JP2009159565A - データ蓄積装置、データ蓄積システム、データ蓄積送信制御プログラム及び記録媒体 - Google Patents

データ蓄積装置、データ蓄積システム、データ蓄積送信制御プログラム及び記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、印刷データ等のデータを送信元から相手先に安全かつ安価に送信するデータ蓄積装置、データ蓄積システム、データ蓄積送信制御プログラム及び記録媒体に関する。
【解決手段】データ蓄積装置1は、可搬性を有し、無線通信部3によって無線通信で受信した印刷データを蓄積部4に蓄積し、送信先の画像形成装置との間で、所定距離範囲内で、操作部5の送信開始のボタンが操作されると、無線通信部3によって無線接続の確立処理を行って、該無線接続が確立すると、システム制御部2が、蓄積部4に蓄積されているデータを無線通信部3から該画像形成装置に送信する。したがって、ネットワーク等の通信路の暴露によるデータの漏洩を防止しつつ、画像形成装置に操作部がない場合にも、確実、容易に、かつ、安価に印刷データを送信することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、データ蓄積装置、データ蓄積システム、データ蓄積送信制御プログラム及び記録媒体に関し、詳細には、印刷データ等のデータを送信元から相手先に安全かつ安価に送信するデータ蓄積装置、データ蓄積システム、データ蓄積送信制御プログラム及び記録媒体に関する。
プリンタ、複写装置等の画像形成装置においては、近年、ネットワークに接続されて、ネットワークを介してコンピュータ等の外部情報処理装置から受信したデータを用紙に記録出力するようになってきている。
このようなネットワークに接続された画像形成装置は、一般的に、ハードディスク等の画像蓄積メモリを備え、受信したデータを一旦画像蓄積メモリに蓄積した後、記録出力する。
そして、画像形成装置の取り扱うデータは、機密性を要するデータもあり、画像形成装置は、このような機密性を要するデータ(以下、機密画像データという。)に対しては、従来、外部情報処理装置側からあるいは操作部からユーザIDやPINコードを該データに付加して画像形成装置に入力し、画像形成装置が、入力される機密画像データを画像蓄積メモリに一旦蓄積するとともに、ユーザIDやPINコードに基づいて管理する。そして、画像形成装置は、出力時に操作部からユーザIDやPINコードが入力されて認証が完了すると、該入力されたユーザIDやPINコードと一致するユーザIDやPINコードの機密画像データが画像蓄積メモリに格納されているかチェックし、ユーザIDやPINコードの一致する機密画像データを画像蓄積メモリから読み出して記録出力する。
この場合、画像データを印刷出力させるためには、画像形成装置にユーザが出向いたユーザIDやPINコードを入力する必要があるため、印刷物が排紙トレイに放置されることを少なくすることはできるが、印刷先の画像形成装置が必ず、ユーザIDやPINコードを入力する操作表示部等の入力部を備えている必要があるとともに、近年、通信路の暴露が発生し、盗聴等によるデータの漏洩が問題となっており、機密をより一層適切に保護する上で、改良の必要があった。
そして、従来、データ種別の属性と優先順位の対応表を内蔵して、ファイル単位で無線で受信したデータを保持するとともに該データのデータ種別の属性と該対応表でデータ管理し、読み出し要求のあったデータの属性から優先順位を決定して、送信データとともにデータの優先順位を出力し、指示された優先順位に従ってデータ送信を行う無線記憶装置が提案されている(特許文献1参照)。
特開2005−63116号公報
しかしながら、上記公報記載の従来技術にあっては、安価かつ機密を確保しつつ印刷物等のデータの送信を行う上で、改良の必要があった。
すなわち、上記公報記載の従来技術にあっては、無線通信によりデータをファイル単位で送受信するとともに、データ種別の属性で優先順位を設けて優先順位に基づいてデータ送信しているため、印刷データの場合に、データ送信を行うのにデータ送信先まで出向く必要がないため、データ送信先の画像形成装置で印刷出力された印刷物の取り忘れを防止することができず、データの流出を抑制することができないという問題があった。
そこで、本発明は、印刷データ等のデータ送信を意図する相手先に機密性を保持することのできる状態で適切かつ安価にデータ送信し利用性の良好なデータ蓄積装置、データ蓄積システム、データ蓄積送信制御プログラム及び記録媒体を提供することを目的としている。
本発明は、可搬性を有し、無線通信手段によって無線通信で受信したデータを蓄積手段に蓄積し、送信先の所定の相手装置との間で、所定距離範囲内で、所定タイミングに該無線通信手段によって無線接続の確立を行って、該無線接続が確立すると、該蓄積手段に蓄積されている該データを該無線通信手段から該相手装置へ送信することを特徴としている。
また、本発明は、無線通信手段が、接続許可相手として予め登録されている相手装置とのみ無線接続を確立することを特徴としている。
さらに、本発明は、無線通信手段が、相手装置からの無線通信信号の信号強度が所定の信号強度以上であるか、または/及び、該相手装置との無線通信による通信速度が所定の通信速度以上の通信速度であることを条件として、該相手装置との無線接続を確立することを特徴としている。
また、本発明は、無線通信手段によって、無線接続確立処理を連続的または所定時間間隔毎に行うことを特徴としている。
さらに、本発明は、無線接続確立処理を所定時間間隔毎に行い、該無線接続の確立に失敗すると、該次の無線接続確立処理までの間、消費電力を削減して待機する休止モードに移行することを特徴としている。
また、本発明は、データとして、印刷データを受信して蓄積した後送信し、該送信相手装置が、画像形成装置であることを特徴としている。
本発明によれば、可搬性を有するデータ蓄積装置の無線通信手段によって無線通信で受信したデータを蓄積手段に蓄積し、送信先の所定の相手装置との間で、所定距離範囲内で、所定タイミングに該無線通信手段によって無線接続の確立を行って、該無線接続が確立すると、該蓄積手段に蓄積されている該データを該無線通信手段から該相手装置へ送信するので、ネットワーク等の通信路の暴露によるデータの漏洩を防止しつつ、相手装置の近くまで可搬して、該相手装置が操作手段を備えていなくても、確実、容易に、かつ、安価に相手装置にデータを送信することができ、特に、データが印刷データであるときに相手装置としての画像形成装置に該画像形成装置に操作部がない場合にも、印刷データを安全かつ容易に送信することができるとともに、送信データの印刷物の取り忘れによるデータの漏洩をも防止することができる。
以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施例は、本発明の好適な実施例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
図1〜図8は、本発明のデータ蓄積装置、データ蓄積システム、データ蓄積送信制御プログラム及び記録媒体の一実施例を示す図であり、図1は、本発明のデータ蓄積装置、データ蓄積システム、データ蓄積送信制御プログラム及び記録媒体の一実施例を適用したデータ蓄積装置1のブロック構成図である。
図1において、データ蓄積装置1は、システム制御部2、無線通信部3、蓄積部4、操作部5及び表示部6等を備えており、システム制御部2、無線通信部3及び蓄積部4はバス7により接続されている。データ蓄積装置1は、可搬性に富んだ重量と大きさで形成されており、データ送信元のコンピュータ等の情報処理装置から受け取った印刷データ等のデータを送信相手装置である画像形成装置の近くまで可搬して、無線でデータ送信するデータ蓄積システムの主要な構成部分として機能する。
システム制御部2は、メモリやCPU(Central Processing Unit )等を備え、CPUが内部メモリ等に格納されているデータ蓄積送信制御処理プログラムに基づいてデータ蓄積装置1の各部を制御して、印刷データ等のデータの受信、蓄積、保管管理及び送信制御を行う。
この内部メモリへのデータ蓄積送信制御処理プログラムの格納は、CD(Compact Disc)、CD−RW(Compact Disc Rewritable )、DVD(Digital Video Disk)、フレキシブルディスク等の記録媒体に記録されている後述するデータ蓄積送信制御方法を実行するデータ蓄積送信制御処理プログラムを図示しない読み取り装置によって読み込ませて格納してもよい。そして、このデータ蓄積装置1は、この記録媒体に記録されているデータ蓄積送信制御処理プログラムが導入されて、実行されることで、本発明のデータ蓄積送信制御方法を実行するデータ蓄積装置1として構築される。
無線通信部3は、所定の無線通信方法、例えば、WUSB(Wireless Universal Serial Bus)等により接続相手と無線による通信を行い、印刷データ等のデータの送受信やコマンド等の信号の授受を行う。無線通信部3は、CPU2の制御下で接続情報が登録され、該接続情報は、接続相手との通信に必要な通信情報だけでなく、接続相手が予め接続許可された相手(以下、接続許可相手)であるか否かを特定する接続許可相手特定情報を含んでいる。無線通信部3は、この接続許可相手特定情報に基づいて特定の接続許可相手とのみ無線接続を確立して、印刷データ等のデータの送受信を行う。この接続許可相手特定情報は、例えば、特定のコンピュータ等の管理装置と無線通信部3を介して該管理装置から受信してシステム制御部2内の不揮発性メモリや蓄積部4等に保管して、必要に応じて無線通信部3に渡し、無線通信部3が該接続許可相手特定情報に接続許可相手として登録されている接続相手とのみ無線接続を確立してデータの送受信を行う。また、無線通信部3は、所定の無線通信可能な通信範囲の相手とのみ無線通信するが、この通信相手との通信の可否を通信信号の強度、通信速度等に基づいて判断する。すなわち、無線通信部3は、例えば、通信信号の強度を検出する信号強度検出部、または/及び、相手先との無線通信速度を検出する通信速度検出部等を備え、予め設定されている通信信号の強度以上の接続相手があるか、または/及び、予め設定されている通信速度以上の接続相手があるかによって通信相手の存在の有無を判別する。なお、通信速度は、通信相手との信号強度や距離等によって変化する。
蓄積部4は、例えば、ハードディスク(HDD)やフラッシュメモリ等の少なくともデータを保持する機能を有する記憶媒体が用いられており、システム制御部2の管理下で、各種データ、特に、印刷データ等の送受信するデータを蓄積、削除、変更等が行われる。
操作部5は、少なくとも印刷開始をユーザが印刷開始を指示するための送信開始ボタン等の操作機能部(以下、簡略化のためボタンという。)を備えている。
また、表示部6は、例えば、液晶ディスプレイ、LED(Light Emitting Diode)等で構成され、蓄積部4に保管されている印刷データの保管状態やデータ送信中であること等の各種情報を文字情報、グラフィック情報、点灯、点滅等によって表示する。
次に、本実施例の作用を説明する。本実施例のデータ蓄積装置1は、可搬性を有するとともに、特定の相手装置との間で無線通信を行ってデータ、特に、印刷データの送受信を行って、特定の相手装置との間のデータの移送を安価、安全かつ容易に行う。なお、以下の説明では、説明を明瞭にするために、データが印刷データであるとして説明するが、データとしては、印刷データに限るものではない。
すなわち、コンピュータ等の情報処理装置から印刷データの蓄積要求があると、該情報処理装置が予め通信可能な接続許可相手として前記接続許可相手特定情報に登録されている接続相手であるかチェックして、接続許可相手であると、無線通信部3によって該情報処理装置と無線通信して印刷データと該印刷データの移送先情報を受信し、該受信した印刷データと移送先情報をシステム制御部2の制御下で蓄積部4に蓄積する。
そして、データ蓄積装置1は、図2に示すように、操作部5のデータ送信開始ボタンが操作されると(ステップS101)、システム制御部2は、該データ送信開始ボタンの操作をトリガとして、データ蓄積送信制御処理を開始し、蓄積部4に送信対象の印刷データが蓄積されているかチェックする(ステップS102)。
ステップS102で、印刷データが蓄積されていないときには、システム制御部2は、印刷データの送信を行うことができないため、そのまま処理を終了する。
ステップS012で、印刷データが蓄積部4に蓄積されているときには、システム制御部2は、印刷データの出力処理を行って、送信処理を完了すると、該印刷データを蓄積部4から削除して、処理を終了する(ステップS103)。
なお、印刷データが複数ファイル分が蓄積部4に蓄積されているときには、連続して出力するために、図3に示すように、蓄積部4に印刷データが残っていないかチェックし(ステップS104)、印刷データが残っていると、ステップS103に戻って、印刷データ出力処理を行うという処理を、蓄積部4に印刷データが残っている限り繰り返し行ってもよい(ステップS103、S104)。なお、図3では、図2と同様の処理ステップには、同一のステップナンバを付して、その説明を省略する。
そして、データ蓄積装置1は、上記印刷データ出力処理を、図4に示すように実行する。すなわち、システム制御部2は、印刷データ出力処理を開始すると、無線通信部3にデータ送信相手を特定する接続許可相手特定情報を渡し、データ送信相手であるプリンタ装置等の画像形成装置との無線接続を開始させ(ステップS201)、無線接続の確立に成功したかチェックする(ステップS202)。無線通信部3は、この画像形成装置との無線接続の確立の確認を、無縁通信部3が所定の無線通信範囲内に通信相手が存在するか、また、その通信相手が予め接続許可されている接続許可相手であるかによって行う。すなわち、無線通信部3は、上述のように、通信信号の強度を検出する信号強度検出部、または/及び、無線通信速度を検出する通信速度検出部等を備え、予め設定されている通信信号の強度以上の接続相手があるか、または/及び予め設定されている通信速度以上の接続相手があるかによって通信相手の存在の有無を判別する。この信号強度と通信速度による通信相手の存在の有無の判断は、いずれか一方で行ってもよいし、双方を用いて行ってもよい。さらに、無線通信部3は、通信相手が存在する場合、該通信相手がシステム制御部2から受け取った接続許可相手特定情報に予め登録されている接続許可相手であるかチェックし、接続許可相手であると、ステップS202で無線接続の確立が成功したと判断する。
ステップS202で、接続の確立が成功しないときには、無線通信部3はその旨をシステム制御部2に通知し、システム制御部2は、印刷データが蓄積部4に蓄積されている状態を維持したまま、印刷データが蓄積部4に蓄積されていることを示す表示を表示部6に文字表示、LEDの点灯、点滅等によって通知して、印刷データ出力処理を終了する。
ステップS202で、接続の確立に成功すると、無線通信部3が、その旨をシステム制御部2に通知して、システム制御部2は、蓄積部4の印刷データを該接続相手先の画像形成装置に送信するデータ送信処理を行い(ステップS203)、データ送信処理を完了すると、接続を終了して、印刷データ出力処理を終了する(ステップS204)。
そして、デジタル複合装置1は、ステップS203のデータ送信処理を、図5に示すように実行する。すなわち、システム制御部2は、無線通信部3から無線接続の確立成功の通知があると、送信対象の印刷データの選択を行い(ステップS301)、選択した印刷データを無線通信部3を介して該無線接続の確立されている相手先の画像形成装置に送信するデータ送信を行う(ステップS302)。システム制御部2は、データ送信を行うと、該データ送信においてエラーが発生したかチェックし(ステップS303)、エラーが発生していないときには、該印刷データの送信が完了したと判断して、該印刷データを蓄積部4から消去するとともに、操作部5のスピーカ等からの音声や表示部6への表示等によって送信完了を通知して(ステップS304)、全ての印刷ファイルの送信が完了したかチェックする(ステップS305)。
ステップS303で、印刷データの送信にエラーが発生したときには、システム制御部2は、印刷データの消去を行うことなく、全ての印刷ファイルの送信が完了したかチェックする(ステップS305)。
ステップS305で、全ての印刷ファイルの送信が完了していないときには、システム制御部2は、ステップS301に戻って、印刷データの選択から上記同様に処理する(ステップS301〜S305)。この場合、システム制御部2は、ステップS303で、送信エラーが発生して、再送信を行う場合には、ステップS301で、該送信エラーの発生した印刷データを選択して、該送信エラーの発生した印刷データの再送信を行う(ステップS302)。
システム制御部2は、上記データ送信処理を、処理を蓄積部4に蓄積されている全ての印刷ファイルの送信が完了するまで繰り返し行って、全ての印刷ファイルの送信が完了すると、データ送信処理を終了する(ステップS301〜S305)。
そして、システム制御部2は、図4のステップS202で、接続確立が成功しないときには、図2に戻って、操作部5の印刷開始ボタンの押下をトリガとして、上記同様に、データ蓄積送信制御処理を、蓄積部4の印刷データを全て送信するまで繰り返し実行する(ステップS101〜S104、S201〜S204、S301〜305)。
このように、本実施例のデータ蓄積装置1は、可搬性を有し、無線通信部3によって無線通信で受信したデータを蓄積部4に蓄積し、送信先の所定の相手装置である画像形成装置との間で、所定距離範囲内で、所定タイミングに無線通信部3によって無線接続の確立を行って、該無線接続が確立すると、蓄積部4に蓄積されているデータを無線通信部3から該画像形成装置に送信している。
したがって、ネットワーク等の通信路の暴露によるデータの漏洩を防止しつつ、データ蓄積装置1を相手装置である画像形成装置の近くまで可搬して、確実、容易に、かつ、安価に相手装置である画像形成装置にデータを送信することができる。
また、本実施例のデータ蓄積装置1は、データとして、印刷データをコンピュータ等の情報処理装置から無線受信して、蓄積部4に蓄積し、該蓄積部4のデータを、無線通信部3から画像形成装置に無線送信している。
したがって、画像形成装置に操作部がない場合にも、印刷データを安全かつ容易に画像形成装置に送信することができ、該印刷データを画像形成装置で印刷した印刷物を取り忘れることを防止して、データの漏洩をも防止することができる。
さらに、本実施例のデータ蓄積装置1は、接続相手が予め接続許可された接続許可相手であるか否かを特定する接続許可相手特定情報に登録されている相手装置である画像形成装置とのみ無線接続を確立している。
したがって、特定の接続許可相手の画像形成装置にのみデータを送信することができ、データの保護をより一層図ることができる。
また、本実施例のデータ蓄積装置1は、無線通信部3が、相手装置からの無線通信信号の信号強度を検出する信号強度検出部、相手装置との無線通信速度を検出する通信速度検出部のうち少なくともいずれかを備え、少なくとも、該信号強度検出部が所定の信号強度以上の信号強度を検出するか、該通信速度検出部が所定の通信速度以上の通信速度を検出することを条件として、該相手装置である画像形成装置との無線接続を確立している。
したがって、データ送信時のデータ破壊等を防止して、データの再送信を防止することができ、送信時間を短縮したがってより一層適切なデータ送信を行うことができる。
さらに、本実施例のデータ蓄積装置1は、システム制御部2が、無線通信部3に無線接続確立処理を連続的に行ってもよい。
このようにすると、速やかに送信先の相手装置を見つけて印刷データを送信することができ、処理速度を向上させることができる。
また、本実施例のデータ蓄積装置1は、操作部5で送信開始のボタン操作が行われると、システム制御部2が、無線通信部3に無線接続確立処理を行わせている。
したがって、送信先の画像形成装置が操作部を備えていない安価な装置であっても、適切かつ確実に印刷データを送信することができる。
なお、データ蓄積装置1は、休止モード(状態)を備えていて、図6に示すように、待機時には、休止モードに移行して、消費電力を削減するようにしても良い。なお、図6においては、図1と同様の処理ステップには、同一のステップナンバを付して、その説明を簡略化する。
すなわち、データ蓄積装置1は、図6に示すように、操作部5のデータ送信開始ボタンが操作されると(ステップS101)、操作部5からのボタン操作トリガによって、給紙状態にあったシステム制御部2やその他の休止状態にあった各部が起動し(ステップS401)、システム制御部2が、データ蓄積送信制御処理を開始して、蓄積部4に送信対象の印刷データが蓄積されているかチェックする(ステップS102)。
ステップS102で、印刷データが蓄積されていないときには、システム制御部2は、データの送信を行うことができないため、そのままデータ蓄積送信制御処理を終了して、休止状態に移行する(ステップS402)。この休止状態は、システム制御部2のCPUやメモリ等を含むデータ蓄積装置1のデータ送信またはデータ受信のトリガを発行するのに必要な部分にのみ給電し、その他の部分への電源の供給を停止して消費電力の削減を行う状態であり、データの送受信のための再起動に支障がない場合には、データ蓄積装置1の全体への電源の供給を停止した状態であっても良い。
ステップS012で、印刷データが蓄積部4に蓄積されているときには、システム制御部2は、印刷データの出力処理を行って(ステップS103)、データ送信処理を完了すると、該印刷データを蓄積部4から削除し、データ蓄積送信制御処理を終了して、休止状態に移行する(ステップS402)。
なお、この場合にも、印刷データが複数ファイル分が蓄積部4に蓄積されているときには、連続して出力するために、図3に示したように、蓄積部4に印刷データが残っていないかチェックし(ステップS104)、印刷データが残っていると、ステップS103に戻って、印刷データ出力処理を行うという処理を、蓄積部4に印刷データが残っている限り繰り返し行ってもよい(ステップS103、S104)。そして、データ蓄積装置1は、ステップS104で、蓄積部4に印刷データがなくなると、データ蓄積送信制御処理を終了して、休止状態に移行する(ステップS402)。
このようにすると、データ蓄積装置1の消費電力を低減することができ、小さな電源容量で動作可能として、より一層可搬性を向上させることができる。
また、上記図4のステップS202において、図7に示すように、システム制御部2に接続されたタイマ8を備えて、タイマ8に予め接続確認間隔時間を設定して、タイマ8が該接続確認間隔時間を計時する毎に接続確立の確認処理を行うようにしてもよい。
このようにすると、印刷開始ボタン等の操作を行うことなく、速やかに無線接続を確立して、データ送信することができ、処理速度を向上させることができるとともに、利用性を向上させることができる。
さらに、データ蓄積装置1は、図8に示すように、システム制御部2、無線通信部3、蓄積部4及び表示部6のみの構成とし、蓄積部4に印刷データの蓄積が行われると、連続的に無線接続の確立処理を行って、接続確立が確認されると、該印刷データの送信を行うようにしてもよい。
このようにすると、印刷開始ボタン等の操作を行うことなく、より一層速やかに無線接続を確立して、データ送信することができ、処理速度をより一層向上させることができるとともに、利用性を向上させることができる。
なお、上記説明においては、データとして印刷データを取り上げて、印刷データを蓄積したデータ蓄積装置1から画像形成装置に安全かつ安価に送信して印刷させる場合について説明したが、データとしては、印刷データに限るものではなく、また、送信先の相手装置も、画像形成装置に限るものではない。例えば、文書データ等の各種データをコンピュータ間で移送したり、音楽データをコンピュータから演奏装置に移送する等の場合にも同様に適用することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を好適な実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
本発明は、コンピュータやスキャナ等の情報処理装置からデータを受け取って他のコンピュータやプリンタ装置、ファクシミリ装置、複合装置、演奏装置等の情報処理装置に該データを無線通信で渡す可搬性を有するデータ蓄積装置、データ蓄積システム、データ蓄積送信制御プログラム及び記録媒体に利用することができる。
本発明の一実施例を適用したデータ蓄積装置のブロック構成図。 図1のデータ蓄積装置によるデータ蓄積送信制御処理を示すフローチャート。 図1のデータ蓄積装置による蓄積部が空になるまで連続してデータ送信を行う場合のデータ蓄積送信制御処理を示すフローチャート。 図2及び図3の印刷データ出力処理の詳細な処理を示すフローチャート。 図4のデータ送信処理の詳細な処理を示すフローチャート。 図1のデータ蓄積装置による休止処理を伴うデータ蓄積送信制御処理を示すフローチャート。 図1のデータ蓄積装置にタイマを設けた場合のブロック構成図。 図1のデータ蓄積装置から操作部を取り除いた場合のフロック構成図。
符号の説明
1 データ蓄積装置
2 システム制御部
3 無線通信部
4 蓄積部
5 操作部
6 表示部
7 バス
8 タイマ

Claims (13)

  1. 無線通信してデータの送受信を行う無線通信手段と、該無線通信手段の受信した該データを蓄積する蓄積手段と、所定タイミングに該無線通信手段に所定距離範囲内の所定の相手装置との無線接続の確立を行わせ、該無線接続が確立すると、該蓄積手段に蓄積されている該データを該無線通信手段に該相手装置へ送信させる制御手段と、を備え、可搬性を有していることを特徴とするデータ蓄積装置。
  2. 前記無線通信手段は、接続許可相手として予め登録されている相手装置とのみ無線接続を確立することを特徴とする請求項1記載のデータ蓄積装置。
  3. 前記無線通信手段は、前記相手装置からの無線通信信号の信号強度を検出する信号強度検出手段または/及び該相手装置との無線通信速度を検出する通信速度検出手段を備え、少なくとも、該信号強度検出手段が所定の信号強度以上の信号強度を検出するか、該通信速度検出手段が所定の通信速度以上の通信速度を検出することを条件として、該相手装置との無線接続を確立することを特徴とする請求項1または請求項2記載のデータ蓄積装置。
  4. 前記制御手段は、前記無線通信手段に前記無線接続確立処理を連続的または所定時間間隔毎に行わせることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のデータ蓄積装置。
  5. 前記データ蓄積装置は、消費電力を削減して待機する休止モードを備えており、前記制御手段は、前記無線通信手段に前記無線接続確立処理を所定時間間隔毎に行わせ、該無線接続の確立に失敗すると、該次の無線接続確立処理までの間、該休止モードに移行することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のデータ蓄積装置。
  6. 可搬性を有するデータ蓄積装置が、送信元装置からデータを受け取って所定の相手装置に該データを渡すデータ蓄積システムであって、前記データ蓄積装置は、無線通信によってデータの送受信を行う無線通信手段と、該無線通信手段の受信した該データを蓄積する蓄積手段と、所定タイミングに該無線通信手段に所定距離範囲内の所定の前記相手装置との無線接続の確立を行わせて、該無線接続が確立すると、該蓄積手段に蓄積されている該データを該無線通信手段に該相手装置へ送信させる制御手段と、を備えていることを特徴とするデータ蓄積システム。
  7. 無線通信によってデータの送受信を行う無線通信手段によって受信したデータを蓄積手段に蓄積する可搬性を有するデータ蓄積装置によるデータ蓄積送信制御方法であって、所定タイミングに該無線通信手段による所定距離範囲内の所定の相手装置との無線接続の確立を行う無線接続確立処理と、該無線接続確立処理で該無線接続の確立に成功すると、該蓄積手段に蓄積されている前記データを該無線通信手段から該相手装置に送信するデータ送信処理と、を実行することを特徴とする特徴とするデータ蓄積送信制御方法。
  8. 前記データ蓄積送信制御方法は、前記無線接続確立処理で、接続許可相手として予め登録されている相手装置とのみ無線接続を確立することを特徴とする請求項7記載のデータ蓄積送信制御方法。
  9. 前記データ蓄積送信制御方法は、前記無線接続確立処理で、前記相手装置からの無線通信信号の信号強度が所定の信号強度以上であるか、または/及び、該相手装置との無線通信による通信速度が所定の通信速度以上の通信速度であることを条件として、該相手装置との無線接続を確立することを特徴とする請求項7または請求項8記載のデータ蓄積送信制御方法。
  10. 前記データ蓄積送信制御方法は、前記無線接続確立処理を所定時間間隔毎に行い、該無線接続の確立に失敗すると、該次の無線接続確立処理までの間、消費電力を削減して待機する休止モードに移行する休止モード移行処理を、さらに実行することを特徴とする請求項7から請求項9のいずれかに記載のデータ蓄積送信制御方法。
  11. 前記データは、印刷データであり、前記相手装置は、画像形成装置であることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれかに記載のデータ蓄積装置、データ蓄積システムまたはデータ蓄積送信制御方法。
  12. コンピュータに請求項7から請求項11のいずれかに記載のデータ蓄積送信制御方法を実行させることを特徴とするデータ蓄積送信制御プログラム。
  13. 請求項12記載のデータ蓄積送信制御プログラムを記録したことを特徴とするコンピュータが読み取り可能な記録媒体。
JP2007338762A 2007-12-28 2007-12-28 データ蓄積装置、データ蓄積システム、データ蓄積送信制御プログラム及び記録媒体 Pending JP2009159565A (ja)

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