JP2009158278A - スイッチ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】電子機器の側面などに配置される、横方向にノブを押すタイプのスイッチ装置の構成をより簡単にする。
【解決手段】ベース部材10と、ダイヤフラム30と、ベース部材10の上面に沿って平行移動可能に配置されたレバー部材50とを備え、レバー部材50を平行移動させることで、ダイヤフラム30をベース部材10側に押し下げて、ベース部材10の上面に配置された第1の導電パターン21と第2の導電パターン22とを、ダイヤフラム30で導通させるスイッチ装置である。レバー部材50に、弾性を有する薄板部53を設け、レバー部材の薄板部53の先端を、ベース部材又はそのベース部材上に配置された部材の壁部に係止させ、レバー部材50を平行移動させることでの薄板部53の変形で、ダイヤフラム30をベース部材側に押し下げると共に、薄板部53の弾性により、押された方向とは反対の方向に戻す力を生じさせる構成とした。
【選択図】図6
【解決手段】ベース部材10と、ダイヤフラム30と、ベース部材10の上面に沿って平行移動可能に配置されたレバー部材50とを備え、レバー部材50を平行移動させることで、ダイヤフラム30をベース部材10側に押し下げて、ベース部材10の上面に配置された第1の導電パターン21と第2の導電パターン22とを、ダイヤフラム30で導通させるスイッチ装置である。レバー部材50に、弾性を有する薄板部53を設け、レバー部材の薄板部53の先端を、ベース部材又はそのベース部材上に配置された部材の壁部に係止させ、レバー部材50を平行移動させることでの薄板部53の変形で、ダイヤフラム30をベース部材側に押し下げると共に、薄板部53の弾性により、押された方向とは反対の方向に戻す力を生じさせる構成とした。
【選択図】図6
Description
本発明は、電子機器に取付けられる小型のスイッチ装置に関し、特に、接点を構成する導電部を配置した面と平行に操作レバーを押すタイプのスイッチ装置に関するものである。
従来、比較的小型の電子機器に取り付けられる小型のスイッチ装置として、図11及び図12に示す構成のものがある。
図11は分解して示す図で、ベース部材1の上に、2つの導電パターン2a,2bをある程度の間隔を明けて設ける。そして、導電部材で構成されて平面部3aと湾曲部3bとを有するダイヤフラム3を、導電パターン2a,2bの上に配置する。このダイヤフラム3は、湾曲部3bが湾曲したそのままの形状の場合には、湾曲部3bだけが一方の導電パターン2aと接触した状態であり、他方の導電パターン2bとは接触していない。そして、平面部3aが上方から押されて湾曲部3bを変形させることで、ダイヤフラム3が導電パターン2bとも接触するようになり、2つの導電パターン2a,2bがダイヤフラム3で導通される状態となる。この2つの導電パターン2a,2bが導通した状態がスイッチのオン状態に相当する。
図11は分解して示す図で、ベース部材1の上に、2つの導電パターン2a,2bをある程度の間隔を明けて設ける。そして、導電部材で構成されて平面部3aと湾曲部3bとを有するダイヤフラム3を、導電パターン2a,2bの上に配置する。このダイヤフラム3は、湾曲部3bが湾曲したそのままの形状の場合には、湾曲部3bだけが一方の導電パターン2aと接触した状態であり、他方の導電パターン2bとは接触していない。そして、平面部3aが上方から押されて湾曲部3bを変形させることで、ダイヤフラム3が導電パターン2bとも接触するようになり、2つの導電パターン2a,2bがダイヤフラム3で導通される状態となる。この2つの導電パターン2a,2bが導通した状態がスイッチのオン状態に相当する。
ダイヤフラム3の上にはカバーフィルム4を配置し、さらにその上に、ノブ5とカバー部材6を配置する。ノブ5は、操作者が操作する部材であり、端部5aがカバー部材6から横方向に突出した状態で取付けられる。ノブ5は、中央部5bが周辺部5cから切り離された構成としてある。カバー部材6は、ベース部材1に取付けるための脚部6aを備え、さらに、中央にノブ押し下げ部6bを備える。
図12に組み立てられた状態を断面で示すように、ノブ5の中央部5bの先端は、カバー部材6側のノブ押し下げ部6bと接触させてあり、ノブ5の端部5aが矢印Aで示すように水平に内側に押し込まれることで、そのノブ押し下げ部6bと接触したノブ5の中央部5bの先端が下側に押し下げられる。
このノブ5の中央部5bが押し下げられることで、ノブ5の中央部5bの下側に配置されたダイヤフラム3が押し下げられて変形し、2つの導電パターン2a,2bがダイヤフラム3で導通される状態となる。
また、水平に押し込まれたノブ5は、ノブ押し下げ部6bの作用で戻す方向に力が働き、操作者が押す指を離すことで、元の位置に戻り、オフ状態に復帰する。
このノブ5の中央部5bが押し下げられることで、ノブ5の中央部5bの下側に配置されたダイヤフラム3が押し下げられて変形し、2つの導電パターン2a,2bがダイヤフラム3で導通される状態となる。
また、水平に押し込まれたノブ5は、ノブ押し下げ部6bの作用で戻す方向に力が働き、操作者が押す指を離すことで、元の位置に戻り、オフ状態に復帰する。
このような横方向にノブを押すことで、オン状態になるスイッチ装置は、例えば携帯電話端末の側面に配置されたスイッチなどに適用され、比較的小型の電子機器用として普及している。
特許文献1には、従来のこの種のスイッチ装置の構成の一例についての記載がある。
特開平11−39987号公報
特許文献1には、従来のこの種のスイッチ装置の構成の一例についての記載がある。
ところで、分解斜視図である図11に示されるように、この種の横方向にノブを押すスイッチ装置は、比較的部品点数も多く、構成が複雑であり、スイッチとして確実に作動させるためには、それぞれの部品も精度が要求されている。特に、ノブ5の中央部5bと、カバー部材6のノブ押し下げ部6bとの位置関係が適正である必要があり、カバー部材6のノブ押し下げ部6bを、高精度に製作する必要がある。図11の例では、カバー部材6のノブ押し下げ部6は、板金を折り曲げた構成としてあるが、その折り曲げ角度などを調整工程で適正に調整しないと、ノブ5の中央部5bが適正に押し下げられない問題がある。ノブが適正に押し下げられないと、ダイヤフラムで2つの導電パターンを正しく導通させることができないため、スイッチ動作が不良となってしまう。このため、それぞれの部品を精度良く製作して、精度良く組み立てる必要があった。
本発明はかかる点に鑑み、この種の横方向にノブを押す型のスイッチ装置の構成や製造をより簡単にすることを目的とする。
本発明は、第1の導電パターンと第2の導電パターンとが所定の間隔をあけて上面に配置されたベース部材と、ベース部材の上面に配置され、少なくとも一部が湾曲した導電部材で構成されたダイヤフラムと、ベース部材の上面に沿って平行移動可能に配置されたレバー部材とを備え、レバー部材を平行移動させることで、ダイヤフラムをベース部材側に押し下げて、ベース部材の上面に配置された第1の導電パターンと第2の導電パターンとを、ダイヤフラムで導通させるスイッチ装置に適用される。
そして、レバー部材として、弾性を有する薄板部を設け、レバー部材の薄板部の先端を、ベース部材又はそのベース部材上に配置された部材の壁部に係止させ、レバー部材を平行移動させることでの薄板部の変形で、ダイヤフラムをベース部材側に押し下げると共に、薄板部の弾性により、所定の方向とは反対の方向に戻す力を生じさせる構成とした。
そして、レバー部材として、弾性を有する薄板部を設け、レバー部材の薄板部の先端を、ベース部材又はそのベース部材上に配置された部材の壁部に係止させ、レバー部材を平行移動させることでの薄板部の変形で、ダイヤフラムをベース部材側に押し下げると共に、薄板部の弾性により、所定の方向とは反対の方向に戻す力を生じさせる構成とした。
本発明によると、レバー部品の薄板部の変形で、ダイヤフラムを押し下げることができる共に、その薄板部自身が持つ弾性で、押し込まれたレバー部材を押し戻す力を生じさせることができる。従って、レバー部品の薄板部が適正な弾性を持つように製作すれば、スイッチ装置として適正に作動するようになり、スイッチ装置の構成の簡易化に貢献する。
以下、本発明の一実施の形態の例を、図1〜図6を参照して説明する。
図1は、本実施の形態のスイッチ装置を分解して示す斜視図である。本実施の形態のスイッチ装置は、ベース部材10と、そのベース部材10に嵌められるダイヤフラム30と、カバーフィルム40と、レバー部材50と、トップケース60とで構成される。
図1は、本実施の形態のスイッチ装置を分解して示す斜視図である。本実施の形態のスイッチ装置は、ベース部材10と、そのベース部材10に嵌められるダイヤフラム30と、カバーフィルム40と、レバー部材50と、トップケース60とで構成される。
ベース部材10は、合成樹脂による成形品として構成させてあり、上面11に円形の段差部12を設けてある。円形の段差部12には、第1導電パターン21と第2導電パターン22とが、間隔をあけて配置してある。第1導電パターン21は、円形の段差部12の壁部に沿って、ほぼ半円形に配置してあり、第2の導電パターン22は、ほぼ中央部に変形に配置してある。それぞれの導電パターン21,22は、例えば金属板を対応した形状に露出するように配置することで、構成させてあり、それぞれの導電パターン21,22を構成する金属板は、ベース部材10の図示しない所定箇所から外側に露出させて、外部と接続する端子を構成させてある。
ベース部材10の円形の段差部12には、段差部12と同じ円形形状のダイヤフラム30を配置する。ダイヤフラム30は、導電性を有する金属板で構成され、中央が湾曲部31として上側に若干突出した形状としてあり、その湾曲部31の脇が平面部32となっている。湾曲部31と平面部32は一体化されて導通している。湾曲部31の突出高さは、段差部12の深さとほぼ等しくしてある。このような湾曲部31を有するために、ダイヤフラム30を配置しただけの状態では、ダイヤフラム30は第1導電パターン21とだけ接触して導通状態となり、中央に配置された第2導電パターン22とは接触していない。
ダイヤフラム30が配置された段差部12は、カバーフィルム40で覆う構成としてある。このカバーフィルム40を配置することで、ダイヤフラム30を配置した箇所が防塵処理されることになる。
そして、図1に示すレバー部材50が取付けられたトップケース60を、ダイヤフラム30とカバーフィルム40が配置されたベース部材10の上面11に載せて、組み立てられる。トップケース60は例えば樹脂部品として構成させてあり、壁部61をベース部材10に嵌める構成としてある。
レバー部材50は、操作者が操作する部分であるノブ部51が、トップケース60から露出した状態で、トップケース60に取付けられる。トップケース60に取付けられた状態では、レバー部材50は、水平方向(即ちベース部材10の上面11と平行な方向)にスライド可能としてある。スライド可能とする機構については後述する。
レバー部材50は、操作者が操作する部分であるノブ部51が、トップケース60から露出した状態で、トップケース60に取付けられる。トップケース60に取付けられた状態では、レバー部材50は、水平方向(即ちベース部材10の上面11と平行な方向)にスライド可能としてある。スライド可能とする機構については後述する。
レバー部材50は、ノブ部51のほぼ中央で、所定幅で薄板状のブラシ部53を保持してある。この例でのブラシ部53は、所定の弾性を有する金属薄板で構成させてあり、アウトサート成形で一体化させてある。即ち、樹脂部品で構成されるレバー部材50本体を樹脂成形する際に、その成形する金型内に金属薄板を予め配置して、ブラシ部53をレバー部材本体と一体化させてある。
また、ブラシ部53の両脇には、厚板形状のケース収納部52を備える。このケース収納部52は、樹脂でノブ部51と一体に成形させてある。ケース収納部52は、トップケース60にレバー部材50を取付けることで、肩部52aがトップケース60の壁部61の内面と接触する構成としてある。
また、ブラシ部53の両脇には、厚板形状のケース収納部52を備える。このケース収納部52は、樹脂でノブ部51と一体に成形させてある。ケース収納部52は、トップケース60にレバー部材50を取付けることで、肩部52aがトップケース60の壁部61の内面と接触する構成としてある。
図2及び図3は、レバー部材50を示した図である。図2は下側から見た図であり、図1とは反対側の面から見た図である。
細長で薄板形状のブラシ部53は、下側の面の中央に、突起部53aを設けてある。この突起部53aは、例えばプレス加工で形成させる。ノブ部51に固定されるブラシ部53の保持部53bは、本例ではノブ部51の側面まで突出させてあるが、ブラシ部53の端部がノブ部51内に隠れる構成としてもよい。
ブラシ部53の先端部53cは、両脇のケース収納部52の先端部52bよりも突出した長さとしてあり、トップケース60内に収まる本来の長さよりも若干長くしてある。
細長で薄板形状のブラシ部53は、下側の面の中央に、突起部53aを設けてある。この突起部53aは、例えばプレス加工で形成させる。ノブ部51に固定されるブラシ部53の保持部53bは、本例ではノブ部51の側面まで突出させてあるが、ブラシ部53の端部がノブ部51内に隠れる構成としてもよい。
ブラシ部53の先端部53cは、両脇のケース収納部52の先端部52bよりも突出した長さとしてあり、トップケース60内に収まる本来の長さよりも若干長くしてある。
図4及び図5は、レバー部材50をトップケース60に嵌めた状態を示した図である。
図4は下側から見た図であり、図5は断面図であり、図5(a)はレバー部材50を押していない状態の断面を示し、図5(b)は同じ断面で、レバー部材50を押した状態を示す。
図4に示されるように、レバー部材50の2つのケース収納部52の肩部52aが、トップケース60の壁部61と接するように、トップケース60に収納される。また、レバー部材50のブラシ部53の先端部53cは、図5(a)に示すように、トップケース60の壁部61と上面との間の隅部62に係止させる構成としてある。ここで、薄板状のブラシ部53の長さは、本来トップケース60に収納される長さよりも若干長くしてあり、そのために図5(a)に示すように弓なりに湾曲した状態で、配置される。この弓なりに湾曲した状態では、ブラシ部53の中央の突起部53aが最も下側に位置した状態となっている。ケース収納部52の先端部52bは、次に説明する水平移動ができるために、対向した壁部61との間で、少なくとも水平移動できる距離だけ隙間を形成させてある。
図4は下側から見た図であり、図5は断面図であり、図5(a)はレバー部材50を押していない状態の断面を示し、図5(b)は同じ断面で、レバー部材50を押した状態を示す。
図4に示されるように、レバー部材50の2つのケース収納部52の肩部52aが、トップケース60の壁部61と接するように、トップケース60に収納される。また、レバー部材50のブラシ部53の先端部53cは、図5(a)に示すように、トップケース60の壁部61と上面との間の隅部62に係止させる構成としてある。ここで、薄板状のブラシ部53の長さは、本来トップケース60に収納される長さよりも若干長くしてあり、そのために図5(a)に示すように弓なりに湾曲した状態で、配置される。この弓なりに湾曲した状態では、ブラシ部53の中央の突起部53aが最も下側に位置した状態となっている。ケース収納部52の先端部52bは、次に説明する水平移動ができるために、対向した壁部61との間で、少なくとも水平移動できる距離だけ隙間を形成させてある。
そして、図5(b)に示すように、レバー部材50のノブ部51が、矢印Pで示すように水平に押されることで、レバー部材50がトップケース60内で水平に移動する。この押し込まれた状態では、薄板状のブラシ部53は、その押し込まれた距離に対応して大きく湾曲し、突起部53aの位置が下側に下がる。この図5(b)に示すレバー部材50が押し込まれた状態で、ノブ部51を押している力が働かなくなると、薄板状のブラシ部53の弾性力で、レバー部材50が図5(a)に示す元の状態に戻される。
図6は、スイッチ装置として組み立てられた状態(即ちベース部材10と組み合わされた状態)での、図5と同じ位置の断面を示したものであり、図6(a)はノブ部51が押されていない状態を示し、図6(b)はノブ部51が押された状態を示す。
図6(a)に示すように、ベース部材10の段差部12に配置されたダイヤフラム30は、湾曲部31の中央が、薄板状のブラシ部53の突起部53aと接触している。この状態では、ダイヤフラム30は第1導電パターン21とだけ接触して、スイッチの状態としてはオフ状態である。
図6(a)に示すように、ベース部材10の段差部12に配置されたダイヤフラム30は、湾曲部31の中央が、薄板状のブラシ部53の突起部53aと接触している。この状態では、ダイヤフラム30は第1導電パターン21とだけ接触して、スイッチの状態としてはオフ状態である。
そして、図6(b)に示すように、ノブ部51が矢印Pで示すように押されて、レバー部材50が水平に押し込まれることで、薄板状のブラシ部53の突起部53aの位置が下側に下がる。この突起部53aの位置が下がることで、ダイヤフラム30の湾曲部31の中央が押し下げられ、その湾曲部31が第2導電パターン22と接触するようになる。従って、第1導電パターン21と第2導電パターン22とが導通して、スイッチの状態としてはオン状態となる。この図6(b)に示すレバー部材50が押し込まれた状態で、ノブ部51を押している力が働かなくなると、薄板状のブラシ部53の弾性力で、レバー部材50が図6(a)に示す元の状態に戻される。
このように構成されるスイッチ装置によると、レバー部材50は、そのレバー部材50が備える薄板状のブラシ部53の変形で、ダイヤフラム30を押し下げることができる共に、その薄板状のブラシ部53自身が持つ弾性で、押し込まれたレバー部材50を押し戻す力を生じさせることができる。従って、レバー部材50のブラシ部53が適正な弾性力を持つように製作すれば、スイッチ装置として適正に作動するようになり、スイッチ装置の構成の簡易化に貢献する。ブラシ部53の弾性力は、ブラシ部を構成する金属板の材質と厚みで決まるため、均一な弾性力とすることができ、組み立て時に特別な調整工程を行うことなく、適正な状態に精度良く組み立てることができる。
また、トップケース60は、レバー部材50が平行移動可能に保持するだけで良く、従来例で説明したようにレバー部材50を下側に押し下げる力を生じさせる機構が必要なく、トップケース60は単なる樹脂ケースとして簡単に構成させることが可能となる。
また、本例の場合には、レバー部材50のブラシ部53をアウトサート成形で固定させるようにしたので、レバー部材50の樹脂成形時にレバー部品として完成し、ブラシ部53を固定させる作業が別途必要でない効果を有する。
また、トップケース60は、レバー部材50が平行移動可能に保持するだけで良く、従来例で説明したようにレバー部材50を下側に押し下げる力を生じさせる機構が必要なく、トップケース60は単なる樹脂ケースとして簡単に構成させることが可能となる。
また、本例の場合には、レバー部材50のブラシ部53をアウトサート成形で固定させるようにしたので、レバー部材50の樹脂成形時にレバー部品として完成し、ブラシ部53を固定させる作業が別途必要でない効果を有する。
なお、図2や図3に示したレバー部材50は、ブラシ部53をアウトサート成形で固定させる構成としたが、レバー部材に嵌め込む構成で、一体化させる構成としてもよい。
図7及び図8は、この場合のレバー部材の構成例を示した図で、図7は上側から見た平面図で、図8は、トップカバー60に取付けた状態の断面図である。
図7に示すように、レバー部材100は、ノブ部101と、そのノブ部101から内側に伸びた2本のケース収納部102とを備える。2本のケース収納部102の間に、ブラシ部110が取付けられる。ブラシ部110を取付けるために、ノブ部101の内側には、係止部103及び104を有する。
ブラシ部110は、細長い薄板の金属板又は樹脂板で構成させてあり、先端部111をケース収納部102の先端部102aよりも突出させてあり、先端部111と反対側の取付け部112に、折り曲げ部114及び115を設けてある。中央には、図8に示すように突起部113を有する。
ブラシ部110をレバー部材100に取付けた状態では、ブラシ部110の取付け部112の折り曲げ部114及び115が、レバー部材100側の係止部103及び104に係止されて、固定される。図8では、ブラシ部110の先端部111が、トップカバー60の隅部62に係止された状態で示してある。
このようにブラシ部110をレバー部50に嵌め込んで固定させる構成としても、図1例のスイッチ装置と同様のスイッチ装置とすることができる。
図7及び図8は、この場合のレバー部材の構成例を示した図で、図7は上側から見た平面図で、図8は、トップカバー60に取付けた状態の断面図である。
図7に示すように、レバー部材100は、ノブ部101と、そのノブ部101から内側に伸びた2本のケース収納部102とを備える。2本のケース収納部102の間に、ブラシ部110が取付けられる。ブラシ部110を取付けるために、ノブ部101の内側には、係止部103及び104を有する。
ブラシ部110は、細長い薄板の金属板又は樹脂板で構成させてあり、先端部111をケース収納部102の先端部102aよりも突出させてあり、先端部111と反対側の取付け部112に、折り曲げ部114及び115を設けてある。中央には、図8に示すように突起部113を有する。
ブラシ部110をレバー部材100に取付けた状態では、ブラシ部110の取付け部112の折り曲げ部114及び115が、レバー部材100側の係止部103及び104に係止されて、固定される。図8では、ブラシ部110の先端部111が、トップカバー60の隅部62に係止された状態で示してある。
このようにブラシ部110をレバー部50に嵌め込んで固定させる構成としても、図1例のスイッチ装置と同様のスイッチ装置とすることができる。
また別の例として、ブラシ部を、レバー部材と一体で樹脂成形するようにしてもよい。
図9及び図10は、この場合のレバー部材の構成例を示した図で、図9(a)は下から見た平面図、図9(b)は側面図で、図10は断面図である。
図10の断面で見ると判るように、レバー部材200として、ノブ部201から伸びた薄板状の樹脂製のブラシ部210として、レバー部本体と一体に樹脂成形で構成させてある。ブラシ部210は、既に説明した図5,図6の例と同様の弾性力が得られるように、薄板状に形成させる。弾性力は、そのブラシ部を構成する樹脂材の材質と、厚みで決まる。
このように構成されるレバー部材200の場合には、ブラシ部210が樹脂製であるため、形状の自由度が高く、図9の例の場合には、先端211が二股形状としてある。中央の突起部212についても、樹脂で成形させてある。ブラシ部210の両脇には、ノブ部201から伸びたケース収納部102を構成させてある。
ブラシ部210とノブ部201との接続部213については、若干厚さを厚くしてあり、ブラシ部210の強度を持たせるようにしてある。また、この例のブラシ部210の場合には、図9(b)及び図10に示すように、予め先端部111が若干上側に持ち上がった湾曲形状としてあり、トップケース60に嵌め込んだときに、先端部111が自動的に上側の隅部に位置するようにしてある。
図9及び図10は、この場合のレバー部材の構成例を示した図で、図9(a)は下から見た平面図、図9(b)は側面図で、図10は断面図である。
図10の断面で見ると判るように、レバー部材200として、ノブ部201から伸びた薄板状の樹脂製のブラシ部210として、レバー部本体と一体に樹脂成形で構成させてある。ブラシ部210は、既に説明した図5,図6の例と同様の弾性力が得られるように、薄板状に形成させる。弾性力は、そのブラシ部を構成する樹脂材の材質と、厚みで決まる。
このように構成されるレバー部材200の場合には、ブラシ部210が樹脂製であるため、形状の自由度が高く、図9の例の場合には、先端211が二股形状としてある。中央の突起部212についても、樹脂で成形させてある。ブラシ部210の両脇には、ノブ部201から伸びたケース収納部102を構成させてある。
ブラシ部210とノブ部201との接続部213については、若干厚さを厚くしてあり、ブラシ部210の強度を持たせるようにしてある。また、この例のブラシ部210の場合には、図9(b)及び図10に示すように、予め先端部111が若干上側に持ち上がった湾曲形状としてあり、トップケース60に嵌め込んだときに、先端部111が自動的に上側の隅部に位置するようにしてある。
このようにブラシ部210をレバー部材本体と同じ樹脂材料で一体に樹脂成形させることで、ブラシ部を別部材で用意する必要がなく、スイッチ装置としての構成をより簡単にすることができる。
また、ここまで説明した各構成例では、ブラシ部の先端は、トップケース60の隅部62(図6)に係止させる構成としたが、ブラシ部の先端を、ベース部材側に係止させる構成としてもよい。或いは、トップケース60の壁部61の途中などに、ブラシ部の先端を係止させる機構を別途設けるようにしてもよい。
1…ベース部材、2a,2b…導電パターン、3…ダイヤフラム、4…カバーフィルム、5…ノブ、6…カバー部材、10…ベース部材、11…上面、12…段差部、21…第1導電パターン、22…第2導電パターン、30…ダイヤフラム、31…湾曲部、32…平面部、40…カバーフィルム、50…レバー部材、51…ノブ部、52…ケース収納部、52a…肩部、52b…先端部、53…ブラシ部、53a…突起部、53b…保持部、53c…先端部、60…トップケース、61…壁部、62…隅部、100…レバー部材、101…ノブ部、102…ケース収納部、103…係止部、110…ブラシ部、111…先端部、112…取付け部、113…突起部、114…折り曲げ部、200…レバー部材、201…ノブ部、202…ケース収納部、210…薄板部、211…先端部
Claims (4)
- 第1の導電パターンと第2の導電パターンとが所定の間隔をあけて上面に配置されたベース部材と、
前記ベース部材の上面に配置され、少なくとも一部が湾曲した導電部材で構成されたダイヤフラムと、
前記ベース部材の上面に沿って平行移動可能に配置されたレバー部材とを備え、
前記レバー部材を平行移動させることで、前記ダイヤフラムを前記ベース部材側に押し下げて、前記ベース部材の上面に配置された前記第1の導電パターンと前記第2の導電パターンとを、前記ダイヤフラムで導通させるスイッチ装置であって、
前記レバー部材として、弾性を有する薄板部を設け、
前記レバー部材の薄板部の先端を、前記ベース部材又はそのベース部材上に配置された部材の壁部に係止させ、
前記レバー部材を前記平行移動させることでの前記薄板部の変形で、前記ダイヤフラムを前記ベース部材側に押し下げると共に、前記薄板部の弾性により、前記所定の方向とは反対の方向に戻す力を生じさせる構成としたことを特徴とするスイッチ装置。 - 請求項1記載のスイッチ装置において、
前記レバー部材の弾性を有する薄板部は、金属製の薄板で構成したことを特徴とするスイッチ装置。 - 請求項2記載のスイッチ装置において、
前記レバー部材の本体を構成する樹脂部材の成形時に、前記金属製の薄板を成型用金型内に配置して、レバー部材本体と薄板とを一体化することを特徴とするスイッチ装置。 - 請求項1記載のスイッチ装置において、
前記レバー部材は樹脂部材とし、前記薄板部は、レバー部材本体を構成する樹脂材料で前記弾性が得られる厚さに薄くして、レバー部材本体と一体に樹脂成形したことを特徴とする体を構成する樹脂部材の成型時に一体に固定させることを特徴とするスイッチ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007334852A JP2009158278A (ja) | 2007-12-26 | 2007-12-26 | スイッチ装置 |
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JP2007334852A JP2009158278A (ja) | 2007-12-26 | 2007-12-26 | スイッチ装置 |
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JP2007334852A Pending JP2009158278A (ja) | 2007-12-26 | 2007-12-26 | スイッチ装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012256450A (ja) * | 2011-06-07 | 2012-12-27 | Magma Co Ltd | プッシュスイッチ装置 |
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2007
- 2007-12-26 JP JP2007334852A patent/JP2009158278A/ja active Pending
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JP2012256450A (ja) * | 2011-06-07 | 2012-12-27 | Magma Co Ltd | プッシュスイッチ装置 |
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