JP2009162120A - 圧縮機ユニットの取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】圧縮機が傾くのを防止する。
【解決手段】圧縮機8a及び当該圧縮機8aに接続されるアキュームレータを含む圧縮機ユニットを底フレーム3に対して取り付けるための取付構造であって、圧縮機8aに固定された取付脚2a,2b,2cと、底フレーム3の取付脚2a,2b,2cに対応した位置にそれぞれ配置された支持部3a,3b,3cと、取付脚2a,2b,2cと支持部3a,3b,3cとの間にそれぞれ配置される防振ゴム6a,6b,6cとを有する取付機構A1,B1,C1を備えている。そして、取付機構A1,B1は、取付脚脚2a,2bと支持部3a,3bとの間に配置されるスペーサ7a,7bをそれぞれ有し、取付機構A1,B1,C1は、構成が互いに異なっている。
【選択図】図3

Description

本発明は、圧縮機及び当該圧縮機に接続されるアキュームレータを含む圧縮機ユニットを架台に対して取り付けるための取付構造に関する。
空気調和機の室外機の圧縮機は、運転時の振動や騒音を緩和するために、複数の防振ゴム上に載置される。具体的には、架台に立設された複数の圧縮機取付ボルトのそれぞれに複数の防振ゴムを装着し、当該複数の防振ゴム上に圧縮機の下部に設けられた複数の取付脚をそれぞれ載置している(例えば、特許文献1〜4参照)。
上記特許文献1の圧縮機の支持装置では、架台に載置される防振ゴムの底面部に、放射状の扇形をした複数の凸部を形成することにより、架台と防振ゴムとの接触面積を小さくして、圧縮機からの振動を架台に伝わり難くしている。また、特許文献2には、架台に立設された複数の圧縮機取付ボルトに装着される複数の防振ゴムと、当該複数の防振ゴムのそれぞれの間に設けられる変位阻止部とを一体形成する技術が開示されている。また、特許文献3には、架台に載置される第1防振ゴムと、その第1防振ゴムの上部に載置され且つ圧縮機の取付脚に当接する第1防振ゴムよりも硬度の大きい第2防振ゴムとの2種類の防振ゴムから構成される支持部を備えた圧縮機の防振装置が開示されている。また、特許文献4には、架台に立設された複数の圧縮機取付ボルトに装着される複数の防振ゴムにスプリングを嵌着させる技術が開示されている。
特開2002−235665号公報 特開2003−322205号公報 特開2003−14047号公報 実開昭60−18720号公報
図10は、従来の圧縮機ユニットの取付構造に圧縮機ユニットが取り付けられた状態を示した正面図である。上記した特許文献1〜4には明記されていないが、図10に示すように、圧縮機108aには一般的に蒸発器において完全に蒸発しきれなかった液冷媒を分離するためのアキュームレータ108bが接続されている。このため、圧縮機108aに設けられる3つの取付脚102a〜102cを3つの防振ゴム106a〜106c上にそれぞれ支持させる構成では、アキュームレータ108bに近接する防振ゴム106aが他の防振ゴム106b及び106cに比べて圧縮され、圧縮機108aが傾いてしまうという不都合がある。このように圧縮機108aが傾いた状態では、防振ゴム106a〜106cによる制振機能が十分に発揮されず、圧縮機108aの振動が圧縮機108aとアキュームレータ108bとを接続する配管などに伝達してしまい、騒音が発生したり、配管に過度な応力が加わったりするという問題がある。
そこで、この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、圧縮機が傾くのを防止することが可能な圧縮機ユニットの取付構造を提供することを目的とする。
第1の発明にかかる圧縮機ユニットの取付構造は、圧縮機及び当該圧縮機に接続されるアキュームレータを含む圧縮機ユニットを架台に対して取り付けるための取付構造であって、圧縮機に固定された取付脚と、架台の取付脚に対応した位置に配置された支持部と、取付脚と支持部との間に配置される防振部材とを有する取付機構を複数備え、複数の取付機構は、取付脚、支持部及び防振部材の少なくとも1つの構成が互いに異なる複数種類の取付機構を含んでいる。
この圧縮機ユニットの取付構造では、複数種類の取付機構により圧縮機ユニットを支持することができるので、圧縮機ユニットの重心位置と各取付機構の配置位置との位置関係に応じて各取付機構に加わる荷重が異なる場合でも、取付機構の構成を変更しておくことによって、圧縮機ユニット及び圧縮機が傾くのを防止することができる。
第2の発明にかかる圧縮機ユニットの取付構造は、第1の発明にかかる圧縮機ユニットの取付構造において、複数の取付機構は、取付脚の高さ及び防振部材は同じであって、支持部の高さが互いに異なる複数種類の取付機構を含む。
この圧縮機ユニットの取付構造では、上記したように、圧縮機ユニットの重心位置と各取付機構の配置位置との位置関係に応じて各取付機構に加わる荷重が異なる場合において、その加わる荷重に応じて架台の支持部の高さを調整しておくことによって、圧縮機ユニット及び圧縮機が傾くのを防止することができる。
第3の発明にかかる圧縮機ユニットの取付構造は、第1の発明にかかる圧縮機ユニットの取付構造において、複数の取付機構は、取付脚の高さ及び支持部の高さは同じであって、防振部材が互いに異なる複数種類の取付機構を含んでいる。
この圧縮機ユニットの取付構造では、上記したように、圧縮機ユニットの重心位置と各取付機構の配置位置との位置関係に応じて各取付機構に加わる荷重が異なる場合において、その加わる荷重に応じて防振部材を異ならせておくことによって、圧縮機ユニット及び圧縮機が傾くのを防止することができる。
第4の発明にかかる圧縮機ユニットの取付構造は、第3の発明にかかる圧縮機ユニットの取付構造において、複数種類の取付機構では、防振部材の形状、材質及び硬度の少なくとも1つが異なる。
この圧縮機ユニットの取付構造では、形状、材質及び硬度の少なくとも1つを異ならせることで、単位荷重当たりの圧縮量が異なる複数種類の防振部材を得ることができる。これにより、この複数種類の防振部材を用いて、圧縮機ユニット及び圧縮機が傾くのを防止することができる。
第5の発明にかかる圧縮機ユニットの取付構造は、第1の発明にかかる圧縮機ユニットの取付構造において、複数の取付機構は、取付脚の高さ、支持部の高さ及び防振部材は同じであって、取付脚と支持部との間に配置されるスペーサをさらに有する取付機構を含んでいる。
この圧縮機ユニットの取付構造では、上記したように、圧縮機ユニットの重心位置と各取付機構の配置位置との位置関係に応じて各取付機構に加わる荷重が異なる場合において、その加わる荷重に応じてスペーサを配置しておくことによって、圧縮機ユニット及び圧縮機が傾くのを防止することができる。
第6の発明にかかる圧縮機ユニットの取付構造は、第1〜第5の発明のいずれかにかかる圧縮機ユニットの取付構造において、圧縮機ユニットの重心位置に対する複数の取付機構の配置位置に応じて、複数の取付機構の構成をそれぞれ異ならせる。
この圧縮機ユニットの取付構造では、圧縮機ユニットの重心位置との位置関係によって、圧縮機ユニットから加わる荷重が各取付機構において異なる場合において、容易に圧縮機ユニット及び圧縮機が傾くのを防止することができる。
以上の説明に述べたように、本発明によれば、以下の効果が得られる。
第1の発明では、圧縮機ユニットの重心位置と各取付機構の配置位置との位置関係に応じて各取付機構に加わる荷重が異なる場合でも、取付機構の構成を変更しておけば、圧縮機ユニット及び圧縮機が傾くのを防止することができる。
また、第2の発明では、加わる荷重に応じて架台の支持部の高さを調整しておけば、圧縮機ユニット及び圧縮機が傾くのを防止することができる。
また、第3の発明では、加わる荷重に応じて防振部材を異ならせておけば、圧縮機ユニット及び圧縮機が傾くのを防止することができる。
また、第4の発明では、形状、材質及び硬度の少なくとも1つを異ならせることで、単位荷重当たりの圧縮量が異なる複数種類の防振部材を得ることができる。これにより、この複数種類の防振部材を用いて、圧縮機ユニット及び圧縮機が傾くのを防止することができる。
また、第5の発明では、加わる荷重に応じてスペーサを配置しておけば、圧縮機ユニット及び圧縮機が傾くのを防止することができる。
また、第6の発明では、圧縮機ユニットの重心位置との位置関係によって、圧縮機ユニットから加わる荷重が各取付機構において異なる場合において、容易に圧縮機ユニット及び圧縮機が傾くのを防止することができる。
以下、図面に基づいて、本発明に係る圧縮機ユニットの取付構造の実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る圧縮機ユニットの取付構造を示した分解斜視図であり、図2は、図1に示した圧縮機ユニットの取付構造の平面図である。図3は、図1に示した圧縮機ユニットの取付構造の各取付機構を示した断面図である。図4は、圧縮機ユニットの正面図であり、図5は、図1に示した圧縮機ユニットの取付構造の防振ゴムを示した(a)正面図及び(b)断面図である。以下、図1〜図5を参照して、本発明の第1実施形態に係る圧縮機ユニットの取付構造1について説明する。
本実施形態の圧縮機ユニットの取付構造1は、図1及び図2に示すように、空気調和機の室外機に備えられる圧縮機8a及び当該圧縮機8aに接続されるアキュームレータ8bを含む圧縮機ユニット8(図4参照)を、室外機の底フレーム3に対して取り付けるための取付構造である。本実施形態の圧縮機ユニットの取付構造1では、各々構成が異なる3種類の取付機構A1、B1及びC1により、圧縮機ユニット8を支持している。この圧縮機ユニットの取付構造1では、圧縮機ユニット8の重心位置G2(図2参照)と各取付機構A1、B1,C1との位置関係によって、取付機構A1、B1,C1の防振ゴム6a,6b,6cの圧縮量がそれぞれ異なるが、取付機構A1、B1及びC1の構成を各々異ならせることによって、圧縮機8aを水平に支持している。
本実施形態では、図2に示すように、取付機構A1、B1及びC1は、圧縮機8aの重心G1を中心に120°毎に等間隔で配置されている。また、取付機構A1、B1及びC1は、アキュームレータ8bに近接する側から取付機構A1,取付機構B1、取付機構C1の順に配置されている。この取付機構A1,B1,C1は、図1〜図3に示すように、それぞれ、圧縮機8aの下部側面に固定された取付脚2a,2b,2cと、底フレーム3の取付脚2a,2b,2cに対応した位置に配置された支持部3a,3b,3cと、支持部3a,3b,3cに固定されるボルト4a,4b,4cと、ボルト4a,4b,4cの先端に締め付けられるナット5a,5b,5cと、ボルト4a,4b,4cに装着され且つ取付脚2a,2b,2cと支持部3a,3b,3cとの間に配置される防振ゴム6a,6b,6cとを備えている。そして、本実施形態では、取付機構A1及びB1は、それぞれスペーサ7a及び7bをさらに備えている。
取付機構A1,B1,C1の各取付脚2a,2b,2cは、同一の形状を有する同一の部材であって、圧縮機8aに対して取り付けられる高さも同一である。この取付脚2a,2b,2cは、それぞれ、圧縮機8aの側面に固定される垂直部21a,21b,21cと、当該垂直部21a,21b,21cに対して垂直に屈曲する水平部22a,22b,22cとを有している。水平部22a,22b,22cのそれぞれには、ボルト4a,4b,4cの軸部41a,41b,41cが貫通可能な貫通孔23a,23b,23cが設けられており、貫通孔23a,23b,23cに対して軸部41a,41b,41cが挿入されることにより、水平部22a,22b,22cのそれぞれが防振ゴム6a,6b,6c上に載置される。
取付機構A1,B1,C1の各支持部3a,3b,3cは、円錐台形(断面台形)の同一形状であって、同一の高さを有している。この支持部3a,3b,3cは、それぞれ、底フレーム3の取付脚2a,2b,2cに対応した部分を上方に隆起させることにより形成され、圧縮機8aの振動に対する剛性を確保している。支持部3a,3b,3cの前述した水平部22a,22b,22cに形成される貫通孔23a,23b,23cに対応するそれぞれの部分には、ボルト4a,4b,4cを支持部3a,3b,3cに取り付けるための取付孔31a,31b,31cが設けられている。
取付機構A1,B1,C1の各ボルト4a,4b,4cは、同一の形状を有する同一の部材であって、支持部3a,3b,3cに対する取り付け高さも同一である。この各ボルト4a,4b,4cは、支持部3a,3b,3cの上面に配置される円板形状の鍔部42a,42b,42cと、支持部3a,3b,3cの下面に配置されるかしめ部43a,43b,43cとで底フレーム3が挟持されることによって、底フレーム3に対して立設される。そして、各軸部41a,41b,41cには、防振ゴム6a,6b,6cがそれぞれ装着され、且つ、軸部41a及び41bのそれぞれには、スペーサ7a及び7bがさらに装着される。すなわち、取付機構C1には、スペーサが設けられない。また、軸部41a,41b,41cのそれぞれの先端には、ネジ部44a,44b,44cが形成されており、スペーサ7a,7bや防振ゴム6a,6b,6cを軸部41a,41b,41cに装着して、防振ゴム6a,6b,6c上に取付脚2a,2b,2cを載置した状態で、当該ネジ部44a,44b,44cにナット5a,5b,5cを螺着することにより、圧縮機8aが固定される。
取付機構A1,B1,C1の各防振ゴム6a,6b,6cは、図5に示すように、同一の形状、材質及び硬度を有する同一の部材である。この防振ゴム6a,6b,6cは、圧縮機8aの振動を吸収するために設けられている。特に、胴体部61a,61b,61cは、蛇腹状に形成されており、圧縮機8aの振動を効果的に吸収することができる。この防振ゴム6a,6b,6cのそれぞれには、ボルト4a,4b,4cの軸部41a,41b,41cが貫通可能な貫通孔62a,62b,62cが設けられており、この貫通孔62a,62b,62cに対してボルト4a,4b,4cの軸部41a,41b,41cが挿入されることにより、防振ゴム6a,6b,6cがそれぞれ装着される。
取付機構A1及びB1の各スペーサ7a及び7bは、図3に示すように、圧縮機ユニット8の荷重により圧縮された防振ゴム6a,6b,6cの上端位置の高さが同じになるように調整する機能を有している。具体的には、圧縮機ユニット8が載置された状態において、スペーサ7a及び7bが設けられない取付機構C1の防振ゴム6cの高さH1cに合わせて、取付機構A1のスペーサ7aの高さH2a、及び、取付機構B1のスペーサ7bの高さH2bが設定される。つまり、取付機構A1の防振ゴム6aとスペーサ7aとの高さ(H1a+H2a)と、取付機構B1の防振ゴム6bとスペーサ7bとの高さ(H1b+H2b)と、取付機構C1の防振ゴム6cの高さ(H1c)とが、同じになるようにスペーサ7a及び7bの高さH2a及びH2bが設定される。この実施形態では、アキュームレータ8bに近接する取付機構A1の防振ゴム6aの圧縮量が、取付機構B1の防振ゴム6bの圧縮量より大きくなり、圧縮後の防振ゴム6aの高さH1aが圧縮後の防振ゴム6bの高さH1bより小さくなるので、取付機構A1のスペーサ7aの高さH2aが取付機構B1のスペーサ7bの高さH2bよりも大きくなっている。これにより、3つの取付機構A1、B1及びC1に取り付けられた圧縮機ユニット8の圧縮機8aが水平に保たれる。このスペーサ7a及び7bのそれぞれには、ボルト4a及び4bの軸部41a及び41bが貫通可能な貫通孔71a及び71bがそれぞれ設けられており、この貫通孔71a及び71bに対してボルト4a及び4bの軸部41a及び41bがそれぞれ挿入されることにより、スペーサ7a及び7bがそれぞれ装着される。また、スペーサ7a及び7bは、それぞれ、防振ゴム6a及び6bと、ボルト4a及び4bの鍔部42a及び42bとのそれぞれの間に配置されている。
[第1実施形態の圧縮機ユニットの取付構造の特徴]
本実施形態の圧縮機ユニットの取付構造には、以下のような特徴がある。
この圧縮機ユニットの取付構造では、圧縮機ユニット8の重心G2の位置と各取付機構A1、B1,C1の配置位置との位置関係に応じて圧縮機ユニットから各取付機構A1、B1,C1に加わる荷重が異なって、防振ゴム6a,6b,6cの圧縮量が各々異なる場合において、その圧縮された防振ゴム6a,6b,6cの上端位置の高さが同じになるようにスペーサ7a及び7bを配置することによって、圧縮機ユニット8(圧縮機8a)が傾くのを防止することができる。
(第2実施形態)
図6は、本発明の第2実施形態に係る圧縮機ユニットの取付構造の各取付機構を示した断面図である。なお、スペーサを用いた第1実施形態に係る圧縮機ユニットの取付構造とは異なり、この第2実施形態では、スペーサを用いずに、高さが互いに異なる底フレーム13の支持部13a,13b,13cをそれぞれ含む3種類の取付機構A2,B2,C2により圧縮機ユニットを支持する圧縮機ユニットの取付構造について説明する。なお、圧縮機ユニットの取付構造の支持部を除く取付脚、ボルト、ナット及び防振ゴムは、第1実施形態と同様であるので、第1実施形態と同一の番号を付し、その説明を省略する。
取付機構A2,B2,C2の各支持部13a,13b,13cは、図6に示すように、円錐台形(断面台形)の形状であって、それぞれ高さが異なっている。具体的には、アキュームレータ8bに近づくにしたがって、支持部13a,13b,13cの高さが大きくなっている。また、支持部13a,13b,13cの水平部22a,22b,22cに形成される貫通孔23a,23b,23cに対応するそれぞれの部分には、ボルト4a,4b,4cを支持部13a,13b,13cに取り付けるための取付孔131a,131b,131cが設けられている。
そして、本実施形態では、上記した支持部13a,13b,13cは、圧縮機ユニットの荷重により圧縮された防振ゴム6a,6b,6cの上端位置の高さが同じになるように調整する機能を有している。具体的には、圧縮機ユニット8が載置された状態において、アキュームレータ8bから最も離れた取付機構C2の防振ゴム6cの高さH1cに合わせて、取付機構A2の支持部13aの高さH3a、及び、取付機構B2の支持部13bの高さH3bとがそれぞれ設定される。つまり、取付機構A2の防振ゴム6aと支持部13aとの高さ(H1a+H3a)と、取付機構B2の防振ゴム6bと支持部13bとの高さ(H1b+H3b)と、取付機構C2の防振ゴム6cと支持部13cとの高さ(H1cプ+H3c)とが、同じになるように支持部13a,13b,13cの高さH3a,H3b,H3cが設定される。この実施形態では、アキュームレータ8bに近接する取付機構A2の防振ゴム6aの圧縮量が取付機構B2の防振ゴム6bの圧縮量より大きくなり、圧縮後の防振ゴム6aの高さH1aが圧縮後の防振ゴム6bの高さH1bより小さくなるので、取付機構A2の支持部13aの高さH3aが取付機構B2の支持部13bの高さH3bよりも大きくなっている。これにより、3つの取付機構A2、B2及びC2に取り付けられた圧縮機ユニットの圧縮機8aが水平に保たれる。
(第3実施形態)
図7は、本発明の第3実施形態に係る圧縮機ユニットの取付構造の各取付機構を示した断面図である。なお、スペーサを用いた第1実施形態に係る圧縮機ユニットの取付構造及び支持部の高さを異ならせた第2実施形態に係る圧縮機ユニットの取付構造とは異なり、この第3実施形態では、硬度が異なる防振ゴム26a,26b,26cをそれぞれ含む3種類の取付機構A3,B3,C3により圧縮機ユニットを支持する圧縮機ユニットの取付構造について説明する。なお、圧縮機ユニットの取付構造における防振ゴムを除く取付脚、ボルト、ナット及び支持部は、第1実施形態と同様であるので、第1実施形態と同一の番号を付し、その説明を省略する。
本実施形態では、取付機構A3,B3,C3の各防振ゴム26a,26b,26cは、図7に示すように、同一の形状を有するが、硬度がそれぞれ異なっている。具体的には、アキュームレータ8bに近づくにしたがって、防振ゴム26a,26b、26cの硬度が大きくなっており、且つ、圧縮機ユニット8が載置された状態において、各防振ゴム26a,26b,26cの圧縮量が同じになるように設定されている。これにより、3つの取付機構A3、B3及びC3に取り付けられた圧縮機ユニットの圧縮機8aが水平に保たれる。
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限定されるものでないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明だけではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、上記実施形態では、3つの取付機構により圧縮機ユニットを取り付ける例について説明したが、本発明はこれに限らず、2つ又は4つ以上の取付機構により圧縮機ユニットを取り付けてもよい。また、3つの取付機構を120°毎の等間隔に配置する例について説明したが、本発明はこれに限らず、取付機構の配置位置は任意に設定することができる。
また、上記第1〜第3実施形態では、3つの取付機構の構成をそれぞれ異ならせて、3種類の取付機構により圧縮機ユニットを取り付ける例について説明したが、本発明はこれに限らず、複数種類の取付機構を含めば、必ずしも全ての取付機構の構成を異ならせる必要はない。
また、第1実施形態では、スペーサ7a及び7bを、それぞれ、防振ゴム6a及び6bと、ボルト4a及び4bの鍔部42a及び42bとの間に配置したが、本発明はスペーサの配置場所には限定されない。一例として、図8に示した第1実施形態の変形例のように、スペーサ17を防振ゴム16と取付脚12の水平部122との間に配置してもよい。
また、第3実施形態では、硬度が異なる防振ゴム26a,26b,26cをそれぞれ含む複数種類の取付機構A3,B3,C3で圧縮機ユニット8を支持したが、本発明はこれに限らず、形状又は材質が異なる防振ゴムを備えた複数種類の取付機構で圧縮機ユニットを支持してもよい。一例として、図9に示した第3実施形態の変形例のように、肉厚(形状)が異なる防振ゴム36a,36b,36cをそれぞれ含む複数種類の取付機構A31,B31,C31で圧縮機ユニット8を支持してもよい。この場合、圧縮機ユニット8が載置された状態において、各防振ゴム36a,36b,36cの圧縮量が同じになるように各防振ゴム36a,36b,36cの肉厚が設定される。
また、上記第1実施形態では、スペーサを用いて取付機構の構成を異ならせ、上記第2実施形態では、支持部の高さを異ならせることにより取付機構の構成を異ならせ、上記第3実施形態では、防振ゴムの硬度を異ならせることにより取付機構の構成を異ならせたが、本発明はこれに限らず、圧縮機に取り付けられる取付脚の取付位置を異ならせて取付機構の構成を異ならせてもよい。また、第1〜第3実施形態の取付機構の構成を組み合わせて利用することも可能である。
本発明を利用すれば、圧縮機が傾くのを防止することができる。
本発明の第1実施形態に係る圧縮機ユニットの取付構造を示した分解斜視図である。 図1に示した圧縮機ユニットの取付構造の平面図である。 図1に示した圧縮機ユニットの取付構造の各取付機構を示した断面図である。 図1に示した圧縮機ユニットの取付構造に取り付けられる圧縮機ユニットの正面図である。 図1に示した圧縮機ユニットの取付構造の防振ゴムを示した(a)正面図及び(b)断面図である。 本発明の第2実施形態に係る圧縮機ユニットの取付構造の各取付機構を示した断面図である。 本発明の第3実施形態に係る圧縮機ユニットの取付構造の各取付機構を示した断面図である。 本発明の第1実施形態に係る圧縮機ユニットの取付構造の取付機構の変形例を示した断面図である。 本発明の第3実施形態に係る圧縮機ユニットの取付構造の各取付機構の変形例を示した断面図である。 従来の圧縮機ユニットの取付構造に圧縮機ユニットが取り付けられた状態を示した正面図である。
符号の説明
1 圧縮機ユニットの取付構造
2a,2b,2c,12 取付脚
3 底フレーム(架台)
3a,3b,3c,13a,13b,13c 支持部
6a,6b,6c,16,26a,26b,26c,36a,36b,36c 防振ゴム
7a,7b,17 スペーサ
8 圧縮機ユニット
8a 圧縮機
8b アキュームレータ
A1,B1,C1,A2,B2,C2,A3,B3,C3,A31,B31,C31 取付機構

Claims (6)

  1. 圧縮機及び当該圧縮機に接続されるアキュームレータを含む圧縮機ユニットを架台に対して取り付けるための取付構造であって、
    前記圧縮機に固定された取付脚と、
    前記架台の前記取付脚に対応した位置に配置された支持部と、
    前記取付脚と前記支持部との間に配置される防振部材とを有する取付機構を複数備え、
    前記複数の取付機構は、前記取付脚、前記支持部及び前記防振部材の少なくとも1つの構成が互いに異なる複数種類の取付機構を含むことを特徴とする、圧縮機ユニットの取付構造。
  2. 前記複数の取付機構は、前記取付脚の高さ及び前記防振部材は同じであって、
    前記支持部の高さが互いに異なる複数種類の取付機構を含むことを特徴とする、請求項1に記載の取付構造。
  3. 前記複数の取付機構は、前記取付脚の高さ及び前記支持部の高さは同じであって、
    前記防振部材が互いに異なる複数種類の取付機構を含むことを特徴とする、請求項1に記載の圧縮機ユニットの取付構造。
  4. 前記複数種類の取付機構では、前記防振部材の形状、材質及び硬度の少なくとも1つが異なることを特徴とする、請求項3に記載の圧縮機ユニットの取付構造。
  5. 前記複数の取付機構は、前記取付脚の高さ、前記支持部の高さ及び前記防振部材は同じであって、
    前記取付脚と前記支持部との間に配置されるスペーサをさらに有する取付機構を含むことを特徴とする、請求項1に記載の圧縮機ユニットの取付構造。
  6. 前記圧縮機ユニットの重心位置に対する前記複数の取付機構の配置位置に応じて、前記複数の取付機構の構成をそれぞれ異ならせることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の圧縮機ユニットの取付構造。
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