JP2011107248A - 液晶表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】光源からの光の偏光を変換する機能を有して簡便に製造できる導光板を備えることにより、バックライトの光の利用効率を向上させた液晶表示装置を提供することを目的とする。
【解決手段】光源部150と、光源部150からの光を側方から導光して面状に発光させる発光面を備えた導光板130と、発光面に対向する側に下偏光板230を備えた液晶パネル200と、を有する液晶表示装置であって、下偏光板230は、導光板130が光を導光する導光方位に沿うような方向に透過軸を有し、導光板130は、発光面及びその裏面の少なくとも一方において偏光変換手段131を有し、偏光変換手段131は、導光方位から入射する光を異なる進行方位に反射させて、かつ、該異なる進行方位に反射した光の進行方位を導光方位に近づけるようにさらに反射させることにより、導光方位から進行する光の偏光を変換する、ことを特徴とする液晶表示装置。
【選択図】図1
【解決手段】光源部150と、光源部150からの光を側方から導光して面状に発光させる発光面を備えた導光板130と、発光面に対向する側に下偏光板230を備えた液晶パネル200と、を有する液晶表示装置であって、下偏光板230は、導光板130が光を導光する導光方位に沿うような方向に透過軸を有し、導光板130は、発光面及びその裏面の少なくとも一方において偏光変換手段131を有し、偏光変換手段131は、導光方位から入射する光を異なる進行方位に反射させて、かつ、該異なる進行方位に反射した光の進行方位を導光方位に近づけるようにさらに反射させることにより、導光方位から進行する光の偏光を変換する、ことを特徴とする液晶表示装置。
【選択図】図1
Description
本発明は、サイドライト型の光源を導光して、液晶パネルに光を供給する液晶表示装置に関する。
液晶表示装置は、一般に薄型で軽量・低消費電力であることから、ノート型パーソナルコンピュータ、携帯情報端末、携帯電話機、デジタルカメラ、コンピュータ用モニタ、薄型テレビ等、広範囲の電子機器の表示装置として使用されている。
このような液晶表示装置は、ブラウン管やプラズマディスプレイ装置等の自発光の表示装置とは異なり、外部から入射した光の光量を制御して画像等を表示するものである。また、光制御素子として複数色のカラーフィルタを設けることで多色のカラー表示を行うことが可能となっている。
液晶表示装置は、一対の基板の間に液晶層を挟持した液晶セルと、各基板の液晶層とは反対側の面にそれぞれ配置した偏光板とを備えた液晶パネルにおいて、液晶層に電界を印加させることで、液晶層に入射する光の偏光状態を変化させて光の透過量を制御して画像を表示させる。
偏光板は所定の直線偏光成分は吸収し、これと振動面が直交する直線偏光は透過する機能を有する。このため、液晶パネルに照射されるバックライトからの光が無偏光の場合には、少なくとも50%の照明光が、液晶パネルの入射側の偏光板(下偏光板)に吸収される。つまり、液晶表示装置では、バックライトから出射する光が無偏光の場合には、照明光の約半分が偏光板で吸収され損失となっている。このため、液晶パネルにおける下偏光板でバックライトからの照明光が吸収される割合を減らすことで、より明るい画像、または、より低消費電力な液晶表示装置が実現される。
液晶表示装置のバックライトにはサイドライト方式(導光体方式)、直下方式(反射板方式)、面状光源方式があり、薄型のバックライトを実現する場合にはサイドライト方式が用いられる。
サイドライト方式の液晶表示装置には、導光板と呼ばれる板状の透明体と、導光板の端部に備えられた線状または点状の光源と、導光板から出射された光源からの光の進行方向を調整するプリズムシートと呼ばれる光学シートや、拡散シートを備える。導光板は光源からの光を面状に発光させる機能を有するものである。
なお、導光板内で偏光変換する技術として、下記の特許文献1には、導光板内に複屈折層を設ける構成について開示されている。
従来技術のように、導光板内に残りやすい偏光成分を偏光変換することで、導光板内に残る光が少なくなり、バックライトの光利用効率が上がる。
ここで、導光板は、例えば、透明な樹脂を材料として形成されており、導光板を形成する際に応力等をかけると、導光板自体に複屈折性を持たせられる。導光板自体に付与された複屈折性により、導光板内で光源からの光の偏光を変換するには、導光板の位相差および主屈折率の方向を均一にしつつ、これらの設計をすることとなる。
しかし、製造方法によって、複屈性を有する位相差および主屈折率の方向の制御方法が異なり、また、位相差および主屈折率の方向の面内分布が異なる場合がある。したがって、導光坂内に複屈折性が付与されて、光源からの光の偏光を適正に変換させる導光板を製造することは困難である。
本発明は、上記課題に鑑みて、光源からの光の偏光を変換する機能を有して簡便に製造できる導光板を備えることにより、バックライトの光の利用効率を向上させた液晶表示装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る液晶表示装置は、1又は複数の光源部と、前記1又は複数の光源部からの光を側方から導光して面状に発光させる発光面を備えた導光板と、前記発光面に対向する側に下偏光板を備えた液晶パネルと、を有する液晶表示装置であって、前記下偏光板は、前記導光板が光を導光する導光方位に沿うような方向に透過軸を有し、前記導光板は、前記発光面及びその裏面の少なくとも一方において偏光変換手段を有し、前記偏光変換手段は、前記導光方位から入射する光を異なる進行方位に反射させて、かつ、該異なる進行方位に反射した光の進行方位を前記導光方位に近づけるようにさらに反射させることにより、前記導光方位から進行する光の偏光を変換する、ことを特徴とする。
また、本発明に係る液晶表示装置の一態様では、前記偏光変換手段は、前記導光方位から入射する光を前記異なる進行方位に反射させる斜面と、前記異なる進行方位に反射した光の進行方位を前記導光方位に近づけるようにさらに反射させる斜面との少なくとも2つの斜面を有するプリズムを含んで構成される、ことを特徴としてもよい。
また、本発明にかかる液晶表示装置の一態様では、前記プリズムは、前記少なくとも2つの斜面によって断面が三角形状に形成されて、前記少なくとも2つの斜面の法線は、前記導光方位とは異なる方位となる、ことを特徴としてもよい。
また、本発明にかかる液晶表示装置の一態様では、前記プリズムは、前記導光方位に対して垂直となる方位とは異なる方位に延伸する直線溝状の形状である、ことを特徴としてもよい。
また、本発明にかかる液晶表示装置の一態様では、前記偏光変換手段は、複数の前記プリズムが列をなして形成されるプリズム列を含み、前記プリズム列における前記プリズムの各々は、前記導光方位に対して垂直となる方位とは異なる方位に延伸する直線溝状の形状である、ことを特徴としてもよい。
また、本発明にかかる液晶表示装置の一態様では、前記プリズムは、断面が二等辺三角形状に形成されて、前記少なくとも2つの斜面が対称に形成される、ことを特徴としてもよい。
また、本発明にかかる液晶表示装置の一態様では、前記プリズムの各々が延伸する方位と、前記導光方位とがなす角度は、10度以下であって、断面が三角形状に形成される前記プリズムの頂角bは、80度≦b≦130度の範囲にある、ことを特徴としてもよい。
また、本発明にかかる液晶表示装置の一態様では、前記頂角bは、80度≦b≦100度の範囲にある、ことを特徴としてもよい。
また、本発明にかかる液晶表示装置の一態様では、前記頂角bは、110度≦b≦130度の範囲にある、ことを特徴としてもよい。
また、本発明にかかる液晶表示装置の一態様では、前記導光板は、前記発光面及び前記裏面が平滑に形成されて、前記偏光変換手段が含む前記プリズムは、前記少なくとも2つの斜面が平滑に形成される、ことを特徴としてもよい。
また、本発明にかかる液晶表示装置の一態様では、前記導光板は、前記導光方位に内部を進行する光を、臨界角よりも小さな角度で前記発光面に入射させることにより前記発光面から出射させる複数の出射手段を有する、ことを特徴としてもよい。
また、本発明にかかる液晶表示装置の一態様では、前記複数の出射手段は、前記導光方位に内部を進行する光を前記導光方位に反射して、前記発光面に臨界角よりも小さな角度で入射させる、ことを特徴としてもよい。
また、本発明にかかる液晶表示装置の一態様では、前記複数の出射手段は、前記発光面もしくは前記裏面の複数箇所に断続的に配置される、ことを特徴としてもよい。
また、本発明にかかる液晶表示装置の一態様では、前記裏面に、前記偏光変換手段及び前記複数の出射手段が配置される、ことを特徴としてもよい。
また、本発明にかかる液晶表示装置の一態様では、前記発光面には、前記1又は複数の光源部の配置にしたがって、前記導光方位にそって直線状となる溝状のパターンが形成される、ことを特徴としてもよい。
また、本発明にかかる液晶表示装置の一態様では、前記偏光変換手段は、複数の前記プリズムが列をなして形成されるプリズム列を含み、前記プリズム列における前記プリズムの各々は、前記導光方位に対して垂直となる方位とは異なる方位に延伸する直線溝状の形状であって、前記複数の出射手段は、前記プリズム列における稜線又は谷線と重複するようにして、それぞれ配置される、ことを特徴としてもよい。
また、本発明にかかる液晶表示装置の一態様では、前記導光板は、前記裏面に前記偏光変換手段を有し、前記偏光変換手段は、複数の前記プリズムが列をなして形成される複数のプリズム列を含み、前記各プリズム列における前記プリズムの各々は、前記導光方位に対して垂直となる方位とは異なる方位に延伸する直線溝状の形状であって、前記複数のプリズム列は、前記導光方位に沿って断続的に配置されて、前記複数の出射手段のうちの少なくとも1つは、断続的に配置された前記複数のプリズム列の2つの間に介在するように配置される、ことを特徴としてもよい。
また、本発明にかかる液晶表示装置の一態様では、前記下偏光板と前記導光板の間には、偏光反射板が配置されて、前記偏光反射板は、前記透過軸に直交する方向の偏光成分の光を前記導光板側に反射し、前記偏光変換手段は、前記導光板の前記裏面に形成される、ことを特徴としてもよい。
また、本発明にかかる液晶表示装置の一態様では、前記導光板は、前記裏面に、前記導光方位に内部を進行する光の進行方位を変化させるように少なくとも2回全反射させて、該光の偏光を変換する偏光変換手段を有する、ことを特徴としてもよい。
本発明によれば、偏光を変換する機能を有して簡便に製造できる導光板を備えることにより、バックライトの光の利用効率を向上させた液晶表示装置を提供することができる。
本発明の各実施形態にかかる液晶表示装置について、図面を参照して説明するが、これらの各実施形態によって本発明は限定されず、その技術的思想の範囲内において異なる形態にて実施されてよい。また、各実施形態の組み合わせた形態も、本発明に含まれるものとする。
[実施形態1]
図1は、本実施形態に係る液晶表示装置を構成する各部品を分離した様子を示す図である。同図で示すように、本実施形態に係る液晶表示装置は、液晶パネル200と、面光源(バックライト)100とを含んで構成される。そして、液晶パネル200は、液晶セル220と、液晶セル220の観察者側に設けられる上偏光板210と、液晶セル220の面光源100側に設けられる下偏光板230を含んで構成され、面光源100は、拡散シート110と、プリズムシート120と、導光板130と、反射シート140と、光源部150と、を含んで構成される。
図1は、本実施形態に係る液晶表示装置を構成する各部品を分離した様子を示す図である。同図で示すように、本実施形態に係る液晶表示装置は、液晶パネル200と、面光源(バックライト)100とを含んで構成される。そして、液晶パネル200は、液晶セル220と、液晶セル220の観察者側に設けられる上偏光板210と、液晶セル220の面光源100側に設けられる下偏光板230を含んで構成され、面光源100は、拡散シート110と、プリズムシート120と、導光板130と、反射シート140と、光源部150と、を含んで構成される。
また、図2は、本実施形態に係る面光源100の概略構成を示す平面図であり、方位角φの定義も併記される。方位角φは、同図で示すように、光源部150が配置されている導光板の側面に平行となるように基準(0度)が設けられて、液晶パネル200側から見て反時計回りに方位角φが定義される。面光源100は、薄型で所定の偏光成分の割合が大きい照明光を出射することができる照明装置である。面光源100は、液晶パネル200の表示領域にその背面側から光を照射するものであり、表示領域を過不足なく照明するためには、面光源100の発光面(光射出面)は、表示領域とほぼ同じ形状となるのが望ましい。
図1において、本実施形態にかかる面光源100では、導光板130の側面に光入射面が形成されて、当該光入射面から光を入射させるように、その近傍に光源部150が配置される。また、導光板130の裏側には反射シート140が、導光板130の上側には、プリズムシート120と拡散シート110が配置される。また、液晶パネル200は上偏光板210と下偏光板230と、上偏光板210と下偏光板230に挟持された液晶セル220で構成されている。
上偏光板210と下偏光板230の吸収軸の方向は、互いに直交するように設けられるとともに、下偏光板230の透過軸は、面光源100の導光方位と概ね平行になるように設けられる。ここで、導光方位とは、光源部150の主光線が伝播する方位であって、本実施形態では、光源部150が設けられた導光板130の側面に対して垂直となる方位であって、本実施形態における導光方位は方位角φ=90度となる方向である。後述のように、導光方位と平行な偏光成分よりも導光方位と垂直な偏光成分が、導光板130の発光面で反射される割合が多いため、導光板130は、導光方位の偏光成分の割合が大きい照明光を発光面において出射し、下偏光板230の透過軸が導光方位に沿う方向にそろえられる。なお、導光板130から強く出射される偏光が有効に下偏光板230を透過できるようにすればよく、必ずしも下偏光板230の透過軸と導光方位を一致させる必要はない。下偏光板230の透過軸と導光方位との角度を45度以下とすれば効果が得られるものであり、望ましくは20度以下、さらには10度以下とすれば導光板130から強く出射される偏光を有効に活用することができ、下偏光板230の透過軸が導光方位に沿っているとみなすことができる。
液晶セル220は、カラーフィルタを備える第1の基板とマトリクス状に配列したアクティブマトリクス素子等を備える第2の基板と、前記第1の基板と第2の基板に挟持された液晶層と、前記アクティブマトリクス素子及び液晶層を駆動するためのドライバICと、信号源及び電源をドライバIC等に供給するためのフレキシブルプリント基板とを含んで構成されている(これらは図1において不図示)。また、照明装置100や液晶パネル200を構成するには、フレームなどの機械的構造物や光源を発光させるために必要な電源や配線などの電気的構造物が必要であるが、これらについては一般的な手段を用いればよく、本明細書での詳細な説明は省略する。
光源部150には、小型、高発光効率、低発熱といった条件を満たすものを用いると良く、このような光源としては蛍光ランプや発光ダイオード(LED;Light Emitting Diodes)が好適である。本実施形態における光源部150は、発光ダイオードと、当該発光ダイオードを封止するプラスティックボディの形状により矩形状に形成される。そして、導光方位となる方位角90度の方向には、他の方向よりも高い指向性を有するように、光源部150から光が放射される。また、本実施形態では、光源部150として発光ダイオードを用いる場合を説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。光源部150として発光ダイオードを用いる場合には、発光ダイオードは点状の光源であるため、導光板130の端面に必要に応じた光源部150の個数(図1では3個だが本発明はこれに限定されるものではない)が並べられてよい。また、発光ダイオードからの光を導光方向に指向性の強い線状光源に変換する光学素子を発光ダイオードと導光板130の間に配置するようにしても良い。
また、光源部150の光源としては白色の光を発する発光ダイオードを用いることができる。白色の発光を実現する発光ダイオードとしては、青色の発光と、この青色の光で励起され黄色の光を発する蛍光体を組み合わせることで白色発光を実現する発光ダイオードを用いることができる。あるいは、青色または紫外線の発光と、この発光する光で励起され発光する蛍光体と組み合わせることで、青色、緑色及び赤色に発光ピーク波長を有する白色発光を実現する発光ダイオードを用いることができる。また、面光源100を備える液晶表示装置が加法混色によりカラー表示を実現する場合には、光源部150の光源として、赤色、青色、緑色の三原色を発光する発光ダイオードを用いると良い。例えば、照明光の照射対象としてカラー液晶パネルを用いる場合、液晶パネルのカラーフィルタの透過スペクトルに対応した発光ピーク波長を有する光源部150を用いることで、色再現範囲が広い液晶表示装置が実現できる。また、カラーフィールドシーケンシャルによりカラー表示を実現する場合は、光損失の原因であるカラーフィルタを液晶パネル200に設ける必要がないため、赤色、青色、緑色の三原色を発光する発光ダイオードを用いることで光の損失が少なく色再現範囲が広い表示装置が実現できる。光源部150は、配線を通じて電源と点灯、消灯を制御する制御手段(いずれも不図示)とに接続される。
また、反射シート140は、本実施形態に係る反射手段として用いられて、樹脂板や高分子フィルムの支持基材にアルミニウム、銀等の反射率の高い金属薄膜を蒸着やスパッタリング等により成膜されたもの、増反射膜となるように誘電体多層膜を形成したもの、或いは支持基材上に白色顔料をコートしたもの等が用いられる。また、屈折率の異なる透明媒体を複数層積層することで反射手段として機能するようにしたものを用いてもよい。反射シート140は、導光板130の裏面(液晶パネル200が配置されている側の反対の面)に配置されて、導光板130の裏側から出射する光を導光板130内に反射して戻す機能を有している。
ここで、面光源100を液晶パネル200側から観察した場合の平面図(図2)において、方位角φを説明する。液晶パネル200側から面光源100をみて、光源部150が設置されている方向が時計の6時の方向、反対側の方向が12時の方向として、そのときの3時の方向がφ=0°と定義される。つまり、光源部150を設置している方向はφ=270°、その反対側はφ=90°となる。
導光板130は、光源部150から出射して、その光入射面から入射した光を導波させつつ、その一部を表側の発光面から出射させることで、光を面状に出射させる機能を有するものである。このため、導光板130は可視光に対して透明な板状部材から構成されている。そして、導光板130は、光入射面から入射して導光板130内において発光面と裏面とで全反射して導波される光を、表側の発光面に出射させるための構造である出射手段が、導光板130のプリズムシート120側または反射シート140側のどちらか一方の面に備えている。この出射手段は、臨界角よりも小さな角度で発光面に入射させるように、導光板内部を導波する光を反射するものである。本実施形態における出射手段は、発光面に対して所定の角度(0.5〜3度)傾斜した斜面が、導光板130の裏面の少なくとも一部に形成されることによって構成される。導光板130の裏面に形成される場合には、出射手段は裏面全体が上記の角度で傾斜することによって構成されても良いし、上記の角度で傾斜した斜面が、断続的あるいは局所的に配置されることによって構成されても良い。出射手段として形成される所定の角度で傾斜した斜面は、発光面や裏面に対して陥没して形成されても、突出して形成されてもよく、当該斜面の法線は、φ=270度の方位に傾斜する。このような出射手段が導光板に形成されることにより面光源100の指向性を向上できる。
そして、導光板130は、可視光に対して透明な樹脂材料を用いて形成されて、例えばアクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、環状オレフィン系樹脂を用いられる。そして導光板130には、導波される光の偏光状態を変換する機能が偏光変換手段として設けられる。偏光変換手段は、導光板130のプリズムシート120側または反射シート140側のいずれに備えるようにしてもよく、本実施形態では反射シート140側となる裏面において、出射手段と共に備えられる。この偏光変換手段について、以下において詳細に説明する。
まず、図3は、導光板130の発光面から出射する光L1の様子を示す図であり、同図において、光L1の極角(視野角)θは、導光板130の光出射面の垂線(法線)方向を0°して定義される。本実施形態にかかる面光源100では、発光面から出射する光の輝度または光度が最大値となる方向が、方位角φがほぼ90°であって、極角(視野角)θが=60〜80°の導光板130を用いる。導光板から出射する光のうち、輝度又は光度が最大となる出射角度(ピーク角度)及びこの近傍の角度で出射する光は、導光方向と平行な方向であるφ=90°方向の偏光成分よりも、導光方向と垂直な方向であるφ=0°方向の偏光成分が、導光板の発光面で反射される割合が大きくなる。光の輝度や光度が最大値となる光の出射角度θが、導光板130の光出射面の垂線(法線)方向に対して傾いている場合、導光方向と平行方向であるφ=90°方向の偏光成分の割合が大きい出射光が得られる。このように、導光板130の光出射面の垂線方向に対して傾いた方向に出射する光において、導光方向と平行方向であるφ=90°方向の偏光成分が導光方向と垂直方向であるφ=0°方向の偏光成分よりも多くなるのは、導光板130と空気との界面で光が屈折する際にφ=90°方向の偏光成分とφ=0°方向の偏光成分の透過率が異なることに起因するものであって一般的に知られていることである。
ここで導光板130、あるいはプリズムシート120などから出射する光の輝度を、検光子(偏光板)を回転しながら、検光子を通して測定したときの最大輝度Imax、最小輝度Iminとすると、偏光度Pは式(1)で表される。
また、図4は、導光板130の界面(発光面)320からの出射光Lを示す。同図においては、界面の光出射面の垂線(法線)330と、界面320から出射する光Lの進行方向とを含む平面が、入射面310として示される。そして入射面310の面内に光Lの電気ベクトルの振動方向が含まれる直線偏光がP偏光331とされ、さらに、P偏光331と電気ベクトルの振動方向と直交する直線偏光がS偏光332とされることが一般的に知られている。この図4、及び、後述する図5、図6においては、P偏光方向を、光Lの電気ベクトルの振動方向が含まれて入射面に平行となる方向、S偏光方向をその電気ベクトルの振動方向と直交して入射面に垂直となる方向として説明する。そして、本明細書において特に断りがない場合には、φ=90度の方位となる偏光方向をP偏光方向として、これに垂直となるφ=0度の方位となる偏光方向をS偏光方向として説明する。
図5は、導光板130の内部から発光面等の界面に入射して、当該界面から出射する光において、入射面に対して平行となるP偏光成分と、これに垂直となるS偏光成分に生じる位相差(P偏光成分の位相角の進みδpおよびS偏光成分の位相角の進みδsの差)の入射角θ1依存性を示す。図5に示すように、特性線401は、媒質nが1.59のときの光の入射角に対するP偏光成分の位相角の進みδpを示しており、特性線402は入射角に対するS偏光成分の位相角の進みδsを示している。
入射角θ1が全反射角(臨界角)θcのとき、または、入射角θ1が90°のとき、P偏光、S偏光ともに位相角の進みは等しいが、その変化様相は異なっている。特性線403はP偏光とS偏光の位相差δ(=δp−δs)を表している。つまり、界面への入射角θ1によって、反射される光の位相変化量がP偏光、S偏光間とで異なり、入射角θc〜90°内で連続的に変化し、特に、入射角θ1が全反射角θc以上90°未満で全反射される際に、P偏光とS偏光の位相差δが生じることとなる。
すなわち、位相角の進みδp、δsは、全反射の際における入反射角θ1と、導光板屈折率nLGと空気の屈折率と依存する。ここで、入射光と反射光が進行する方位が共通する場合、具体的には、導光板130内部をφ=90度方向に入射光が進行して界面320においてφ=90度方向に全反射する場合において、当該入射光がφ=0度方向のS偏光成分(あるいはP偏光成分)のみであれば、位相進みが生じるに過ぎず、S偏光成分がP偏光成分に変換はされない。(これは、界面320を位相差板としてみたときの遅相軸が0°もしくは90°に相当するためである。)一方、導光板130内部において、入射光が全反射して異なる方位に進行する反射光となる場合、具体的には、導光板130内部をφ=90度方向に入射光が進行してφ=90度以外の方位に全反射する場合には、当該入射光のφ=0度方向の偏光成分は、その一部がφ=90度方向の偏光成分に変換されることとなる。
図6Aは、頂角が90度の断面が二等辺三角形状のプリズムが裏側に列をなして形成されたプリズム基板410に、P偏光となる直線偏光411と、S偏光となる直線偏光412を入射させる様子を示す図である。以下においては、プリズム基板410の内部において進行する光が、進行する方位を変化させて全反射されることにより偏光変換が生じる旨について説明する。同図においては、P偏光411およびS偏光412は、プリズム基板410に形成されたプリズムの稜線に対して平行となる方位から入射して、プリズム基板410内を進行して、その裏面に設けられた二等辺三角形状のプリズムの斜面に全反射されてプリズム基板410から出射する様子が示される。プリズム基板410内に入射したP偏光411およびS偏光412は、まず、二等辺三角形状のプリズムのいずれかの斜面において、P偏光411及びS偏光412が進行してきた方位とは異なる方位に全反射される。そして、P偏光411及びS偏光412は、当該斜面と向かい合って形成された斜面に到達することにより、当該進行してきた方位と同一の方位に戻すように全反射されて、プリズム基板410から出射されることとなる。
上述したように、プリズム基板410の二等辺三角形状のプリズムの斜面において、P偏光411及びS偏光412が異なる方位に全反射されることにより、これらの偏光成分が変換される。図6Bは、プリズム基板410に入射させたP偏光411とS偏光412の出射光の偏光度を調べた結果を示す図である。特性線421は、図6Aのプリズム基板410にP偏光方向の直線偏光411を入射させた時の出射光の偏光度を、特性線422は、S偏光方向の直線偏光412を入射させた時の出射光の偏光度を示す。尚、図6Bに示す偏光度P’は、以下の式(2)でその定義を示すものとし、偏光度P’はP偏光の強度IpとS偏光の強度Isで決まる。P’=1のときはP偏光方向の完全直線偏光、P’=−1はS偏光方向の完全直線偏光を示す。
プリズム基板410に、S偏光方向の直線偏光412を、入射角θ1を60度〜80度の範囲で入射させると、偏光度は−0.06〜0.4である。したがって、P’=−1のS偏光方向の直線偏光412を、図6Aに示されるようなプリズム基板410に入射させることにより、二等辺三角形状のプリズムの斜面に2回全反射されて、偏光変換が生じることとなる。
ここで本実施形態において導光板130の裏面に形成される偏光変換手段131は、導光板130に導光される光の進行方位を変化させるように傾斜した斜面を含むプリズムとして形成される。この斜面は、導光方位(φ=±90度の方位)とは異なる方位を向いて形成され、当該斜面における法線は導光方位とは異なる方位となっている。このため、φ=90度(もしくはφ=−90度)の方位に、導光板130内部を進行する光は、当該斜面に全反射させられる際に進行方位も変化させられて、その偏光成分が変換されることとなる。
図7A〜Dは、本実施形態に係る導光板130の裏面と発光面の様子を示す図である。同図で示すように、導光板130の裏面には、少なくとも2つの斜面を有して断面が三角形状となる複数のプリズムが配置されている。当該2つの斜面は、導光板130内部を進行して導光方位から入射する光を、導光方位とは異なる進行方位に変化させるように形成されている。2つの斜面のうちの一方に導光方位から入射した光は、異なる進行方位に変化させられて、他方の斜面に入射する。他方の斜面に入射した光は、進行方位を導光方位に近づけるように再び反射されてプリズムから出射する。このため当該2つの斜面の法線は、導光方位とは異なる方位に傾斜している。また、プリズムが直線溝状となる場合には、導光方位に対して垂直となる方位(方位角=0°)とは異なる方位に延伸し、直線溝状に延伸する方位と導光方位とが為す角度を30度以下(本実施形態では、プリズムが延伸する方位を60°≦φ≦120°)にするのが好適であり、当該角度は10度以下(本実施形態では、プリズムが延伸する方位を80°≦φ≦100°)にするのがさらに望ましい。本実施形態では、プリズムが直線溝状に形成されることで、稜線もしくは谷線が形成され、稜線もしくは谷線が一方向に延びる複数のプリズムが列をなして形成される。そして、当該プリズムのそれぞれは、頂角bをなすように配置された2つの斜面を有しており、当該2つの斜面が、等しい大きさの傾斜角度で傾斜している。具体的には、導光板130の裏面には、断面が二等辺三角形状の複数のプリズムが列をなしたプリズム列が偏光変換手段131として配置されている。この偏光変換手段131は、プリズムの頂角bやプリズムの稜線又は谷線の方位角φ(直線溝状となるプリズムが延伸する方位)を調節することにより、導光板130内部を進行する光の偏光状態を制御でき、P偏光とS偏光の相対位相をずらす位相子としての機能を有する。本実施形態におけるプリズム列の各プリズムには、裏面に対して等しい傾斜角度で頂角をなすように傾斜した1対の斜面が形成され、一方の斜面によって進行する方位を変化させられた光は、もう一方の斜面によって進行する方位を元に戻すように全反射される。このように、少なくとも2回全反射させて、導光方位に進行する光の進行方位を戻すようにすることで、偏光変換の効率が向上する。なお、導光板130に偏光変換手段131として形成されるプリズム列の各プリズムは、3以上の複数の斜面や平面を含んでいてもよいし、当該プリズムにおける2つの斜面が異なる傾斜角度で傾斜していてもよい。これらの場合であっても、法線が傾斜する方位が、導光方位とはならないように斜面が形成されたプリズムであれば、導光方位に進行する光を偏光変換させる機能を有することとなる。
また、導光板130内を導波する光を発光面に出射させるための構造である出射手段132も、反射シート140側となる導光板130の裏面に設けられる。本実施形態における出射手段132は、図7Bで示すように、導光板の外から見てプリズム列における谷線上に設けられて、傾斜角度が0.5〜3度となる傾斜面が複数箇所に形成されて実現される。図7Bおよび図7Cは、図7Aにおける断面7B―7B、断面7C―7Cの様子をそれぞれ示す図であり、これらで示されるように、導光板130内部からみて稜線または谷線となる位置(もしくはその両方の位置)において、これらと重複するようにして出射手段132が突起(又は陥没)して規則的にまたは連続的に配置される。出射手段132は、導光方位に進行する光を臨界角よりも小さな角度で発光面に入射させて、主にP偏光成分が発光面から出射して、S偏光成分は再び裏面に向けて反射することとなる。裏面に到達したS偏光成分の光は、偏光変換手段131のプリズムに全反射させられることにより、その一部がP偏光成分の光に変換される。
図7Dは、本実施形態に係る導光板130の発光面の様子を示す図であり、光源部150によって生じる光源のムラを解消するための表面加工がなされている。光源部150による輝度のムラは、φ=0度、180度の方位に生じる傾向にあるため、導光方位に垂直となる方位の輝度の分布の均一性を向上させるように形状が加工されている。このため、発光面には、φ=90度となる導光方位に沿って直線状となる溝状の加工が光源部150の配置に応じてなされる。
図8は、稜線がφ=90°の方位であって、断面が二等辺三角形状となるプリズムが裏側に列をなして形成されたプリズム基板に、表側から、S偏光となる直線偏光がφ=90度の方位から入射する場合の、プリズム頂角bと出射光の偏光度との関係を示すグラフである。同図においては、入射角度が62度、及び76度の場合がプロットされているが、これらは、稜線がφ=90°の方位の二等辺三角形状のプリズムを裏面に有する導光板130から、S偏光の光が、出射角度62度および76度で発光面から出射する場合に対応し、それらが偏光変換される度合いを示している。なお、出射角度62度および76度の光は、上記したような、導光板130から出射する光の輝度や光度がピークとなる60〜80度の出射角度に対応している。なお、本実施形態のように、断面が二等辺三角形状に形成されたプリズムを有する導光板130の場合において、偏光変換手段131への光線の入射角がθc以上90°未満となると全反射する。全反射すると、図5の特性線403に示されるP偏光とS偏光の位相差δが有限となるので、上記のような方位φの稜線や頂角bとなるプリズム列を設けることで、導光板150内に残っているφ=0°の方向のS偏光成分が、φ=90°の方向のP偏光成分に変換されることとなる。
図8に示されるように、頂角bが90度よりも大きくなる角度において、φ=90度の方位から導光板130の発光面に入射するS偏光(偏光度:P’=−1)の偏光度P’が大きくなるため、偏光変換機能が高くなる。そして、プリズムの頂角bが100度≦b≦130度の形状である場合、導光板130内部を進行するS偏光が、角度62度で導光板130より出射した際の偏光度がP’=0.9以上となり、導光板130における偏光変換手段131による偏光変換機能が高くなる。さらに、プリズムの頂角bが110度≦b≦130度の形状である場合、導光板130内部を進行するS偏光が、角度62度、76度とも導光板130より出射した際の偏光度がP’=0.8以上となり、導光板130における偏光変換手段131による偏光変換機能が高くなるためさらに望ましい。なお、このような頂角bの角度設定の範囲は、プリズムの稜線が80度≦φ≦100度(もしくは、260度≦φ≦280度)となる範囲の方位であってもほぼ同様に成立する。
また、プリズムの頂角bが80度≦b≦100度であって、稜線の方位角が80度≦φ≦100度(もしくは、260度≦φ≦280度)の形状である場合には、導光方向(φ=90°)から偏光変換手段131の一方の斜面に入射した光が他方の斜面で反射され、再びほぼ導光方向に出射される。そのため、偏光変換手段131による光線進行方向の変化が小さく、発光面に形成する溝状形状等にとって光源の輝度ムラの解消が容易となる。図8で示されるように、この場合、導光板130内部を進行するS偏光が、出射角度76度で出射する場合の偏光度P’は−0.4〜0.6の範囲であり偏光変換効率はピークよりは低くなるものの偏光変換効果は得られるものである。したがって、導光板130の偏光変換効果を得るとともに光源輝度の面内均一性を向上する場合にはプリズムの頂角bを80度≦b≦100度の範囲にとることが有効である。
図7の各図に示されるような導光板130を用いると、導光板130内のφ=0°の方向の偏光成分をφ=90°の方向の偏光成分に変換する効果があり、発光面から出射角61°で出射するように発光面に入射する光の偏光度Pは、0%から16%に向上し、出射角76°の場合は14%から25%に向上する。
プリズムシート120は、少なくとも2つの斜面を有し、その稜線が一方向に伸びるプリズム列を備える。プリズムシート120は、図9に示すようにプリズム121と基材122で構成されている。
プリズムシートの基材122は例えば、透明なフィルムでトリアセチルセルロースフィルムや無延伸のポリカーボネートフィルムなど少なくとも面内の屈折率異方性がほとんどない光学的に等方な透明体を用いることができる。またポリカーボネート系樹脂やオレフィン系樹脂などからなるフィルムを一方向に延伸することで面内に屈折率の一軸異方性を持たせた透明体を用いることができる。ただし、これらのフィルムは1軸異方性を有するため、プリズムシート120を通過する偏光方向がφ=90°である偏光成分に位相差が生じないようにするためにフィルムの遅相軸を0°もしくは90°にするのが望ましい。
更にポリカーボネート系樹脂やPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムを用いることも有効である。ただし、PETフィルムは2軸異方性を有するため、1軸異方性をもつフィルムと同様にプリズムシートを通過する偏光方向がφ=90°である偏光成分に位相差が生じないようにするのが望ましい。対策としては前記と同様にフィルムの遅相軸を0°もしくは90°に配置するようにすれば良い。
プリズム121の形状は、例えば、図9のような左右の斜面が非対称形状であるとしてもよい。本実施形態では、図9のようなプリズム形状を有するプリズムシート120で説明する。このプリズム121の断面形状は2種類の主たる傾斜角度を備える複数の斜面で構成されており、プリズム121の頂点からみて、相対的に光源から遠い側の斜面が少なくとも3つの斜面から構成され、そのうちの少なくとも一つの斜面は他の斜面に対してプリズムシート120の光出射面からみて逆向きの傾きを有する。プリズム稜線と直交する方位角において視野角(極角)を変えたときに生じる色の変化を抑制するためである。本実施形態のプリズムシート120は、導光板130からの光線を1回透過で取り出すため、導光板130に戻る光量が少ない。プリズムシート120を透過する光線は偏光が崩れにくく、プリズムシート120の界面において更に偏光度が強まって出射される。尚、本実施形態の場合、図9のような、左右非対称であるプリズム形状を有するプリズムシートであるが、プリズムシート120は、この形状に限定されず他の形状であってもよい。
拡散シート110はポリエチレンテレフタレート(PET)やポリカーボネート等の透明な高分子フィルムの表面に凹凸を形成する方法等で作成される。
以上説明した実施形態1の構成を用いると、プリズムシート120に入射する光における偏光方向がφ=90°である偏光成分の割合および光量が増える効果が得られる。したがって、下偏光板の透過軸をこの偏光方向φ=90°(導光方向に略平行)に近く配置することにより、面光源100から照射した光の下偏光板230での吸収による光損失が少なくなり、液晶パネル200における面光源100出射光の光利用効率が向上することとなる。また、反射シート140側の面を図7Aに示すような形状にすれば、金型を形成しやすく、射出形成のように型が必要な製造方法でも、偏光変換手段131、出射手段132の形成が容易になる。なお、本実施形態においては、偏光変換手段131のプリズム列において、導光板130の外側から見て谷線上に出射手段132を設けたが、導光板130の外側から見て稜線上に出射手段132を設けてもよく、出射手段132が偏光変換手段131のプリズム列における稜線若しくは谷線に重複して形成されればよい。また、本実施形態に係る偏光変換手段131におけるプリズムの発光面や裏面、光源部150からの光入射面においては、乱反射をなるべく生じさせないように平滑に加工される。具体的には、発光面、裏面、光入射面、及び、偏光変換手段131や出射手段132は、粗面として加工されるのではなく、それぞれ平滑な面で加工される。なお、本実施形態では出射手段132を、導光方位に内部を進行する光の進行する方位を保ちつつ発光面への入射角度を臨界角よりも小さくするように反射している。しかし、出射手段132で形成される傾斜面の法線を導光方位に対してずれるようにすること等により、導光方位に進行する光の方位を変化させつつ臨界角よりも小さくするように反射させてもよい。この場合には、出射手段132において導光方位に進行する光の極角だけでなく、方位角も変化して偏光成分も変換されることとなる。
[実施形態2]
次に、本発明に係る液晶表示装置の実施形態2について説明する。
次に、本発明に係る液晶表示装置の実施形態2について説明する。
本実施形態では、導光板130の偏光変換手段131のプリズムとプリズムとの間に傾斜のない平坦な面が配置されていることと、出射手段132の形状等で実施形態1と異なっている。その他の構成は実施形態1とほぼ同様になっており、実施形態1とほぼ同様である点については説明を省略する。
図10Aは、本実施形態に係る導光板130のプリズムシート120側の面を上にした様子を示す図であり、図10Bは、本実施形態に係る導光板130の反射シート140側の面を上にした様子を示す図である。図10Aで示されるように、偏光変換手段131は、少なくとも2つの斜面を含むプリズムが列をなして構成され、偏光変換手段131は反射シート140側に配置される。そして、偏光変換手段131における2つのプリズムの間には、平らな面が設けられている。また、図10Aで示されるように、出射手段132は、光入射面を有する側面と平行な方向に延びて、発光面に対して0.5〜3度で傾斜した斜面が、断続的あるいは規則的に配置されることによって構成される。図10Aのように、平らな部分を2つのプリズムの間に配置にすることにより、平らな部分により光がまっすぐ進むことができる。したがって、光源部150側と、光源部150側とは反対側の光量が均一になるため、光源部150による光の面内分布のばらつきが抑制でき、面光源100の輝度が向上する。なお、このような平らな面は、本実施形態では、凸型となる2つのプリズム間の谷間に形成されるが、凸型となるプリズムの頂部に形成されてもよい。
[実施形態3]
次に、本発明に係る液晶表示装置の実施形態3について説明する。
次に、本発明に係る液晶表示装置の実施形態3について説明する。
本実施形態では、導光板130の出射手段132及び偏光変換手段131が反射シート140側にあり、光源のムラを消す形状がプリズムシート120側にある点で実施形態1と共通している。そして、実施形態1では偏光変換手段131であるプリズム列の間に出射手段132が導光板130の外側からみた場合の谷線と重複して設けられるのに対して、実施形態3では、プリズム列が導光方位において断続的に複数箇所に配置されて、出射手段132は、断続的に配置された各プリズム列の間において形成される。この点で実施形態3は、実施形態1及び2と異なっているが、その他の構成は実施形態1及び2とほぼ同様になっており、実施形態1及び2とほぼ同様である点については説明を省略する。
図11Aは、本実施形態に係る導光板130の反射シート140側の面を上にした様子を示す図であり、図11Bは、本実施形態に係る導光板130のプリズムシート140側の面を上にした様子を示す図である。図11Aで示されるように、偏光変換形状131と出射手段132は、反射シート140側に配置されて導光方位に交互となるように並べられている。図11Aのような配置にすることにより、プリズムシート120側に光源のムラを消す形状133をつけることが可能となり、光源部150による光の面内分布のばらつきが抑制でき、面光源100の輝度が向上する。
なお、反射シート140側の面を図11Cに示すように偏光変換手段131と出射手段132とを、隙間がなくなるようにつなげると偏光変換手段131の断面からの光漏れが抑制できる。
[実施形態4]
本発明に係る液晶表示装置の実施形態4について図12A及び図12Bを用いて説明する。図12Aは、実施形態4に係る導光板130の反射シート140側の面を上にした様子を示す図であり、図12Bは、実施形態4に係る導光板130のプリズムシート120側の面を上にした様子を示す図である。すなわち、実施形態4は、導光板130における偏光変換手段131のプリズム列が発光面において形成されて、出射手段132が導光板130の裏面に配置されている点で実施形態1〜3と異なっているが、その他の構成は実施形態1〜3とほぼ同様になっており、実施形態1〜3とほぼ同様である点については説明を省略する。発光面において偏光変換手段131のプリズム列が配置されることにより、偏光変換が生じて面光源100の光利用効率が向上する。
本発明に係る液晶表示装置の実施形態4について図12A及び図12Bを用いて説明する。図12Aは、実施形態4に係る導光板130の反射シート140側の面を上にした様子を示す図であり、図12Bは、実施形態4に係る導光板130のプリズムシート120側の面を上にした様子を示す図である。すなわち、実施形態4は、導光板130における偏光変換手段131のプリズム列が発光面において形成されて、出射手段132が導光板130の裏面に配置されている点で実施形態1〜3と異なっているが、その他の構成は実施形態1〜3とほぼ同様になっており、実施形態1〜3とほぼ同様である点については説明を省略する。発光面において偏光変換手段131のプリズム列が配置されることにより、偏光変換が生じて面光源100の光利用効率が向上する。
導光板130の発光面に偏光変換手段131が存在する場合であっても、実施形態1の場合と同様に、P偏光成分の高い光が導光板130から出射して、S偏光成分の高い光が導光板130内に残されやすくなり、残されたS偏光成分の光が偏光変換手段131によって2回全反射されて偏光変換される。導光板130内に残されて偏光変換された光は、出射手段132で全反射されることで臨界角よりも小さな角度で発光面に対して入射し、P偏光成分の高い光が効率的に出射されることとなる。
[実施形態5]
本発明に係る液晶表示装置の実施形態5について図13及び図14を用いて説明する。図13は、実施形態5に係る液晶表示装置を構成する各部品を分離した様子を示す図である。すなわち、実施形態5は、面光源100を構成する部材の構成数や、2枚のプリズムシート120、160が用いられている点や、拡散シート170が用いられている点で、上記の実施形態1〜4と異なるが、その他の点ではほぼ同様である。以下の説明においては、実施形態1〜4とほぼ同様となる点についての説明は、省略するものとする。図13で示すように、プリズムシート120、160の稜線方向は、互いに直交するように配置されている。
本発明に係る液晶表示装置の実施形態5について図13及び図14を用いて説明する。図13は、実施形態5に係る液晶表示装置を構成する各部品を分離した様子を示す図である。すなわち、実施形態5は、面光源100を構成する部材の構成数や、2枚のプリズムシート120、160が用いられている点や、拡散シート170が用いられている点で、上記の実施形態1〜4と異なるが、その他の点ではほぼ同様である。以下の説明においては、実施形態1〜4とほぼ同様となる点についての説明は、省略するものとする。図13で示すように、プリズムシート120、160の稜線方向は、互いに直交するように配置されている。
図14は、実施形態5に係るプリズムシート120又は160の断面を拡大した様子を示す図である。同図で示すように、プリズム121の形状は左右の斜面が対称形状であり、つまり、形状が二等辺三角形であるプリズムを用いる。実施形態5における面光源100は、導光板130の発光面より出射した光を拡散シート170、プリズムシート160、120によって、出射光線の極角θを徐々に小さくするようにして、液晶パネル200に対して垂直となる方向に近づけていく(立ち上げる)。また、プリズムシート120、160によって光が集光される。すなわち、導光板130より出射した光の立ち上げ、および光の集光するための光学シートの枚数が、上記の実施形態1〜4とは異なっている。
面光源100の正面出射に寄与する導光板130出射時の光の方位角φは、90°(又は270°)であり、導光板130出射時にピーク輝度を有する方位角と一致する。φ=90°の出射光は、φ=90度の偏光方向の割合が高い。この方位角における偏光度を、偏光変換手段131によりさらに向上させることにより、面光源100の光利用効率を向上することができる。
[実施形態6]
本発明に係る液晶表示装置の実施形態6について、図15を用いて説明する。図15は、実施形態6に係る液晶表示装置を構成する各部品を分離した様子を示す図である。実施形態6は、液晶パネル200と拡散シート110の間に反射偏光フィルム180が挿入されている点等で実施形態5と異なる。
本発明に係る液晶表示装置の実施形態6について、図15を用いて説明する。図15は、実施形態6に係る液晶表示装置を構成する各部品を分離した様子を示す図である。実施形態6は、液晶パネル200と拡散シート110の間に反射偏光フィルム180が挿入されている点等で実施形態5と異なる。
反射偏光フィルム180の透過軸は、下偏光板230の透過軸とほぼ同じ方向であり、反射偏光フィルム180は、透過軸と垂直方向の偏光を反射する。したがって、実施形態5よりも、導光板130への戻り光の光量は多くなる。下偏光板230の透過軸と直交する偏光方向の光である戻り光は、導光板130で偏光変換されて、下偏光板230の透過軸と平行な成分を多くして再び反射偏光フィルム180に向かうようにさせる。このようにすることで、面光源100の光利用効率が向上する。
反射偏光フィルム180には、DBEFやBEF−RPが多く用いられている。実施形態6は、反射偏光フィルム180を設けること等の上述した点以外については、実施形態5とほぼ同様であるため、説明を省略する。なお、実施形態5においては、実施形態5と同様にプリズムシート120、160や拡散シート170を設けているが、プリズムシートが1枚である実施形態1〜5においても反射偏光フィルム180を同様に、設けるようにしてもよい。また、反射偏光フィルム180は、実施形態6では拡散フィルム110と下偏光板230との間に配置されているが、下偏光板230と導光板130の間であれば、他の場所に配置してもよい。
[実施形態7]
本発明に係る液晶表示装置の実施形態7について、図16、図17を用いて説明する。図16は、実施形態7に係る液晶表示装置を構成する各部品を分離した様子を示す図である。実施形態7の構成では、面光源100を構成する部材の構成数およびプリズムシート120の形状が実施形態1〜4と異なる。これ以外の点では、実施形態1と同様であり、説明がほぼ同様となる部分に関しては省略する。
本発明に係る液晶表示装置の実施形態7について、図16、図17を用いて説明する。図16は、実施形態7に係る液晶表示装置を構成する各部品を分離した様子を示す図である。実施形態7の構成では、面光源100を構成する部材の構成数およびプリズムシート120の形状が実施形態1〜4と異なる。これ以外の点では、実施形態1と同様であり、説明がほぼ同様となる部分に関しては省略する。
図17は、実施形態7に係るプリズムシート120の一部を拡大した断面図である。実施形態7では、プリズムシート120のプリズムは基材122の導光板130側に設けられており、この点において実施形態1〜4とは異なっている。導光板130より出射した光は、プリズム121に入射し、入射したプリズム斜面とは反射側の斜面で全反射して正面(液晶パネル200の法線方向)に立ち上げられる。拡散シート110によって面内均一性、光源の輝度視野角の拡大を図る。拡散シート110は、プリズムシート120から出射される光の偏光状態をなるべく変えない特性を持つことが望ましい。
実施形態7の構成では、導光板130からの光線を1回透過で取り出すため、導光板130に戻る光量が少ない。したがって、プリズムシート120を透過する光線は偏光が崩れにくく、界面において更に偏光度が強まって出射される。したがって、導光板130より出射される光の偏光度を向上することにより面光源100の偏光度が向上し、下偏光板230で吸収される光が少なくなり、面光源100の光利用効率が向上する。
100 面光源、110 拡散シート、120 プリズムシート、121 プリズム、122 基材、130 導光板、131 偏光変換手段、132 出射手段、133 光源のムラを消す形状、140 反射シート、150 光源部、160 プリズムシート、170 拡散シート、180 反射偏光フィルム、200 液晶パネル、210 上偏光板、220 液晶セル、230 下偏光板、310 入射面、320 反射面、330 界面の光出射面の法線、331 P偏光、332 S偏光、410 プリズム基板、411 P偏光方向の直線偏光、412 S偏光方向の直線偏光。
Claims (19)
- 1又は複数の光源部と、
前記1又は複数の光源部からの光を側方から導光して面状に発光させる発光面を備えた導光板と、
前記発光面に対向する側に下偏光板を備えた液晶パネルと、を有する液晶表示装置であって、
前記下偏光板は、前記導光板が光を導光する導光方位に沿うような方向に透過軸を有し、
前記導光板は、
前記発光面及びその裏面の少なくとも一方において偏光変換手段を有し、
前記偏光変換手段は、前記導光方位から入射する光を異なる進行方位に反射させて、かつ、該異なる進行方位に反射した光の進行方位を前記導光方位に近づけるようにさらに反射させることにより、前記導光方位から進行する光の偏光を変換する、
ことを特徴とする液晶表示装置。 - 請求項1に記載された液晶表示装置において、
前記偏光変換手段は、前記導光方位から入射する光を前記異なる進行方位に反射させる斜面と、前記異なる進行方位に反射した光の進行方位を前記導光方位に近づけるようにさらに反射させる斜面との少なくとも2つの斜面を有するプリズムを含んで構成される、
ことを特徴とする液晶表示装置。 - 請求項2に記載された液晶表示装置において、
前記プリズムは、前記少なくとも2つの斜面によって断面が三角形状に形成されて、
前記少なくとも2つの斜面の法線は、前記導光方位とは異なる方位となる、
ことを特徴とする液晶表示装置。 - 請求項3に記載された液晶表示装置において、
前記プリズムは、前記導光方位に対して垂直となる方位とは異なる方位に延伸する直線溝状の形状である、
ことを特徴とする液晶表示装置。 - 請求項3に記載された液晶表示装置において、
前記偏光変換手段は、複数の前記プリズムが列をなして形成されるプリズム列を含み、
前記プリズム列における前記プリズムの各々は、前記導光方位に対して垂直となる方位とは異なる方位に延伸する直線溝状の形状である、
ことを特徴とする液晶表示装置。 - 請求項3に記載された液晶表示装置において、
前記プリズムは、断面が二等辺三角形状に形成されて、前記少なくとも2つの斜面が対称に形成される、
ことを特徴とする液晶表示装置。 - 請求項5に記載された液晶表示装置において、
前記プリズムの各々が延伸する方位と、前記導光方位とがなす角度は、10度以下であって、
断面が三角形状に形成される前記プリズムの頂角bは、80度≦b≦130度の範囲にある、
ことを特徴とする液晶表示装置。 - 請求項7に記載された液晶表示装置において、
前記頂角bは、80度≦b≦100度の範囲にある、
ことを特徴とする液晶表示装置。 - 請求項6に記載された液晶表示装置において、
前記頂角bは、110度≦b≦130度の範囲にある、
ことを特徴とする液晶表示装置。 - 請求項3に記載された液晶表示装置において、
前記導光板は、前記発光面及び前記裏面が平滑に形成されて、
前記偏光変換手段が含む前記プリズムは、前記少なくとも2つの斜面が平滑に形成される、
ことを特徴とする液晶表示装置。 - 請求項3に記載された液晶表示装置において、
前記導光板は、前記導光方位に内部を進行する光を、臨界角よりも小さな角度で前記発光面に入射させることにより前記発光面から出射させる複数の出射手段を有する、
ことを特徴とする液晶表示装置。 - 請求項11に記載された液晶表示装置において、
前記複数の出射手段は、前記導光方位に内部を進行する光を前記導光方位に反射して、前記発光面に臨界角よりも小さな角度で入射させる、
ことを特徴とする液晶表示装置。 - 請求項11に記載された液晶表示装置において、
前記複数の出射手段は、前記発光面もしくは前記裏面の複数箇所に断続的に配置される、
ことを特徴とする液晶表示装置。 - 請求項11に記載された液晶表示装置において、
前記裏面に、前記偏光変換手段及び前記複数の出射手段が配置される、
ことを特徴とする液晶表示装置。 - 請求項14に記載された液晶表示装置において、
前記発光面には、前記1又は複数の光源部の配置にしたがって、前記導光方位にそって直線状となる溝状のパターンが形成される、
ことを特徴とする液晶表示装置。 - 請求項14に記載された液晶表示装置において、
前記偏光変換手段は、複数の前記プリズムが列をなして形成されるプリズム列を含み、
前記プリズム列における前記プリズムの各々は、前記導光方位に対して垂直となる方位とは異なる方位に延伸する直線溝状の形状であって、
前記複数の出射手段は、前記プリズム列における稜線又は谷線と重複するようにして、それぞれ配置される、
ことを特徴とする液晶表示装置。 - 請求項14に記載された液晶表示装置において、
前記導光板は、前記裏面に前記偏光変換手段を有し、
前記偏光変換手段は、複数の前記プリズムが列をなして形成される複数のプリズム列を含み、
前記各プリズム列における前記プリズムの各々は、前記導光方位に対して垂直となる方位とは異なる方位に延伸する直線溝状の形状であって、
前記複数のプリズム列は、前記導光方位に沿って断続的に配置されて、
前記複数の出射手段のうちの少なくとも1つは、断続的に配置された前記複数のプリズム列の2つの間に介在するように配置される、
ことを特徴とする液晶表示装置。 - 請求項1に記載された液晶表示装置において、
前記下偏光板と前記導光板の間には、偏光反射板が配置されて、
前記偏光反射板は、前記透過軸に直交する方向の偏光成分の光を前記導光板側に反射し、
前記偏光変換手段は、前記導光板の前記裏面に形成される、
ことを特徴とする液晶表示装置。 - 請求項1に記載された液晶表示装置において、
前記導光板は、前記発光面及びその裏面の少なくとも一方において、前記導光方位に内部を進行する光の進行方位を変化させるように少なくとも2回全反射させて、該光の偏光を変換する偏光変換手段を有する、
ことを特徴とする液晶表示装置。
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