JP2009159716A - 平面モータ - Google Patents

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豊 小泉
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Abstract

【課題】位置検出精度を向上させることができる平面モータ、およびモータの性能を向上させることができる平面モータを実現する。
【解決手段】平面を有する固定部と、この固定部の平面上を移動する移動体と、前記固定部の端部側から前記移動体に配線されているケーブルとを備えた平面モータにおいて、 前記ケーブルを冷却する冷却器が設けられたことを特徴とする平面モータ。
【選択図】図1

Description

本発明は、平面を有する固定部と、この固定部の平面上を移動する移動体と、前記固定部の端部側から前記移動体に配線されているケーブルとを備えた平面モータに関するものである。
図7は従来の平面モータの一例を示す図であり、上面が平面状に形成された固定部(プラテン)1と、固定部1の上面をX軸方向およびY軸方向に移動する移動体(スライダ)2とからなる。
固定部1の外部には、移動体2のX軸側の一辺と向い合うようにレーザ干渉計5が固定配置されている。移動体2のレーザ干渉計5と向い合う面には、レーザ干渉計5からのレーザ光を反射する反射板(図示せず)が設けられている。レーザ干渉計5から出射されたレーザ光は空気中を往復し、レーザ干渉計5は反射板からの反射光に基づいて移動体2のY軸方向の距離を検出する。さらに、移動体2のX軸方向の距離の検出のため、移動体2のY軸側の一辺と向い合うように別のレーザ干渉計が設けられる場合がある。
ケーブル3は、移動体2を駆動するための信号線や電流を供給する動力線等が束ねられた所定長のケーブルである。ケーブル3は、固定部1の端部側と移動体2の間に配線され、一方向に屈曲可能な構造にしたケーブルホース4を備えた構造になっている。
ケーブルホース4の形状としては、矩形形状の断面をした筒状部品を一方向に屈曲可能なように連結したものや、蛇腹に加工されたホースなどが一般に存在する。
移動体2が移動すると、ケーブルホース4は固定部1の平面上を移動しながら自在に屈曲し、移動体2に追従する。このようにして、ケーブルホース4は、移動体2が移動する際にケーブル3が他の物体に触れて摩擦、切断してしまうことから保護している。
特開2006−245484号公報
ケーブル3は電流の影響により発熱する。従来は、ケーブル3またはケーブルホース4には冷却機構を設けておらず、それらの表面からの輻射、対流によって放熱していた。
しかしながら、ケーブル3またはケーブルホース4からの輻射、対流により周囲の空気が暖められると、空気中を往復するレーザ光に悪影響となり、レーザ干渉計5の位置検出精度が悪化するという問題があった。
また、ケーブルホース4の内部は、内容物の密度が高く、熱がこもりやすい構造となっている。発熱を抑えるため、動力線の電流が制限され、モータの性能が制限されてしまうという問題があった。
本発明は、上記のような従来の問題をなくし、位置検出精度を向上させることができる平面モータ、およびモータの性能を向上させることができる平面モータを実現することを目的としたものである。
上記のような目的を達成するために、本発明の請求項1では、平面を有する固定部と、この固定部の平面上を移動する移動体と、前記固定部の端部側から前記移動体に配線されているケーブルとを備えた平面モータにおいて、
前記ケーブルを冷却する冷却器が設けられたことを特徴とする。
請求項2では、請求項1に記載の平面モータにおいて、前記ケーブルの温度を検出する温度検出器または前記ケーブルの電流を検出する電流検出器の少なくともいずれか一方と、
前記温度検出器または前記電流検出器の少なくとも一方の出力に基づいて前記ケーブルの冷却温度を決定する温度制御手段とを備え、
前記冷却器は前記温度制御手段で決定された冷却温度に応じて前記ケーブルの冷却を行うことを特徴とする。
請求項3では、請求項1または2に記載の平面モータにおいて、前記冷却器は前記ケーブルの前記固定部側に配置されたことを特徴とする。
請求項4では、請求項2または3に記載の平面モータにおいて、前記温度制御手段は、前記ケーブルに温度分布がある場合に、前記ケーブル全体の平均温度が周囲温度と一致するように前記冷却温度を決定することを特徴とする。
請求項5では、請求項2または3に記載の平面モータにおいて、前記温度制御手段は、前記ケーブルの中間地点の温度が周囲温度と一致するように前記冷却温度を決定することを特徴とする。
請求項6では、平面を有する固定部と、この固定部の平面上を移動する移動体と、前記固定部の端部側から前記移動体に配線されているケーブルと、このケーブルを保持するケーブルホースとを備えた平面モータにおいて、
気体の冷却を行う冷却器と、
この冷却器で冷却された気体を前記ケーブルホース内に供給する給気口を有する給気配管と、
前記ケーブルホース内の気体を吸気する吸気口を有する排気配管と、
前記排気配管が接続され、前記ケーブルホース内の気体の排気を行うポンプと、
を有することを特徴とする。
請求項7では、請求項6に記載の平面モータにおいて、前記給気口または前記吸気口の少なくとも一方にテーパーが設けられたことを特徴とする。
請求項8では、請求項6または7に記載された平面モータにおいて、前記給気配管または前記排気配管の少なくとも一方は前記ケーブルホース内に配設されたことを特徴とする。
請求項9では、平面を有する固定部と、この固定部の平面上を移動する移動体と、前記固定部の端部側から前記移動体に配線されているケーブルと、このケーブルを保持するケーブルホースとを備えた平面モータにおいて、
前記ケーブルホース内に配置され、周囲温度よりも低い温度に冷却された高熱伝導性シートまたはパイプを備えたことを特徴とする平面モータ。
請求項10では、平面を有する固定部と、この固定部の平面上を移動する移動体と、前記固定部の端部側から前記移動体に配線されているケーブルと、このケーブルを保持するケーブルホースとを備えた平面モータにおいて、
気体の吸引を行う真空ポンプを備え、
前記ケーブルホースは前記移動体と前記真空ポンプとの間を密封状態で接続し、
前記真空ポンプで気体を吸引して前記移動体2の熱を外部へ排出することを特徴とする。
このように、ケーブルを冷却する冷却器が設けられたことにより、ケーブルが冷却されてケーブル外部への発熱の影響を抑えることができ、位置検出精度を向上させることができる。また、動力線により多くの電流を流すことができるようになるため、モータの性能を向上させることができる。
請求項2によれば、ケーブルの温度または電流の少なくともいずれかに基づいてケーブルを冷却するため、ケーブルを精度良く温度制御することができる。
請求項3によれば、冷却器がケーブルの固定部側に配置されているため、移動体やケーブル自体が移動する際の阻害となりにくい。また、ケーブルホース内に冷却機構を設ける必要がない。
請求項4によれば、ケーブル全体の平均温度が周囲温度と一致するようにケーブルの冷却温度を決定するため、ケーブルが周囲の空気に与える影響を抑えることができる。
請求項5によれば、ケーブルの中間地点の温度が周囲温度と一致するように冷却温度を決定するため、ケーブルが周囲の空気に与える影響を抑えることができる。
請求項6によれば、冷却された気体をケーブルホース内に供給する給気配管と、ケーブルホース内の気体を吸気する排気配管とを有することにより、ケーブルおよびケーブルホースが冷却されてケーブル外部への発熱の影響を抑えることができ、位置検出精度を向上させることができる。また、動力線により多くの電流を流すことができるようになるため、モータの性能を向上させることができる。また、排気をモータより遠ざけることにより、レーザ干渉計による位置検出に影響を与えずに済む。
請求項7によれば、給気配管の給気口と排気配管の吸気口の少なくともいずれかにテーパーが設けられているため、気体の噴出し時の摩擦による温度上昇を防止するとともに、給気時の体積膨張による熱吸収により冷却効果を持たせることができる。
給気配管または排気配管は、請求項8のようにケーブルホース内に配設されていてもよい。
請求項9によれば、周囲温度よりも低い温度に冷却された高熱伝導性シートまたはパイプをケーブルホース内に配置したことにより、ケーブルまたはケーブルホースが冷却されてケーブルホース外部への発熱の影響を抑えることができ、位置検出精度を向上させることができる。また、動力線により多くの電流を流すことができるようになるため、モータの性能を向上させることができる。
請求項10によれば、ケーブルまたはケーブルホースだけでなく、移動体に発生する熱の除去にも対応することができる。
以下、図面を用いて本発明の平面モータを説明する。
図1は本発明による平面モータの一実施例を示す図である。
図7と同じ構成要素には同じ番号を付して説明を省略する。ケーブル3の固定部1側に冷却器100が設けられる。冷却器100はケーブル3を冷却するものである。冷却器100は絶縁熱結合手段100a、冷却手段100b、2次冷却手段100cから構成されている。絶縁熱結合手段100aは、絶縁性の素材で形成され、ケーブル3を保持するとともにケーブル3と熱的に結合する。冷却手段100bは絶縁熱結合手段100aに接続され、ケーブル3の熱を2次冷却手段100cへと移動させる。冷却手段100bとしてはペルチェ素子などが考えられる。2次冷却手段100cは、例えばヒートシンクであり、冷却手段100bからの熱を発散する。
温度検出器101はケーブル3の温度を測定し、温度制御手段102に温度情報を出力する。電流検出器103はケーブル3に流れる電流値の情報を温度制御手段102に出力する。なお、電流検出器103は、ケーブル3に流れる電流の実測値に基づいてもよいし、移動体2に供給する電流の指令値に基づいてもよい。
温度制御手段102は、ケーブル3の温度情報および電流値情報に基づいて、ケーブル3の冷却温度を決定する。温度制御手段102は、ケーブル3の温度が周囲温度と同等になるようにケーブル3の冷却温度を制御する。温度制御手段102は、決定した冷却温度に応じて冷却器100に制御信号を出力する。冷却器100は、温度制御手段102で決定された冷却温度に応じてケーブル3の冷却を行う。
なお、温度制御手段102は、ケーブル3の温度情報および電流値情報のいずれか一方に基づいて冷却温度を決定してもよいし、両方の情報を組み合わせて冷却温度を決定してもよい。
図2はケーブル3の温度の説明図である。図2(a)において、横軸は冷却手段100からのケーブル3の距離r、縦軸は温度である。L1はケーブル3の温度上昇を示すラインである。L2は冷却器100によるケーブル3の温度低下を示すラインである。冷却器100から移動体2までのケーブル3の長さをRとする。
ケーブル3は、動力線の電流により、全体的に一定の温度上昇が見られる。一方、冷却器100はケーブル3の固定部側に配置されているため、ケーブル3は距離r=0において最も強く冷却され、距離rがr=R(すなわち移動体2側)に近付くにつれて冷却の度合いが小さくなる。そのため、ケーブル3の温度上昇(L1)と温度低下(L2)を合成すると、ケーブル3には図2(b)に示すような温度勾配(L3)が生じる。
図2(c)(d)は、ケーブル3の温度を周囲温度と同等にするための温度制御の例である。
(第1の例:図2(c))
温度制御手段102は、ケーブル3の温度がケーブル3の中央部において周囲温度と一致するように、ケーブル3の冷却温度を決定する。この場合、温度検出器101はケーブル3の中央部、すなわちr=R/2付近の温度を測定するのが望ましい。
(第2の例:図2(d))
距離r=0〜Rにおいて周囲温度のラインとL3のラインで囲まれる面積のうち、周囲温度よりも温度が低い側に形成される面積をS1、周囲温度よりも温度が高い側に形成される面積をS2とする。温度制御手段102は、S1とS2の面積が同等になるようにケーブル3の冷却温度を決定する。
このように、冷却器100でケーブル3を冷却することにより、ケーブル3の温度上昇を抑制し、ケーブル3が周囲の空気に与える影響を抑えることができる。その結果、レーザ干渉計の位置検出精度を向上させることができる。また、ケーブル3の温度分布の平均や、ケーブル3の中間地点の温度が周囲温度と同じになるように制御することで、ケーブル3の温度を精度良く制御することができる。また、ケーブル3の温度上昇が抑えられるため、より多くの電流を流すことができるようになり、モータの性能向上につながる。
なお、冷却器100は、本実施例1のように、ケーブルホース4内に設ける必要はない。冷却器100をケーブル3の固定部1側に設ければ、移動体2やケーブル3自体が移動する際の阻害となるおそれがない。
図3は本発明による平面モータの他の実施例を示す図である。
図7と同じ構成要素には同じ番号を付して説明を省略する。ケーブルホース4内に、冷却された気体を供給する給気配管104と、ケーブルホース4内の気体を外部に排出する排気配管105が設けられる。
給気ポンプ106で圧縮気体を生成する。冷却器107で圧縮気体から熱を取り除いて冷却する。冷却された圧縮気体はフィルタ108でダスト、ミストが除去され、給気配管104に導入される。
給気配管104のケーブルホース4内に位置する部分には給気口104aが設けられている。給気配管104に導入された冷却気体は、給気口104aからケーブルホース4内に放出される。ケーブルホース4およびケーブルホース4内のケーブル3は、供給された冷却気体によって冷却される。
給気口104aにはテーパーが設けられている。テーパーを設けることにより、気体の噴き出し時の摩擦による温度上昇を防止するとともに、給気時の体積膨張による熱吸収により冷却効果を持たせる効果がある。
ケーブルホース4内で熱を吸収した気体は、排気配管105を介して真空ポンプ109によりケーブルホース4外部に排気される。排気配管105のケーブルホース4内に位置する部分には吸気口105aが設けられており、ケーブルホース4内の気体は吸気口105aから排気配管105に導入される。吸気口105aにも、給気口104aと同様のテーパーが設けられていてもよい。
真空ポンプ109からの気体の排気は、レーザ干渉計5(図示せず)から遠ざけることができる。そのため、排気される気体によってレーザ干渉計5の位置検出に影響を与えるおそれがない。
なお、図3では、給気配管104および排気配管105はそれぞれ一本ずつしか図示されていないが、必要に応じて複数設けられていてもよい。また、給気口104aおよび吸気口105aもそれぞれ1ヶ所ずつしか図示されていないが、必要に応じて各配管ごとに複数設けられていてもよい。配管の数が多ければ、ケーブルホース4内への気体の供給および排出が強化される。また、給気配管104および排気配管105をそれぞれ移動体2側まで延ばし、所定間隔ごとに給気口104aと吸気口105aを設ければ、ケーブル3およびケーブルホース4をより均等に冷却することが可能になる。
このように、ケーブルホース4内に冷却気体を送り込んで熱を吸収させることにより、ケーブルホース4内の温度が下がり、ケーブルホース4外部への発熱の影響を抑えることができる。その結果、レーザ干渉計の位置検出精度を向上させることができる。また、ケーブル3の温度上昇が抑えられるため、より多くの電流を流すことができるようになり、モータの性能向上につながる。
図4は本実施例の変形例を示す図である。図3の構成に、前記実施例1と同様な温度検出器101、温度制御手段102、電流検出器103を追加したものである。
温度検出器101はケーブル3の温度を測定し、温度制御手段102に温度情報を出力する。電流検出器103はケーブル3に流れる電流値の情報を温度制御手段102に出力する。温度制御手段102は、ケーブル3の温度情報および電流値情報に基づいて、給気配管104に供給する気体の冷却温度を決定する。温度制御手段102は、ケーブル3またはケーブルホース4の温度が周囲温度と同等になるように気体の冷却温度を制御する。
温度制御手段102は、決定した冷却温度に応じて冷却器107に制御信号を出力する。冷却器107は、温度制御手段102で決定された冷却温度に応じて給気ポンプ108から供給される圧縮気体の冷却を行う。
図5は本発明による平面モータの他の実施例を示す図である。
前記実施例1では直接ケーブル3を冷却したが、ケーブル3を直接冷却する代わりに、ケーブルホース4内に冷却された高熱伝導性シート111を通しても、前記実施例1と同様の効果を得ることができる。
図7と同じ構成要素には同じ番号を付して説明を省略する。ケーブルホース4内に高熱伝導性シートを配置する。高熱伝導性シート110は、冷却器111により周囲温度よりも低い温度に冷却される。冷却器111は、前記実施例1の冷却器100と同じ構成のものを用いてよい。
ケーブルホース4内に冷却された高熱伝導性シート110を配置することにより、ケーブル3の発熱を効果的に吸収し、ケーブル3の温度上昇を抑えることができる。その結果、前記実施例1と同様の効果をえることができる。なお、高熱伝導性シート110の代わりに、冷却されたパイプ等を用いてもよいと考えられる。
図6は本発明による平面モータの他の実施例を示す図である。
前記実施例1,2,3では、ケーブル3またはケーブルホース4からの熱の影響を抑えた。本発明は、移動体2に生じる熱の除去にも用いることができる。
図7と同じ構成要素には同じ番号を付して説明を省略する。ケーブルホース4は、カバーの取り付けなどにより密封状態とする。または、ケーブルホース4はホース状のものなど、内部の気体が密封状態となるものを使用する。
ケーブルホース4の一端は、移動体2と封止状態で接続される。ケーブルホース4の他端は、ケーブルホース4内部の気体を密封状態に保つようにしながら排気配管112に接続される。排気配管112は外部の真空ポンプ113に接続される。これにより、真空ポンプ113と移動体2が密封状態で接続される。
真空ポンプ113はケーブルホース4を介して移動体2から気体を吸引する。移動体2から吸引される気体は、移動体2に発生した熱を吸収している。そのため、移動体2から気体を吸引することにより、移動体2を強制空冷する効果が得られ、移動体2の熱を外部へ排出することができる。
このように、本発明は、ケーブルまたはケーブルホースだけでなく、移動体2に発生する熱の排出にも対応することができる。
図1は本発明による平面モータの一実施例を示す図。 図2はケーブル3の温度の説明図。 図3は本発明による平面モータの他の実施例を示す図。 図4は本実施例の変形例を示す図。 図5は本発明による平面モータの他の実施例を示す図。 図6は本発明による平面モータの他の実施例を示す図。 図7は従来の平面モータの一例を示す図。
符号の説明
1 固定部(プラテン)
2 移動体(スライダ)
3 ケーブル
4 ケーブルホース
5 レーザ干渉計
100 冷却器
100a 絶縁熱結合手段
100b 冷却手段
100c 2次冷却手段
101 温度検出器
102 温度制御手段
103 電流検出器
104 給気配管
105 排気配管
106 給気ポンプ
107 冷却器
108 フィルタ
109 真空ポンプ
110 高熱伝導性シート
111 冷却器
112 排気配管
113 真空ポンプ

Claims (10)

  1. 平面を有する固定部と、この固定部の平面上を移動する移動体と、前記固定部の端部側から前記移動体に配線されているケーブルとを備えた平面モータにおいて、
    前記ケーブルを冷却する冷却器が設けられたことを特徴とする平面モータ。
  2. 前記ケーブルの温度を検出する温度検出器または前記ケーブルの電流を検出する電流検出器の少なくともいずれか一方と、
    前記温度検出器または前記電流検出器の少なくとも一方の出力に基づいて前記ケーブルの冷却温度を決定する温度制御手段とを備え、
    前記冷却器は前記温度制御手段で決定された冷却温度に応じて前記ケーブルの冷却を行うことを特徴とする請求項1に記載の平面モータ。
  3. 前記冷却器は前記ケーブルの前記固定部側に配置されたことを特徴とする請求項1または2に記載の平面モータ。
  4. 前記温度制御手段は、前記ケーブルに温度分布がある場合に、前記ケーブル全体の平均温度が周囲温度と一致するように前記冷却温度を決定することを特徴とする請求項2または3に記載の平面モータ。
  5. 前記温度制御手段は、前記ケーブルの中間地点の温度が周囲温度と一致するように前記冷却温度を決定することを特徴とする請求項2または3に記載の平面モータ。
  6. 平面を有する固定部と、この固定部の平面上を移動する移動体と、前記固定部の端部側から前記移動体に配線されているケーブルと、このケーブルを保持するケーブルホースとを備えた平面モータにおいて、
    気体の冷却を行う冷却器と、
    この冷却器で冷却された気体を前記ケーブルホース内に供給する給気口を有する給気配管と、
    前記ケーブルホース内の気体を吸気する吸気口を有する排気配管と、
    前記排気配管が接続され、前記ケーブルホース内の気体の排気を行うポンプと、
    を有することを特徴とする平面モータ。
  7. 前記給気口または前記吸気口の少なくとも一方にテーパーが設けられたことを特徴とする請求項6に記載の平面モータ。
  8. 前記給気配管または前記排気配管の少なくとも一方は前記ケーブルホース内に配設されたことを特徴とする請求項6または7に記載された平面モータ。
  9. 平面を有する固定部と、この固定部の平面上を移動する移動体と、前記固定部の端部側から前記移動体に配線されているケーブルと、このケーブルを保持するケーブルホースとを備えた平面モータにおいて、
    前記ケーブルホース内に配置され、周囲温度よりも低い温度に冷却された高熱伝導性シートまたはパイプを備えたことを特徴とする平面モータ。
  10. 平面を有する固定部と、この固定部の平面上を移動する移動体と、前記固定部の端部側から前記移動体に配線されているケーブルと、このケーブルを保持するケーブルホースとを備えた平面モータにおいて、
    気体の吸引を行う真空ポンプを備え、
    前記ケーブルホースは前記移動体と前記真空ポンプとの間を密封状態で接続し、
    前記真空ポンプで気体を吸引して前記移動体2の熱を外部へ排出することを特徴とする平面モータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014090075A (ja) * 2012-10-30 2014-05-15 Canon Inc ステージ装置、リソグラフィ装置、および物品の製造方法

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