JP2009158370A - 回路遮断器 - Google Patents
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Abstract
【課題】短絡電流発生時に可動接触子が電磁反発力によって反発動作をした際、可動接触子の開極量を大きくとれる回路遮断器を得る。
【解決手段】両端部に可動接点1a、1bを具備した回動形の可動接触子1の接点接触圧力を生み出すための引きばね5(4)を、ばねを構成する2つのコイルの一方の端部同士を接続部5b(4b)で接続すると共に、各コイルの他方の端部に各々フック5a(4a)を形成した一組の引きばね5として構成し、一組の引きばね5(4)の接続部5b(4b)を可動接触子の可動接点側とは反対側の面1c(1d)に当接させ、該反対側の面1cを跨いで引きばねの各コイル部分を可動接触子の回動軸軸方向両面に配置すると共に、フック5a(4a)を回動駆動棒6に設けられた固定リブ6a(6b)に直接固定して前記接点圧力を付与するようにした。
【選択図】図1
【解決手段】両端部に可動接点1a、1bを具備した回動形の可動接触子1の接点接触圧力を生み出すための引きばね5(4)を、ばねを構成する2つのコイルの一方の端部同士を接続部5b(4b)で接続すると共に、各コイルの他方の端部に各々フック5a(4a)を形成した一組の引きばね5として構成し、一組の引きばね5(4)の接続部5b(4b)を可動接触子の可動接点側とは反対側の面1c(1d)に当接させ、該反対側の面1cを跨いで引きばねの各コイル部分を可動接触子の回動軸軸方向両面に配置すると共に、フック5a(4a)を回動駆動棒6に設けられた固定リブ6a(6b)に直接固定して前記接点圧力を付与するようにした。
【選択図】図1
Description
この発明は、配線用遮断器や漏電遮断器などの回動形の可動接触子を備えた回路遮断器に関し、特に、回動形の可動接触子の電磁反発力での反発距離(開極距離)の改善を図った回路遮断器に関するものである。
従来の回動形の可動接触子を用いた回路遮断器として、例えば、特許文献1に示されるものがある。この特許文献1に示される回路遮断器は、接点ブリッジ(可動接触子)は、回動軸に関して対称的に配置される2本の引っ張りばねによって回動駆動棒の中で浮動固定される。それぞれのばねは、一方で接点ブリッジに固定され、他方で回動駆動棒のノッチの中に収容されるロッドに固定され、回動形の接点ブリッジ(可動接触子)は、回路遮断器がオンの時に、接点ブリッジ(可動接触子)の両端の可動接点を引っ張りばねの力によって固定接点に押し付けるよう構成されている。
従来の回路遮断器では、引きばねの片方は可動接触子の接点とは反対の面に固定し、もう片方は、引きばねを形成するコイル幅内にフックを形成して、フックに保持ピンを貫通させ、保持ピンを回動駆動棒に固定する構成となっている。このため、大電流発生時に可動接触子が、電磁反発力によって反発動作をしても、保持ピンと可動接触子が干渉するため、接点間の開極量を大きくできないという問題点があった。また、開極量を大きくするため、保持ピンと干渉しないような可動接触子形状とすると、可動接触子の断面積を小さくする必要があり、通電時の温度上昇を低く抑えられない。また、開閉によって可動接触子が変形しやすいという問題点があった。また、保持ピンを使用するためにコスト的にも高くなるという問題点があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、短絡電流発生時に可動接触子が電磁反発力によって反発動作をした際、可動接触子の開極量を大きくとれる回路遮断器を提供することを目的とするものである。
この発明に係る回路遮断器は、両端部に可動接点を具備した回動形の可動接触子、この可動接触子の可動接点と協働する固定接点が設けられ、短絡電流発生時に前記可動接点へ電流を流し前記可動接触子に開放位置への電磁反発力を発生させる電源側端子および負荷側端子、前記可動接触子に回転力を伝達する回動駆動棒、この回動駆動棒に固定され、遮断器の投入位置で前記可動接点を前記固定接点に押し付ける可動接触子の接点圧力を付与する引きばねを備えた回路遮断器において、前記引きばねは、ばねを構成する2つのコイルの一方の端部同士を接続部で接続すると共に、各コイルの他方の端部に各々フックを形成した一組の引きばねとして構成し、該一組の引きばねの前記接続部を前記可動接触子の可動接点側とは反対側の面に当接させ、該反対側の面を跨いで引きばねの各コイル部分を可動接触子の回動軸軸方向両面に配置すると共に、前記フックを前記回動駆動棒に設けられた固定リブに直接固定して前記接点圧力を付与するようにしたものである。
この発明の回路遮断器によれば、回動駆動棒内の可動接触子反発空間に遮蔽物がないため、短絡電流発生時に可動接触子が電磁反発力によって反発動作をした際、可動接触子の開極量を大きくとることができ、安価で、高い限流性能を有した回路遮断器を得ることができる。
上述した、またその他の、この発明の目的、特徴、効果は、以下の実施の形態における詳細な説明および図面の記載からより明らかとなるであろう。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1の回路遮断器について、図1〜図4を参照して説明する。図1は、この発明の実施の形態1における回路遮断器の可動接触子反発状態を示す断面図、図2は、回路遮断器がオンの状態を示す断面図、図3は、回路遮断器がオフまたは、トリップの状態を示す断面図、図4は、実施の形態1における引きばね形状を示す側面図(図4(a))と上面図(図4(b))である。なお、各図中、同一符号は、同一または相当部分を示すものとする。
図1〜図4において、消弧室7の中には、可動接触子1と電源側端子2、負荷側端子3が設けられ、可動接触子1は、機構(図示せず)からの回転力を回動駆動棒6を介して伝達されることにより、回動動作する。回路遮断器のオン時は、可動接触子1の端部に設けられた可動接点1aが電源側端子2の一端に設置された固定接点2aと当接し、可動接触子1の端部に設けられた可動接点1bが負荷側端子3の一端に設置された固定接点3bと当接する。
以下、この発明の実施の形態1の回路遮断器について、図1〜図4を参照して説明する。図1は、この発明の実施の形態1における回路遮断器の可動接触子反発状態を示す断面図、図2は、回路遮断器がオンの状態を示す断面図、図3は、回路遮断器がオフまたは、トリップの状態を示す断面図、図4は、実施の形態1における引きばね形状を示す側面図(図4(a))と上面図(図4(b))である。なお、各図中、同一符号は、同一または相当部分を示すものとする。
図1〜図4において、消弧室7の中には、可動接触子1と電源側端子2、負荷側端子3が設けられ、可動接触子1は、機構(図示せず)からの回転力を回動駆動棒6を介して伝達されることにより、回動動作する。回路遮断器のオン時は、可動接触子1の端部に設けられた可動接点1aが電源側端子2の一端に設置された固定接点2aと当接し、可動接触子1の端部に設けられた可動接点1bが負荷側端子3の一端に設置された固定接点3bと当接する。
電源側端子2の固定接点2aが設けられているのと逆の一端には、電線と接続するためのねじ穴2bが設けられており、負荷側端子3の固定接点3aが設けられているのと逆の一端には、過電流引き外し素子と接続するねじ穴3bが設けられている。
回路遮断器のオン時に、可動接触子1の可動接点1a、1bを固定接点2a、3aに押し付ける接点接触圧力を出すために、引きばね4、5が回動駆動棒6の中に配置される。
引きばね4と引きばね5は、各々、図4に示すように、ばねを構成する2つのコイルの一方の端部同士がU形状の接続部4b、5bによって接続され、各々一組の引きばね4、5として構成されている。そして、引きばね5は、U形状の接続部5bを可動接触子1の可動接点1aと反対側の面1cに係合させ、面1cを跨いで、引きばね5の各コイル部分が可動接触子1の回動軸の軸方向両面に配置される。同様に、引きばね4は、U形状の接続部4bを可動接触子1の可動接点1bと反対側の面1dに係合させ、面1dを跨いで、引きばね4の各コイル部分が可動接触子1の回動軸の軸方向両面に配置される。
また、引きばね4、5には、コイルの他方の端部に各々一対のフック4a、5aが、引きばねを構成するコイルの外側に設けられており、それぞれのフック4a、5aが回動駆動棒6に設けられた固定リブ6a、6bに直接係合固定されている。
引きばね4と引きばね5は、各々、図4に示すように、ばねを構成する2つのコイルの一方の端部同士がU形状の接続部4b、5bによって接続され、各々一組の引きばね4、5として構成されている。そして、引きばね5は、U形状の接続部5bを可動接触子1の可動接点1aと反対側の面1cに係合させ、面1cを跨いで、引きばね5の各コイル部分が可動接触子1の回動軸の軸方向両面に配置される。同様に、引きばね4は、U形状の接続部4bを可動接触子1の可動接点1bと反対側の面1dに係合させ、面1dを跨いで、引きばね4の各コイル部分が可動接触子1の回動軸の軸方向両面に配置される。
また、引きばね4、5には、コイルの他方の端部に各々一対のフック4a、5aが、引きばねを構成するコイルの外側に設けられており、それぞれのフック4a、5aが回動駆動棒6に設けられた固定リブ6a、6bに直接係合固定されている。
このように構成された実施の形態1の回路遮断器においては、通電状態(オン状態)の可動接触子1が、事故時の大電流発生の際には、電源側端子2と負荷側端子3から受ける電磁力により固定接点2a、3aから離れる方向に回転する。この時、図2に示される、回動駆動棒6内の可動接触子反発空間6c、6dには遮蔽物がないため、図1に示す可動接触子の開極量(反発量)Aを、可動接触子1の断面積を小さくすること無く、大きくとることができる。その結果、回路遮断器の事故電流を限流する効果が大きくなる。
また、引きばね4、5は、2つのコイルをU形状接続部4b、5bで接続され、フック4a、5aは、回動駆動棒6の固定リブ6a、6bに直接係合されているため、他に部材を必要とせず安価で組み込みやすい構成となっている。
1 可動接触子、1a、1b 可動接点、1c、1d 可動接触子の面、
2 電源側端子、2a 固定接点、2b ねじ穴、
3 負荷側端子、3a 固定接点、3b ねじ穴、
4 引きばね、4a フック、4b U形状接続部、
5 引きばね、5a フック、5b U形状接続部、
6 回動駆動棒、6a、6b 固定リブ、6c、6d 可動接触子反発空間、
7 消弧室。
2 電源側端子、2a 固定接点、2b ねじ穴、
3 負荷側端子、3a 固定接点、3b ねじ穴、
4 引きばね、4a フック、4b U形状接続部、
5 引きばね、5a フック、5b U形状接続部、
6 回動駆動棒、6a、6b 固定リブ、6c、6d 可動接触子反発空間、
7 消弧室。
Claims (3)
- 両端部に可動接点を具備した回動形の可動接触子、この可動接触子の可動接点と協働する固定接点が設けられ、短絡電流発生時に前記可動接点へ電流を流し前記可動接触子に開放位置への電磁反発力を発生させる電源側端子および負荷側端子、前記可動接触子に回転力を伝達する回動駆動棒、この回動駆動棒に固定され、遮断器の投入位置で前記可動接点を前記固定接点に押し付ける可動接触子の接点圧力を付与する引きばねを備えた回路遮断器において、前記引きばねは、ばねを構成する2つのコイルの一方の端部同士を接続部で接続すると共に、各コイルの他方の端部に各々フックを形成した一組の引きばねとして構成し、該一組の引きばねの前記接続部を前記可動接触子の可動接点側とは反対側の面に当接させ、該反対側の面を跨いで引きばねの各コイル部分を可動接触子の回動軸軸方向両面に配置すると共に、前記フックを前記回動駆動棒に設けられた固定リブに直接固定して前記接点圧力を付与するようにしたことを特徴とする回路遮断器。
- 前記接続部が、略U形状の接続部であることを特徴とする請求項1に記載の回路遮断器。
- 前記一組の引きばねを、前記可動接触子の回動軸心に対して対照的に、少なくとも1対配置したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の回路遮断器。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007337181A JP2009158370A (ja) | 2007-12-27 | 2007-12-27 | 回路遮断器 |
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Applications Claiming Priority (1)
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CN (1) | CN101471207A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013097905A (ja) * | 2011-10-28 | 2013-05-20 | Mitsubishi Electric Corp | 回路遮断器 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005235539A (ja) * | 2004-02-19 | 2005-09-02 | Fuji Electric Fa Components & Systems Co Ltd | 反発形回路遮断器の接触子装置 |
JP2005310780A (ja) * | 2004-04-16 | 2005-11-04 | Ls Industrial Systems Co Ltd | 配線用遮断器の可動接触子組立体 |
-
2007
- 2007-12-27 JP JP2007337181A patent/JP2009158370A/ja active Pending
-
2008
- 2008-04-18 CN CNA2008100945227A patent/CN101471207A/zh active Pending
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KR101317999B1 (ko) * | 2011-10-28 | 2013-10-14 | 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 | 회로차단기 |
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