる。
このように第3実施形態でも、上記第2実施形態と同様に、洗浄プログラムA,Bに応じて、通信可能状態及び通信遮断状態の切替のタイミング、切替回数、通信時間及び通信遮断時間が変わる。従って、これらを測定して記憶することで、洗浄プログラム判定用データ47(図7参照)を参照して、洗浄プログラムを判定することができる。
上記第2実施形態で説明したように、全ての洗浄履歴情報(日付、開始及び終了時刻、内視鏡ID、装置ID)は、履歴取得部58から履歴管理部48に順次出力されて、履歴管理部48により洗浄履歴テーブル49に記憶される。
次に、図13を用いて本発明の第3実施形態の洗浄システム51の作用について説明を行う。オペレータが内視鏡11を例えば洗浄装置52aに投入すると、管理サーバ53の位置検出部56は、上述したように内視鏡11の位置を検出する。そして、洗浄装置特定部57は、内視鏡11の位置検出結果に基づき、洗浄装置位置データ59を参照して、内視鏡11の洗浄装置への投入を検知するとともに、内視鏡11が投入された洗浄装置が洗浄装置52aであると特定する。
上記第2実施形態で説明したように、選択された洗浄プログラムに基づいて洗浄装置52aで洗浄処理が開始されると、洗浄処理液18aが洗浄槽18内に給液される。そして、内視鏡11が洗浄処理液18a中に完全に浸漬すると、内視鏡タグ16からの電波の発信がOFFされて、内視鏡タグ16と各タグリーダ12a〜12cとの通信が遮断される。これにより、管理サーバ53の履歴取得部58は、洗浄処理の開始時刻を取得して履歴管理部48に出力するとともに、洗浄プログラム判定部60及びタイマ36を作動させる。
洗浄装置52aでは、選択された洗浄プログラムに従って洗浄処理の各工程が順番に実行される。この際に、内視鏡タグ16が洗浄処理液18a中に浸漬しているか否かに応じて、内視鏡タグ16からの電波の発信がOFF・ONされるため、内視鏡タグ16と各タグリーダ12a〜12cとの通信状態が、通信遮断状態及び通信可能状態に交互に切り替わる。洗浄プログラム判定部60は、履歴取得部58により洗浄処理の終了時刻が取得されるまで、両者の通信時間及び通信遮断時間を順番に測定して記憶する。
洗浄装置52aにおいて洗浄処理が終了すると、内視鏡タグ16と各タグリーダ12a〜12cとの通信可能状態が継続する。従って、履歴取得部58は、タイマ36の測定時間が一定時間を超えたときに洗浄処理の終了時刻を取得して、履歴管理部48に出力する。
洗浄処理の終了時刻が取得されたら、洗浄プログラム判定部60は、洗浄プログラム判定用データ47を参照して、洗浄装置52aにおいて実行された洗浄プログラムを判定する。以下、第2実施形態で説明したように、履歴管理部48により、洗浄履歴情報が洗浄履歴テーブル49に記憶される。各洗浄装置52a〜52cで洗浄処理が行われる度に、同様にして洗浄履歴情報が洗浄履歴テーブル49に記憶される。
以上のように、本発明の第3実施形態の洗浄システム51では、各洗浄装置52a〜52cに装置タグ20及び水位検知センサ22を設けることなく、洗浄プログラムの情報を含んだ各洗浄装置52a〜52cの洗浄履歴を取得・管理することができる。その結果、第1及び第2実施形態の洗浄システム9,39よりも、システムをより簡易且つ安価に構成することができる。特に洗浄履歴情報の出力機能を有していない洗浄装置であっても、洗浄装置に何らの改造を加えることなく、詳細な履歴情報を取得することができる。
なお、上記各実施形態では、水位検知信号が一定時間検知されない時、或いは内視鏡タグ16と各タグリーダ12a〜12cとの通信が一定時間継続した時に、洗浄処理の終了時刻を決定しているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば洗浄処理に要する時間は、洗浄処理を行う際に選択した洗浄プログラムごとに予め定まっている。従って、上記第1実施形態のように洗浄プログラムが1種類しかない場合には、洗浄処理が開始されてから既知の洗浄処理時間が経過した時に、終了時刻を決定してもよい。
また、上記第2及び3実施形態のように洗浄プログラムが複数種類ある場合には、洗浄プログラムの特定を先に行う。洗浄処理の最終工程だけが異なる場合を除いて、洗浄プログラムの特定は、洗浄プログラム判定用データ47を参照することで、洗浄処理が終了する前でも可能である。洗浄処理の終了前に洗浄プログラムを特定できたならば、洗浄処理開始時からの計測時間が特定した洗浄プログラムの洗浄処理時間を超えたときを、洗浄処理の終了時刻にしてもよい。
なお、上記第2及び第3実施形態では、洗浄プログラム判定用データ47として、洗浄プログラムA,Bの各工程の実行時間、及び給排液工程の実行時間を実行順に並べて記憶したものを例に挙げて説明を行ったが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば各洗浄プログラムA,Bに基づく洗浄処理を実行した際の水位検知信号のON・OFF時間や、内視鏡タグ16と各タグリーダ12a〜12cとの通信時間及び通信遮断時間を実測した結果を、洗浄プログラム判定用データとして用いてもよい。
また、上記第1及び第2実施形態では、水位検知センサ22から出力される水位検知信号に基づき、洗浄履歴情報の取得を行っているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば図14に示すように、洗浄槽18内の水位が水位Lに達しているときに、洗浄処理液18a中に浸漬して各タグリーダ12a〜12cとの通信が遮断される位置に装置タグ20を設けてもよい。この場合は、装置タグ20が、上記第3実施形態の内視鏡タグ16または水位検知センサ22の役割を果たす。
また、上記第1〜第3実施形態では、各洗浄装置が一つの設置場所にまとめて設置されている場合を例に挙げて説明を行ったが、本発明はこれに限定されるものではなく、各洗浄装置が医療施設内の複数の設置場所に分散して設置されていてもよい。
例えば図15に示すように、医療施設62には、第1洗浄室62aと第2洗浄室62bとが設けられている。この医療施設62に設けられた洗浄システム63は、各洗浄室62a,62bに複数設置された洗浄装置64と、各洗浄装置64にそれぞれ少なくとも3つ以上設置されたタグリーダ65と、各タグリーダ65がLAN接続される管理サーバ66とから構成される。管理サーバ66は、上記各実施形態で説明したように、各タグリーダ65での受信結果に基づき、内視鏡11が投入された洗浄装置64を特定するとともに、特定した洗浄装置64の洗浄履歴を取得して管理する。
なお、上記各実施形態では、各タグ16,20から発信される電波の強度に基づいて、各タグリーダ12a〜12cと、内視鏡11及び各洗浄装置13a〜13cとの距離を演算して、内視鏡11等の位置を検出するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、各タグ16,20からから発信される電波が各タグリーダ12a〜12cに到達する到達時間に基づいて、各間の距離を演算して内視鏡等の位置を検出するようにしてもよい。電波の到達時間は、例えば、IDリクエストが発信されてから、各タグ16,20からから発信される電波が各タグリーダ12a〜12cで受信されるまでの時間を計測することで求められる。
また、上記第1〜第2実施形態では、洗浄槽18内の洗浄処理液18aの給排液を検知する給排液検知手段として、洗浄槽18内の水位を検知する水位検知センサを用いた場合を例に挙げて説明を行ったが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、給排液用のバルブ(弁)の開閉を検知することで、洗浄処理液18aの給排液を検知するようにしてもよい。
なお、上記各実施形態では、内視鏡に洗浄、消毒、すすぎを施す洗浄装置を例に挙げて説明を行ったが、本発明は、リプロセス処理として洗浄、消毒、滅菌の少なくともいずれか一つを行うリプロセス装置にも適用可能である。
本発明の第1実施形態の洗浄システムの構成を概略的に示す説明図である。 第1実施形態の洗浄システムの電気的構成を示すブロック図である。 洗浄履歴テーブルの一例を説明するための説明図である。 第1実施形態の洗浄システムにおける洗浄履歴の記憶処理を説明するためのフローチャートである。 第2実施形態の洗浄システムの電気的構成を示すブロック図である。 各洗浄プログラムの洗浄処理の各工程の実行順序及び実行時間と、水位検知センサからの水位検知信号の出力との関係を説明するための説明図である。 洗浄プログラム判定用データの一例を説明するための説明図である。 第2実施形態の洗浄システムにより取得・管理される洗浄履歴テーブルの一例を説明するための説明図である。 第2実施形態の洗浄システムにおける洗浄履歴の記憶処理を説明するためのフローチャートである。 第3実施形態の洗浄システムの構成を概略的に示す説明図である。 第3実施形態の洗浄システムの電気的構成を示すブロック図である。 (A)は洗浄槽内に洗浄処理液がなく内視鏡タグと各タグリーダとの通信が可能な状態、(B)は内視鏡タグが洗浄処理液中に浸漬されて内視鏡タグと各タグリーダとの通信が遮断された状態を説明するための説明図である。 第2実施形態の洗浄システムにおける洗浄履歴の記憶処理を説明するためのフローチャートである。 水位検知センサの代わりに装置タグを洗浄槽内に設けた他の実施形態の洗浄装置を概略的に示す説明図である。 医療施設内の複数拠点に洗浄装置が分散して配置されている場合の洗浄システムの構成を概略的に示す説明図である。
符号の説明
9,39,51 洗浄システム
10,41,53 管理サーバ
11 内視鏡
12a〜12c タグリーダ
13a〜13c,40a〜40c,52a〜52c 洗浄装置
16 内視鏡タグ
20 装置タグ
22 水位検知センサ
31,56 位置検出部
32,57 洗浄装置特定部
33,58 履歴取得部
34,48 履歴管理部
37,49 洗浄履歴テーブル

Claims (12)

  1. 使用済みの内視鏡にリプロセス処理を施す複数のリプロセス装置の処理履歴を管理する履歴管理システムにおいて、
    前記内視鏡に設けられたアクティブ型の第1RFIDタグから、前記内視鏡のID情報を読み取る少なくとも3つのタグリーダと、
    前記タグリーダによる前記内視鏡のID情報の読取結果に基づいて、前記内視鏡の位置を検出する位置検出手段と、
    前記位置検出手段の位置検出結果に基づいて、前記内視鏡が投入された前記リプロセス装置を特定するリプロセス装置特定手段と、
    前記リプロセス装置特定手段により特定された前記リプロセス装置の前記処理履歴を取得する履歴取得手段とを備えることを特徴とする内視鏡リプロセス装置の履歴管理システム。
  2. 前記位置検出手段は、前記第1RFIDタグからの電波の強度または到達時間の測定結果に基づいて、前記内視鏡の位置を検出することを特徴とする請求項1記載の内視鏡リプロセス装置の履歴管理システム。
  3. 前記タグリーダは、前記各リプロセス装置にそれぞれ設けられたアクティブ型の第2RFIDタグから、前記リプロセス装置のID情報を読み取り、
    前記位置検出手段は、前記タグリーダによる前記リプロセス装置のID情報の読取結果に基づいて、前記各リプロセス装置の位置を検出し、
    前記リプロセス装置特定手段は、前記内視鏡及び前記各リプロセス装置の位置検出結果に基づき、前記内視鏡が投入された前記リプロセス装置を特定することを特徴とする請求項1または2記載の内視鏡リプロセス装置の履歴管理システム。
  4. 前記位置検出手段は、前記第2RFIDタグからの電波の強度または到達時間の測定結果に基づいて、前記リプロセス装置の位置を検出することを特徴とする請求項3記載の内視鏡リプロセス装置の履歴管理システム。
  5. 前記各リプロセス装置の位置を予め記憶したリプロセス装置位置記憶手段を備え、
    前記リプロセス装置特定手段は、前記位置検出手段の位置検出結果及び前記リプロセス装置位置記憶手段に記憶された前記各リプロセス装置の位置に基づき、前記内視鏡が投入された前記リプロセス装置を特定することを特徴とする請求項1または2記載の内視鏡リプロセス装置の履歴管理システム。
  6. 前記各リプロセス装置は、前記内視鏡が投入され、前記リプロセス処理用の液体が給排液される処理槽を有しており、
    前記履歴取得手段は、前記処理槽内の前記液体の給排液状態を検知する給排液検知手段の検知結果に基づいて、少なくとも前記リプロセス処理の開始時刻を、前記処理履歴として取得することを特徴とする請求項1ないし5いずれか1項記載の内視鏡リプロセス装置の履歴管理システム。
  7. 前記履歴取得手段は、前記給排液検知手段の検知結果に基づき、前記リプロセス装置特定手段による特定がなされた後、前記処理槽内に前記液体が最初に給液された時間を、前記開始時刻として取得することを特徴とする請求項6記載の内視鏡リプロセス装置の履歴管理システム。
  8. 前記履歴取得手段は、前記給排液検知手段の検知結果に基づき、前記リプロセス処理の終了時刻も前記処理履歴として取得することを特徴とする請求項6または7記載の内視鏡リプロセス装置の履歴管理システム。
  9. 前記給排液検知手段による検知結果は、前記各リプロセス装置にそれぞれ設けられ、前記リプロセス装置のID情報が記憶されたアクティブ型の第2RFIDタグに出力されるとともに、
    前記履歴取得手段は、前記タグリーダを通じて前記第2RFIDタグから前記給排液検知手段による検知結果を取得することを特徴とする請求項6ないし8いずれか1項記載の内視鏡リプロセス装置の履歴管理システム。
  10. 前記給排液検知手段は、前記第1RFIDタグ、または前記各リプロセス装置にそれぞれ設けられ、前記リプロセス装置のID情報が記憶されたアクティブ型の第2RFIDタグと前記タグリーダとの通信状態を監視し、前記第1RFIDタグ、または前記第2RFIDタグが前記液体に浸漬されたときに前記タグリーダとの通信が不能になることを利用して、前記液体の給排液状態を検知することを特徴とする請求項6ないし8いずれか1項記載の内視鏡リプロセス装置の履歴管理システム。
  11. 前記各リプロセス装置は、複数の異なるリプロセス処理プログラムを選択可能であり、
    前記履歴取得手段は、前記リプロセス装置において実行された前記リプロセス処理プログラムを判定するプログラム判定手段を有し、前記プログラム判定手段により判定された前記リプロセス処理プログラムの情報を、前記処理履歴として取得することを特徴とする請求項1ないし10いずれか1項記載の内視鏡リプロセス装置の履歴管理システム。
  12. 複数種の液体を用いる複数の異なる工程の実行順序、及び実行時間からなる前記リプロセス処理プログラムの内容を予め記憶したプログラム内容記憶手段を備え、
    前記各リプロセス装置は、前記内視鏡が投入され、前記リプロセス処理用の液体が給排液される処理槽を有しており、
    前記プログラム特定手段は、前記液体の給排液状態を検知する給排液検知手段の検知結果及び前記プログラム内容記憶手段に記憶された前記実行順序、及び前記実行時間に基づき、前記リプロセス処理プログラムを判定することを特徴とする請求項11記載の内視鏡リプロセス装置の履歴管理システム。
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