JP2009163145A - 光学デバイス - Google Patents

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Abstract

【課題】空間的にむらなく偏光を解消することができる光学デバイスを提供すること。
【解決手段】光学デバイスは、複数の第1位相子と、前記第1位相子の遅相軸と異なる方向の遅相軸を持ち、前記第1位相子と略同一の位相差を与える複数の第2位相子とを備え、複数の前記第1位相子および複数の前記第2位相子は同一面上に配列されている。前記第1位相子の密度および前記第2位相子の密度は略同一であり、前記第1位相子の密度の空間分布および前記第2位相子の密度の空間分布はともに略均一であってよい。
【選択図】図1

Description

本発明は、光学デバイスに関する。本発明は、特に、位相子を含む光学デバイスに関する。
所定の位相差と面内方位角を有する3枚の波長板を積層した偏光解消板が知られている(例えば、特許文献1参照。)。この偏光解消板は、400〜700nmの広帯域な波長範囲において、1/4波長板として機能するとされている。また、中心を通る境界線によって2つの部分に分けられ、一方は光学軸が境界線に対し平行または垂直な1/2波長板であり、他方は光学軸が境界線に対し45度の方向を向いている1/2波長板である偏光解消板が知られている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2006―113123号公報 特許2995989号明細書
特許文献1に記載の偏光解消板は、直線偏光の光線を円偏光(あるいは楕円偏光)の光線に変換するので、直線偏光の偏光成分がスクランブルされた光を得ることができない。また、特許文献2の技術では、光の進行方向に垂直な面内全体で偏光が解消されている光を得ることができない。
上記課題を解決するために、本発明の第1の形態によると、光学デバイスであって、複数の第1位相子と、第1位相子の遅相軸と異なる方向の遅相軸を持ち、第1位相子と略同一の位相差を与える複数の第2位相子とを備え、複数の第1位相子および複数の第2位相子は略同一面上に配列されており、第1位相子の密度および第2位相子の密度は略同一であり、第1位相子の密度の空間分布および第2位相子の密度の空間分布はともに略均一である。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、一実施形態における光学システム100の一例を示す。光学システム100は、実質的に偏光解消された光を生成することを目的とする。光学システム100は、光源150、レンズ系130、および光学素子110を有する。レンズ系130は、複数のレンズ131−133、および絞り部135を有する。レンズ系130は、光源150が発生した光を集光する。なお、レンズ系130および光学素子110は、この発明における光学デバイスとして機能する。
光源150は、偏光した光を発生する偏光光源であってよい。偏光した光とは、完全偏光の光および部分偏光の光を含む。具体的には、偏光した光とは、偏光度が予め定められた値より大きい光であってよい。一例として、光源150はレーザ光源であってもよい。光源150が発生した光は、レンズ131に入射する。レンズ131を通過した光は、絞り部135によって絞られる。
光学素子110は、絞り部135の近傍に設けられる。光学素子110は、光源150が発光して絞り部135を通過した光の偏光を実質的に解消する。光学素子110を透過した光は、レンズ132およびレンズ133により所定のビーム径の光へと集光される。
図2は、光学素子110における入射光の伝搬方向に平行な断面の一例を示す。光学素子110は、第1位相子アレイ210および第2位相子アレイ220を有する。光学素子110は、第1位相子アレイ210および第2位相子アレイ220が入射光の伝搬方向に沿って配列されて形成される。なお、第2位相子アレイ220の光の出射面は、第1位相子アレイ210の光の入射面と接していてよい。なお、後に説明するように、第1位相子アレイ210は、一例として複数の1/2位相子が配列された1/2位相子アレイであり、第2位相子アレイ220は一例として複数の1/4位相子が配列された1/4位相子アレイであってよい。
図3は、第1位相子アレイ210および第2位相子アレイ220における入射光の伝搬方向に垂直な断面の一例を示す。第1位相子アレイ210は、第1位相子311aおよび第1位相子311b(以後、第1位相子311と総称する。)、第2位相子312aおよび第2位相子312b(以後、第2位相子312と総称する。)を含む。第1位相子アレイ210は、第1位相子311a、第1位相子311b、第2位相子312a、および第2位相子312bを1ユニットとする複数のユニットが面状に配列されて形成される。
なお、図3に示す第1位相子アレイ210の格子は、この発明における第1位相子311および第2位相子312のいずれかを示しており、格子中の矢印は各位相子の遅相軸の方向を示している。図示されるように、第1位相子311はy方向に遅相軸を有しており、第2位相子312は、y方向と45度をなす方向に遅相軸を有する。
このように、第2位相子312は、第1位相子311の遅相軸と異なる方向の遅相軸を有する。具体的には、第1位相子311の遅相軸と第2位相子312の遅相軸とは、略45度の角度をなす。また、第2位相子312は、第1位相子311と略同一の位相差を与える。具体的には、第1位相子311および第2位相子312は、1/2波長板であってよい。なお、第1位相子311および第2位相子312は略同一面上に配列されている。なお、第1位相子311および第2位相子312は、実質的に同一面上に配列されていればよく、完全に同一面上に配列されていなくてもよい。
第2位相子アレイ220は、第3位相子321aおよび第3位相子321b(以後、第3位相子321と総称する。)、第4位相子322aおよび第4位相子322b(以後、第4位相子322と総称する。)を含む。第2位相子アレイ220は、第3位相子321a、第3位相子321b、第4位相子322a、および第4位相子322bを1ユニットとする複数のユニットが面状に配列されて形成される。なお、第3位相子321および第4位相子322は、第1位相子311および第2位相子312と異なる位相差を与える。また、第4位相子322は、第3位相子321と略同一の位相差を与える。具体的には、第3位相子321および第4位相子322は、1/4波長板であってよい。
なお、図3に示す第2位相子アレイ220の格子は、第1位相子アレイ210と同様に、この発明における第3位相子321および第4位相子322のいずれかを示しており、格子中の矢印は遅相軸の方向を示している。図示されるように、第3位相子321はx方向に遅相軸を有しており、第4位相子322はx方向と45度をなすy方向の遅相軸を有する。このように、第4位相子322は、第3位相子321の遅相軸と異なる方向の遅相軸を有する。一例として、第3位相子321の遅相軸と第4位相子322の遅相軸とは、略直交する。また、第3位相子321および第4位相子322は略同一面上に配列されている。なお、第3位相子321および第4位相子322は、実質的に同一面上に配列されていればよく、完全に同一面上に配列されていなくてもよい。
このように、第1位相子アレイ210は、第1位相子311および第2位相子312がマトリクス状に配列されて形成される。また、第2位相子アレイ220は、第3位相子321および第4位相子322がマトリクス状に配列されて形成される。そして、第1位相子311が配列された第1位相子アレイ210と、第2位相子312が面状に配列された第2位相子アレイ220とは、入射光の伝搬方向に沿って配列されている。
なお、第1位相子アレイ210において、第1位相子311の密度および第2位相子312の密度は略同一であり、第1位相子311の密度の空間分布および第2位相子312の密度の空間分布はともに略均一であってよい。なお、ここでの密度とは、単位面積あたりの各位相子の数密度であってよく、単位面積あたりに各位相子のそれぞれが占める面積であってもよい。
例えば、第1位相子アレイ210は、略同数の第1位相子311および第2位相子312を有しており、第1位相子311および第2位相子312は略同一面上に所定のパターンで一様に配置されていてよい。なお、第1位相子311および第2位相子312は、ランダムに配列されていてもよい。なお、第1位相子311および第2位相子312の面積は略同一であってよい。また、第1位相子アレイ210において、第1位相子311が占める面積および第1位相子アレイ210において第2位相子312が占める面積は略同一であってよい。
また、第2位相子アレイ220も同様に、第3位相子321の密度および第4位相子322の密度は略同一であり、第3位相子321の密度の空間分布および第4位相子322の密度の空間分布は略均一であってよい。なお、ここでの密度とは、単位面積あたりの各位相子の数密度であってよく、単位面積あたりに各位相子のそれぞれが占める面積であってもよい。
例えば、第2位相子アレイ220においても、略同数の第3位相子321および第4位相子322を有しており、第3位相子321および第4位相子322は所定のパターンで一様に配置されていてよい。なお、第3位相子321および第4位相子322は、ランダムに配列されていてもよい。なお、第3位相子321および第4位相子322の面積は略同一であってよい。また、第2位相子アレイ220において、第3位相子321が占める面積および第2位相子アレイ220において第4位相子322が占める面積は略同一であってよい。なお、第1位相子311の密度、第2位相子312の密度、第3位相子321の密度、および第4位相子322の密度は略同一であることが望ましい。
なお、第3位相子321aおよび第1位相子311aは、第3位相子321aを通過した入射光が第1位相子311aを通過するよう入射光の伝搬方向に沿って位置合わせされて配列されている。また、同様に、第4位相子322aおよび第2位相子312aは、第4位相子322aを通過した入射光が第2位相子312aを通過するよう入射光の伝搬方向に沿って位置合わせされて配列されている。また、第3位相子321bおよび第1位相子311bと、第4位相子322bおよび第2位相子312bとについても、同様に位置合わせされて配列されている。このように、複数の第1位相子311および複数の第2位相子312のそれぞれは、第2位相子アレイ220が有する複数の第3位相子321および複数の第4位相子322のいずれかと、入射光の伝搬方向に沿って、配列されている。
そして、入射光の伝搬方向にそれぞれ沿っている第1位相子311および第3位相子321の配列、入射光の伝搬方向に沿う第1位相子311および前記第4位相子322の配列、第2位相子312および第3位相子321の配列、ならびに第2位相子312および第4位相子322の配列の密度は、略同一であってよい。つまり、位置合わせされて配列された第1位相子311および第3位相子321の組の密度、位置合わせされて配列された第1位相子311および第4位相子322の組の密度、位置合わせされて配列された第2位相子312および第3位相子321の組の密度、位置合わせされて配列された第2位相子312および第4位相子322の組の密度は、略同一であってよい。
光学素子110を通過した後の出射光のストークスパラメータ(S' 、S' 、S' 、S' )は、以下の式で表される。なお、以下の式では、入射光のストークスパラメータを(S、S、S、S)、第2位相子アレイ220が有する位相子の光学軸の角度をθ、第1位相子アレイ210が有する位相子の光学軸の角度をθ、第2位相子アレイ220のリターデーションをΔとする。
Figure 2009163145
上記の式を用いて、入射光が直線偏光、楕円偏光、および円偏光の光のであるそれぞれの場合において、第3位相子321および第1位相子311を通過した光、第4位相子322および第1位相子311を通過した光、第3位相子321および第2位相子312を通過した光、第4位相子322および第2位相子312を通過した光のそれぞれのストークスパラメータを算出した。
一例として、入射光が(S,S,S)=(0.5,0.3,0.0)の直線偏光の光である場合、上記組合わせの位相子を通過した出射光のストークスパラメータの(S,S,S)成分は、(0.4,−0.4,−0.14)、(0.4,−0.4,0.14)、(−0.4,0.4,−0.14)、(−0.4,0.4,0.14)となる。これらの出射光の(S,S,S)成分を成分毎に合計すると、S=0、S=0、S=0となる。したがって、光学素子110は、上記直線偏光の入射光を実質的に偏光解消することができる。
また、入射光が(S,S,S)=(−0.5,0.7,0.5)の楕円偏光の光である場合、上記組合わせの位相子を通過した出射光のストークスパラメータの(S,S,S)成分は、(−0.25,−0.45,0.85)、(0.45,0.25,−0.85)、(0.25,0.45,0.85)、(−0.45,−0.25,−0.85)となる。これらの出射光の(S,S,S)成分を成分毎に合計すると、S=0、S=0、S=0となる。したがって、光学素子110は、上記楕円偏光の入射光についても偏光を実質的に解消することができる。
また、入射光が(S,S,S)=(0,0,−1)の円偏光の光である場合、上記組合わせの位相子を通過した出射光のストークスパラメータの(S,S,S)成分は、(0.71,0.71,0.0)、(−0.71,−0.71,0.0)、(−0.71,−0.71,0.0)、(0.71,0.71,0.0)となる。これらの出射光の(S,S,S)成分を成分毎に合計すると、S=0、S=0、S=0となる。したがって、光学素子110は、上記円偏光の入射光についても偏光を実質的に解消することができる。
なお、光学素子110を通過して得られた出射光は、微視的には偏光成分を有する。そこで、第1位相子アレイ210および第2位相子アレイ220を通過した光線を拡散する光拡散部が、光学システム100に設けられてよい。なお、光拡散部は、第1位相子アレイ210に接して設けられてよい。光拡散部は、光学素子110からの出射光を拡散させることによって、上記位相子の各組み合わせを通過したそれぞれの光が重ね合わせてよい。例えば、光拡散部は、第1位相子311a、第1位相子311b、第2位相子312a、および第2位相子312bのユニット、あるいは第3位相子321a、第3位相子321b、第4位相子322a、および第4位相子322bのユニットのサイズのオーダーで拡がった光に、光学素子110からの出射光を拡げてよい。また、レンズ系130自身が、光学素子110からの出射光を拡散する光学特性を有しており、それにより光拡散部として機能してもよい。光拡散部は、集光された場合の所定のビーム径の大きさのオーダーで出射光を拡散させてよい。
図4は、第1位相子アレイ210および第2位相子アレイ220における位相子の他の配列例を示す。本図の(a)の第1位相子アレイ210を示す格子中の矢印は、第1位相子アレイ210が有する位相子のうち、図3の第1位相子311a、第1位相子311b、第2位相子312a、および第2位相子312bに相当する位置の位相子の遅相軸方向を示す。また、本図の(a)の第2位相子アレイ220を示す格子中の矢印は、第2位相子アレイ220が有する位相子のうち、図3の第3位相子321a、第3位相子321b、第4位相子322a、および第4位相子322bに相当する位置の位相子の遅相軸方向を示している。本例での第2位相子アレイ220は、図3の第2位相子アレイ220と同じ方向の遅相軸を有する。
また、本図の(b)の第1位相子アレイ210を示す格子中の矢印は、本図(a)と同様に、第1位相子アレイ210が有する位相子のうち、図3の第1位相子311a、第1位相子311b、第2位相子312a、および第2位相子312bに相当する位置の位相子の遅相軸方向を示す。本図の(b)の構成では、第2位相子312aの遅相軸と第2位相子312bの遅相軸とは略直交している。この構成においても、第2位相子312aの遅相軸および第2位相子312bの遅相軸はともに、第1位相子311bの遅相軸と略45度の角度をなしている。なお、本図の(b)の第2位相子アレイ220は、本図(a)の第2位相子アレイ220と同様の位相子配列を有する。
このように、第2位相子312の遅相軸は、第1位相子311の遅相軸と相対的に略45度の角度差があればよい。また、各位相子の遅相軸の方向は、特定の座標系における特定の方向に限定されるものではない。また、第3位相子321の遅相軸の角度と、第1位相子311の遅相軸の角度との角度差は、任意であってよい。また、上記の例では、第1位相子アレイ210および第2位相子アレイ220は、第2位相子アレイ220および第1位相子アレイ210の順で入射光の伝搬方向に沿って配列されているが、第1位相子アレイ210および第2位相子アレイ220の順で入射光の伝搬方向に沿って配列されていてもよい。
図5は、光学素子110における入射光の伝搬方向に直交する断面の他の一例を示す。光学素子110は、複数の第1位相子511a、b(以後、第1位相子511と総称する。)、および複数の第2位相子512a、b(以後、第2位相子512と総称する。)、複数の第3位相子521a、b(以後、第3位相子521と総称する。)、および複数の第4位相子522a、b(以後、第4位相子522と総称する。)を有する。
なお、第1位相子511および第2位相子512は、第1位相子311および第2位相子312と同様に1/2波長板であり、第3位相子521および第4位相子522は、第3位相子321および第4位相子322と同様に1/4波長板であってよい。なお、第1位相子511、第2位相子512、第3位相子521、および第4位相子522の遅相軸の角度は、それぞれ第1位相子311、第2位相子312、第3位相子321、および第4位相子322の角度と同じであってよい。また、第1位相子311および第2位相子312と同様に、第1位相子511の密度および第2位相子512の密度は略同一であり、第1位相子311の密度の空間分布および第2位相子312の密度の空間分布は略均一であってよい。
また、第3位相子321および第4位相子322と同様に、第3位相子521の密度および第4位相子522の密度は略同一であり、第3位相子321の密度の空間分布および第4位相子322の密度の空間分布は略均一であってよい。このように、本例における光学素子110は、複数の第3位相子521および複数の第4位相子522は、複数の第1位相子511および複数の第2位相子512と同一面上に配列されている点を除いて、図1から図3に関連して説明した光学素子110と同様の機能を有する。
また、本図に示されるように、第1位相子511と第2位相子512とがx方向に交互に配置されてλ/2板列が形成される。また、当該λ/2板列における第1位相子511および第2位相子512の並び方向とは直交する方向に、第3位相子521と第4位相子522とがx方向に交互に配置されて形成されたλ/4板列が当該λ/2板列に接して設けられている。そして、同様の配列のλ/2板列とλ/4板列とがy方向に交互に配置されて光学素子110が形成される。このような配列の光学素子110によっても、偏光した光を十分に解消し得る。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
一実施形態における光学システム100の一例を示す図である。 光学素子110における入射光の伝搬方向に平行な断面の一例を示す図である。 第1位相子アレイ210および第2位相子アレイ220における入射光の伝搬方向に垂直な断面の一例を示す図である。 第1位相子アレイ210および第2位相子アレイ220における位相子の他の配列例を示す図である。 光学素子110における入射光の伝搬方向に直交する断面の他の一例を示す図である。
符号の説明
100 光学システム
150 光源
130 レンズ系
131 レンズ
132 レンズ
133 レンズ
135 絞り部
110 光学素子
210 第1位相子アレイ
220 第2位相子アレイ
311 第1位相子
312 第2位相子
321 第3位相子
322 第4位相子
511 第1位相子
512 第2位相子
521 第3位相子
522 第4位相子

Claims (14)

  1. 複数の第1位相子と、
    前記第1位相子の遅相軸と異なる方向の遅相軸を持ち、前記第1位相子と略同一の位相差を与える複数の第2位相子と
    を備え、
    複数の前記第1位相子および複数の前記第2位相子は略同一面上に配列されており、
    前記第1位相子の密度および前記第2位相子の密度は略同一であり、前記第1位相子の密度の空間分布および前記第2位相子の密度の空間分布はともに略均一である光学デバイス。
  2. 前記第1位相子および前記第2位相子は、1/2波長板である
    請求項1に記載の光学デバイス。
  3. 前記第1位相子の遅相軸と前記第2位相子の遅相軸とは、略45度の角度をなす
    請求項2に記載の光学デバイス。
  4. 前記第1位相子および前記第2位相子と異なる位相差を与える複数の第3位相子と、
    前記第3位相子の遅相軸と異なる方向の遅相軸を持ち、前記第3位相子と略同一の位相差を与える複数の第4位相子と
    をさらに備え、
    前記第3位相子の密度および前記第4位相子の密度は略同一であり、前記第3位相子の密度の空間分布および前記第4位相子の密度の空間分布は略均一であり、
    複数の前記第1位相子および複数の前記第2位相子が配列された第1位相子アレイと、複数の前記第3位相子および複数の前記第4位相子が配列された第2位相子アレイとは、入射光の伝搬方向に沿って配列されている
    請求項3に記載の光学デバイス。
  5. 前記第3位相子および前記第4位相子は、1/4波長板である
    請求項4に記載の光学デバイス。
  6. 前記第3位相子の遅相軸と前記第4位相子の遅相軸とは略直交する
    請求項5に記載の光学デバイス。
  7. 前記第1位相子の密度、前記第2位相子の密度、前記第3位相子の密度、および前記第4位相子の密度は略同一である
    請求項6に記載の光学デバイス。
  8. 複数の前記第1位相子および複数の前記第2位相子のそれぞれは、複数の前記第3位相子および複数の前記第4位相子の少なくともいずれかと入射光の伝搬方向に沿って配列されており、
    入射光の伝搬方向にそれぞれ沿っている前記第1位相子および前記第3位相子の配列、入射光の伝搬方向に沿う前記第1位相子および前記第4位相子の配列、前記第2位相子および前記第3位相子の配列、ならびに前記第2位相子および前記第4位相子の配列の密度は、略同一である
    請求項7に記載の光学デバイス。
  9. 入射光を集光するレンズ系
    をさらに備え、
    前記第1位相子アレイおよび前記第2位相子アレイは、前記レンズ系の瞳面に配置される
    請求項8に記載の光学デバイス。
  10. 前記第1位相子アレイおよび前記第2位相子アレイを通過した光線を拡散する光拡散部
    をさらに備える請求項8に記載の光学デバイス。
  11. 前記第1位相子および前記第2位相子と異なる位相差を与える複数の第3位相子と、
    前記第3位相子と異なる方向の遅相軸を持ち、前記第3位相子と略同一の位相差を与える複数の第4位相子と
    をさらに備え、
    複数の前記第3位相子および複数の前記第4位相子は、複数の前記第1位相子および複数の前記第2位相子と略同一面上に配列されており、
    前記第3位相子の密度および前記第4位相子の密度は略同一であり、前記第3位相子の密度の空間分布および前記第4位相子の密度の空間分布はともに略均一である
    請求項3に記載の光学デバイス。
  12. 前記第3位相子および前記第4位相子は、1/4波長板である
    請求項11に記載の光学デバイス。
  13. 前記第3位相子の遅相軸と前記第4位相子の遅相軸とは略直交する
    請求項12に記載の光学デバイス。
  14. 前記第1位相子の密度、前記第2位相子、前記第3位相子、および前記第4位相子の密度は略同一である
    請求項13に記載の光学デバイス。
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