JP2009160451A - スロットマシン - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数種類の特定小役を構成する図柄を含む複数の図柄を表示した複数のリール31と、役の抽選を行う役抽選手段61と、特定小役の当選を遊技者に報知して遊技を行う報知遊技態様と、特定小役が当選したときであっても、特定小役の当選を遊技者に報知しないで遊技を行う非報知遊技態様と、遊技態様を報知遊技態様とするか非報知遊技態様とするかを選択する遊技態様選択手段62とを備える。また、少なくとも1つのリール31は、特定小役の当選時にその当選した特定小役を構成する図柄をリール31の停止制御によって引き込むことができない位置に、他の特定小役を構成する図柄の少なくとも1つが配置されるように、複数種類の特定小役を構成する図柄を配列した。
【選択図】図4
Description
この告知演出は、スロットマシン内部の抽選においてビックボーナス等の特別役に当選すると、その特別役が入賞するまで高頻度で告知演出が行われるようになっている。ここで、告知演出の方法としては、例えば、全てのリールが停止したことを条件として、リールの内周側に設けたバックライトの光源を所定のパターンで点灯し、その点灯パターンによって当選可能性を告知演出するものが知られている。
そして、遊技者は、遊技中に告知演出が高頻度で行われることで、ビックボーナス等の特別役の当選可能性があることを知ることができる。
したがって、本発明が解決しようとする課題は、当選した小役の種類を判別可能とし、一定条件下で、当選した小役を確実に入賞させることが可能なスロットマシンを提供することである。
(請求項1)
請求項1の発明は、複数種類の特定小役を構成する図柄を含む複数の図柄を表示した複数のリールと、役の抽選を行う役抽選手段と、前記役抽選手段の抽選結果に基づいて、特定小役の当選を遊技者に報知して遊技を行う報知遊技態様と、前記役抽選手段で特定小役が当選したときであっても、特定小役の当選を遊技者に報知しないで遊技を行う非報知遊技態様と、遊技態様を、前記報知遊技態様とするか前記非報知遊技態様とするかを選択する遊技態様選択手段とを備え、少なくとも1つの前記リールは、特定小役の当選時にその当選した特定小役を構成する図柄を前記リールの停止制御によって引き込むことができない位置に、他の特定小役を構成する図柄の少なくとも1つが配置されるように、複数種類の特定小役を構成する図柄を配列したことを特徴とする。
よって、報知遊技態様と非報知遊技態様とにより、遊技者が獲得できるメダル枚数に差を設けることができる。
請求項2の発明は、請求項1に記載のスロットマシンにおいて、前記報知遊技態様は、前記役抽選手段で特定小役が当選したときにその旨を遊技者に常に報知するようにして、少なくとも複数回の遊技を行うものであり、前記非報知遊技態様は、前記役抽選手段で特定小役が当選したときであってもその旨を遊技者に常に報知しないようにして、少なくとも複数回の遊技を行うものであることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載のスロットマシンにおいて、前記役抽選手段で特別役が当選し、有効ライン上に停止した前記リールの図柄の組合せが予め定められた特別役の図柄の組合せと一致することを条件に、通常遊技から特別遊技に移行する特別遊技移行手段を備え、前記遊技態様選択手段は、特別遊技中の少なくとも一部の遊技態様を、前記報知遊技態様とするか前記非報知遊技態様とするかを選択することを特徴とする。
したがって、特別遊技を行う場合であっても、報知遊技態様又は非報知遊技態様のいずれかを選択することにより、異なるパターンの遊技態様にすることができ、さらに特別遊技中のメダルの獲得枚数に差を設けることができる。
請求項4の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、前記遊技態様選択手段により前記報知遊技態様が選択されているときは、前記リールを始動させるためのスタートスイッチが操作された時から、前記リールを停止させるためのストップスイッチの全てが操作される前までの間に、特定小役の当選を遊技者に報知することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、前記遊技態様選択手段により前記報知遊技態様が選択されているときは、当選した特定小役を判別可能に、特定小役ごとに異なる態様で遊技者に報知することを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、前記遊技態様選択手段により前記報知遊技態様が選択されているときに、文字情報の表示によって特定小役の当選を遊技者に報知する文字表示手段を備えることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、報知遊技態様では、特定小役が当選すると、その当選が報知されるので、遊技者は、その当選した特定小役が入賞するように操作が可能となり、特定小役の入賞確率が高くなる。これに対し、非報知遊技態様では、特定小役が当選してもそれが報知されず、また、当選した特定小役を推測してリールを停止操作した場合であっても、特定小役を確実に入賞させることはできないようにした。
したがって、非報知遊技態様では、当選した特定小役の入賞確率は、報知遊技態様のときよりも低くなる。よって、報知遊技態様と非報知遊技態様とにより、遊技者が獲得できるメダル枚数に差を設けることができる。
請求項2の発明によれば、設定された遊技回数に応じて、メダルの獲得枚数に差を設けることができる。
請求項3の発明によれば、特別遊技を行う場合であっても、報知遊技態様又は非報知遊技態様のいずれかを選択することにより、異なるパターンの遊技態様にすることができ、さらに特別遊技中のメダルの獲得枚数に差を設けることができる。
請求項4の発明によれば、当該遊技における遊技結果が確定する前に特定小役の当選が報知されるので、特定小役の当選の次遊技への持ち越しができない場合であっても、遊技者は、特定小役の当選時は、当該遊技で当選した特定小役を入賞させることが可能となる。
請求項5の発明によれば、遊技者は、複数種類の特定小役のうち、どの特定小役に当選しているのかを知ることができる。これにより、報知遊技態様時には、当選した特定小役を確実に入賞させることが可能となり、当選した特定小役の取りこぼしをなくすことができる。
請求項6の発明によれば、特定小役の当選を、より理解しやすく報知することができる。また、請求項5のように、当選した特定小役を報知するときは、その当選した特定小役の種類をわかりやすく報知することができる。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態のスロットマシンの外観を示す正面図である。
(スロットマシン)
図1において、スロットマシン10の筐体の前面部には、フロントパネル20が設けられ、このフロントパネル20内には、3つの透明な表示窓21が設けられている。一方、筐体内部であって表示窓21の後方には、各表示窓21に対応して3つのリール31が配置されている。
なお、各リール31には、ステッピングモータ(図示せず)が連結されており、このステッピングモータの駆動により、リール31が回転される。
1つのリール31には、例えば21個の図柄が等間隔で配列され、各リール31ごとに異なった図柄配列がなされている。そして、1つの表示窓21内から、リール31の上下に連続する3図柄が見えるようになっている。したがって、3つの表示窓21から合計9個の図柄が見えるようになっている。
そして、各表示窓21から見える上下に連続する3図柄は、水平方向の上段、中段及び下段の3本の有効ライン22上に位置している。
リール31に表示された図柄は、「赤7」、「青7」、「BAR」、「ベル」、「チェリー」、「スイカ」及び「プラム」の7種類から構成されている。そして、これらの図柄の組合せに対応する役が予め定められている。
また、「赤7」−「赤7」−「BAR」、又は「青7」−「青7」−「BAR」が有効ライン22上に停止したときは、特別役の1つであるレギュラーボーナスの入賞となり、15枚のメダルが払い出されるとともに、レギュラーボーナスゲーム(後述)に移行する。
さらには、3つの「スイカ」が有効ライン22上に揃って停止したとき、又は有効ライン22上に左リール31の「チェリー」が停止したときは、一般の小役の入賞となり、それぞれ8枚又は2枚のメダルが払い出される。
また、通常遊技中において、3つの「プラム」が有効ライン22上に揃って停止すると、リプレイ役の入賞となり、前遊技で投入したメダル枚数を維持した再遊技を行うことができる。なお、ビックボーナスゲームの一般遊技中において、3つの「プラム」が有効ライン22上に揃って停止したときについては、後述する。
先ず、通常遊技においては、遊技者は、メダル投入口23からメダルを投入し、有効ライン22を有効化して、スタートスイッチ41をオンする。これにより、各リール31が始動される。そして、遊技者はストップスイッチ42を押すことでリール31の回転を停止する。ここで、有効ライン22上に停止したリール31の図柄の組合せが上述のいずれかの役に対応する図柄の組合せと一致するときは入賞となり、成立役に応じてメダルの払出し等が行われる。
ビックボーナスゲームでは、最初にビックボーナスゲーム中の一般遊技がスタートし、この一般遊技中に、ボーナスゲームに移行するための図柄の組合せ(「プラム」−「プラム」−「プラム」)が有効ライン22上に停止すると、ボーナスゲームに移行する。そして、ボーナスゲームでは、高確率で所定役(「プラム」−「プラム」−「プラム」の図柄の組合せ)が入賞するモードとなり、この所定役が一定の入賞回数に到達するか、又はボーナスゲーム中のゲーム回数が一定回数に到達したときは、ボーナスゲームが終了し、再度、ビックボーナスゲーム中の一般遊技に戻る。
このレギュラーボーナスゲームは、上述のビックボーナスゲーム中のボーナスゲームを1回行うゲームである。
さらに本実施形態のビックボーナスゲーム中の一般遊技では、遊技者に対して当選した特定小役を報知する報知遊技態様と、報知しない非報知遊技態様とのいずれかで遊技が行われる。
ビックボーナスゲームの一般遊技中における遊技態様を、報知遊技態様とするか、又は非報知遊技態様とするかは、抽選によって決定する。本実施形態では、通常遊技の役の抽選においてビックボーナスが当選したときに、遊技態様の抽選を行う。
しかし、報知遊技態様が選択された場合は、ビックボーナスゲームの一般遊技中において、特定小役の当選時には、3種類の特定小役のうちいずれの特定小役が当選したかが遊技者に対して報知される。
ここで、3種類の特定小役の図柄の組合せは、上述の通り、「赤7」、「青7」又は「BAR」−「ベル」−「ベル」の図柄の組合せであり、左リール31の図柄のみが異なり、中リール31及び右リール31の図柄は、いずれの特定小役であっても「ベル」である。したがって、左リール31の図柄のみを遊技者に報知すれば、遊技者は、どの特定小役が当選したのかを知ることができる。
同様に、「青7」−「ベル」−「ベル」の図柄の組合せからなる特定小役が当選したときは、文字情報表示部24に「青」の文字を表示するとともに、当選報知表示部25の「7(青色)」の図柄部分が照光するようにランプを点灯させる。
さらに同様に、「BAR」−「ベル」−「ベル」の図柄の組合せからなる特定小役が当選したときは、文字情報表示部24に「BAR」の文字を表示するとともに、当選報知表示部25の「BAR」の図柄部分が照光するようにランプを点灯させる。
さらに、図2で示したように、左リール31の特定小役を構成する図柄である「赤7」、「青7」及び「BAR」は、それぞれ2番、9番及び16番に配置されている。すなわち、これらの各図柄は、7つの図柄間隔で配置されている。
スロットマシン10では、リール31の停止制御が行われている。これは、スロットマシン10内部での役の抽選において役が当選した場合に、ストップスイッチ42のオンを検知した位置ではその役に係る図柄が有効ライン22上に停止しないときは、リール31を停止時に移動制御することにより、有効ライン22上にその役に係る図柄を積極的に停止させることで、当選した役の入賞確率を高めるようにしている。そして、リール31の停止制御は、通常、190ms以下(ストップスイッチ42のオンを検知した位置から数えて、5図柄以内)に設定されている。したがって、当選した役に係る図柄から数えて5図柄前までの図柄のいずれかが特定有効ライン22上に位置する時にストップスイッチ42をオンすれば、当選した役に係る図柄は、特定有効ライン22上に引き込み制御される。
以上により、特定小役の当選が報知される報知遊技態様では、当選した特定小役が報知されれば、遊技者は、高い確率で、当選した特定小役に係る図柄を有効ライン22上に停止操作することができる。
例えば、ビックボーナスゲーム中の一般遊技回数を30回とし、1遊技のメダル賭数を3枚として特定小役の入賞時のメダルの純増枚数を12枚とする。このとき、報知遊技態様では、
(式1)12(純増枚数)×30(遊技回数)×1/1.5(当選確率)×1/1(入賞率)=240枚
となる。
これに対し、非報知遊技態様では、
(式2)12(純増枚数)×30(遊技回数)×1/1.5(当選確率)×1/3(入賞率)=80枚
となり、両者で160枚の獲得枚数の差が生じる。
(遊技制御手段)
遊技制御手段60は、スロットマシン10の遊技の進行制御等、スロットマシン10全体の制御を司る部分であり、例えばCPU、ROM及びRAM等を有する制御基板等から構成されたものである。この遊技制御手段60の入力側には、スタートスイッチ41やストップスイッチ42等が電気的に接続されており、その出力側には、各リール31に連結されたモータ32、文字情報表示部24、及び当選報知表示部25等が電気的に接続されている。
そして、遊技制御手段60は、有効ライン22上に停止したリール31の図柄の組合せが予め定められた何らかの役の図柄の組合せと一致するか否かを判別し、一致するとき(入賞時)は、成立役に応じてメダルの払出し等の処理を行う。
(役抽選手段)
役抽選手段61は、役(特別役であるビックボーナス及びレギュラーボーナス、特定小役、その他の小役又はリプレイ)の抽選を行うものである。役抽選手段61は、例えば、役抽選用の乱数発生手段(ハード乱数等)と、この乱数発生手段が発生する乱数を抽出する乱数抽出手段と、乱数抽出手段が抽出した乱数値に基づいて、役の当選の有無及び当選役を判定する判定手段とを備えている。
遊技態様選択手段62は、役抽選手段61でビックボーナスが当選したときに、ビックボーナスゲーム中の一般遊技を、報知遊技態様とするか非報知遊技態様とするかを、抽選により決定するものである。
また、役抽選手段61と同様に乱数発生手段や所定の抽選テーブル等を用いて報知遊技態様とするか非報知遊技態様とするかを決定する。なお、この抽選は、役抽選手段61でビックボーナスが当選した時以降で、ビックボーナスゲームに移行する前までであれば、いつ行っても良い。
特別遊技移行手段63は、役抽選手段61で特別役(ビックボーナス又はレギュラーボーナス)が当選し、かつ特別役を構成する図柄の組合せが有効ライン22上に停止して入賞となったときに、通常遊技から特別遊技(ビックボーナスゲーム又はレギュラーボーナスゲーム)に移行させるものである。
(特別遊技中遊技制御手段)
特別遊技中遊技制御手段64は、特別遊技中の遊技の進行等を制御するものである。例えば、特別遊技中におけるボーナスゲームの入賞回数や遊技回数をカウントする手段、ビックボーナスゲーム中の一般遊技からボーナスゲームへの移行回数をカウントする手段、特別遊技の終了条件を満たしたか否かを判別する手段、特別遊技の終了条件を満たしたと判別したときは特別遊技を終了するように制御する手段等、各種の手段を備える。
特定小役当選報知手段65は、遊技態様選択手段62で報知遊技態様が選択された場合において、ビックボーナスゲームの一般遊技中に特定小役が当選したときは、当選した特定小役を遊技者に対して報知するように制御するものである。報知方法としては、上述のように文字情報表示部24及び当選報知表示部25を用いる。
特定小役が当選したときは、その当選は当該遊技でのみ有効であり、その当選を次遊技に持ち越すことはできない。いいかえると、特定小役が当選した遊技でその特定小役が入賞しなかったときは、当選により発生した権利も消滅する。このため、特定小役の当選時には、その特定小役を入賞させるようなリール31の停止操作を可能とするため、少なくとも全てのストップスイッチ42がオンされるまでの間に報知するようにしている。
このように、当選した特定小役ごとに異なる態様で遊技者に報知すれば、遊技者は、当選した特定小役の種類を判別することができるようになる。
図5は、第1実施形態における、通常遊技からビックボーナスゲームへの移行までの流れを示すフローチャートである。
先ず、ステップS1において、遊技者は、メダル投入口23からメダルを投入し、有効ライン22を有効化して、スタートスイッチ41をオンし、各リール31を始動する。遊技制御手段60は、スタートスイッチ41がオンされたか否かを検知し続け、オンが検知されたときは、次のステップS2に進み、役抽選手段61による役の抽選を行う。
先ず、特別遊技中遊技制御手段64は、BBゲームの一般遊技を開始する。ステップS21において、遊技者は、メダル投入口23からメダルを投入し、有効ライン22を有効化して、スタートスイッチ41をオンし、各リール31を始動する。特別遊技中遊技制御手段64は、スタートスイッチ41がオンされたか否かを検知し続け、オンが検知されたときは、次のステップS22に進み、役抽選手段61による役の抽選を行う。
次のステップS25では、全リール31が停止したか否かをストップスイッチ42からの出力又はモータ32からの駆動信号等により検知し続け、全リール31が停止したことを検知したときは、ステップS26に進んで、特別遊技中遊技制御手段64は、有効ライン22上に停止した図柄の組合せから、入賞の有無を判別する。そして、入賞があるときは、その入賞した役に応じた払出し等の処理を行う。具体的には、特定小役や他の小役が入賞したときは、その役に応じた枚数のメダルの払出し処理を行う。また、ボーナスゲームに移行するための図柄(シフト図柄)の組合せ(本実施形態では、「プラム」−「プラム」−「プラム」)が有効ライン22上に停止すると、特別遊技中遊技制御手段64は、ボーナスゲームを開始する。
そして、BBゲームの終了条件を満たしたときは、ステップS28に進んでBBゲームを終了する。一方、BBゲームの終了条件を未だ満たしていないときは、ステップS21に戻ってBBゲームを継続する。
続いて、本発明によるスロットマシンの第2実施形態について説明する。
第2実施形態では、上記第1実施形態と同様に、報知遊技態様と非報知遊技態様とを有するものである。しかし、第1実施形態のようにBBゲームの一般遊技中にこれらのいずれかの遊技態様で遊技を行うのではなく、第2実施形態では、BBゲームの終了後の通常遊技で、これらのいずれかの遊技態様で遊技を行うものである。
さらにまた、第2実施形態では、遊技制御手段60は、BBゲーム終了後の通常遊技において、遊技回数をカウントする手段や、いずれかの特定小役が当選したか否かを判別する手段等を備える。
図7は、第2実施形態において、通常遊技からBBゲームに移行し、さらに通常遊技に戻るまでの流れを示すフローチャートである。
図7において、ステップS41からステップS46までは、図5のステップS1からステップS6までと同様の処理を行う。ここで、ステップS44では、遊技態様選択手段62は、BBゲームの終了後の所定回数の通常遊技を、報知遊技態様とするか否かを抽選により決定する。また、ステップS46で、BBに入賞しなかったときは、図中、「B」に進むが、この「B」以降の処理は、図5のステップS6から「A」に進んだときの処理と同一である。
なお、第2実施形態では、BBゲームの終了後の規定回数の通常遊技では、報知遊技態様であるか非報知遊技態様であるかを問わず、特定小役の当選確率がそれぞれ1/4.5に設定された遊技を行う。
先ず図8において報知有の通常遊技が開始されると、ステップS61において、遊技制御手段60は、遊技回数を初期化(G=0)する。
そして、次のステップS62において、遊技制御手段60は、スタートスイッチ41がオンされたか否かを検知し続け、オンが検知されたときは、次のステップS63に進み、役抽選手段61による役の抽選を行う。ここでは、上述のように、特定小役を含む役の抽選を行う。
以上のような遊技を行う場合であっても、第1実施形態と同様の効果が得られる。
(1)本実施形態では、当選した特定小役を遊技者が判別可能となるように報知したが、このような報知に限られるものではない。いずれかの特定小役が当選した旨のみを報知する態様としても良い。さらには、非報知遊技態様と、特定小役が当選した旨のみを報知する第1報知遊技態様と、当選した特定小役の種類までを報知する第2報知遊技態様との3種類の遊技態様を設けても良い。また、これらの遊技態様は、第1実施形態のようにBBゲーム中でも良く、あるいはレギュラーボーナスゲーム中や、一定条件下における通常遊技中であっても良い。
本発明では、少なくとも1つのリール31が、特定小役の当選時にその当選した特定小役を構成する図柄をリール31の停止制御によって引き込むことができない位置に、他の特定小役を構成する図柄の少なくとも1つが配置されるように、複数種類の特定小役を構成する図柄を配列したものであれば良い。
(4)また、本実施形態では、特定小役を構成する図柄のうち、中リール31及び右リール31の引き込み確率は、100%としたが、これに限定されるものではない。どのリール31に、本実施形態の左リール31の図柄が配列されていても良い。さらには、全てのリール31について、特定小役を構成する図柄の引き込み確率が100%とならないように、図柄を配列しても良い。
また例えば、特定小役が当選したときに限り報知する(報知の信頼度が100%の)報知遊技態様と、非当選時も含めて特定小役の当選可能性があることを報知する(報知の信頼度が100%未満の)報知遊技態様とを設けることも可能である。
20 フロントパネル
21 表示窓
22 有効ライン
23 メダル投入口
24 文字情報表示部(文字表示手段)
25 当選報知表示部
31 リール
32 モータ
41 スタートスイッチ
42 ストップスイッチ
60 遊技制御手段
61 役抽選手段
62 遊技態様選択手段
63 特別遊技移行手段
64 特別遊技中遊技制御手段
65 特定小役当選報知手段
Claims (6)
- 複数種類の特定小役を構成する図柄を含む複数の図柄を表示した複数のリールと、
役の抽選を行う役抽選手段と、
前記役抽選手段の抽選結果に基づいて、特定小役の当選を遊技者に報知して遊技を行う報知遊技態様と、
前記役抽選手段で特定小役が当選したときであっても、特定小役の当選を遊技者に報知しないで遊技を行う非報知遊技態様と、
遊技態様を、前記報知遊技態様とするか前記非報知遊技態様とするかを選択する遊技態様選択手段と
を備え、
少なくとも1つの前記リールは、特定小役の当選時にその当選した特定小役を構成する図柄を前記リールの停止制御によって引き込むことができない位置に、他の特定小役を構成する図柄の少なくとも1つが配置されるように、複数種類の特定小役を構成する図柄を配列した
ことを特徴とするスロットマシン。 - 請求項1に記載のスロットマシンにおいて、
前記報知遊技態様は、前記役抽選手段で特定小役が当選したときにその旨を遊技者に常に報知するようにして、少なくとも複数回の遊技を行うものであり、
前記非報知遊技態様は、前記役抽選手段で特定小役が当選したときであってもその旨を遊技者に常に報知しないようにして、少なくとも複数回の遊技を行うものである
ことを特徴とするスロットマシン。 - 請求項1又は請求項2に記載のスロットマシンにおいて、
前記役抽選手段で特別役が当選し、有効ライン上に停止した前記リールの図柄の組合せが予め定められた特別役の図柄の組合せと一致することを条件に、通常遊技から特別遊技に移行する特別遊技移行手段を備え、
前記遊技態様選択手段は、特別遊技中の少なくとも一部の遊技態様を、前記報知遊技態様とするか前記非報知遊技態様とするかを選択する
ことを特徴とするスロットマシン。 - 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、
前記遊技態様選択手段により前記報知遊技態様が選択されているときは、前記リールを始動させるためのスタートスイッチが操作された時から、前記リールを停止させるためのストップスイッチの全てが操作される前までの間に、特定小役の当選を遊技者に報知する
ことを特徴とするスロットマシン。 - 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、
前記遊技態様選択手段により前記報知遊技態様が選択されているときは、当選した特定小役を判別可能に、特定小役ごとに異なる態様で遊技者に報知する
ことを特徴とするスロットマシン。 - 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、
前記遊技態様選択手段により前記報知遊技態様が選択されているときに、文字情報の表示によって特定小役の当選を遊技者に報知する文字表示手段を備える
ことを特徴とするスロットマシン。
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