JP2009160688A - 被覆付き円筒体の被覆切断装置 - Google Patents
被覆付き円筒体の被覆切断装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009160688A JP2009160688A JP2008000492A JP2008000492A JP2009160688A JP 2009160688 A JP2009160688 A JP 2009160688A JP 2008000492 A JP2008000492 A JP 2008000492A JP 2008000492 A JP2008000492 A JP 2008000492A JP 2009160688 A JP2009160688 A JP 2009160688A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coated
- cylindrical body
- cutter
- coating
- diameter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Nonmetal Cutting Devices (AREA)
- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Abstract
【解決手段】被覆付き円筒体50の長手方向、上下方向に移動可能で、超音波発信器19の出力で振動して絶縁被覆55を切断するカッタ16が、被覆付き円筒体50の中心軸線Y−Yと平行に所定の距離Sだけずらして位置設定されるとともに、所定の距離Sのずらし指令が被覆付き円筒体50の直径Dを認識する制御部5によってなされる。
【選択図】図2
Description
しかし、昨今の省資源、資源の再利用活用の観点から前記コンデンサのアルミリサイクルの要請が高まってきている。このような要請に対し、前記特許文献1の技術を適用しても、この特許文献1は筐体を内側から外側に放射状に切り開くものであり、筐体表面の絶縁被覆の除去を行うことはできず、異物の付着してないアルミ単体をリサイクルするには、密着した絶縁被覆を除去する行程に非常に複雑な処理工程を必要とするので、前記要請であるアルミ素材単体のリサイクルに適した技術ではないという問題点がある。
また、超音波の振動をカッタに与えて切断しているので、少ない押し付け力で被切断物にカッタがくい込む。従って従来の刃物を押し付けて切断する場合に比べ、カッタの剛性を低減させることが可能となるという効果もある。
まず、この実施の形態1で対象とする被覆付き円筒体であるコンデンサ50の立面断面を図1に示す。コンデンサ50は、円筒体であるアルミ本体51の内部に電極52が収納されている。このアルミ本体51の一端は開口部51bに上蓋53が設けられ、他端はアルミ本体51と一体的に形成された底部51aを有する。
前記電極52はアルミ本体51内に上蓋53によって封止されている。端子54は上蓋53を貫通して図示省略の外部機器に接続される。アルミ本体51、底部51aの表面には、熱収縮により密着された絶縁用の被覆55,55a(例えば、塩化ビニール)が被覆されている。
この実施の形態1は、前記被覆55,55aの所望の位置をカッタで切断する装置を提供するものである。
架台1には支持台2が設置されている。この支持台2は図3に示すように開口部2Kを設けて互いに対向する2個の3角形状台2a,2bで構成する。コンデンサ50を2点支持するためのローラ3が設けられこのローラ3は図3に示すように2個のローラ3a,3bで構成され、それぞれ前記支持台2a,2bの3角形斜面上に設けられている。ローラ3bはモータ4によって回転駆動される。前記コンデンサ50は図2に示す架台1に設けられた左右方向に押し付けて固定する側面固定機構20および構造体65に設けられた上部固定機構30によって、支持台2上で開口部51b側を図2の左側に、底部51aを右側すなわち側面固定部20側とした所定の位置に固定される。なお、図2,図3は前記側面固定機構20、上部固定機構30がいずれもコンデンサ50から離れ、固定しない状態を示している。
コンデンサ50は支持台2a,2b上で、図2において開口部51bを左側に、底部51aを右側となるよう設置する。制御部5の信号により、上部固定機構30のエアシリンダ12が動作し、ローラ支持体10が下降、ローラ9がコンデンサ50を押圧、上下方向に固定する。
また同じく制御部5からの信号により、側面固定機構20のエアシリンダ7の動作により押圧部6がコンデンサ50の底部51aを押圧し、左右方向の所定の位置に固定する。
このことにより、被覆切断機構40上のカッタ16は所定の距離Sだけコンデンサ50の直径中心軸線Y−Yと平行にずれた位置におかれる。所定の距離Sの演算は後述する。
以上の説明はコンデンサ50の円周上1カ所の長手方向の絶縁被覆55の切断に係るものである。しかし後行程によって、アルミ本体51から長手方向の絶縁被覆55を容易に分離させるには、少なくとも円周上、ほぼ均等に3カ所以上の切断が必要である。
コンデンサ50が回転後、側面固定機構20、上部固定機構30がそれぞれコンデンサ50を再び固定し、カッタ16を上昇後移動台15が右方向から左方向に移動し、カッタ16による長手方向の絶縁被覆55の切断が行われる。引き続きモータ4の制御により前述の如くコンデンサ50をさらに時計方向に120°移動回転させた後、移動台15は左方向→右方向に移動し、カッタ16による長手方向絶縁被覆55の切断が行われ、円周上3カ所の切断が完了する。上記実施の形態では、移動台15の移動が左側→右側、右側→左側、左側→右側の順で示したが、これに限らず常に左側→右側あるいは常に右側→左側であってもよい。
次に移動台15およびエアシリンダ17を駆動してカッタ16の側面を底部絶縁被覆55aに所定の圧力で接触させる。この状態で超音波発信器19の出力でカッタ16を振動させながらエアシリンダ17の動作によってカッタ16を図2の上方向に移動させ底部絶縁被覆55aの切断を行う。切断完了の検出は制御部5が記憶するコンデンサ50の直径情報か、あるいはエアシリンダ17の圧力変化等によって行われる。なお、被覆切断後のコンデンサ50はロボットにより支持台2から取り出される。
図6において、縦軸に示す切断効果とは、カッタ16のずらし量Sが零、すなわちY−Y軸中心線上で切断した場合に、長手方向絶縁被覆55が、確実に切断されている長さを基準の1.0として、これに対する比率で表したものである。直径毎の最適なずらし量Sは、35mmφの場合は10mm、40mmφの場合は15mmであり、この関係は図7のようになり、Y−Y軸中心線上からの最適なずらし量Sは、コンデンサ直径Dに依存していることが判る。ずらし量Sは、近似式S=0.6D−10mmの関係で表すことができる。
また、カッタ16は、図4(a)(b)に示すようなカッタナイフ状の刃形状であってもよく、あるいは棒ヤスリ状であってもよい。
19 超音波発信器、20 側面固定機構、30 上部固定機構、40 被覆切断機構、
50 被覆付き円筒体(コンデンサ)、51 アルミ本体、51a アルミ本体底部、
55 長手方向絶縁被覆、55a 底部絶縁被覆、100 コンデンサ被覆切断装置。
Claims (5)
- 被覆付き円筒体の長手方向を水平方向に支持し、下部に開口部を有する支持台と、この支持台上の前記被覆付き円筒体を上部から下降移動して固定する上部固定機構と、前記支持台の前記開口部の長手方向に移動可能で、かつ超音波発信機の出力で振動して前記被覆を切断するカッタと、前記上部固定機構および前記カッタを動作制御するとともに、前記被覆付き円筒体の直径を認識する制御部とを備え、前記カッタが制御部の指令により、前記被覆付き円筒体直径の中心軸線と平行に所定の距離ずれるように位置設定され、前記被覆に押圧されるとともに、前記長手方向に移動駆動されて前記被覆付き円筒体の長手方向表面の被覆を切断することを特徴とする被覆付き円筒体の被覆切断装置。
- 前記カッタが前記被覆付き円筒体の長手方向表面の被覆を切断するとともに、上下方向に移動駆動されて前記被覆付き円筒体の底部表面の被覆を切断することを特徴とする請求項1に記載の被覆付き円筒体の被覆切断装置。
- 前記カッタが前記被覆付き円筒体直径の中心軸線と平行にずらされる距離S(mm)は、前記制御部が認識する被覆付き円筒体の直径をD(mm)としたとき、式 S=0.6D−10(mm)を満足するように設定されることを特徴とする請求項1または2に記載の被覆付き円筒体の被覆切断装置。
- 前記制御部が認識する前記被覆付き円筒体の直径は、前記上部固定機構が下降移動時に、縦軸上に複数個配置されたセンサによって位置検出され、この位置信号を入力する制御部によって演算、認識されることを特徴とする請求項3に記載の被覆付き円筒体の被覆切断装置。
- 前記被覆付き円筒体は前記支持台に設けられたローラによって2点支持されるとともに、前記ローラに結合されたモータの回転駆動により所定の角度毎に回転、停止の上、前記上部固定機構で位置固定され、前記カッタの前記長手方向の移動駆動によって前記長手方向表面の被覆を切断することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の被覆付き円筒体の被覆切断装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008000492A JP2009160688A (ja) | 2008-01-07 | 2008-01-07 | 被覆付き円筒体の被覆切断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008000492A JP2009160688A (ja) | 2008-01-07 | 2008-01-07 | 被覆付き円筒体の被覆切断装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009160688A true JP2009160688A (ja) | 2009-07-23 |
Family
ID=40963878
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008000492A Pending JP2009160688A (ja) | 2008-01-07 | 2008-01-07 | 被覆付き円筒体の被覆切断装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009160688A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102723200A (zh) * | 2012-05-30 | 2012-10-10 | 广东风华高新科技股份有限公司 | 一种铝电解电容器、制备方法及其制备装置 |
CN105415411A (zh) * | 2015-12-18 | 2016-03-23 | 天津金恩斯科技有限公司 | 一种异形面橡胶环切机 |
CN111958645A (zh) * | 2020-06-15 | 2020-11-20 | 苏州富强科技有限公司 | 一种废料裁切回收机构及自动上料装置 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1071593A (ja) * | 1996-08-29 | 1998-03-17 | Osaka Gas Co Ltd | 柱状体の樹脂被覆層剥離方法及び樹脂被覆層剥離装置 |
JP2001138287A (ja) * | 1999-11-17 | 2001-05-22 | Uerubii Kk | 樹脂製リング取り器具 |
JP2007152539A (ja) * | 2005-12-05 | 2007-06-21 | Kazumasa Onishi | 超音波加工装置 |
JP2007320000A (ja) * | 2006-06-02 | 2007-12-13 | Watanabe Seiki Kk | 根菜類の乱切り機 |
-
2008
- 2008-01-07 JP JP2008000492A patent/JP2009160688A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1071593A (ja) * | 1996-08-29 | 1998-03-17 | Osaka Gas Co Ltd | 柱状体の樹脂被覆層剥離方法及び樹脂被覆層剥離装置 |
JP2001138287A (ja) * | 1999-11-17 | 2001-05-22 | Uerubii Kk | 樹脂製リング取り器具 |
JP2007152539A (ja) * | 2005-12-05 | 2007-06-21 | Kazumasa Onishi | 超音波加工装置 |
JP2007320000A (ja) * | 2006-06-02 | 2007-12-13 | Watanabe Seiki Kk | 根菜類の乱切り機 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102723200A (zh) * | 2012-05-30 | 2012-10-10 | 广东风华高新科技股份有限公司 | 一种铝电解电容器、制备方法及其制备装置 |
CN105415411A (zh) * | 2015-12-18 | 2016-03-23 | 天津金恩斯科技有限公司 | 一种异形面橡胶环切机 |
CN111958645A (zh) * | 2020-06-15 | 2020-11-20 | 苏州富强科技有限公司 | 一种废料裁切回收机构及自动上料装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4856650B2 (ja) | 切削もしくは研削装置 | |
US11027510B2 (en) | Sheet-cutting device, method for cutting sheet, and non-transitory computer readable recording medium | |
JP2009160688A (ja) | 被覆付き円筒体の被覆切断装置 | |
US20120060659A1 (en) | Apparatus and method for setting a cutting gap at a cutting apparatus | |
JP2000502005A (ja) | 超音波的に材料を溶接または切断する装置と方法 | |
JP6090701B2 (ja) | ガラス板を所定の長さに工業的に切断するために信頼性の高い破断線を生じさせるための装置及び方法 | |
JPWO2008013138A1 (ja) | 3次元自動切断方法及び装置 | |
JP2017030236A5 (ja) | ||
JP6859273B2 (ja) | 取付要素を取り付けるための手動案内装置及び手動案内装置の使用方法 | |
JP2021032287A5 (ja) | ||
CN107020662A (zh) | 热针辊打孔机 | |
JP2009061550A5 (ja) | ||
JP2018030189A (ja) | ワイヤ放電加工機および測定方法 | |
JP3573216B2 (ja) | 板ガラスの切断方法及び装置 | |
JP2007222905A (ja) | 3次元レーザ加工機のパイプシーム検出装置 | |
JP2006022568A5 (ja) | ||
JP5320114B2 (ja) | 円筒状ワーク切断装置と、切断用刃具の欠損判定方法 | |
JP2006321037A (ja) | 魚等の切断装置 | |
CN108346717B (zh) | 半片电池片翻面装置及其方法 | |
JPH10100100A (ja) | 隔壁を有するチューブの側面孔開け装置及び孔開け方法 | |
KR101886298B1 (ko) | 타공장치 | |
JP2008173738A (ja) | 超音波ドリル加工装置 | |
JP7117807B1 (ja) | 成形品の製造方法、レンズの製造方法、およびレンズ | |
JP4904473B2 (ja) | 超音波溶着器 | |
JP2013160414A (ja) | 着霜検出装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100105 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110630 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110719 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110912 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20111011 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20111128 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20120110 |