JP2009164951A - 撮像システム、画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム - Google Patents

撮像システム、画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】高精度で、正面画像における被写体領域を検出すること。
【解決手段】撮像システムは、第一の波長領域の光を被写体に正面側から照射する正面照射装置と、第二の波長領域の光を被写体に背面側から照射する背面照射装置と、第一の波長領域の光による被写体の正面画像、および第二の波長領域の光による被写体のシルエット画像を同時に、被写体の正面側から撮像する撮像装置と、正面画像およびシルエット画像を取得する画像取得部、ならびに正面画像およびシルエット画像に基づいて正面画像における被写体領域を検出する被写体領域検出部を有する画像処理装置とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像システム、画像処理装置、画像処理方法、およびプログラムに関する。本発明は、特に、合成画像に用いられる画像を撮像する、撮像システム、画像処理装置、画像処理方法、および画像処理装置用のプログラムに関する。
被写体の正面側から照射された光による被写体の正面画像と、被写体の背面側から照射された光による被写体のシルエット画像とを連続して撮像して、撮像されたシルエット画像に基づいて、正面画像における被写体領域を検出する技術が知られている(たとえば、特許文献1参照。)。
国際公開第2006/095779号パンフレット
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術によると、正面画像とシルエット画像とを連続して撮像しているので、被写体に動きがある場合、正面画像における被写体の位置と、シルエット画像における被写体の位置とにずれが生じてしまう。このため、高精度で、被写体領域を検出することができない。
上記課題を解決するために、本発明の第1の形態においては、撮像システムであって、第一の波長領域の光を被写体に正面側から照射する正面照射装置と、第二の波長領域の光を被写体に背面側から照射する背面照射装置と、第一の波長領域の光による被写体の正面画像、および第二の波長領域の光による被写体のシルエット画像を同時に、被写体の正面側から撮像する撮像装置と、正面画像およびシルエット画像を取得する画像取得部、ならびに正面画像およびシルエット画像に基づいて正面画像における被写体領域を検出する被写体領域検出部を有する画像処理装置とを備える。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、一実施形態に係る撮像システム10の一例を示す。撮像システム10は、画像処理装置100、撮像装置110、正面照射装置120、背面照射装置130、撮影台140、および反射板160を備える。
画像処理装置100は、撮像装置110が撮像した正面画像およびシルエット画像を取得する。また、画像処理装置100は、取得した正面画像およびシルエット画像に基づいて正面画像における被写体領域を検出する。ここでの正面画像とは、正面照射装置120が照射した光による被写体および背景を撮像装置110によって撮像された画像であってよい。また、シルエット画像とは、背面照射装置130が照射した光による被写体および背景を撮像装置110によって撮像された画像であってよい。
また、画像処理装置100は、正面画像中の被写体領域と背景領域とを切り分けることにより、被写体領域のみを抽出した被写体画像を生成する。被写体画像は画像中の各画素が被写体領域である場合は1で、背景領域の場合は0の値を持つマスク画像、あるいは被写体20と背景の境界線を位置座標で表すパスデータと正面画像を組み合わせた画像であってもよい。被写体20が部分的に透明な場合、マスク画像は透明度に応じ0と1の間の値を持つ画像であってもよい。画像処理装置100は、検出した被写体領域の被写体画像をシルエット画像から、あるいはシルエット画像および正面画像から抽出してもよい。なお、本実施形態の撮像システム10は、上記した画像処理装置100を備えているが、画像処理装置100を備えずに、撮像装置110が画像処理装置100と同様の機能を有してもよい。
撮像装置110は光学像を撮影するレンズ、絞り、シャッタ、撮像素子等を有する、いわゆる電子式カメラである。撮像装置110は、被写体20の正面画像、および被写体20のシルエット画像を、被写体20の正面側から撮像する。撮像装置110は、画像を結像させるための光学系、光量制御のための絞り、シャッタおよび撮像素子を有する。
撮像素子は、被写体20から反射して当該撮像装置110に入射された光の光量を、複数の受光素子によって検出する。撮像装置110は、検出した光量に応じた電荷を受光素子毎に出力する。撮像素子は、CCD又はCMOSであってもよい。
正面照射装置120は、光を被写体20に正面側から照射する。たとえば、正面照射装置120は、電圧を印加することにより発光する放電管などの発光体を有する。正面照射装置120は、撮像のタイミングを示すタイミング信号を撮像装置110から受け取ることにより、発光体を発光させる。正面照射装置120は、発光体を常に発光させていてもよい。
背面照射装置130は、光を被写体20に背面側から照射する。たとえば、背面照射装置130は、電圧を印加することにより発光する放電管などの発光体を有する。背面照射装置130は、撮像のタイミングを示すタイミング信号を撮像装置110から受け取ることにより、発光体を発光させる。背面照射装置130は、発光体を常に発光させていてもよい。
撮影台140は、表面側からの光に対する拡散反射性と、裏面側からの光に対する透過性とを有する。撮影台140は、ガラスまたはアクリル板などの光透過性を有するシートに、表面側からの光に対する拡散反射性と、裏面側からの光に対する透過性とを有する拡散シートを重ね合わせたものであってもよい。撮影台140は、白色顔料が分散したプラスティックシートであってもよい。
反射板160は、撮影台140の下方において、背面照射装置130から照射された光を、反射および拡散させる。これにより、反射板160は、背面照射装置130から照射された光を撮影台140に対し均一に照射させる。
本実施形態において、撮像システム10は、被写体20の正面画像および被写体20のシルエット画像を同時に撮像する。以下、被写体20の正面画像および被写体20のシルエット画像を同時に撮像する例を説明する。
撮像装置110は、第一の波長領域の光による被写体20の正面画像、および第二の波長領域の光による被写体20のシルエット画像を同時に、被写体20の正面側から撮像する。たとえば、撮像装置110は、第一の波長領域の光である可視光による被写体20の正面画像、および第二の波長領域の光である赤外光による被写体20のシルエット画像を同時に、被写体20の正面から撮像する。
撮像装置110が有する撮像素子は、被写体20あるいは撮影台140が反射あるいは透過して当該撮像装置110に入射された可視光および赤外光のそれぞれの光量を、複数の受光素子によって検出する。たとえば、撮像装置110は、可視光の光量を色成分毎に検出する撮像素子と、赤外光の光量を検出する撮像素子とを有する。撮像装置110は、可視光の光量を色成分毎に検出する色成分毎の撮像素子と、赤外光の光量を検出する撮像素子とを物理的に四つ配置した撮像素子を有してもよい。
また、撮像装置110は、複数台の撮像装置によって構成され、複数台の撮像装置が同時に被写体20を撮像してもよい。たとえば、撮像装置110は、可視光の光量を色成分毎に検出する撮像素子を有する撮像装置と、赤外光の光量を検出する撮像素子を有する撮像装置との、物理的に二台の撮像装置を有してもよい。
二台の撮像装置を組み合わせた撮像装置110を使用する場合は、二台の撮像装置の撮像条件は、互いに同一であることが好ましい。たとえば、二台の撮像装置の撮像位置、撮像方向、レンズ、絞り、シャッタースピード、ズーム条件、および焦点位置は、互いに同一であることが好ましい。
また、二台の撮像装置を組み合わせた撮像装置110を使用する場合は、1台目の撮像装置110は可視光のみを透過させるフィルタを有することにより、フィルタを透過した可視光を撮像してもよい。また、二台目の撮像装置110は、赤外光のみを透過させるフィルタを有することにより、フィルタを透過した赤外光を撮像してもよい。
正面照射装置120は、第一の波長領域の光を被写体20に正面側から照射する。具体的には、正面照射装置120は、第一の波長領域の光である可視光を、被写体20に正面側から照射する。正面照射装置120は、発光体から発光された光のうち、赤外光をカットするフィルタを有してもよい。
背面照射装置130は、第二の波長領域の光を被写体20に背面側から照射する。具体的には、背面照射装置130は、第二の波長領域の光である赤外光を、被写体20に背面側から照射する。背面照射装置130は、発光体から発光された光のうちの赤外光のみを透過するフィルタを有してもよい。
撮影台140は、表面側からの可視光に対する拡散反射性を有する。また、撮影台140は、裏面側からの赤外光に対する透過性を有する。ここでの、撮影台140の表面とは、被写体20に対向する面であってよい。また、撮影台140の裏面とは、被写体20に対向する面の反対側の面であってよい。
図2は、撮像装置110の撮像素子部の一例を示す。撮像素子部は撮像素子210、および撮像素子の前に配置されたフィルタ220を備える。撮像素子210は、複数の受光素子を有する。複数の受光素子は、碁盤目状に配設される。
撮像素子210は第一の波長領域である可視光全般および第二の波長領域である赤外光に十分な感度を有していることが望ましい。また撮像素子210の前に撮像素子に対応して配置されたフィルタ220は第一の波長領域である可視光および第二の波長領域である赤外光に個別に応答するようなフィルタであることが望ましく、さらに可視光域については光の三原色を分離しカラー画像を撮影することが望ましい。
フィルタ220は、R(赤)フィルタ、G(緑)フィルタ、B(青)フィルタ、およびIr(赤外)あるいはC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)およびIr(赤外)のフィルタをそれぞれ複数有する。なお、図2では素子を碁盤目状に配置しており、4つのフィルタの数を同じにしているが、これに限るものでなく、たとえば目の視感度を高めることを目的としてGの数を増やすこともできる。
フィルタ220が有する複数のフィルタは、それぞれ所定の波長領域の光を透過する。たとえば、Rフィルタは、入射された光のうち、主に波長領域600nm〜700nmを有する光(可視光の赤成分)を透過してよい。Gフィルタは、入射された光のうち、主に波長領域500nm〜600nmを有する光(可視光の緑成分)を透過してよい。Bフィルタは、入射された光のうち、主に波長領域400nm〜500nmを有する光(可視光の青成分)を透過してよい。Ir(赤外)フィルタは、入射された光のうち、主に波長領域700nm〜1000nmを有する光(赤外光)を透過してよい。
撮像素子部に入射された光は、フィルタ220によって、複数種類の波長領域の光に細分化される。フィルタ220によって細分化された光のそれぞれは、撮像素子210の対応する位置に設けられた受光素子に照射される。これにより、撮像素子部は、所定の領域毎に、可視光に含まれる各周波数成分の光量、および赤外光の光量を検出する。
第一の波長領域である可視光の撮像素子であるR、G、Bのフィルタに対応する素子の信号は正面照射装置120からの光による画像に相当する。撮像装置110は、これら信号からカラーの正面画像を作成する。第二の波長領域である赤外光の撮像素子であるIrフィルタに対応する素子からの信号は、背面照射装置130からの光による画像に相当する。撮像装置110は、これらの信号からシルエット画像を作成する。
図3は、二台の撮影機を有する撮像装置110の構成例を示す。撮像装置110は、第一の波長領域である可視光のみを透過するフィルタ330、カラー画像を撮影できる撮影機310、第二の波長領域である赤外光のみを透過するフィルタ340、および赤外画像を撮影できる撮影機320を有する。
撮影機310の画像データは正面照射装置120からの光による画像に相当する。撮像装置110は、この信号からカラーの正面画像を作成する。撮影機320の画像データは背面照射装置130からの光による画像に相当する。撮像装置110は、この信号からシルエット画像を作成する。
図4は、画像処理装置100のブロック構成の一例を示す。画像処理装置100は、画像取得部502、画像補正部506、被写体領域検出部508、マスク画像生成部510、格納部518、および出力部520を有する。
画像取得部502は、正面画像およびシルエット画像を取得する。具体的には、被写体20の正面側から光を照射して撮像された被写体20の正面画像、および被写体20の背面側から光を照射して撮像された被写体20のシルエット画像を取得する。より具体的には、画像取得部502は、撮像装置110によって同時に撮像された、被写体20の正面側から照射された可視光による被写体20の正面画像、および被写体20の背面側から照射された赤外光による被写体20のシルエット画像を取得する。
画像補正部506は、正面画像とシルエット画像と間の画像の位置ズレ差異を必要に応じて補正する。第一の波長領域および第二の波長領域の光による画像を同一のレンズにより結像し両方の受光素子を一枚の撮像素子として構成し撮像素子のフィルタの特性により正面画像と、シルエット画像を切り分け生成する場合は可視光と赤外光の結像特性の違いによる位置ズレが生ずる。図3に示すように、二台の撮影機を配置して撮像装置110を構成する場合上記位置ズレに加え、光軸のズレ、レンズ特性の違い、絞り、焦点距離、焦点位置等光学特性の違いにより、正面画像とシルエット画像の間には位置ズレが生ずることがある。画像補正部506は、正面画像とシルエット画像との対応点を求め、その位置の差から画像全体の変形補正量を求め、求められた補正量に基づいて正面画像とシルエット画像と間の差異を補正してもよい。
画像補正部506は、正面画像とシルエット画像との、焦点距離、歪み特性等の差異を予め計測しておきこのデータに基づき補正してもよい。画像補正部506は、撮影台140に予め格子縞、格子点のようなテクスチャを印字しておき、正面画像およびシルエット画像に写り込まれたテクスチャから、上記二台の撮像装置の光学条件の差異を推定することで、推定した差異を補正してもよい。画像補正部506が補正処理をおこなうことにより、被写体領域検出部508は、高精度で、被写体領域を検出することができる。
被写体領域検出部508は、正面画像およびシルエット画像に基づいて正面画像における被写体領域を検出する。被写体領域検出部508は、シルエット画像において背面照射装置130からの光が遮光され暗い領域が被写体領域であると判断する。被写体領域検出部508は、背景領域の明るさのムラによる検出精度の劣化を防ぐことを目的として、シルエット画像を複数の領域に分割して、分割した領域毎に、被写体領域を検出してもよい。
たとえば、被写体領域検出部508は、分割した領域毎に、輝度および色を示すヒストグラムを生成して、生成した輝度および色を示すヒストグラムに基づいて、被写体領域を検出してもよい。この場合、周囲よりも暗い領域を被写体領域として検出してもよい。
被写体領域検出部508は、シルエット画像の輝度値のムラが所定量より大きい場合は、上記領域のサイズを所定のサイズより小さくしてもよい。これにより、被写体領域検出部508は、高精度で、被写体領域を検出することができる。被写体領域検出部508は、シルエット画像の輝度値のムラが、所定の値より小さい場合は、上記領域のサイズ領域サイズを所定のサイズより大きくしてもよい。これにより、被写体領域検出部508は、高処理速度で、被写体領域を検出することができる。
被写体領域検出部508は、エッジ処理等の既知の処理方法を用いて、被写体領域を検出してもよい。被写体領域検出部508は、上記した複数の処理方法を併用して、被写体領域を検出してもよい。これにより、被写体領域検出部508は、高精度で、被写体領域を検出することができる。
マスク画像生成部510は、正面画像中の被写体領域と背景領域とを切り分けることにより、被写体領域のみを抽出した被写体画像を生成する。被写体画像は画像中の各画素が被写体領域である場合は1で、背景領域の場合は0の値を持つマスク画像、あるいは被写体領域と背景領域との境界線を位置座標で表すパスデータと正面画像を組み合わせた画像であっても良い。
格納部518は、画像取得部502によって取得された正面画像を格納する。また、格納部518は、マスク画像生成部510によって生成されたマスク画像あるいはパスデータを正面画像と関連付けて格納する。また、格納部518は、後述の影響画像生成部514によって生成された被写体20の存在することにより生ずる影等の被写体影響画像を正面画像およびマスク画像と関連付けて格納することもできる。
たとえば、格納部518は、上記した各画像を、キャッシュメモリ等へ一時的に格納してもよい。格納部518は、上記した各画像を、ハードディスク等へ恒久的に格納してもよい。格納部518に格納された正面画像は、被写体20および背景パターン410を含んだ画像として印刷、表示、編集等の各種処理に用いてもよい。
出力部520は、格納部518に格納された正面画像およびマスク画像を関連付けて出力することができる。たとえば、出力部520は、正面画像およびマスク画像を他の情報処理装置へ送信してもよい。
出力先の情報処理装置は、正面画像をそのまま利用してもよい。また、出力先の情報処理装置は、マスク画像あるいはパスデータを用いて、正面画像から被写体画像を抽出してもよい。また、出力先の情報処理装置は、抽出した被写体画像から被写体20と背景の切り分けの不具合を修正するための処理することもできる。また、出力先の情報処理装置は、抽出した被写体画像と、他の背景画像との合成画像を生成してもよい。
図5は、撮像システム10における処理フローの一例を示す。まず、撮像装置110によって、被写体20の正面画像およびシルエット画像を同時に撮像する(S602)。つぎに、画像処理装置100の画像取得部502によって、撮像装置110が撮像した正面画像およびシルエット画像を取得する(S604)。そして、画像処理装置100の画像補正部506によって、取得した正面画像を補正する(S606)。
つぎに、画像処理装置100のマスク画像生成部510によって被写体領域がマスクされたマスク画像を生成する(S608)。マスク画像を生成する処理フローの一例については図6を用いて後述する。そして、画像処理装置100の出力部520によって、正面画像およびマスク画像を出力して(S614)、処理を終了する。
図6は、マスク画像を生成する処理フローの一例を示す。まず、マスク画像生成部510は、シルエット画像を取得する(S702)。つぎに、マスク画像生成部510は、取得したシルエット画像を、複数の領域に分割する(S704)。たとえば、シルエット画像を、5×5の領域あるいは10×10の領域に分割する。
つぎに、マスク画像生成部510は、分割した領域毎に、画素ごとの明るさに相当するデータのヒストグラムを生成したうえで、被写体領域と背景領域とを分離する際の閾値となる分離値を決定する(S710)。そして、マスク画像生成部510は、分割した領域毎に、決定された分離値に基づいて、被写体領域と背景領域とを分離したうえで、マスク画像を生成して(S712)、処理を終了する。
マスク画像生成部510は、画像予測部504が推定した被写体20の存在しないシルエット背景画像を取得してもよい。この場合、画像予測部504は画像の周辺部は背景であると仮定する、周辺近傍の比較的均質な画像領域を背景であると仮設する、あるいはオペレータの指示により確定する等の方法により、背景領域部を判別してもよい。
また、画像予測部504は、背景領域と判断された領域の、輝度、色、等の値を位置X,Yの関数とした多項式近似等により、背景画像を予測してもよい。たとえば、背景X,Y点の輝度をV(X,Y)=ΣAij*X*Y(N次の多項式の場合;i,jは0からNまでの整数)とおき、既知の背景部の値からAijを求めることでシルエット背景画像を予測してもよい。マスク画像生成部510は、被写体20の存在するシルエット画像と、前記推定により作成した被写体20の存在しないシルエット背景画像との輝度、色の差異によりマスク画像を生成してもよい。
図7は、撮像装置110によって撮像された正面画像の一例を示す。正面画像800には、正面側から可視光を照射された状態の被写体20と、撮影台140とが写り込まれている。撮影台140は、表面側からの可視光に対する拡散反射性を有する。このため、表面側から可視光が照射された状態で撮像された正面画像800には、撮影台140の裏側にある機材などは写り込まれない。予め背景パターンを撮影台140に印字しておくことにより、正面画像800に背景パターンを写し込むこともできる。
図8は、撮像装置110によって撮像されたシルエット画像の一例を示す。シルエット画像810は、図7に示した正面画像800と同時に、撮像装置110によって撮像されている。撮影台140は、裏面側からの赤外光に対する透過性を有する。このため、被写体20は、裏面側から赤外光が照射された状態で、シルエット画像810に写り込まれる。
シルエット画像810においては、被写体領域と背景領域とで、明暗がはっきりと分かれている。このため、被写体領域検出部508は、高精度でシルエット画像810から被写体領域を検出することができる。
また、シルエット画像810は、図7に示した正面画像800と同時に撮像されたことから、正面画像800における被写体領域と、シルエット画像810における被写体領域との間にずれは生じない。たとえば、被写体20が動いていた場合であっても、正面画像800における被写体領域と、シルエット画像810における被写体領域との間にずれは生じない。したがって、被写体領域検出部508は、高精度でシルエット画像810から被写体領域を検出することができる。
図9は、マスク画像生成部510によって生成されたマスク画像の一例を示す。マスク画像830は、被写体領域がマスクされている。マスクされた被写体領域は、図8に示したシルエット画像810から被写体領域検出部508によって高精度で検出されている。このため、正面画像800から被写体画像を抽出する場合には、マスク画像830を用いることにより、高精度で正面画像800から被写体画像を抽出することができる。
このように、本実施形態の撮像システム10は、正面照射装置120と背面照射装置130とが異なる波長領域の光をそれぞれ照射して、撮像装置110が異なる波長領域のそれぞれで正面画像およびシルエット画像を同時に撮像する。これにより、正面画像における被写体領域と、シルエット画像における被写体領域とのずれを無くすことができる。また、本実施形態の撮像システム10は、正面画像と同時に撮像されたシルエット画像に基づいて、正面画像における被写体領域を検出できる。したがって、高精度で、正面画像における被写体領域を検出することができる。
図10は、撮影台140の構成の一例を示す。撮影台140は、正面画像に写り込むテクスチャを有してもよい。また、撮影台140は、正面画像に写り込まず、シルエット画像に写り込むテクスチャ420を有してもよい。
被写体20の正反射する部分を有する例えば白い陶器、光沢金属を有する宝飾品等では、裏面からの照明光の正反射で背景部分より明るくなる部分が生ずることがある。この場合、シルエット画像の明るさの違いにより被写体20と背景とを分離する方法では、正確に被写体部分を検出することができない。そこで、テクスチャの利用することで、正確に被写体部分を検出することができる。
本実施形態において、撮像システム10は、被写体20のシルエット画像に写り込んだテクスチャの画像に基づいて、被写体20の正面画像における被写体領域を検出してもよい。以下、被写体20のシルエット画像に写り込んだテクスチャの画像に基づいて、被写体20の正面画像における被写体領域を精度良く検出する例を説明する。
図10(a)は、撮影台140の表面の一部拡大図を示す。図10(b)は、撮影台140の裏面の一部拡大図を示す。図10(c)は、撮影台140の側面の一部拡大図を示す。
撮影台140は、表面141側からの可視光に対する拡散反射性を有する。また、撮影台140は、裏面142側からの光に対する透過性を有する。
撮影台140の裏面142には、複数のテクスチャ420が規則的に配設されている。テクスチャ420は、裏面142側からの光を遮蔽する。
上記したように、テクスチャ420は、撮影台140の裏面142に設けられることが好ましい。テクスチャ420は、シルエット画像に写り込まれ、正面画像に写り込まないことが好ましい。テクスチャ420は、撮像装置110が検出可能な、ドットまたは細線であることが好ましい。テクスチャ420は、被写体検出精度を高めるためシルエット画像における所定数の画素を含む領域のそれぞれに写り込まれるように配設されることが好ましい。所定数の画素を含む領域は、撮像装置110の画像分解能の範囲で小さいサイズとすることが望ましい。
図11は、撮像装置110によって撮像されたシルエット画像の他の一例を示す。シルエット画像811には、背面側から光を照射された状態の被写体20と、撮影台140の裏面に設けられたテクスチャ420とが写り込まれている。撮影台140は、裏面側からの光に対する透過性を有する。このため、裏面側から光が照射された状態で撮像されたシルエット画像811には、テクスチャ420が写り込まれる。
画像処理装置100においては、画像取得部502は、被写体20およびテクスチャ420が写り込まれているシルエット画像を取得する。また、被写体領域検出部508は、シルエット画像に写り込んだテクスチャ420の画像に基づいて、正面画像における被写体領域を検出する。
たとえば、被写体領域検出部508は、分割した領域毎にテクスチャ420の強度を示すヒストグラムを生成して、生成したテクスチャ420の強度を示すヒストグラムに基づいて、分割した領域毎に被写体領域を検出してもよい。この場合、テクスチャ420の強度が所定の値より低い領域を被写体領域として検出してもよい。あるいはテクスチャ420の配置の規則性よりテクスチャ420の存在する位置を推定した結果、テクスチャ420が検出できない場所を被写体領域であると判定することもできる。
また、被写体領域検出部508は、テクスチャ420の強度が所定の値より高い画素が周辺に存在する画素に対して、テクスチャ420の強度を高めてもよい。たとえば、注目画素iとその周辺に存在する画素jのテクスチャ420の強度Mijの関数Ti=T(Mi1、Mi2・・・)として、背景領域と被写体領域とを分離する演算式を求めてもよい。
図12は、マスク画像を生成する処理フローの他の一例を示す。まず、マスク画像生成部510は、シルエット画像を取得する(S702)。つぎに、マスク画像生成部510は、取得したシルエット画像を、複数の領域に分割する(S704)。
つぎに、マスク画像生成部510は、画素毎に、テクスチャ420を抽出するマスク群を用いたテクスチャマスク演算処理をおこなうことにより、テクスチャ420を抽出する。そして、マスク画像生成部510は、抽出したテクスチャ420の強度を算出する(S706)。つぎに、マスク画像生成部510は、画素毎に、算出されたテクスチャ420の強度を用いたテクスチャ値演算処理をおこない、テクスチャ値を算出する(S708)。
つぎに、マスク画像生成部510は、分割した領域毎に、算出された画素毎のテクスチャ値のヒストグラムを生成したうえで、被写体領域と背景領域とを分離する際の閾値となる分離値を決定する(S710)。そして、マスク画像生成部510は、分割した領域毎に、決定された分離値および画素毎のテクスチャ値に基づいて、被写体領域と背景領域とを分離したうえで、マスク画像を生成して(S712)、処理を終了する。
このように、本実施形態の撮像システム10は、シルエット画像に写り込んだテクスチャ420に基づいて、被写体20の正面画像における被写体領域を検出することができる。これにより、被写体20の背面側から照射された光が被写体20で反射した場合であっても、高精度で、被写体20の正面画像における被写体領域を検出することができる。本実施形態の撮像システム10は、テクスチャ値に基づいて被写体領域を分離する方法と、前述の明るさ情報に基づいて被写体領域を分離する方法とを併用することもできる。
図13は、撮像装置110によって撮像されたシルエット画像の他の一例を示す。シルエット画像812には、背面側から光を照射された状態の被写体20と、撮影台140の裏面に設けられたテクスチャ420と、撮影用反射防止シート150とが写り込まれている。
正面照射装置120の光により正面画像を撮影する場合に、被写体20への撮影台140からの反射光の写り込みを防止することを目的として、撮影台140に撮影用反射防止シート150を設ける場合がある。本実施形態の撮像システム10は、撮影用反射防止シート150を設けた場合であっても、被写体20のシルエット画像に写り込んだテクスチャ420の画像に基づいて、被写体20の正面画像における被写体領域を検出してもよい。以下、撮影用反射防止シート150を設けた場合に、被写体20のシルエット画像に写り込んだテクスチャ420の画像に基づいて、被写体20の正面画像における被写体領域を検出する例を説明する。
撮影用反射防止シート150は、表面側からの可視光に対する反射防止性を有する。撮影用反射防止シート150は、被写体20の背面に設けられて正面照射装置120からの可視光の反射を防止する。撮影用反射防止シート150は、表面側からの可視光に対する30%以下の反射防止性を有することが好ましい。
撮影用反射防止シート150は、シルエット画像に写り込むテクスチャ152を有する。撮影用反射防止シート150のテクスチャ152は、撮影用反射防止シート150に形成された穴であってもよい。撮影用反射防止シート150は、グレーまたは黒のシート状の部材であってもよい。テクスチャ152は、撮影用反射防止シート150に背景光を規則的に透過するパターンが印刷されたものでよい。
画像処理装置100においては、画像取得部502は、被写体20、テクスチャ420、および撮影用反射防止シート150が写り込まれているシルエット画像を取得する。また、被写体領域検出部508は、シルエット画像に写り込んだテクスチャ420およびテクスチャ152の画像に基づいて、正面画像における被写体領域を検出する。
このように、本実施形態の撮像システム10は、撮影用反射防止シート150を設けた場合であっても、被写体20のシルエット画像に写り込んだ、テクスチャ420の画像およびテクスチャ152の画像に基づいて、被写体20の正面画像における被写体領域を検出することができる。これにより、被写体20の正面側から照射された光の反射光による被写体20への影響を防止すると同時に、高精度で、正面画像における被写体領域を検出することができる。
図14は、画像処理装置100のブロック構成の他の一例を示す。本実施形態の撮像システム10は、被写体20が存在することによる背景への影響が記録された影響画像を出力してもよい。以下、被写体20が存在することによる背景への影響が記録された影響画像を出力する例を説明する。
なお、以下に説明する部分以外の構成および作用は、図4に示した画像処理装置100と同一であり、重複する説明は省略する。画像処理装置100は、画像取得部502、画像予測部504、画像補正部506、被写体領域検出部508、マスク画像生成部510、影響算出部512、影響画像生成部514、格納部518、および出力部520を有する。
画像取得部502は、被写体20が存在することにより背景に生ずる影響が写り込まれている正面画像を取得する。正面画像に写り込まれた影響には、影、反射、透過像の歪み、背景の変化等が含まれる。また、画像取得部502は、被写体20が含まれていない背景画像を取得する。具体的には、画像取得部502は、画像予測部504によって予測された背景画像を取得する。
画像取得部502は、撮像装置110によって撮像された背景画像を取得してもよい。この場合、撮像装置110は、被写体20が含まれている正面画像を撮像したときと同じ撮像条件で、背景画像を撮像することが好ましい。特に、照明条件、撮像位置、レンズの状態を同一とすることが好ましい。
画像予測部504は、画像取得部502によって取得された正面画像から、被写体20が含まれていない背景画像を予測する。たとえば、画像予測部504は、正面画像における背景領域を判断する。そして、画像予測部504は、判断された領域の画像を、正面画像における被写体領域に内挿することにより、背景画像を予測してもよい。この場合、画像予測部504は、被写体領域の周辺の領域を背景領域として判断してもよい。
画像予測部504は、ユーザによって指定された領域を背景領域として判断してもよい。画像予測部504は、背景領域と判断された領域の、輝度、色、周波数特性等の値を位置X,Yの関数とした多項式近似等により、背景画像を予測してもよい。たとえば、背景X,Y点の輝度をV(X,Y)=ΣAij*X*Y(N次の多項式の場合;i,jは0からNまでの整数)とおき、既知の背景部の値からAijを求めることで背景画像を予測してもよい。
画像予測部504は、背景に含まれる色および背景パターン410に関する情報が予め示された情報を取得して、取得した情報に基づいて、背景画像を予測してもよい。画像予測部504は、撮影台140上における背景パターン410の位置に応じて、予測した背景パターン410の形状を変形させてもよい。
たとえば、画像予測部504は、撮像位置よりも近い位置にある背景パターン410を、撮像位置よりも遠い位置にある背景パターンよりも大きくなるように変形させてもよい。また、画像予測部504は、撮影台140の傾斜角度に応じて、背景パターン410の形状を変形させてもよい。また、画像予測部504は、背景領域の画像全体に色むらがない場合等、背景領域の画像が均一であると判断した場合は、背景領域の画像の一部を繰り返し用いることにより、背景画像を生成してもよい。
影響算出部512は、画像取得部502によって取得された正面画像、取得部502によって取得された被写体20が含まれていない背景画像、および被写体領域検出部508によって検出された被写体領域に基づいて、被写体20が存在することによって生じる背景の画像の変化量を算出する。具体的には、影響算出部512は、正面画像の明るさと背景画像の明るさとの比率又は差を画素毎に算出する。たとえば、正面画像から被写体領域を取り除いた画像の明るさと背景画像の明るさとの比率又は差を画素毎に算出する。これにより、影響算出部512は、被写体20が存在することによって生じる被写体20の影、被写体20の反射光、波しぶき、砂埃等による背景の画像の変化量を算出できる。
影響画像生成部514は、影響画像を生成する。たとえば、影響画像生成部514は、各画素について算出された比率又は差が各画素に対応付けて記録された影響画像を生成する。
格納部518は、影響画像生成部514によって生成された影響画像を正面画像およびマスク画像と関連付けて格納する。出力部520は、格納部518に格納された正面画像、マスク画像、および影響画像を関連付けて出力する。被写体画像を別の背景画像の上に配置する場合に影響画像を用いることにより、被写体20を撮影したときと同じ光源の元で生成された影を、別の背景画像の上に配置することができる。
図15は、撮像システム10における処理フローの他の一例を示す。まず、撮像装置110によって、被写体20の正面画像およびシルエット画像を同時に撮像する(S602)。つぎに、画像処理装置100の画像取得部502によって、撮像装置110が撮像した正面画像およびシルエット画像を取得する(S604)。そして、画像処理装置100の画像補正部506によって、取得した正面画像を補正する(S606)。
つぎに、画像処理装置100のマスク画像生成部510によって被写体領域がマスクされたマスク画像を生成する(S608)。マスク画像を生成する処理フローの一例については図16を用いて後述する。つぎに、画像処理装置100の影響算出部512によって、被写体20が存在することによって生じる背景の画像の変化量を算出する(S610)。
つぎに、画像処理装置100の影響画像生成部514によって、各画素について算出された比率又は差が各画素に対応付けて記録された影響画像を生成する(S612)。そして、画像処理装置100の出力部520によって、正面画像、マスク画像、および影響画像を出力して(S614)、処理を終了する。
図16は、撮像装置110によって撮像された正面画像の他の一例を示す。正面画像801には、正面側から可視光を照射された状態の被写体20と、被写体20の影22と、撮影台140の表面に設けられた背景パターン410とが写り込まれている。
図17は、被写体20が含まれていない背景画像の一例を示す。背景画像820は、画像予測部504によって、図16に示した正面画像801から予測された、被写体20が含まれていない背景画像を示す。背景画像820には、撮影台140の表面に設けられた背景パターン410が写り込まれている。
図18は、影響画像生成部514によって生成された影響画像の一例を示す。影響画像840は、影響画像生成部514によって生成された影響画像を示す。影響画像840には、図16に示した正面画像801から抽出された被写体20の影22が写り込まれている。
影響画像840は、画素毎に、背景領域に対する、明るさの差または比率を示す影響画像値を有する。たとえば、被写体画像と他の背景画像とから合成画像を生成する情報処理装置は、生成した合成画像に対して、画素毎に、影響画像840が有する影響画像値を加算または乗算して明るさを変化させることができる。これにより、合成画像において影22を表現することができる。
このように、本実施形態の撮像システム10は、被写体20が含まれている正面画像と、被写体20が含まれていない背景画像とを比較することにより、被写体20が存在することによる背景への影響を算出することができる。そして、被写体画像と、算出した背景への影響が記録された影響画像とを関連付けて出力することができる。これにより、たとえば、出力先の画像処理装置は、被写体画像と影響画像とに基づいて、背景への影響が再現された被写体画像の合成画像を生成できる。
図19は、他の実施形態に係る撮像システム10の一例を示す。なお、以下に説明する部分以外の構成および作用は、図1に示した撮像システム10と同一であり、重複する説明は省略する。
本実施形態において、撮像システム10は、被写体20の正面画像および被写体20のシルエット画像を連続して撮像する。また、撮像システム10は、被写体20の透過率を算出して、算出した透過率情報を出力する。また、本実施形態の撮像システム10は、被写体20を透過してくる背景画像の変形量を算出して、算出した変形量が記録された変形量情報を出力する。以下、被写体20の正面画像および被写体20のシルエット画像を連続して撮像したうえで、透過率情報および変形量情報を出力する例を説明する。
撮像装置110は、第一の波長領域の光による被写体20の正面画像、および第二の波長領域の光による被写体20のシルエット画像を連続して、被写体20の正面側から撮像する。たとえば、撮像装置110は、可視光による被写体20の正面画像、および可視光による被写体20のシルエット画像を連続して、被写体20の正面から撮像する。
たとえば、撮像装置110は、一回目の撮像をおこなうときには、撮像のタイミングを示すタイミング信号を正面照射装置120へ送信することにより、正面照射装置120を発光させて、被写体20の正面画像を撮像する。そして、撮像装置110は、二回目の撮像をおこなうときには、撮像のタイミングを示すタイミング信号を背面照射装置130へ送信することにより、背面照射装置130を発光させて、被写体20のシルエット画像を撮像する。被写体20のシルエット画像を撮像する場合には、被写体20に、背面照射装置130から照射された光以外の光が照射されないことが好ましい。
撮像装置110が有する撮像素子は、被写体20が反射して当該撮像装置110に入射された可視光の光量を、複数の受光素子によって検出する。たとえば、撮像装置110は、可視光の光量を色成分毎に検出する撮像素子を有する。撮像装置110は、可視光の光量を色成分毎に検出する色成分毎の撮像素子を、物理的に有してもよい。
正面照射装置120は、光を被写体20に正面側から照射する。具体的には、正面照射装置120は、可視光を、被写体20に正面側から照射する。背面照射装置130は、光を被写体20に背面側から照射する。具体的には、背面照射装置130は、可視光を、被写体20に背面側から照射する。
撮影台140は、表面側からの可視光に対する拡散反射性を有する。また、撮影台140は、裏面側からの可視光に対する透過性を有する。ここでの、撮影台140の表面とは、被写体20に対向する面であってよい。また、撮影台140の裏面とは、被写体20に対向する面の反対側の面であってよい。
図20は、画像処理装置100のブロック構成の一例を示す。画像処理装置100は、透明容器等の被写体領域に加え、被写体20の各部の光透過率および、被写体20を透過してくる光の被写体20による変形量情報を取得する。なお、以下に説明する部分以外の構成および作用は、図4に示した画像処理装置100と同一であり、重複する説明は省略する。図20に示す画像処理装置100は、画像取得部502、画像予測部504、画像補正部506、被写体領域検出部508、マスク画像生成部510、格納部518、出力部520、透過率算出部522、透過率情報生成部524、変形量算出部526、および変形量情報生成部528を有する。
画像取得部502は、正面画像およびシルエット画像を取得する。具体的には、被写体20の正面側から光を照射して撮像された被写体20の正面画像、および被写体20の背面側から光を照射して撮像された被写体20のシルエット画像を取得する。より具体的には、画像取得部502は、撮像装置110によって連続して撮像された、被写体20の正面側から照射された可視光による被写体20の正面画像、および被写体20の背面側から照射された可視光による被写体20のシルエット画像を取得する。
また、画像取得部502は、シルエット画像に被写体20が含まれていない背景シルエット画像を取得する。具体的には、画像取得部502は、画像予測部504によって予測された背景シルエット画像を取得する。
画像取得部502は、撮像装置110によって撮像された背景シルエット画像を取得してもよい。この場合、撮像装置110は、被写体20が含まれているシルエット画像を撮像したときと同じ撮像条件で、背景シルエット画像を撮像することが好ましい。特に、照明条件、撮像位置、レンズの状態を同一とすることが好ましい。
画像予測部504は、画像取得部502によって取得された背景シルエット画像から、シルエット画像に被写体20が含まれていない背景シルエット画像を予測する。たとえば、画像予測部504は、シルエット画像における背景領域を判断して、判断した領域の画像をシルエット画像における被写体領域に内挿することにより、背景シルエット画像を生成してもよい。この場合、画像予測部504は、被写体領域の周辺の領域を背景領域として判断してもよい。
画像予測部504は、ユーザによって指定された領域を背景領域として判断してもよい。画像予測部504は、背景領域と判断された領域の、輝度、色、周波数特性等の値を位置X,Yの関数とした多項式近似等により、背景画像を予測してもよい。たとえば、背景X,Y点の輝度をV(X,Y)=ΣAij*X*Y(N次の多項式の場合;i,jは0からNまでの整数)とおき、既知の背景部の値からAijを求めることで背景画像を予測してもよい。
画像予測部504は、背景領域に含まれる色およびテクスチャ420に関する情報が予め示された情報を取得することで、取得した情報に基づいて、背景シルエット画像を予測してもよい。また、画像予測部504は、シルエット画像における背景領域の画像全体に色むらがない場合等、シルエット画像における背景領域の画像が均一であると判断した場合は、シルエット画像における背景領域の画像の一部を抽出することで、抽出した画像を繰り返し用いて、背景シルエット画像を生成してもよい。
透過率算出部522は、被写体20の透過率を算出する。たとえば、透過率算出部522は、画像取得部502によって取得されたシルエット画像の輝度と背景シルエット画像の輝度とを画素毎に比較して、その比率を被写体20の透過率として画素毎に算出する。透過率算出部522は、被写体20の色成分毎の透過率を画素毎に算出してもよい。たとえば、透過率算出部522は、被写体20のR(赤)成分、G(緑)成分、およびB(青)成分のそれぞれの透過率を画素毎に算出してもよい。
透過率情報生成部524は、透過率情報を生成する。たとえば、透過率情報生成部524は、各画素について算出された透過率が各画素に対応付けて記録された透過率情報を生成する。
変形量算出部526は、被写体20を透過してくる背景画像の変形量を算出する。たとえば、変形量算出部526は、画像取得部502によって取得されたシルエット画像および背景シルエット画像に基づいて、被写体20を透過してくる背景画像の変形量を画像領域毎に算出する。
変形量算出部526は、背景の色成分毎の変形量を算出してもよい。たとえば、変形量算出部526は、背景のR(赤)成分、G(緑)成分、およびB(青)成分のそれぞれの変形量を算出してもよい。
変形量情報生成部528は、変形量情報を生成する。変形量情報生成部528は、各画像領域について算出された変形量が各画像領域に対応付けて記録された変形量情報を生成する。
格納部518は、透過率情報生成部524によって生成された透過率情報を正面画像およびマスク画像と関連付けて格納する。また、格納部518は、変形量情報生成部528によって生成された変形量情報を正面画像およびマスク画像と関連付けて格納する。
出力部520は、格納部518に格納されている正面画像、マスク画像、および透過率情報を関連付けて出力する。また、出力部520は、格納部518に格納されている正面画像、マスク画像、および変形量情報を関連付けて出力する。正面画像およびマスク画像により分離された光透過性を有する被写体画像を、新たなテクスチャを有する背景の上に配置する画像合成において、前記変形量を利用して、被写体20を透過してくるテクスチャ像の変形を再現することができる。
図21は、撮像システム10における処理フローの一例を示す。まず、撮像装置110によって、被写体20の正面画像を撮像する(S1202)。つぎに、撮像装置110によって、被写体20のシルエット画像を撮像する(S1204)。つぎに、画像処理装置100の画像取得部502によって、撮像装置110が撮像した正面画像およびシルエット画像を取得する(S1206)。そして、画像処理装置100の画像補正部506によって、取得した正面画像を補正する(S1208)。
つぎに、画像処理装置100のマスク画像生成部510によって被写体領域がマスクされたマスク画像を生成する(S1210)。なお、マスク画像を生成する処理フローの一例については、図6で説明した処理フローと同様であるので、説明を省略する。つぎに、画像処理装置100の透過率情報生成部524によって、各画素について算出された透過率が各画素に対応付けて記録された透過率情報を生成する(S1216)。透過率情報を生成する処理フローの一例については図22を用いて後述する。
つぎに、画像処理装置100の変形量情報生成部528によって、各画像領域について算出された変形量が各画像領域に対応付けて記録された変形量情報を生成する(S1218)。変形量情報を生成する処理フローの一例については図23を用いて後述する。そして、画像処理装置100の出力部520によって、正面画像、マスク画像、透過率情報、および変形量情報を出力して(S1220)、処理を終了する。
図22は、透過率情報を生成する処理フローの一例を示す。まず、画像予測部504は、シルエット画像を取得する(S1302)。つぎに、画像予測部504は、取得したシルエット画像から、背景シルエット画像を予測する(S1304)。
つぎに、透過率算出部522は、シルエット画像の輝度と背景シルエット画像の輝度とを画素毎に比較することにより、被写体20の透過率を画素毎に算出する(S1306)。そして、透過率情報生成部524は、各画素について算出された透過率が各画素に対応付けて記録された透過率情報を生成して(S1308)、処理を終了する。
図23は、被写体を透過する光の変形量情報を生成する処理フローの一例を示す。まず、画像予測部504は、シルエット画像を取得する(S1402)。つぎに、画像予測部504は、取得したシルエット画像から、背景シルエット画像を予測する(S1404)。つぎに、変形量算出部526は、シルエット画像と背景シルエット画像とに基づいて、変形量を算出する(S1406)。そして、変形量算出部526は、算出された変形量が記録された変形量情報を生成して(S1408)、処理を終了する。
図24は、撮像装置110によって撮像された正面画像の一例を示す。正面画像1800には、透過性を有する被写体20と、撮影台140の表面に設けられた背景パターン410とが写り込まれている。
図25は、撮像装置110によって撮像されたシルエット画像の一例を示す。シルエット画像1810には、透過性を有する被写体20が写り込まれている。
図26は、シルエット画像に被写体20が含まれていない背景シルエット画像の一例を示す。背景画像1820は、画像予測部504によって、図27に示したシルエット画像1810から予測された画像を示す。
図27は、マスク画像生成部510によって生成されたマスク画像の一例を示す。マスク画像1830は、被写体領域がマスクされている。マスクされた被写体領域は、図25に示したシルエット画像1810から被写体領域検出部508によって高精度で検出されている。このため、図24に示した正面画像1800から被写体画像を抽出する場合には、マスク画像1830を用いることにより、高精度で正面画像1800から被写体画像を抽出することができる。
たとえば、マスク画像1830には、被写体20の画素毎の透過率を示す透過率情報が関連付けられる。また、マスク画像1830には、被写体20を透過してくる背景画像の画素毎の変形率を示す変形率情報が関連付けられる。このため、被写体画像と他の背景画像とから合成画像を生成する場合には、透過率情報を用いて被写体画像を透過させることができる。また、変形率情報を用いて、背景の画像を変形させることができる。これにより、自然な合成画像を生成することができる。
このように、本実施形態の撮像システム10は、被写体20の透過率を算出して、被写体画像と、算出した透過率が記録された透過率情報とを関連付けて出力することができる。これにより、たとえば、出力先の画像処理装置は、被写体画像と透過率情報とに基づいて、被写体20の光透過特性に応じて背景が適切に被写体20を透過した被写体の合成画像を生成することができる。
また、本実施形態の撮像システム10は、被写体20を透過してくる背景画像の変形量を算出して、被写体画像と、算出した変形量が記録された変形量情報とを関連付けて出力することができる。これにより、たとえば、出力先の画像処理装置は、被写体画像と変形量情報とに基づいて、被写体20の光透過特性に応じて背景が適切に変形された被写体画像の合成画像を生成できる。
図28は、撮影台140の構成の一例を示す。撮影台140は、正面画像に写り込まず、シルエット画像に写り込むテクスチャ420を有してもよい。本実施形態において、撮像システム10は、被写体20のシルエット画像に写り込んだテクスチャの画像に基づいて、被写体20の正面画像における被写体領域を検出してもよい。以下、被写体20のシルエット画像に写り込んだテクスチャの画像に基づいて、被写体20の正面画像における被写体領域を検出する例を説明する。
図28(a)は、撮影台140の表面の一部拡大図を示す。図28(b)は、撮影台140の裏面の一部拡大図を示す。図28(c)は、撮影台140の側面の一部拡大図を示す。
ここでの、撮影台140の表面とは、被写体20に対向する面であってよい。また、撮影台140の裏面とは、被写体20に対向する面の反対側の面であってよい。
撮影台140は、表面141側からの可視光に対する拡散反射性を有する。また、撮影台140は、裏面142側からの光に対する透過性を有する。
撮影台140の裏面142には、複数のテクスチャ420が規則的に配設されている。テクスチャ420は、裏面142側からの光を遮蔽する。
上記したように、テクスチャ420は、撮影台140の裏面142に設けられることが好ましい。テクスチャ420は、シルエット画像に写り込まれ、正面画像に写り込まないことが好ましい。テクスチャ420は、撮像装置110が検出可能な、ドットまたは細線であることが好ましい。テクスチャ420は、シルエット画像における所定数の画素を含む領域のそれぞれに写り込まれるように配設されることが好ましい。
図29は、撮像装置110によって撮像されたシルエット画像の他の一例を示す。シルエット画像1811には、背面側から可視光を照射された状態の被写体20と、撮影台140の裏面に設けられたテクスチャ420とが写り込まれている。撮影台140は、裏面側からの可視光に対する透過性を有する。このため、裏面側から可視光が照射された状態で撮像されたシルエット画像1811には、テクスチャ420が写り込まれる。
画像処理装置100においては、画像取得部502は、被写体20およびテクスチャ420が写り込まれているシルエット画像を取得する。また、被写体領域検出部508は、シルエット画像に写り込んだテクスチャ420の画像に基づいて、正面画像における被写体領域を検出する。
たとえば、被写体領域検出部508は、分割した領域毎にテクスチャ420の強度を示すヒストグラムを生成して、生成したテクスチャ420の強度を示すヒストグラムに基づいて、分割した領域毎に被写体領域を検出してもよい。この場合、テクスチャ420の強度が所定の値より低い領域を被写体領域として検出してもよい。あるいはテクスチャ420の配置の規則性よりテクスチャ420の存在する位置を推定した結果、テクスチャ420が検出できない場所を被写体領域であると判定することもできる。
また、被写体領域検出部508は、テクスチャ420の強度が所定の値より高い画素が周辺に存在する画素に対して、テクスチャ420の強度を高めてもよい。たとえば、注目画素iとその周辺に存在する画素jのテクスチャ420の強度Mijの関数Ti=T(Mi1、Mi2・・・)として、背景領域と被写体領域とを分離する演算式を求めてもよい。テクスチャ値に基づく被写体領域の分離には、前述の明るさ情報に基づく被写体領域の分離と併用することもできる。
また、変形量算出部526は、被写体20のもつ光屈折、散乱等の特性による、光透過性を有する被写体20を通過した背景画像のパターンの変形量を算出してもよい。また、変形量算出部526は、シルエット画像に写り込まれた被写体20を通過してきた光像によるテクスチャ420の位置と、被写体20が無いときのテクスチャの像である背景シルエット画像のテクスチャ420の位置との差を、変形量として算出してもよい。また、変形量算出部526は、シルエット画像に写り込まれたテクスチャ420の大きさと、背景シルエット画像に写り込まれたテクスチャ420の大きさとの差を、変形量として算出してもよい。
なお、被写体20が存在しないときのテクスチャ像は、被写体20を取り除いた状態で照明、撮影条件を同じにした背景画像のテクスチャを撮影することで作成してもよい。あるいはシルエット画像からテクスチャの連続性を仮定することで推定してもよい。
このように、本実施形態の撮像システム10は、シルエット画像に写り込んだテクスチャ420に基づいて、被写体20の正面画像における被写体領域を検出することができる。これにより、被写体20の背面側から照射された光が被写体20で反射した場合であっても、高精度で、被写体20の正面画像における被写体領域を検出することができる。なお、シルエット画像に写り込んだテクスチャ420に基づいて被写体20の正面画像における被写体領域を検出する場合における、マスク画像を生成する処理フローの一例については、図12で説明した処理フローと同様であるので、説明を省略する。
図30は、撮像装置110によって撮像されたシルエット画像の他の一例を示す。シルエット画像1812には、背面側から可視光を照射された状態の被写体20と、撮影台140の裏面に設けられたテクスチャ420と、撮影用反射防止シート150とが写り込まれている。
正面照射装置120の光により正面画像を撮影する場合に、被写体20への撮影台140からの反射光の写り込みを防止することを目的として、撮影台140に撮影用反射防止シート150を設ける場合がある。本実施形態の撮像システム10は、撮影用反射防止シート150を設けた場合であっても、被写体20のシルエット画像に写り込んだテクスチャ420の画像に基づいて、被写体20の正面画像における被写体領域を検出してもよい。以下、撮影用反射防止シート150を設けた場合に、被写体20のシルエット画像に写り込んだテクスチャ420の画像に基づいて、被写体20の正面画像における被写体領域を検出する例を説明する。
撮影用反射防止シート150は、表面側からの可視光に対する反射防止性を有する。撮影用反射防止シート150は、被写体20の背面に設けられて正面照射装置120からの可視光の反射を防止する。撮影用反射防止シート150は、表面側からの可視光に対する30%以下の反射防止性を有することが好ましい。
撮影用反射防止シート150は、正面画像に写り込まずシルエット画像に写り込むテクスチャ152を有する。撮影用反射防止シート150のテクスチャ152は、撮影用反射防止シート150に形成された穴であってもよい。撮影用反射防止シート150は、グレーまたは黒のシート状の部材であってもよい。テクスチャ152は、撮影用反射防止シート150に背景光を規則的に透過するパターンが印刷されたものでよい。
画像処理装置100においては、画像取得部502は、被写体20、テクスチャ420、および撮影用反射防止シート150が写り込まれているシルエット画像を取得する。また、被写体領域検出部508は、シルエット画像に写り込んだテクスチャ420およびテクスチャ152の画像に基づいて、正面画像における被写体領域を検出する。
このように、本実施形態の撮像システム10は、撮影用反射防止シート150を設けた場合であっても、被写体20のシルエット画像に写り込んだ、テクスチャ420の画像およびテクスチャ152の画像に基づいて、被写体20の正面画像における被写体領域を検出することができる。これにより、被写体20の正面側から照射された光の反射光による被写体20への影響を防止すると同時に、高精度で、正面画像における被写体領域を検出することができる。
図31は、画像処理装置100のブロック構成の他の一例を示す。本実施形態の撮像システム10は、被写体20が存在することによる背景への影響が記録された影響画像を出力してもよい。以下、被写体20が存在することによる背景への影響が記録された影響画像を出力する例を説明する。
なお、以下に説明する部分以外の構成および作用は、図20に示した画像処理装置100と同一であり、重複する説明は省略する。画像処理装置100は、画像取得部502、画像予測部504、画像補正部506、被写体領域検出部508、マスク画像生成部510、影響算出部512、影響画像生成部514、格納部518、出力部520、透過率算出部522、透過率情報生成部524、変形量算出部526、および変形量情報生成部528を有する。
画像取得部502は、被写体20が存在することにより背景に生ずる影響が写り込まれている正面画像を取得する。正面画像に写り込まれた影響には、影、反射、透過像の歪み、背景の変化等が含まれる。また、画像取得部502は、被写体20が含まれていない背景画像を取得する。具体的には、画像取得部502は、画像予測部504によって予測された背景画像を取得する。
画像取得部502は、撮像装置110によって撮像された背景画像を取得してもよい。この場合、撮像装置110は、被写体20が含まれている正面画像を撮像したときと同じ撮像条件で、背景画像を撮像することが好ましい。特に、照明条件、撮像位置、レンズの状態を同一とすることが好ましい。
画像予測部504は、画像取得部502によって取得された正面画像から、被写体20が含まれていない背景画像を予測する。たとえば、画像予測部504は、正面画像における背景領域を判断する。そして、画像予測部504は、判断された領域の画像を、正面画像における被写体領域に内挿することにより、背景画像を予測してもよい。この場合、画像予測部504は、被写体領域の周辺の領域を背景領域として判断してもよい。
画像予測部504は、ユーザによって指定された領域を背景領域として判断してもよい。画像予測部504は、背景領域と判断された領域の、輝度、色、周波数特性等の値を位置X,Yの関数とした多項式近似等により、背景画像を予測してもよい。たとえば、背景X,Y点の輝度をV(X,Y)=ΣAij*X*Y(N次の多項式の場合;i,jは0からNまでの整数)とおき、既知の背景部の値からAijを求めることで背景画像を予測してもよい。
画像予測部504は、背景に含まれる色および背景パターン410に関する情報が予め示された情報を取得して、取得した情報に基づいて、背景画像を予測してもよい。画像予測部504は、撮影台140上における背景パターン410の位置に応じて、予測した背景パターン410の形状を変形させてもよい。
たとえば、画像予測部504は、撮像位置よりも近い位置にある背景パターン410を、撮像位置よりも遠い位置にある背景パターンよりも大きくなるように変形させてもよい。また、画像予測部504は、撮影台140の傾斜角度に応じて、背景パターン410の形状を変形させてもよい。また、画像予測部504は、背景領域の画像全体に色むらがない場合等、背景領域の画像が均一であると判断した場合は、背景領域の画像の一部を繰り返し用いることにより、背景画像を生成してもよい。
影響算出部512は、画像取得部502によって取得された正面画像、取得部502によって取得された被写体20が含まれていない背景画像、および被写体領域検出部508によって検出された被写体領域に基づいて、被写体20が存在することによって生じる背景の画像の変化量を算出する。具体的には、影響算出部512は、正面画像の明るさと背景画像の明るさとの比率又は差を画素毎に算出する。たとえば、正面画像から被写体領域を取り除いた画像の明るさと背景画像の明るさとの比率又は差を画素毎に算出する。これにより、影響算出部512は、被写体20が存在することによって生じる被写体20の影、被写体20の反射光、波しぶき、砂埃等による背景の画像の変化量を算出できる。
影響画像生成部514は、影響画像を生成する。たとえば、影響画像生成部514は、各画素について算出された比率又は差が各画素に対応付けて記録された影響画像を生成する。
格納部518は、影響画像生成部514によって生成された影響画像を正面画像およびマスク画像と関連付けて格納する。出力部520は、格納部518に格納された正面画像、マスク画像、および影響画像を関連付けて出力する。影響画像を用いることで、被写体20を撮影したときと同じ光源の元で生成する影と被写体画像とを、別の背景画像の上に配置することができる。
図32は、撮像システム10における処理フローの他の一例を示す。まず、撮像装置110によって、被写体20の正面画像を撮像する(S1202)。つぎに、撮像装置110によって、被写体20のシルエット画像を撮像する(S1204)。つぎに、画像処理装置100の画像取得部502によって、撮像装置110が撮像した正面画像およびシルエット画像を取得する(S1206)。そして、画像処理装置100の画像補正部506によって、取得した正面画像を補正する(S1208)。
つぎに、画像処理装置100のマスク画像生成部510によって被写体領域がマスクされたマスク画像を生成する(S1210)。なお、マスク画像を生成する処理フローの一例については、図6で説明した処理フローと同様であるので、説明を省略する。
つぎに、画像処理装置100の影響算出部512によって、被写体20が存在することによって生じる背景の画像の変化量を算出する(S1212)。つぎに、画像処理装置100の影響画像生成部514によって、各画素について算出された比率又は差が各画素に対応付けて記録された影響画像を生成する(S1214)。
つぎに、画像処理装置100の透過率情報生成部524によって、各画素について算出された透過率が各画素に対応付けて記録された透過率情報を生成する(S1216)。透過率情報を生成する処理フローの一例については、図22で説明した処理フローと同様であるので、説明を省略する。
つぎに、画像処理装置100の変形量情報生成部528によって、各画像領域について算出された変形量が各画像領域に対応付けて記録された変形量情報を生成する(S1218)。変形量情報を生成する処理フローの一例については図23で説明した処理フローと同様であるので、説明を省略する。そして、画像処理装置100の出力部520によって、正面画像、マスク画像、透過率情報、および変形量情報を出力して(S1220)、処理を終了する。
図33は、撮像装置110によって撮像された正面画像の他の一例を示す。正面画像1801には、正面側から可視光を照射された状態の被写体20と、被写体20の影22と、撮影台140の表面に設けられた背景パターン410とが写り込まれている。
図34は、被写体20が含まれていない背景画像の一例を示す。背景画像1840は、画像予測部504によって、図33に示した正面画像1801から予測された、被写体20が含まれていない背景画像を示す。背景画像1840には、撮影台140の表面に設けられた背景パターン410が写り込まれている。
図35は、影響画像生成部514によって生成された影響画像の一例を示す。影響画像1850は、影響画像生成部514によって生成された影響画像を示す。影響画像1850には、図33に示した正面画像1801から抽出された被写体20の影22が写り込まれている。
影響画像1850は、画素毎に、背景領域に対する、明るさの差または比率を示す影響画像値を有する。たとえば、被写体画像と他の背景画像とから合成画像を生成する情報処理装置は、生成した合成画像に対して、画素毎に、影響画像1850が有する影響画像値を加算または乗算して明るさを変化させることができる。これにより、合成画像において影22を表現することができる。
このように、本実施形態の撮像システム10は、被写体20が含まれている正面画像と、被写体20が含まれていない背景画像とを比較することにより、被写体20が存在することによる背景への影響を算出することができる。そして、被写体画像と、算出した背景への影響が記録された影響画像とを関連付けて出力することができる。これにより、たとえば、出力先の画像処理装置は、被写体画像と影響画像とに基づいて、背景への影響が再現された被写体画像の合成画像を生成できる。撮像システム10は、被写体20が存在しない状態で正面画像撮影時と同じ照明撮影条件で撮影することにより、被写体20が含まれていない背景画像を作成してもよい。また、撮像システム10は、被写体20が含まれている正面画像から、被写体領域の背景を推定することにより、被写体20が含まれていない背景画像を作成してもよい。
図36は、変形量算出部526による変形量の算出処理の一例を示す。正面画像2300には、透過性を有する被写体20と、背景パターン410とが写り込まれている。被写体20が存在しないときには、Pとして(X,Y)の位置に写し出される背景パターン410は、被写体20が存在することによる影響を受け、P'として(x,y)の位置に写し出されたうえに、被写体20が存在しない場合の点の大きさに比べ大きくなっている。
変形量算出部526は、Pの座標(X,Y)およびP'の座標(x,y)に基づいて、背景パターン410の位置の差を、当該背景パターン410を含む背景領域についての、位置の変形量として算出してもよい。また、変形量算出部526は、Pの大きさおよびP'の大きさに基づいて、背景パターン410の大きさの差を、当該背景パターン410を含む背景領域についての、大きさの変形量として算出してもよい。
本発明を実施の形態を用いての説明では、静止画の被写体抽出のためのマスク画像作成、被写体による影響画像の生成、透過率情報生成、変形量情報生成について説明してきた。本発明は静止画に限定されるものでなく、動画においても動画のフレーム画像ごとに前述のシステムを適用しフレームごとにマスク画像、影響画像、透過率情報、変形量情報を生成してもよい。そして、生成した各情報を正面動画像の各フレームに対応させて保管してもよい。このように、本発明は、連続的に撮影される被写体の動画を別の背景の動画に合成し新たな動画を作成する場合にも適用できる。
たとえば、図1に示す撮像システム10において、第一の波長領域の光を被写体に正面側から連続的に照射する正面照射装置120と、第二の波長領域の光を前記被写体に背面側から連続的に照射する背面照射装置130と、第一の波長領域の光による被写体の正面画像、および第二の波長領域の光による被写体のシルエット画像を同時に、被写体の正面側から動画として撮像する撮像装置110により第一の波長領域の光による正面動画像と第二の波長領域の光によるシルエット動画像を撮影してもよい。また、図4に示す画像処理装置100により動画の1枚の画像フレームごとにマスク画像を生成してもよい。また、動画像の各フレームに対応したマスク画像を対応させて生成してもよい。
また、図19に示す撮像システム10において、正面照射装置120と背面照射装置130の光源を交互に撮像装置110のフレーム撮影に同期して発光させることで交互に正面画像とシルエット画像を撮影してもよい。また、図31の画像処理装置100により、正面画像のフレームと、シルエット画像のフレームとの組を取得することで前述の画像処理によりフレームごとにマスク画像、影響画像、透過率情報、変形量情報を生成してもよい。そして、生成した各情報を正面動画像の各フレームに対応させて保管してもよい。
図37は、画像処理装置100のハードウェア構成の一例を示す。画像処理装置100は、CPU周辺部と、入出力部と、レガシー入出力部とを備える。CPU周辺部は、ホスト・コントローラ1582により相互に接続されるCPU1505、RAM1520、グラフィック・コントローラ1575、および表示デバイス1580を有する。入出力部は、入出力コントローラ1584によりホスト・コントローラ1582に接続される通信インターフェイス1530、ハードディスクドライブ1540、およびCD−ROMドライブ1560を有する。レガシー入出力部は、入出力コントローラ1584に接続されるROM1510、フレキシブルディスク・ドライブ1550、および入出力チップ1570を有する。
ホスト・コントローラ1582は、RAM1520と、RAM1520をアクセスするCPU1505、およびグラフィック・コントローラ1575とを接続する。CPU1505は、ROM1510、およびRAM1520に格納されたプログラムに基づいて動作して、各部の制御をする。グラフィック・コントローラ1575は、CPU1505等がRAM1520内に設けたフレーム・バッファ上に生成する画像データを取得して、表示デバイス1580上に表示させる。これに代えて、グラフィック・コントローラ1575は、CPU1505等が生成する画像データを格納するフレーム・バッファを、内部に含んでもよい。
入出力コントローラ1584は、ホスト・コントローラ1582と、比較的高速な入出力装置であるハードディスクドライブ1540、通信インターフェイス1530、CD−ROMドライブ1560を接続する。ハードディスクドライブ1540は、CPU1505が使用するプログラム、およびデータを格納する。通信インターフェイス1530は、ネットワーク通信装置1598に接続してプログラムまたはデータを送受信する。CD−ROMドライブ1560は、CD−ROM1595からプログラムまたはデータを読み取り、RAM1520を介してハードディスクドライブ1540、および通信インターフェイス1530に提供する。
入出力コントローラ1584には、ROM1510と、フレキシブルディスク・ドライブ1550、および入出力チップ1570の比較的低速な入出力装置とが接続される。ROM1510は、撮像システム10が起動時に実行するブート・プログラム、あるいは撮像システム10のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。フレキシブルディスク・ドライブ1550は、フレキシブルディスク1590からプログラムまたはデータを読み取り、RAM1520を介してハードディスクドライブ1540、および通信インターフェイス1530に提供する。入出力チップ1570は、フレキシブルディスク・ドライブ1550、あるいはパラレル・ポート、シリアル・ポート、キーボード・ポート、マウス・ポート等を介して各種の入出力装置を接続する。
CPU1505が実行するプログラムは、フレキシブルディスク1590、CD−ROM1595、またはICカード等の記録媒体に格納されて利用者によって提供される。記録媒体に格納されたプログラムは圧縮されていても非圧縮であってもよい。プログラムは、記録媒体からハードディスクドライブ1540にインストールされ、RAM1520に読み出されてCPU1505により実行される。
CPU1505により実行されるプログラムは、画像処理装置100を、図1から図36に関連して説明した画像取得部502、画像予測部504、画像補正部506、被写体領域検出部508、マスク画像生成部510、影響算出部512、影響画像生成部514、格納部518、および出力部520として機能させる。また、CPU1505により実行されるプログラムは、画像処理装置100を、図1から図36に関連して説明した透過率算出部522、透過率情報生成部524、変形量算出部526、および変形量情報生成部528として機能させる。
以上に示したプログラムは、外部の記憶媒体に格納されてもよい。記憶媒体としては、フレキシブルディスク1590、CD−ROM1595の他に、DVDまたはPD等の光学記録媒体、MD等の光磁気記録媒体、テープ媒体、ICカード等の半導体メモリ等を用いることができる。また、専用通信ネットワークあるいはインターネットに接続されたサーバシステムに設けたハードディスクまたはRAM等の記憶装置を記録媒体として使用して、ネットワークを介したプログラムとして画像処理装置100に提供してもよい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることができることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
一実施形態に係る撮像システム10の一例を示す。 撮像装置110の撮像素子部の一例を示す。 二台の撮影機を有する撮像装置110の構成例を示す。 画像処理装置100のブロック構成の一例を示す。 撮像システム10における処理フローの一例を示す。 マスク画像を生成する処理フローの一例を示す。 撮像装置110によって撮像された正面画像の一例を示す。 撮像装置110によって撮像されたシルエット画像の一例を示す。 マスク画像生成部510によって生成されたマスク画像の一例を示す。 撮影台140の構成の一例を示す。 撮像装置110によって撮像されたシルエット画像の他の一例を示す。 マスク画像を生成する処理フローの他の一例を示す。 撮像装置110によって撮像されたシルエット画像の他の一例を示す。 画像処理装置100のブロック構成の他の一例を示す。 撮像システム10における処理フローの他の一例を示す。 撮像装置110によって撮像された正面画像の他の一例を示す。 被写体20が含まれていない背景画像の一例を示す。 影響画像生成部514によって生成された影響画像の一例を示す。 他の実施形態に係る撮像システム10の一例を示す。 画像処理装置100のブロック構成の一例を示す。 撮像システム10における処理フローの一例を示す。 透過率情報を生成する処理フローの一例を示す。 被写体を透過する光の変形量情報を生成する処理フローの一例を示す。 撮像装置110によって撮像された正面画像の一例を示す。 撮像装置110によって撮像されたシルエット画像の一例を示す。 シルエット画像に被写体20が含まれていない背景シルエット画像の一例を示す。 マスク画像生成部510によって生成されたマスク画像の一例を示す。 撮影台140の構成の一例を示す。 撮像装置110によって撮像されたシルエット画像の他の一例を示す。 撮像装置110によって撮像されたシルエット画像の他の一例を示す。 画像処理装置100のブロック構成の他の一例を示す。 撮像システム10における処理フローの他の一例を示す。 撮像装置110によって撮像された正面画像の他の一例を示す。 被写体20が含まれていない背景画像の一例を示す。 影響画像生成部514によって生成された影響画像の一例を示す。 変形量算出部526による変形量の算出処理の一例を示す。 画像処理装置100のハードウェア構成の一例を示す。
符号の説明
10 撮像システム
20 被写体
22 影
100 画像処理装置
110 撮像装置
120 正面照射装置
130 背面照射装置
140 撮影台
141 表面
142 裏面
150 撮影用反射防止シート
152 テクスチャ
160 反射板
210 撮像素子
220 フィルタ
310 撮影機
320 撮影機
330 フィルタ
340 フィルタ
350 ハーフミラー
410 背景パターン
420 テクスチャ
502 画像取得部
504 画像予測部
506 画像補正部
508 被写体領域検出部
510 マスク画像生成部
512 影響算出部
514 影響画像生成部
518 格納部
520 出力部
522 透過率算出部
524 透過率情報生成部
526 変形量算出部
528 変形量情報生成部

Claims (6)

  1. 第一の波長領域の光を被写体に正面側から照射する正面照射装置と、
    第二の波長領域の光を前記被写体に背面側から照射する背面照射装置と、
    前記第一の波長領域の光による前記被写体の正面画像、および前記第二の波長領域の光による前記被写体のシルエット画像を同時に、前記被写体の正面側から撮像する撮像装置と、
    前記正面画像および前記シルエット画像を取得する画像取得部、ならびに前記正面画像および前記シルエット画像に基づいて前記正面画像における被写体領域を検出する被写体領域検出部を有する画像処理装置と
    を備える撮像システム。
  2. 前記正面照射装置は、前記第一の波長領域の光である可視光を、前記被写体に正面側から照射し、
    前記背面照射装置は、前記第二の波長領域の光である赤外光を、前記被写体に背面側から照射する請求項1に記載の撮像システム。
  3. 前記画像処理装置は、前記被写体領域検出部によって検出された前記被写体領域がマスクされたマスク画像を生成するマスク画像生成部をさらに備える請求項2に記載の撮像システム。
  4. 撮像装置によって同時に撮像された、第一の波長領域の光による被写体の正面画像、および第二の波長領域の光による前記被写体のシルエット画像を取得する画像取得部と、
    前記正面画像および前記シルエット画像に基づいて、前記正面画像における被写体領域を検出する被写体領域検出部と
    を備える画像処理装置。
  5. 撮像装置によって同時に撮像された、第一の波長領域の光による被写体の正面画像、および第二の波長領域の光による前記被写体のシルエット画像を取得する画像取得段階と、
    前記正面画像および前記シルエット画像に基づいて、前記正面画像における被写体領域を検出する被写体領域検出段階と
    を備える画像処理方法。
  6. 画像処理装置用のプログラムであって、前記画像処理装置を、
    撮像装置によって同時に撮像された、第一の波長領域の光による被写体の正面画像、および第二の波長領域の光による前記被写体のシルエット画像を取得する画像取得部、
    前記正面画像および前記シルエット画像に基づいて、前記正面画像における被写体領域を検出する被写体領域検出部
    として機能させるプログラム。
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