JP2009165696A - ブランコのフックカバー - Google Patents
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Abstract
【課題】ブランコのシャックルからのフックの脱落を防止するためにフックの外側からフック開口部を覆うようにしたフックカバーを提供する。
【解決手段】フックカバーは、ブランコのシャックルに引っ掛けてこれに連結されるフックの外側からフック開口部を覆う一対の向かい合ったカバー半部からなり、カバーの両側からボルトナットでカバー半部をフックに固定してなるものである。
【選択図】図４
【解決手段】フックカバーは、ブランコのシャックルに引っ掛けてこれに連結されるフックの外側からフック開口部を覆う一対の向かい合ったカバー半部からなり、カバーの両側からボルトナットでカバー半部をフックに固定してなるものである。
【選択図】図４
Description
本発明は、ブランコの吊り索のフックが横梁のシャックルとの連結から外れるのを防止するためのフックフックカバーに関する。
ブランコは、一般的に、図１に示すように、支柱１によって水平に支持且つ固定された横梁２と、横梁に固定された軸受金具２ａからスイング可能に吊り下げられた一対の吊り索３、３と、吊り索の下端に連結されて水平に支持された座板４と、からなる。吊り索と横梁との連結は、横梁に回転自在に設けられたシャックル５に吊り索のフック６を引っ掛けることによって行われる。フック６は、図２および３に示すように、吊り索３の上端の逆Ｕ形金具７を受け入れる目孔８を構成するリング部分９と、リング部分９に隣接して位置したフック開口部１０と、を含み、シャックル５は、シャックルリング１１の上方部分に一箇所対向して形成された一対の溝１２、１２を有し、該溝間の寸法はフックのフック開口部１０の寸法より幾分小さく、そのため、シャックルの溝間にフック開口部を通すことによってフック６をシャックル５に引っ掛けることができる。また、当然のこととして、シャックルリング１１は、フック開口部の寸法よりも太くなっている。
この構成では、通常ブランコを利用しているときには、ブランコが揺動することで、振り子の原理により吊り索に張力が働いて、フックはシャックルリングの最下部に接触したままの状態となり、上方の溝まで移動しないからフックがシャックルから外れることはない。しかし、経年劣化である磨耗によってシャックルリングの厚みが減じてしまった場合には、溝以外の部分からフックが脱落して、大きな事故につながる危険性があった。
本発明の目的は、そのようなシャックルからのフックの脱落を防止するためにフックの外側からフック開口部を覆うようにしたフックカバーを提供することにある。
本発明によれば、ブランコのシャックルに引っ掛けてこれに連結されるフックの外側からフック開口部を覆う一対の向かい合ったカバー半部を含み、カバーの両側からボルトナットでカバー半部をフックに固定してなる、フックカバーを提供する。
カバー半部は、フックのリング部分の上部分とリング部分に連なる一方のフック部分およびフック開口部を構成する他方のフック部分を完全に受け入れるように形成されたほぼＶ字形の溝、フックの外側縁部において互いに当接するフランジおよび溝で囲まれ、フック部分内で互いに当接するランド部分を有し、ボルトナットの通し孔が前記ランド部分に形成されている。
本発明の他の実施形態では、フック半部のランド部分は、フック開口部に入り込んでこれを塞ぐようになった延長部を有していてもよい。
本発明の更に他の実施形態では、フックの外側からフック開口部を覆う一対の向かい合ったカバー半部からなり、カバー半部は、フックの外側縁で互いに当接するフランジを有し、且つボルトの通し孔をそれぞれ有し、フック内に配置され、ボルトが両側から螺合するナットをフック内に配置して成る。
図面、特に、図４ないし７を参照して、本発明によるフックカバー２０の第１の実施形態を説明する。フックカバー２０は、対象形状を有する一対の向かい合ったカバー半部２２、２２からなり、半部は、ポリエチレン樹脂のような合成樹脂の射出成形によって形成される。カバー半部は、フック６のリング部分９の上部分とリング部分９に連なる一方のフック部分６ａおよびフック開口部１０を構成する他方のフック部分６ｂを完全に受け入れるように形成されたほぼＶ字形の溝２４、フックの外側縁部において互いに当接するフランジ２６および溝２４で囲まれ、フック内で互いに当接するランド部分２８を有する。カバー半部２２、２２の一方には、そのランド部分２８にボルト３０の頭３０ａを受け入れる凹部を持ったボルト通し孔３２が形成され、他方の半部２２には、そのランド部分２８にナット３４を受け入れる凹部付のボルト通し孔３６が形成されている。
この構成では、カバー半部２２、２２をフック６の両側にあてると、フランジ２６と２６がフック６の外縁部で互いに当接し、ランド部分２８、２８がフック内で互いに当接し、フックカバー半部のＶ字形溝２４にフックのフック部分６ａ，６ｂが収まり、カバー半部の一方からボルト通し孔３２、３６にボルト３０を通し、ボルト３０を他方の半部に位置したナット３４にねじ込むことによってカバー半部２２、２２はフック６に両側から固定される。このことによって、フック開口部１０はカバー２０によって覆われる。
図８ないし１０は本発明の他の実施形態を示す。フックカバー２０は、先の実施形態と同様に、ポリエチレン樹脂のような合成樹脂の射出成形によって形成され、カバー半部２２ａ、２２ａを含み、カバー半部２２ａ、２２ａは、フック開口部１０に入り込んでこれを塞ぐようになった延長部２８ａ、２８ａを有するランド部分２８、２８を含む。しかし、第１実施形態におけるような、フランジは有していない。ボルトナットを用いてフックカバー２０をフック６に固定する仕方は第１の実施形態における仕方と同様である。
図１１ないし１３は本発明の更に他の実施形態を示し、この実施形態では、フックカバー２０は、合成樹脂材料で成形されてもよいし、金属板材で形成されても良く、フック６の外側からフック開口部１０を覆う一対の向かい合ったカバー半部２２ｂ，２２ｂからなり、カバー半部は、フックの外側縁で互いに当接するフランジ２６ａ，２６ａを有し、且つボルト通し孔３２、３６をそれぞれ有し、ボルト３０ａ、３０ａがボルト通し孔３２、３６を通して両側から螺合するナット３８がフック６内に配置される。かくして、ボルト３０ａ、３０ａがフック６内のナット３８にねじ込まれるときには、カバー半部は、フック開口部１０を外側から覆った状態でフックに固定される。
以上説明したように、本発明によれば、ボルトナットでフックカバーをフックの両側からに固定してフック開口部を覆うようにしたので、ブランコがいかなる状態にあろうともフックがシャックルから脱落することがないから、ブランコを一層安全な遊戯具とすることができる。
１ 支柱
２ 横梁
３ 吊り索
４ 座板
５ シャックル
６ フック
８ 目孔
９ リング部分
１０ フック開口部
１１ シャックルリング
１２ 溝
２０ フックカバー
２２ カバー半部
６ａ フック部分
６ｂ フック部分
２４ Ｖ字形の溝
２６ フランジ
２８ ランド部分
３０ ボルト
３０ａ 頭
３２ ボルト通し孔
３４ ナット
３６ ボルト通し孔
２２ａ カバー半部
２８ａ 延長部
２２ｂ カバー半部
２６ａ フランジ
３０ａ ボルト
３８ ナット
２ 横梁
３ 吊り索
４ 座板
５ シャックル
６ フック
８ 目孔
９ リング部分
１０ フック開口部
１１ シャックルリング
１２ 溝
２０ フックカバー
２２ カバー半部
６ａ フック部分
６ｂ フック部分
２４ Ｖ字形の溝
２６ フランジ
２８ ランド部分
３０ ボルト
３０ａ 頭
３２ ボルト通し孔
３４ ナット
３６ ボルト通し孔
２２ａ カバー半部
２８ａ 延長部
２２ｂ カバー半部
２６ａ フランジ
３０ａ ボルト
３８ ナット
Claims (4)
- ブランコのシャックルに引っ掛けてこれに連結されるフックの外側からフック開口部を覆う一対の向かい合ったカバー半部を含み、カバーの両側からボルトナットでカバー半部をフックに固定してなる、フックカバー。
- カバー半部は、フックのリング部分の上部分とリング部分に連なる一方のフック部分およびフック開口部を構成する他方のフック部分を完全に受け入れるように形成されたほぼＶ字形の溝、フックの外側縁部において互いに当接するフランジおよび溝で囲まれ、フック部分内で互いに当接するランド部分を有し、ボルトナットの通し孔が前記ランド部分に形成される、請求項１に記載のフックカバー。
- フック半部のランド部分は、フック開口部に入り込んでこれを塞ぐようになった延長部を有している、請求項２に記載のフックカバー。
- フックの外側からフック開口部を覆う一対の向かい合ったカバー半部からなり、カバー半部は、フックの外側縁で互いに当接するフランジを有し、且つボルトの通し孔をそれぞれ有し、フック内に配置され、ボルトが両側から螺合するナットをフック内に配置して成る、フックカバー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2008008111A JP5011592B2 (ja) | 2008-01-17 | 2008-01-17 | ブランコのフックカバー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2008008111A JP5011592B2 (ja) | 2008-01-17 | 2008-01-17 | ブランコのフックカバー |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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| JP5011592B2 JP5011592B2 (ja) | 2012-08-29 |
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
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Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014214505A (ja) * | 2013-04-26 | 2014-11-17 | 株式会社国元商会 | チエンフック外れ止め具 |
| JP2015031352A (ja) * | 2013-08-05 | 2015-02-16 | 株式会社国元商会 | チエンフック外れ止め具 |
| JP2019027481A (ja) * | 2017-07-27 | 2019-02-21 | 井上金物株式会社 | 鎖用手指保護具 |
Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS54103967U (ja) * | 1977-12-29 | 1979-07-21 | ||
| JPS6350388U (ja) * | 1986-09-22 | 1988-04-05 | ||
| JPH033813U (ja) * | 1989-06-02 | 1991-01-16 | ||
| US5197926A (en) * | 1992-02-18 | 1993-03-30 | Hedstrom Corporation | Swing connection guard |
| US5338127A (en) * | 1993-02-03 | 1994-08-16 | Hedstrom Corporation | Play gym bearing cover |
-
2008
- 2008-01-17 JP JP2008008111A patent/JP5011592B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JP2019027481A (ja) * | 2017-07-27 | 2019-02-21 | 井上金物株式会社 | 鎖用手指保護具 |
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| JP5011592B2 (ja) | 2012-08-29 |
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