JP2009165585A - 景品把持装置、景品払い出しゲーム機及び景品把持部材 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】回転移動部(30L,30R)と、前記回転移動部に装着され回転移動されることにより景品(G)を把持する景品把持部材(23L,23R)とを備える景品把持装置において、前記回転移動部は、係合位置と前記係合位置から退避した開放位置との間で移動可能に支持される回転移動部係合部(42)を備え、前記景品把持部材は、前記回転移動部係合部が前記係合位置にある状態で、前記回転移動部係合部に係合してこの景品把持部材を前記回転移動部に装着し、前記回転移動部係合部が前記開放位置にある状態で、前記係合位置から退避して前記回転移動部係合部との係合が解放され、この景品把持部材を前記回転移動部から取り外し可能にする景品把持部材係合部(53)とを備える。
【選択図】図3
Description
しかし、ハンド部材の着脱は、キャッチャのカバー部材を取り外してから行なう必要があり、また工具が必要であった。このため、ハンド部材の着脱は、面倒であった。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の景品把持装置において、前記景品把持部材(23L,23R)は、前記回転移動部(30L,30R)に対して挿抜されることにより前記回転移動部に着脱され、前記回転移動部は、挿抜方向(A)とは異なる方向(B,Y)での前記景品把持部材の位置を規制して、前記景品把持部材係合部(53)を前記回転移動部係合部(42)に案内する案内部(32)を備え、前記回転移動部係合部と前記景品把持部材係合部とは、係合することにより前記景品把持部材の挿抜方向での位置を規制すること、を特徴とする景品把持装置である。
請求項4の発明は、請求項3に記載の景品把持装置において、前記景品把持部材(23L,23R)は、前記回転移動部(30L,30R)に挿入されてから前記回転移動部係合部(42)と前記景品把持部材係合部(53)とが係合するまでの間に、前記回転移動部係合部に当接し前記回転移動部係合部を前記係合位置から開放位置へと退避させる退避部(55)を備えること、を特徴とする景品把持装置である。
(1)本発明は、回転移動部係合部が係合位置にある状態で回転移動部係合部に係合し、回転移動部係合部が開放位置にある状態でその係合が解放されるので、回転移動部係合部を係合位置と開放位置の間で操作することにより、景品把持部材の着脱を容易に行なうことができる。
以下、図面等を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態のゲーム機1を示す図であり、図1(a)は、正面図、図1(b)は、側面図である。
ゲーム機1(景品払い出しゲーム機)は、ゲームセンタ等に設置される、左右方向(矢印X方向)の幅2m程度、奥行方向(矢印Y方向)の長さ1.5m程度、鉛直方向(矢印Z方向)の高さ2m程度のいわゆるクレーンゲーム機である。ゲーム機1は、内部にプレイフィールド2が設けられている。ゲーム機1は、プレイヤの操作に応じて、クレーンを模したキャッチャ20(景品把持装置)が動作される。ゲーム機1は、プレイフィールド2内に載置された景品Gが、景品獲得孔8に搬送されたときに、景品Gを、景品獲得孔8に連通した景品払い出し口9から外部に払い出す。
プレイフィールド2は、キャッチャ20が、景品Gを搬送するために実際に動作される空間であり、景品Gを載置するテーブル2aが設けられている。
ケース4は、ゲーム機1の筐体である。
ウィンド5は、ゲーム機1の外部とプレイフィールド2とを仕切るための部材であり、外部からプレイフィールド2が視認できるように、例えば、透明なアクリル、ガラス等により形成される。
景品払い出し口9は、景品獲得孔8に落下した景品Gを払い出すための景品獲得孔8に連通した開口孔である。景品払い出し口9は、プレイヤが景品Gを取り出しやすいように、ケース4の正面に設けられている。
伸縮アーム12は、その一端がキャッチャ20に接続されており、他の一端が移動レール11X,11Yに支持される。これにより、キャッチャ20は、プレイフィールド2に吊り下げられるように設置される。なお、伸縮アーム12は、キャッチャ20を昇降して景品Gを拾い上げることができる構成であればよく、例えば、棒状の部材を伸縮可能とした構成、ワイヤを巻き上げる構成等を用いることができる。
ハンド部材23L,23Rは、互いに対向配置された腕状の部材であり、モータ26(後述する)等により開閉駆動され、プレイフィールド2内に置かれた景品Gを把持した状態で、拾い上げることができるようになっている。
キャッチャ20は、プレイ中以外のときは、プレイフィールド2内の景品獲得孔8の真上の位置P0に待機している。プレイ時には、キャッチャ20は、操作部7の操作に応じて移動先P1,P2等に移動した後、降下してハンド部材22が開閉動作される。
シャーシ24は、キャッチャ20の基部となる部材である。
モータ26は、例えばDCモータ等であり、制御部(図示せず)により制御される。
スライダ28は、モータ26に対して接続部(図示せず)に機械的に接続され、モータ26により駆動され、鉛直方向に往復移動する。スライダ28の左下及び右下のコーナーの面は、円筒面状に形成されたフォロア面28aであり、回転移動部30L,30Rのカム面(後述する)に接している。
回転移動部30Rは、直方体の部材である。回転移動部30Rは、内側上部のコーナーの面が、円筒面及び平面からなるカム面30aであり、スライダ28のフォロア面28aに摺接する。回転移動部30R(従動部材)は、奥行方向の回転軸Y1回りに回転可能に設けられ、スライダ28(原動部材)の上下移動にともない回転移動する(矢印θ1参照)。回転移動部30Rの一端には、ハンド部材23Rが取り付けられ、回転移動部30Rの回転移動にともなって、ハンド部材23Rが開閉駆動される。
図4は、本実施形態のハンド部材23Rの取り付け部を拡大して示す斜視図である。
後述するように、ハンド部材23Rは、回転移動部30Rに対して挿抜することにより着脱可能であり、挿抜方向を矢印A方向、鉛直面内において挿抜方向に直交する方向を矢印B方向として示す。
ケース32は、回転移動部30Rの筐体であり、挿抜方向に細長い直方体に形成されている。ケース32は、プレス加工等により、中空の形状に成形され、ハンド部材23Rが挿抜できるように挿抜方向抜き側(図3中右側)が開口している。
係合部42は、軸部材41のほぼ中央に設けられた円柱状の部分である。係合部42と軸部材41とは、中心軸が同軸になるように設けられている。
係合ピン40は、係合ピン付勢部材46により奥行方向奥側に付勢され、ストッパ43がケース32の奥行方向手前側の表面32aに当接することにより、奥行方向の位置決めがされる。これにより、係合部42は、ハンド部材23Rの係合穴部53(後述する)に係合する位置である係合位置に位置決めされる。
つば45は、作業者が係合ピン40を操作する部分であり、操作しやすいようにその径がストッパ43の径よりも大きく形成されている。つば45は、ストッパ43の奥行方向奥側に設けられている。
ハンド部材23Rは、枠部51と、フラット部52と、係合穴部53(景品把持部材係合部)と、切り欠き54と、斜面55(退避部)とを有している。
フラット部52は、枠部51の内部に設けられた板状の部分である。フラット部52には、奥行方向に貫通するように設けられた係合穴部53と、切り欠き54とが設けられている。
係合穴部53は、その直径が係合ピン40の係合部42の直径とほぼ同一であり、係合部42と係合するようになっている(図3参照)。
切り欠き54は、挿抜方向(矢印A方向)挿入側から抜き側に向けて、係合穴部53につながるように設けられている。切り欠き54は、その幅が係合ピン40の軸部材41の直径よりも大きく、後述するように、ハンド部材23R挿抜時に、係合ピン40の軸部材41が通過できるようになっている。
斜面55は、フラット部52の奥行方向手前側の表面52aから、挿抜方向挿入側に向けて奥行方向奥側に傾斜するように設けられている。
図5は、本実施形態のハンド部材23Rの取り付け過程の動作を示す図である。
図5(a)に示すように、ハンド部材23Rが挿入されていない状態では、係合ピン40の係合部42は、係合位置に位置決めされている。ハンド部材23Rは、取り付け時には、最初に、回転移動部30Rのケース32に対して、挿抜方向挿入側に向けて挿入される。
係合部42と係合穴部53とが係合した状態では、ハンド部材23Rは、挿抜方向での位置が規制される。これにより、ハンド部材23Rは、回転移動部30Rに装着される。
なお、これまでの工程において、係合ピン40の軸部材41は、ハンド部材23Rを切り欠き54内を通過し(図3(b)、図4参照)、ハンド部材23Rに干渉することがない。
このように、キャッチャ20は、ハンド部材23を回転移動部30Rから取り外す場合にも、係合ピン40を操作することにより、回転移動部30Rからの取り外しが容易である。
(変形形態)
以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内である。
本実施形態において、係合ピンの係合部は、ハンド部材装着時に、付勢部材により開放位置から係合位置に移動する例を示したが、これに限定されない。例えば、作業者が係合ピン奥行方向に操作して、係合部を開放位置から係合位置に移動してもよい。この場合にも、作業者は、ドライバ等の工具を必要とすることなく、ハンド部材の装着を容易に行なうことができる。
20 キャッチャ
23L,23R ハンド部材
30L,30R 回転移動部
32 ケース
40 係合ピン
42 係合部
46 係合ピン付勢部材
53 係合穴部
55 斜面
Claims (6)
- 回転移動部と、前記回転移動部に装着され回転移動されることにより景品を把持する景品把持部材とを備える景品把持装置において、
前記回転移動部は、係合位置と前記係合位置から退避した開放位置との間で移動可能に支持される回転移動部係合部を備え、
前記景品把持部材は、前記回転移動部係合部が前記係合位置にある状態で、前記回転移動部係合部に係合してこの景品把持部材を前記回転移動部に装着し、前記回転移動部係合部が前記開放位置にある状態で、前記係合位置から退避して前記回転移動部係合部との係合が解放され、この景品把持部材を前記回転移動部から取り外し可能にする景品把持部材係合部を備えること、
を特徴とする景品把持装置。 - 請求項1に記載の景品把持装置において、
前記回転移動部は、前記回転移動部係合部を前記開放位置側から前記係合位置側へと付勢する付勢部材を備えること、
を特徴とする景品把持装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の景品把持装置において、
前記景品把持部材は、前記回転移動部に対して挿抜されることにより前記回転移動部に着脱され、
前記回転移動部は、挿抜方向とは異なる方向での前記景品把持部材の位置を規制して、前記景品把持部材係合部を前記回転移動部係合部に案内する案内部を備え、
前記回転移動部係合部と前記景品把持部材係合部とは、係合することにより前記景品把持部材の挿抜方向での位置を規制すること、
を特徴とする景品把持装置。 - 請求項3に記載の景品把持装置において、
前記景品把持部材は、前記回転移動部に挿入されてから前記回転移動部係合部と前記景品把持部材係合部とが係合するまでの間に、前記回転移動部係合部に当接し前記回転移動部係合部を前記係合位置から開放位置へと退避させる退避部を備えること、
を特徴とする景品把持装置。 - 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の景品把持装置を備え、
前記景品把持装置が把持した景品を外部に払い出すこと、
を特徴とする景品払い出しゲーム機。 - 景品把持装置の回転移動部に装着されて、回転移動されることにより景品を把持する景品把持部材において、
前記回転移動部に設けられ係合位置と前記係合位置から退避した開放位置との間で移動する回転移動部係合部が前記係合位置にある状態で、前記回転移動部係合部に係合してこの景品把持部材を前記回転移動部に装着し、前記回転移動部係合部が前記開放位置にある状態で、前記係合位置から退避して前記回転移動部係合部との係合が解放されこの景品把持部材を回転移動部から取り外し可能にする景品把持部材係合部を備えること、
を特徴とする景品把持部材。
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