JP2009163098A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】パッキングの発生等により正しいトナー残量検知が行いにくい状況におかれても、トナー残量を正確に把握して適正なトナー補給を行える画像形成装置を提供する。
【解決手段】検知手段により今回得られた検知結果と過去に得られた検知結果とを比較して検知結果に差があると評価され、かつ、判定手段により貯蔵空間内でトナーのパッキングが発生したと判定された時はトナー供給しない様に制御される画像形成装置。
【選択図】図3

Description

本発明は、電子写真方式の画像形成装置に関し、画像形成に使用されるトナーを正確に画像形成装置内に供給させる手段を有する画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置では、感光体上の静電潜像をトナーを用いて現像し、感光体上に形成されたトナー画像は、転写、定着を経て記録媒体に出力される。画像形成装置では、プリント作製によりトナーが消費されるが、消費に伴って装置内のトナー量が少なくなると、新しいトナーを装置内に補給することになる。そして、トナーの補給は、画像形成装置に設けられた残量検知用の検知手段の結果からトナー補給の必要性を判断した上で行う様になっている。つまり、残量検知手段からの検知結果からトナー残量が所定量以下になっていると判断された時にトナーの補給が行われるのである。
画像形成装置に設けられるトナーの残量検知手段には、光センサ等の様に、収納されているトナーの量を直接検知するものの他に、プリント画質や画像形成装置の稼働情報を利用してトナー補給を判断するものもある。たとえば、作製プリントの画質を読み取り、得られた画質と原稿画像とを比較して、比較結果に基づいてトナー補給時期を表示する様にした技術がある(たとえば、特許文献1参照)。また、画像形成装置の前回トナー補給以後のメインモータ積算回転時間やプリント作製枚数等の情報を記録しておき、これらの情報に基づいて、トナー補給の実施を判断する様にした技術もある(たとえば、特許文献2参照)。この様な技術の進展により、市場に提供される画像形成装置は、装置内のトナー残量を直接検知して得られる情報とプリント画質や装置の駆動状況等の情報も利用し、複数種類の情報活用ににより、トナー補給を正確に行える様に設計されている。
特開平7−334042号公報 特開2003−215902号公報
画像形成装置では、収納されたトナーが実際に所定量以下になっている時に、トナー補給が行われる様に、正確な判断が求められているが、プリント作製状況や装置の設置環境に起因して正確な判断が行いにくいケースもあった。たとえば、プリント作製頻度が少ない場合、画像形成装置の駆動機会が少なくなる分、現像装置内にトナーが滞留する時間が長くなる。そして、滞留時間が長くなると、トナーは自身の自重によりパッキングと呼ばれる圧縮を起こすことがある。
この様に、トナーが圧縮により占有体積を減少させると、所定量のトナーが収納されているにも関わらず、トナー残量が所定量以下になっていると誤った判断がなされ、トナーが過剰に補給されることがある。そして、画像形成装置内にトナーが過剰に収納されると、補給口からトナーがあふれてトナー飛散を起こしたり、画像形成時のトナー撹拌や搬送に支障をきたすことになる。また、画像形成装置内の内圧が高まるため、トナーの循環、回収が阻害される。
特に、回収が阻害されて回収部にトナーが蓄積していくと、あるところでトナーが落下し、プリント上にぼた落ち画像を形成して画像不良を起こしたり、機内汚染を起こす原因になる。
前記特許文献2に開示された技術では、現像器内のトナーがパッキングを発生した時に、現像器内のセンサがトナー残量が少ないと検知されると、すぐにトナー補給が行われる構成となっていたので、過剰補給をするおそれがあった。この様に、画像形成装置によってはトナー残量状態を正確に検知することが難しくなっていることがあった。本発明は、パッキングの発生等により画像形成装置が誤った判断を行いそうな状況におかれても、画像形成装置内のトナー残量を正確に把握して、適正なトナー補給をいつでも行える画像形成装置を提供することを目的とするものである。
本発明者は、上記課題が下記に記載の構成により解消されることを見出した。
請求項1に記載の発明は、
『画像形成に使用するトナーを貯蔵しておく空間と、
前記空間にトナーを供給する供給手段と、
前記空間に収納されているトナーの量を検知する検知手段と、
前記検知手段の検知結果に基づいて前記供給手段の作動を制御する制御手段と、
を有する画像形成装置であって、
前記制御手段が、
前記検知手段により検知結果が得られた時に、得られた検知結果と前記検知手段により過去に得られた検知結果とを評価する評価手段と、
前記空間に貯蔵されているトナーのパッキング発生の有無を判定する判定手段を有し、
前記評価手段により今回の検知結果が前回の検知結果と異なると評価され、かつ、前記判定手段によりトナーのパッキング発生があったと判定された時、トナー供給を行わない様に前記供給手段の作動を制御するものであることを特徴とする画像形成装置。』
というものである。
請求項2に記載の発明は、
『前記判定手段が、画像形成装置の停止時間を予め設定しておいた所定時間と比較することによりトナーのパッキング発生の有無を判定するものであって、
前記制御手段は、判定手段が画像形成装置の停止時間が所定時間を超えていると判定した時に、トナー供給を行わない様に前記供給手段の作動を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。』というものである。
請求項3に記載の発明は、
『前記判定手段が、前記検知手段が検知を行った後にプリント作製したことの有無を確認することにより、トナーのパッキング発生の有無を判定するものであって、
前記制御手段は、前記判定手段が今回の検知と前回の検知の間で作製されたプリント枚数が所定枚数以下と判定した時、トナー供給を行わない様に前記供給手段の作動を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。』というものである。
請求項4に記載の発明は、
『前記検知手段が、前記空間内に光を照射するものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。』というものである。
本発明によれば、パッキングの発生等により画像形成装置がトナーの収納量を正確に判断しにくくなった状況になっても、過去のトナー収納量を検知した結果を利用することで、現状のトナー残量を正確に把握することができる様になる。したがって、プリント作製環境や設置環境による影響を受けずに、トナー補給を適正に行える画像形成装置の提供が可能になる。その結果、パッキング等の影響によりトナー残量の把握が困難な場合でも、画像形成装置へのトナー供給が適正に行えるので、過剰なトナー供給による補給口からトナーがあふれて飛散を起こしたり、トナー撹拌や搬送に支障を来すことがなくなる。
本発明に係る画像形成装置は、画像形成に使用するトナーを貯蔵しておく空間、空間にトナーを供給する供給手段、空間に収納されたトナーの量を検知する検知手段、検知手段の検知結果に基づいて供給手段の作動を制御する制御手段と、を有する。前記制御手段は、今回得られた検知結果と過去に得られた検知結果とを評価する評価手段と、空間に貯蔵されているトナーのパッキング発生の有無を判定する判定手段とを有する。そして、制御手段は、評価手段により今回の検知結果が前回の検知結果と異なると評価され、かつ、判定手段によりトナーのパッキング発生があったと判定された時にトナー供給を行わない様に供給手段の作動を制御するものである。
この様に、本発明に係る画像形成装置は、検知手段により今回得られた検知結果と過去に得られた検知結果とを評価し、その評価結果からパッキングの発生が考えられる場合には、判定手段によりトナーのパッキング発生の有無を判定することができる。これらの構成により、本発明では現像装置内でパッキングが発生した場合には現像装置内へのトナー供給を行わず、現像装置内のトナー量を適切な量に維持することができる。
前記特許文献2も現像装置内のトナー量を適切な量に維持することを目的とするものであるが、現像装置内のトナー量が不定である場合には、現像器内のトナーセンサからの信号を使用しない様に制御することでこの課題を解消させたものである。本発明は、トナー量が不定であると想定される場合でも、トナーセンサからの信号を使用して制御を行うものである。
以下、本発明について、詳細に説明する。
最初に、本発明に係る画像形成装置の概要について説明する。
図1は、本発明に係る画像形成装置の一例であるモノクロ画像形成装置の断面図で、帯電ローラにより感光体ドラム表面を帯電するタイプのものである。
図1の画像形成装置1では、帯電ローラ11により帯電された感光体ドラム10上に露光光Lが照射されて静電潜像が形成される。静電潜像の形成された感光体ドラム10上には、感光体ドラム10の近傍に配置された現像装置13の現像剤担持体である現像スリーブ14よりトナーが供給されて現像が行われる。その結果、感光体ドラム10上にはトナー画像が形成される。
図1に示す現像装置13は、本発明でいう画像形成に使用するトナーを貯蔵しておく空間に該当するトナー貯蔵空間13aを有する。トナー貯蔵空間13aの上方にはトナー貯蔵空間13aにトナーを供給するトナーカートリッジ等から構成されるトナー補給部13bが設けられている。すなわち、トナー補給部13bは、本発明でいう供給手段に該当するもので、画像形成に伴ってトナー貯蔵空間に収納されたトナー量が少なくなってくると、トナー貯蔵空間13aに新しいトナーを供給するものである。また、トナー貯蔵空間13a内には収納されているトナーの量を検知するトナー残量検知部13cが配置されている。トナー残量検知部13cの具体的な構成については後述する。
また、図1に示す画像形成装置1には、図示はしていないが、画像形成装置1の各構成部位の作動を制御するとともに、トナー残量検知部13cで得られた検知結果に基づいてトナー補給部13bからのトナー供給を制御する制御装置20が内蔵されている。また、本発明でいうトナーカートリッジとは、トナーを収容した状態で画像形成装置にそのまま装填され、装填した状態で画像形成装置に直接トナー供給を行う容器のことである。
引き続き、画像形成装置1における画像形成の説明を行う。除電ランプ15により感光体ドラム10上の電荷が除電され、トナー画像が感光体ドラム10と転写ローラ16とが近接する転写部で転写紙P上に転写される。転写紙Pは、給紙カセットより搬送ローラ18によって搬送されてきたもので、転写ローラ16によりトナーと逆極性の電荷が付与され、この逆極性の電荷の静電作用により転写紙P上にトナー画像が転写される。
トナー画像が転写された転写紙Pは、感光体ドラム10より分離された後、搬送ベルト17により図示しない定着装置へ搬送される。定着装置は加熱ローラと押圧ローラ等の定着手段を有し、転写紙P上のトナー画像を溶融した後、転写紙Pに定着させる。
以上の手順を経て、画像形成装置1の感光体ドラム10上に形成された静電潜像は、現像装置13より供給されるトナーで現像され、形成されたトナー画像は転写紙P上に転写された後、定着処理により転写紙P上に固定化されてプリント物が作製される。
また、転写紙Pへのトナー画像の転写を終えた感光体ドラム10は、クリーニング装置11に設けられたクリーニングブレード112によりクリーニングされ、感光体ドラム10上に残存していたトナーが除去されて、次の画像形成に供せられる。
図1に示す電子写真方式の画像形成装置1では、感光体10と帯電ローラ12、像露光ユニット、現像装置13、及び、クリーニング装置11等の構成要素を一体化した構成にすることも可能である。これら構成要素を一体化したユニット構造物は、プロセスカートリッジ、あるいは、イメージングカートリッジと呼ばれ、ユニット化により複数の構成要素の画像形成装置本体への着脱を一度の作業で行うことができる。また、像露光ユニット、現像装置13、転写ローラ16あるいは分離手段の少なくとも1つを感光体ドラム10とともに一体に支持したユニット構造物として、装置本体に着脱自在の単一ユニットとすることも可能である。この様な単一ユニットを装置本体にレール等の案内手段を設けることにより、着脱自在の構成にすることも可能である。
また、図2に示す画像形成装置は、本発明に係る画像形成装置の別の実施形態例で、4組の画像形成ユニットY、M、C、Bkが中間転写体である中間転写ベルト16aに沿って設けられた構成のタンデム方式のカラー画像形成装置である。
図2に示す各画像形成ユニットY、M、C、Bkは、図1の画像形成装置と同様の構成要素からなるものである。すなわち、
(1)感光体ドラム10Y、10M、10C、10Bk;円筒状の基体の外周面上に導電層および有機感光体(OPC)よりなる光導電体層が形成された構造を有する。図の感光体ドラムは、図示しない駆動源からの動力、あるいは、中間転写ベルト16aに従動することで、導電層が接地された状態で反時計方向に回転する。
(2)帯電装置12Y、12M、12C、12Bk;感光体ドラム10の移動方向に対して直交する方向に配設され、トナーと同極性のコロナ放電により感光体ドラム10Y、10M、10C、10Bk表面に一様な電位を付与する。具体的な帯電手段としては、たとえば、スコロトロン帯電器等がある。
(3)露光装置LY、LM、LC、LBk;ポリゴンミラー等を用いて感光体ドラム10の回転軸と平行方向に走査を行い、一様帯電された感光体ドラム10Y、10M、10C、10Bkの表面上に画像データに基づく像露光を行って潜像形成を行う。
(4)現像装置13Y、13M、13C、13Bk;回転可能な現像スリーブ(現像ローラ)14Y、14M、14C、14Bkを備え、現像ローラ上にトナーを保持し、これを感光体ドラム10Y、10M、10C、10Bk表面に供給して静電潜像を現像する。
画像形成ユニットを構成する現像装置13からのトナー供給により、感光体ドラム10上にはトナー画像が形成される。つまり、画像形成ユニットYでは感光体ドラム10Y上に黄色のトナー画像が形成され、画像形成ユニットMでは感光体ドラム10M上にマゼンタ色のトナー画像が形成される。そして、画像形成ユニットCでは感光体ドラム10C上にシアン色のトナー画像が形成され、画像形成ユニットBkでは感光体ドラム10Bk上に黒色のトナー画像が形成される。
図2に示す各現像装置13は、本発明でいう画像形成に使用するトナーを貯蔵しておく空間に該当するトナー貯蔵空間13aを有する。そして、トナー貯蔵空間13aの上方には、トナー貯蔵空間13aにトナー供給を行うトナーカートリッジをはじめとする部材から構成されるトナー補給部13bが設けられている。すなわち、トナー補給部13bは、本発明でいう供給手段に該当するもので、画像形成に伴ってトナー貯蔵空間13aに収納されているトナーの量が少なくなった時に新しいトナーを供給する様に作動するものである。また、トナー貯蔵空間13a内には収納されているトナーの量を検知するトナー残量検知部13cが配置されている。トナー残量検知部13cの具体的な構成については後述する。
また、図2に示す画像形成装置1では、各画像形成ユニットと中間転写ベルト16aとの間に樹脂製フィルムやシール部材等の部材を配置することにより、両者間の空間を部材で充填して空間容積を抑制することが好ましい。この様な空間充填部材を配置して画像形成ユニットと中間転写ベルト16aとの間の空間容積を低減させることで、仮に画像形成ユニット外にトナーが飛散することがあっても、飛散トナーの画像形成装置内への拡散を防止することができる。また、画像形成ユニット外に飛散するトナー量を中間転写ベルト16aで回収できるレベルに抑えることができる。さらに、画像形成ユニット内の現像装置13と感光体ドラム10の間にも空間を充填する部材を設けることが好ましく、空間充填部材の存在により、現像スリーブ14からのトナー飛散を抑制することができる。
図2に示す画像形成装置1には、図示はしていないが、画像形成装置1の各構成部位の作動を制御するとともに、トナー残量検知部13cで得られた検知結果に基づいてトナー補給部13bからのトナー供給を制御する制御装置20が内蔵されている。
各画像形成ユニットY、M、C、Bkの感光体ドラム10Y、10M、10C、10Bk上に形成された各色のトナー画像は、タイミングを合わせて搬送される転写材P上に転写ローラ16Y、16M、16C、16Bkにより順次転写して重ね合わせられる。この様にして、転写材P上にはフルカラーのトナー画像が形成され、2次転写部16bにおいて転写材P上に一括して転写された後、転写材Pは分離装置16cによって中間転写ベルト16aから分離される。中間転写ベルト16aから分離した転写材Pは、定着装置でトナー画像が固定され、最終的に、排紙部より機外に排出される。
次に、本発明に係る画像形成装置の作動を制御する制御部20について説明する。図3は、本発明に係る画像形成装置を構成する制御手段に該当する制御部20のブロック図である。制御部20は、画像形成装置1に内蔵された形態をとり、CPU21、メモリ22や図示しない画像処理用IC、入出力ポート、通信用インターフェイス、駆動回路等より構成される。制御部20は、図1のモノクロ画像形成装置1を構成する各構成部位あるいは図2の画像形成ユニットY、M、C、Bk等のフルカラー画像形成装置1の各構成部位と接続し、これら構成部位の作動を制御するものである。
また、制御部20は、トナー貯蔵空間13a内のトナー残量を検知するトナー残量検知部13cと接続し、トナー残量検知部13cで得られる検知結果情報をトナー貯蔵空間13aへのトナー補給実施を判断する際の情報として利用している。また、制御部20は、トナー貯蔵空間13aにトナー供給を行うトナー補給部13bと接続しており、トナー補給部13bの作動を制御している。
さらに、制御部20は画像形成装置1に設けられている情報記録部30と接続しており、情報記録部30に記録された情報をトナー貯蔵空間13aへのトナー補給実施の判断材料として利用したり、画像形成部の作動制御に利用できる様にしている。情報記録部30は、ハードディスクユニットや制御部20を構成するメモリ22を利用する等の形態で画像形成装置1に設けられ、画像形成装置1の稼働により得られる各種情報を記録することができる。画像形成装置1の稼働により得られる各種情報には、たとえば、画像形成装置1で行われたプリント作製履歴の情報や、トナー残量検知部13cで得られた検知結果の情報、あるいは、トナー供給実施履歴の情報等が挙げられる。
図3に示す様に、制御部20を構成するメモリ22には、本発明で行われるトナー貯蔵空間13a内へのトナー補給実施を判断するために駆動させるプログラムが収納されている。これらのプログラムとして、図3では、メモリ22に、トナー残量検知結果評価プログラム221、プリント作製記録判定プログラム222、画像形成装置停止時間判定プログラム223が収納されている。
このうち、トナー残量検知結果評価プログラム221は、トナー残量検知部13cよりトナー貯蔵空間13aにおけるトナー収納状態の検知結果の情報が提供されると、この検知結果と過去に得られた検知結果を比較してトナー量変化の有無を評価するものである。このプログラムは、RAM等のプログラム処理部23を介して制御部20で駆動される。つまり、メモリ22に収納されているトナー残量検知結果評価プログラム221とこれを駆動させる制御部20は、本発明でいう「今回得られた検知結果と過去に得られた検知結果とを評価する評価手段」に該当するものである。
プリント作製記録判定プログラム222と画像形成装置停止時間判定プログラム223は、今回のトナー残量検知結果が前回と異なるものと評価された時、異なる結果になった原因がパッキング発生によるものかを判定するために制御部で駆動されるものである。つまり、これらのプログラムと制御部20は、本発明でいう「空間に貯蔵されているトナーのパッキング発生の有無を判定する判定手段」に該当するものである。
本発明では、先ず、制御部20でトナー残量検知結果評価プログラム221を駆動させて、トナー残量検知部13cで検知した結果と前回得られた検知結果とを評価する。次に、今回の検知結果が前回の検知結果と異なると評価された時、制御部20で引き続きトナー貯蔵空間に貯蔵されているトナーがパッキングを発生しているか否かを判定する判定手段に該当するプログラムを駆動させ、パッキング発生の有無を判定する。
これら判定手段に位置づけられるプログラムのうち、プリント作製記録判定プログラム222は、前回行った検知から今回の検知までの間にプリント作製が行われた否かを判定する。そして、この期間内にプリント作製が行われていなかったり、あるいは、所定枚数に満たないプリント作製が行われていたと判定した時、制御部20はトナー貯蔵空間13aへのトナー補給を行わない様にトナー補給部の作動を制御する。
また、画像形成装置停止時間判定プログラム223は、前回行った検知から今回行った検知までの間における画像形成装置の停止時間を算出し、算出した停止時間がパッキングが発生させる停止時間を超えていないかを判定する。そして、停止時間がパッキング発生時間を超えていると判定した時、制御部20はトナー貯蔵空間13aへのトナー補給を行わない様にトナー補給部の作動を制御する。
なお、プリント作製記録判定プログラム222や画像形成装置停止時間判定プログラム223を用いてパッキング発生の判定を行う際に必要になるプリント作製履歴や画像形成装置の停止時間等の情報は情報記録部30に保管されているものを用いる。
次に、本発明に係る画像形成装置のトナー貯蔵空間13aへのトナー補給の実施を判断する手順を図4のフロー図を用いて説明する。
画像形成装置1の電源スイッチがONされ(ステップS01)ると、初期動作を経て、制御部20よりトナー残量検知部13cに向けてトナー貯蔵空間13a内のトナー残量検知の指示が行われる(ステップS02)。トナー残量検知部13cよりトナー貯蔵空間13aの検知結果情報が得られると、制御部20はトナー残量検知結果評価プログラム221を駆動させて、トナー残量検知部13cで得られた結果と前回得られた検知結果とを比較して評価を行う(ステップS03)。
今回得られた結果と前回得られた結果が同じ場合(ステップS04のYes)、制御部20は画像形成装置1が停止している間にトナー貯蔵空間13aでのトナーパッキングの発生はなかったと評価してトナー補給部を作動させない(ステップS07)。一方、今回得られた結果が前回の結果と異なるものになった場合(ステップS04のNo)、制御部20は画像形成装置停止時間判定プログラム223を駆動させて、前回の検知から今回の検知までの画像形成装置の停止時間を算出する。そして、算出した停止時間からトナー貯蔵空間13a内でのパッキング発生の有無を判定する(ステップS05)。
パッキング発生の判定は、パッキングが発生する停止時間に関する情報を予めプログラムに記録しておき、今回の停止時間とこのパッキングを発生させるとする停止時間とを比較することにより行う。そして、制御部20により画像形成装置1の停止時間が所定時間を超えていると判定された場合(ステップS06のYes)は、パッキング発生によりトナー量が低減していたのでトナー補給部を作動させない(ステップS07)。また、停止時間が所定時間よりも短いと判定された場合(ステップS06のNo)は、トナー補給が行われていなかったために低減していたもので、トナー補給部を作動させてトナー補給を行う(ステップS08)。
これらのステップを経て、画像形成装置1は画像形成が可能な状態となり(ステップS09)、プリント作製が行われる(ステップS10)。そして、プリント作製を終えた後は画像形成装置1の電源がOFFされ(ステップS11)て一連の操作を終える。
また、図5のフロー図は、プリント作製記録判定プログラム222によるプリント作製履歴調査結果に基づいてパッキング発生の判定する以外は図4のフロー図と同じものである。すなわち、図5のフロー図では、ステップS04でNoにあたる「今回の検知結果が前回の結果と異なる場合」、制御部20は、プリント作製記録判定プログラム222を駆動させて、情報記録部30より前回の検知から今回の検知までの間におけるプリント作製の記録情報を取り出す。そして、取り出した記録情報を調査し、その結果からトナー貯蔵空間13aでのパッキング発生の有無を判定する(ステップS05)。
パッキング発生の判定は、パッキングが発生するとされるプリント作製枚数に関する情報を予めプログラムに記録しておき、前回の検知から今回の検知までの間で行われたプリント枚数をパッキング発生を起こすとされるプリント作製枚数と比較して行う。そして、この間でプリント作製が行われていなかったり、所定枚数よりも少ない場合(ステップS06のNo)は、パッキング発生によりトナー量が低減したのでトナー補給を行わない(ステップS07)。また、この間に所定枚数以上のプリント作製が行われていた場合(ステップS06のYes)は、トナー補給が行われていないために低減したものなので、トナー補給部を作動させてトナー補給を行う(ステップS08)。
上記以外のステップは、図4で説明したものと同じものなので説明を省略する。この様に、本発明に係る画像形成装置1は、トナー貯蔵空間13aでのトナーのパッキング発生の有無を判定し、その判定結果に基づいてトナー貯蔵空間13aへのトナー補給の実施を制御することができるものである。
次に、本発明でいう「空間に収納されているトナーの量を検知する検知手段」に該当するトナー残量検知部13cについて説明する。本発明に係る画像形成装置を構成するトナー残量検知部13cは、トナー貯蔵空間13a内で物理的手段によりトナーの有無を直接検知できるものであれば特に限定されるものではないが、物理的手段として光を照射するものが好ましい。光を用いた検知によれば、検知を行う時にトナーや画像形成装置にほとんど負荷を与えることがない。また、近年、画像形成装置は小型化の傾向にあり、狭いスペースに貯蔵することが多いが、発光ダイオードやその受光センサも小型化が進行しており高精度なトナー検知が期待できる。
光を用いた検知手段の具体例としては、たとえば、トナー貯蔵空間13aに光を照射する発光ダイオードに代表される発光素子と、発光素子からの照射光を受光する受光素子から構成されるトナー残量検知部が挙げられる。この構成によれば、トナー貯蔵空間13a内のトナー量が所定量以上に収納されている場合には、照射光はトナーに遮られて受光素子に受光されず、照射光が遮られた旨の信号が制御部20に伝達される。また、トナー貯蔵空間13a内のトナー量が所定量以下の場合には、照射光はトナーに遮られることなく受光素子に受光されて、照射光がトナーに遮られなかった旨の信号が制御部20に伝達される。すなわち、受光素子における照射光の受光状況がトナー量情報として制御部20に伝達されると、制御部20で駆動しているトナー残量検知結果評価プログラム221にこのトナー量情報が取り込まれる。そして、今回送信されたトナー量情報と前回行った検知で得られたトナー量情報とを比較して、この間において、トナー量が変化したか否かを評価する。
以下、実施例を挙げて本発明の具体的な形態を説明するが、本発明の実施態様はこれに限定されるものではない。
図1に示すタイプのモノクロ画像形成装置であるモノクロデジタルプリンタ「bizhub Pro 1050(コニカミノルタビジネステクノロジーズ(株)製)」を10台常温常湿環境(20℃、50%RH)下に設置した。前記画像形成装置には、A4で5000枚のプリント作製に対応する量のトナーを収納した図6に示す現像装置13を装填した。現像装置13には、図6に示す様に、2000枚のプリント作製実施後にトナー面となる位置(前記トナー面の5mm下方)に市販の点光源赤色発光ダイオード(AlGaInP)13ceと受光素子13crとを対向する様に取り付けた。
前記点光源赤色発光ダイオードは、発光部直径が50μmの「BL15−1212(コーデンシ(株)製)」を、受光素子として樹脂モールドタイプのフォトダイオード「HP304L(コーデンシ(株)製)」を用いた。
また、上記デジタルプリンタのCPUには、前述した3つのプログラム「トナー残量検知結果評価プログラム」、7ヶ月後にトナーパッキングが発生する旨の情報を入れた「画像形成装置停止時間確認プログラム」、及び、「プリント作製記録確認プログラム」を記録しておき、以下の手順で評価を行った。
(1)上記環境下で2000枚の連続プリントを行った。
(2)2000枚の連続プリント終了直後、上記点光源赤色発光ダイオードを発色させ、前記フォトダイオードによる受光が行われなかったことを確認しておく。
(3)上記デジタルプリンタの電源スイッチOFF後、上記常温常湿環境下に1、3、6、9ヶ月、12ヶ月間放置した。
(4)上記期間放置後、それぞれ、電源スイッチをONして上記デジタルプリンタを稼働させ、再度点光源赤色発光ダイオードによる受光実験を行った。各月におけるデジタルプリンタの受光後の挙動を評価した。なお、「トナー残量検知結果評価プログラム」と「画像形成装置停止時間確認プログラム」を駆動させて評価を行った。
その結果、1ヶ月〜6ヶ月経過後では「トナー残量検知結果評価プログラム」の結果からは変化は見られず、トナーカートリッジ中のトナーでパッキングはまだ発生していないことが確認された。ところが、9ヶ月及び12ヶ月経過後に評価を行うと、「トナー残量検知結果評価プログラム」より変化が得られ、トナーパッキングの発生が確認された。そして、トナーパッキングが発生した状況にあっても、「画像形成装置停止時間確認プログラム」によりトナー補給部が作動しなかった。
また、9ヶ月及び12ヶ月経過後の評価時に、前記「画像形成装置停止時間確認プログラム」に代えて「プリント作製記録確認プログラム」を駆動させて、同様の評価を行ったところ、「画像形成装置停止時間確認プログラム」を作動させた時と同様の結果を得た。
以上の結果より、上記実施例は本発明の効果を発現するものであることが確認された。
モノクロ画像形成装置の断面構成図である。 タンデム方式のカラー画像形成装置の断面構成図である。 本発明に係る画像形成装置を構成する制御部のブロック図である。 トナー補給の実施を判断する手順を示すフロー図である。 トナー補給の実施を判断する手順を示すフロー図である。 実施例で使用した現像装置の断面図である。
符号の説明
1 画像形成装置
10 感光体ドラム
11 クリーニング装置
12 帯電装置
13(13Y、13M、13C、13Bk) 現像装置
13a トナー貯蔵空間
13b トナー補給部
13c トナー残量検知部
13ce 発光素子
13cr 受光素子
14 現像ローラ
16 転写ローラ
16a 中間転写ベルト
16b 2次転写部
16c 分離装置
20 制御部
21 CPU
22 メモリ
221 トナー残量検知結果評価プログラム
222 プリント作製記録確認プログラム
223 画像形成装置停止時間確認プログラム
30 記録部
P 転写材
Y、M、C、Bk 画像形成部(画像形成ユニット)

Claims (4)

  1. 画像形成に使用するトナーを貯蔵しておく空間と、
    前記空間にトナーを供給する供給手段と、
    前記空間に収納されているトナーの量を検知する検知手段と、
    前記検知手段の検知結果に基づいて前記供給手段の作動を制御する制御手段と、
    を有する画像形成装置であって、
    前記制御手段が、
    前記検知手段により検知結果が得られた時に、得られた検知結果と前記検知手段により過去に得られた検知結果とを評価する評価手段と、
    前記空間に貯蔵されているトナーのパッキング発生の有無を判定する判定手段を有し、
    前記評価手段により今回の検知結果が前回の検知結果と異なると評価され、かつ、前記判定手段によりトナーのパッキング発生があったと判定された時、トナー供給を行わない様に前記供給手段の作動を制御するものであることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記判定手段が、画像形成装置の停止時間を予め設定しておいた所定時間と比較することによりトナーのパッキング発生の有無を判定するものであって、
    前記制御手段は、判定手段が画像形成装置の停止時間が所定時間を超えていると判定した時に、トナー供給を行わない様に前記供給手段の作動を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記判定手段が、前記検知手段が検知を行った後にプリント作製したことの有無を確認することにより、トナーのパッキング発生の有無を判定するものであって、
    前記制御手段は、前記判定手段が今回の検知と前回の検知の間で作製されたプリント枚数が所定枚数以下と判定した時、トナー供給を行わない様に前記供給手段の作動を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記検知手段が、前記空間内に光を照射するものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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