JP2009165289A - 車両の制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】車両減速時に回生を実現する電動機と自動変速機とが搭載された車両において、パワOFFアップシフト変速時(ニュートラル変速時)に違和感のない駆動力制御を実現する。
【解決手段】電動機及び自動変速機が搭載され、電動機と駆動輪との間に自動変速機が直列に配置されているとともに、駆動輪から入力されるトルクによって前記電動機を駆動して回生を行う車両において、パワOFFアップシフト変速時に回生要求が発生した場合、変速後の回生上乗せのトルクを徐々に変化させながら出力するとともに、そのトルク出力勾配を、回生要求発生時から変速終了時(クラッチ係合終了時)までの時間に応じて、その回生要求発生時から変速終了までの時間が長いほど小さく設定することで違和感のない駆動力制御を実現する。
【選択図】図9
【解決手段】電動機及び自動変速機が搭載され、電動機と駆動輪との間に自動変速機が直列に配置されているとともに、駆動輪から入力されるトルクによって前記電動機を駆動して回生を行う車両において、パワOFFアップシフト変速時に回生要求が発生した場合、変速後の回生上乗せのトルクを徐々に変化させながら出力するとともに、そのトルク出力勾配を、回生要求発生時から変速終了時(クラッチ係合終了時)までの時間に応じて、その回生要求発生時から変速終了までの時間が長いほど小さく設定することで違和感のない駆動力制御を実現する。
【選択図】図9
Description
本発明は、例えば内燃機関と電動機とが駆動源として搭載されたハイブリッド車などの車両の制御装置に関する。
近年、環境保護の観点から、車両に搭載された内燃機関(以下、エンジンともいう)からの排気ガスの排出量低減と燃料消費率(燃費)の向上が望まれており、これを満足する車両として、ハイブリッドシステムを搭載したハイブリッド車が実用化されている。
ハイブリッド車は、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンなどのエンジンと、エンジンの出力により発電またはバッテリの電力により駆動する電動機(例えばモータジェネレータまたはモータ)とを備え、エンジン及び電動機のいずれか一方または双方を走行駆動源としている。
この種のハイブリッド車においては、車速及びアクセル開度に基づいて、エンジン及び電動機の運転領域(具体的には駆動または停止)が制御される。例えば、発進時や低速走行時のようにエンジン効率が低くなる領域では、エンジンを停止させて電動機のみの動力で駆動輪を駆動し、通常走行時には、エンジンを駆動して、そのエンジンの動力で駆動輪を駆動するという制御を行う。さらに、全開加速等の高負荷時には、エンジンの動力に加えて、バッテリから電動機に電力を供給して電動機による動力を補助動力として追加するという制御を行う。また、車両減速時には、電動機を発電機として作動させ、駆動輪から電動機に伝達された機械的動力(運動エネルギ)を電力に変換することで、駆動輪に制動力を生じさせて車両を減速するとともに、変換した電力をバッテリに回収する、いわゆる「回生制動」を行っている。
ハイブリッド車の駆動装置の1つとして、サンギヤ、キャリヤ及びリングギヤによって3つの要素が構成された機構であって、エンジンの出力を第1電動機及び伝達部材(リング軸)へ分配する動力分配機構と、その動力分配機構の伝達部材と駆動輪との間に設けられた有段式の自動変速機と、動力分配機構の伝達部材と駆動輪との間に設けられた第2電動機とを備えた車両用駆動装置が知られている(例えば特許文献1)。
このような車両用駆動装置では、動力分配機構が差動機構として機能し、その差動作用によりエンジンからの動力の主部を駆動輪に機械的に伝達し、そのエンジンからの動力の残部を第1電動機から第2電動機への電気パスを用いて電気的に伝達することにより、電気的に変速比が変更される変速機として機能する。これによってエンジンを最適な作動状態に維持しつつ車両を走行させることができ、燃費の向上をはかることができる。
こうした車両用駆動装置に用いられる自動変速機としては、摩擦係合要素であるクラッチやブレーキと遊星歯車装置とを用いてギヤ段(変速段)を設定する遊星歯車式変速機が適用されている。例えば、摩擦係合要素として2個のブレーキを備え、一方のブレーキを係合し他方のブレーキを解放する変速段(例えば低速段)と、他方のブレーキを係合し一方のブレーキを解放する変速段(例えば高速段)との切り替えを行うようにしている。この場合、変速時に係合側の摩擦係合要素の係合と、解放側の摩擦係合要素の解放とを同時に行う、いわゆるクラッチツウクラッチ変速が行われることになる。
なお、車両減速時の回生に関する技術として下記の特許文献2及び3がある。
特許文献2に記載の技術では、回生制動力を発生する回生機構が入力側に連結されている変速機の制御装置であって、前記回生機構を使用した回生制動時の減速度に基づいて前記変速機での変速の判断を成立させる変速点を変更することで、変速時のショック等を防止している。また、特許文献3に記載の技術では、変速中の車両減速度をメカブレーキ(ホイールブレーキ)で分担させ、変速後の減速度を電動機の回生トルクで分担している。
特開2005−264762号公報
特開2004−204958号公報
特開2005−329926号公報
ところで、動力分配機構の伝達部材(リング軸)と駆動輪との間に自動変速機が配置された車両において、ブレーキが踏み込まれた際には、回生トルクを出力して充電したいが、自動変速機の摩擦係合要素(以下、摩擦係合要素を単に「クラッチ」という場合もある)を解放しているときに回生トルクは出力不可である。
具体的には、動力分配機構と駆動輪との間に自動変速機を直列に配置した車両では、パワOFFアップシフト変速時には、自動変速機への入力トルクで変速を進行させているため、回転変化中は自動変速機のクラッチが解放状態(ニュートラル状態)となり、動力分配機構のリング軸がフリー状態となるので、クラッチ係合まで回生トルクを出力することはできない。このため、負トルク出力が変速後(クラッチ係合完了後)のタイミングとなってしまい、負トルクを出力する際にドライバが違和感を感じる場合がある。すなわち、ドライバがパワOFF(アクセルOFF)操作を行った直後ではなく、アクセルOFFを操作を行った後、しばらくしてから負トルクが出力されると、ドライバが予期しないときに回生制動(減速度)を感じてしまい、違和感を覚える可能性がある。
なお、電子制御式ブレーキ(ECB:Electronically Controlled Brake)システムが装備された車両では、パワOFFアップシフト変速中に、動力分配機構のリング軸がフリー状態になっても、ドライバ要求の車両減速度を通常走行時と同じように、メカブレーキで分担することができ、変速後の減速度の分担をメカブレーキから電動機回生トルクに移行させることにより、違和感のない状態で駆動力を制御することは可能である(例えば、上記した特許文献3参照)。しかし、自動ブレーキが装備されていない車両、あるいは、ECBシステムが特殊状況下(故障等)で使用できない場合は、車両減速度をメカブレーキで分担することはできない。
本発明はそのような実情を考慮してなされたもので、車両減速時に回生を実現する電動機と自動変速機とを備えた車両において、パワOFFアップシフト変速時(ニュートラル変速時)に、違和感のない駆動力制御を実現することが可能な制御装置の提供を目的とする。
−課題の解決原理−
上記の目的を達成するために講じられた本発明の解決原理は、パワOFFアップシフト変速時(ニュートラル変速時)に回生要求が発生した場合、アップシフト変速後の回生上乗せのトルクを徐々に変化させながら出力するとともに、そのトルク出力勾配を、回生要求発生時から変速終了時(クラッチ係合終了時)までの時間に応じて可変に設定する点にある。このようなアップシフト変速後のトルク出力制御によりドライバビリティの向上をはかることができる。
上記の目的を達成するために講じられた本発明の解決原理は、パワOFFアップシフト変速時(ニュートラル変速時)に回生要求が発生した場合、アップシフト変速後の回生上乗せのトルクを徐々に変化させながら出力するとともに、そのトルク出力勾配を、回生要求発生時から変速終了時(クラッチ係合終了時)までの時間に応じて可変に設定する点にある。このようなアップシフト変速後のトルク出力制御によりドライバビリティの向上をはかることができる。
−解決手段−
具体的に、本発明は、電動機及び自動変速機が搭載され、前記電動機と駆動輪との間に前記自動変速機が直列に配置されているとともに、前記駆動輪から入力されるトルクによって前記電動機を駆動して回生を行う車両の制御装置を前提としており、このような車両の制御装置において、パワOFFアップシフト時に回生要求が発生したときに前記回生要求発生時から計時を開始し、前記パワOFFアップシフトの変速終了時に計時を終了する計時手段と、前記パワOFFアップシフトの変速後に回生トルクを出力する際にそのトルク出力を徐々に変化させるトルク出力制御手段と、前記計時手段によって計時された回生要求発生時から変速終了までの時間に応じて前記トルク出力変化の勾配を可変に設定するトルク出力勾配設定手段とを備えていることを特徴としている。
具体的に、本発明は、電動機及び自動変速機が搭載され、前記電動機と駆動輪との間に前記自動変速機が直列に配置されているとともに、前記駆動輪から入力されるトルクによって前記電動機を駆動して回生を行う車両の制御装置を前提としており、このような車両の制御装置において、パワOFFアップシフト時に回生要求が発生したときに前記回生要求発生時から計時を開始し、前記パワOFFアップシフトの変速終了時に計時を終了する計時手段と、前記パワOFFアップシフトの変速後に回生トルクを出力する際にそのトルク出力を徐々に変化させるトルク出力制御手段と、前記計時手段によって計時された回生要求発生時から変速終了までの時間に応じて前記トルク出力変化の勾配を可変に設定するトルク出力勾配設定手段とを備えていることを特徴としている。
本発明によれば、パワOFFアップシフト変速終了時(クラッチ係合終了時)に、負トルクを一気に出力するのではなく、回生要求発生時から変速終了までの時間(回生出力遅れ時間)の長さを考慮して負トルクを所定の勾配で徐々に変化させながら出力するので、ドライバが回生制動を感じないように負トルクを出力することが可能になる。
より具体的には、ドライバがアクセルOFF操作を行ってから長い時間が経過すればするほど、回生制動による違和感(駆動力変動)を感じやすくなる点を考慮し、回生要求発生時からパワOFFアップシフト変速終了までの時間が長いほど、トルク出力勾配を小さく設定して負トルク出力(回生制動)による駆動力変動が現れないようにすることで、ドライバが感じる違和感をより効果的に低減する。
このように、本発明では、駆動側の制御(パワOFFアップシフト変速終了後の負トルク出力方法の工夫)により違和感のない駆動力制御を実現することできるので、ECBシステムが装備されていない車両であっても、パワOFFアップシフト変速時におけるドライバビリティの向上をはかることができる。しかも、違和感のない駆動力制御を実現しつつ、回生トルクの出力による充電が可能になるので、燃費の向上をはかることができる。
本発明を適用する車両の具体的な例として、エンジンの出力を第1電動機及び伝達部材(リング軸)へ分配する動力分配機構と、前記伝達部材と駆動輪との間に設けられた有段式の自動変速機と、前記伝達部材と該駆動輪との間に設けられた第2電動機とが搭載されたハイブリッド車を挙げることができ、このようなハイブリッド車の制御に本発明を適用することで、パワOFFアップシフト変速時におけるドライバビリティの向上をはかることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
この例では、2つのモータ・ジェネレータを備え、かつFR(フロントエンジン・リヤドライブ)車として構成されたハイブリッド車に対して本発明を適用した場合について説明する。なお、この例では、電子制御式ブレーキ(ECB)システムが装備されていないのハイブリッド車を対象としている。
図1は本発明を適用するハイブリッド車の一例を示す概略構成図である。
この例のハイブリッド車HVは、エンジン1、第1モータジェネレータMG1、第2モータジェネレータMG2、動力分配機構2、自動変速機(AT)3、インバータ4、HVバッテリ5、デファレンシャルギヤ6、駆動輪7、油圧制御回路300(図4及び図5参照)、及び、ECU(Electronic Control Unit)100などを備えている。
これらエンジン1、各モータジェネレータMG1,MG2、動力分配機構2、自動変速機3、及び、ECU100の各部について以下に説明する。
−エンジン−
エンジン(駆動源)1は、例えばガソリンエンジンであって、スロットル開度(吸気量)、燃料噴射量、点火時期などの運転状態を制御できるように構成されている。また、エンジン1の出力軸であるクランクシャフト11の回転数(エンジン回転数)はエンジン回転数センサ201によって検出される。このエンジン1はECU100によって駆動制御される。
エンジン(駆動源)1は、例えばガソリンエンジンであって、スロットル開度(吸気量)、燃料噴射量、点火時期などの運転状態を制御できるように構成されている。また、エンジン1の出力軸であるクランクシャフト11の回転数(エンジン回転数)はエンジン回転数センサ201によって検出される。このエンジン1はECU100によって駆動制御される。
−モータジェネレータ−
モータジェネレータMG1,MG2は交流同期電動機であって、電動機(駆動源)として機能するとともに発電機としても機能する。モータジェネレータMG1,MG2はインバータ4を介してHVバッテリ5に接続されている。インバータ4はECU100によって制御され、そのインバータ4の制御により、モータジェネレータMG1,MG2の回生または力行(アシスト)が設定される。その際の回生電力はHVバッテリ5にインバータ4を介して充電される。また、モータジェネレータMG1,MG2の駆動用電力はHVバッテリ5からインバータ4を介して供給される。なお、上記HVバッテリ5は、ニッケル水素、リチウムイオン等の二次電池や燃料電池などが適用される。また、HVバッテリ5に代わる蓄電装置として、電気二重層コンデンサ等の大容量キャパシタなどを用いることも可能である。
モータジェネレータMG1,MG2は交流同期電動機であって、電動機(駆動源)として機能するとともに発電機としても機能する。モータジェネレータMG1,MG2はインバータ4を介してHVバッテリ5に接続されている。インバータ4はECU100によって制御され、そのインバータ4の制御により、モータジェネレータMG1,MG2の回生または力行(アシスト)が設定される。その際の回生電力はHVバッテリ5にインバータ4を介して充電される。また、モータジェネレータMG1,MG2の駆動用電力はHVバッテリ5からインバータ4を介して供給される。なお、上記HVバッテリ5は、ニッケル水素、リチウムイオン等の二次電池や燃料電池などが適用される。また、HVバッテリ5に代わる蓄電装置として、電気二重層コンデンサ等の大容量キャパシタなどを用いることも可能である。
−動力分配機構−
動力分配機構2は、外歯歯車のサンギヤS21と、このサンギヤS21と同心円上に配置された内歯歯車のリングギヤR21と、上記サンギヤS21に噛み合うとともに、リングギヤR21に噛み合う複数のピニオンギヤP21と、この複数のピニオンギヤP21を自転かつ公転自在に保持するキャリアCA21とを備え、これらサンギヤS21、リング
ギヤR21及びキャリアCA21を回転要素として差動作用を行う遊星歯車機構で構成されている。
動力分配機構2は、外歯歯車のサンギヤS21と、このサンギヤS21と同心円上に配置された内歯歯車のリングギヤR21と、上記サンギヤS21に噛み合うとともに、リングギヤR21に噛み合う複数のピニオンギヤP21と、この複数のピニオンギヤP21を自転かつ公転自在に保持するキャリアCA21とを備え、これらサンギヤS21、リング
ギヤR21及びキャリアCA21を回転要素として差動作用を行う遊星歯車機構で構成されている。
この動力分配機構2のキャリアCA21にはエンジン1の出力軸であるクランクシャフト11が連結されている。また、動力分配機構2のサンギヤS21には第1モータジェネレータMG1の回転軸が連結されている。さらに、動力分配機構2のリングギヤR21にはリング軸21が連結されている。このリング軸21には第2モータジェネレータMG2の回転軸が連結されている。そして、このような動力分配機構2と駆動輪7との間に有段式の自動変速機3が直列に連結されている。
−自動変速機−
自動変速機3は、図2に示すように、ダブルピニオン型の第1遊星歯車機構31、シングルピニオン型の第2遊星歯車機構32、及び、2つのブレーキ(摩擦係合要素)B1,B2などを備えた遊星歯車式の変速機であって、入力軸30が動力分配機構2のリング軸21(図1を参照)に連結されている。また、自動変速機3の出力軸33はデファレンシャルギヤ6及び一対の車軸等を介して駆動輪7に連結されている。
自動変速機3は、図2に示すように、ダブルピニオン型の第1遊星歯車機構31、シングルピニオン型の第2遊星歯車機構32、及び、2つのブレーキ(摩擦係合要素)B1,B2などを備えた遊星歯車式の変速機であって、入力軸30が動力分配機構2のリング軸21(図1を参照)に連結されている。また、自動変速機3の出力軸33はデファレンシャルギヤ6及び一対の車軸等を介して駆動輪7に連結されている。
第1遊星歯車機構31は、外歯歯車のサンギヤS31と、このサンギヤS31と同心円上に配置された内歯歯車のリングギヤR31と、サンギヤS31に噛み合う複数の第1ピニオンギヤP31aと、この第1ピニオンギヤP31aに噛み合うとともに、リングギヤR31に噛み合う複数の第2ピニオンギヤP31bと、これら複数の第1ピニオンギヤP31a及び複数の第2ピニオンギヤP31bを連結して自転かつ公転自在に保持するキャリアCA31とを備えている。
第1遊星歯車機構31のキャリアCA31は第2遊星歯車機構32のキャリアCA32に一体的に連結されている。そして、第1遊星歯車機構31のサンギヤS31はブレーキB1を介して非回転部材であるハウジングHに選択的に連結されており、ブレーキB1の係合によってサンギヤS31の回転が阻止される。
第2遊星歯車機構32は、外歯歯車のサンギヤS32と、このサンギヤS32と同心円上に配置された内歯歯車のリングギヤR32と、サンギヤS32に噛み合うとともに、リングギヤR32に噛み合う複数のピニオンギヤP32と、複数のピニオンギヤP32を自転かつ公転自在に保持するキャリアCA32とを備えている。この第2遊星歯車機構32のサンギヤS32は上記入力軸30に連結されており、キャリアCA32は上記出力軸33に連結されている。さらに、第2遊星歯車機構32のリングギヤR32はブレーキB2を介してハウジングHに選択的に連結されており、ブレーキB2の係合によりリングギヤR32の回転が阻止される。
そして、以上の如く構成された自動変速機3の入力軸30の回転数(入力軸回転数Nin)は入力軸回転数センサ203によって検出される。また、自動変速機3の出力軸33の回転数(出力軸回転数Nout)は出力軸回転数センサ204によって検出される。これら入力軸回転数センサ203及び出力軸回転数センサ204の出力信号から得られる回転数の比(出力軸回転数Nout/入力回転数Nin)に基づいて、自動変速機3の現状ギヤ段を判定することができる。
自動変速機3は運転者がシフトレバー等のレンジ切換え手段を操作することにより、例えばPレンジ(パーキングレンジ)、Nレンジ(ニュートラルレンジ)、Dレンジ(前進走行レンジ)等に切り変えることができる。
以上の自動変速機3では、摩擦係合要素であるブレーキB1,B2を所定の状態に係合または解放することによってギヤ段(変速段)が設定される。自動変速機3のブレーキB1,B2の係合・解放状態を図3の作動表に示す。図3の作動表において「○」は「係合」を表し、「空欄」は「解放」を表している。
この例の自動変速機3において、ブレーキB1,B2の双方を解放することにより、入力軸30(リング軸21及び第2モータジェネレータMG2の回転軸)と出力軸33とを切り離すことができる(ニュートラル状態)。
また、変速ギヤ段の1速(1st)は、ブレーキB2を係合し、ブレーキB1を解放することによって設定される。ブレーキB2が係合すると、第2遊星歯車機構32のリングギヤR32の回転が固定され、その回転が固定されたリングギヤR32と、第2モータジェネレータMG2によって回転するサンギヤS32とによって、キャリアCA32つまり出力軸33が低速回転する。
変速ギヤ段の2速(2nd)は、ブレーキB1を係合し、ブレーキB2を解放することによって設定される。ブレーキB1が係合すると、第1遊星歯車機構31のサンギヤS31の回転が固定され、その回転が固定されたサンギヤS31と、第2モータジェネレータMG2によって回転するサンギヤS32(リングギヤ31)の回転とによって、キャリアCA32(キャリアCA31)つまり出力軸33が高速回転する。
以上の自動変速機3において、1速(1st)から2速(2nd)へのアップ変速は、ブレーキB2を解放すると同時にブレーキB1を係合するクラッチツウクラッチ変速制御によって達成される。また、2速(2nd)から1速(1st)へのダウン変速は、ブレーキB1を解放すると同時にブレーキB2を係合するクラッチツウクラッチ変速制御によって達成される。これらブレーキB1,B2の係合時または解放時の油圧は油圧制御回路300(図4参照)によって制御される。
−油圧制御回路−
油圧制御回路300には、リニアソレノイドバルブ及びオンオフソレノイドバルブなどが設けられており、それらソレノイドバルブの励磁・非励磁を制御して油圧回路を切り替えることによって自動変速機3のブレーキB1,B2の係合・解放を制御することができる。油圧制御回路300のリニアソレノイドバルブ及びオンオフソレノイドバルブの励磁・非励磁は、ECU100からのソレノイド制御信号(指示油圧信号)によって制御される。
油圧制御回路300には、リニアソレノイドバルブ及びオンオフソレノイドバルブなどが設けられており、それらソレノイドバルブの励磁・非励磁を制御して油圧回路を切り替えることによって自動変速機3のブレーキB1,B2の係合・解放を制御することができる。油圧制御回路300のリニアソレノイドバルブ及びオンオフソレノイドバルブの励磁・非励磁は、ECU100からのソレノイド制御信号(指示油圧信号)によって制御される。
図4は、上記油圧制御回路300の概略構成を示している。この図4に示すように、油圧制御回路300は、エンジン1の回転により駆動され、かつ、ブレーキB1,B2を作動させるのに十分な圧送性能をもってオイル(オートマチックトランスミッションフルード:ATF)をオイル用流路301に圧送する機械式ポンプMPと、機械式ポンプMPからオイル用流路301に圧送されたオイルのライン油圧PLを調整する3ウェイソレノイドバルブ302及びプレッシャコントロールバルブ303と、ライン油圧PLを用いてブレーキB1,B2の係合力を調整するリニアソレノイドバルブ304,305やコントロールバルブ306,307、アキュムレータ308,309とから構成されている。
この油圧制御回路300では、ライン油圧PLは、3ウェイソレノイドバルブ302を駆動してプレッシャコントロールバルブ303の開閉を制御することにより調整することができる。
また、ブレーキB1,B2の係合力は、リニアソレノイドバルブ304,305に印加する電流を制御することによりライン油圧PLをブレーキB1,B2に伝達させるコントロールバルブ306,307の開閉を制御することにより調節することができる。
さらに、この油圧制御回路300では、機械式ポンプMPから圧送されたオイルのうちブレーキB1,B2の作動に用いられなかった余剰のオイルと、ブレーキB1,B2の作動に用いられた後のプレッシャコントロールバルブ303からの戻りのオイルとを潤滑油としてオイル用流路310を介して動力分配機構2などに供給する。
−ECU−
ECU100は、図5に示すように、CPU101、ROM102、RAM103及びバックアップRAM104などを備えている。
ECU100は、図5に示すように、CPU101、ROM102、RAM103及びバックアップRAM104などを備えている。
ROM102には、ハイブリッド車HVの基本的な運転に関する制御のほか、ハイブリッド車HVの走行状態に応じて自動変速機3のギヤ段を設定する変速制御を実行するためのプログラムを含む各種プログラムなどが記憶されている。この変速制御の具体的な内容については後述する。
CPU101は、ROM102に記憶された各種制御プログラムやマップに基づいて演算処理を実行する。また、RAM103はCPU101での演算結果や各センサから入力されたデータ等を一時的に記憶するメモリであり、バックアップRAM104はエンジン1の停止時にその保存すべきデータ等を記憶する不揮発性のメモリである。
これらCPU101、ROM102、RAM103及びバックアップRAM104は、バス106を介して互いに接続されるとともに、インターフェース105と接続されている。なお、ECU100は、後述する「回生要求発生時からアップシフト変速終了までの時間T」を含む各種時間を計測するためのタイマ110を備えている。
ECU100のインターフェース105には、エンジン回転数センサ201、エンジン1のスロットルバルブの開度を検出するスロットル開度センサ202、入力軸回転数センサ203、出力軸回転数センサ204、アクセルペダルの開度を検出するアクセル開度センサ205、及び、シフトレバーの位置を検出するシフトポジションセンサ206などが接続されており、これらの各センサの出力信号、つまり、エンジン回転数Ne、スロットル開度θth、自動変速機3の入力軸回転数Nin及び出力軸回転Nout、アクセル開度Acc、シフトレバー位置情報に関する信号などがECU100に入力される。
ECU100は、上記した各種センサの出力信号に基づいて、エンジン1のスロットル開度(吸気量)制御、燃料噴射制御及び点火時期制御などを含むエンジン1の各種制御を実行する。
また、ECU100は、自動変速機3の油圧制御回路300にソレノイド制御信号(ブレーキ油圧指令信号)を出力する。このソレノイド制御信号に基づいて、油圧制御回路300のリニアソレノイドバルブ304,305やコントロールバルブ306,307などが制御され、所定のギヤ段(1速または2速)を構成するように、ブレーキB1,B2が所定の状態に係合または解放される。
さらに、ECU100は下記の「変速制御」及び「パワOFFアップシフト変速時のトルク出力制御」を実行する。
−変速制御−
この例の変速制御に用いる変速マップについて図6を参照して説明する。
この例の変速制御に用いる変速マップについて図6を参照して説明する。
図6に示す変速マップは、車速及びスロットル開度をパラメータとし、それら車速及びスロットル開度に応じて、適正なギヤ段(最適な燃費となるギヤ段)を求めるための2つ領域(1速及び2速の領域)が設定されたマップであって、ECU100のROM102内に記憶されている。変速マップの各領域は変速線(ギヤ段の切り替えライン)によって区画されている。
なお、図6に示す変速マップにおいて、シフトアップ線(変速線)を実線で示し、シフトダウン線(変速線)を破線で示している。また、シフトアップ及びシフトダウンの各切り替え方向を図中に数字と矢印とを用いて示している。
次に、変速制御の基本動作について説明する。
ECU100は、出力軸回転数センサ204の出力信号に基づいて車速Vを算出するとともに、アクセル開度センサ205の出力信号からアクセル開度Accを読み込み、それら車速V及びアクセル開度Accに基づいて、図6に示す変速マップを参照して目標ギヤ段を算出するとともに、入力軸回転数センサ203及び出力軸回転数センサ204の出力信号から得られる回転数の比(出力軸回転数Nout/入力軸回転数Nin)に基づいて、自動変速機3の現状ギヤ段を判定し、それら目標ギヤ段と現状ギヤ段とを比較して変速操作が必要であるか否かを判定する。
その判定結果により、変速の必要がない場合(目標ギヤ段と現状ギヤ段とが同じで、ギヤ段が適切に設定されている場合)には、現状ギヤ段を維持するソレノイド制御信号(ブレーキ油圧指令信号)を自動変速機3の油圧制御回路300に出力する。
一方、目標ギヤ段と現状ギヤ段とが異なる場合には変速制御を行う。例えば、自動変速機3のギヤ段が「1速」の状態で走行している状況から、ハイブリッド車HVの走行状態が変化(例えば要求トルク(アクセル開度Acc)が変化)して、例えば図6に示す点Aから点Bに変化した場合、前記変速マップから算出される目標ギヤ段が「2速」となり、その2速のギヤ段を設定するソレノイド制御信号(ブレーキ油圧指令信号)を自動変速機3の油圧制御回路300に出力して、摩擦係合要素であるブレーキB2を解放すると同時にブレーキB1を係合することにより、1速のギヤ段から2速のギヤ段への変速(1st→2ndアップ変速)を行う。
−パワOFFアップシフト変速時のトルク出力制御−
まず、この例のハイブリッド車HVは、動力分配機構2のリング軸21と駆動輪7との間に自動変速機3が直列に配置されており、さらに、自動変速機3の1速(1st)から2速(2nd)へのアップ変速が、上記したように、ブレーキB2を解放すると同時にブレーキB1を係合するクラッチツウクラッチ変速制御によって達成されるため、パワOFFアップシフト変速中に自動変速機3がニュートラル状態となり、動力分配機構2のリング軸21がフリー状態となってしまい、係合側のブレーキB1が係合するまで回生トルクを出力することはできない。このため、負トルク出力が変速後(ブレーキB1係合後)のタイミングとなってしまい、負トルクを出力する際にドライバが違和感を覚える場合がある。
まず、この例のハイブリッド車HVは、動力分配機構2のリング軸21と駆動輪7との間に自動変速機3が直列に配置されており、さらに、自動変速機3の1速(1st)から2速(2nd)へのアップ変速が、上記したように、ブレーキB2を解放すると同時にブレーキB1を係合するクラッチツウクラッチ変速制御によって達成されるため、パワOFFアップシフト変速中に自動変速機3がニュートラル状態となり、動力分配機構2のリング軸21がフリー状態となってしまい、係合側のブレーキB1が係合するまで回生トルクを出力することはできない。このため、負トルク出力が変速後(ブレーキB1係合後)のタイミングとなってしまい、負トルクを出力する際にドライバが違和感を覚える場合がある。
なお、この例の車両では、ECBシステムが装備されていないので、パワOFFアップシフト変速時の減速度の分担をメカブレーキから電動機回生トルクに移行させることはできない。
そのような点を考慮し、この例では、パワOFFアップシフト変速時(ニュートラル変速時)に回生要求が発生した場合、アップシフト変速終了時(ブレーキB1係合終了時)に、負トルクを一気に出力するのではなく、負トルクを徐々に変化させながら出力する(図9参照)。しかも、そのトルク出力勾配を、回生要求発生時から変速終了時までの時間(回生出力遅れ時間)に応じて可変に設定することで、パワOFFアップシフト変速時のドライバビリティの向上をはかる点に特徴がある。
そのパワOFFアップシフト変速時のトルク出力制御の具体的な例を、図7のフローチャートを参照して説明する。図7の制御ルーチンはECU100において所定時間毎に繰り返して実行される。
ステップST1では、パワOFFアップシフト変速を開始したか否かを判定し、その判定結果が肯定判定である場合はステップST2に進む。具体的には、ハイブリッド車HVが、1速(1st)で走行している状況で、ドライバの操作によりアクセルOFF(アクセル開度センサ205が「0」)となり、図6の変速線[1st→2nd]を跨いだときにアップシフト変速が開始されるので、そのアップシフト変速開始時点でステップST2に進む。ステップST1の判定結果が否定判定である場合はリターンする。
ステップST2では、回生要求発生(回生モード開始)であるか否かを判定し、その判定結果が肯定判定である場合はステップST3に進み、ECU100内部のタイマ110をスタートする(回生要求発生時からの計時開始)。ステップST2の判定結果が否定判定である場合はリターンする。
なお、回生要求発生の判定は、駆動輪7に作用する駆動力(例えば自動変速機3の入力トルク及び自動変速機3の変速比に基づいて算出)が「0」または「0近傍の値(0以下も含む)」にまで低下したときに「回生要求発生」と判定する。
ステップST4においては、アップシフト変速が終了(ブレーキB1係合終了)した否かを判定し、その判定結果が肯定判定である場合はステップST5に進む。
なお、「アップシフト変速終了」の判定中に、例えばドライバによるアクセルON操作などによって回生要求(回生モード)が解消された場合(ステップST11の判定結果が肯定判定となった場合)は、タイマ110をリセットした後(ステップST12)にリターンする。
ステップST5では、タイマ110による計時を終了(タイマ終了)し、この時点までの計測時間つまり回生要求発生時からアップシフト変速終了までの時間Tを採取する。
次に、ステップST6において、回生要求発生時からアップシフト変速終了までの時間(回生出力遅れ時間)Tに基づいて、図8のマップを参照して変速後の回生上乗せのトルク出力勾配αを算出し、その算出したトルク出力勾配αに基づいて回生トルク(負トルク)を徐々に出力する(ステップST7)。
図8に示すマップは、回生要求発生時からアップシフト変速終了までの時間Tをパラメータとし、アップシフト変速後における車両減速度の影響(変速後に現れる車両減速度によるドライバの違和感)をできるだけ小さくしながら、減速後に可能な限り多くの回生量をより短い時間で回生できるようなトルク出力勾配α(回生スイープ率)を、予め実験・計算等によって経験的に求めた値をマップ化したものであって、ECU100のROM102に記憶されている。この図8に示すマップにおいて、回生要求発生時からアップシフト変速終了までの時間Tが長いほど、トルク出力勾配αが小さな値となるように設定されている。
ここで、変速後の回生上乗せトルクとは、例えば第2モータジェネレータMG2(第1モータジェネレータMG1を含む場合もある)が出力する負トルクのことであって、例えば図9に示すように、変速時から回生トルク(負トルク)を、図8のマップから求めた勾配αに応じて徐々に出力する。
以上説明したように、この例の制御によれば、パワOFFアップシフト変速終了時(ブレーキB1係合終了時)に、負トルクを一気に出力するのではなく、回生要求発生時から変速終了までの時間の長さを考慮して負トルクを所定の勾配αで徐々に変化させながら出力するので、ドライバが回生制動(減速度)を感じないように負トルクを出力することが可能になる。これによって、パワOFFアップシフト変速時における電力回生(燃費の向上)を達成しながら、ドライバビリティの向上をはかることができる。
−他の実施形態−
以上の例では、前進2段変速の自動変速機が搭載された車両の制御に本発明を適用した例を示したが、本発明はこれに限られることなく、例えば前進4段変速等の他の任意の変速段の遊星歯車式自動変速機が搭載された車両の制御にも適用可能である。
以上の例では、前進2段変速の自動変速機が搭載された車両の制御に本発明を適用した例を示したが、本発明はこれに限られることなく、例えば前進4段変速等の他の任意の変速段の遊星歯車式自動変速機が搭載された車両の制御にも適用可能である。
以上の例では、ガソリンエンジンを搭載した車両の制御に本発明を適用した例を示したが、本発明はこれに限られることなく、ディーゼルエンジン等の他のエンジンを搭載した車両の制御にも適用可能である。さらに、本発明は、FR(フロントエンジン・リアドライブ)型車両に限れらることなく、FF(フロントエンジン・フロントドライブ)型車両や、4輪駆動車の制御にも適用できる。
以上の例では、2台のモータジェネレータMG1,MG2が搭載されたハイブリッド車HVに本発明を適用した例を示したが、これに限られることなく、1台もしくは3台以上のモータジェネレータが搭載されたハイブリッド車にも本発明は適用可能である。また、ハイブリッド車に限られることなく、駆動源として電動機のみが搭載され、その電動機と駆動輪との間に有段式の自動変速機が配置された電気自動車(EV)にも本発明を適用することができる。
1 エンジン
2 動力分配機構
21 リング軸
3 自動変速機
30 入力軸
33 出力軸
300 油圧制御回路
B1,B2 ブレーキ(摩擦係合要素)
4 インバータ
5 HVバッテリ
7 駆動輪
MG1,MG2 モータジェネレータ
100 ECU
110 タイマ
203 入力軸回転数センサ
204 出力軸回転数センサ
205 アクセル開度センサ
2 動力分配機構
21 リング軸
3 自動変速機
30 入力軸
33 出力軸
300 油圧制御回路
B1,B2 ブレーキ(摩擦係合要素)
4 インバータ
5 HVバッテリ
7 駆動輪
MG1,MG2 モータジェネレータ
100 ECU
110 タイマ
203 入力軸回転数センサ
204 出力軸回転数センサ
205 アクセル開度センサ
Claims (3)
- 電動機及び自動変速機が搭載され、前記電動機と駆動輪との間に前記自動変速機が直列に配置されているとともに、前記駆動輪から入力されるトルクによって前記電動機を駆動して回生を行う車両の制御装置において、
パワOFFアップシフト時に回生要求が発生したときに前記回生要求発生時から計時を開始し、前記パワOFFアップシフトの変速終了時に計時を終了する計時手段と、前記パワOFFアップシフトの変速後に回生トルクを出力する際にそのトルク出力を徐々に変化させるトルク出力制御手段と、前記計時手段によって計時された回生要求発生時から変速終了までの時間に応じて前記トルク出力変化の勾配を可変に設定するトルク出力勾配設定手段とを備えていることを特徴とする車両の制御装置。 - 請求項1記載の車両の制御装置において、
前記回生要求発生時から変速終了までの時間が長い場合は短い場合と比較して、前記トルク出力勾配を小さく設定することを特徴とする車両の制御装置。 - 請求項1または2記載の車両の制御装置において、
前記車両が、エンジンの出力を第1電動機及び伝達部材へ分配する動力分配機構と、前記伝達部材と駆動輪との間に設けられた有段式の自動変速機と、前記伝達部材と前記駆動輪との間に設けられた第2電動機とが搭載されたハイブリッド車であることを特徴とする車両の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008001440A JP2009165289A (ja) | 2008-01-08 | 2008-01-08 | 車両の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US10046751B2 (en) | 2015-06-16 | 2018-08-14 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Electromotive vehicle |
JP2020019356A (ja) * | 2018-07-31 | 2020-02-06 | トヨタ自動車株式会社 | 車両の制御装置 |
-
2008
- 2008-01-08 JP JP2008001440A patent/JP2009165289A/ja active Pending
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