JP2009158155A - 故障判定システムおよび故障判定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 誤判定が抑制された故障判定システムおよび故障判定方法を提供する。
【解決手段】 故障判定システム(100)は、燃料電池にエアを供給するコンプレッサ(10)の故障判定を行う故障判定システムであって、コンプレッサの回転数検出値と回転数目標値との差の絶対値が所定値以上、または、コンプレッサの流量検出値と流量目標値との差の絶対値が所定値以上で、所定時間経過した場合に、コンプレッサが故障していると故障判定する判定手段(20)と、回転数目標値または流量目標値が変更される場合に、コンプレッサの故障判定基準を変更する変更手段(20)と、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、故障判定システムおよび故障判定方法に関する。
燃料電池は、一般的には水素及び酸素を燃料として電気エネルギーを得る装置である。この燃料電池は、環境面において優れかつ高いエネルギー効率が実現できることから、今後のエネルギー供給システムとして広く開発が進められてきている。
ところで、燃料電池へのエア供給手段が故障すると、発電に最適な流量および圧力を有するエアを燃料電池に供給することが困難となる。したがって、エア供給手段の故障判定を適切に行うことが重要である。そこで、コンプレッサの回転数と指令値との差の絶対値が所定値以上で、所定時間経過した場合にエア供給システムの故障と判定する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−179072号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、コンプレッサの回転数を低下させる際にコンプレッサの回転数の低下が追いつかず、エア供給システムの故障であると誤判定されるおそれがある。
本発明は、誤判定が抑制された故障判定システムおよび故障判定方法を提供することを目的とする。
本発明に係る故障判定システムは、燃料電池にエアを供給するコンプレッサの故障判定を行う故障判定システムであって、コンプレッサの回転数検出値と回転数目標値との差の絶対値が所定値以上、または、コンプレッサの流量検出値と流量目標値との差の絶対値が所定値以上で、所定時間経過した場合に、コンプレッサが故障していると故障判定する判定手段と、回転数目標値または流量目標値が変更される場合にコンプレッサの故障判定基準を変更する変更手段と、を備えることを特徴とするものである。本発明に係る故障判定システムにおいては、コンプレッサの回転数低下時には故障判定基準が変更されることから、誤判定を抑制することができる。
本発明に係る他の故障判定システムは、燃料電池にエアを供給するコンプレッサの故障判定を行う故障判定システムであって、コンプレッサの回転数検出値と回転数目標値との差の絶対値が所定値以上、または、コンプレッサの流量検出値と流量目標値との差の絶対値が所定値以上で、所定時間経過した場合に、コンプレッサが故障していると故障判定する判定手段と、コンプレッサの回転数低下時に、判定手段による故障判定を停止させる停止手段と、を備えることを特徴とするものである。本発明に係る故障判定システムにおいては、コンプレッサの回転数低下時には故障判定が停止されることから、誤判定を抑制することができる。
停止手段は、回転数検出値が回転数目標値を下回ると、判定手段による故障判定の停止を解除してもよい。この場合、コンプレッサの回転数が十分に低下した場合には、故障判定が行われる。それにより、回転数低下時におけるコンプレッサの故障判定が遅れることを抑制することができる。
本発明に係る他の故障判定システムは、燃料電池にエアを供給するコンプレッサの故障判定を行う故障判定システムであって、コンプレッサの回転数検出値と回転数目標値との差の絶対値が所定値以上、または、コンプレッサの流量検出値と流量目標値との差の絶対値が所定値以上で、所定時間経過した場合に、コンプレッサが故障していると故障判定する判定手段と、コンプレッサの回転数低下時には、所定値または所定時間を変更する変更手段と、を備えることを特徴とするものである。本発明に係る故障判定システムにおいては、コンプレッサの回転数低下時には故障判定されにくくなるので、誤判定を抑制することができる。
コンプレッサは、ターボコンプレッサであってもよい。ターボコンプレッサは高回転するため、回転数低下に長時間を要する。したがって、本発明は、ターボコンプレッサに対して特に大きい効果を有する。
本発明に係る故障判定方法は、燃料電池にエアを供給するコンプレッサの故障判定を行う故障判定方法であって、コンプレッサの回転数検出値と回転数目標値との差の絶対値が所定値以上、または、コンプレッサの流量検出値と流量目標値との差の絶対値が所定値以上で、所定時間経過した場合に、コンプレッサが故障していると故障判定する判定ステップと、回転数目標値または流量目標値が変更される場合に、コンプレッサの故障判定基準を変更する変更ステップと、を含むことを特徴とするものである。本発明に係る故障判定方法においては、コンプレッサの回転数低下時には故障判定基準が変更されることから、誤判定を抑制することができる。
本発明に係る他の故障判定方法は、燃料電池にエアを供給するコンプレッサの故障判定を行う故障判定方法であって、コンプレッサの回転数検出値と回転数目標値との差の絶対値が所定値以上、または、コンプレッサの流量検出値と流量目標値との差の絶対値が所定値以上で、所定時間経過した場合に、コンプレッサが故障していると故障判定する判定ステップと、コンプレッサの回転数低下時に、判定手段による故障判定を停止させる停止ステップと、を含むことを特徴とするものである。本発明に係る故障判定方法においては、コンプレッサの回転数低下時には故障判定が停止されることから、誤判定を抑制することができる。
停止ステップにおいて、回転数検出値が回転数目標値を下回ると、判定手段による故障判定の停止を解除させてもよい。この場合、コンプレッサの回転数が十分に低下した場合には、故障判定が行われる。それにより、回転数低下時におけるコンプレッサの故障判定が遅れることを抑制することができる。
本発明に係る他の故障判定方法は、燃料電池にエアを供給するコンプレッサの故障判定を行う故障判定方法であって、コンプレッサの回転数検出値と回転数目標値との差の絶対値が所定値以上、または、コンプレッサの流量検出値と流量目標値との差の絶対値が所定値以上で、所定時間経過した場合に、コンプレッサが故障していると故障判定する判定ステップと、コンプレッサの回転数低下時には、所定値または所定時間を変更する変更ステップと、を含むことを特徴とするものである。本発明に係る故障判定方法においては、コンプレッサの回転数低下時には故障判定されにくくなるので、誤判定を抑制することができる。
コンプレッサは、ターボコンプレッサであってもよい。ターボコンプレッサは高回転するため、回転数低下に長時間を要する。したがって、本発明は、ターボコンプレッサに対して特に大きい効果を有する。
本発明によれば、誤判定を抑制することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1は、本発明の第1実施例に係る故障判定システム100の全体構成を示す模式図である。図1に示すように、故障判定システム100は、燃料電池スタック200にエアを供給するためのエア供給システムの故障判定を行うシステムであり、エアコンプレッサ10、回転数検出手段11、流量検出手段12およびコントローラ20を備える。
まず、故障判定システム100の説明に先立ち、燃料電池スタック200の説明を行う。燃料電池スタック200は、複数のセルが積層されたスタック構造を有する。各セルは、イオン導電性を有する電解質膜をアノードおよびカソードで挟持した構造を有し、セパレータを介して積層されている。カソードには、エアが流動するマニホールドが接続されている。アノードには、燃料ガスが流動するマニホールドが接続されている。カソードにエアが供給されかつアノードに燃料ガスが供給されることによって、各セルにおいて発電が行われる。
続いて、故障判定システム100の各部の説明を行う。エアコンプレッサ10は、燃料電池スタック200の各カソードにエアを供給するための圧縮機である。エアコンプレッサ10は、特に限定されるものではなく、例えばスクリュー式コンプレッサ、ルーツ式コンプレッサ、スクロール式コンプレッサ、ターボ式コンプレッサ等である。
回転数検出手段11は、エアコンプレッサ10の回転数を検出するセンサである。流量検出手段12は、エアコンプレッサ10から燃料電池スタック200に供給されるエア量を検出する流量センサである。コントローラ20は、CPU(中央演算処理装置)、ROM(リードオンリメモリ)、RAM(ランダムアクセスメモリ)等から構成され、故障判定システム100の各部の制御、故障判定等を行う手段である。
以下、故障判定システム100の動作について説明する。まず、コントローラ20は、燃料電池スタック200が搭載された車両の要求電力を受け取る。コントローラ20は、この要求電力に基づいて、燃料電池の発電量を算出する。コントローラ20は、この発電量に見合うエア量を決定する。このエア量を流量目標値と定義する。なお、燃料電池スタック200の発電終了時には、発電量に見合うエア量ではなく、パージに必要なエア量が流量目標値となる。
コントローラ20は、流量目標値に応じたエアコンプレッサ10の回転数を決定する。この回転数を回転数目標値と定義する。コントローラ20は、回転数目標値に応じてエアコンプレッサ10に供給される電力を算出し、算出された電力が図示しない電源からエアコンプレッサ10に供給されるように図示しない各部を制御する。それにより、エアコンプレッサ10は、回転を開始してエアを燃料電池スタック200の各カソードに供給する。
回転数検出手段11は、エアコンプレッサ10の回転数を検出する。この検出値のことを、回転数検出値と定義する。回転数検出手段11は、回転数検出値をコントローラ20に与える。流量検出手段12は、エアコンプレッサ10から燃料電池スタック200に流動するエアの流量を検出する。この検出値のことを、流量検出値と定義する。流量検出手段12は、流量検出値をコントローラ20に与える。コントローラ20は、回転数目標値、回転数検出値、流量目標値および流量検出値に基づき、エアコンプレッサ10の回転数をフィードバック制御する。
コントローラ20は、このフィードバック制御の実行中に、エアコンプレッサ10の故障判定を行う。具体的には、コントローラ20は、回転数検出値と回転数目標値との差の絶対値が回転数しきい値以上、または、流量検出値と流量目標値との差の絶対値が流量しきい値以上で、所定時間経過した場合に、エアコンプレッサ10が故障していると判定する。その後、コントローラ20は、エアコンプレッサ10の異常処理を実行する。なお、回転数しきい値、流量しきい値および経過時間のしきい値(以下、時間しきい値と称する)として、適当な値が選択される。
ここで、エアコンプレッサ10の回転数を低下させる場合、慣性力が働くことによって回転数低下に時間がかかることがある。この場合、回転数目標値と回転数検出値との差の絶対値が大きくなってしまうことから、エアコンプレッサ10が故障していると誤判定されるおそれがある。そこで、本実施例においては、コントローラ20は、回転数目標値を低下させた場合には、故障判定を停止する。それにより、誤判定を抑制することができる。特に、ターボコンプレッサのように高回転するコンプレッサを用いる場合には、回転数が低下するために長時間を要する。この場合、誤判定されやすくなる。したがって、ターボコンプレッサに対して、本発明は特に大きい効果を有する。
コントローラ20は、フローチャートに従って上記の故障判定を行う。以下、フローチャートの例について説明する。図2は、コントローラ20による故障判定のフローチャートの一例を示す図である。まず、コントローラ20は、燃料電池スタック200が搭載された車両の要求電力を受け取る(ステップS1)。次に、コントローラ20は、この要求電力に基づいて、燃料電池の発電量を算出する(ステップS2)。次いで、コントローラ20は、この発電量に見合う流量目標値を決定する(ステップS3)。
次に、コントローラ20は、流量目標値に応じて、回転数目標値を決定する(ステップS4)。次いで、コントローラ20は、回転数目標値に応じてエアコンプレッサ10に供給される電力を算出し、算出された電力が図示しない電源からエアコンプレッサ10に供給されるように図示しない各部を制御する(ステップS5)。次いで、コントローラ20は、エアコンプレッサ10が減速中であるか否かを判定する(ステップS6)。具体的には、コントローラ20は、回転数目標値が前回のフローチャート実行時の回転数目標値よりも大きいか否かによって判定する。
ステップS6において、エアコンプレッサ10が減速中であると判定されなかった場合、コントローラ20は、回転数目標値と回転数検出値との差の絶対値が回転数しきい値以上であるか否かを判定する(ステップS7)。ここで、回転数検出値として、回転数検出手段11の検出結果を用いる。次に、コントローラ20は、流量目標値と流量検出値との差の絶対値が流量しきい値以上であるか否かを判定する(ステップS8)。ここで、流量検出値として、流量検出手段12の検出結果を用いる。
次いで、コントローラ20は、ステップS7およびステップS8の少なくとも一方でしきい値以上であると判定されたか否かを判定する(ステップS9)。ステップS9においてステップS7およびステップS8の少なくとも一方でしきい値以上であると判定された場合、コントローラ20は、異常処理モードへ移行する。ステップS9においてステップS7およびステップS8の両方においてしきい値以上であると判定されなかった場合、コントローラ20は、フローチャートの実行を終了する。
ステップS6においてエアコンプレッサ10が減速中であると判定された場合、コントローラ20は、フローチャートの実行を終了する。それにより、誤判定を抑制することができる。なお、図2のステップS1およびステップS2において要求電力に基づいて流量目標値が決定されているが、パージに必要な流量目標値が決定されてもよい。
図3は、コントローラ20による故障判定のフローチャートの他の例を示す図である。図3のフローチャートが図2のフローチャートと異なる点は、ステップS6と終了処理との間にステップS10が挿入されている点である。図3においてはステップS10について説明し、その他の処理について簡略化のために説明を省略する。
コントローラ20は、ステップS6においてエアコンプレッサ10が減速中であると判定された場合、回転数目標値が回転数検出値を下回っているか否かを判定する(ステップS10)。ステップS10において回転数目標値が回転数検出値を下回っていると判定された場合、コントローラ20は、ステップS7を実行する。ステップS10において回転数目標値が回転数検出値を下回っていると判定されなかった場合、コントローラ20は、フローチャートの実行を終了する。
図3のフローチャートに従った場合、エアコンプレッサ10の回転数が十分に低下した場合には、故障判定が行われる。それにより、回転数低下時におけるエアコンプレッサ10の故障判定が遅れることを抑制することができる。
本実施例においては、コントローラ20が、判定手段および停止手段に相当する。
コントローラ10は、回転数目標値を低下させた場合に、故障判定基準を変更してもよい。例えば、回転数しきい値および流量しきい値を、より大きい値に設定してもよい。この場合、故障判定されにくくなるので、誤判定が抑制される。また、時間しきい値をより大きい値に設定してもよい。この場合においても故障判定されにくくなるので、誤判定が抑制される。
図4は、コントローラ20による故障判定のフローチャートの一例を示す図である。図4のフローチャートが図2のフローチャートと異なる点は、ステップS15が新たに挿入されている点である。図4においてはステップS15について説明し、その他の処理について簡略化のために説明を省略する。
コントローラ20は、ステップS6においてエアコンプレッサ10が減速中であると判定された場合、回転数しきい値および流量しきい値を、より大きい値に設定する(ステップS15)。その後、コントローラ10は、ステップS7を実行する。なお、ステップS15において、時間しきい値をより大きい値に設定してもよい。このフローチャートに従うことによって、誤判定が抑制される。
本実施例においては、コントローラ20が、判定手段および変更手段に相当する。
続いて、本発明の第3実施例に係る故障判定システム100aについて説明する。図5は、故障判定システム100aの全体構成を示す模式図である。図5に示すように、故障判定システム100aは、エアコンプレッサ10の代わりにエアコンプレッサ10aを備えている。エアコンプレッサ10aは、回転数低下時に、エアコンプレッサ10aの駆動用モータを発電機として使用し、発生電力をバッテリ等の蓄電手段に回生する。この場合、回転エネルギーが電力に変換されることから、エアコンプレッサ10aの回転数低下応答性が向上する。したがって、エアコンプレッサの回転数低下時における誤判定が抑制される。
ただし、バッテリの蓄電残量、DC−DCコンバータ許容量等に起因して、回生が不許可となる場合がある。この場合においては、回転エネルギーが電力に変換されないことから、回転数低下応答性が悪くなる。そこで、本実施例に係る故障判定システム100aは、回生不許可時に故障判定を停止する。それにより、誤判定を抑制することができる。
図6は、コントローラ20による故障判定のフローチャートの一例を示す図である。図6のフローチャートが図2のフローチャートと異なる点は、ステップS6と終了処理との間にステップS20が挿入されている点である。図6においてはステップS20について説明し、その他の処理について簡略化のために説明を省略する。
コントローラ20は、ステップS6においてエアコンプレッサ10aが減速中であると判定された場合、エアコンプレッサ10aの回生が許可されているか否かを判定する(ステップS20)。回生の許可または不許可は、バッテリの蓄電残量、DC−DCコンバータの許容量等に応じて決定される。
ステップS20においてエアコンプレッサ10aの回生が許可されていると判定されていると判定された場合、コントローラ20は、ステップS7を実行する。ステップS20においてエアコンプレッサ10aの回生が許可されていると判定されなかった場合、コントローラ20は、フローチャートの実行を終了する。
図6のフローチャートに従った場合、エアコンプレッサ10の回転数が低下しにくい場合には故障判定が回避される。それにより、誤判定が抑制される。一方、エアコンプレッサ10の回転数が低下しやすい場合には故障判定が行われる。それにより、故障判定が遅れることが抑制される。
図7は、コントローラ20による故障判定のフローチャートの他の例を示す図である。図7のフローチャートが図6のフローチャートと異なる点は、ステップS20と終了処理との間にステップS10が挿入されている点である。図7においてはステップS10およびステップS20について説明し、その他の処理について簡略化のために説明を省略する。
コントローラ20は、ステップS6においてエアコンプレッサ10aが減速中であると判定された場合、エアコンプレッサ10aの回生が許可されているか否かを判定する(ステップS20)。回生の許可または不許可は、バッテリの蓄電残量、DC−DCコンバータ許容量等に応じて決定される。
ステップS20においてエアコンプレッサ10aの回生が許可されていると判定されていると判定された場合、コントローラ20は、ステップS7を実行する。ステップS20においてエアコンプレッサ10aの回生が許可されていると判定されなかった場合、コントローラ20は、回転数目標値が回転数検出値を下回っているか否かを判定する(ステップS10)。ステップS10において回転数目標値が回転数検出値を下回っていると判定された場合、コントローラ20は、ステップS7を実行する。ステップS10において回転数目標値が回転数検出値を下回っていると判定されなかった場合、コントローラ20は、フローチャートの実行を終了する。
図7のフローチャートに従った場合、エアコンプレッサ10の回転数が低下しにくい場合には故障判定が回避される。それにより、誤判定が抑制される。ただし、エアコンプレッサ10の回転数が十分に低下した場合には、故障判定が行われる。回転数低下時におけるエアコンプレッサ10の故障判定が遅れることを抑制することができる。それにより、回転数低下時におけるエアコンプレッサ10の故障判定が遅れることを抑制することができる。一方、エアコンプレッサ10の回転数が低下しやすい場合には故障判定が行われる。それにより、故障判定が遅れることが抑制される。
なお、本実施例においては回生不許可時に故障判定を停止したが、実施例2のように故障判定基準を変更してもよい。この場合においても故障判定されにくくなるので、誤判定が抑制される。
本実施例においては、コントローラ20が、判定手段および停止手段に相当する。
なお、上記各実施例においては、エアコンプレッサの流量および回転数の両方を検出しているが、いずれか一方だけを検出してもよい。ただし、両方を検出することによって、一方が正常値で他方が異常値となる場合も故障と判定することができる。例えば、プロペラの破損など回転数が正常で流量が異常となる場合にも故障と判定することができる。
ここで、エアの供給手段としてエアコンプレッサを用いる場合には、圧縮されたエアをタンクに貯蔵しておいて使用する場合が多い。したがって、一般的にはエアコンプレッサの回転数の追随性はあまり問題とはならない。これに対して、燃料電池システムのようにエアコンプレッサによって圧縮されたエアをタンクに貯蔵せずに用いる場合には、回転数の追随性が問題となる。したがって、この場合には、本発明は特に効果を有することになる。
本発明の第1実施例に係る故障判定システムの全体構成を示す模式図である。 第1実施例に係る故障判定のフローチャートの一例を示す図である。 第1実施例に係る故障判定のフローチャートの他の例を示す図である。 第2実施例に係る故障判定のフローチャートの一例を示す図である。 本発明の第3実施例に係る故障判定システムの全体構成を示す模式図である。 第3実施例に係る故障判定のフローチャートの一例を示す図である。 第3実施例に係る故障判定のフローチャートの他の例を示す図である。
符号の説明
10 エアコンプレッサ
11 回転数検出手段
12 流量検出手段
20 コントローラ
100 故障判定システム
200 燃料電池スタック

Claims (10)

  1. 燃料電池にエアを供給するコンプレッサの故障判定を行う故障判定システムであって、
    前記コンプレッサの回転数検出値と回転数目標値との差の絶対値が所定値以上、または、前記コンプレッサの流量検出値と流量目標値との差の絶対値が所定値以上で、所定時間経過した場合に、前記コンプレッサが故障していると故障判定する判定手段と、
    前記回転数目標値または前記流量目標値が変更される場合に、前記コンプレッサの故障判定基準を変更する変更手段と、を備えることを特徴とする故障判定システム。
  2. 燃料電池にエアを供給するコンプレッサの故障判定を行う故障判定システムであって、
    前記コンプレッサの回転数検出値と回転数目標値との差の絶対値が所定値以上、または、前記コンプレッサの流量検出値と流量目標値との差の絶対値が所定値以上で、所定時間経過した場合に、前記コンプレッサが故障していると故障判定する判定手段と、
    前記コンプレッサの回転数低下時に、前記判定手段による故障判定を停止させる停止手段と、を備えることを特徴とする故障判定システム。
  3. 前記停止手段は、前記回転数検出値が前記回転数目標値を下回ると、前記判定手段による故障判定の停止を解除することを特徴とする請求項2記載の故障判定システム。
  4. 燃料電池にエアを供給するコンプレッサの故障判定を行う故障判定システムであって、
    前記コンプレッサの回転数検出値と回転数目標値との差の絶対値が所定値以上、または、前記コンプレッサの流量検出値と流量目標値との差の絶対値が所定値以上で、所定時間経過した場合に、前記コンプレッサが故障していると故障判定する判定手段と、
    前記コンプレッサの回転数低下時には、前記所定値または前記所定時間を変更する変更手段と、を備えることを特徴とする故障判定システム。
  5. 前記コンプレッサは、ターボコンプレッサであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の故障判定システム。
  6. 燃料電池にエアを供給するコンプレッサの故障判定を行う故障判定方法であって、
    前記コンプレッサの回転数検出値と回転数目標値との差の絶対値が所定値以上、または、前記コンプレッサの流量検出値と流量目標値との差の絶対値が所定値以上で、所定時間経過した場合に、前記コンプレッサが故障していると故障判定する判定ステップと、
    前記回転数目標値または前記流量目標値が変更される場合に、前記コンプレッサの故障判定基準を変更する変更ステップと、を含むことを特徴とする故障判定方法。
  7. 燃料電池にエアを供給するコンプレッサの故障判定を行う故障判定方法であって、
    前記コンプレッサの回転数検出値と回転数目標値との差の絶対値が所定値以上、または、前記コンプレッサの流量検出値と流量目標値との差の絶対値が所定値以上で、所定時間経過した場合に、前記コンプレッサが故障していると故障判定する判定ステップと、
    前記コンプレッサの回転数低下時に、前記判定手段による故障判定を停止させる停止ステップと、を含むことを特徴とする故障判定方法。
  8. 前記停止ステップにおいて、前記回転数検出値が前記回転数目標値を下回ると、前記判定手段による故障判定の停止を解除させることを特徴とする請求項7記載の故障判定方法。
  9. 燃料電池にエアを供給するコンプレッサの故障判定を行う故障判定方法であって、
    前記コンプレッサの回転数検出値と回転数目標値との差の絶対値が所定値以上、または、前記コンプレッサの流量検出値と流量目標値との差の絶対値が所定値以上で、所定時間経過した場合に、前記コンプレッサが故障していると故障判定する判定ステップと、
    前記コンプレッサの回転数低下時には、前記所定値または前記所定時間を変更する変更ステップと、を含むことを特徴とする故障判定方法。
  10. 前記コンプレッサは、ターボコンプレッサであることを特徴とする請求項6〜9のいずれかに記載の故障判定方法。

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