JP2009158201A - バックライトシステム及び液晶表示モジュール - Google Patents

バックライトシステム及び液晶表示モジュール Download PDF

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Abstract

【課題】面内の明るさむらが少なく、導光効率が良く、かつ、薄型化が容易なバックライトシステムを実現する。
【解決手段】光源20と導光板30とを備えるバックライトシステム10において、導光板30の上面には表面誘電体ミラー60が設けられ、下面には裏面誘電体ミラー62が設けられており、少なくとも表面誘電体ミラー60には、光L2が透過可能な欠刻66が形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、液晶表示パネルなどの表示パネルに用いられるバックライトシステムに関するものである。
従来から、液晶表示パネルなどの表示パネルを背後から照らす照明装置としてバックライトシステムが広く使われている。
このバックライトシステムには、種々の構成があるが、なかでも、いわゆるサイド入光式のバックライトシステム(サイドライト方式バックライトシステム)が、バックライトシステムの厚さを薄くすることが容易であるとの観点から、特に携帯機器などにおいて広く用いられている。
(従来の構成)
以下、図に基づいて、従来のバックライトシステムの構成について説明する。図7は、従来のバックライトシステム10の概略構成例を示す断面図である。
図7に示すように、従来のサイド入光式のバックライトシステム10は、光源20、導光板30、裏面反射板40及び光散乱板50をその主な構成要素としている。そして、前記光源20は、前記導光板30の端面近傍に設けられ、当該導光板30の出射面である表面(上面)には、光散乱板50が設けられている。他方、前記導光板30の裏面(下面)には、裏面反射板40が設けられている。
詳しくは、前記導光板30の出射面側においては、当該導光板30と光散乱板50との間に空気層RAが設けられているのに対して、裏面側においては、導光板30と裏面反射板40とは接している。
このような構成によって、前記導光板30の端面から入射した前記光源20からの光は、裏面反射板40の表面と、前記空気層RAに対する空気界面とでの反射を繰り返しながら、導光板30の内において導光され、面内に広がる。
ここで、前記裏面反射板40は、一般に金属材料によって形成されており、その結果、光の導光は、空気界面及び金属界面での反射を繰り返しながら行われていた。
(特許文献1)
前記のような従来のバックライトシステムについては、例えば下記特許文献1に、前記裏面反射板(反射シート)として、銀箔やアルミニウム箔等が用いられた構成が記載されている。
特開平8−271893号公報(公開日:1996年(平成8年)年10月18日)
(導光効率)
しかしながら、前記従来のバックライトシステムでは、導光効率が良くないという問題が生じていた。以下説明する。
すなわち、金属界面での反射率は、例えば、金属として銀(Ag)を用いた場合は約95%、また、金属としてアルミニウム(Al)を用いた場合は約90%である。
そして、裏面反射板として金属材料が用いられていた従来のバックライトシステムでは、導光板での光の導光において、かかる金属界面での反射の回数が非常に多い。
その結果、光源から離れた領域では、前記反射による光の損失によって、光源から近い領域と同等の明るさを得ることが困難であった。
(両面全反射構成)
そこで、導光効率を向上させることを目的として、前記金属界面での反射にかわり、空気界面での全反射を両面において利用するバックライトシステムが提案されている。
以下図6に基づいて説明する。図6は、両面全反射構成のバックライトシステム10の概略構成を示す断面図である。
図6に示すように、両面全反射構成のバックライトシステム10においては、前記導光板30の出射面である表面(上面)には、光散乱板50が設けられており、他方、前記導光板30の裏面(下面)には、裏面反射板40が設けられている。かかる構成は、前記図6に示したバックライトシステム10と同様である。
しかしながら、両面全反射構成のバックライトシステム10では、空気層RAが、前記導光板30の出射面側における当該導光板30と光散乱板50との間のみならず、前記導光板30の裏面側における当該導光板30と裏面反射板40との間にも設けられている。
すなわち、前記導光板30の表面(上面)、裏面(下面)の何れの面にも、空気層RAが設けられており、その結果、導光板30の両側表面がいずれも、空気層RAに対して直接接する構成となっている。
この構成は、前記導光板30の端面から入射した前記光源20からの光を、当該導光板30の反対側の端面まで効率良く導光することを目的としている。すなわち、光を導光させる際、導光板30と空気との屈折率の差による全反射現象を利用して、光を導光板30の一端から他端まで導光し、それによって前記金属界面での反射の際に生じる光の損失を低減させようとするものである。具体的には、金属界面での反射率は先に述べたように、約90%から95%であるのに対して、空気界面での全反射現象における反射率は、ほぼ100%であることを利用する。
そして、前記両面全反射現象を用いた導光では、金属界面での反射を用いた先述のバックライトシステム10よりも、一般に導光効率は向上する。
(全反射の導光効率)
しかしながら、前記両面全反射構成のバックライトシステム10においても、導光効率の向上は十分ではなかった。以下、説明する。
すなわち、全反射現象はスネル則に従うため、例えば屈折率が1.5の樹脂中を導光させる場合(導光板30を屈折率が1.5の材料で形成した場合)には、入射角が面法線に対して約42°以下の光は空気界面で反射せずに空気中に出て行くことになる。
このため、光源20からの光を損失無く導光板30に導入したとしても、導光板30の内部領域において、42°以下の方向を持った光は導光板30から大気中に出射されることになり、光の損失が生じていた。
その結果、特に光源20の近傍で光が空気中に出射された場合など、実質的にはバックライトシステム10の全体において光量を増加させることにならず、導光効率の向上が十分ではなかった。
(面内むら)
また、光源20の近傍で光が空気中に多く出射された場合には、面内の明るさのむら(光量むら)が大きくなるなどの弊害が生じる場合があった。
(厚さ)
さらには、バックライトシステム10全体の厚さが厚くなりやすく、薄型化が容易でないという問題点があった。
一般に、液晶表示モジュール全体の厚さを薄くするために、それに用いられるバックライトシステム10の厚さが薄いことが望まれる。
これに関し、バックライトシステム10の厚さを低減させるために、導光板30の厚さを光源20の高さ以下にすることが考えられる。しかしながら、かかる構成では、光源20からの光を効率よく導光板30に入射させることが困難となる。これは、光源20の高さの方が導光板の厚さよりも高いため、その出射光のすべてを、直接導光板30に入射させることができないためである。
そこで、かかる不具合を改善するために光源20の近傍領域において導光板30の厚さを厚くし、前記光源20から遠ざかるにつれてその厚さを連続的に徐々に薄くする構成が考えられる。言い換えると、光源20の近傍では、導光板30の厚さを光源20と同程度まで厚くし、光源20から遠ざかるにつれて導光板30の厚さが薄くなるように、導光板30に厚みの傾斜エリアの設ける構成である。
このような構成によると、前記光源20からの光のすべてを直接導光板30に入射させることが可能になる。
しかしながら、前記導光板30に入射した光(入射光)は、導光板30内を導光する際、前記傾斜エリアにおいて、当該導光板30の傾斜角度分だけ全反射角を越える確率が高くなる。
そして、全反射角を越える確率の増加は、光漏れの増加を意味し、その結果、導光効率が向上しにくくなる。
(湾曲)
さらに、液晶表示モジュールが曲面液晶表示パネルを含む曲面液晶表示モジュールである場合には、全反射角を越える確率がより高くなり、前記導光効率はより低下しやすくなる。
すなわち、前記曲面液晶表示モジュールに用いられるバックライトシステムにおいては、そのバックライトシステムに備えられる導光板もフレキシブルであることが要求される。そして、前記曲面液晶表示モジュールに適用するために導光板を曲げると、導光板内を導光する光は、導光板の傾斜角度分(曲げ角分)だけ全反射角を越えやすくなる(全反射条件が崩れやすくなる)。そのため、先に説明した通り、導光効率が低下しやすくなり、引いては、面内の明るさむらが発生しやすくなっていた。以上より、曲面液晶表示モジュールにおいては、両面全反射構成の有する問題点がより顕在化しやすかった。
(工数等)
また、前記両面全反射構成のバックライトシステムは、先に説明したとおり、全反射現象を用いて導光版内において光を導光させるため、必然的に導光板の上下に空気層が必要となる。
そのため、他の光学部材との一体化が困難であり、液晶表示モジュール(LCDモジュール)としての組立て工数が増加しやすかった。
また、導光板の上下に空気層を設けることが必須であることから、バックライトシステムの厚みが増加しやすく、引いては、液晶表示モジュールの厚さを薄くすることが困難であった。
本発明は、前記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、面内の明るさむらが少なく、導光効率が良く、かつ、薄型化が容易なバックライトシステム及び液晶表示モジュールを提供することにある。
さらには、液晶表示モジュールの組立てを容易にし、曲面液晶表示モジュールに用いても、明るさが低下しにくいバックライトシステム及び液晶表示モジュールを提供することにある。
本発明のバックライトシステムは、前記課題を解決するために、光源と導光板とを備えるバックライトシステムにおいて、前記導光板の上面及び下面には、各々反射部材層が設けられており、前記反射部材層のうち、少なくとも前記導光板の上面に設けられた反射部材層には、光が透過可能な欠刻が形成されていることを特徴とする。
前記の構成によれば、導光板の両面に反射部材層が設けられているので、光源からの光を、導光板を挟んで対向する2つの反射部材層で繰り返し反射させながら、導光板内において伝播(導光)させることができる。したがって、導光板面内に、むらなく、かつ効率良く光を導くことが容易になる。
また、前記バックライトシステムでは、導光板における光の出射面である上面に設けられた反射部材層に、光が透過可能な欠刻が形成されている。ここで欠刻とは、光を反射する反射部材層が、一部分欠けている部分を意味する。例えば、設計上又は製造上生じた反射部材層の存在しない部分である、反射部材層の欠陥等を含むものである。
そして、かかる欠刻の部分に到達した光は、かかる部分で反射せず、当該欠刻を通って出射する。
したがって、前記欠刻を設けることによって、前記導光板を挟む2つの反射部材層での反射を繰り返しながら導光板の面内に導かれた光を、任意の位置から出射させることができるので、面内の明るさむらを少なくすることが容易になる。
また、導光板の表面に反射部材層を設け、かかる反射面で光を反射させながら光を伝播させるので、導光板の両面に空気層を確保する必要がない。そのため、バックライトシステムを薄型化することが容易になる。
また、前記導光板の上下の表面に空気層を確保する必要がないため、バックライトシステムを、例えば液晶表示パネ等の部品に直接貼合したりすることが可能となる。その結果、組立てを容易にしたり、組立ての工数を削減したりすることができる。
以上のように、前記構成のバックライトシステムは、面内の明るさむらが少なく、導光効率が良く、かつ、薄型化や組立てが容易なバックライトシステムを提供することができる。
また、本発明のバックライトシステムは、前記反射部材層が、誘電体材料によって形成されてなる誘電体ミラーであることが好ましい。
ここで誘電体材料とは、導電性よりも誘電性の方が高い材料を意味し、一般に絶縁性を有する材料を意味している。具体的には、例えば、非金属や絶縁体や有機材料などを指している。
そして、前記の構成によれば、導光板の上下の両表面に設けられている反射部材層が誘電体材料によって形成されている。したがって、かかる誘電体ミラー表面での反射率をほぼ100%とすることが可能となる。よって、反射部材層が例えは、前記銀やアルミニウムなど形成されている場合に比べ、導光効率をより向上させることができる。
また、前記の構成によれば、導光板内の光の導光において、先に説明した空気層による全反射現象を利用しないので、入射角によって全反射条件が崩れ、光の損失が生じることがない。よって、前記全反射現象を用いた従来の前記のバックライトシステムに比べ、より確実に導光効率を向上させることができる。
また、本発明のバックライトシステムは、前記光源は、前記導光板の少なくとも1つの端面に配設されており、前記導光板は、透明な材料で形成されており、前記光源から出射された光が、前記導光板内を導光されるとともに、前記欠刻から上方に出射されることが好ましい。
前記の構成のバックライトシステムは、いわゆるサイド入光式のバックライトシステムであるので、バックライトシステムの厚さを容易に薄くすることができる。
また、前記の構成のバックライトシステムでは、先に説明したとおり、導光板の両面に反射部材層が設けられ、かつ、出射面側に設けられた反射部材層には欠刻が形成されている。したがって、サイド入光式のバックライトシステムであっても、明るさむらが少なく、導光効率のよいバックライトシステムを提供することができる。
また、本発明のバックライトシステムは、前記欠刻は、平面視において直線状に、互いに平行に、複数本形成されており、平面視における前記欠刻の主たる方向は、前記光源が配設された端面と平行な方向であることが好ましい。
前記の構成のバックライトシステムでは、光源が設けられた導光板の端面と平行な方向に欠刻が形成されている。
ここで、一般に、光源から出射した光が導光板内を伝播していく過程において、光源からの距離が離れるにつれて、光の強度(光量)は弱くなっていく。
そして、前記光の強度は、主に光源からの距離によって決定される。
この点、前記の構成のバックライトシステムにおいては、直線状の欠刻が、光源が設けられた前記端面と平行な方向に設けられている。
したがって、面内の各領域において、前記光源からの距離が等しい範囲内での光の出射を得ることができる。
その結果、サイド入光式のバックライトシステムであっても、明るさむらが少なく、導光効率のよいバックライトシステムを提供することができる。
また、本発明のバックライトシステムは、隣接する前記欠刻間の距離は、前記の光源から遠ざかるにつれて、徐々に短くなっていることが好ましい。
前記の構成のバックライトシステムでは、光源から伝播してきた光の強度は、一般に光源から遠ざかるにつれて弱くなるところ、光が出射可能な欠刻が、光源から遠ざかるにつれて多くなっている。
したがって、伝播してきた光の強度の低下を、光の出射口として欠刻の数を増加させることによって補っている。
よって、面内において、明るさむらの少ないバックライトシステムを提供することこができる。
また、本発明のバックライトシステムは、前記導光板の上面及び下面に設けられた反射部材層は、前記光源が配設された導光板の端面を越えて、前記光源の少なくとも一部分を挟むように配設されていることが好ましい。
前記の構成のバックライトシステムでは、導光板の端面に配設された光源の上下両面が、前記導光板を挟む反射部材層によって挟まれている。
言い換えると、導光板を挟む2枚の反射部材層が、導光板の端面を越えて延伸され、光源をも連続して挟む形態になっている。
したがって、光源から出射した光が、例えば光源と導光板との接合領域などから漏れにくく、光源から出射した光のほとんどを導光板に導くことが容易になる。
その結果、光源から出射した光の利用効率が高いバックライトシステムを提供することができる。
また、本発明のバックライトシステムは、前記光源は、前記導光板の少なくとも1つの端面に、接合部材を介して配設されており、前記接合部材の屈折率が1以上、1.9以下であることが好ましい。
前記の構成のバックライトシステムでは、光源と導光板とが所定の屈折率を有する材料を介して光学的に接合されているので、光源と導光板との接続部分における光の損失を抑制することができる。これは、前記接合部材によって、例えば樹脂(屈折率1.5)との屈折率差を、空気と樹脂との屈折率差である0.5(1.5−1=0.5)よりも低減することが容易になるためである。
その結果、光の利用効率が高いバックライトシステムを供給する事ができる。
また、本発明のバックライトシステムは、前記導光板の上面に設けられた反射部材層の上面に、光散乱層が設けられていることが好ましい。
前記の構成のバックライトシステムにおいては、その出射面である導光板の上面に設けられた前記反射部材層のさらに上面に、光を散乱させることができる層である光散乱層が設けられている。
したがった、バックライトシステムからの出射光が散乱し、より面内の明るさむらの少ないバックライトシステムを提供することができる。
また、本発明のバックライトシステムは、前記導光板と、当該導光板の上面に設けられた前記反射部材層との間に、偏光反射板が設けられていることが好ましい。
ここで、偏光反射板とは、当該偏光反射板に到達した偏光をp波とs波とに分けた場合、そのうちの一方の偏光のみ、例えばs波のみを透過させ、残るp波を反射するような機能を有する材料を意味する。
前記の構成のバックライトシステムにおいては、導光板と出射面側の反射部材層との間に偏光反射板が設けられているので、任意の方向の偏光(片偏光)のみを出射させる(取り出す)ことが可能になる。
また、本発明のバックライトシステムは、前記導光板は、位相差を有していることが好ましい。
また、本発明のバックライトシステムは、前記導光板は、λ/4板であることが好ましい。
また、本発明のバックライトシステムは、前記導光板の進相軸又は遅相軸と、前記偏光反射板の反射偏光軸とのなす角は45度であり、前記導光板の位相差値は、λ/4であることが好ましい。
前記の構成のバックライトシステムでは、導光板が位相差、好ましくはλ/4板として作用する位相差を有している。より具体的には、例えば、λ/4の位相差を有する導光板が、その光軸(進相軸又は遅相軸)の方向と前記偏光反射板の反射偏光軸とのなす角が45度となるように設けられている。
したがって、偏光反射板で反射された光は、前記導光板を導光する間にその偏光軸が回転し、つぎに偏光反射板に入射したときに効率よく偏光反射板を透過することが可能となる。その結果、1の方向に偏光した光の取り出し効率を向上させることができる。
さらには、前記位相差を有する導光板が前記偏光反射板の反射偏光軸に対して約45度傾いた方向の進相軸又は遅相軸を有しており、その位相差値が約λ/4である場合には、偏光反射板で反射した光は、導光板の下面に設けられた反射部材層に到達するとき円偏光になり、さらに、かかる反射部材層で反射することによって逆回転の円偏光に変換される。そして、再び位相差値が約λ/4の導光板を通過することによって再び直線偏光に戻る。その際、直線偏光の偏光軸が、前回偏光反射板に到達した際の偏光軸から約90度回転している。すなわち、導光板を、その厚み方向で1往復して偏光反射板に再度到達することによって偏光軸が90°回転する。したがって、かかる光は偏光反射板を透過することができる。
以上より、上記の構成においては、より効率よく1の方向に偏光した光を取り出すことが可能となる。
また、本発明のバックライトシステムは、前記導光板は、透明な樹脂材料と、当該樹脂材料に配合された微粒子とによって形成されており、前記樹脂材料と前記微粒子とは、屈折率が異ならせることができる。
また、本発明のバックライトシステムは、前記導光板は、その上面及び下面のうちの少なくとも1つの面に、凹凸を形成することができる。
前記の構成のバックライトシステムでは、導光板の中に屈折率の異なった粒子が混入されたり、その表面に細かい傷がつけられることによって、導光板中を導光する際や、反射部材層の界面で光が反射する際、光の屈折・散乱等によって、その偏光軸を乱すことが可能となる。
その結果、前記偏光した光の取り出し効率を改善することが可能となる。
また、本発明のバックライトシステムは、前記導光板の厚さを、前記光源の厚さよりも薄くすることができる。
前記の構成のバックライトシステムでは、導光板の厚さが、光源の厚さ(高さ)よりも薄いので、バックライトシステムの厚さを薄くすることができる。
また、前記導光板の上面及び下面に設けられた反射部材層が、前記光源の少なくとも一部分を覆うように設けられている場合には特に、光源の厚さが導光板の厚さよりも厚い場合であっても、光の損失を抑制しながら、効率的に光源から出射した光を、導光板に入射させることが容易になる。
また、本発明のバックライトシステムは、前記導光板を、湾曲可能に形成することができる。
前記の構成のバックライトシステムでは、導光板がフレキシブルであるので、例えば、曲面を有したディスプレイ(表示装置)等にも適用することが可能となる。
また、本発明の液晶表示モジュールは、前記バックライトシステムと液晶表示パネルとを備え、当該液晶表示パネルが前記バックライトシステムによって裏面から光照射されることが好ましい。
また、本発明の液晶表示モジュールは、前記液晶表示パネルの少なくとも前記裏面には偏光板が設けられており、前記導光板と、当該導光板の上面に設けられた前記反射部材層との間に、偏光反射板が設けられており、前記偏光反射板の透過偏光軸と、当該偏光板の透過軸とを一致させることが好ましい。
前記の構成の液晶表示モジュールでは、前記偏光反射板の透過偏光軸と、液晶表示パネル裏面に配置された偏光板の透過軸とが一致している。
したがって、前記偏光反射板を通ることによって1の方向に偏光した光を、効率良く液晶表示パネルに導入することができる。
その結果、バックライトシステムからの光をより効率良く表示に用いることができるので、より表示の明るい液晶表示モジュールを実現することができる。
本発明のバックライトシステムは、以上のように、導光板の上面及び下面には、各々反射部材層が設けられており、前記反射部材層のうち、少なくとも前記導光板の上面に設けられた反射部材層には、光が透過可能な欠刻が形成されているものである。
それゆえ、面内の明るさむらが少なく、導光効率が良く、かつ、薄型化が容易であるという効果を奏する。
〔実施の形態1〕
本発明の一実施の形態について図1及び図2に基づいて説明すると以下の通りである。ここで、図1は本実施の形態のバックライトシステム10の概略構成を示す図であり、図2は図1のA−A線断面図に相当する図である。
(全体構成)
前記図1に示すように、本実施の形態のバックライトシステム10は、サイド入光式のバックライトシステムであり、光源20、接合部材24、導光板30、表面誘電体ミラー60、裏面誘電体ミラー(図示せず)、及び光散乱板(図示せず)をその主な構成要素としている。
そして、前記導光板30の外形はおおよそ長方形状であり、外形上かかる導光板30がバックライトシステム10の大部分を占めるため、本実施の形態のバックライトシステム10も、おおよそ長方形状の外形を有している。
以下、具体的に構成を説明する。
(導光板)
本実施の形態における導光板30は、樹脂によって形成された透明な板であり、前記の通り、おおよそ長方形状を有している。
(光源)
そして、前記長方形状の導光板30の一方の短辺近傍に光源20が備えられている。
具体的には、本実施の形態においては、前記光源20として、LED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)を用いた。
(接合部材)
そして、前記光源20としてのLEDは、前記導光板30の一方の短辺の端面に直接備えられるのではなく、接合部材24を介して備えられている。
この接合部材24は、光源20と導光板30との屈折率のマッチングを向上させるために用いられる部材であり、この接合部材24を介して、前記光源20と導光板30とは光学的に結合している。
したがって、この接合部材24を構成する材料は、主に、光源20及び導光板30の材質によって決定され、例えば、樹脂材料などが用いられる。また、その屈折率は、例えば1以上、1.9以下とすることが好ましい。
(光源の個数)
そして、本実施の形態のバックライトシステム10では、前記光源20と接合部材24とが組み合わされたものが、4個、前記導光板30の1つの短辺における端面に備えられている。
なお、前記光源20の個数や、光源20が導光板30に備えられる位置は、特には限定さない。例えば、光源20を、長辺の端面や、複数の端面など、導光板30の任意の位置に設けることができる。
すなわち、前記光源20の配置については、導光板30の大きさや、用いられる環境等に対応させて、種々のバリエーションが可能である。
(断面の構造)
つづいて、本実施の形態のバックライトシステム10について、その断面図である図2を用いて、より具体的に説明する。ここで、図2は、前記図1のA−A線断面図に相当する図である。なお、図1と図2とに示すバックライトシステム10では、説明をよりわかりやすくするために、光散乱板50の有無や、表面誘電体ミラー60・裏面誘電体ミラー62と光源20等との位置関係などが相違している。すなわち、図1では、光散乱板50を図面上省略するとともに、光源20及び接合部材24を表面誘電体ミラー60よりも外側に設けた構成を示している。
図2に示すように、本実施の形態のバックライトシステム10は、前記のように、導光板30の一の端面に接合部材24を介して光源20が設けられている。そして、前記導光板30の出射面である表面(上面)及び裏面(下面)には、各々誘電体ミラーが設けられている。具体的には、前記導光板30の出射面には表面誘電体ミラー60が、他方、裏面には裏面誘電体ミラー62が設けられている。そして、前記表面誘電体ミラー60の上には光散乱層としての光散乱板50が設けられている。
また、この表面誘電体ミラー60と裏面誘電体ミラー62とは、前記光源20の一部を覆うように配置されている。具体的には、表面誘電体ミラー60と裏面誘電体ミラー62とは、導光板30よりも大きめに成型されており、導光板30端面に設けられた接合部材24の全体、及び、光源20の一部分を覆うように導光板30に設けられている。
以上の構成のように、接合部材24及び光源20が覆われることによって、光源20から出射した光をほぼすべて導光板30に導くことが容易になる。
(誘電体ミラー)
つぎに、本実施の形態のバックライトシステム10において反射部材層として機能する誘電体ミラーについて説明する。前記の通り、本実施の形態のバックライトシステム10では、導光板30の表裏に、各々1枚づつ、合計2枚の誘電体ミラー(表面誘電体ミラー60と裏面誘電体ミラー62)が設けられている。
この誘電体ミラーとは、誘電体材料によって形成された反射部材層である。そして、かかる誘電体とは、導電性よりも誘電性が高い材料を意味し、一般に絶縁性を有する材料をさす。具体的には、非金属や絶縁体や有機材料などを意味し、特には有機材料を意味している。
具体的には、例えば、住友スリーエム社製の反射フィルム(誘電体ミラー)であるビキュイティESR(Enhanced Specular Reflector)(商標・商品名)等を用いることができる。かかる反射フィルムは、ポリエステル系樹脂を材料としており、屈折率の異なる樹脂を複数層積層してなる多層膜構造を有し、可視光範囲において高い反射率を周する反射フィルムである。
ここで、本実施の形態のバックライトシステム10においては、前記各誘電体ミラー(表面誘電体ミラー60と裏面誘電体ミラー62)と前記導光板30とは、空気層を介さずに、直接接するように設けられている。
したがって、導光板30ないを導光する光は、空気層に接することなく、上記各誘電体ミラーの表面で反射することとなる。
(誘電体での反射)
以上のように、本実施の形態のバックライトシステム10においては、光源20からの光の導光板30内での導光は、当該光が、当該導光板30の両面に備えられた誘電体ミラーで繰り返し反射することによって行われる。
ここで、金属ミラーの反射率は、先に説明したとおり、銀を用いた場合は約95%程度であり、またアルミニウムを用いた場合で約90%である。これに対し、前記誘電体を用いた誘電体ミラーでは、原理上、反射率をほぼ100%に近づけることが可能である。
したがって、複数回の反射を繰り返して導光する導光板30内における導光では、前記誘電体ミラーを用いた場合には、金属ミラーを用いた場合に比べて、反射の際の減衰による光のロスを小さくすることができる。その結果、導光効率を向上させることができる。
また、先に説明したとおり、空気界面での全反射現象を用いた導光では、原理上は、反射率は100%であるものの、全反射条件を満たさない角度の光が生じ、その結果、実質的に反射率が低下するという問題点があった。
これに対し、本実施の形態のバックライトシステム10においては、誘電体ミラーを用いて反射させるので、光の角度による反射率の低下が生じにくい。したがって、導光の際に反射を繰り返しても、光のロスが少なく、導光効率の低下を抑制することができる。
すなわち、本実施の形態のバックライトシステム10では、誘電体ミラーを用いて光を導光させるため、入射角に関係なくすべての光をロスなく導光することが可能となり、非常に効率のよいバックライトシステム10を実現することができる。
(光学欠刻)
つぎに、誘電体ミラーに設けられる欠刻(光学欠刻)について説明する。
本実施の形態のバックライトシステム10では、前記誘電体ミラーのうち、出射面に設けられる表面誘電体ミラー60に光学欠刻66が設けられている。
ここで、光学欠刻66とは、誘電体ミラーのなかで、一部分、誘電体ミラーが削り取られる等して、誘電体ミラーが欠落している部分(光学欠陥)を意味する。
具体的には、本実施の形態のバックライトシステム10においては、前記図2に示すように、表面誘電体ミラー60に、その断面形状がV字型の光学欠刻66が設けられている。
また、前記図1に示すように、前記光学欠刻66は、平面視においては、直線状に互いに平行に複数本形成されている。すなわち、長方形状の導光板30における前記光源20が設けられた短辺と平行な方向に、複数本の光学欠刻66が形成されている。言い換えると、光の進行方向(導光方向)に対して垂直な方向に光学欠刻66の溝が形成されている。
そして、前記複数本形成された直線状の光学欠刻66について、互いに隣接する光学欠刻66間の距離(図1に示すd参照)は、前記光源20から遠ざかるにつれて狭くなっている。
すなわち、光学欠刻66間の距離dは、長方形状の表面誘電体ミラー60において、前記光源20が設けられた一方の短辺近傍が最も大きく、かかる短辺と対向する他方の短辺近傍が最も小さくなっている。
なお、前記光学欠刻66間の距離d(ピッチ)は、例えば50μmから500μmなどに設定することが好ましいが、かかる距離dは、バックライトシステム10と組み合わされる液晶表示パネルの画素ピッチや、バックライトシステム10に備えられる前記光散乱板50の光散乱特性等の光学特性に応じて、適宜設計変更することができる。
(光の出射の仕方)
つぎに、本実施の形態のバックライトシステム10における導光及び光の出射について、前記図2に基づいて説明する。
図2に示すように、光源20から出射した光は、前記接合部材24を介して、導光板30に入射する。
その際、本実施の形態においては、表面誘電体ミラー60及び裏面誘電体ミラー62が、前記光源20の一部を覆うように配置されている。具体的には、表面誘電体ミラー60及び裏面誘電体ミラー62は、導光板30端面、接合部材24の全体、及び、光源20の一部分を覆うように導光板30に設けられている。
したがって、光源20から出射した光が導光板30に入射する際の光損失を低減することができる。
また、前記接合部材24によって、光源20と導光板30との屈折率のマッチング性が向上しているため、前記光損失をより低減することができる。
そして、前記導光板30の端面から前記導光板30に入射した光は、表面誘電体ミラー60及び裏面誘電体ミラー62で反射しながら導光板30内を導光し、前記光源20が設けられた端面と対向する他方の端面に向かって(長方形状の導光板30における、光源20が設けられていない短辺に向かって)進む(図2における光の進路を示す矢印L1参照)。これによって、導光板30の面内に光が広がる。
そして、本実施の形態のバックライトシステム10においては、先に説明したとおり、表面誘電体ミラー60に光学欠刻66が設けられている。したがって、前記導光板30内を導光する光のうち、前記表面誘電体ミラー60に設けられた光学欠刻66に達した光は、前記表面誘電体ミラー60で反射することなく、光学欠刻66を通過して、バックライトシステム10の表面(出射面)から出射する(図2における光の進路を示す矢印L2参照)。
したがって、本実施の形態のバックライトシステム10では、導光板30の面内に、導光板30の一端から入射した光が広がるとともに、その出射面から外部に出射させることができる。
また、本実施の形態のバックライトシステム10では、前記光学欠刻66が、光源20の近傍では、広い間隔(隣接する光学欠刻66間の距離d)で設けられているのに対して、前記光源20から遠ざかるにつれて、その間隔が狭められている。
言い換えると、比較的光量の多い光源20の近傍部分では、光学欠刻66の数が少ないのに対して、前記光源20の近傍部分よりも光量が比較的少ない光源20から離れた部分では光学欠刻66の数が多くなっている。
すなわち、光学欠刻66は光源20に近い側では密度を低く、光源20に遠い側では密度を高くして、発光輝度がなるべく一定になるように光学欠刻66を配置してある。
したがって、光源20に近い部分と、遠い部分とでの出射光の明るさの差異を少なくすることが容易となり、その結果面内における明るさむらを低減させることが容易になる。
また、本実施の形態のバックライトシステム10においては、さらに面内の光量均一性を向上させる等の目的で、光散乱板50が、前記表面誘電体ミラー60の上層に配置されている。
(他の構成)
なお、この光学欠刻66の形状、隣接する光学欠刻66間の距離d、及び、光学欠刻66の方向等は、前記の設定に限定されることは無く、任意に変更することが可能である。
例えば、光学欠刻66の形状は、図2に示したくさび型の形状に限定されず、かかる光学欠刻66から光が出射可能であればよい。光学欠刻66の他の形状としては、例えば、U字、のこぎり歯型、底の平らな溝、W字などが考えられる。
また、隣接する光学欠刻66間の距離dは、例えば前記図1に示したものに限定されず、例えば面内で均一な間隔(距離)としたり、中央近傍部分における距離を、端部近傍部分における距離よりも短くすること等が可能である。
例えば、中央近傍部分における間隔を端部近傍部分における間隔よりも狭くした場合、表示モジュールの観者の目に入りやすい画面の中央部分を明るくすることができ、高品位の表示を実現することが容易になる。
また、前記説明においては、導光板30の1つの端面(長方形の1つの短辺)に光源20が設けられた構成について説明したが、本発明のバックライトシステム10は、このような構成には限定されない。他の構成としては、例えば導光板30の、複数の端面に光源20を設けたり、長方形の1つの長辺に光源20を設けたりすることもできる。
(光学欠刻の形成方法)
つぎに、前記光学欠刻66の形成方法の一例について説明する。
本実施の形態の光学欠刻の形成方法は、特には限定されないが、例えば、表面誘電体ミラー60の表面側(出射面側)をV字型の刃物を用いて削り取ることによって、前記光学欠刻66を形成することができる。
また、他の方法としては、例えば、前記表面誘電体ミラー60を成形する際に、予め型などを用いて光学欠刻66を形成することも可能である。さらには、高分子材料などからなる表面誘電体ミラー60に溝(欠刻)の反転金型を押し付け、前記表面誘電体ミラー60層を破断又は熱で融解することによって形成する方法等も考えられる。
〔実施の形態2〕
つぎに、本発明の他の実施の形態について図3に基づいて説明すれば、以下の通りである。ここで図3は、本発明の他の実施の形態を示すものであり、バックライトシステム10の概略構成を示す、前記図1におけるA−A線断面図に相当する断面図である。
なお、本実施の形態において説明すること以外の構成は、前記実施の形態1と同じである。また、説明の便宜上、前記の実施の形態1の図面に示した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付し、その説明を省略する。
本実施の形態のバックライトシステム10は、前記実施の形態1のバックライトシステム10と比べ、表面誘電体ミラー60と導光板30との間に、偏光反射板70が備えられている点が相違する。
すなわち、実施の形態1のバックライトシステム10では、表面誘電体ミラー60は、導光板30に直接設けられていたのに対して、本実施の形態のバックライトシステム10では、まず、偏光反射板70が導光板30に設けられ、その偏光反射板70上に表面誘電体ミラー60が設けられている。
(偏光反射板)
ここで、偏光反射板70とは、例えばD−BEF(商品名、住友スリーエム社製)のように、当該偏光反射板70に到達した偏光をp波とs波とに分けた場合、そのうちの一方の偏光のみ、例えばp波のみを透過させ、残るs波を反射するような機能を有する材料を指す。なお、この偏光反射板は、偏光ミラー板と呼ばれる場合もある。
以下、図3に基づいて説明する。本実施の形態における偏光反射板70は、その反射軸が紙面に垂直な方向、透過軸が紙面に平行な方向になるように設置した。
また、本実施の形態における導光板30は、屈折率異方性を有しており、その遅相軸は紙面に対して平行な方向と垂直な方向を含む面内にあって、紙面に対して45度方向となるよう設置されている。
詳しくは、前記導光板30は、位相差板、具体的には、例えばλ/4板として機能するものであり、偏光の状態を変化させることができるものである。
以下、本実施の形態におけるバックライトシステム10における、導光及び光の出射について説明する。
まず、光源20から出射した光が、接合部材24を介して、導光板30に入射する。
そして、この入射した光は、前記偏光反射板70に到達した際、紙面に平行な波面を持つ光であるP波と、紙面に垂直な波面を持つ光であるS波に分離され、前記S波は偏光反射板70を透過するのに対して(図3における光の進路を示す矢印L3参照)、前記P波は偏光反射板70で反射する(図3における光の進路を示す矢印L4参照)。
そして、偏光反射板70を透過した前記S波のほとんどは、表面誘電体ミラー60で反射し、再び、前記偏光反射板70を透過して導光板30に戻る(L3参照)。
ただし、偏光反射板70を透過した前記S波のなかで、前記表面誘電体ミラー60に設けられた光学欠刻66に到達した光は、かかる光学欠刻66を通り、ほぼ均一なS波としてバックライトシステム10から出射する(図3における光の進路を示す矢印L5参照)。
また、前記偏光反射板70で反射したP波は導光板30を通過することによって、導光板30の位相差の影響を受け、裏面誘電体ミラー62に到達するときには円偏光となる。そして、さらに裏面誘電体ミラー62で反射した後は逆回転の円偏光となり、再び導光板30を通過し偏光反射板70に到達するときはS波となり、偏光反射板70を通過する。
以上のように、入射した光は最終的に導光板30の有する位相差の働きで、全てS波として偏光反射板70を通過し、光学欠刻66から出射する。
したがって、本実施の形態のバックライトシステム10では、光の利用効率の優れたバックライトを実現することができる。
なお、前記説明においては、偏光反射板70の一例として、住友スリーエム社製のD−BEF(商品名)を用いた構成について説明したが、本実施の形態における偏光反射板70は、これに限定されない。
例えば、前記D−BEF(商品名)と、同様の働きをする材料として、Al(アルミニウム)の超極細ワイヤー(約100nm)を敷き詰めたワイヤーグリッド偏光板を用いることもできる。
また、コレステリック液晶を用いた円偏光板の上面にλ/4板を重ねた円偏光反射板を用いることもできる。
また、先の説明においては、偏光反射板70を、S波を透過し、P波を反射するように設定した例について述べたが、それとは反対に、P波を透過し、S波を反射するように設定しても良い。
また、明るさの面内均一性を向上させるために、前記実施の形態1におけるバックライトシステム10と同様に、表面誘電体ミラー60の上に(出射側に)さらに光散乱板50を設けることも可能である。
〔実施の形態3〕
つぎに、本発明の第3の実施の形態について図4に基づいて説明すれば、以下の通りである。ここで図4は、本発明の他の実施の形態を示すものであり、バックライトシステム10の概略構成を示す、前記図1におけるA−A線断面図に相当する断面図である。
なお、本実施の形態において説明すること以外の構成は、前記各実施の形態と同じである。また、説明の便宜上、前記の実施の形態1の図面に示した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付し、その説明を省略する。
本実施の形態のバックライトシステム10は、前記実施の形態1のバックライトシステム10と比べ、導光板30が、フレキシブルな材料で形成されている点が相違する。以下、説明する。
前記図4に示すように、本実施の形態のバックライトシステム10では、透明でフレキシブルな、すなわち曲げること(湾曲)が可能な材料によって形成された導光板30の上下に誘電体ミラー(表面誘電体ミラー60及び裏面誘電体ミラー62)が貼合されている。
ここで、本実施の形態におけるフレキシブルな導光板30を形成するための材料としては、特には限定されないが、例えばアクリル系などの透明で、成形後に可撓性を有する樹脂を用いることができる。
なお、このフレキシブルなバックライトシステム10における他の構成は、前記各実施の形態を同様である。
すなわち、前記誘電体ミラー(表面誘電体ミラー60及び裏面誘電体ミラー62)は屈折率の異なる樹脂が複数層積層されてなる住友スリーエム社製ビキュイティESR(Enhanced Specular Reflector)(商標・商品名)を用いている。
また、前記誘電体ミラーのうち、出射面側の表面誘電体ミラー60には、V字型の刃物を用いて加工・形成された光学欠刻66が設けられている。そして、当該光学欠刻66は、光源20に近い側では密度が低く、光源20に遠い側では密度を高くして、面内において発光輝度がなるべく一定になるように配設されている。
また、前記光源20にはLEDを用い、屈折率をマッチングするための樹脂製の接合部材24を介して、前記導光板30と光学的に結合させている。
なお、本実施の形態においては、前記光源20としてのLEDの高さを約0.4mmとするとともに、前記導光板30の厚みを0.2mmとした。
さらに前記表面誘電体ミラー60及び裏面誘電体ミラー62は、前記光源20の一部を覆うように配置されている。
このような構造をとることによって、導光板30に可撓性を付与するために前記導光板30を薄くしても、光源20の大きさを小さくする必要がなくなる。よって、光源20から十分な光量の出射を得ることができるとともに、かかる光源20から出射した光のほぼすべてを導光板30に導くことが可能となる。
さらに、誘電体ミラー(表面誘電体ミラー60及び裏面誘電体ミラー62)による反射を用いて導光するため、入射角度に関係なく光を反射させることができるので、導光板30が湾曲していても、ほぼすべての光をロスなく導光することが可能である。すなわち、前記可撓性を有する導光板30を曲げて使用しても、導光板30が平板状態であるときと同様の導光を実現することができる。
以上より、本実施の形態のバックライトシステム10は、曲面液晶表示モジュールに用いられた場合であっても、高い光の利用効率・導光効率を実現することができる。
(液晶表示モジュール)
つぎに、本発明の液晶表示モジュール90等について、図5に基づいて説明する。ここで、図5は携帯電話100の構成を示す概略図である。
本発明の液晶表示モジュール90は、主に前記バックライトシステム10と液晶表示パネル80とが組み合わされることによって構成されている。
すなわち、液晶表示パネル80の裏面光源として前記バックライトシステム10が前記液晶表示パネル80に備えられることによって、液晶表示モジュール90となる。
そして、かかる液晶表示モジュール90の使用例としては、携帯電話100が挙げられる。本実施の形態の液晶表示モジュール90が、携帯電話100の表示部101として用いられた場合の構成について前記図5に基づいて説明する。
図5に示すように、携帯電話100の表示部101は、先に説明した液晶表示モジュール90を備え、この液晶表示モジュール90が、表側筐体110と裏側筐体112とによって挟まれた構造を有している。
そして、表側筐体110と裏側筐体112との間には、前記液晶表示モジュール90に加えて、前記液晶表示モジュール90を制御・駆動したり電源を供給したりするためなどの回路基板102等が含まれる。
なお、前記の説明においては、光源20として、発光ダイオードを用いた例について説明した。ここで、前記光源20の種類は特には限定されず、前記発光ダイオードの他に、冷陰極管(CCFL:Cold Cathode Fluorescent Lamp)や熱陰極管(HCFL:Hot Cathode Fluorescent Lamp)や電界発光(EL:electro luminescence)ランプなどを用いることもできる。
また、前記の説明においては、誘電体ミラー(表面誘電体ミラー60及び裏面誘電体ミラー62)について、屈折率の異なるポリマーの積層体である例について説明したが、本発明の誘電体ミラーを構成する材料は、かかる材料に限定されず、例えば、透明な無機物をその材料とすることもできる。かかる無機物は、導光板30の湾曲が必要でない場合等に、用いることができる。
また、前記導光板30は、透明で表面が平滑なものとすることができるが、かかる構成に限定されない。
例えば、前記導光板30を透明な樹脂材料等で成形し、かかる樹脂材料に微粒子を配合することも可能である。さらに、前記樹脂材料と前記微粒子との屈折率を異ならせることもできる。
また、例えば、前記導光板30の上面、下面、又はその両面における表面に、細かい傷などの凹凸、好ましくは微小凹凸を形成することもできる。
このような構成の導光板30が用いられたバックライトシステム10においては、導光板30内を導光する光は、当該導光板30に設けられた誘電体見ミラーなどの反射部材層との界面で反射する際又は導光板30を導光する際、屈折又は乱反射が生じやすくなる。その結果、導光板30の中を導光する光に散乱性を付与することができ、例えば、より面内で明るさむらの少ないバックライトシステム10を実現することが容易になる。
また、本発明は前記した各実施の形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施の形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施の形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明のバックライトシステムは、面内の明るさむらが少なく、かつ薄型化が可能であるので、薄型・小型化が求められる携帯電話等電子機器に好適に利用可能である。
本発明の実施の形態を示すものであり、バックライトシステムの概略構成を示す図である。 図1のA−A線断面図である。 本発明の他の実施の形態を示すものであり、バックライトシステムの概略構成を示す断面図である。 本発明の他の実施の形態を示すものであり、バックライトシステムの概略構成を示す断面図である。 携帯電話の構成を示す概略図である。 バックライトシステムの概略構成を示す断面図である。 従来技術を示すものであり、バックライトシステムの概略構成を示す断面図である。
符号の説明
10 バックライトシステム
20 光源
24 接合部材
30 導光板
50 光散乱板 (光散乱層)
60 表面誘電体ミラー (反射部材層)
62 裏面誘電体ミラー (反射部材層)
66 光学欠刻 (欠刻)
70 偏光反射板
80 液晶表示パネル
90 液晶表示モジュール
L1〜5 光

Claims (18)

  1. 光源と導光板とを備えるバックライトシステムにおいて、
    前記導光板の上面及び下面には、各々反射部材層が設けられており、
    前記反射部材層のうち、少なくとも前記導光板の上面に設けられた反射部材層には、光が透過可能な欠刻が形成されていることを特徴とするバックライトシステム。
  2. 前記反射部材層が、誘電体材料によって形成されてなる誘電体ミラーであることを特徴とする請求項1に記載のバックライトシステム。
  3. 前記光源は、前記導光板の少なくとも1つの端面に配設されており、
    前記導光板は、透明な材料で形成されており、
    前記光源から出射された光が、前記導光板内を導光されるとともに、前記欠刻から上方に出射されることを特徴とする請求項1又は2に記載のバックライトシステム。
  4. 前記欠刻は、平面視において直線状に、互いに平行に、複数本形成されており、
    平面視における前記欠刻の主たる方向は、前記光源が配設された端面と平行な方向であることを特徴とする請求項3に記載のバックライトシステム。
  5. 隣接する前記欠刻間の距離は、前記の光源から遠ざかるにつれて、徐々に短くなっていることを特徴とする請求項4に記載のバックライトシステム。
  6. 前記導光板の上面及び下面に設けられた反射部材層は、
    前記光源が配設された導光板の端面を越えて、前記光源の少なくとも一部分を挟むように配設されていることを特徴とする請求項3から5のいずれか1項に記載のバックライトシステム。
  7. 前記光源は、前記導光板の少なくとも1つの端面に、接合部材を介して配設されており、
    前記接合部材の屈折率が1以上、1.9以下であることを特徴とする請求項3から6のいずれか1項に記載のバックライトシステム。
  8. 前記導光板の上面に設けられた反射部材層の上面に、光散乱層が設けられていることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のバックライトシステム。
  9. 前記導光板と、当該導光板の上面に設けられた前記反射部材層との間に、偏光反射板が設けられていることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載のバックライトシステム。
  10. 前記導光板は、位相差を有していることを特徴とする請求項9に記載のバックライトシステム
  11. 前記導光板は、λ/4板であることを特徴とする請求項9又は10に記載のバックライトシステム。
  12. 前記導光板の進相軸又は遅相軸と、前記偏光反射板の反射偏光軸とのなす角は45度であり、
    前記導光板の位相差値は、λ/4であることを特徴とする請求項10又は11に記載のバックライトシステム。
  13. 前記導光板は、透明な樹脂材料と、当該樹脂材料に配合された微粒子とによって形成されており、
    前記樹脂材料と前記微粒子とは、屈折率が異なることを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載のバックライトシステム。
  14. 前記導光板は、その上面及び下面のうちの少なくとも1つの面に、凹凸が形成されていることを特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載のバックライトシステム。
  15. 前記導光板の厚さは、前記光源の厚さよりも薄いことを特徴とする請求項1から14のいずれか1項に記載のバックライトシステム。
  16. 前記導光板が、湾曲可能に形成されていることを特徴とする請求項1から15のいずれか1項に記載のバックライトシステム。
  17. 請求項1から16のいずれか1項に記載のバックライトシステムと、液晶表示パネルとを備え、
    当該液晶表示パネルは、前記バックライトシステムによって裏面から光照射されることを特徴とする液晶表示モジュール。
  18. 前記液晶表示パネルの少なくとも前記裏面には偏光板が設けられており、
    前記導光板と、当該導光板の上面に設けられた前記反射部材層との間に、偏光反射板が設けられており、
    当該偏光反射板の透過偏光軸と、前記偏光板の透過軸とが一致していることを特徴とする請求項17に記載の液晶表示モジュール。
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