JP2009160783A - 液体収容容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 液体残量等の液体検出結果を直接的に液体消費装置に伝達できる簡易な構造として、部品点数を低減してコストダウンを図ることができる液体収容容器を提供すること。
【解決手段】 液体収容部120Aと、液体収容部に貯留した液体を液体消費装置211に供給する液体供給口134Aとを備え、液体消費装置の容器ホルダ200に着脱される液体収容容器である。液体収容容器の外面に露出し、液体収容容器の装着時に容器ホルダに設けられた第1の固定接点282と対向する位置に配置される接点部材140Aを設けた。接点部材140Aは、液体収容部内の圧力に応じて変位して、第1の固定接点と直接接触する導通状態と、第1の固定接点に接触しない非導通状態とに切り替えられる。
【選択図】 図4
【解決手段】 液体収容部120Aと、液体収容部に貯留した液体を液体消費装置211に供給する液体供給口134Aとを備え、液体消費装置の容器ホルダ200に着脱される液体収容容器である。液体収容容器の外面に露出し、液体収容容器の装着時に容器ホルダに設けられた第1の固定接点282と対向する位置に配置される接点部材140Aを設けた。接点部材140Aは、液体収容部内の圧力に応じて変位して、第1の固定接点と直接接触する導通状態と、第1の固定接点に接触しない非導通状態とに切り替えられる。
【選択図】 図4
Description
本発明は、インクカートリッジ等に好適な液体収容容器に関する。
液体消費装置例えばプリンタに着脱される液体収容容器例えばインクカートリッジでは、インク残量の検出が行なわれている。
特許文献1では、インクカートリッジのインク供給口に接続されるインク残量検出装置を用意し、このインク残量検出装置を経由して記録ヘッドにインクを供給している。
インク残量検出装置は、インクの通路であるインク室が、インク残量検出装置のカバーとベローズとによって区画されている。インク室の一部を形成するベローズは、インク室内の液圧変化によって弾性変形する。液圧が高い状態では、ベローズは膨張して検知部材と接触し、インク有りが検出される。インクが無くなるとベローズは収縮して検知部材とは非接触となり、インク無しが検出される。
特許文献2では、インク残量に応じてダイヤフラムを変位させ、ダイヤフラムにより位置規制されるアクチュエータの位置を光学的に認識して、インクの有無を検出している。
特許文献3では、インクカートリッジ内に、インク室とは別個に、インク室と連通するバッファ室を設けている。バッファ室は、インク室内のインク圧力により変位する。インクカートリッジ内には、バッファ室の容積変化を検出する検出機構が設けられ、バッファ室と接触することでインク有りが検出され、バッファ室と非接触となることでインク無しが検出される。
特開昭63−247046号公報
特開平9−164704号公報
特開2004−306604号公報
特許文献1−3のいずれも、インク室内のインク圧力に応じて変位するベローズ、ダイヤフラムまたはバッファ室を設けることで、その変位を検出してインクの有無を検出できる。
インクの有無は、プリンタ本体側に伝達しなければならないが、特許文献1,3ではインクカートリッジからプリンタ本体側への情報伝達については無言であり、特許文献1の検知部材及び特許文献3の検出機構からプリンタ本体へ電気信号等を伝達するための部材を、プリンタ本体側及び/またはインクカートリッジ側に別途設けなければならない。このため、ベローズまたはバッファ室や、検知部材または検出機構に加えてさらに部品が追加され、部品点数が多く高価となる。
特許文献2では、インクカートリッジに設けたダイヤフラムの位置を、インクカートリッジ内のインクをポンプ駆動するアクチュエータや光学センサなどを用いて検出しているため、やはり部品点数が多く高価となる。
本発明の目的は、液体残量等の液体検出結果を直接的に液体消費装置に伝達できる簡易な構造として、部品点数を低減してコストダウンを図ることができる液体収容容器を提供することにある。
本発明の一態様は、液体収容部と、前記液体収容部に貯留した液体を液体消費装置に供給する液体供給口とを備え、前記液体消費装置の容器ホルダに着脱される液体収容容器において、
前記液体収容容器の外面に露出し、前記液体収容容器の装着時に前記第1の固定接点と対向する位置に配置される接点部材を設け、
前記接点部材は、前記液体収容部内の圧力に応じて変位して、前記容器ホルダに設けられた第1の固定接点と直接接触する導通状態と、前記第1の固定接点に接触しない非導通状態とに切り替えられることを特徴とする。
前記液体収容容器の外面に露出し、前記液体収容容器の装着時に前記第1の固定接点と対向する位置に配置される接点部材を設け、
前記接点部材は、前記液体収容部内の圧力に応じて変位して、前記容器ホルダに設けられた第1の固定接点と直接接触する導通状態と、前記第1の固定接点に接触しない非導通状態とに切り替えられることを特徴とする。
本発明の一態様によれば、液体収容容器の外面に露出させて、液体収容部内の圧力に応じて変位する接点部材を設けているので、液体消費装置の容器ホルダ側の第1の固定接点に対して液体収容容器側の接点部材を直接的に接離させることができる。ここで、接点部材が変位するための圧力とは、液体圧力であっても良いし、あるいは液体排出後の負圧等であってもよい。本発明の一態様では、簡単で部品点数が少ない構造でかつ安価でありながら、液体収容部内の液体検出を実現できる。
本発明の一態様では、前記液体収容容器の外面に露出し、前記液体収容容器の装着時に、前記容器ホルダの第2の固定接点に接続される回路基板をさらに有し、前記接点部材が変位する方向は、前記回路基板の表面と平行な面に対して交差する方向とすることができる。
液体収容容器の外面に露出した回路基板は弾性を呈しないので、これと接続される第2の固定接点が弾性を有し(例えばコネクタの端子)、その弾性変形方向は回路基板の表面と平行な面に対して交差する方向である。接点部材が変位する方向も、回路基板の表面と平行な面に対して交差する方向で同じとなる。このため、液体収容器側の接点部材及び回路基板と電気的に接続される液体消費装置側の部材(回路基板、コネクタなど)を一箇所にまとめて配置できる。
本発明の一態様では、前記回路基板は、前記液体収容容器の装着時に、前記容器ホルダに固定された装置側回路基板と平行に配置することができる。
この場合、液体収容容器側の回路基板と装置側回路基板との平行面間にコネクタを配置するだけで、両者を電気的に接続することができる。
前記接点部材及び前記回路基板を、前記液体収容容器の装着時の前記液体供給口の位置よりも上方位置に配置することができる。
こうすると、液体供給口から液漏れがあったとしても、電気的接続部には漏れた液が飛翔せず、接続不良などを防止できる。
本発明の一態様では、前記接点部材は、前記液体供給口に対して前記回路基板の位置よりも離れた位置に配置することができる。例えば、液体収容容器の装着方向が水平方向である場合には、前記接点部材は、前記液体収容容器の装着時の前記回路基板の位置よりも高さ方向にて液体供給口よりも離れた上方位置に配置することができる。こうすると、液体収容容器側の回路基板と装置側回路基板との平行面間にコネクタを配置して両者を電気的に接続する一方で、液体収容容器側の接点部材は装置側回路基板と直接接続することができる。液体収容容器の装着方向が重力下方である場合にも、前記接点部材は、前記液体収容容器の装着時の前記回路基板の位置よりも高さ方向にて液体供給口よりも離れた上方位置に配置することができる。この場合にも、液体供給口から液漏れがあったとしても、接点部材には漏れた液が飛翔せず、接続不良などを防止できる。
本発明の一態様では、前記接点部材を、前記液体収容容器を前記容器ホルダに挿入する時の挿入方向にて、前記回路基板よりも下流側に配置することができる。
こうすると、液体収容容器を容器ホルダに装着する過程での挿入時に、液体収容容器側の回路基板と装置側回路基板と間を接続するコネクタが、接点部材と干渉しない。また、挿入時に接点部材が装置側回路基板等と弾性的に接触するタイプにあっては、接点部材が装置側回路基板等と摺接する距離を短くできる。
本発明の一態様では、前記接点部材が前記第1の固定接点と導通する時の接触位置を、前記回路基板が前記第2の固定接点と接触するパターン面の延長線上の位置と実質的に同一としてもよい。
こうすると、液体収容容器側の回路基板及び接点部材と、装置側回路基板との間にコネクタを配置して、第1,第2の固定接点を共にコネクタに配置することができる。
本発明の一態様では、前記接点部材は、前記第1の固定接点と接触する方向に膨出する膨出部を含み、前記膨出部は、前記液体収容部内の圧力低下によって前記第1の固定接点と離れる方向に変形するようにしても良い。
こうすると、接点部材の膨出部は液体収容部内の圧力低下によって膨出状態が解除され、その変位量に基づいて第1の固定接点との電気的な接続/非接続を切り替えることができる。膨出部は、接点部材自体の弾性力によって維持されても良いし、あるいは液体収容部内の圧力によって維持されても良い。
本発明の一態様では、前記膨出部が膨出する方向は、前記液体収容容器を前記容器ホルダに対して挿脱する時の挿脱方向に対して垂直とすることができる。
こうすると、膨出部による押圧力は、特に液体収容容器を離脱させる方向に作用しない。このため、液体収容容器の装着状態を阻害する力を排除できる。
本発明の一態様では、前記膨出部は、前記第1の固定接点と接触する方向に常時は膨出している保形性を有し、前記接点部材は、前記液体収容部内が負圧になることによって前記第1の固定接点と離れる方向に変形するようにしてもよい。
つまり、膨出部の膨出状態は、接点部材自体の保形性によって維持されているものである。この場合、負圧などの大きな外力が作用しない限り膨出部は維持され、一旦膨出状態が排除された場合には他の外力が作用しない限り膨出状態に復帰することはない。よって、液体の有無を正確に検出することができる。また、接点同士が短時間に接離を繰り返すようなチャタリングを生ずることがない。
本発明の一態様では、前記接点部材はダイヤフラムを含み、前記ダイヤフラムは、前記液体収容容器内の液体圧力が作用することで膨出し、前記液体収容容器内の液体圧力が作用しなくなると前記第1の固定接点と離れる方向に変形するものであってもよい。なお、ダイヤフラムが絶縁体の時には、ダイヤフラムの露出面に導電性部材を配置すれば良い。
本発明の一態様では、前記接点部材は弾性体が好ましく、さらに好ましくは、弾性体は導電性を有することが好ましい。例えば、接点部材は、ゴムまたはエラストマに導電粒子を分散させた複合材料を含むことができる。こうすると、弾性体の弾性力にて膨出部の形状を維持でき、さらには弾性体と導電性部材との2ピースで形成する必要がないからである。加えて、導電性ゴムまたは導電性エラストマの接触抵抗が荷重によって段階的に変わるため、チャタリングが発生しにくい。
本発明の一態様では、前記液体消費装置から供給される加圧流体の導入口をさらに有し、前記液体収容部内の液体は前記加圧流体によって加圧されて前記液体供給口より前記液体消費装置に供給されてもよい。
つまり、本発明は液体収容容器内の液体を吸引するものに限られずに、加圧流体によって加圧して供給するものであっても良い。
次に、本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明する本実施形態は特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではなく、本実施形態で説明される構成の全てが本発明の解決手段として必須であるとは限らない。
(液体消費装置の概要)
図1は本発明の一実施形態に係る液体消費装置の概略構成図である。本実施形態に係る液体消費装置としてのインクジェット式記録装置211は、図1に示すように、略矩形箱状をなす本体ケース212を備える。本体ケース212内の前方下部には、プラテン213が主走査方向となる本体ケース212の長手方向(図1において左右方向)に沿うように配設されている。プラテン213は、ターゲットとしての記録用紙Pを支持する支持台である。プラテン213上には、図示しない紙送り機構により記録用紙Pが主走査方向と直交する副走査方向に沿って給送されるようになっている。
図1は本発明の一実施形態に係る液体消費装置の概略構成図である。本実施形態に係る液体消費装置としてのインクジェット式記録装置211は、図1に示すように、略矩形箱状をなす本体ケース212を備える。本体ケース212内の前方下部には、プラテン213が主走査方向となる本体ケース212の長手方向(図1において左右方向)に沿うように配設されている。プラテン213は、ターゲットとしての記録用紙Pを支持する支持台である。プラテン213上には、図示しない紙送り機構により記録用紙Pが主走査方向と直交する副走査方向に沿って給送されるようになっている。
本体ケース212内においてプラテン213の後部上方には、主走査方向に沿って棒状のガイド軸214が架設されている。このガイド軸214にはキャリッジ215がガイド軸214に沿って移動自在に支持されている。
また、本体ケース212内の後方側面においてガイド軸214の両端部と対応する位置には、駆動プーリ216及び従動プーリ217が回転自在に支持されている。駆動プーリ216にはキャリッジモータ218が連結されるとともに、一対のプーリ216,217間にはキャリッジ215を支持した無端状のタイミングベルト219が掛装されている。したがって、キャリッジ215は、キャリッジモータ218の駆動により、ガイド軸214に沿って主走査方向に往復移動可能となっている。
本体ケース212内の一端側(図1では右端側)には、箱形状をなす容器ホルダとしてのカートリッジホルダ200が設けられている。カートリッジホルダ200は、その前壁及び上壁前部にあたる部分が開閉可能な蓋部221として構成されている。ユーザーは、この蓋部221を開放状態とすることで、液体収容容器としてのインクカートリッジ100を着脱交換することができる。すなわち、カートリッジホルダ200には、液体としてのインクの色毎に用意された複数個(本実施形態においては5個)のインクカートリッジ100が、蓋部221を開放状態としたもとで、前後方向への挿脱動作を伴って着脱されるようになっている。
各インクカートリッジ100は、カートリッジホルダ200に装着された場合、それぞれ対応する各インク供給路223の上流端に接続されるようになっている。また、各インク供給路223の下流端は、キャリッジ215上に搭載されたバルブユニット224の上流側とそれぞれ接続される。バルブユニット224の下流側は、キャリッジ215の下面側に設けられた液体噴射ヘッドとしての記録ヘッド225に接続されている。そして、インク供給路223及びバルブユニット224は、インクカートリッジ100から供給された液体を記録ヘッド225に供給する液体供給機構を構成している。
カートリッジホルダ200とプラテン213との間には、記録ヘッド225の退避位置となるホームポジションHPが設けられている。そして、印刷の開始前などには、このホームポジションHPにおいて記録ヘッド225に対するクリーニング等、各種メンテナンス処理が実行される。
本体ケース212の内部において、カートリッジホルダ200の上方となる位置には、加圧ポンプ226が配置されている。加圧ポンプ226は、加圧空気(加圧流体)の供給源であり、加圧空気供給路227の上流端に接続されている。加圧空気供給路227は、加圧ポンプ226の下流側に配設された分配器228を境にインクカートリッジ100の個数と同数に分岐されている。分岐された加圧空気供給路227の下流端は、それぞれ対応するインクカートリッジ100に接続されている。加圧ポンプ226、加圧空気供給路227、及び分配器228は、インクカートリッジ100に加圧流体を供給する加圧流体供給機構を構成している。本実施形態では、加圧流体として空気を用いているが、空気と異なる気体や液体等を用いても良い。なお、インクカートリッジ100に加圧流体を供給しない場合には、この加圧流体供給機構を削除することができる。
図2は複数のインクカートリッジ100を装着するカートリッジホルダ200を斜め上方から示す斜視図である。カートリッジホルダ200は、図2に示すように、側面視略L字状をなすホルダ本体240と、断面コ字状をなす枠体260とで構成されている。
カートリッジホルダ200は、図2に示すように、水平な基板241と垂直な本体ボックス244とで側面視略L字状をなすホルダ本体240と、断面コ字状をなす枠体260とを組み合わせて構成されている。
ホルダ本体240の基板241は、インクカートリッジ100がカートリッジホルダ200に装着された場合に、各インクカートリッジ100を並列配置態様にして載置するための支持台である。基板241上には、複数のガイドレール33が前後方向に沿って延びるように列設されている。ガイドレール33は、インクカートリッジ100をホルダ200に着脱する際に、インクカートリッジ100を案内するためのものである。カートリッジホルダ200の内部は、ガイドレール33によって、5つのカートリッジスロット7A、7B、7C、7D、7Eに区画される。カートリッジスロット7A〜7Eは、それぞれ各色のインクカートリッジ100を個別に収容する容器装着部として機能する。
ホルダ本体240の本体ボックス244は、インクカートリッジ100が装着された時にインクカートリッジを装着位置にてロックする機構や、インクカートリッジ100のインク供給口に差し込まれるインク針等を備えている。また、この本体ボックス244に、インクカートリッジ100と電気的に接続される装置側回路基板を備えることができるが、これについては後述する。
枠体260は、一対の支持側壁262,262と、これら支持側壁262,262の上端縁を連結する天壁263とを備えている。枠体260は、金属板により一体にプレス成形されている。
(液体収容容器の第1実施形態)
図1に示す液体収容容器100の第1実施形態であるインクカートリッジ100Aについて、図3〜図6を参照して説明する。図3はインクカートリッジ100Aの単品状態を模式的に示している。
図1に示す液体収容容器100の第1実施形態であるインクカートリッジ100Aについて、図3〜図6を参照して説明する。図3はインクカートリッジ100Aの単品状態を模式的に示している。
図3において、インクカートリッジ100Aは、ケース110A内にインク収容部(液体収容部)120Aを保持している。インクを収容したインク収容部120Aには、インク導出部材130Aの基端132Aが連結されている。インク導出部材130Aの自由端がインク供給口134Aとされる。インク供給口134Aにはシール部材136Aが配置される。なお、図3に示す方向Aとは、インクカートリッジ100Aを図1及び図2のインクカートリッジホルダ200に挿入する方向である。インク供給口134Aは、挿入方向Aの挿入先端側に配置されている。
インク導出部材130Aは、基端132Aとインク供給口134Aとの間に分岐管138Aを有する。この分岐管138Aは、インクカートリッジ100Aがホルダ200に装着された状態にて、例えば鉛直上方に延びている。そして、分岐管138Aの上方端は、接点部材140Aにより封止されている。
本実施例の接点部材140Aは、導電性を有する弾性体、例えば導電性ゴムにて形成されている。この接点部材140Aは、ケース110Aよりも外部に露出している。接点部材140Aは、外部に露出した領域に導電性があればよく、例えばゴム又はエラストマに導電性粒子を散在させた複合材料や、絶縁ゴムの露出面に導電性薄膜等を形成したものであっても良い。
接点部材140Aは、インク収容部120Aにインクを充填させた初期状態にあっては、図3に示すよう外方に膨出した形状、本実施形態では湾曲状に膨出した形状となっている。従って、接点部材140Aは膨出部を含んでいる。
この接点部材140Aと隣接して、ケース110Aの天面112Aには回路基板150Aが配置されている。回路基板150Aは、接点パッド152Aが形成された表面が、天面112Aより露出している。回路基板150Aの裏面には記憶回路154Aが配置されている。この記憶回路154Aには、インク収容部120Aに収容されたインクの情報、例えばインクの種類等が記憶されている。
図4は、図3に示すインクカートリッジ100Aを、図1及び図2に示すカートリッジホルダ200に装着した状態を模式的に示す縦断面図である。図4において、カートリッジホルダ200にインクカートリッジ100Aが装着されると、本体ボックス244に設けられたインク供給針(液体供給針)270が、シール部材136Aを介して液体供給口134Aに刺入される。なお、第1実施形態では、図1にて説明した加圧流体供給機構は用いていない。インク収容部120A、インク導出部130A及びインク供給針270を介して、本体装置側にインクが吸引されて、図1の記録ヘッド225に供給されるようになっている。
カートリッジホルダ200の本体ボックス244には、装置側回路基板として、記憶回路制御基板280が支持されている。この記憶回路制御基板280は、インクカートリッジ100Aの装着時には、インクカートリッジ100Aの回路基板150Aと平行な関係にある。この記憶制御回路基板280上のパターンを含む接点と常時接続されているコネクタ290Aが、本体ボックス244に設けられている。このコネクタ290Aは、インクカートリッジ100Aに保持された回路基板150Aの接続パッド152Aと接触する。本実施形態では、回路基板150Aと電気的に接続されるコネクタ290Aに、回路基板150Aとの接点(第2の固定接点)が設けられる。なお、図4では明示していないが、後述する図5及図6に示すように、記憶回路制御基280には、接点部材140Aと電気的に接続される電極バッド282,282(第1の固定接点)が設けられている。
また、図3にて説明したように、膨出部を含む接続部材140Aが、回路基板150Aよりもインク供給口134Aから離れた位置、例えば回路基板150Aよりもインク供給口134Aから鉛直上方に遠い位置に配置されている。このため、インクカーカートリッジ100Aの装着時には、接続部材140Aと回路基板150Aとの間の段差領域にコネクタ290が配置され、コネクタ290Aとインクカーカートリッジ100Aとが干渉しない。また、接点部材140Aは、インクカートリッジ100をインクカートリッジホルダ200に挿入する時の挿入方向にて、回路基板150Aよりも下流側に配置されている。このため、挿入時に接点部材140Aがコネクタ290Aに干渉することはない。
ここで、ケース110Aの外面に露出した回路基板150Aは弾性を呈しないので、これと接続されるコネクタ290Aの端子(第2の固定接点)が弾性を有し、その弾性変形方向は回路基板150Aの表面と平行な面に対して交差する方向である。一方、接点部材140Aが変位する方向も、回路基板150Aの表面と平行な面に対して交差する方向で同じとなる。このため、インクカートリッジ100A側の接点部材140A及び回路基板150Aと電気的に接続される液体消費装置側の部材である記憶回路制御基板280及びコネクタ290Aを一箇所にまとめて配置できる。
インクカートリッジ100Aをインクカーリッジホルダ200に対して、図3の矢印A方向に挿入する。挿入末端側では、コネクタ290Aの接点が回路基板150A上を弾性的に接触され、さらにインクカートリッジ100Aを挿入すると、接点部材140Aの膨出部が記憶回路制御基板280の電極パッド282,282と弾性的に接触する。接点部材140Aの膨出部が記憶回路制御基板280の固定接点(本実施形態では2つの電極パッド282,282)と弾性的に接触する状態を「導通状態」と称する。回路基板150Aが接点部材140よりも挿入方向Aの上流側にあるので、接点部材140Aは挿入の最終段階で初めて記憶回路制御基板280と接触する。よって、接点部材140が記憶回路制御基板280と長い距離に亘って摺接することがない。
インクカートリッジ100のインクカーリッジホルダ200への装着が完了した時点では、図4の通りとなり、インクカートリッジ100Aの接点部材140A及び回路基板150Aは共に、装置本体側の記憶回路制御基板280と電気的に接続される。このとき、インクカートリッジ100Aの挿入方向A及び離脱方向Bに対して、接点部材140A及びコネクタ290Aが弾性的に押圧する方向が直交している。つまり、電気的接触維持のための弾性力は、インクカートリッジ100Aを離脱方向Bに沿って離脱させることはない。
この状態で、図1に示すインクジェット式記録装置211での印字動作が可能となる。印字が開始されると、インク収容部120A、インク導出部130A及びインク供給針270を介して、本体装置側にインクが吸引されて、図1の記録ヘッド225に供給される。このとき、インク針270に刺入されたシール部材136Aとインク供給口134Aとの間からインク漏れが仮に生じたとしても、電気的接続状態に悪影響はない。接続部材140Aと回路基板150Aとが、インク供給口134Aよりも鉛直方向上方に位置しているからである。
印字に伴ってインク収容部120A内のインクが消費される。ただし、図5に示すように、インク収容部120aに連通した分岐管130Aにインクが存在する限り、接点部材140Aの膨出状態はインクの液圧によって維持され、膨出部を消滅させる外力は何ら作用しない。よって、接点部材140Aは記憶回路制御基板280の例えば2つの電極パッド282,282との接触、すなわち導通状態が維持される。装置本体側では、記憶回路制御基板280の2つの電極パッド282,282が接点部材140Aによって短絡されている限り、「インク有り」と判断できる。
インク収容部120A内のインクが消費されると、ついにはインク収容部120A及び分岐管130A内のインクがなくなる。こうなると、接点部材140Aにはインクの液圧が作用しない。そればかりか、インク針270からの吸引によって分岐管130A内は負圧になるので、接点部材140Aは負圧によって膨出部が消滅し、例えば図6に示すように平坦状態となる。
本実施形態では、接点部材140Aの膨出状態は導電性ゴム自体の弾性力による保形性により維持され、この膨出状態を消滅させる強い力(上述した負圧)が作用しない限り、膨出状態を維持できる。よって、本実施形態の接点部材140Aとは、主として保形性によって膨出状態が維持され、インク無し時の負圧が作用して初めて膨出状態が消滅する。
接点部材140Aの膨出状態が消滅すると、図6に示すように、接点部材140Aは、記憶回路制御基板280の2つの接続パッド282,282から離れ、電気的接続状態が解除される。このように、接点部材140Aの膨出部が記憶回路制御基板280の固定接点(本実施形態では2つの電極パッド282,282)と弾性的に接触しない状態を「非導通状態」と称する。非導通状態では、記憶回路制御基板280の2つの電極パッド282,282が接点部材140Aによって短絡されなくなるので、装置本体側で「インク無し」と判断できる。
上述の通り、図5に示す接点部材140Aの膨出部の膨出状態は、接点部材140A自体(例えば導電性ゴム等の弾性体)の弾性力によって維持されているものである。この場合、負圧などの大きな外力が作用しない限り膨出部は維持され、一旦膨出状態が消滅された場合には他の外力が作用しない限り膨出状態に復帰することはない。よって、本実施形態では、液体の有無を正確に検出することができる。また、接点同士が短時間に接離を繰り返すような、チャタリングを生ずることがない。
(液体収容容器の第2実施形態)
次に、図7〜図9を参照して、液体収容容器の第2実施形態について説明する。図7は、第1実施形態の図4と同様、インクカートリッジ100Bをインクカートリッジホルダ200に装着した状態を示している。なお、図7〜図9に示す部材のうち、図3〜図6に示す第1実施形態の部材と同一機能を有する部材の符号については、数字に添えたアルファベットをAからBに変更し、各部材についての重複した説明は省略する。
次に、図7〜図9を参照して、液体収容容器の第2実施形態について説明する。図7は、第1実施形態の図4と同様、インクカートリッジ100Bをインクカートリッジホルダ200に装着した状態を示している。なお、図7〜図9に示す部材のうち、図3〜図6に示す第1実施形態の部材と同一機能を有する部材の符号については、数字に添えたアルファベットをAからBに変更し、各部材についての重複した説明は省略する。
第2実施形態では、インク収容部120B内のインクを供給する方法が第1実施形態とは異なる。第2実施形態に係るインクカートリッジ100Bは、インク収容部120Bの周囲に、加圧流体導入口162と連通されかつ密閉された加圧流体導入部160を有する。加圧流体導入口162は、インク供給口134Bと同様に、インクカートリッジ100Bの挿入方向Aの挿入先端側にて開口している。
また、第2実施形態に係るインクカートリッジ100Bに配置されたインク収容部120Bは、可撓性を有し、加圧流体導入部160に導入された加圧流体の圧力によって、内部のインクが消費されるに従い追従変形する。インク収容部120Bは、例えば樹脂フィルム層の上にアルミニウム層が積層形成されたアルミラミネート複層フィルムにより形成された可撓性袋体とすることができる。
さらに、第2実施形態では、分岐管138Bの上方開放端に位置する接点部材140Bが、第1実施形態の接点部材140Aとは異なる。本実施形態の接点部材140Bは、ダイヤフラム142Bと、その露出面側に配置された導電部材144Bとを有する。
装置本体側に記憶回路制御基板280が支持されている点では第1,第2実施形態間で変わりはないが、第2実施形態に用いるコネクタ290Bは第1実施形態のコネクタ290Aとは異なる。つまり、コネクタ290Bは第1,第2の固定接点を共に有し、インクカートリッジ100B側の接点部材140Bと回路基板150Bの双方に接続される。そして、ダイヤフラム142Bは、加圧流体によって加圧されたインク収容部120B内のインク圧力が作用することで膨出して、導電部材144Bがコネクタ290Bの第1の固定接点と接続される。加圧流体によって加圧されたインク圧力が作用しなくなると、ダイヤフラム142Bは、導電部材144Bがコネクタ290Bの第1の固定接点と離れる方向に変形する。
第1,第2の固定接点を含むコネクタ290Bを用いていることから、第2実施形態の接点部材140Bがケース110Bに取り付けられる位置が、第1実施形態とは異なる。つまり、接点部材140Bがコネクタ290Bの第1の固定接点と導通する時の接触位置は、回路基板150Bがコネクタ290Bの第2の固定接点と接触するパターン面の延長線上の位置と実質的に同一である。
この第2実施形態によれば、インクカートリッジ100Bを図7の挿入方向Aに挿入した場合、インク針270が刺入され、回路基板150Bがコネクタ290Bを介して記憶回路制御基板280と電気的に接続され、接点部材140Bがコネクタ290Bの第1の固定接点と対向する位置に配置される(電気的接続については後述)。加えて、装置本体側の加圧流体供給部材300が、インクカートリッジ100Bの加圧流体導入口162に接続される。
ここで、ダイヤフラム142Bの膨張状態を図8に、ダイヤフラム142Bの非膨張状態を図9に示す。図8及び図9は、共にインクが充填されている状態であるが、ダイヤフラム142Bの状態は異なる。なぜなら、図8では加圧流体が導入されている加圧状態であり、加圧流体によって加圧されたインク圧力が作用して、ダイヤフラム142Bが膨張状態となるからである。図9では加圧流体が導入されていない非加圧状態を示している。この場合、インク液圧がダイヤフラム142Bに作用しなくなるので、ダイヤフラム142Bは非膨張状態となる。インクがなくなったときも、もはやインク圧力がダイヤフラム142Bに作用しないので、「インク無し」の状態と「非加圧状態」は同じ状態となる。
つまり、第2実施形態では、「加圧状態」でかつ「インク有り」の時のみダイヤフラム42Bが膨張状態となって、図8の通り接点部材140Bがコネクタ290Bの第1の固定接点と接続される。それ以外の状態として、「非加圧状態」(「インク有り」の時も含む)及び「インク無し」の時に、図8の通り接点部材140Bがコネクタ290Bの第1の固定接点と離れる。すなわち、第2実施形態では、「加圧状態」でかつ「インク有り」の時に導通状態となり、「非加圧状態」または「インク無し」の時に非道通状態となる。
以上のことから、インクカートリッジ100Bを挿入する時には、「非加圧状態」であることから、接点部材140Bはコネクタ290Bに接触することがない。この点は第1実施形態よりも優れている。逆に、ダイヤフラム142Bは第1実施形態の接点部材140A(例えば導電性ゴム)よりもインク圧力に敏感であるので、チャタリング防止効果は第1実施形態の方が優れているといえる。ただし、第2実施形態では接点部材140Bを直接に記憶回路制御基板280に接触させずにコネクタ290Bを介在させた。この理由は、コネクタ290Bの第1接点が弾性を有するので、ダイヤフラム142Bがある微小に変位したとしても接点部材140Bとの電気的接続を維持できるからである。よって、第2実施形態では接点部材140Bにコネクタ290Bを併用することで、チャタリングを低減できる。それ以外の点は、第2実施形態では説明を省略するが、第1,第2実施形態共に同等の効果がある。
なお、上記のように本実施形態について詳細に説明したが、本発明の新規事項および効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できるものである。従って、このような変形例はすべて本発明の範囲に含まれるものとする。例えば、明細書又は図面において、少なくとも一度、より広義または同義な異なる用語と共に記載された用語は、明細書又は図面のいかなる箇所においても、その異なる用語に置き換えることができる。
例えば、上記実施形態ではインクカートリッジ100A,100Bを水平方向に挿入する例を示したが、インクカートリッジ100A,100Bを鉛直下方に挿入するように容器ホルダ200が配置されても良い。この場合にも、接点部材140A,142A及び回路基板150A,150Bは供給口134A,134Bよりも鉛直上方に配置されるので、同様に液漏れ対策ができる。
また、本発明の第1実施形態は第2実施形態のように加圧流体を導入して液体を供給するように変形しても良い。本発明の第2実施形態は第1実施形態のように加圧流体を導入せずに液体を供給するように変形しても良い。
本発明の第2実施形態では、接点部材140Bをダイヤフラム142Bと導電性部材144Bとで形成したが、これに限定されない。ダイヤフラム142Bの一部又は全部を、ゴム又はエラストマに導電性粒子を散在させた複合材料等にて形成しても良い。
また、液体検出の目的としては、液体残量の検出以外にも、例えば液体圧力を検出するものであっても良い。
また、本発明の液体収容容器の用途は、インクジェット記録装置のインクカートリッジに限らない。微小量の液滴を吐出させる液体噴射ヘッド等を備える各種の液体消費装置に流用可能である。
液体消費装置の具体例としては、例えば液晶ディスプレー等のカラーフィルタ製造に用いられる色材噴射ヘッドを備えた装置、有機ELディスプレー、面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッドを備えた装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッドを備えた装置、精密ピペットとしての試料噴射ヘッドを備えた装置、捺染装置やマイクロデスペンサ等が挙げられる。
また、本発明において、液体とは、液体消費装置が噴射できるような材料であれば良い。液体の代表的な例は上記実施の形態で説明したようなインクである。液体は、液晶のように、文字や画像の印刷に用いられる材料以外の物質であっても良い。また、本発明において、液体は、物質の一状態としての液体のみならず、物質の一状態としての液体に、顔料や金属粒子のような固形物を混ぜたものであっても良い。
100,100A,100B インクカートリッジ(液体収容容器)、110A,110B ケース、120A,120B インク収容部(液体収容部)、130A,130B インク導出部材、134A,134B インク供給口(液体供給口)、140A,140B 接点部材、142B ダイヤフラム、144B 導電部材、150A,150B 回路基板、160 加圧流体導入部、162 加圧流体導入口、200 インクカートリッジホルダ(容器ホルダ)、211 液体消費装置、270 インク針、280 装置側回路基板、282 第1の接点、290A,290B コネクタ
Claims (14)
- 液体収容部と、前記液体収容部に貯留した液体を液体消費装置に供給する液体供給口とを備え、前記液体消費装置の容器ホルダに着脱される液体収容容器において、
前記液体収容容器の外面に露出し、前記液体収容容器の装着時に前記容器ホルダに設けられた第1の固定接点と対向する位置に配置される接点部材を設け、
前記接点部材は、前記液体収容部内の圧力に応じて変位して、前記第1の固定接点と直接接触する導通状態と、前記第1の固定接点に接触しない非導通状態とに切り替えられることを特徴とする液体収容容器。 - 請求項1において、
前記液体収容容器の外面に露出し、前記液体収容容器の装着時に、前記容器ホルダの第2の固定接点に接続される回路基板をさらに有し、
前記接点部材が変位する方向は、前記回路基板の表面と平行な面に対して交差する方向であることを特徴とする液体収容容器。 - 請求項2において、
前記回路基板は、前記液体収容容器の装着時に、前記容器ホルダに固定された装置側回路基板と平行に配置されていることを特徴とする液体収容容器。 - 請求項2または3において、
前記接点部材及び前記回路基板は、前記液体収容容器の装着時の前記液体供給口の位置よりも上方位置に配置されていることを特徴とする液体収容容器。 - 請求項2乃至4のいずれかにおいて、
前記接点部材は、前記液体供給口に対して前記回路基板の位置よりも離れた位置に配置されていることを特徴とする液体収容容器。 - 請求項5において、
前記接点部材は、前記液体収容容器を前記容器ホルダに挿入する時の挿入方向にて、前記回路基板よりも下流側に配置されていることを特徴とする液体収容容器。 - 請求項2乃至4のいずれかにおいて、
前記接点部材が前記第1の固定接点と導通する時の接触位置は、前記回路基板が前記第2の固定接点と接触するパターン面の延長線上の位置と実質的に同一であることを特徴とする液体収容容器。 - 請求項1乃至7のいずれかにおいて、
前記接点部材は、前記第1の固定接点と接触する方向に膨出する膨出部を含み、
前記膨出部は、前記液体収容部内の圧力低下によって前記第1の固定接点と離れる方向に変形することを特徴とする液体収容容器。 - 請求項8において、
前記膨出部が膨出する方向は、前記液体収容容器を前記容器ホルダに挿入する時の挿入方向に対して垂直であること特徴とする液体収容容器。 - 請求項8または9において、
前記膨出部は、前記第1の固定接点と接触する方向に常時は膨出している保形性を有し、
前記膨出部は、前記液体収容部内が負圧になることによって前記第1の固定接点と離れる方向に変形することを特徴とする液体収容容器。 - 請求項10において、
前記接点部材は弾性体を含むことを特徴とする液体収容容器。 - 請求項1乃至9のいずれかにおいて、
前記接点部材はダイヤフラムを含み、
前記ダイヤフラムは、前記液体収容容器内の液体圧力が作用することで膨出し、前記液体収容容器内の液体圧力が作用しなくなると前記第1の固定接点と離れる方向に変形することを特徴とする液体収容容器。 - 請求項1乃至12のいずれかにおいて、
前記接点部材は、ゴムまたはエラストマに導電性粒子を分散させた複合材料を含むことを特徴とする液体収容容器。 - 請求項1乃至13のいずれかにおいて、
前記液体消費装置から供給される加圧流体の導入口をさらに有し、
前記液体収容部内の液体は前記加圧流体によって加圧されて前記液体供給口より前記液体消費装置に供給されることを特徴とする液体収容容器。
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-
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