JP5046716B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、静電記録方式や電子写真記録方式等を採用した画像形成装置に関する。
電子写真プロセスを用いたプリンタ、複写機等の画像形成装置においては、帯電、露光、現像、転写という電子写真プロセスが実行される。
即ち、感光ドラム、感光ベルト等の像担持体表面を均一に帯電し、レーザ等の露光手段によって静電潜像を形成し、これに現像器を接触回転させることにより可視トナー像を形成し、これを用紙に転写すると言うステップを踏むのが一般的である。
これに加え、近年のカラー電子写真プロセスでは、感光ドラムと接触する、無端ベルトによって構成された中間転写体に重ね合わせトナー像を形成し、用紙上に一括転写する方式のものが知られている。
即ち、中間転写体にイエロー、マゼンダ、シアン、ブラックの4色のカラー画像を逐次、一次転写した後、更に、用紙上に二次転写すると言うステップによってカラー画像の形成を実現している。
感光ドラムから中間転写体に対して一次転写する際、安定したトナーの転写を実現するため、所定の転写バイアス電圧を印加している。しかし、常に100%のトナーを中間転写体に転写できるわけではなく、一部のトナーは転写できずに感光ドラム上に残留する。この転写残トナーは、従来の電子写真プロセスにおいては、一次転写位置より下流に位置するクリーニングブレードによって廃トナーとして回収されていた。
しかし、近年用いられているクリーナレスの電子写真プロセスにおいては、クリーニングブレードの代わりに導電性のブラシでできた補助帯電ブラシなどの補助帯電手段を設けている。そして、転写残トナーに対して適切なバイアス電圧を印加して電荷を均一に安定化させた上で、更に帯電ローラによって電荷を付与し、現像器によってトナーを回収する制御が行われている。
このクリーナレスプロセスでは、クリーニングブレードを省略できるので作像プロセス構成の簡略化に繋がるだけではなく、回収した転写残トナーを再利用できるため、コストパフォーマンスの高い画像形成装置を実現している。
しかしながら、現像器内の現像剤や転写部材の状態は、使用環境や使用時間に応じて逐次変化する。特に、トナーと磁性キャリアによって構成された二成分現像剤を用いる系においては、トナーと磁性キャリアの比率に応じて、感光体上に現像される可視トナー像の濃度は変化しやすいことが知られている。
このため、中間転写体に一次転写されずに残った転写残トナー量の過度の変動によって補助帯電ブラシがトナー汚染されることがあった。また補助帯電ブラシは、温度や湿度、積算使用時間によって電気抵抗値が変動するため、印加したバイアス電圧に対する電流量が変動し、転写残トナーの電荷を均一にできなくなり、補助帯電ブラシや帯電ローラが転写残トナーによって汚染されることがあった。
そこで、画像形成枚数の積算値が所定の枚数に達した場合や、画像濃度比率の積算値が所定の値に達した場合などに補助帯電手段の清掃シーケンスを実行する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。このことにより、補助帯電ブラシの汚染を防いで安定した画像を長期間に維持する。
特開2001−092330号公報
しかし、感光ドラムや現像器の使用期間が長期にわたり、現像器内のキャリアが劣化すると現像能力が落ち、出力画像にカブリとなって現れることがあった。画像濃度比率の高い画像を連続して作像した場合、トナーの消費量も画像濃度比率に従って増加するために現像器内のトナーはすぐに消費される。これに対して、現像器内のトナーとキャリアの比を一定範囲内に保つよう、トナーボトルから現像器へのトナー補給量を増大させる。
このとき、トナーボトルから供給されたばかりのトナーは現像器内での攪拌時間が短いまま作像に使用されてしまうので、トナーの粒子は充分な帯電量を帯びることなく現像スリーブに供給される。そのため、この状態で急に画像濃度比率が低い画像が連続した場合にカブリとして現れることがあった。
また、それにより転写残トナーが増大し、補助帯電ブラシに詰まりが生じる場合があり、更に転写残トナーの電荷を安定化できない状態に陥り、帯電不良を併発させ、更にカブリを誘発するという悪循環が生じる。このようなことかから、従来の清掃シーケンスの実行制御では充分に安定した画像を維持することは困難であった。
本発明の目的は、クリーナレスの電子写真プロセスと、画像形成を行う画像の画像濃度比率情報を基に調整シーケンスを行う機能を有する画像形成装置において、経年劣化に寄らずカブリ等を抑えた安定した画像形成を実現することにある。
上記目的を達成するために、請求項1記載の画像形成装置は、像担持体と、前記像担持体の表面を帯電させる帯電手段と、前記帯電手段により帯電された前記像担持体の表面を露光して静電潜像を形成する露光手段と、前記露光手段により形成された静電潜像を現像して前記像担持体上にトナー像を形成する現像手段と、前記現像手段により形成された前記トナー像を転写材に転写する転写手段と、前記転写手段により前記トナー像が前記転写材に転写された後前記像担持体上に残留した残トナーに対して電荷を付与する補助帯電手段と、前記補助帯電手段及び前記帯電手段を清掃する清掃制御を行う制御手段と、を備え、前記制御手段は、第一の基準値を超える画像濃度比率の作像が第一の基準回数を超えて連続した後に、前記第一の基準値より小さい基準値である第二の基準値より小さい画像濃度比率の作像が第二の基準回数を超えて連続した場合、次の画像の形成を一時中止して前記清掃制御を行うことを特徴とする。
請求項6記載の画像形成装置は、像担持体と、前記像担持体の表面を帯電させる帯電手段と、前記帯電手段により帯電された前記像担持体の表面を露光して静電潜像を形成する露光手段と、前記露光手段により形成された静電潜像を現像してトナー像を前記像担持体上に形成する現像手段と、前記現像手段により形成された前記トナー像を転写材に転写する転写手段と、前記転写手段により前記トナー像が前記転写材に転写された後前記像担持体上に残留した残トナーに対して電荷を付与する補助帯電手段と、前記補助帯電手段及び前記帯電手段を清掃する清掃制御を行う制御手段と、を備え、前記制御手段は、第一の基準量を超えるトナー補給量の作像が第一の基準回数を超えて連続した後に、前記第一の基準量よりも少ない基準量である第二の基準量より少ないトナー補給量の作像が第二の基準回数を超えて連続した場合、次の画像の形成を一時中止して前記清掃制御を行うことを特徴とする。
本発明によれば、経年劣化に寄らずカブリ等を抑えた安定した画像形成を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の構成図である。
以下、その構成を動作と併せて説明する。
図1において、イエロー(y)、マゼンダ(m)、シアン(c)、ブラック(k)のプロセスユニット101y〜101kは、感光ドラムや現像器、帯電ローラなどによって構成されている。プロセスユニット101kの中央ぶには感光ドラム(像担持体)102kが収められており、非図示のドラムモータによって回転駆動される。
プロセスユニット101kにおいて、帯電ローラ(帯電手段)103kは、高圧を印加して感光ドラム102kの表面を一様に帯電する。レーザスキャナユニット(露光手段)104kは、レーザダイオードから変調出力されたレーザを、ポリゴンミラー回転体を使用して長手方向に走査する。そして、一様に帯電された感光ドラム102k上に入力画像情報に従ってレーザ露光を行い、静電潜像を形成する。
プロセスユニット101kにおいて、現像器(現像手段)105kは、感光ドラム102kと接して回転する現像スリーブを有し、トナーとキャリアからなる二成分現像剤によって静電潜像に応じた可視トナー像を感光ドラム102k上に形成する。トナーボトル106kは、トナーが充填されており、トナー補給時に内部スクリューを回転させて現像器105kに対してトナーを供給する。
一次転写ローラ(転写手段)107kは、感光ドラム102k上に現像された可視トナー像を無端ベルト状部材である中間転写体108に対して一次転写する。中間転写体108は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック各色のプロセスユニットから可視トナー像を逐次重ね合わせてカラー画像を形成する。
プロセスユニット101kにおいて、補助帯電ブラシ(補助帯電手段)109kは、一次転写ローラ107kで転写しきれなかった転写残トナーが一様な電荷を持つよう帯電する。
プロセスユニット101kに含まれる感光ドラム102k、帯電ローラ103k、レーザスキャナユニット104k、現像器105k、トナーボトル106k、補助帯電ブラシ109kに関して述べたが、イエロー、マゼンダ、シアンも共通である。これ以降、感光ドラム102、帯電ローラ103、レーザスキャナユニット104、現像器105、トナーボトル106、補助帯電ブラシ109と記述した場合、イエロー、マゼンダ、シアン、ブラックの各色を含むものとする。また、一次転写ローラ107も同様である。
中間転写体108に一次転写されたトナー像は、二次転写ローラ110によって用紙上に二次転写される。二次転写ローラ110で転写しきれなかった残トナーや、用紙上に転写することを意図しない調整用のトナー像は、中間転写体クリーナ111によって回収される。反射光量センサ112は、中間転写体108上のトナー濃度等を反射光量によって検出する。
用紙は、用紙カセット113に収納されており、給紙ローラ114によって搬送され、レジストローラ1115によって斜行を補正された後、二次転写ローラ110に送られる。用紙は、二次転写ローラ110でトナー像を転写された後、定着ローラ117及び加圧ローラ118によってトナーが熱定着され、排紙フラッパ119によって排紙トレイ120もしくはインナー排紙トレイ121に送られる。
図2は、図1の画像形成装置の制御ブロック図である。
図2において、CPU(制御手段)201は、装置全体の制御を行っている。ROM202は、CPU201が動作するためのプログラムを格納している。RAM203は、CPU201が一時的にデータを記憶しておくために使用される。
バックアップRAM204は、本画像形成装置の動作上で設定された情報を、プリンタエンジン(プロセスユニット101を中心とした画像形成部の総称)の電源を切断しても記録しておくことを可能にする。図示されないバックアップバッテリによって電源供給されている。
コントローラI/F205は、入力画像信号を供給するプリンタコントローラと接続するためのインターフェイスである。レンダリングプロセッサ(画像情報生成手段)206は、プリンタコントローラからコントローラI/F205へ送信された画像形成情報を、実際に露光手段を用いて作像するための内部画像データへ変換処理する。
CPU101の入出力ポート207は、CPU201に接続される機器を介する。レーザドライバ(露光手段駆動回路)208は、レーザスキャナユニット104y〜104kを制御する。ピクセルカウンタ(露光量カウンタ回路、画像濃度値積算手段)209は、所定期間内にレーザドライバによって露光されたデータ量を積算する機能を有する。
モータドライバ210は、感光ドラム102や、中間転写体108、給紙ローラ114、レジストローラ115などの回転を制御する。高圧制御ユニット210は、プロセスユニット101に含まれる帯電ローラ103と現像器105や、一次転写ローラ107や、二次転写ローラ110などの高圧出力を制御する。センサ211は、用紙の有無や搬送位置、電位や温度、反射光量センサ112の検出値などを得る。
図3は、図2の画像形成装置によって実行される画像形成処理の手順を示すフローチャートである。
本処理は、図2におけるCPU201によって実行される。
本画像形成装置が作像を行うには、帯電ローラ103と、現像器105内の現像スリーブに高圧を印加した状態で、入力画像情報に基づいてレーザスキャナユニット104を用いて感光ドラム102を露光する必要がある。
一方、用紙カセット113から搬送される用紙は、先行紙との衝突を避けるため、所定の間隔を空けて給紙される。よって、レーザスキャナユニット104による露光は、所定の間隔を空けて行われる。この時、帯電ローラ103と現像スリーブへ印加している高圧電圧は、画像と画像の間であっても印加したままである。
図3において、コントローラI/F205を通じて画像形成開始命令を受けると、まずステップS301にて中間転写体108と感光ドラム102とを回転開始し、両者の回転が安定するまで800ms待つ(ステップS302)。続いて、帯電ローラ103と、現像器105内の現像スリーブと、一次転写ローラ107と、二次転写ローラ110の高圧出力を順次オンする(ステップS303)。
次に、ステップS304の作像シーケンスにおいて、レーザスキャナユニット104を用いて入力画像データに基づいたレーザ露光を行うことで現像器105によって可視トナー像が形成される。
そして、予め給紙した用紙の搬送タイミングとレーザ露光開始タイミングと、中間転写体108上での画像の移動時間を計算して用紙を搬送し、二次転写ローラ110によって用紙上に画像を転写する。作像シーケンス304については、別途、図4で詳細を述べる。
最終ページの画像形成を終了して作像シーケンス304を完了すると、ステップS305にて、帯電ローラ103と、現像器105内の現像スリーブなどの高圧出力をオフする。そして、中間転写体108と感光ドラム102の回転を停止して(ステップS306)、本処理を終了する。
図4は、図3のステップS304で実行される作像シーケンスの第1の手順を示すフローチャートである。
作像シーケンス開始時に、まず高デューティ画像が以前連続で出力されたことを示す高デューティ連続フラグをオフする(ステップS401)。次に、ステップS402で、画像1ページ分のレーザ露光動作を行うと共に、トナー補給動作を行う。トナー補給量は、1ページ前の画像デューティ情報を基に算出する。
1ページ分の露光が終了すると、ピクセルカウンタ209によって計測された1ページ分のレーザ描画ピクセル数積算量を取得し、このページの画像サイズとの比から現ページの画像デューティを算出する(ステップS403)。
画像デューティ値は、1ページ内を濃度100%で全面作像した場合を100%とした値であり、例えば、1ページ内の半分の面積を濃度100%で作像すると50.0%である。また、作像面積が0であった場合は0%と算出する。
次に、ステップS404にて、現ページの画像デューティ値が50.0%を超えていた場合、現ページは高デューティのページであると判断し、ステップS405で、高デューティカウンタを1加算する。更に、ステップS406で、高デューティカウンタの積算値が10を超えた場合、一定ページ数の高デューティ画像が連続したものと判断し、高デューティ連続フラグをオンする(ステップS407)。
次に、ステップS404にて、現ページの画像デューティ値が50.0%を超えていなかった場合、ステップS408で、今度は現ページの画像デューティ値が1.0%未満でないかを判断する。画像デューティ値が1.0%未満であれば、ステップS409で、低デューティカウンタを1加算する。
更に、ステップS410で、低デューティカウンタの積算値が3を超えた場合、一定ページ数の低デューティ画像が連続したものと判断し、続いてステップS411で、高デューティ連続フラグがオンかどうかを確認する。
ステップS410で、一定ページ数の低デューティ画像が連続したものと判断され、かつ、ステップS411で高デューティ連続フラグがオンである場合、高デューティ画像が連続した後に低デューティ画像が連続したと判断する。そして、ステップS412の補助帯電ブラシ清掃シーケンスを開始する。ステップS412の内容については別途説明する。
次に、ステップS404にて、現ページの画像デューティ値が50.0%以下であり、かつ、ステップS408で、今度は現ページの画像デューティ値が1.0%以上であった場合、ステップS413で通常デューティカウンタを1加算する。
通常デューティカウンタを加算した結果をステップS414で判断し、通常デューティカウンタの積算値が5を超えた場合、ステップS415で高デューティ連続フラグをオフする。そして、高デューティカウンタと低デューティカウンタと通常デューティカウンタとを0にリセットする。
以上のように、50.0%を超える高デューティ画像と、1.0%未満の低デューティ画像と、それ以外の通常デューティ画像とに分けて1ページ露光後の後処理を行い、そのページが最終ページであったかをステップS416で確認する。
最終ページでなかった場合は、ステップS416で次のページの露光待ちを行い、紙搬送タイミングと次ページの画像データの準備ができ次第、次ページの露光を開始する。最終ページであった場合、作像シーケンスを終了し、図3のステップS304の作像シーケンスの次へと戻る。
図5は、図4のステップS412によって実行される補助帯電ブラシ清掃シーケンスの手順を示すフローチャートである。
図5において、まず、帯電ローラ103の高圧と、現像器105内の現像スリーブの高圧をオフする(ステップS501)。そして、二次転写ローラ110に用紙への二次転写時とは逆バイアスを印加するよう切り替えてから(ステップS502)、補助帯電ブラシ109の電圧のオフ、オンを10回繰り返す(ステップS503)。
これにより、補助帯電ブラシ109に付着している転写残トナーを吐き出す。吐き出した転写残トナーは、高圧出力がオフされている帯電ローラ103と現像器105を通過し、一次転写ローラ107によって中間転写体108に転写された後、二次転写ローラ110を通過して中間転写体クリーナ111によって回収される。
補助帯電ブラシ109の電圧のオフ、オンが終了すると、再度、帯電ローラ103の高圧と、現像器105内の現像スリーブの高圧電圧出力をオンする(ステップS504)。そして、二次転写ローラ110に用紙への転写バイアスを印加し直し(ステップS505)、ステップS506で、高デューティ連続フラグをオフして、高デューティカウンタと低デューティカウンタと通常デューティカウンタとを0にリセットする。その後、次のページの作像へと復帰する。
以上の制御により、画像濃度比率の高い画像が連続した後で画像濃度比率の低い画像を作像するようなジョブにおいて、その画像デューティの変化から補助帯電ブラシ109のクリーニングを動作させる。
このことで、画像デューティの変化時に起こりやすいトナー補給量と現像器105内のトナー、キャリアの比率とのミスマッチによりカブリ等の異常画像の出力を防ぐことができる。この結果、画像の安定化と感光ドラム102を含むプロセスユニット101の寿命を伸ばすことが可能になる。
また応用として、現像器105の使用時間が短く、現像器105内のキャリアの耐久劣化レベルが低い場合、カブリが発生しにくいため、上記清掃シーケンスを行わないよう制御することも考えられる。
一例として、図3のステップS303にての実行時点の現在時刻をRAM203に保存しておく。そして、ジョブ終了時のステップS305にてRAM203に保存された時間と現在の時間との差分を、毎ジョブごとにバックアップRAM204へ現像高圧印加時間として積算する。
この現像高圧印加積算時間が400000秒以下の場合、図4のステップS411で高デューティ連続フラグがオンであっても、ステップS41の補助帯電ブラシ清掃シーケンスをスキップし、ステップS416へ向かう。
以上の制御により、カブリの発生しにくい現像器105耐久初期において、ユーザにとってのダウンタイムになる清掃シーケンスを行わないことで、生産性を向上と長期使用時のカブリ防止とを両立させることが可能である。
なお、本実施の形態では、転写残トナーを一律に帯電する補助帯電部材に導電性ブラシ(補助帯電ブラシ109)を用いた。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、プロセスユニット101内で転写残トナーが滞留する可能性があり、清掃することで性能が復活する部材であれば、他の部材であっても適用可能である。
図6は、図3のステップS304で実行される作像シーケンスの第2の手順を示すフローチャートである。
図4に示す第1の手順との相違点は、図4の作像シーケンスにおける各ページ作像時の後処理内容である。
図6において、作像シーケンス開始時に、まずトナー消費量の多い補給を以前連続で出力されたことを示すトナー消費大連続フラグをオフする(ステップS601)。次に、ステップS602では、レンダリングプロセッサ206によって計測された1ページ分の画像濃度比率情報を取得し、1ページ分のトナー補給時間を計算する。現像時に消費されるトナー量は画像濃度比率に比例する。
更に、ステップS603では、画像1ページ分のレーザ露光動作を行うと共に、ステップS602で計算されたトナー補給時間分のトナー補給動作を並行して行う。トナー補給時間とはトナー補給のスクリューの回転時間であり、トナー補給時間が長いほどトナーボトル106から現像器105に多くのトナーが供給される。トナー補給量は、トナー補給時間に比例すると考えてよい。
ステップS602ではレンダリングプロセッサ206によって事前に画像濃度比率情報を得ているため、レーザドライバ208に特殊なカウンタ回路を設けなくても画像濃度比率情報を取得することが可能である。
1ページ分の露光とトナー補給が終了すると、トナー補給時間を基にした後処理を行う。まずステップS604では、トナー補給時間が400ms以上であるかどうかを判断し、400ms以上であれば、ステップS605で、トナー消費大カウンタを1加算する。更にステップS606で、トナー消量大カウンタが10以上であるかどうか判断し、10以上であればトナー消費大連続フラグをオンする(ステップS607)。
次に、ステップS604でトナー補給時間が400msを超えていなかった場合、ステップS608で、今度はトナー補給時間が30ms以下でないかを判断し、30ms以下であった場合には、ステップS609でトナー消費小カウンタを1加算する。
更に、ステップS610で、トナー消費小カウンタの積算値が3を超えた場合、一定作像回数分のトナー消費量が少ない画像が連続したものと判断し、続いてステップS611で、トナー消費大連続フラグがオンかどうかを確認する。
ステップS610で一定作像回数分のトナー消費量が少ない画像が連続したものと判断され、かつ、ステップS611でトナー消費大連続フラグがオンである場合、トナーを現像器105に対して大量に補給した後にトナー消費量の少ない作像が連続したと判断する。
ステップS612の補助帯電ブラシ清掃シーケンスを開始する。ステップS612の内容については図5と同様なので省略する。補助帯電ブラシ清掃シーケンスが終了すると、ステップS613で、トナー消費大連続フラグをオフし、トナー消費大カウンタとトナー消費小カウンタとトナー消費通常カウンタとを0にリセットする。
次に、ステップS604にてトナー補給時間が400ms未満であり、かつ、ステップS608ではトナー補給時間が30msを超えている場合、ステップS614で、トナー消費通常カウンタを1加算する。トナー消費通常カウンタを加算した結果をステップS615で判断する。
トナー消費通常カウンタの積算値が5を超えた場合、ステップS616で、トナー消費大連続フラグをオフし、トナー消費大カウンタとトナー消費小カウンタとトナー消費通常カウンタとを0にリセットする。
以上のように、トナー補給時間が400msを以上のようなトナー消費量が多い場合と、30ms以下のようなトナー消費量が少ない場合と、それ以外のトナー消費量が普通の画像とに分けて1ページ露光・補給後の後処理を行う。
そして、そのページが最終ページであったかどうかをステップS617で確認する。最終ページでなかった場合は、ステップS618で次のページの露光待ちを行い、紙搬送タイミングと次ページの画像データの準備ができ次第、次ページの露光を開始する。最終ページであった場合、作像シーケンスを終了し、図3のステップS304の作像シーケンスの次へ戻る。
このように、図6の例においては、画像濃度比率情報から算出されるトナー補給時間情報を基に、トナー消費量が大の状態から小の状態へ変化した時に、補助帯電ブラシ109の清掃シーケンスを行うことで、カブリの発生を防止した画像形成装置を実現する。
特に、トナー消費量の多い画像が連続するとトナーボトル106から現像器105に新たなトナーを供給するが、この後、急にトナー消費量の少ない低デューティ画像が連続した場合に、現像器105内での攪拌時間が少ないものとなる。そのために充分な帯電量が確保されていないトナーと、現像器105内のキャリアの耐久劣化との相互作用により、低デューティのユーザ画像上に軽微なカブリとなって現れると共に補助帯電ブラシ109を汚染し、更なる重大なカブリが生じる。本実施の形態ではそれを防止することができる。
なお、作像シーケンスにおいて画像形成される対象は、最終的に用紙上に転写されるユーザ画像に限定されるものではない。画像濃度調整用に反射光量を測定するためのトナーパッチパターンや、低デューティ画像を連続出力時に劣化した現像剤を廃トナーとして回収するために現像するベタトナーパターン等も含むものである。
特に、画像濃度調整用のパターンなどを、条件を変えて複数回連続して作像した場合や、劣化現像剤回収用のベタトナーパターンに関しては、消費されるトナー量は一般の画像と比較して多い。このため、現像器105内のトナー、キャリアの比率を一定に保つためにはトナーボトル106からトナー補給を行わなければならないが、前記パターンの作像直後に低デューティ画像が連続した場合、カブリが発生する場合がある。
以上説明した、本発明の電子写真式の画像形成装置は、像担持体と、像担持体の表面を帯電させる帯電手段と、帯電手段により帯電された像担持体の表面を露光して静電潜像を形成する露光手段と、露光手段により形成された静電潜像を現像して像担持体上にトナー像を形成する現像手段と、現像手段により形成されたトナー像を転写材に転写する転写手段と、転写手段によトナー像転写材に転写された後像担持体上に残留した残トナーに対して電荷を付与する補助帯電手段と、補助帯電手段及び帯電手段を清掃する清掃制御を行う制御手段と、を備える。
そして、制御手段は、第一の基準値を超える画像濃度比率の作像が第一の基準回数を超えて連続した後に、第一の基準値より小さい基準値である第二の基準値より小さい画像濃度比率の作像が第二の所定回数を超えて連続した場合、次の画像の形成を一時中止し、補助帯電手段及び帯電手段を清掃する清掃制御を行う。
ここで、制御手段は、像担持体の積算回転時間と、帯電手段のバイアス印加時間の積算時間と、現像手段の使用積算時間のうち少なくとも1つの値が所定の値を下回る場合に、清掃制御を停止する。また、上記の画像形成装置、露光手段を駆動する露光手段駆動回路を備え、露光手段駆動回路は露光量を積算する露光量カウンタ回路を有し、画像濃度比率は前記露光量カウンタ回路から得られる露光積算量から算出される。
また、上記の画像形成装置、露光手段が露光に用いる入力画像情報を露光手段に供給するために生成する画像情報生成手段を備え、画像情報生成手段は画像領域内の画像濃度値を積算する画像濃度値積算手段を有する。そして、画像濃度比率は画像濃度値積算手段から得られる画像濃度値から算出される。
上記の画像形成装置の制御手段による清掃制御は、帯電手段に印加するバイアス電圧をオフし、補助帯電手段に印加するバイアス電圧レベルを間欠的に上下させる。
また、本発明の電子写真式の画像形成装置は、像担持体と、像担持体の表面を帯電させる帯電手段と、帯電手段により帯電された像担持体の表面を露光して静電潜像を形成する露光手段と、露光手段により形成された静電潜像を現像してトナー像を像担持体上に形成する現像手段と、を備える。また、現像手段により形成されたトナー像を転写材に転写する転写手段と、転写手段によトナー像転写材に転写された後像担持体上に残留した残トナーに対して電荷を付与する補助帯電手段と、補助帯電手段及び帯電手段を清掃する清掃制御を行う制御手段と、を備える。
そして、制御手段は、第一の基準量を超えるトナー補給量の作像が第一の基準回数を超えて連続した後に、第一の基準量よりも少ない基準量である第二の基準量より少ないトナー補給量の作像が第二の基準回数を超えて連続した場合、次の画像の形成を一時中止し、補助帯電手段及び帯電手段を清掃する清掃制御を行う。
本発明では、このような調整動作のための作像においてトナーを消費した場合においても、それが多くのトナーを消費するものであり、かつ、後続の画像がトナー消費量の少ない低デューティ画像であった場合には補助帯電ブラシ清掃シーケンス実行する。このことで、ユーザに対してカブリを抑えた画像を提供することができる。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の構成図である。 図1の画像形成装置の制御ブロック図である。 図2の画像形成装置によって実行される画像形成処理の手順を示すフローチャートである。 図3のステップS304で実行される作像シーケンスの第1の手順を示すフローチャートである。 図4のステップS412によって実行される補助帯電ブラシ清掃シーケンスの手順を示すフローチャートである。 図3のステップS304で実行される作像シーケンスの第2の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
101 プロセスユニット
102 感光ドラム(像担持体)
103 帯電ローラ(帯電手段)
104 レーザスキャナユニット(露光手段)
105 現像器(現像手段)
107 一次転写ローラ(転写手段)
108 中間転写体
109 補助帯電ブラシ(補助帯電手段)
201 CPU(制御手段)
202 ROM
203 RAM
206 レンダリングプロセッサ(画像情報生成手段)
208 レーザドライバ(露光手段駆動回路)
209 ピクセルカウンタ(露光量カウンタ回路、画像濃度値積算手段)

Claims (6)

  1. 像担持体と、
    前記像担持体の表面を帯電させる帯電手段と、
    前記帯電手段により帯電された前記像担持体の表面を露光して静電潜像を形成する露光手段と、
    前記露光手段により形成された静電潜像を現像して前記像担持体上にトナー像を形成する現像手段と、
    前記現像手段により形成された前記トナー像を転写材に転写する転写手段と、
    前記転写手段により前記トナー像が前記転写材に転写された後前記像担持体上に残留した残トナーに対して電荷を付与する補助帯電手段と
    記補助帯電手段及び前記帯電手段を清掃する清掃制御を行う制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、第一の基準値を超える画像濃度比率の作像が第一の基準回数を超えて連続した後に、前記第一の基準値より小さい基準値である第二の基準値より小さい画像濃度比率の作像が第二の基準回数を超えて連続した場合、次の画像の形成を一時中止して前記清掃制御を行うことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、前記像担持体の積算回転時間と、前記帯電手段のバイアス印加時間の積算時間と、前記現像手段の使用積算時間のうち少なくとも1つの値が予め定められた値を下回る場合に、前記清掃制御を停止することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記露光手段を駆動する露光手段駆動回路を備え、
    前記露光手段駆動回路は露光量を積算する露光量カウンタ回路を有し、
    前記画像濃度比率は前記露光量カウンタ回路から得られる露光積算量から算出されることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記露光手段が露光に用いる入力画像情報を前記露光手段に供給するために生成する画像情報生成手段を備え、
    前記画像情報生成手段は画像領域内の画像濃度値を積算する画像濃度値積算手段を有し、
    前記画像濃度比率は前記画像濃度値積算手段から得られる画像濃度値から算出されることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段による前記清掃制御は、前記帯電手段に印加するバイアス電圧をオフし、前記補助帯電手段に印加するバイアス電圧レベルを間欠的に上下させることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  6. 像担持体と、
    前記像担持体の表面を帯電させる帯電手段と、
    前記帯電手段により帯電された前記像担持体の表面を露光して静電潜像を形成する露光手段と、
    前記露光手段により形成された静電潜像を現像してトナー像を前記像担持体上に形成する現像手段と、
    前記現像手段により形成された前記トナー像を転写材に転写する転写手段と、
    前記転写手段により前記トナー像が前記転写材に転写された後前記像担持体上に残留した残トナーに対して電荷を付与する補助帯電手段と
    記補助帯電手段及び前記帯電手段を清掃する清掃制御を行う制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、第一の基準量を超えるトナー補給量の作像が第一の基準回数を超えて連続した後に、前記第一の基準量よりも少ない基準量である第二の基準量より少ないトナー補給量の作像が第二の基準回数を超えて連続した場合、次の画像の形成を一時中止して前記清掃制御を行うことを特徴とする画像形成装置。
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